渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:渋谷レコード店日記

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東京 渋谷でオリジナル盤12インチシングル専門の中古レコードを営んでいるNext Recordsです。


渋谷の片隅で12インチシングルばかり扱う中古レコード店を長年やっていると、トーゼンですが様々なタイプの人にご来店いただきます。
昔からレコードを愛してきたベテランのディガーもいれば、最近になってアナログレコードに興味を持ち始めた若い世代の子たちも増えてきました。

このブログでも度々書いていますがそういった若いお客さんやレコード歴がそんなに長くないお客さんとレコードのコトを語る時に少なからずナンらかのギャップを感じるコトが時々あるんですよね。


で今回は、この記事のタイトルにもなっている、
レコードの「音圧」ってコトについてのハナシです。

アナログレコードを販売しているとその曲のアピール・ポイントとしてフツーに「音圧」っていうワードを使うシーンが多々あるんですよね。

特に当店は、12インチシングルだけを販売するレコード店です…ソレこそ「音圧」まみれのレコード店なワケです(笑)

ある日、店内で試聴しているお客さんと「結構、この盤は音圧ありますからね〜」ナンてハナシしていると「音圧って何ですか?」って20代の若いお客さんに訊かれました。


当店では頻繁に耳にするこの「音圧」っていうワードだけど、よく考えてみれば、はじめてレコードを触る人にとって「音圧」というのは相当に謎めいたコトバのようです。
音が圧? 圧力? 音量とは違うの?
どうして12インチは音圧が高いと言われているの?

そう訊かれてみると、オイラも改めて説明のむずかしさに気づいたんですよね。
長年の感覚として理解しているものホド、言葉にすると意外とカタチにならないコトってありますよね。
でもその日、店で起きた出来事がキッカケで、「音圧ってこういうコトか」と誰にでも伝えられるようなヒントをもらった気がして、それを今日は文章にしてみたいと思います。


■ スマホ試聴の「便利さ」と「限界」の間にあるもの

当店では、レコードの商品札にQRコードを付けていて、ソレをお客さんがスマホでスキャンすると、その場でその曲が試聴できる仕組みになっています。
これがとにかく便利で、初めて触れるアーティストでも曲の雰囲気をスグにその場で確認できるというメリットがあります。

特に最近の若い人は、スマホを取り出すのも、イヤホンをつけるのも当たり前の動作みたいにサッと慣れていて、気になるレコードがあれば、自然にQRコードでの試聴を利用していただける様になりました。

ただ、ココにひとつオイラがずっと気になっているコトがあるんですよね。

スマホやイヤホンで聴いたその曲は、あくまで「曲の紹介としての音」 なんですよね。
メロディもテンポも歌声も、確かに確認できるのですが、でもレコードの中に記録されている「音の力」までは伝わらないんですよね。

空気が震える感じ。
スピーカーの前に立ったときに胸の奥を「ドンっ!ドンっ!」ノックされるような衝撃。
音が部屋の空間を満たし、包むように広がっていくあの感覚。

そういった「音がそこに存在する感触」はスマホやイヤホンを通した試聴では、どうしたって伝わらないんですよね。

なのでオイラは、QRコードで曲を確認したお客さんが少し悩んでいそうな雰囲気をカンジた時に

「もしよかったら、実際に店のスピーカーで聴いてみます?」って声がけしているんですよね。

たいていのお客さんは少し遠慮がちだけど
「あ、じゃあ…お願いしてもイイですか?」と言うんだけど、その後の反応は大抵ホトンド同じなんですよね。

針をレコード盤に落とした瞬間の「ドッ!って出る音の飛び出し」に驚いて、オイラの方を見るんですよね。

「うわっ…ナンだコレ……音、全然違いますね!」って。

このリアクションを見る瞬間、12インチシングル屋としてはイチバン嬉しいときでもあります(笑)


■ 「音圧って何ですか?」と訊かれた日

先に書いた20代のお客さんが店に来たのは、週末のお昼過ぎでした。
HipHop/R&Bの棚を見たり、Discoの棚を見たり、ドコか何を探していいかわからないケドなんだかワクワクしているような雰囲気の人でした。

