渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:渋谷

daphine_ifoundit

こんな記事を読みました。
大学生に広がる「アナログレコード」ブーム。あいみょん、星野源、キズナアイも便乗
「進む音楽のサブスク化。そんな中、若者の間でアナログレコードの需要が伸びているという。」
自称、アナログレコード・ニュース・ウォッチャーとしては、「お〜キタキタっ!」ってカンジの嬉しい記事です。
ドッチかというと内容的には、かな〜り邦楽よりですが・・・。
記事では、大学生にレコードが人気!ってカンジで書いてあるのですが、個人的にはイマイチ、実感はナイですねぇ。
時々、大学生っポイカンジのお客さんが来てくれてはいますが、当店のニュアンスでは、全体の2%とか、かなぁ・・・。
ちなみに外国人客率は、70%以上ですね。

記事で書いているように、やっぱり邦楽の新譜で発売されるアナログレコードの影響がかなり大きいんじゃないかなってカンジますね。
アナログレコードが流行っているといっても、新譜のアナログレコードだけで「レコード店」としての品揃えはムリだと思うんです。
なので・・・
■中古レコード店だけど、ちょっと新譜のレコードを置いている
■中古CD・レコード店だけど、ちょっと新譜のレコードを置いている
■新譜のCD店だけど、ちょっとだけ新譜のアナログレコードを置いている
っていうお店の品揃えになると思うんですよ。
そんな中、今現在、大人気中の邦楽アーティストのアナログレコードが新譜として店頭に並んだら、やっぱりそのレコードをお目当てにお客さんが買っていくってカンジになると思うんですよね。
フィジカルなメディアでは、邦楽と洋楽の販売割合って8割くらい邦楽が占めているってレコード会社勤務のお客さんから聞いたコトがあります。
実際に日本のCD販売の今のヒットチャートを見てもほとんどが邦楽アーティストになるので、タブンそんなカンジだと思います。
サブスクリプションになると、洋楽が少しランクインするってカンジのようなので、やっぱりフィジカルなメディアでは、邦楽が強いんでしょうね。
で、そんな強い邦楽アーティストの人気の楽曲が限定でアナログレコードになったりしたら、やっぱり売れますよね。
もう完全に狙って売りに来ているんだから・・・。

それに、新譜だから1タイトルのレコードで複数枚の入荷が出来るので例えばお店に50枚入荷したらその50枚のレコードが短期間の間にサッと売り切れちゃったりするとお店的には「うぉ〜スゲぇーソッコー売り切れたっ!」っていうカンジになるのでやっぱりインパクトがありますよね。
しかも、そのアーティストが今、旬なアーティストだったりするので、売れ行きも加速するとはトーゼンといえばトーゼンです。
で、そのレコードを買っていくのは、大学生とか若い人だしね。
今回の記事もそうなんだけど、レコード人気を語る時って、新譜のレコードと中古のレコードを切り分けて語ったほうがイイんじゃないかなぁって思ったりします。

「渋谷に新たなレコード店「ユニオンレコード渋谷」がオープン」

上記の記事を書いた時に、オープンしてお客さんがワサワサしている状況の中、オイラも様子を見に行きましたケド、その時はホント40〜50代のオッサン率が90%でしたよ。
2019年の春にオープンしたタワーレコード新宿のアナログレコード専門フロアもオープンしたての時に様子を見に行きましたが、コチラもオッサン率が高かったです。

「タワーレコードのレコード専門フロアに行ってきた。」

2019年の夏頃にタワーレコードのスタッフと話する機会があったので、
「オープンして半年位経ちましたケド、ナニが一番売れましたか?」って訊いてみたトコロ、星野源の『POP VIRUS』のアナログレコードが一番売れたって言ってました。
中古レコードの場合は売れるって言っても、同じタイトルは数枚しかストックがナイので、1枚とか2枚売ったらソレで売り切れですからね。
今、人気のアーティストのレコードだったらウチのようなお店でももしかしたら10枚とかソッコー完売出来るんじゃないか・・・?なんて思います。

