渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:渋谷レコード店日記

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今年最後のエントリー記事となります。
恒例の今年一年振り返りネタですね。
2020年は、もう過去に例がナイくらい、「どエライ」インパクトのある1年でした・・・。
このインパクトある1年っていうのが、当店だけの事情っていうののなら、「あ〜あるよね・・・そういったコトって。」なるのですが、世界中で「どエライ」状況になったのですから、驚きです。
まさかこんなコトが起きるなんて・・・って世界中の人が思ったでしょう。
というか、コレだけ人類が発展してくても目に見えないウィルスの前では、世界中の頭のイイ人達が関わっていても対応が出来ないっていうコトなんですね。
自然の前では、ニンゲンの無力を痛感しました・・・。
毎年12月は同じネタで「今年1年はこんなカンジでした〜っ!」なんて書いていますが、next recordsの20年の歴史の中でも過去一番、将来が見通せない不安な気持ちになりましたね・・・ホント。
だけど、コレ、「なりましたね」って過去形で書いちゃってますけど、リアルではナ〜ンにも解決していないので現在進行形なんですよね。

というワケで、2020年の過去の記事をを読み返してみました。

2020年の1月から2月にかけては、全くフツーに平常営業ないつものnext recordsな話題を書いていますね。
そんな中でも、夏に開催を予定している最大級の目玉イベント「東京オリンピック」へ向けて、前向き & ポジティブ & やってやるぜっ!感が文章の節々からカンジられます・・・。
今思えば、この時は、暗い影が忍び寄ってきているってコトなんてまったく気付いていないですね・・・ホントに。
で、3月の2週目からついに出ました・・・コロナな話題。
渋谷の「現在」を中古レコード店主目線で説くよ
ん〜今読み返してみると、結構深刻なカンジに向かっているっていう状況を書いていますね。
タブン、上記の記事を書く2〜3週前からTVとかで「コロナ問題」が大きく取り上げられていたんだと思いますが、あえてソコには触れないでいたようですね。
まさか自分に直接的に影響が降り掛かってくるなんて思っても見なかったのが状況が一変したんでしょうね・・・この時、アタリから。
外国人のお客さんが激減したコトも書いていますね。
ちなみに1月は20件以上、2月は5件ってカンジで外国人の免税手続きを行っていましたが、3月は1件になっています。

で、3月の末頃には、当時の心境が深刻に書かれています。
渋谷のレコード店で今後のコトを想う・・・。
書いてますね〜資金繰りのコトとか、先行きがまったく見通せない不安なコトとか、外国からのお客さんが皆無になったコトとか。
一方、巣ごもり需要で通販が昨年よりもよく売れているってコトも書いていますね。
3月後半の週末には、多くのレコード店が週末の営業を自粛していますね。

で、4月になって緊急事態宣言があってお店は休業したってコトを書いていますね。
記事の内容もホトンドがコロナ関係です。
ブログの記事では、明るく振る舞っていますが、今思い返したらこの時期は「もしかしてダメかも・・・しれない・・・」ってコトがアタマをよぎっていましたね。

で、5月にはいって緊急事態宣言の延長があって、お店の今後とか在り方とかナンか書いてるので、かなりメンタル的にヤバかった状況なのが推測できます。
そんな中でもネット通販がいつもより激増したオカゲで、店舗の長期間休業分をなんとかカバー出来ているカンジのコトが書いています。
next recordsの今後のコトについて・・・。
5月の末には、お店をヤメて通販だけでやっていく的なコトについても言及していますね。

そして6月になってようやく「臨時休業期間 55日間」という暗黒の時期をヌケたワケです。
今まで通り、渋谷でレコード店を続けたいっ!
そして7月以降の渋谷レコード店日記を読む限りでは、平穏なカンジに戻っていってますね。

その後も時々、コロナ関係の話題は取り上げていはいますが、気持ち的にも「今まで通りガンバってお店の営業をやっていこうっ!」って前向きになってきているようなカンジですね。
イヤ〜しかし、ホントにnext recordsの過去、20年の歴史の中でも最大級なピンチでしたよ。
ってコレもまだ進行形ですが・・・。
ちなみに12月に入ってくらいからですが、渋谷の街でも少しづつですが訪日外国人が心なしか増えてきたような印象です。
そして、先に書いた免税手続き・・・12月に入って1件・・・3月から11月まではず〜っとゼロでしたからね。