オイラは近くにあったテキトーなDiscoのレコードをナニゲにターンテーブルに乗せてプレイしたんですよね。
ビートが太く、シンセベースが空気を震わせるようなそのサウンドをはじめて聴いたようで、彼はその音を聴きながら「なんか、音が太いですね…」とポツリと言った。

そこでオイラは、いつものように
「あぁ、12インチは音圧ありますからね〜」って軽く返したんですよね。

すると、その子は真面目な顔でこう訊いてきた。

「あの…音圧って、ナンですか?」

たぶん彼にとっては、“音が太い理由”を知りたかったんだと思うんですよね。

でもこの質問は、実はレコードに慣れた人にとっても答えるのが難しいんですよね。

「音量じゃないんですよね」
「音の迫力っていうか…」
「ガッ!っと前に出てくるカンジっていうか…」

言葉にするとどこか抽象的になるし、上手く伝わらない気がしてしまう。

だからオイラは彼にこう言いました。

「説明するより、実際に聴いてみたほうが絶対解ると思いますのでちょっとイロイロ、レコードをかけてみましょうか?」


■ 針を落とした瞬間に、世界が変わる

オイラが選んだのは、コレ

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Roger / Bridging The Gap (LP)


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Roger / (Everybody) Get Up (12" Single)



アルバムに収録されているGet Upと音圧の良さが比較的わかりやすい12インチシングルに収録されているGet Upを聴き比べてみました。

LPだと低音や振幅の制限で控えめになりガチなんだけど、12インチだと太さとグルーヴが段違いに出る。

彼が見つめる中、ターンテーブルの針をそっと落とす。

すると──
ドンッ……!

店の床がわずかに震えるような低音が広がった。
キックの輪郭がくっきりと立ち上がり、そのすぐ後ろを追いかけるようにベースが塊となって押し寄せる。

カンパツを入れず奏でられるギターリフが空間に鳴り響く。

空気の密度が一瞬で変わる。

彼は、「おおぉっ!」っていうカンジでそのままスピーカーを見つめていました。

そして、ゆっくりとオイラの方を向いて言った。

「…スゴい、ナンかズンズンきますね〜」


アルバムも12インチシングルも曲そのものは同じなんですよね。
でも、同じ曲でも音圧が高いサウンドだと「曲の姿」が変わる。

音が“そこにいる”。
音が生きてる。
音が空気を押している。

コレが、音圧の力なんだでしょうね。


■ 音が大きいんじゃない。音が濃いんだ。

ココからは少し専門的な話になるけれど、できるだけやわかりやすく書いてみようと思います。

まず、音圧というのは音量とは違う

音量というのは、
ボリュームのつまみで調整できる「数値としての大きさ」だ。

でもアナログレコードでいうトコロの音圧は違う。

音圧とは、音の密度・音の濃さ・空気の押し出し力 のような、存在感の質に関わるモノだと思います。

たとえば同じ音量で音楽を流していても、音圧が高い音は前に飛び出してくるように聴こえます。

反対に音圧が低い音は、音量をいくら上げてもどこか薄っぺらい。

料理に例えると、同じスープでも薄味と濃厚では存在感がまったく違いますよね。
音圧って、あの「濃厚さ」に近いものだと思います。


■ LPと12インチの差は、「部屋の広さ」の違いみたいなもの

では、どうして12インチは音圧が高いと言われるのか?

