渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:渋谷レコード店日記

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12インチシングルとは・・・っていう解説を店頭でするコトが時々あります。
来店してくれたお客さんに「●●のレコードを探しているんですけど・・・」って訊かれて、その希望するアーティストのレコードをエサ箱から数枚ピックアップして「今あるのはコレくらいですね〜」って手渡すと、お客さんから漂う、なんかチョット違う感・・・。
ソコで、「すいません、この店、12インチシングルしか置いてないんですよ」ってどんなレコード店なのかっていう話になるのですが、ホントに自分の店のコトですが、この「どんなレコード屋か?」っていう説明は、伝わりにくいんですよね。
30代後半以上の年齢の人であれば、2000年頃のDJブームのコトを結構知っていて、12インチシングルがどんなレコードなのかっていうコトを理解しているのですが、やっぱり20代〜30代の年齢で、最近のアナログレコードの再評価でレコードに興味を持った人には、12インチシングルっていうのはナニなのかっていうコトは、ちょっと理解しにくいようです。
なのでっ!12インチシングルとはナンゾや?っていうコトを、渋谷で20年間12インチシングルの専門のレコード店を営む店主がお伝えしたいと思います。

そもそものネーミングでもある12インチですが、コレはレコードのサイズを表しています。
日本では長さを測るにはメートル法なので、インチって云われてもイマイチだと思いますが、テレビのモニター・サイズとか車のタイヤのサイズで云われる「ウチのテレビは40インチです」と同じなので、つまり12インチサイズのレコードってコトになります。
参考までに、1インチは、25.4mmなのでセンチで置き換えると直径で約30cmのレコードってコトになります。
次に、「シングル」っていうのは、本来は1曲という意味なのですが、レコード業界では曲を1曲〜2曲程度収録した媒体(メディア)のコトを指します。
シングルについては、ウィキペディアで詳しく解説しています。

すなわち、12インチのサイズのレコードで1〜2曲の楽曲が収録されたシングル盤っていうのが12インチシングルということになります。
レコードには、12インチサイズの他に7インチサイズや10インチサイズのレコードも存在します。
7インチのシングルは、センターの穴が大きいので見た目がドーナツに似ているから「ドーナツ盤」って呼んだりもします。
また、前記した1曲〜2曲が収録しているシングルのほか、たくさんの曲が収録されたLP(エルピー)やEP(イーピー)っていうレコードも存在します。
ちなみにLPは、Long Play、EPは、Extended Playの略となります。
また、LPは「アルバム」なんて呼び方をします。

12インチシングルは、A面、B面あわせても1〜2曲しか収録していないレコードで、LPは、12インチシングルと同じサイズで、A面B面併せて8〜10曲が収録されています。
レコードを聴きはじめた人が初期に思うコトなのですが、1枚のレコードだったらたくさんの曲が収録されていている方が得なんじゃないのか・・・って。
どうして、12インチサイズのレコードには、片面に4〜5曲を収録出来る容量があるにも関わらず、12インチシングルには、1曲しか収録しないのか・・・。
ハイっ!キマシタっ!核心の部分です。
アナログレコードは、音が刻まれた溝をレコード針がトレースするコトによって発生した振動を信号として受け取ってソレを電気的に増幅させて音を鳴らすという構造で再生されます。
レコードの盤面にたくさんの曲を収録するためには、音が刻まれた溝を細くする必要があります。
LPだと、レコードの片面に最長で約30分の長さの楽曲が収録できるのですが、音溝を細くしてたくさんの楽曲を収録すると音質に影響が出てくるのです。
つまり、音溝を細くして多くの曲を収録するとなると再生時に音質が低下するのです。
表現としては再生される音の周波数が制限されるっていう方があっているかもしれません。
また人によっては、アルバムの音量は小さいってカンジたりします。
「音量が小さいんだったらオーディオのボリュームを上げればイイんじゃないの?」って思うかもしれませんが、先に書いたように音の成分である各周波数帯が制限されると、本来あったはずの周波数が音溝を細くするコトで失われてしまうのでその部分は、いくらボリュームを上げても出てこないというワケです。
じゃあ、収録時間は、少なくなるケド音溝を広くすればどうなるかというと、上記したLPよりも各周波数帯の音の成分をよりワイドに録音できたり高音量で記録ができたりするワケです。
特にわかり易いのが、低域にあたる音の成分です。
レコードの特性上、低音域の音をアナログレコードに刻む場合は、音溝の間隔を広くとる必要があるワケです。
コレが実際に曲として聴いた時に、ビートやベース等の再生にメチャ、影響するワケです。
解りやすく例えると、迫力のある音を鳴らすコトが出来るワケです。