2021年は一体どんな1年になることやら・・・まったく想像ができません。
夏のオリンピックは、開催できるのかってコトや一般にワクチンは、いつ出回るのかってコトや世界中の経済はどうなるのか、・・・なんて不確定要素がまだまだ盛りだくさんです。
そして、直近だと変異したウィルスって新たな問題も起きています。
東京都内では、緊急事態宣言の時よりも大幅に感染者数も増えています。
フツーの生活においても外を出歩く時は、マスク着用がデフォルト状態になっちゃいました。
我が家でも今年は外食したのもホント、数回ですよ・・・。
一方、ご来店のお客さんは、コロナ前には、まだまだ全然戻っていないですがその分、ネット通販はかなり増えました。
しかも海外向けも昨年よりも大幅に出荷量が増えました。

STARDUST / MUSIC SOUNDS BETTER WITH YOU
STARDUST / MUSIC SOUNDS BETTER WITH YOU の試聴
next recordsのサイトでSTARDUSTのレコードを探してみる

ホント、今年はタイヘンな1年でした。
そして何度もココロが折れそうな状況になりましたが、当店をご利用していただいたお客さんに支えられて困難を乗り越えるコトが出来ました。
ホントにありがとうございます。
また、こんな弱小零細な中古レコード店主にも関わらず、サポートしてくれたスタッフにも感謝です・・・。
コロナ問題の収束や先行きはまったく見通せない、そしてまだまだクリアしなきゃいけない課題や問題も多くありますが、ナンとか今までnext recordsを営むコトができました。
2021年は、困難を逆手に、逆境をバネにして、もっとイイレコードを紹介できるようガンバっていきたいと思っていますっ!
2021年もヨロシクお願いいたします。

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このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。

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next recordsは、2000年から渋谷 宇田川町で中古レコード店を営業しているのですが、お店をはじめた当時から一貫して12インチシングル専門のレコード店として営んできています。
レコードには、アルバムもあるし、ドーナツ盤(7インチシングル)も存在しているのに、ナンで12インチシングルの専門店なのか・・・的なハナシは今まで何度かこのブログでも書いてきましたが、端的に言うと
「店主が12インチシングルが好きだから・・・」
という、趣味が高じてお店をはじめちゃった・・・みたいなカンジのショップだからです。
若かりし頃にはじめたレコード店ですが、まぁ〜今思えば、「店主の趣味でお店をはじめるとは・・・」って結構な無茶ブリだなぁ〜とは、思いますがね(笑)
当店では、オイラを含めて3人でお店の営業をしているのですが、3人とも「12インチシングルが史上最高のレコードだっ!」という共通した認識でいます。
ネットも未発達だった20年前の状況で今みたいなマッチングアプリなんてナイ時代にも関わらず、同じ趣味嗜好の人間が3人も揃うなんて相当、奇遇だと思いますね。
まぁ〜そういったカンジで我々はレコードにコダワリをもって12インチシングルの専門店を営んでいるワケです。

そんな超ニッチなコダワリのレコードショップでもある12インチシングル専門店Next Recordsには、ありがたいコトに当店のコダワリの品揃えに共感していただけるお客さんが日々訪れていただいています。
しかしっ!コダワリの12インチシングル専門レコード店に訪れるお客さんの中には、やはり一般ではなかなか理解しにくいとも思える・・・みたいなコダワリの中にさらにコダワリをお持ちのお客さんもいたりします。
例えば・・・レコードの盤やジャケットにコンディションに超コダワルがある人。
まぁ〜中古レコードなので「出来れば状態のイイきれいなレコードを買いたいっ!」って思っちゃうのはものスゴく理解できます・・・がっ!
コンディション関係に超コダワリを持った人の中には、ちょっとフツーでは理解が出来ないくらいの領域にイっちゃってる人もいたりします。

店頭にご来店いただいた際には、検盤は必至なのですが、オイラが見たカンジでは盤の状態を見て、かなり良好な状態のレコードでも、NGだったりします。
ご来店いただいた当初は、NGが出されたレコードを見て「結構、良好なコンディションなのにナンでダメなんだろう・・・」って不思議に思っていたのですが、ある時そのお客さんに率直にNGの理由を聴いてみました。
すると・・・
「センターホールのカタチが気に入らない」とのコト・・・。
「えぇ〜〜〜〜?ってちょっとソコ?!」って正直ビビりました(笑)