その理由はとてもシンプルで、
12インチはレコードの溝を広々と使えるからなんですよね。

LPはそのフォーマットゆえ盤面に4〜6曲詰め込まないといけない。
すると溝は細く、浅く、繊細に刻まなければならないワケです。
必然的に低音は控えめにせざるを得ないし、音の波も大きく刻めない。

言うならば、
家具だらけのワンルームでダンスするみたいなもの。

自由度が少なくなるんですよね。

でも12インチは1面に1曲。
もう、使い放題。
まるで広い部屋を1人で使うような贅沢さ…ん〜例え方が判りにくいかな〜(笑)

その結果として、

低音は深く刻めるし、
音の波も大きくできるし、
ダイナミクス(音の強弱)もそのまま保持できる。

つまり──

音が濃く、躍動感のあるサウンドをレコードに刻むコトが出来る。

これが、12インチシングルの音圧が高い理由となります。


■ イヤホン世代が音圧を知らないのは、単に未体験だから

最近のお客さんと話していると、よく感じるコトがある。

それは、
イヤホン中心で音楽を聴いている世代は“音が空気を揺らす感覚”を知らないまま来店している、というコトなんですよね。

イヤホンって耳の穴の中で直接鳴るから、音の“密度”はわかるけど、音の“物理的な圧力”は伝わらない。

胸の奥が軽く震えるカンジとか、
空気がドンと押し広がる瞬間とか、
ああいう音とカラダの接点みたいな感覚はスピーカーでしか味わえないと思うんですよ。

だからこそ、12インチシングルをスピーカーで鳴らしたときの衝撃はイヤホン世代の若者ホド大きいような気がします。

そしてその時の反応を見るたびに、「ん〜音圧の魅力って、やっぱり最高だな…」としみじみ思うんですよね。


■ 音圧を感じると、音楽の姿が変わるかも…

音圧のある音を聴くというのは、ただ「音が大きくなる」というコトではなくって

音が近づく。
音が立ち上がる。
音がカラダの周りを包み込む。
音が空間に実在する。

その瞬間、音楽は「データ」ではなく、「存在」になるんじゃないかな。

そういった状況ってコレまでに何度も見てきたし、自分自身も最初に12インチシングルの音圧を体験した時に、全身でその変化を感じたんですよね。

音楽って、ただ耳で聴くものじゃないんだなぁ〜って。
身体全体でその音楽を受け取る楽しみってあるんだなぁて思ったんですよね。


■ 店頭での試聴は、ぜひ遠慮なく言ってほしい

当店では、QRコード試聴と店内のスピーカーでの試聴の両方ができるけど、音圧をダイレクトに感じたいなら、やっぱりスピーカーですよ。

全然、遠慮する必要なんてないですよ。
むしろ、試聴してもらうコトで「本当にそのレコードを好きになれるかどうか」が決まるんじゃないかなって思っています。

レコードを買うというのは、単に曲を買うというコトじゃななくって音を家に連れて帰るコト的な意味もあると思うんですよね。

なので、その音がどんな姿をしているのかは、ちゃんと確かめてほしいんですよ。

12インチシングルの音圧を体験してはじめて、「レコードを聴く理由」がハッキリと見えてくるコトもあるんじゃないかなって思うワケであります。


■ 音圧とは、言葉ではなく体験かも

この記事を書きながら、オイラ自身も改めて考えてみました。

音圧とは…
音の密度であり、
空気の振動であり、
身体の感覚であり、
そして──音楽の存在そのものなんだと。

あの日の若いお客さんがスピーカーから飛び出してきた12インチシングルの音を浴びて驚いた表情をした瞬間、オイラは

「あぁ、こうやって音圧の世界に入っていくんだな」って思ったんですよね。

もしこの記事を読んで、少しでも「音圧」に興味を持ってくれたなら、ゼヒ12インチシングルで曲を聴いて欲しい。

今までと少し違った音楽の楽しみ方が出来るかもしれませんよ。


AZTEC MYSTIC A.K.A. DJ ROLANDO / JAGUAR
AZTEC MYSTIC A.K.A. DJ ROLANDO / JAGUAR の試聴
next recordsのサイトでAZTEC MYSTICのレコードを探してみる

今回、レコードでいうトコロの「音圧」をテーマに記事にしてみたのですが、かなり難しかったです。
ブログ記事で紹介したように同じ曲を聴き比べるを「音圧」って一体ナンなのかっていうのはカンジることで結構すぐに理解出来るコトなのですが文章とか比喩でソレを説明するのは、相当判りにくいですね。
レコードの盤面をワンルームか広い部屋かってかなりムリな例えですが(笑)
はじめにウィキペディアで音圧について調べたのですそこでが学術的に「音圧」が解説されていて我々がいうレコードの音圧とは違うんですよね。
タブン、アナログレコードの音圧って豊かなダイナミックレンジのコトを主観的な感覚でカンジているのかもしれませんね。