LP(アルバム)は、収録されている曲の音質を犠牲にして収録時間を長くするコトが出来たレコードとなります。
12インチシングルは、音質面を優先した結果、収録時間が短くなってしまい、多くの曲数を収録できないレコードなのです。
音質を優先するのか、収録時間を優先するのか・・・ソレは聴く人それぞれの価値観ですよね・・・やっぱり。
アルバムは、12インチシングルには、ない多くの曲が収録できるアルバムならではの良さってやっぱりあるんですよね。
例えば、アーティストが込めたストーリー性であるとか、曲が連続するコトによる世界観を創造できるとかって。

コレは、オイラの個人的な感想なのですが、そのアーティストに心底惚れ込んでいて全ての楽曲が大好きっ!って言うのであれば、アルバムもイイんだと思うのですが、オイラはそう思わなくて、気にいったアーティストのアルバムでもどうしても好きになれない曲や興味を持てない曲っていうのがあるんですよ。
10曲収録されているアルバム中の曲で実際に、「この曲メチャ好きっ!」ってホント1〜2曲なんですよね。
で、もしそのお気に入りの曲が、アルバムよりも高音質なレコードであるならば、アルバムよりもその高音質なシングルで聴きたいっ!っていう気持ちが強かったんですよね。
また、アーティストのシングル曲っていうのは、往々にして「一曲入魂」したような気合が入った曲が多いワケです。
カンタンに言うと、「イイ曲」が多いんですよ、そういったイイ曲をイイ音質で聴くには・・・って考えると12インチシングルの選択に至ったというワケです。
でもって、この12インチシングルの良さを追求して追い求めた結果・・・12インチシングル専門のレコード店を営むってトコロまで来ちゃったというコトになります。

R. KELLY / SUMMER BUNNIES  
R. KELLY / SUMMER BUNNIES の試聴
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「12インチシングルってDJが使うレコードでしょ?」ってコレもよく言われるコトなのですが、決してそういうワケでは、ナイんですよ。
もう、コレばかりは、文章で理屈や理論を伝えきれないんですが、実際に自分の自宅で好きな曲が収録されたアルバムと12インチシングルを聴き比べてみるとオイラがナニを説明しようと書いているのかイッパツで解るコトなんですよ。
また、12インチシングルには、Extended Versionといって、通常アルバムに収録されている曲よりも再生時間が長くなったバージョンが収録されています。
このExtended Versionの存在が、高音質な12インチシングルの良さを数段階引き上げるくらいのポテンシャルがあるんですよ。
フダン、聴いている大好きなあの曲の再生時間が3分とか4分とかだとすると、Extended Versionになると6分とか長いバージョンだと10分とかっていう超Longなバージョンになったりします。
「好きな曲が長いっ!しかもアルバムバージョンと違う展開になっているっ!」ってコレ、もう最高なんですよっ!

というワケで、結論です。
好きな曲をよりイイ音質で聴きたいっ!ていうならば、ゼッタイに12インチシングルで聴いてみるベシっ!