レコードのコンディションを表す時のワードで「レコードのヒゲ」っていうのがあります。
解説すると、「レコードのヒゲ」とは・・・
レコードを再生する時にターンテーブルのセンタースピンドルにレコードのセンターホールを挿す時にちょっと的(まと)がハズレてグリグリってした際にレーベルについた痕のコトです。
hige
このセンターホールを周辺の線上の痕のコトです。
この画像はちょっとヒドイですが・・・。

コダワリのお客さんは、このヒゲのコトを言っているのかと思ったら実は、そうではなくって、センターホールのカタチ・・・つまりどれだけキレイな真円なのか・・・っていう部分でNGだったのです。
もちろん、盤のコンディションの状態は、オイラが感じるに相当最上級な状態をご所望ですので、ヒゲなんてものはもってのほかでゼッタイに100% NGです(笑)
オイラが見た限りでは、どんなセンターホールがOKで、どんなセンターホールがNGなのかってコトはまったく判断出来ません・・・(泣)
まぁ〜30枚ぐらい検盤して、1枚OKがあればイイくらいの確立です。
「このセンターホールのドコがダメなんですか?」って訊いてみると・・・
コダワリのお客さん曰く「センターホールがカンゼンにヤラれている」とのコト。
ん〜すいません・・・ちょっと、理解不能です・・・(笑)

しかし、唯一イッパツOKなレコードが存在します。
ソレは、「シールド」のレコードです。
シールドとは、US盤なんかでよく見かけるレコードを覆っているシュリンクが未開封の状態のレコードのコトです。
見かたを変えると「センターホールにコダワル」というより「シールドのレコードが好き」とうコダワリなのかもしれませんね〜。
だけど、シュリンクがつかないUK盤やEU盤は、どうなのか・・・っていうコトを訊いてみると、やはりセンターホールの状態が気になるので全チェックだそうです。
シールドのレコードっていうのもまた、盤の反りとかの問題もあったりするので、完璧ではナイと思うのですが・・・。

レコードのコンディションに関しては、あまりにもコダワリがアリすぎて通販でレコードが買えないって人も結構いたりします。
電話で「コンディションの状態はどうですか?」と時々、お問い合わせをいただくのですが、コンディションのOK or NGの判断ってかなり個人差があるので、レコード店主という立場としては、状態を尋ねられると安易に「キレイです」ってなかなか言えないんですよね。
何度も購入していただいているお客さんならおよそのOKの妥協ラインがなんとなく解るのですが、はじめてのお客さんには、「比較的キレイですが中古なのである程度の使用感があります」っていうコトしかお答え出来ないんですよね。
コンディションの不安があるので、お店に出向いてレコードの状態を確認に来ていただくお客さんもいたりしますから。
まぁ〜でも人気のタイトルとかは、結構速いペースで売れてしまうケースもあるので、金曜日に新入荷のレコードを追加後に、気になるレコードがあったので土曜日にお店に訪れたケド、他のお客さんに購入されてしまった・・・ってコトもよくあったりします。
せっかく、お店に訪れても売り切れてしまって無駄足だったみたいなカンジです。
お店的には、「申し訳ナイ」っていう気持ちもありますが、もうコレは、個人的なコダワリの部分ですので、ご本人の妥協ラインを変えるしかナイですよね。
長年探していたレコードもコンディションのコダワリがあるために、買うコトが出来ない・・・っていう、ある種のジレンマな状態になっちゃうみたいなカンジでしょうか。

まぁ〜そういうオイラも、たまたあ偶然聴いたある曲を「スゴくメチャ良い曲だっ!このレコード、ゼッタイに欲しいっ!」って思っても、その曲が、アルバムしか収録されていなかったり、とか再発盤 / ブート盤でしか存在しないとすると・・・もうイイやってなっちゃうみたいなカンジですからね。
12インチシングルにコダワルあまり、良い曲に出会っても買うコトが出来ないってコトです。
オイラの場合は、大前提の「オリジナル12インチシングルでなければならないっ!」っていう第一段階でのコダワリなので、ソコはゼッタイに譲れないんですよね。
しかし、ジャケットやレコード盤自体のコンデションの妥協ラインは、比較的ユルイので結構GETできるレコードの範囲が広いですケドね。

