渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:渋谷レコード店日記

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3回目の緊急事態宣言が2021年6月21日に解除になりましたが・・・。
タブン、政府もコレ・・・間違いなくナンらかの思惑があってのこの時期の解除であるコトは、カンタンに想像できますね。

ちょっと思うんですが、コロナのコトで多くの人の外出の映像がテレビのニュースで放送される時って象徴的に「現在の渋谷の状況です・・・」ってスクランブル交差点とか流すのナンカ作為的なカンジがするんですよね。
渋谷がコロナの温床になっている・・・渋谷は危険なエリア・・・的なネガティブな印象操作がされてるような気がして、渋谷レコード街振興協会会長のワタシとしましては、ちょっと眉をしかめています・・・。
イヤ、ナイですよ・・・「渋谷レコード街振興協会」なんて(笑)

で、ヤルのか・・・ホントにヤルのか・・・って思われていた東京オリンピック2020ですが・・・1ヶ月後の7月23日にホントにヤルってコトでハナシは進んでいます。
トコロでそもそも東京でオリンピックをやるっていうのは、タテマエ的には平和のためのスポーツの祭典を国をあげて開催する・・・って名目だと思うのですが、ホンネの部分は、「海外からもうありえないくらいMAXに人を招き入れて経済効果をあげる」っていう部分があると思います。
ま〜世界最大規模のイベントですから・・・ハンパないくらいのマネーが動きますしね〜。
当店も本来2020年に開催される東京オリンピックに向けてイロイロ準備をしていました。
というのも、もう覚えていないかもしれませんが、2018年とか2019年とかって、かつてナイ数の訪日する外国人観光客がいましたからね。
銀座では、中国人観光客が買い物をするためバスで大挙して訪れて、浅草では浴衣を着た外国人がウジャウジャいて、渋谷ではカートに乗った外国人が走り廻るという・・・もう毎日がドンちゃん騒ぎだったワケです。
インバウンド消費もナン兆円規模で右肩上がりで増えていって、毎年、訪日客 & 経済効果が過去最高を記録するという・・・状況でした。
「爆買い」というワードもこの頃、ニュースで取り上げられていましたね。
その爆買いって、街とかエリアって規模だけでなく、ウチのような零細の中古レコード店にまでその波及がおよんでいましたからね。
2019年のこの渋谷レコード店日記の過去記事を読み返してみてもあの当時の状況がアリアリと書きました。

実際、2019年の当店の状況を思い返して見ると、店頭での売上の半分以上は海外からのお客さんからだったし、来店してくれるお客さんのメチャ多かったですからね。
そりゃ〜期待しましたよ・・・2020年に開催される東京オリンピックにっ!
免税店化したり、英語でのGoogle検索で、上位表示を目指したり、来るべき世界最大規模のイベントに備えて相当準備もしていたワケです。
しかしながらご存知の通り、状況は一変してしまいました・・・(泣)
2019年は、免税で買い物したお客さんの伝票の厚みが、うず高く積み上がっていましたが、2020年は、コロナ問題が顕在化する2月頃まで順調だったのが、4月以降は、1件だけ・・・ちなみに2021年は、今のトコロ0件・・・。
で、ヤルのか・・・ホントにヤルのか・・・って思われていた東京オリンピックですが、ホントに1ヶ月後の開催されるワケです。
現在のトコロ、「海外からの観客は会場に入れないことが、すでに決まっている。」というコトなので、一般の外国人観光客は、ナシっていうコトになりますね。
しかし、オリンピック関係者やメディア関係者など、訪日客は、タブン今年最大規模になると思われます。
実際どうなんでしょう・・・海外から訪れる人がどれくらい来るのかなぁ。
ニュースによると、オリンピック & パラリンピックの選手の合計が1万5千人、関係者は、9万人以下というコトのようです。
まぁ〜ざっくりと10万人くらいがオリンピック期間中の前後に訪れるというカンジでしょうか。
延期前計算だと、選手 & 関係者は、約18万人と試算していたようなので当初よりもかなり少なくなっているようです。