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イヤ〜ホントにココ最近、当店ではじめてレコードを購入していただけるお客さんが増えてきました。
タブン、コロナ禍で多くの人が新たな生活を模索しているんじゃないかなって思ったりしています。
そんな中で、春の緊急事態宣言の真っ只中にレコードプレーヤーを手に入れて当店の通販でレコードをはじめて購入していただいたお客さんが来店してくれました。
ナニがキッカケでレコードで音楽を聴いてみようって思ったのかっていうコトは、レコード店主的には、いつも気になるんですよね。
このブログでも、何度も書いていますが、今は「音楽を聴くという」という欲求を満たすコトに手間も費用もまったく必要のない時代です。
手持ちのスマホで聴きたい曲を検索すれば、数秒後にはその曲がスグに再生されるという状況の中で、あえてレコードプレーヤーを購入して既に知っているハズのレコードを買って聴きたいっていう、「音楽を聴きたいという本質的な欲求」とはまた違う欲求が沸き起こるっていうコトは、レコードに興味がない人からするとちょっとどうかしているように思えるかもしれませんね〜(笑)

ご来店いただいた30代のお客さんは、CD世代でレコードプレーヤーを手に入れるまでレコードで音楽を聴いたコトがなかったって言っていました。
元々、音楽は好きで聴いていたそうですが、若い頃はCDで、最近はサブスクを利用して聴いていたそうです。
そんな中で、最近のアナログレコード人気のニュースを見聞きして「レコードで聴く音楽は、どんなカンジなんだろう・・・」って興味を持っていたトコロ、緊急事態宣言で在宅する機会が増えたというコトで、レコードプレーヤーを手に入れたそうです。
だけど、届いたプレーヤーを箱から出しても聴けるレコードを持ってないので、好きな曲を検索したトコロ、当店のHPにたどり着いたそうです。
最初に通販で3枚のレコードを購入していただいたのですが、はじめて聴いたレコードの音に「メチャメチャ感度しましたっ!今まで聴いていた曲と同じ今日でも音が全然違うんですよっ!」ってコーフン気味にアツく語っていました。
「えぇ〜っ!?同じでしょ〜(笑)」ってオイラは思うのですが、「イヤ全然違いますよ、曲全体がバーンと耳に響くみたいなカンジで、メチャ感動しましたっ!」って。
「でも、レコードってプチプチ鳴ったりしたりかける時に気を使ったり面倒じゃないですか?」って訊くと「ナンかそういうのがイイですよ〜」ってもうレコードにベタぼれしている様子でした。
その後、次々と好きなレコードを購入して既に50枚くらいの枚数になったそうです。
このパターン結構、多いですよ〜ちょっと摘んだらハマるっていうケース・・・(笑)

実際にレコードを手に入れてイロイロ気づいたコトも多かったそうです。
例えば、ジャケットやレーベルのクレジットを見てナン年作られた曲だったりとか、ダレがプロデュースしているとか・・・。
既に知っていた過去の名曲とかは、ジャケットに記載されている実際のクレジットを見て「この曲って今から30年以上の前の曲だったんだ・・・って思うとちょっと感動しましたよっ!」
同じ曲でも今のテクノロジーであるYouTubeで聴くのとその当時に作られたアナログレコードで聴くのとは、全然違うようにカンジているようでした。
ナンていうか、数十年以上前に作られたアンティークなアイテムが自宅にあってソレが音を出してその時代の空気感で聴けるっていうコト自体にロマンをカンジるのかもしれません。
また、レコードで聴く音楽っていうのは、スマホで聴く音楽とまたちょっと違った聴き方になるっていうコトも思っているようでした。
やはりスマホで聴くシーンっていうのは、基本的にながら聴きというスタイルなのに対してレコードで聴く時は「よしっ!今からレコードを聴くぞっ!」っていう姿勢で音楽を聴くようになるっていうコトになっているようで、こういった聴き方をすること事体が新鮮味があるようですね。
「もしかして今まで結構、雑な音楽の聴き方をしていたのかもしれませんね〜」ってレコードで音楽を聴くコトで自分の音楽へ対する姿勢を見直したみたいなコトも言ってました。
「サブスクのプレイリストには、千曲以上入っていますが、思い入れとかあんまりナイんですよ、ソレよりか手に入れたレコードの方が思い入れが強いですね。」ってコレまたベタボレでした。
ん〜コレは、ある側面から見ると結構、ヤバイかも・・・(笑)
レコード沼にズブズブハマっちゃうかもしれませんよ。