CARL BEAN / I WAS BORN THIS WAY (BETTER DAYS VERISION)
CARL BEAN / I WAS BORN THIS WAY (BETTER DAYS VERISION) の試聴
next recordsのサイトでCARL BEANのレコードを探してみる


レコードの盤についたキズをNGにする人は結構、多いのですが、キズの妥協ラインはユルイにも関わらず、盤の反りには並々ならぬコダワリがある人もいたりとか・・・。
ジャケットのパンチホールやカットアウトは、ナニがなんでもNGだっ!って人もいたりとか・・・。
趣味性の極めて高いレコードに関しては、コダワリの中のさらなるコダワリっていうコトは、出来やすいのかもしれませんね〜。
そもそも、今の御時世に「ゼッタイにアナログレコードで音楽を聴きたいっ!」って思う時点で一般人には、理解しにくいコダワリが発動していますしね(笑)

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いや〜また、コロナの感染者数が増えてきましたね・・・。
世界的には、緊迫感マンテンだった時期の新規感染者数をさらに上回っているようで、ヨーロッパの都市では、外出禁止になったり、アメリカでは1日の感染者数が10万人を超えたりと・・・。
日本でも例外なく感染者数が増えてるっ!第二波が訪れているっ!ってカンジのようです。
このブログでも2020年春の緊急事態宣言下の様子をレコード店視点で記事にしていました。
厳戒態勢が解かれて、もうそういったコロナ関係のハナシは書くコトないかもなぁ〜ってバクゼンと思っていたのですが・・・。
また再び、書くようになるとは・・・。
だけど、春の感染者が増えた時期よりもナンダカ緊張感がイマイチ、ないんですよね。
もうアノ時は、メンタル的に結構、「ヤバイかも・・・」って思ったりもしていたのですケドね。
しかし、結果としてnext recordssでは、アナログレコードが巣ごもり需要の波にウマく乗れて致命的なダメージをくらうことなくやり過ごすコトが出来ました。

で、緊急事態宣言明けから半年近く経ったワケですが、毎日通っている渋谷が、少しずつですが変化しているコトに気が付きました。
ナンていうか・・・ココ数ヶ月の間でお店の閉店がかなり増えて来ているような気がするんですよね。
特に比較的人が多いと思われる路面店のお店が結構、辞めちゃっているみたいなカンジです。
飲食店とか雑貨店とか、洋服屋とか・・・。
渋谷でも最大売り場面積だったレコファンも10月に閉店しちゃいましたしね。
テナントビルでイチバン集客がある路面の店舗でクローズするというコトは、テナントビルの上層階のショップとかは、もっとヒドイのかもしれません。

で先日、2019年のちょうど今の時期にオープンした渋谷パルコ(PARCO)へ久しぶりに行ってみました。
オープンした当時は、中に入るにもかなりの行列でものスゴイ人の数で賑わっていたのですが、週末の天候にも恵まれた日にも関わらず、お客さんの数はまばらでした。
建物自体が相当デカイので数千人の人が入ってもキャパ的には、混雑しているようにみえないのかもしれませんが・・・レコード店が入っている地階にも行ってみましたが、人気のあるハンバーグ店以外はあまり人が入っていない様子でした。
というか、地階・・・ハンバーグのニオイがヤバイ・・・。
さらに、7月にオープンしたばかりの宮下パークにも行ってみました。
コチラもオープン当時の賑わいはサスガにナイですが、比較的人出はありましたね。まぁ〜出来てまだ数ヶ月ですからね。
で、思ったのですが、やっぱりこういった商業施設ってコロナ騒動前の集客プランで設計されていると思うのですが、もう明らかにその計画自体が達成困難な数字になっているような気がします。
渋谷でもっとも人の入りが目で見てわかりやすいのはセンター街なのですが、1年前に比べると明らかに人の出は少ないワケです。

去年の今頃は、どんなコトを書いていたんだろうってこの「渋谷レコード店日記」の過去記事を読み返してみたのですが・・・
「ものスゴイ勢いで外国人客のコト書いてるな・・・」ってカンジました。
確かに、1年前は店頭での売上の半分以上は、インバウンド消費による売上でしたね。
海外からのお客さんは、マジでバンバンレコードを買ってくれましたからね。
しかし、今だとそういった外国人客は、皆無なワケです。
参考までに政府の観光局が2019年にオリンピックイヤーの2020年には倍増するだろうって試算していたグラフはこんなカンジです。
inbound