で、妄想してみたんですよ・・・このオリンピック期間の前後でどれくらいの訪日客が、渋谷に訪れて、買い物するのかなぁ〜って。
一般の観光客は、ホボ0人として、関係者枠の約10万人でレコードが好きな人がどれくらいの割合でいるのかな・・・。
あくまでも想像ですが・・・。
100人に1人は、レコードが好きな人は、いないでしょう・・・じゃあ1000人に1人はどうかな・・・タブンもう少し多いような気がします。
500人に1人だったら・・・ん〜少なく見積もってもソレくらいはいそうな気がします。
じゃあオリンピック期間中に訪れる10万人に1/500の割合でレコードを買う人がいるとしたら・・・ジャ〜ンその数、約200人・・・ショボ〜ぉ(泣)
その200人のオリンピック関係者の中でレコードが好きな人で渋谷の当店へ訪れる人は、ナン人ってなると・・・タブン、5人くらい・・・。
あ〜ナンか・・・気持ちが・・・萎えてきました・・・。

タブン、ホトンドなんにも影響ナイってコトになりそうな予感が・・・。
でも実際は、どうなるんでしょうかね・・・。
最近だと去年の今頃と比べると渋谷の街中では、明らかに外国人の数が増えてきているような気がしますし、オリンピックの関係あるナシに関わらず、もしかしたら・・・もしかするかも?
ってちょっと、キセキもあるかもしれない様な気が・・・。
まぁ〜あんまり期待しないで、ひと月後のオリンピックを迎えたいと思います。

LAID BACK / SUNSHINE REGGAE
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つい先日、政府の観光庁からこんなチラシが届きました。
tax-free

このブログでも以前に述べたコトがあるのですが、免税の手続きって超メンドーなんですよね。
で、その免税手続がメンドーだってコトは、観光庁も十分解っていて手続きの簡素化のためにPCやタブレットでチョイチョイってカンタンに手続きが出来るようになるから準備しておくように・・・っていうお達しのチラシのようです。
お店を営んでいるオイラからすると、このタイミングでこういった書類が観光庁から送られてくるっていうコトは・・・もしかして、日本政府は、海外からの訪日客を増やすぜっ!って意気込みを入っているのか・・・って思っちゃうワケです。
ン〜どうかな・・・確かに、先に書いたように街で見かける外国人は増えてはいますが、2019年のような状況に戻すコトが出来るのかな・・・。
2021年は、いまだ免税利用客はゼロ・・・はたして、どうなるコトやら・・・。

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sosband_noonesgonnaloveyou
ナニやら難しいワードをタイトルにしてカッコつけちゃっていますが・・・(笑)
こんな記事を読みました。
「店頭でワクワクしながらCDを選ぶ」という人が絶滅危惧種になった本当の理由
〜ユーザーに愛されるサービスは何か〜

レコード店を営んでいるオイラからすると、かなり興味深い内容のコラムです。
カンタンに解説すると、こんなカンジのコトが書かれています。
------------
●音楽を聴いて楽しむ人は、もっと自由に聴きたい音楽を選びたいと思っていた。

●いままでは、そういった自由に音楽を選んで聴くというコトに手間がかかっていた。

●しかしテクノロジーの発達で、安価なサブスクで大量の楽曲の中から自由に音楽を選んで楽しめる環境が整った。

●だけど、その「選択の自由」が得られると、自分の意志ではなくシステムのレコメンドに頼るようになった。

●実際、ユーザーは、システムがセレクトしたレコメンドを利用している。

●ユーザーは「選んでもらわなければ」、選べない・・・という状況になりつつある。

●サービス提供側は、よりユーザーの好みの選好を解析ことになる。

●しかし、最適化されたレコメンドだけでなく適度にユーザーを裏切るレコメンドも必要かも。
------------
実際、リアルのレコード店での販売と並行してオンライン販売を行っている当店ですが、上記で書かれているコトに関しては、「ナルホド・・・」と思うフシがイロイロあったりします。
コレ、「選択のパラドックス」とか「ジャムの法則」とかって言われるモノとかなり関係しているのかもしれません。

「選択のパラドックス」っていうのは、選択肢が多いほど自由に選べてイイよねって思われがちなのですが、実際は、たくさんの中から選ぶのがタイヘンだとか、目移りしちゃって選べないっていう苦痛を伴うっていう現象のコトです。