アナログレコードに少し興味があるケド、未だ踏み出せない人には「同じ曲なのにレコードで聴くとどう違うの?」っていう疑問の部分があると思います。
既にレコードで音楽を楽しんでいる友人の家に行って聴いみるのもアリかもしれませんが、またちょっと感覚的には違うかもしれませんね。
自宅に好きな曲のレコードがあって、その時代の空気感で聴くっていうのはホント、実際にやってみてはじめて解るような気がします。
アナログレコードのある生活を実際にゼヒとも体験してみてください。

イロイロな体験がYouTubeでも観るコトができますね。
アナログレコードのある生活

DENIECE WILLIAMS / I FOUND LOVE  
DENIECE WILLIAMS / I FOUND LOVE の試聴
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あぁ〜でも、そういったハナシを訊いてオイラも10代の頃にレコードにハマった時の感動とか思い出しましたよ。
だけど、オイラの場合は過去の感動なんだけど、お客さん的には今の感動なんですよね・・・。
時代を超えてまで人々に感動を与えるレコードってマジでスゴいかも?

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つい先日、電話にて「アルバイトの募集はしていませんか?」ってお問い合わせがありました。
というか当店は、渋谷で20年ほどレコード店を営んでいますが、いままで表立ってバイトの募集なんてしたコトがありません・・・。
だけど、時々「アルバイトは募集していませんか?」ってメール等で連絡いただくコトがあります。
アルバイトの募集をしてイナイにも関わらず、自分から進んで「バイトしたいんですっ!バイトさせてくださいっ!」って連絡してくるっていうのは、相当レコード店で働くということに関してかなり魅力的にみえるんでしょうね。
レコードがメチャ好きで、ずっとレコードに囲まれてシゴトが出来て、さらにレコードに関する知識とかもついて、給料も得るコトが出来る・・・もうレコード屋でバイトするしかナイっ!って思っちゃうのかもしれません。
そういった気持ちになるの解ります・・・ホント。
かく言うオイラも、若き日は「レコード店でバイトしたいっ!」って同じコトを思ったコトありますから。
だけど、一回もレコード屋でバイトしたコトありませんが・・・。

当店では、バイトの募集をしていないので折角の申し入れだったんですが、お断りさせていただきました。
だけど、今回はメールではなくって電話での問い合わせだったので、その人と少しハナシをさせていただきました。
「ナンでレコード屋でバイトしたいと思ったのですか?」って訊いてみるとやっぱり、
「レコードが好きなのでレコード屋さんでバイトできたら楽しそうって思いました。」ってご返事でした。
その気持ちスゴく解ります・・・自分もそうでしたらから・・・でも、バイトしたコトありませんが・・・(笑)
「ナンでウチでバイトしたいと思ったんですか?」って訊いてみると
「扱っているレコードが自分が好きなタイプだったので、バイトするならココがイイなって思ったんです。」というナントモ、ありがたいおコトバを頂きました。
ホント、お店の外側から見て「このお店で働いてみたいっ!」って思えるなんて経営者としては、マジでうれしいです・・・。
だけど、申し訳ないですケド、バイトの募集はしていません・・・タブン、当店のような小規模のレコード店ってバイトを雇うホド、あまり余力がナイんじゃいかな・・・って思いました。
イヤ、ホントはお店的には結構忙しいので手伝ってくれる人がいてくれたら助かるんですが、常に手伝って欲しいっていうワケではなくって、一時的に手伝ってほしい的な場面は結構あったりするんですが、恒常的にアルバイトを雇うというというのがちょっと難しいワケです。
ま〜お店の都合で、今日、1日だけお願いします、明日以降は結構ですっていうワケにはイキませんからね、人手が足らない時は、それなりにナカのスタッフで廻して乗り切っていこうってカンジでやりくりしているワケです。