タブン、このグラフの2020年の実質は、限りなく0円に近くなる予想でしょうね。
天国状態から一気に落下ってカンジでしょう。
当店としても結構、アテにしていたんですケドね〜オリンピックとかインバウンドとか、お店的にはも結構ソッチのほうにリソースを振っていたりしていたのですが、カンゼンにハズしてしまいました。
一応、2021年に東京オリンピックを開催するという計画になっているようですが・・・やっても本来とは違う開催になるのは必至でしょうね。
あんまりアテにしないでおこ〜う(笑)

WOMACK & WOMACK / MPB
WOMACK & WOMACK / MPB の試聴
next recordsのサイトでWOMACK & WOMACKのレコードを探してみる

で、当店のような零細中古レコード店もやっぱりイロイロ考えるワケですよ。
この先、どうなるかなぁ〜なんてコトを。
まぁ〜タブン、もうコロナはず〜っとコレからもあるって前提でやっていくっていう様にプランを見直したほうがイイのかも・・・なんてカンジでね。

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2020年6月のはじめに緊急事態宣言明けから早くも半年になろうとしています。
おかげさまで、緊急事態宣言下でのすごもり需要でなんとか生きながらえている零細中古レード店 渋谷ネクストレコードです。
以前にもこのブログで言及しましたが、コロナ禍で新たにレコードを聴きはじめた人が、増えてきたようで当店でもはじめてご来店いただくお客さまがチラホラとお見かけするシーンが多くなりつつあります。

まぁ、わかりますよ・・・初来店のお客さまって・・・みれば、スグに。
やはり、明らかに店内での様子を見ていると視点というか焦点というか、定まっていないのでエサ箱をチラホラと見ながら店内をグルっと一周りするカンジなので
「あっ、はじめて来ていただいたお客さまだ・・・」って気がつくのです。
明らかにウチのレコードの趣向とマッチしないお客さまだと、店内グルリで即、さようなら・・・ってモノの数十秒でお帰りになる人もいますが、店内グルリ中で、エサ箱のレコードを手にとって見ていただけるお客さまでご自身の趣向にマッチして頂けたりすると、ちゃんと足を止めてレコードを見て頂けたりします。
もともとレコード店へ来るコト自体に慣れている人なら、レコ屋内での立ちふるまいとかを解っていると思うのですが、昨今だとつい先日からレコードを聴きはじめたって人も結構割合としても多いようにカンジるんですよね。
で、先日こんな動画を見かけました・・・。

レコード屋店主的には、「はじめてレコード店に訪れる人の心境ってこんなカンジなのか・・・」って・・・。
まぁ〜このYouTuberさんの朴訥なキャラがちょっと面白いですね。
試聴する時にレコード屋スタッフに「試聴したいんですが・・・」って訊くのがコワいってカンジるのか・・・って。
幅広いジャンルのレコードを扱っているようなディスクユニオンやHMVレコードショップのような一般店だと、個人的には入りやすそうに感じるのですが、動画をみているカンジではソレすらもド緊張のさなかで決死の思いで行動しているのがソレとなく伝わってきます。

とするとですよ・・・比較的入りやすい敷居の低いと思われるディスクユニオンやHMVレコードショップで、このカンジだと当店のような小さな個人店でさらに専門性がMAXのレコード店だとどう思われるんだろう・・・って、カンジたんですよね。
2000年に渋谷で開業した当初は、レコード店主としてズブの素人だったオイラですが、DJブーム真っ只中という状況だったので、お客さんの全員がオイラと同等もしくは、ソレ以上にレコード店に慣れている人ばかりでした。
はじめてご来店したお客さんも来店と同時に数十秒で「この店がどんなレコード店なのか」ってコトをスグに察知して、お目当てのコーナーを探して掘るっていうコトがみんな自然と出来ていたのです。
だけど、最近のアナログレコード人気でレコードを聴きはじめた人は、当店のような極めて専門性に特化したようなレコード店に入ったらどう思うんだろうなぁ・・・。
まず、当店は扱っているレコードっていうのが、12インチシングルだけっていうコトが判りにくいんですよね・・・なので、ちゃんと説明したほうがイイんじゃないかなってオイラは思うワケですが、そもそもレコード店に訪れてソコの店員から声をかけられるっていうコト自体、プレッシャーにカンジられるんじゃないか・・・って危惧するんですよね。
タブン、ディスクユニオンやHMVに訪れても絶対にレコ屋スタッフが、レコードを見ているお客さんに声掛けするコトなんかナイと思うんですよね。
なので、声をかけられる事自体、「エッ!?ナニっ?コワっ!」って思われちゃうかもしれない・・・って、思うのでシラ〜っとしていた方がイイのかもしれない・・・だけど、ナニも説明しなかったらこの店がどんなレコード屋なのか解らないまま、「あ〜ナンかワケのわからないレコード屋だったな・・・」って二度と来てくれなくなるかもしれない。
まぁ〜もともと当店と趣向が合わないお客さんならソレは全然構わないのですが、意外と12インチシングルの良さをちゃんと理解してもらえたらかなり、ハマると経験上カンジているんですよね。
お客さんに声がけするか、しないか、◯か✕って単純に判断するんじゃなくて、様子をうかがって判断しているのですが、コレが結構難しいんですよね。
まぁ〜お店的には、この声掛け判断が、オイラにとってもお客さんにとっても今後のレコードライフの命運につながるっ!ってカンジですから・・・(笑)

