以前、2回続けてこんなエピソードをこのブログで書きました。
副業でレコードを売って稼いだ時のハナシ (前編)副業でレコードを売って稼いだ時のハナシ (後編)
上記の記事を読んで先日、ご来店していただいたお客さんから
「実際、個人で副業としてレコードを売って儲かりますか?」
ってご質問を受けました。
レコード好きにな人にとって、好きなレコードを販売するコトで多少なりとも儲けるコトが出来ればラッキー的な気持ちになる・・・って言うのは、ありますよね〜確かに・・・。
以前の副業のエピソードでも書きましたが、今だとヤフオクとかメルカリとか個人の人がカンタンにモノを販売できるチャンネルっていうのが、複数ありますからね。
上手くにやれば、稼ぐコトは出来かもしれませんね。
この「レコードせどり」は、果たして儲かるのか・・・つまるトコロそこが知りたいっていう質問だと思います。
ちょっとGoogleで「レコード せどり」で検索して調べて見ました。
あ〜イロイロなコトが書いていますね。
レコードせどりは儲からない!
レコードせどりが熱い!
レコードせどりは稼げる?
レコードせどりはおいしい!
「レコードのせどりは、儲かる!」っていう記事と「レコードのせどりは、儲からない!」っていう記事が賛否両論でひしめき合ってますね〜笑
「レコードのせどりは儲かるのか、儲からないのか、一体どっちなんだ・・・?」っていうカンジです。
一応、レコード販売歴20年以上の、プロのレコード屋のオイラが、上記の記事を読んでも、レコードのせどりが儲かるのか、儲からないのか解りません・・・笑
上記のレコードせどりに関する記事を書いている人たちは、オイラほどレコードの販売キャリアがある人はイナイと思いますよ。
そんなオイラがレコードせどりで儲かるのか儲からないのかわからナイんですから、ニワカでレコード販売している人に「レコードせどりは儲かる!」って言われても「ホントかよ?」ってカンジでイマイチ、確証が持てません・・・笑
それにせどりで仕入れたレコードを販売して儲けるっていうのも月にナン円の売上があったら「儲かった!」っていうのも個人それぞれなんでナニをもってして儲かる or 儲からない の区別がちょっと出来ないですよね。
ま〜でも、どうなんだろ・・・オイラ的には、1年365日24時間ずっとレコードをお客さんに買ってもらえるにはどうすればイイのかってコトをNext Recordsをはじめた2000年から20年間ぶっ通しで考え続けていたワケですが、今でも「こうすればレコードが売れる!」「この方法を実行すればレコードは、儲かる!」っていう必勝のパターンっていうのを見つけるコトが出来ていません。
タブン、今後永遠にそんな「レコードで稼ぐ必勝法」なんて見つからないって思っています。
カンタンにいうと「日々、努力あるのみっ!」ってコトかもしれません・・・個人的には「根性論」とか好きではナイですが、イロイロなヤリ方を試して改善していくってコトの繰り返しだと思います。
みんなが欲しがるレアなレコードを仕入れてソレを1円でヤフオクで出品すれば、ある程度の金額に上がって、ヤフオクの相場的な落札金額になるとは思います。
当然、ソコで「利益・儲け」を出すには、そのレア盤をいくらで仕入れるかですよね。
当たり前ですが、落札金額よりも仕入れ値が高くなっちゃえば赤字ですので儲けるドコロのハナシではなくなります。
ま〜実際に、落札価格が1万円を超える様なレア盤が、1000円とか2000円とかで手に入れるコトが出来るのか・・・ってどうでしょう?
もうホント、奇跡的にフリーマーケットとかリサイクルショップとかでそのレコードの価値が解らない人やお店でそのレア盤を手に入れるコトが出来て、ヤフオクに出品して1万円で売れたら相応な利益が得られますが、そのラッキーは次も続くのか・・・。
1回限りの「お小遣い稼ぎ」ならイケると思いますよ。
だけど、レコードせどりで稼ぐっていうのは、1回だけのラッキーではなく毎月安定的に数万円の儲けを得たいっていうコトだと思うんです。
再現性がないビジネスは継続が困難だと思うのでなかなか難しいかもしれません。
ヤフオクやメルカリといった市場で継続的にレコードを販売していくってコトを考えたら、レア盤メインは現実的にはムリなので比較的仕入れやすい、手に入れやすいレコードをせどりするコトになると思います。
個人の人が、仕入先をフリーマーケットや町の中古レコード屋なんかを本業のシゴトの合間の時間を使って巡って仕入れるっていうのが、現実的にやりやすい方法かもしれません。
この方法は、比較的安価にレコードを仕入れるコトは出来るけど、ヤフオクやメルカリといったマーケットには同じレコードが出品されているので価格は安くないと売れにくいですよね・・・となると1枚のレコードを販売して得られる利益は、ガクッと下がって数百円とか、ウマく行って数千円ってなると思います。
フリマアプリの比較的売りやすいレコード販売価格のレンジをみると数百円〜1000円とか2000円くらいのようです。
出品、取引、出荷の手間のコトまで考えると販売価格が数百円だと割に合わないので、副業といえどもビジネスとして継続的に利益を得るには現実的には数百円で仕入れて、1000円以上で販売するコトが出来るタイトルに絞られるような気がします。
仕入れのためにアチラコチラを巡ってレコードを掘る作業まで込みにして利益を得るとなると、それほど旨みのあるビジネスではナイのかもしれません。
1点モノの中古レコードのせどりで儲けるのは、やっぱりそれなりの苦労が必要なのかもしれませんね。
だけど、のちのちレアになるのが確実な新譜のレコードでせどりをするんだったら・・・って考えるとまた違ったヤリ方があるのかもしれません。
ま〜だけど限定プレスのレコードのリリースがあっても「おひとり様1枚限り」っていうシバリもありますからね。
複数枚手に入れたかったら、家族、親戚、友人を総動員しないとイケないですね〜笑
SAX MACHINE / SAX IT UP (JUNGLE LOVE)
SAX MACHINE / SAX IT UP (JUNGLE LOVE) の試聴
next recordsのサイトでSAX MACHINEのレコードを探してみる
ココまで書いてきてレコード販売歴20年以上のリアル・レコード店主のオイラがアドバイス的に言えるコトは・・・
「レコードせどりが儲かるか、儲からないかは、ソレをやる人の努力次第っ!」って結論です。
もし、オイラがレコード店主ではなくってフツーに会社員だったとして副業としてレコードを販売するコトで儲けを得たいって思ったらどうするかな・・・。
「副業でレコードを売って稼いだ時のハナシ」の時に書いたようなパターンを現代風にアレンジして、よく行くレコード店でネット通販とかウマく出来ていないレコード店にくい込んで、WEBサイトを立ち上げてソコで販売させてもらって売上に応じたロイヤリティを得るヤリ方をするかなぁ。
必要な在庫も抱えなくてイイし、自分で仕入れもしなくてもイイし・・・。お店の在庫管理も出来ますよっ!ってやれば、困っているレコード店であれば比較的応じてもらえるかも?
意外と、小さなショップは困っているみたいですよ、在庫管理とかネット販売とか・・・ソレにこのビジネスモデルはレコード店に限らず、他の業種でも応用が出来るのでウマく営業すればイイ稼ぎが出来るかもしれません。
渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
ゼヒ、お気軽にお問い合わせください!
毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。
このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。