だけど、正直言って、レコード店でアルバイトするコトに関しては、個人的にはあまりオススメしませんってコトを伝えました。
というのも、今まで他のレコード店でバイトしていた人がお客さんとして来てくれていた人のホトンドが、そのレコード店のバイトを辞めた後にその店のコトを愚痴ってたんですよね。
タブン、レコード店でバイトしたいって応募した時は、レコード店で働くコトに関して興味をもって自分なりの理想があって働きたいって思ったのでしょうケド、実際に働いてみると、全然思っていたのと違っていた・・・っていう気持ちになってしまうようです。
世間では、こういうのって「やりがい搾取」っていうんでしょうね・・・タブン、レコード店で働くというコトもこのやりがい搾取の中にあるんじゃないかなってオイラは感じるワケです。
で、そういったレコード店でバイト経験した人は、レコード店に対して幻滅して、さらにレコードへの興味もなくなってしまう・・・っていうパターンも結構な割合であるんじゃないかなって思うのです。

趣味として興味を持ったコトをシゴトにするっていうことに関しては、なかなか難しいのかもしれません。
今回お問い合わせいただいた人には、渋谷のお店で結構、バイトを多く雇っていると思われるレコード店を紹介しましたが、やっぱりレコード店で働くコトに関しては、ちょっと微妙かもっていう気持ちがオイラにはあります。
レコード店主的な立場から、人を雇うってコトに関して求めるコトとレコード店でバイトをしたいって思う人が求めるコトとの間に結構、おおきな考えの違いがあるとも思ったりします。
バイトを雇う側からすれば、レコードに関する造詣は、あったほうがイイとは思いますが、そういった部分は、割合的には別に無くてもイイレベルだったりします。
ソレよりもパソコンを扱うのが得意だとか、荷物を梱包したり運ぶのが早いとか要領よくシゴトが出来るだとか、そういった実務的な部分を重視すると思うのです。
でも、考えてみてください、レコードに関する知識がある程度あって、パソコンを扱うのが得意で荷物とかの扱いや要領よくシゴトをこなせるというスキルがあるんだったら、別にレコード店でバイトするという雇われるというスタイルではなく、いっそのコト自分でレコード店をはじめた方がイイんじゃないかなって思います・・・ホント。
「イヤイヤ、そんなお金ナイし・・・」って思うかもしれませんが、ヤフオクとかメルカリとか既存のプラットフォームを利用すれば、結構ヤッていけそうな気がするんだけどね。

とういうワケで結論です。
■レコード店でバイトするコトはあまりオススメしません。
■何故なら、バイトしたい人の理想と実際のレコード店での実務には差があるからです。
■もしかしたら「やりがい搾取」の構造に自ら入っていくコトになるかもしれません。
■レコードに携わるシゴトがしたいって思うのなら、自分でネット販売をはじめる方をオススメします。

どうでしょうか・・・ちょっとキビしすぎますか?
でも、趣味をシゴトにするコトに関しては結構、賛否両論ありますよね・・・。

TYRREL CORPORATION / BETTER DAYS AHEAD  
TYRREL CORPORATION / BETTER DAYS AHEAD の試聴
next recordsのサイトでTYRREL CORPORATIONのレコードを探してみる


Googleの検索窓に「レコード店 バイト」ってキーワードを入れてみたトコロ、こんな風にヒットしました。

少しですがレコード店もバイトの募集をしているようですね。
だけど、ドコのレコード店もバイト代は最低賃金・・・。ま〜そういうコトですね。
レコード店最大手のディスクユニオンさんでは、バイト採用PR動画まで作るというチカラの入れ具合ですね。

うわ〜イイな〜こんなの見ちゃうと、レコード屋でバイトしたくなっちゃうよっ!
だけど、ディスクユニオンでバイトしちゃうと、ディスクユニオン全店で中古レコードの購入は絶対に出来ないという鉄壁の掟(オキテ)があるので、もう「ユニオンでは絶対に中古レコードを買わないっ!」って覚悟を決めてバイトに応募しましょう。