まぁ〜でも音圧っていうのは12インチシングルでは、メチャ重要なコトですからね〜もう12インチシングルの良さそのものっていうカンジでもあるワケです。
ゼヒ、スピーカーで12インチシングルが奏でる音圧をダイレクトにカンジてほしいですね〜。

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コンニチワ、渋谷でオリジナル盤12インチシングル専門の中古レコード店を営んでいるNext Recordsです。

最近のアナログ人気のおかげで、零細中古レコード店である渋谷の当店にも「レコード…初めて買います!」という人が増えてきた。
オイラとしては嬉しい限りで、こんなに興味しんしんでレコード棚を眺める人たちを見るのはなかなか感慨深いものであります。

でも、その一方で、ちょっとした「スレ違い」みたいな場面にもよく出くわす。

このブログでもコレまでに何度か取り上げてきたミスマッチ問題ですね。

当店は オリジナル盤12インチシングル専門店。LP(アルバム)は基本扱っていないワケなのですが、これが初めて当店へ来てくれる方にはなかなか想像しづらいらしい。

レコード棚を眺めながら、

「え、アルバムは置いてないんですか?」
「これ全部12インチなんですね…?」
「曲が1〜2曲しか入ってないんだ…」

そんな声を聞くコトがよくある。
そして最後にこう言われてしまうのだ。

「自分、DJじゃないので…」

──これだ。
当店のコンセプトと、来店された方のイメージが、ココでスレ違ってしまうんですよね。

レコード=LP
12インチシングル=DJ用

この認識がメチャ強すぎて、「自分の範疇じゃない」って感じるようで結局ナニも買わずに帰ってしまうお客さんも少なくないワケです。

レコードの世界はもっと自由で、もっと面白いのになぁ…と、店主としてはもどかしさを覚える瞬間でもあります。

でも最近、このすれ違いこそ、オイラが一番伝えたい話の“入り口”なんじゃないかと思うようになったんですよね。


■ 12インチシングルは、本当にDJ専用なのか?

結論を先に言ってしまいますね。

「12インチシングルは、決してDJだけのレコードじゃない。」
むしろ、“家で聴けば聴くほどハマるフォーマット”だと思うんですよ。

これは長く店をやってきた実感でもあり、12インチシングルに魅了された1人の音楽好きとしての本音でもあります。

当店で12インチシングルを買っていく人のうち、本格的にDJ活動をしている人ってせいぜい2〜3割。残りの7割くらいはベッドルームDJや「自宅で好きな音楽を聴きたい」という純粋なリスナーだと思うんです。これは体感ではなく、ホボ確実な数字なんじゃないないかなぁ。