中古レコードショップ「ココナッツディスク」の店長さんのコメントが載ってました。
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以下引用
「2013年頃から若いお客様がじわじわと増え始めました。(池袋駅西口に店を構える)当店が立教大学に近いこともあり、現在の約4〜5割は10代から20代とみられるお客様ですね」
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ちょっとコレはスゴいですね。10〜20代のお客さんが4〜5割ですか・・・。
扱っているレコードがうちの店とは、違うのでちょっと感覚的な差があまりにもあり過ぎて、想像できませんね〜。
ちなみに渋谷の中古レコード店である当店では、7〜8割が40代〜50代ですね・・・年齢層高っ!更に、男性率9割・・・オッサン率高っ!かくゆうオイラも、超オッサンですが・・・(笑)
ま〜でも、2000年に渋谷にオープンした当店は、当時のお客さん層の殆どが大学生とか20代〜30代の会社員だったので、20年経った今では当時20代だった人が単純に40代になったってコトですね。
ん〜そういう見方をすると、新しい顧客層をまったく獲得できていないってコトなのか・・・そういった意味では、ココナッツディスクさんはウマくその辺りが出来ているってコトですね・・・。
nextでも、あいみょんとか星野源とかキズナアイのレコードを扱ってみようかな・・・(笑)

DAPHNE / I FOUND IT
DAPHNE / I FOUND IT の試聴
next recordsのサイトでDAPHNEのレコードを探してみる

個人的には、オシャレアイコンとしてのレコードの扱いには、「ちょっとソレどうなのかなぁ・・・」って思う部分があります。
確かに、アナログレコードやレコードプレーヤーが部屋にあるシーンがオシャレテイストに利用されるっていうは、あるとは思うのですがそんなんだと、レコードを数枚買ってスグ終わっちゃうんだと思うんです。
ナンていうか、その先にある自分の好きな曲のレコードがライブラリーとして揃うっていうカンジになってはじめて「レコード・・・イイわ・・・」って思うんじゃないかなぁ〜ナンて思うワケです。
だけど、コレ・・・レコード沼にハマる可能性もあるのでキケンではあるのですが・・・(笑)
実際に、オイラなんて人生そのものをレコードに捧げちゃったみたいなカンジですしね。



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このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。

airpower_beyourself

最近、YouTubeを見ていると広告がメチャ増えたような気がします。
ま〜どうでもイイような内容のモノが多いんで、速攻でスキップしちゃいますけどね。
画面の下の方にちょこっとバナーが出るのはまだイイのですが、音楽系なんかの動画を見ていると時々流れを無視してCMになっちゃうのが「あ〜またか・・・」ってカンジで残念ですが。

で、先日も毎度おなじみのCMが流れたのですが、ちょっと「ハッ!!コレはっ!!」って完全に釘付けになったCMがありました。
ソレが、コレです。

東京2020オリンピックの準備を始めよう ー ロンドン・カフェ経営者 篇

コレは、今から2回前のロンドン・オリンピックが開催された時にロンドンの街にお店をかまえていたカフェのオーナーが、
「オリンピックが開催された時、こうしておけばよかった・・・」ってオリンピックが終わった後に後悔したって内容のCMなんだけど、このCM見た瞬間に同じ小さなショップを営んでいる立場としてビビビッと共感するモノをカンジたんですよね。

このCMを見る前にちょっと前段階とし気になるコトも少し兆候として自分の中にあったんですよね。
next recordsの商品やお店のコトをGoogle上で調べて多くの人に見てもらうためにアクセス解析なんかを見て、HPに訪れてくれた人がどういう検索で見に来てくれたのかって時々確認しているんですよね。
この渋谷レコード店日記でも度々書いていますが、お店の売上はネット通販の売上のほうが店頭購入の売上よりも何倍もあるのですが、Googleでの検索ではナゼかGoogleマップ経由でWEBサイトに入って見に来てくれるお客さんの割合が多いんですよね。
コレは、個人的には「ナンで、GoogleマップでWEBサイトにアクセスしてくるんだろう・・・」ってちょっと疑問に思っていたんですよ。
で、CMを見て「あ〜もしかして・・・スマホ?」って思ったので、検索してみました
「レコード店 渋谷」って・・・。
でその結果がコレ。
google1