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お店に来ていただいたお客さんから
「ナニがキッカケでレコード屋をはじめたんですか?」って訊かれました。
こう訊かれたら「いや〜レコード、めっちゃ好きなんで好きなレコードに関われるシゴトがしたいな〜って単純に思ったんですよね〜」っていうコトになるのですが、よくよく考えてみるとレコード屋を始めるキッカケ的なモノってその時のタイミング的な部分が結構大きく関係していたんじゃないかなって今になって振り返ってみれば思ったりします。
オイラがレコードの販売に関わるようになってハナシを以前このブログで書いたコトがあります。
副業でレコードを売って稼いだ時のハナシ (前編)
副業でレコードを売って稼いだ時のハナシ (後編)

要約すると、大阪で友達2人がはじめたレコード店のカタログ通販部門を完全受託で任せられたコトがはじまりでした。
この中古レコードのカタログ通販が、DJブームの追い風もあって相当、ウマくいったんですよね。
その時のエピソードは、上記の記事を読んでいただければわかります。
その後、友達2人はノレン分けしてそれぞれ大阪と渋谷でレコード店を営むようになりました。
オイラは、その後も大阪のお店のカタログ通販を請け負っていたのですが、大阪のお店のほうが事業拡大に伴い、ショップの人員を増やしたのを契機にカタログ通販を自店舗内で内製化して行うというコトでオイラは、カタログ通販の受託業務からハズされるコトになりました。
ま〜オイラが、カタログ通販の受託をハズされるのも理由としては、わかりますよ・・・タブン、あの時の売上からすると、スタッフ数人分の給料に匹敵するくらいの費用をオイラに業務を委託するコトで負担していたワケだからね。
で、レコードの販売からは、オイラは完全に撤退するコトになるワケです。
この時は、「あ〜レコードの販売、終わっちゃったなぁ・・・」ってカンジでこの時点では、レコード屋をはじめる気なんてまったくナイ状態でした。
元々、副業としてはじめたレコードの販売だったので、その副業がなくなったダケで、本業のシゴトだけに専念するってコトになりました。
まぁ〜正直、好きなレコードに関わるコトが出来なくなったのは、ちょっとザンネンでしたケドね・・・でも友人の協力があってホトンド、リスクがゼロからはじめた副業だったので終わる時はアッサリ終わったな・・・ってカンジでした。

一方、ノレン分けした渋谷のお店の友人は、海外への買い付けと店頭での販売で日々、忙殺されていました。
日本と海外とを頻繁に行き来して、海外で2週間買い付けをして、日本に帰って2週間、店頭販売するとスグにレコードが売れてなくなるので、また海外へレコードの買い付けに出向くというハードワークをこなしている状態で、今日が何月何日かも解らないくらい忙しくお店をキリモリしている状態でした。
大阪在住でレコードのカタログ通販から完全撤退したオイラにある日、アメリカで買い付け中のノレン分けした渋谷のレコード店を営んでいる友人から突然、電話がかかってきて「オレと一緒に新しいレコード屋、やらへんか?」ってハナシをされました。
忘れもしない1999年の初夏のコトです。
渋谷の友人は、当時、店頭販売のために1人スタッフを雇っていたのですが、自分1人だけでは買い付けとお店の営業管理に手が回らないので、カンペキに信頼出来る人間に店舗業務のすべてを任せて自分は、海外の買い付けだけに専念するという2人柱でレコード店をやりたいって相談されました。
当時、オイラはフリーランスで広告デザインのシゴトをしていてコッチの収入は、結構浮き沈みがあって不安定な状態・・・しかも、妻は妊娠中・・・今後、ナンとかしなきゃイカンって思っている最中でした。
一方、渋谷の友人は、レコードの販売は、調子イイものの忙しすぎてカラダが持たない状態。
そんな2人の思惑がタイミング的にぐうぜんハマって2人柱のレコード店をやるコトにいたりました。
友人は、当時渋谷のレコード屋が密集しているエリアからはちょっと離れた場所(今の渋谷タワーレコードの近く)で営業していました。
合理的に考えれば、その同じ場所でレコード屋を継続してできれば、新たなテナント契約など無駄なコトがなくイイんじゃないかと思ったのですが、渋谷の友人曰く
「渋谷のレコード屋街でお店を構えるコトが出来ればもっとレコードは売れるっ!」って確信していました。
1999年当時は、今のようにネット販売とかもまだなくって「レコードは、レコード屋を廻って掘るモノ」というスタイルが主流でしたからね。
渋谷 宇田川町のレコード屋、御三家であるCISCO, Manhattan Records, Dance Music Recordsがあるエリア内でレコード店を開業できれば・・・そりゃぁ〜レコード売れまくれるっ!って思っちゃいますよ。
それまでレコードのカタログ通販を数年経験して、発送先のお客さんの半数以上が首都圏在住だというコトを知っていたので、ソコにはかなりデカい商圏が存在しているというのが解っていました。
そんな構想を聞いて「上手くいかないワケがないっ!」ってオイラも思ったんですよね。