で、「ジャムの法則」っていうのは、スーパーマーケットで、6種類のジャムを用意した場合と24種類のジャムを用意した場合とでどちらが売れるかという検証実験をしたら6種類のジャムを用意した場合のほうが10倍売上が高かったというコトからきた法則です。

2つのケースから言えるのは、「ヒトは、選択肢が多すぎると考えることにストレスを感じちゃって、選択をやめやすくなる・・・」というコトが解ったそうです。

実際に、お客さんがレコード店に訪れても、WEBサイトに訪れていても、レコードを見ている =(イコール) 選択を迫られている という状況がず〜っと連続して続いているワケです。
コレ、あまり意識されていませんケドね。
当店には、販売している12インチシングルだけで約8000枚以上の商品が出ているのですが、自分が好みのレコードを選ぶというコト自体は本来、楽しくてワクワクする行為であると思うのですが、あまりにもたくさんありスギると・・・
「どれを選べばイイんだ〜!?」って選択に困るという事態に陥りやすいんですよね・・・。
コレ、ホント・・・よくあるんですよ。

お店を営んでいる側もそのアタリはよく解っていて、お客さんの判断のキッカケになるような材料や要素を盛り込んでいるのですが、なかなか難しいんですよね。
で、先の記事には、ユーザーの好みの選好にそった内容のレコメンドを積極的に行う、しかしソレだけではなくって、ユーザーの期待を裏切る射程外からのレコメンドも時々やっちゃう・・・みたいなコトが書かれています。
コレね〜NetflixとかSpotifyとかってゴリゴリのIT企業がビッグデータを集めて独自開発した最先端のAIを駆使して出来るサービスでしょ・・・ってやっかみ気味に思うのですが・・・(笑)

店頭での販売においては、nextではAI(Artificial Intelligence)即ち人工知能ではなく、HI(Human Intelligence)でシンプルにマンパワーでお客さんにレコメンドしているのですが・・・(笑)
コレが、もう冗談でなくかなりヒット率が高いのです。
ひとえに優秀なスタップのタマモノなのですが・・・。
例えば、よくご来店していただけるお客さんであれば、「タブン、こんな曲好きかも・・・」って思うレコードを、お客さんがエサ箱をチェックしている最中にオススメ曲をプレイするコトで、その反応を見たりしています。
ソコはあえて、「コレどうですか?」って訊かずにそれとなく自然にプレイするという・・・カンジですね。
手前ミソですがそんなオススメのエキスパート・スタッフのタマモノです(2回目)
ご来店のお客さん曰く、「ココの店に来ると、ナンかいつも自分が好きそうな曲が、かかっているんですよね〜」って言ってももらえたりします。
まぁ〜そういった雰囲気を作っている・・・っていうのが、ホントなんですケドね。
だけど、コレ、マンパワーでヤっているからどんなパターンでも縦横無尽に対応可能なのですが、やっぱり限界がありますからね。
なかなか難しい・・・です。

やっぱりいくら大好きなレコードでも自分だけの知識や経験だけで膨大な枚数のレコードから、イイレコードを選ぶというは、ホント骨の折れるコトなのかもしれません。
ご来店のお客さんの数がそれホド、多くないのでこういったお客さん対応ができるのですが、オンライン販売の方はというと・・・なかなかハードル高いですね〜。
当店でもコメントに工夫したり、関連するワードをタグにしたりしてやっていますが・・・。
でも実際、サブスクサービスを提供している企業では、サービスに組み込まれつつあるトコロからすると、もしかしたら、ナン年か後には、当店の様なスモールビジネスのWEBサービスにも実装されるかもしれませんね〜。

S.O.S. BAND / NO ONE'S GONNA LOVE YOU
S.O.S. BAND / NO ONE'S GONNA LOVE YOU の試聴
https://www.nextrecordsjapan.net/soundfile/classic/s/sosband_noonesgonna.mp3
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https://www.nextrecordsjapan.net/index.php?dispatch=tags.view&tag=S.O.S.+BAND

最近だとオイラがインスタで紹介したレコードが、かなりの確率で購入してもらえていたりするっていうコトもよくあります。
ナン人かのお客さんに「ネクストさんのインスタで見て良かったので買いました〜」って言ってもらえたりしている(ホント、ありがとうございますっ!)ので、やっぱりコレ、先に書いた「ジャムの法則」が発動しているんじゃないかな〜って思ったりします。

また、別パターンではありますが、nextでは、オススメのレコードをジャンル別のタグから選べるページを作っていたりします。
DISCO / DANCE CLASSICのタグから選べるオススメ

HOUSEのタグから選べるオススメ

HIPHOPのタグから選べるオススメ

R&Bのタグから選べるオススメ

ご自身でレコードのリストから好きな曲を選ぶのもアリですが、別の角度か見たセレクションで選ぶっていうのも新たな発見があるかも・・・?