もう一番上に地図が出てきています。
ありがたいコトにHMVさん、レコファンさんの次に当店が出てきてくれています。
ま〜タブン、この検索結果の順番は、かならずみんな同じではナイと思うのですが、店主としてはメチャ嬉しいワケです。
このブログを見ている人も自分のスマホで結果がどうなっているのか見てみてください。
「レコード店 渋谷」 で検索

「オレのスマホでは検索結果は、こうだったよ〜」って教えてくれると嬉しいです!
ま〜弱小零細レコード店としては、まずまずの健闘だと思うので「ヨシヨシ・・・」ってカンジなのですが(笑)
で、CMの内容です。
東京でオリンピックは、7月24日から8月9日に開催されるのですがタブン、この期間内に世界中から訪日外国人が訪れると思うのです。
ま〜想像するに今でも渋谷は外国人観光客だらけなのですが、ソレ以上に多くの外国人が訪れると思います。しかも短期間の間に。
実際、どういう状況になるのかまったく想像がつかないのですが、先に紹介したロンドンのカファのオーナーが後悔しているくらいなので、「マジかっ!?コレっ!!」って思うくらいドエライ人数が訪れるのかもしれません。
日本語での「レコード店 渋谷」は、まずまずの結果だったので、英語での「record shop shibuya」もドーンっ!と上の方に表示されてラッキーかも!?って考えていたのですが・・・結果は・・・。
日本語の検索結果と違うーーーーーっ!!!
google2


「record shop shibuya」を米国のGoogleで検索

画像では下の青い矢印↓があるので、3番目には表示されないケド、4番目とか5番目に表示されてるのかな〜ってタップしてみると・・・・
全然、出てこねーーーーーーっ!!! next recordsーーーーーーっ!!!
4番目どころか検索結果にまったく表示されないという最悪の状況です・・・orz
コレは、マズい・・・マジでヤバイかも・・・コレじゃオイラもロンドンのカフェ・オーナーの二の舞になちゃうかも・・・。
イヤ、待て・・・外国人は、お店を探す時はホントにどうやって検索しているのかってコト自体、オイラが知らないので間違えているのかも・・・って思い、偶然お店に来てくれたアメリカ人のお客さんに「旅行先に訪れた街で、どうやってお店探すの?」って訊いてみた見たトコロ・・・
「record shop 地名 って検索するよ」って、もう超ドンピシャなご返事。
あとは、位置情報で「record shop near me」って検索もするとのコト。

あ〜ヤバい・・・マジで・・・。
ナンで、検索結果が日本語と英語で違うのか、とか外国人が日本に訪れてGoogle検索をした時に日本のGoogleの英語表記での検索になるのか、それとも自国のGoogleでの検索になるのか、などいくつか疑問があるのですが、そのアメリカ人のお客さんのスマホで「record shop shibuya」のGoogleでの検索結果は、next recordsはまったく表示されなかったのは、事実だったのでかなり凹みました・・・。
ん〜しかし、凹んでいても仕方ないので、オリンピック開催までまだ少し時間があるので、その原因と対策を調べて対処しなければっ!って思うトコロであります。

AIR POWER / BE YOURSELF
AIR POWER / BE YOURSELF の試聴
next recordsのサイトでAIR POWERのレコードを探してみる

いや〜しかし、この結果はマジでヤバいですよ。
だけど、原因がまったくわからないんですよね。
だって、「record shop shibuya」って検索しているにも関わらず、新宿とか渋谷以外のレコード店が検索結果に表示されているのにリアルに渋谷に店を構えているnext recordsが検索結果に出てこないなんて・・・そりゃないっスよ・・・Googleさん。
しかも、ウチと同じビルに入っている他のレコード店は、バッチリ検索結果に反映されているにも関わらず、next recordsだけのけ者だなんて・・・悲しすぎるっ!
このコトをスタッフに伝えると
「Googleに電話して訊いてみたらどう?」って、Googleに電話ってそんなお問合せ番号あるのかよっ!
ホント、嘆いていても仕方ないので、マジで対策しなきゃっマズいって。



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aliciamyers_iwantto_pro

遅まきながら、あけましておめでとうございます。

そして、2020年1月で渋谷の12インチシングル専門店レコード店、ネクストレコードは、20年目を迎えることとなりました。
ココまでナンとかレコード店を続けてこれたのも、いつも当店をご利用していただいている皆様のおかげでございます。
本当にありがとうございます。