まぁ〜でもそうは思っていても、やっぱり不安はメチャありましたよ・・・ホント。
30年以上もずっと住んでいた地元大阪を離れて、生まれたばかりの娘を連れてナンの縁もない場所へ商売をするためだけに移住するってコトに。
両親や地元の友人、先輩等に多くの人に、このレコード店開業プランの相談をすると
「大丈夫なのか・・・?」
「ヤッていけるのか?」
「そんなに甘くないぞ!」
と、散々な状態で誰一人としてオイラがレコード店をはじめるコトに賛同してもらえませんでしたからね・・・ま〜心配してもらえてたんでしょうね・・・。

TAKANAKA (高中正義) / CHILL ME OUT
TAKANAKA / CHILL ME OUT の試聴
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だけど、相談した人は、誰一人としてレコード店をヤッたことがナイんですよ・・・そりゃあ、ウマくいくかイカないか、なんて判りませんよね。
それに、娘が生まれるタイミングもあったし、チャレンジよりも安定の方を優先したほうがイイんじゃないのか・・・ってフツーは思いますよね。
しかし、オイラにとって10代の頃から「大好きなレコードに関わるシゴトがしたいっ!」って思っていた気持ちがあって友人からのこの提案を断った結果、
「あの時、決断しておけば・・・」って後になって後悔したくなかったんですよね。

というワケで、1999年の秋口に渋谷でレコード店をはじめる準備のために、まずは単身赴任状態で友人宅に居候状態で転がり込むコトになりました。
next recordsをはじめてから20年・・・ちょっと節目的に良い機会なのでハナシの続きを書いてみたいと思います。

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時々、お店に訪れていただいたお客さんから「ドコでレコードを買い付けるんですか?」って訊かれるコトがあります。
当ブログ「渋谷レコード店日記」を読み込んで頂いている人は既にご存知だと思いますがもう長い間、海外へ買い付けに出向いていません。
もう、オイラのパスポートも10年以上前に有効期限切れになっています・・・。
最後に海外へ買い付けに行ったのっていつなんだろう、ずいぶんと経つんじゃないかな・・・って思い、ちょっと調べてみるとこんな記事が見つかりました。
レコード入荷の日
10年前の2010年6月の記事ですね。
読み返してみたトコロ、東日本大震災の9ヶ月前なので結構、平和な時期だったようです。
画像からすると、海外から発送されたレコードがパンパンに詰められたダンボール10箱(約1200枚)が到着した時の実況のような書き方ですね。
自分で書いていて思うのもアレだけど、ちょっと懐かしいかも・・・(笑)
上記の記事では、レコードが入荷した日のコトをイロイロ書いていますケド、タブン・・・コレがnext. recordsとして最後の海外買い付けになったんじゃないかなって思います。