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moderntalking_atlantis_ger
時々このブログでも書いているコトなのですが、最近ホントに
「レコードを聴きたいのですが・・・」っていうアナログレコード・ビキナーさんがメチャ増えてきた様な気がします。
いや・・・コレは確実に増えてますね・・・。
というのも、店頭に立っているとそういったアナログレコード・ビギナーさんから様々なバリエーションの質問されるシーンが増えてきました。

そんなアナログレコード・ビギナーさんは、イロイロな悩みをいだきながら
「コレ、どうしよう・・・」
「ナニがダメなんだ・・・」
「ドレを選べばイイのか・・・」ナンてカンジでオイラににしてみれば
「そんなコトで悩んでいるの?」っていうホント、些細なコトでアタマを悩ましている様なカンジがするんですよね。
主にレコード関係のコト、オーディオ関係のコト、音質のコト・・・といった悩みなのですが、ピンポイントで「この部分がわからんっ!」っていうのであれば、解決方法もシンプルでイイのですが結構な割合でわからないコトが多すぎてアタマの中でゴチャゴチャになっているような様子もあったします。

そうったレコードビキナーさんから時々、「えっ〜〜〜〜!?」って思う時もあったりします。
例えば・・・
「大きさの違うレコードは、ソレ用のプレーヤーが必要なのですか?」とか
「レコードって何回も聴くと音が出なくなるのですか?」など、ちょっとソレ・・・って思っちゃう相談もあったりします。
先日、お向かいのFace Recordsさんから「渋谷エリアのレコードマップを作りましたので店頭においてください」ってカンジでフリーペーパーを受け取りました。
内容はこんなカンジなのです。

で、エリアのレコード店の紹介に添えて「How to Play レコードの聴きかた」ってコトがイラストで紹介されていました。
ま〜フツーにカンタンに書いているだけなのですが、もしかしたらココ・・・レコードプレーヤーを手に入れよう、次にオーディオに接続してみよう・・・って初期の初期のトコロから解説したほうがイイのかもしれませんね〜(笑)

オイラも店頭で「レコードで音楽を聴きたいのですが・・・」ってはじめてレコードを聴くお客さんには今までに何度もレクチャーしたコトがありますが、コトバで解説してもタブン、ホトンド理解出来ていないようなカンジがします。
初期段階で特に多くのビギナーさんを悩ませるのは「PHONO端子」の存在のような気がします。
最近は、自宅にオーディオ機器がまったくナイっていうケースが多いようなんですよ、なので「レコードで音楽を聴きたいっ!」って思い立っても実際にレコードを聴けるような環境を揃えるまでのそのハードルがメチャ高い・・・その第一の難関が「PHONE端子」ですね。
すでの解っている人からすると全然難しいコトなんてナイんですケドね。
質問されるお客さんにしてもレコードを聴くには、ゼッタイにレコードプレーヤーが必要だというコトは、解るのですが実際に音を鳴らすためには、アンプ・スピーカー・カートリッジなども無ければ音が鳴らせませんからね。
そういったヤヤコシイコトを全部まとめてオールインワンにした一体型レコードプレーヤーっていうのもありますしね。
もう周辺機器とか接続と解らなかったらその一体型レコードプレーヤーを買えばイッパツですべての問題は解決できてイイのですが、音質面ではホント必要最低限のモノが内蔵されているという状態なのではたして、コレで満足できるのか・・・っていう部分もあります。
この一体型レコードプレーヤーなのですが、店頭でもビギナーさんから「アレはどうですか?」って質問を受けるのですが、「お手軽でイイとは思いますケド、音質面はホント、とりあえず音が鳴っているという状態ですよ」って正直に思っているコトをお伝えしています。
とにかくお手軽にレコードで音楽を鳴らせる状態を得たいのでアレばオススメなのですが、当店で質問されるホトンドの人が「イイ音でレコードを聴きたいっ!」っていうのが欲求としての本質だったりするので、タブン満足しないんじゃないかな〜って思うんですよね。
実際にとりあえず聴ければイイというコトで一体型レコードプレーヤーを買った人は、それでは満足できずにその後、買い替えたってコトを何度か聞きましたしね。