では、DJでもない人たちがナゼ12インチシングルを買うのか。
その理由は結構シンプルで明確だと思います。


■ 人は「思い入れのある1曲」に手を伸ばす

アルバムはアーティストの作品世界をまとめたパッケージだけど、シングルというのはアーティストが「この曲で勝負するぞっ!」と出してくる究極の一発です。

だからこそ、ラジオで流れたり、CMやドラマの主題歌になったり、クラブで繰り返しかかったりと、人の生活と交わる機会が圧倒的に多いんですよね。

結果として、その曲にまつわる自分の思い出が強く残る。

  • 10代の頃、初めて買ったCDがその曲がお目当てだった

  • ハートブレイクした時に聴いていた曲

  • この曲が流れたドラマのシーンが頭から離れない

  • クラブでかかって鳥肌が立つくらい盛り上がった瞬間にプレイされていた

  • ラジオのヘビロテで毎日耳にしていた

こういう曲ほど、12インチシングルを手に取る価値があると思うんですよ。

ナゼなら、12インチシングルでは 「その思い出の曲」 が、まったく違う姿で現れるからなんですよね。


■ 12インチの真の魅力は、曲の「もうひとつの姿」が聴けるコト

これは多くの人が意外に思うトコロだろう…。

同じ曲でも、

  • 展開が違う

  • 曲の長さが違う

  • ブレイクの深さが違う

  • イントロの構築が違う

  • ベースがメチャ太い

  • ドラムが前に出ている

  • バージョンそのものがまったくの別モノ

ということがザラにあるんですよ。

12インチの Extended Version はまさにその象徴です。
LPで聴き慣れた曲を骨格にしつつ、イントロやブレイク、アウトロが大胆に伸びている。

これはDJプレイを意識して作られている側面もあるけれど、自宅のスピーカーでリラックスしながら聴くと、むしろその「作り込み」の素晴らしさがよくわかると思います。

そして Remix はさらにもう一歩踏み込んだ世界です。

Remixerというのは、いわば職人のような存在で、彼らの手にかかると、その曲の「別の人生」が生まれる。

  • Arthur Bakerのアグレッシヴさをより強調したサウンド

  • Shep Pettiboneの高揚感溢れるドラマチックな展開

  • Larry Levanの空間ごと変えてしまうような再構築

  • François Kevorkianのエフェクトを利かしたダビーなアレンジ
  • Frankie Knuclesの優しいシンセとピアノの色彩

  • M&Mの削ぎ落とした精密なエディット

こうしたRemixの醍醐味は、12インチシングルでこそ最大限に味わえると思います。

そして何より面白いのは、こうしたアレンジの変化に、当時のダンスフロアのトレンドがそのまま刻み込まれているコトですね。


■ ブレイクパートこそ「その時代のリアル」が宿る場所

例えば80年代のRemixを聴けば、シンセベースの鳴りやスネアの質感で「あぁ、あの頃の空気感だ」とイッパツでわかる。

90年代NY Garage Houseの12インチなら、ストリングスの滑らかさやボトムの丸み、パーカッションの配置で当時のクラブの光景が思い浮かぶ。

Italo Discoなら、キラキラしたシンセ、跳ねるベース、甘いボーカルの残し方に“イタロ感”が滲む。

そして何より、どの時代も “ブレイク”がすべてを物語っている。

その曲がリリースされた年、その街、そのダンサーたちが何に熱狂していたか──
その空気をイチバン感じられる瞬間が、ブレイク・パートなんじゃないかな。

12インチシングルを自宅でじっくり聴いていると、そのブレイクの「間」がたまらなく良いんですよ。

これはクラブでの興奮とはまた違う、シッカリと味わう音楽の豊かさでもあります。


■ そして12インチシングル最大の武器。それは「音圧」。

これは実際に針を落とさないと伝わりづらいが、12インチシングルはLPより音溝が広く深い。
そしてその分だけ、音に余裕がある。

キックの存在感、ベースの押し出し、ハイのきらびやかさ。
どれもLPとは次元が違う。

同じ曲でも、12インチを聴くと、

「え…? ナンでこんなに違うの?」

と驚く人は本当に多い。

実際、有名な曲で例えるとMichael Jackson / Billie Jean の12インチシングルに収録されているLong Versionなんて、イントロを一瞬聴いただけで「うわっ!スゴッ!」ってホボ全員、目を丸くする。

音の輪郭、低音の沈み込み、展開の伸び方──
あれはLPでは絶対に得られない体験だと思います。


■ オイラが12インチシングルに目覚めた日──「東風」の衝撃

オイラ自身が12インチの魅力に取り憑かれたのは、まだ中学生の頃だった。

きっかけはYMOの「東風 (Tong Poo)」。
アルバムの曲は飽きるホド聴いていた。
でもたまたま中古レコード店で見つけたUK盤の12インチシングルは、値段も手頃で、試しに買ってみた。

「同じ曲だよな…」
ってそんな気持ちで針を落とした瞬間、スピーカーから鳴り響くそのサウンドはまったく違う世界の音だったっ!