2010年の3月に近くの老朽化したオンボロアパートから今のシスコ坂の場所へ店を移転して再出発をしたのですが、色んな意味で当時は、かなり厳しい状況にあったのかも?ってその頃を振り返ると思ったりします。
当時は、そういった状況の真っただ中にいても気が付かなかったみたいですが、振り返ってみるとその時は気が付かなかったコトが今なら判るみたいなカンジでしょうね。
頻繁に海外に買い付けに出向いていた時は、やっぱりレコードがスゴい勢いで売れていたし、競合するレコード店も周辺にたくさんありましたしね。
2010年だともうCISCOはなかったし、他の大手のレコード店も規模縮小してたし、たくさんあった小さなレコード店もかなりなくなっている状態だったと思います。
そういった状況だったので、海外までレコードを買い付けに行く費用負担がキツかったのかもしれません。
2010年当時は、国内でのレコードの買い取りや海外のディーラーから欲しいタイトルだけを仕入れてお店の切り盛りをしていた状態だったと思います。
そんな状況だった2010年にナゼ、海外に買い付けに出向いたのか・・・って、上のブログを写真を見て、思い出しました。
この時、アメリカへ2人体制で買い付けに行ったんですよ。オイラだけ、留守番で・・・。
たまたま2人で買い付けに行けるタイミングあって、短期決戦で買い付けに行ったんですよね。
2010年のアメリカのレコード事情は相当お寒い状況だったのは、事実だけど2人体制だと短期間でもある程度の枚数が買えるんじゃないかってふまえて買い付けに行ったっていうカンジです。
1200枚のレコードが送られているトコロから買い付けは成功している様ですね。その時の記事からは、かなり高揚している様子が窺えます・・・自分で書いている文章だけど。
まさか、この時の買い付け最後の買い付けになるとは、思いもよりませんでしたケドね・・・。
だけど、この最後の買い付けのひとつ前の買い付けですら数年前になっていたはずだったので、状況を見越して海外への買い付けから国内での買い取りへ仕入れがシフトしつつある状況だったんでしょうね。

中古レコード買い付けの回想
2019年の8月に上記の記事を書いていますね。
で、今は入荷しているレコードのすべてが国内でのレコード買取と海外ディーラーからの仕入れとなっています。
どうですか?当店の品揃えは?
やっぱり気になるのは、その部分なんですよね。
レコードを購入していただけるお客さん側からすれば、ドコでそのレコードを仕入れようが、欲しいレコード & 探しているレコードがお店にあるか・・・っていうコトが課題ですからね。
言い換えると、海外にレコードを買い付けに行ってようが国内で買い取りしていようが、欲しいレコードがなければ買わないってコトですからね。
やっぱりレコード屋的には、ドコで仕入れようがお客さんのニーズに沿った品揃えをドレだけ出来るか・・・っていう部分が全てですからね。
幸いにも、2010年の最後の買い付けから現在に至るまで切れ目なく、ある一定のクォリティの仕入れが出来ているからレコード店を継続して営み続けてられている・・・ってコトなのかなって思ったりしています。

イヤ、だけど慢心せずコレからも必死のパッチで仕入れも販売も頑張っていかなきゃって、改めて思う次第であります。

CAROL DOUGLAS / MY SIMPLE HEART (NEW YORK DANCIN' REMIX)
CAROL DOUGLAS / MY SIMPLE HEART (NEW YORK DANCIN' REMIX) の試聴
next recordsのサイトでCAROL DOUGLASのレコードを探してみる

だけど、当店のような小さなレコード店でも日本全国からレコードの買い取り依頼を受けるコトが出来たり、海外からの多くのレコードを送ってもらったり出来るっていうのもホント、ネットや流通が発達したおかげだな・・・ってつくづく思います。
コレは逆にいえば、レコードをお購入するお客さん側もわざわざレコード店へ行かずとも、通勤電車に乗っている最中でもスマホで欲しいレコードをググってポチれば翌日には、手元に届くっていうのもそうですよね・・・。
もしかしたら今後、Amazon EchoやGoogle Homeなどのスマートスピーカを使って
「next recordsで〇〇の■■のレコードを買っておいて〜」って音声で買い物ができる日も近いかも・・・もしかしてもう出来る?


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