19年目の昨年と20年目の今年とでナニか変わるのかというコトはまったくナイのですが、やはり店主的には、感慨深いものであります。
5周年というより10周年の方がナンとなく区切りがいいというか節目的なカンジもしますしね。
ちなみに今から10年前、2010年のnext. records10周年目には下記のようなコトを書いています。
2010年のレコード屋の気持ち


自分自身で書いた記事なのにもうサッパリ覚えていません・・・(笑)
10年前の状況なんかを記事を読んで紐解いていくと、結構お店的にはお寒い状況だったようにナンとなく思えます。
今でこそ「アナログレコードの売上が上昇している!」とか「若者がアナログレコードを聴いている!」みたいなニュース系記事を見かけますが、10年前のこの時期は、まだソレホド声高に言われているようなカンジではなさそうですしね。
思い返せば、当店は10年前の2010年の3月に、創業時から営業していた古いオンボロアパートの1室から今のテナントビルに移転しているんですよね。
(あ〜そう考えたら、10年を節目に引越しているんだ・・・。)
で、その当時のコトを思い返してみれば、タブン、先に書いた10年前の記事の時には、次の今の場所への移転を計画中だった時期だったと思います。
当時のアナログレコード販売の状況を思い返すと、自分的にはちょっとした決心というか、勝負に出た部分もあったのかもしれません。
また、今の場所が偶然にも空室になっていたのもタイミングが良かったのかもしれませんね。
2010年頃の記事には、閉店したレコード店のコトについてチラッと少し書いていますが、「ウチはどうなるんだろう・・・」なんて不安な気持ちもあったのかなぁ〜?もう、覚えていないケド・・・(笑)
そんな中でも、新しい場所へ移転して心機一転、「ヤッてやるぜっ!」的な想いに向かってたりしたのかもしれません。
あ〜でも、今の場所が空室でなくって、別のテナントビルの上層階とかに移転していたら・・・もしかして、既に閉店していたかも・・・しれない。
ココの時点の判断とか選択が違っていたら今はナイって・・・そう考えたら、創業10年目の2010年は、next. recordsにとってかなり大きな分岐点というかターニング・ポイントだったのかもしれませんね。
今の場所が空室でなかったら、雑居ビルの上の方しか選択の余地はなかったですからね。
現在、渋谷HMVが入っているビル(ノアビルといいいます)には、当店が20年前の2000年に営業を始めた頃から2010年の期間の間には、開店閉店で延べ10店舗以上のレコード店が営業していましたからね。
このノアビルには、今はHMVを含めて3つしかレコード店はナイようなので、やっぱりイロイロな状況の変化があったんでしょう。

ウチのnext recordsも知っている人はもう、あまりいないと思いますが、センター街の端っこのビルの1室で営業していた時期もありました。
オンボロアパートのレコード店を本店としてセンター街に2号店ってカンジです。
2000年の1月に本店をオープンさせて、半年後にはセンター街に出店していたなんて、今思えば、イケイケだったんだなぁ〜(笑)
でその後、2002年頃には2号店の場所を移転、「自称、世界一狭いレコード屋だったnext. records2号店」をオープンさせたりもしました。
5bed7f72

懐かしの2号店の写真・・・ちなみに坪面積、約2.5坪・・・(笑)
だけど、坪単価の家賃は激高っ!ん〜渋谷の通りに面した路面店の家賃の高さはオソロシイ・・・。
ちなみに今は、この場所、金貨の買取店になってますね〜。
過去の記事では、2002年版の書籍版レコードマップをみて渋谷 宇田川町界隈には大小60店舗のレコード店が紹介されていました。
recordsmap1
recordsmap2
ちょっと画像がちっさいけど、このレコードマップ本に紹介されている中で現存しているアナログレコード店は、ホンの僅か数店舗ダケですね。
売り場面積がメチャ広かったDMRももうナイし、当時はジャンル別に5つのお店を営業していたCISCOは、消滅しちゃったし、さらに5つのショップがあったManhattan Recordsは今は、1つだけになっちゃったし。
next recordsが歩んできた2000年〜2020年までは、まさにレコード店にとって激動の時代だったのかもしれない・・・ナ〜ンてそんな大層なコトでもないか・・・。
厳しい言い方かもしれませんが、単純に市場原理に基づいて、淘汰されたダケなのかもしれませんね。