ある程度イイ音でレコードを聴きたいとなるとアンプにレコードプレーヤーを接続する必要があるのですが、そのアンプに「PHONO端子」がついているのか・・・ってコトなんですよね。
今は大手の電器店に訪れても店頭にアンプなんて並んでませんしね・・・よくあるケースが、すでにコンパクトなミニコンポを持っているってパターンです。
ま〜でもね〜昭和時代のミニコンポならPHONO入力ついていますが、サスガに平成時代のミニコンポには、PHONE入力ついていませんしね・・・となると別に、PHONOアンプ(PHONOイコライザー)を用意しなきゃイケない・・・というコトになります。
だけど、そもそも持っているミニコンポにPHONOアンプ(PHONOイコライザー)を接続できるAUX入力(オグジュアリー入力)ついているのかというハナシになります。
もうPHONOだとかAUXだとか、はじめて聞く知らないワードを連発されても理解できないですよね。
しかも「持っているミニコンポにPHONO端子かAUX端子は、ついていますか?」って突然訊かれても解りませんよね。
コレね〜タブンですが、レコードから実際に音を鳴らすための方法は、何通りもあるコトが事態を解りにくく難解にしているような気がします。

さらに当店では、DJプレイ向きな12インチシングルを扱っているコトも影響しているのか、「はじめてレコードではじめてDJプレイしたいっ!」っていう「ダブル・はじめて」状態となるとそのハードルが更にググ〜っと高くなる・・・という。
はじめての人からすると未知の領域であるレコードを聴くトコロからDJプレイしたい・・・というもう数段上の領域までたどり着きたい・・・出来れば、スクラッチとかカッコよくプレイしたいっ!という・・・。
レコードやオーディオは、お金だけの問題で解決出来るコトなのですが、DJプレイとの領域となると、別次元ですからね〜。
「どうすれば上手くDJプレイが出来ますか?」なんて質問もあったりします。
もう上手い人のプレイを見まくって、レコードを何度も聴いて、センスを磨いて練習あるのみ!ってカンジでしょうね。

MODERN TALKING / ATLANTIS IS CALLING (S.O.S. FOR LOVE)
MODERN TALKING / ATLANTIS IS CALLING (S.O.S. FOR LOVE) の試聴
next recordsのサイトでMODERN TALKINGのレコードを探してみる

レコード・ビギナーさんとイロイロなハナシや相談を受けてきてカンジたのですが、「選択に失敗したくない」感っていうのを結構、カンジちゃうんですよね。
レコードプレーヤーは、SL-1200がマストっ!みたいなカンジです。
ま〜実際にココ最近、Technics SL-1200のニーズが以前より更に高まってきているような気がしますしね。
たしかに、ターンテーブルに関してはオイラもそう思いますケドね。
だけど、オーディオ全般に関しては、その組み合わせやセッティングの仕方で音質はかなり変わっちゃうので、コレがマストっ!コレを買えば間違いナイっ!・・・みたいなコトってナイと思うんですよね。
「スピーカーは、BOSEとJBL、ドッチがイイんですか?」ナンて質問されても応えられませんよ・・・ホント。