一応、こんな気持を抱えてオイラも覚悟を決めて「ナニかお探しですか?」って緊張しながらお声がけするのですが・・・・
「あ、大丈夫です・・・」ってこのワードを聞くと、「しくじったぁ〜っ!」って落ち込むワケなのです。
冷静に考えると「ナニが大丈夫なのか」っていう部分はあるのですが、コレは別の意味だと「ほっといてくれ」っていう意味だと思うんですよね・
で、コレがキッカケで「あのレコード屋、めんどくさい・・・」ってなるんじゃないかな・・・って、「もう二度と行かないっ!」ってなるんじゃないかな・・・って。
こんなコトを考えているとレコード屋をはじめて20年経ちますが、改めて接客ってホント難しいなぁ・・・って思うんですよね。

KAJAGOOGOO / TOO SHY
KAJAGOOGOO / TOO SHY の試聴
next recordsのサイトでKAJAGOOGOOのレコードを探してみる

でもね、レコードが好きな人ってレコードのハナシをするコトも好きだと思うんですよ。
タブン、レコードが好きな人が、周りにの友人知人にレコードの話題を持ちかけても「ふ〜ん、そうなんだぁ〜」ってソレだけでハナシ終わっちゃうと思うんですよね。
だけど、レコード屋の店員とハナシをするようなナニかのキッカケがあれば、100%レコードの話題だけで思っきり会話ができたりするのでソレはソレでめちゃ楽しい時間が過ごせると思うんですよね。
ソレに自分が知らない曲で、イイ曲とかも紹介してもらえたりとか、知らなかった情報を得たりするとか・・・って結構、有意義なんじゃないかなって。
ま〜だけど、確かに慣れないと緊張しますよね〜はじめてのレコード店って・・・。

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war_worldisaghetto_uk

前々からこのブログでも書いていますが、インスタグラムで毎日、レコードのレビューを書いています。
まぁ〜その曲に関する、個人的な感想や楽曲にまつわる様々エピソードなんかを記事にしてアップしているのですが、イロイロ書いていると、「そうだったのか・・・」なんて今さなながらですが、結構な割合で新たな気付きがあるコトに気付きました。
ヘンな日本語ですが・・・。
例えば、
ず〜っと聴いていたアノ曲が実は、カバー曲だった! とか、
あのアーティストとこの人が兄弟だった! とか、
実は、アルバムと同じバージョンだと思っていたが、12インチはちょっとMIXが違っていた! とか、
あの曲のプロデュースをこの人がしていた! とか、
存在しないと思っていた、あのバージョンが実は、存在していた! とか
全然、よく見かけるレコードが、実は海外でメチャ高額なレア盤だったっ! とか
というふうに、毎回記事を書く度に、新しい気付きがあるコトにちょっとした新鮮味をカンジちゃっているんですよね。