イントロのシンセの音圧、ドラムの立ち上がり方、音の太さ。
どれもアルバムとは別物だった。

この衝撃が、オイラを12インチの世界に惹き込んだ。
そして今、レコード店をやっているのも、突き詰めればあの瞬間があったからだと言えますね。


■ お客様も同じ体験をしている

これは店頭でもよく見かける光景なんですが…

「この曲好きなんです」
「12インチもあるんですね」

と軽い気持ちで試聴すると、

「え、ナニこれ…めっちゃカッコいい…!」

と表情が変わる。

思い入れのある曲ほど、12インチシングルで聴くと結構化けるんですよ
そしてその瞬間に、12インチシングルっていうフォーマットの意味が一瞬で伝わる。


■ ビギナーさんにオススメしたい「最初の1枚」

もしあなたが12インチシングルの音をまだ聴いたコトがないなら、オイラがオススメしたいのはたった1つ。

すでに聴き馴染みのあるフェイバリットな曲の12インチシングルを選ぶコト。

知らない曲でなく、
新しいジャンルでなく、
まずは「思い入れのある1曲」の12インチシングル。

ナゼなら、その方が違いがハッキリわかるからなんですよ。

そして多くの場合──
その曲がもっと好きになる。

さらに12インチシングルは、同じタイトルでもプレス国ごとに違うバージョンがあったりする…それもまたLPにはない、12インチシングルならではの面白さでもあります。



PEACHES & HERB / FUNTIME
PEACHES & HERB / FUNTIMEの試聴
next recordsのサイトでPEACHES & HERBのレコードを探してみる

■ 12インチは「DJのため」じゃなく「あなたのため」のレコード

最後にもう一度、ハッキリと言わせてくださいっ!

12インチシングルは、決してDJ専用のレコードじゃないっ。

あなたの「好きな1曲」をイチバン良い形で味わうためのフォーマットだ。

  • 音圧

  • 展開

  • バージョン違い

  • Remix

  • 当時の空気感

  • アーティストのコダワリ

  • Remixerのセンス & スキル

  • エンジニアの美学

その全部が、たった1曲にギュッと濃縮されて詰まっている。

アルバムが「作品の旅」なら、12インチシングルは「1曲への深いダイブ」と言えると思いますよ。

もしあなたが少しでも気になっている曲があるなら、その12インチシングルをゼヒ一度聴いてみてほしい…きっとコレまで聴いてきたレコードの世界観が変わると思いますよ。


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渋谷で12インチシングル専門の中古レコード店を営んでいるNextです。

フダン、店頭で接客しているワケですがホントにいろんなタイプのお客さんがご来店していただけます。
昔からレコードを買い続けてきたベテランのDJやコレクターはもちろん、最近は「レコード世代じゃない」若いお客さんも増えてきました。

やっぱりアナログレコードの人気が再燃しているという影響もあるケド、単純に「音楽って面白い」と素直に楽しんでいる若い世代の姿を見ると、オイラもなんだか嬉しくなります。

そんな中でも特によくあるのが、若いお客さんからのこんなリクエストです。

「良さそうなレコードをオススメしてもらえませんか?」


ん〜コレはレコード店主としてはウレシイご指名なんだけど、同時にけっこうな難問でもあったりします。

ナゼかというと、たとえば20代のお客さんがフダンどんな音楽を聴いているかを訊くと、
「最近のR&Bです」とか「K-Popです」だったり「チャートとかで流行っている曲です」
みたいな答えが返ってくるコトが多いんですよね。

ココが悩ましいトコロでもあるワケです。
当店にあるレコードのホトンドは 80年代〜2000年代初期にリリースされたオリジナル12インチシングル
最新のトレンドのド真ん中の曲なんて、基本的に店頭には存在しないんですよ。

それでも一応プロとしてできる限り「そのお客さんのストライクゾーンに近いモノ」を探して紹介するんだけど、これがまぁ難しい…。
そして何より、オイラはココで 音楽の面白い現象 を目の当たりにする。