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risco_aintnostoppingusnow

少し前にオイラの住んでいる近くのブックオフで中古のアナログレコードが販売されていたコトをこのブログで書きました。
その時の記事はコチラ・・・記事の後半で言及しています。
アナログレコードの人気について・・・(2021年・春)
ブックオフって中古アイテムの販売としては、もう国内最大規模だと思うんですよ。
東証一部上場しているような中古業界の最大手の企業がアナログレコードの販売をはじめるっていうのは、コレ・・・結構モノスゴイことなんじゃないかな〜って思ったワケです。
4月に「近くのブックオフでレコードを売っていて驚いたっ!」って書いた後にこんなニュースがされました。
「ブックオフ、アナログレコード取扱店が1年で9倍に」
以下引用
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リサイクルショップ「BOOKOFF」を展開するブックオフは5月14日、アナログレコードを扱う店舗が2021年4月末時点で150店に達したと発表した。本格的に取り扱いを始めてから1年でおよそ9倍に増えた。
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上記の記事では、2016年からアナログレコードの販売を東京 町田の旗艦店だけではじめていたようです。
ソレが2020年からアナログレコードの販売を本格展開しはじめて2021年4月末の時点で中古レコードの取扱店舗が150店まで拡大したと書いています。
現在アナログレコードの在庫は25万点だそうです。
ブックオフでレコードの販売を行っているのが150店舗だとすると単純に25万枚の在庫を割ると1店舗あたり1600枚くらいなのでレコード店としては、まだまだ規模的には小さいですね。
だけど、上記の記事からはイロイロと読み解くコトができたりします。
例えば、現在の店頭在庫の25万枚をレコードを確保するにアタリ、相当数のレコードの買い取りが行われたんじゃないかなぁ〜とかね。
オイラも中古レコードの買い取りを行っているのでそういった事情がよく解るのですが、レコード店の店頭に並ぶ商品って買い取りしたレコードのホンの一部なんですよ。
つまり、ちゃんと値段を付けることができるレコードってお客さんから持ち込まれたレコードの一部だけだっていうコトなんですよね。
オイラの感覚では、買い取り持ち込み分で実際に商品化されるレコードって1割以下だと思います。
というコトは、25万枚の商品化された裏側には250万枚以上のレコードが買い取りされたんじゃないかなぁ〜って推測出来たりするワケです。
イヤ、実際はワカんナイですよ・・・持ち込まれた商品化できない在庫もカウントして25万枚かもしれないし・・・。
だけど、オイラの地元のブックオフではアルバム、7インチ併せてザッと見て800枚くらい在庫していましたね。
その内容は、明らかにゴミレコではなくってちゃんと売れることを前提としたセレクトされた内容のレコードでしたからね。

それに買い取りのノウハウやお客さんとの接点がすでにどエライ規模で確立して出来上がっているっていうのもモノ凄いコトだと思うのです。
現在のトコロ、ブックオフは直営店 & FC店併せて800店舗が存在しています。
日本全国のあらゆる場所にブックオフが存在してその店舗で
「レコード、売るなら〜ブックオフっ♪」って大々的にヤったら、どうなるのかな・・・って。
ちょっと想像したダケで・・・中古アナログレコード業界に激震が奔る的なカンジがしそうな予感が・・・(笑)

世間一般的には、アナログレコードがちょっとしたブームになっていると話題が頻繁にニュースになっています。
だからといって、「よ〜しっ!儲かるなら中古レコード店をはじめようっ!」って息巻いてもカンジンの仕入れをどうするのかっていう部分で結構行き詰まるんですよ。
中古のアナログレコードを集めるためには、相当なノウハウと労力・・・ソレに資金が必要になってくるのです。
一般の人からレコードを買い取るってコトバにするのはカンタンなコトなのですが、実際は結構難しいんですよね。
しかもソレを安定的に・・・なおかつ、人気のレコードを中心に集めようとすると尚更です。

Googleで「レコード買取」って検索してみてください。
検索結果の上位にレコード買い取りを積極的に行っているレコード店の広告が多数出てくると思うのですが、2021年現在ではもうすでにかなり激戦になっているコトが解ります。
この「レコード買取」のキーワードでGoogle検索で上位表示をさせる広告費も相当のコストがかかると思うんですよ。
ちなみに調べたトコロ、「レコード買取」でGoogleの検索結果で上記表示させるには1クリック500〜600円程度の費用が必要となっているようですね。
結構な広告費ですよね・・・。
広告費に見合った内容のイイレコードばかりが集まればウレシイのですが実際は、ありとあらゆる大量のレコードを買い取って数百枚、数千枚の中に数枚の珍しいレコードが入っているという状態です。
だけど、この広告費を削ると、レコードの買い取りがままならない・・・というナントモ、難しいトコロではあります。