10代の頃よりレコードを聴きはじめて30年以上・・・レコード店を営んできて20年・・・ソレまで相当な数のレコードを聴いてきましたが、すでに何度も聴いていて、イントロの1小節だけ聴いただけでも、タイトルが解ったりするくらいのレベルにきているという自負があったのですが、実はその曲にはもっと奥が深い知るベキ事柄があったというコトが、スゴく新たな学びを得たみたいで楽しいんですよね。
というか、別の見方をすると長年、レコードに携わってきているんですが、ホントのトコロは、全然ナンにも知らなかったのか・・・!って思う部分もあったりして。
今のようにインターネットが当たり前のようになかった時代のレコードの買い方って、例えば音楽雑誌のレコメンドを読んで、その記事から
「この曲なんか良さそう・・・聴いてみたいなぁ・・・」ってカンジで曲への欲求が高められたりしました。
そういったプロの音楽ライターが書いた記事っていうのは、やはり文章力があるので、トーゼンですがウマいワケですよ・・・読者に、この曲を聴いてみたいと思わせるというか喚起させるパワーがあるというか、・・・。
単純にその曲だけを聴いた時の良し悪しや好みだけでレコードを手に入れるという方法もあるのですが、その曲のバックグラウンドを知るコトで、その楽曲やアーティストに対する思いとか気持ちなんかが、より一層高まったりするっていうカンジです。
例えば、Queenの映画とかイイ例ですよね・・・。
あの映画で描かれた描写を見て、今まであまり知られていなかったコトとかを見て知って、Queenの曲自体の評価や思い入れが高まるみたいね。
もうQueenの曲自体はリリースされてから楽曲の良さや評価はあったのですが、曲やアーティストの背景を知るコトでその曲への思い入れが強くなりっていうパターンですね。

なんか、自分でインスタグラムの記事を書くためにその楽曲のコトを調べていて、その背景をしって自分でハマってその曲を更に好きになるという・・・。
まぁ〜もともと知っている曲や好きな曲を紹介しているのですが、改めてその曲の良さを再認識しちゃっています。
あとね、一応試聴用の動画も付けているのですが、インスタグラムにアップロードできる動画の時間が1分っていう制約があるんですよね。
で、本来なら曲のイントロからお聴かせしたいトコロなのですが、12インチシングルの場合、イントロだけで1分なんてスグに経っちゃうんですよ・・・。
もう全然曲のイチバン美味しいトコロまでたどり着けないっていう・・・(笑)
で、曲にもよるのですが、12インチシングルのExtendedは、だいたい6分とか7分とかの曲の長さがあるのですが、その長さのなかで1分という制限だけで伝えられるイイ部分を探して切り出すっていう作業を動画を撮影する前にしているのですが、意外とこの工程をしている時に、
「あっ!この部分カッコいいな・・・」って思う部分に気がついたりするんですよね。
最近だと、曲の間奏・ブレイクとか、楽器のソロ・パートなんかにセンサーが反応しちゃうみたいな・・・(笑)
当初、動画による試聴ファイルを撮影する時は、解りやすくサビの部分を録っていたのですが、なんか徐々にブレイクやダブっぽいパートを選んで録るようになってきたっていう傾向がありますね。

オイラ個人としては、アーティストへの思い入れっていうのはかなり希薄なんですよね・・・もうソレ以上に12インチシングルへの思い入れが強すぎて・・・。
それで、インスタ用の記事を書いていると、アメリカのアーティストなのにヨーロッパでは12インチシングルが様々な国からリリースされているのにUS盤は未リリースだったりとか、正規盤がリリースされていなくてPromo盤だけのリリースだったりとかする場合なんかを知ると
「ナンでアメ盤をリリースしないんだ?」って毎回思うんですよね。
ヨーロッパ各国ではリリースしているのにあえてUSではリリースしないという、その理由とは・・・?
まぁ〜まだ、その部分に明白な原因は判りませんが、もしかしたら、そういった長年の疑問をこのインスタの記事を書くコトで知ったりできるのかな・・・。

WAR / THE WORLD IS A GHETTO (SPECIAL US DISCO MIX)  
WAR / THE WORLD IS A GHETTO (SPECIAL US DISCO MIX) の試聴
next recordsのサイトでWARのレコードを探してみる

インスタグラムでは、オイラのように毎日おすすめのレコードを1枚紹介するコトを「vinyl of the day」とかっていうようなのですが、オイラのようにガッツリ記事を書いている人ってあんまりいないんですよね。
まぁ〜「イイね」のいただけるのはウレシイのですが、アップして5秒で「イイね」の評価をしてくれるっていうは・・・記事読んでませんよね・・・タブン。
インスタグラム自体が、画像メディアなので文章にそれホド、重きを置かれていないのは解りますが・・・ちゃんと文章も読んでもらえるように・・・って思う次第であります。

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