■ 最初は刺さらなかったのに、後から大好きになるという不思議

ある若いお客さんのハナシです。

フダンはストリーミングで最新の曲をメインに聴いているという20代前半の女の子。
「最近、レコードを聴き始めたんですけど、ナニを買えばいいかわからなくて…」
そんなカンジで来店していただいたワケです。

そこで「普段どんな音楽が好きで聴いてるんですか?」と訊いたトコロ、最新系のR&Bや軽めのTrap寄りのサウンドが多いらしい。
それでオイラも、限られた在庫の中から“最近の流行から遠くなさそうな12インチシングル”を何枚か選んだ。

もちろん、オイラなりに自信を持って選んだ曲ばかりです。
でも試聴してもらうと、反応は…うーん、正直イマイチといった雰囲気。

サビが来ても「…あ、はい…」みたいな感じで、全然刺さっていないのがアリアリと伝わってくるんですよね。
選んだオイラ側も「アチャ〜、刺さらなかったか…」と、ナンとも言えない心境になる瞬間であります。

だけど、「せっかくオススメしてもらえたらから…」と3枚のR&Bのレコードをご購入いただけました。

トコロがっ! 

ひと月後に再び来店してくれたそのお客さんが、こう言ったのだ。

「この間オススメしてもらったレコード、家で何回も聴いてたらめちゃくちゃ好きになりました!」って。

いや〜、こういう話はレコード店主冥利に尽きますよね〜。
オイラも思わず「マジっすか!?」と思わず笑ってしまいました。

どうやら最初は「ピンとこない」とカンジていた曲が、家で繰り返し聴いているうちにだんだんと耳が慣れていき、「めちゃ良い!」に評価がひっくり返ったらしいです。

この現象、実は音楽心理学的にもちゃんと理由があるそうです。


■ “聴ける耳”は育つ──最初は理解できない音が、時間と経験でわかるようになる

耳って、音を拾うだけじゃなくて、“音楽をどう感じるか”まで決めてくれるセンサーみたいな器官でもあったりします。

そしてこの力は、

■ 経験によってどんどんアップデートされていく。

フダン最新の音楽ばかり聴いている人は、最新の音楽に最適化された耳を持っている。
逆に、80年代〜90年代の音楽をたくさん聴いて育った世代は、当時の音楽に最適化されている。

つまり、前述の若いお客さんは 「新しい音楽の耳」を持っていて、古い音楽を理解する準備がまだ整っていなかっただけというコトになります。

しかし、レコードを家で何度も繰り返し聴いているうちに、古い音楽のグルーヴや雰囲気、質感、コード感、アレンジの仕方など古い曲ならではの曲の構造に耳が慣れたんでしょうね。
その結果、

「古い音楽の文法を脳が理解できるようになった」というワケです。

これこそが 「聴ける耳が育つ」 というコトなんだと思うんですよね。

これは若い世代を見ていて本当にカンジるんですよ。
何度かそういった曲を聴いているうちにちゃんと耳が育っていくんでしょうね。
そしてその“育つスピード”がまた早いっ!

個人的にこういったお客さんの耳の進化を見るのがとても嬉しいんですよね。


■ では、なぜベテラン世代は“最新ヒットがわからない”と感じるのか?