つい先日も、大学生の課題でレポートを書きたいのでインタビューしたいというコトで取材に応じたのですが、下記のような質問されました。
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世間では起業した後、10年後の生存率は3割以下と言われていますが、そんな中どうして20年もビジネスを続けていられるのでしょうか?その秘訣はなんだと思いますか?
--------------------------------
こんな質問されてもねぇ・・・ってカンジなのですが、オイラも学生さんがマジメに訊いてきたので、正直に答えた回答は・・・
「小さなビジネスながら、どうして20年も続けることが出来たのかっていう理由は、私にはわかりません。もしかしたら単純に運が良かっただけなのかもしれません。」
もうホント、コレなんですよ。
将来のビジョンを見据えてソコへ向かって計画的にビジネスを遂行しているっ!ナンてコトは、まったく出来ていなくって日々、四苦八苦してレコードを仕入れて販売しているってダケなんですよね。
2000年に渋谷でレコード店をはじめて20年間は、ココでは表せないホド、イロイロなコトがありました。
だけど、以前にもこのブログでも書いたコトがありますが、今までに絶望的に「もうダメだ・・・レコード店はムリかも・・・」っていう最悪の状態の気持ちにまで陥ったコトって一度もナイんですよね。
ま〜日々、楽勝なコトはまったくナイのですが、とりあえずナンとか自分なりには必死のパッチでレコード店をヤッてイケている状態が、続けてられているってダケで・・・。
で、20年間も同じ商売を続けているにも関わらず、未だに「こうすれば上手くいくっ!」っていう秘訣なんてモノなんてまったくわからないっていうオイラ自身のアホさ加減も、チョットどうかと思うのですケドね。

ALICIA MYERS / I WANT TO THANK YOU
ALICIA MYERS / I WANT TO THANK YOU の試聴
next recordsのサイトでALICIA MYERSのレコードを探してみる

ホント、多くのお客さんにレコードを買っていただいたおかげで、20年間 渋谷next. recordsをやっていくコトが出来ました。
そして、こんなアホな店主をサポートしてくれたスタッフにも感謝です。
25年目、30年目は、どうなっているのかまったく未知ですが、今後共、愛好のほどヨロシクお願い致します。




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gibsonbros_oohwhatalife

Twitterを眺めていると「おっ!?」ってカンジで気になるハッシュタグを見かけました。
#本当にあったレコード屋怖い話
ハッシュタグに書いてある通り、レコード屋で起きた怖い話をテーマにネタを投下するというカンジです。
このハッシュタグが、メチャメチャオモシロイんですよっ!
文字通りレコード屋であった怖い話をTweetするだけでなく、レコード屋あったホッコリイイするハナシや「マジかっ!?」思うようなエピソード、そしてレコード屋あるある・・・までレコード好きにはタマラナイ内容のTweetがモノスゴイ勢いで書き込まれています。
通勤電車に揺られながら読んでいるとあっという間に最寄り駅に到着するくらいのオモシロさです。
途中、ニヤニヤしちゃうエピソードとかもあったりと、傍目から見るとかなりヘンなヤツに思われるかも・・・(笑)

イロイロなTweetのエピソードを読んで思ったのですが、ナンだかレコード屋の店主ってどっかアタマのオカシイ人が多いような気がする・・・というオイラもレコード屋店主なのでもしかしたらネタにされているかも?って注意して読んでみたのですが大丈夫っぽいみたいです。
いや〜しかし、今はもうナイお店の名前がいっぱい出てきたり、「名物店主」とエピソードも多数あったりして懐かしさMAXなカンジです。
一応、実店舗名は伏せたりしているケースもあるけど知ってる人がみたらソッコー解る内容ばっかり。
今の時代「コンプライアンス的にどうなの?」的な内容も多々あったりと、店主、店員、お客さん、それぞれの立場からみたレコード屋あるあるがTweetされています。
しかしホント、多種多様で様々な雑多な内容が書かれているのですが、ナンでレコード屋ではイロイロなコトが起きるんでしょうね・・・って不思議に思います。
タブン、イロイロな思いがスゴく交錯する場所なのかもしれませんね〜レコード屋って。