ネット上でレコード買取はすでに激戦になっているのですが、一方、店頭でのレコード買取は、状況がまた違っているんですよね。
やはり全国展開しているレコード店が存在しないんですよね。
中古レコード業界最大手のディスクユニオンで56店舗ですしね。
しかも店舗があるエリアっていうのは、首都圏・近畿圏 に限定されています。
ネットでのレコード買取ってやはりちょっと手続きとかやり取りとかが面倒な部分ってあると思うのですが、近くのブックオフでレコードの買い取りが行われていたりすると気軽に持ち込むコトが出来るんじゃないかな・・・って思ったりもします。
ブックオフは全国津々浦々に800店舗でしょう・・・そういった状況から考えると、店頭持ち込みでレコードの買取希望する人の接点って、メチャ多いんじゃないのかなぁ。

まぁ〜実際のトコロ、ブックオフさんがどこまでアナログレコードの販売にチカラを注いでくるのかは解りませんケドね。
タブン、実験的に旗艦店で行ったアナログレコード販売が好評だったので、アナログレコード取扱店舗を増やしたと思うのです。
現在は、メインである中古本と併売で行っているレコードの販売ですが、もしかして、「レコードオフ」なんて出来るかもしれませんね。
全国のブックオフで買い取りしてかき集めたレコードを新宿とか渋谷とかに「レコードオフ」として出店したりすると、意外とイケそうな気がします。

RISCO CONNECTIONS / AIN'T NO STOPPING US NOW
RISCO CONNECTIONS / AIN'T NO STOPPING US NOW  の試聴
next recordsのサイトでRISCO CONNECTIONSのレコードを探してみる

日本はまだまだコロナ問題を抱えている状況ですが、いずれワクチン接種率もあがってくると思うんですよね。
で、海外からの渡航客もコロナ前の2019年と同じくらいに戻ってきたら・・・いわゆるアフターコロナ後です。
日本がアナログレコード大国であるというコトは、もう世界中のレコード・マニアには知れ渡っています。
しかも状況的には現在、アナログレコードのセールスはコロナ前の2019年以上になって過去最大となっていたりします。
ディスクユニオンさんが渋谷にデカい店舗をオープンさせたっていうのは、そういったアフターコロナを見越した先行投資って言う部分も少なからずあると思うんですよね。
そこにブックオフがアナログレコードを本格的に販売はじめたらって思うと・・・ちょっとワクワクしてきました。
コロナ前の2019年の状況を思い出すと、当店のような小さなショップでさえも外国から来たお客さんの数ってハンパない状況でしたからね。
ん〜今からウチもアフターコロナを見越してレコードの買い取りをガンガンやらねばっ!
というワケで、当店もレコード買取を実施していますのでゼヒ、ヨロシクお願いいたします。
特に12インチシングルっ!お願いしますっ!

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緊急事態宣言も再延長になっちゃいましたね〜まぁ〜タブン、そうなるだろうな〜的な予感はしていましたが・・・。
ニュースでは、感染者数がナン人とか報道されていますが、渋谷は、もう人手に関しては、もう全然変わっていないような気がします。

トコロで先日、こんな記事を読みました。
「デジタル時代に売れ続ける「アナログレコード」 生活を豊かにする『魅力』を次世代に」

アナログレコードの人気や、いままでレコード世代ではナイ新たな層がレコードを新しい体験として聴くようになっている的な記事です。
まぁ〜確かに、レコードを聴くコトで「生活を豊かにする」って部分は結構、あるような気がします。
当店でも「はじめてレコードを聴くんですよ〜」っていう若いお客さんとハナシをする機会があるのですが、合理的な観点からだとレコードで音楽を聴くっていうコトは、かなり非合理なコトだと思うんですよね。
お金もかかるし、場所も取るし、オーディオ機器も揃えなきゃイケないしで・・・。
そうなんだケド、そんな非合理的コトを抜きにしてまでレコードで好きな音楽を聴きたいって思っちゃう気持ちになっちゃう・・・。
ん〜コレは、ナゼそういう気持ちになるのか・・・って言うコトは、オイラも長年、研究に研究を重ねているのですが・・・その明確な答えはいまだ導き出せないでいます〜(笑)