個人的にはレコード屋ではそんなに怖い思いをしたコトはないのですが、中学生くらいからレコード屋に通いはじめて、エサ箱の仕切板に
「万引きは犯罪です!絶対に許しません!警察に通報します」
って書かれている仕切板がすべてのエサ箱に入っているのをみてナンだかめちゃ「怖いな・・・」って思ってました(笑)
あと、エサ箱を漁っていてレコードを「ストンっストンっ」って落としたりするとソッコー飛んできて
「お客さん、レコードをストンストン落とさないように!」って注意する店主も怖かったな。
しかも横にピタッと付いて真顔で毎回注意してくる・・・イヤ〜それホド音をたてるように見ているワケではないんですけどね〜もういつ注意されるのか、ヒヤヒヤしながら恐る恐る掘っていました。
海外へ買い付けに行った時は、やっぱり日本ではありえないコトが起きるのでソレはそれで結構、怖いエピソードもありますね〜。
UKのデカいレコード店でレコードを掘っていた時、購入希望のレコードを300枚くらいピックアップしたんですよ。
だけど、ソコのお店レコードにプライスが書いていなくて一体このレコードいくらなんだ?って思いながら店主にレコードを見せると、オイラが想定していて価格の3~5倍の値段をつけられて結局、20枚くらしか買うコトができなかった時に、テーブルに上に値段別に仕分けて積み上げられてレコードを思っきりぐわ〜って叩き崩して
「お前がピックしたレコードをダレが片付けるんだっ!」ってメチャ、キレられて超険悪な雰囲気になったコトがあります。
ま〜オイラも若かったし血気盛んだったので、カタコトの英語で言い争いになって一触即発になったコトとかありましたね。
他には、アメリカでレコードを掘っている最中に店内で、ヘンなニオイがするので店員がいるカウンターの方を見るとドラッグ、キメてたとか・・・やっぱり目の前でそういうの見ると怖かったですね〜。

nextのスタッフに「レコード屋で怖い思いしたコトある?」って訊いてみると、
「買い付けに行ったアメリカのレコード店で、店主の了解を得て2階のストックを見せてもらっている時に、ソコの店主がオレが居てるのを忘れて店を閉めて帰っちゃった時は、超アセったっ!」って。
店内は、入口ドアの外に鉄格子の扉が外側から施錠されていて外に出られない状況で、「明日までココに閉じ込められるのか・・・(泣)」って覚悟したって言ってました(笑)

GIBSON BROTHERS / OOOH WHAT A LIFE
GIBSON BROTHERS / OOOH WHAT A LIFEの試聴
next recordsのサイトでGIBSON BROTHERSのレコードを探してみる

しかし、ホント様々なエピソードが書き込まれていますね。
お客さんとしてのエピソードだけでなく元レコード屋店員のだからコソの裏話や暴露ネタなんかもかなり刺激的でした。
どうやら10月5日に一番最初のTweetがされているようですが、今後まだまだ伸びそうですね〜ちょっと楽しみです。

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idjutboys_foolin

マジで、暑いです・・・。
渋谷の店舗に居る時は、2台のエアコンを駆使してとりあえず快適状態を保っていますが、店内のお客さんが3人以上とかになると一気にお店の温度がガッ↑とあがるのが体感できるホドです。
ニンゲンの体の状態も相当、ヤバい状態ですが夏はレコードにとっても過酷な状態になります。
この時期になるとレコードを購入して頂いたお客さんに時々「レコードは、夏に弱いので気をつけてくださいね!」ってお伝えしています。
レコードが、夏に弱いって別に暑いから音が悪くなるってワケではなくって、夏の日差しで高温になってソレがレコードに伝わってレコード盤自体が曲がってしますので気温(温度)に等に気をつけてくださいネってワケです。

以前、こんなコトがありました。
夏の暑い時期の真っ盛りにウチの店でレコードを購入していただいたお客さんが自宅に帰って購入したレコードを聴こうと思ってジャケから取り出したらレコードの盤面が波打つくらいグニャグニャだったので交換してくださいって電話がありました。
bend-record