(以下引用)
-------------------
「不親切かなという葛藤はありました。前職のレコード店には(仕切り板が)あったのですが、お客さんは用のあるコーナーしか見なくて、それだと広がりがあまりなくなるんです。面白い音楽の聴き方してる人って、お店のレコードを全部見る。だったらジャンル分けはいらないと思ったんです」
-------------------
記事で紹介されているレコード屋さん、エサ箱の仕切り板をなくしたって、書いています。
ん〜かなり攻めていますね〜。
上記で述べられているようにホント、お目当てのレコードが入っているであろうエサ箱しか見られないケースって結構ありますからね。
「全部見てほしいっ!もっとお客さんの音楽を知見を広めてたいっ!」って気持ちもレコード店を営んでいる立場からするとありますからね。
「レコード店はこうあるベキ」っていう既成概念を取っ払ってやるっていう心意気は、ちょっと尊敬しちゃいます。
オイラもこういったコトって考えたコトあるんですよ。
だけど、当店のように長年ジャンル分けしたレコードの並びでの販売をやっていると、ジャンル分けを取っ払って全部のレコードを見てもらおうって・・・、そしてお客さんに新たな発見をしてもらおうって、気持ち的には思うのですが・・・実際にソレを行動に移せないでいます・・・。
ヤッパリね〜そんなコトして大丈夫なのか・・・売上は落ちないのか・・・ナンてビビっちゃうんでしょうかね〜(笑)
だけど、とりあえずヤってみて、でダメだったら元に戻せばイイんじゃない・・・って考えもあるんだケド、もうソレってお店のヤリ方として迷走しちゃってんじゃないの?って思ったりもしたりして・・・。
当店だと、目下の悩みは、以前にもこのブログで書きましたが「イイ曲なんだケド、埋もれちゃってるレコードを如何にして浮き上がらせるか」っていうコトなんですよね。
まぁ〜コレは、どのレコード屋も思うコトではありますが・・・もう随分と考えてはいますが、なかなかイイアイデアがでませんね。
将来的には、AI的なカンジでテクノロジーの進化で実現可能なような気がするのですが・・・・。

新規のレコード店の試みとして「仕切り板排除」の攻めの販売スタイルは、アリじゃないかなぁ〜って思います。
ディスクユニオンさんの「ROCK in TOKYO」に関しても、老舗レコード店も決して守りに入るんじゃなくって「攻め」にイッてるなぁ〜って率直に思います。
コロナが蔓延する前ならば、積極的なショップ展開も見込みアリって思えるのですが、いまだにコロナ禍でしょ・・・外国人のお客さんもまだまだでしょ・・・そういった状況なのにデカいリアル店舗をオープンさせちゃう・・・ナンて攻めまくりでしょ・・・マジでスゴイです・・・。

いや〜ホント、最近、新規でレコードを聴き始めるっていう人達が増えてきたなぁ〜って実感しますよ・・・。
先週だけでも4〜5人のお客さんに、「レコードの聴き方レクチャー」をしましたからね。
ま〜だけど、なかなか販売にはつながらないという悩みもありますが・・・(笑)

(以下引用)
-------------------
「家でコーヒーを淹れてレコードをかけるっていうのは、すごく貴重で豊かな行為です。レコードで音楽を聴くのは素敵なことなんだとみんなが思えるところを目指したい。僕らの世代はその素敵さにやられて今に至っている。すべてがデジタルだからこそ、いくつかのアナログな行為が生活に残っているというのは、すごく大事なことだと思います」(曽我部さん)
-------------------
ん〜コレ・・・長年、ミュージシャンとして音楽活動している人のコトバなので、なかなかココロの籠もったカンジがして読んでいるコチラも感慨深いなぁ・・・って。
オイラも初心に帰ってアナログレコードの魅力をお客さんに伝えていきたいなぁ〜って想いました。

BASIC SOUL / HI-LINE
BASIC SOUL / HI-LINE の試聴
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デジタル全盛期の現代において、もう枯れた技術であるアナログ・レコードがいまだに聴かれているその理由って、「人間のココロ」に訴える部分に帰結するようなカンジがします。
レコード時代を経験している世代が、「やっぱり、レコードを聴ってイイなぁ」ってカンジるのは、オイラもそうなので解るのですが、まったくレコード世代じゃない人までも「レコードで音楽を聴きたいっ!」って思っちゃうのってホント、不思議ですよね〜。
今の20〜30歳くらいの世代の人だと、生まれた時から自宅にレコードやプレーヤーがナイ世代ですからね・・・なのに、レコードに興味を持っちゃうって。

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