参考画像
イメージとしてはこんなカンジです。
いや〜流石にこんな状態のレコードを販売するワケありません(笑)
詳しい状況を訊いてみると、渋谷にクルマに乗って訪れて店でレコードを買った後に荷物はクルマの中に置いてそのまま、駐車してご飯を食べてから家に帰ったそうです。
で、家に帰ってレコードを出してみたら上記のような状態だった・・・。
高温になるクルマの車内にレコードを放置したら絶対にアウトなのは、常識的に知っているモノだとオイラは思うのですが意外と「レコードは熱(高温)に弱い」ってコトは、知られていないのかなぁ・・・って。
いや〜ホント冗談ではなくレコードはマジで熱というか高温に弱いです。

こんな風に知ったふうなコトを書いているオイラも20代の若かりし時にDJプレイの帰りに朝方、クルマの中で居眠りをしてしまいその時にレコードを300枚くらい高温でダメにしたというしくじりがあります。
トーゼン、その時はクルマのエアコンかけてたんですけどね・・・朝方DJ帰りのクルマで究極に眠くなって路肩にクルマを止めてちょっと仮眠した時にどうやら後部座席に載せていたレコードがクルマの窓から直射日光を浴びていたようで太陽光が照射された部分のレコード自体の温度が上がってしまいダメにしちゃったようです。
だけど、見た目は上記のような盤自体がグニャグニャではナイんですよ。
もう全然、パッと見ではわからないんですが、レコード盤をターンテーブルに載せて音を出してみると、もう明らかに音溝をトレースしているトーンアームの動きが尋常ではない状態でした・・・(泣)
しかも、曲の上に「シャオ〜ン・・・シャオ〜ン」ってノイズがずっと鳴るという状態・・・。
ちなみのこういう状態なのをレコード屋界隈では「ヒートダメージ」ってイイます。
このノイズが起きる部分は、どれだけレコードをキレイにクリーニングしたトコロで絶対に元の状態に戻すコトは出来ません・・・もう完全にアウトです(泣)

コレ、どういう状態かというと、レコードの音溝が高温によって溶けてしまって、その溶けた部分からノイズが起きる状態になったって状態なのです。
上記の波打った状態になったグニャグニャのレコードも音溝が溶けたレコードもレコードがプレスされた後に1回でも温度が加わって変形したしまったらもうどんなコトをやっても元には戻せないんですよね。
ブログや動画で「曲がったレコードを直す」っていうの見かけますが、直すコトができるのは、殆どの場合、熱以外状況で曲がってしまった場合ダケだとオイラは経験上思っています。

夏は、このヒートダメージにさらされる状況がホント、多いんですよ。
オイラの知人も夏の野外のイベントで止せばいいのにアナログレコードでDJプレイして持っていったレコード全部を溶かした人もいます。
この時は、ターンテーブルで再生中のレコードが太陽光を浴びてプレイしているそばからグニャ〜って曲がっていく瞬間を見ましたからね〜時間にしてホンの数分の間です。
あと、ヤフオクとかで落札したレコードを安価な定形外郵便で送ってもらったら曲がった状態で届いたとかもお客さんから聞きました。
ま〜郵便配達のバイクとか後部の荷物箱は長時間直射日光に晒されていますからね・・・そりゃ〜ヤバいですよ。

結論・・・
太陽光や高温、高熱で曲がってしまったり、反ってしまったり、音溝が溶けてしまってノイズが出ちゃうレコードを、直すコトは、絶対に不可能です・・・残念ながら諦めるしかありません。

IDJUT BOYS & LAJ / FOOLIN'
IDJUT BOYS & LAJ / FOOLIN'の試聴
next recordsのサイトでIDJUT BOYSのレコードを探してみる

あと、屋外だけでなく実は室内にも結構危ない状況があったります、例えば窓際とかね・・・カーテンの隙間から差し込んだ光でレコードが高音になって曲がったとか、ターンテーブルに置きっぱなしのレコードに窓から差し込んだ太陽光で曲がったとか・・・その手のハナシはたくさんあります。
ま〜温度が高くなってレコードが曲がるっていうのもあるし、太陽光で曲がるっていうのもあるしで、夏はレコードにとってちょっと過酷な状況なので気をつけて欲しいと思うのであります。


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