ココからが今回のテーマの肝である。

当店にご来店いただける50代以上のお客さんからはこんな声を聞くコトがある。

「最近の若い人が聴いてる音楽の良さがわからんのよ…」
「BillboardのNo.1の曲が全然良いと思えないんだよね…」

これは別に“耳が悪い”ワケでもその人が“ガンコ”なワケでもない。

むしろ逆で、

■ 何十年も音楽を聴いてきたからこそ、聴ける耳を持っている。

だけど、その耳が
過去の音楽の文法に最適化されすぎている
という現象が起きているから新しい曲を聴いてそういった反応になると思われます。

コレどういうコトかというと——

● 若い頃に浴びた音楽が、一生の基準になる

● その基準に沿って脳が“予測モデル”を作る

● その予測と大きく違う音楽は、理解が難しい

例えば、80年代のSoulや90年代のR&Bで育った人は、
「サビの盛り上がり」「展開の多さ」「生楽器の豊かさ」を気持ち良いと感じる。

一方、今の音楽は

  • 展開が少ない

  • メロディが少ない

  • 同じコードで進む

  • ボーカルに加工が多い

  • 低音重視

  • 空気感中心

  • TikTok仕様で尺が短い

若いころに慣れ親しんだ楽曲と構造からしてまったく違うんですよ。

つまり…

■ “良い音楽”の判断基準そのものが世代で違う

それによって、

「良さがわからない」「ピンとこない」という違和感が生まれているだけなんだと思うんですよ。


■ ベテランほど“比較してしまう”という落とし穴

ベテラン世代が最新の音楽を理解しにくいイチバンの理由は、
自然と過去の情報と照らし合わせてしまうからっていうコトがあると思うんですよね

これはオイラもめちゃくちゃ共感しちゃう部分ってあるんですよ。

たとえば最新のR&Bを聴いていても、
「この曲の展開は、〇〇っぽいなぁ〜」
「このビートの打ち方、90年代のAcid Jazzっぽいな」
「この声って昔の〇〇を思い出すなぁ」

みたいに、“既存の名曲と比較するモード” にすぐに入ってしまうんですよね。

若い世代はこれをやらない。
“比較できる過去の蓄積”がまだないからです。

つまり若い人は、

■ 音楽を“今この瞬間”の新鮮さで楽しむ

のに対し、何十年もレコードを聴きまくったベテランは

■ “過去との比較”で音楽を評価する

どちらが良い悪いではなく、耳の歴史が違うんですよね。


■ 「聴ける耳」は進化し続けたほうがイイと思う理由

オイラはレコード店主として、毎日イロイロな時代の音楽に触れているワケですがその中でつくづく思うのは、

■ 音楽は常に進化し続けている

■ だから「聴ける耳」もアップデートしたほうが楽しい

というコトなんですよね。

もちろん、昔の音楽の素晴らしさは揺るがない。
でも、今の音楽がダメというワケでもない。

むしろ現代の音楽には、現代ならではの発想や技術、感性が詰まっている。

それを拒絶してしまうのは、
せっかくの音楽の楽しみを自分で狭めてしまうコトにも繋がるんじゃないかな。 って思うんですよね。

なのでオイラ自身も、できるだけ

■ “柔らかい聴ける耳”

でいたいと思っているんですよ。

若い世代の柔軟さから学ぶコトも多いし、逆にベテランの耳の深みもまたありがたい。


■ 音楽は「わからない」からこそ面白い

若者が古い曲を好きになった瞬間も、ベテランが「最近の曲がわからない」と嘆くのも、その両方が「音楽の楽しさ」の一部だと思うんですよね。

最初は、全然わからなかった音が、ある日突然わかるようになる。
その瞬間に音楽の世界が広がる。

ストライクゾーンが広がった若いお客さんの様子を見る、オイラも胸がアツくなるんですよね。

そしてベテラン世代にはこう伝えたい。

「今の音楽を理解できないのは、あなたの耳が悪いんじゃない。むしろ“育ちすぎている”からこそ起きる現象なんです。」

そこに気づくだけで、音楽の聴き方が今よりも少し楽しくなるハズだと思うんですよね。


■ レコードは“耳を育てる最高のツール”

レコードの魅力って、音質だけじゃないと思うんですよ。

  • 1枚をながら聴きではなくじっくり聴く

  • 自分の感覚で今の気持ちのレコードを選ぶ

  • 当時の曲が生まれた時の背景を知る

  • そして時代を超えて音楽が繋がる

こういう体験そのものが「聴ける耳」を自然と育ててくれる。

だから、若い世代にもベテラン世代にも、オイラはレコードで聴くコトをオススメしたいなぁ〜って思うワケです。

柔らかい耳で、新しい音も古い音も楽しめるようになったら、音楽の世界は何倍にも広がると思うんですよ。


もしあなたが「最近の音楽がわからない」とカンジているなら、ぜひ一度、違う時代の音をじっくり聴いてみてください、何度か繰り返し聴いているうちにどこかで「あ〜ナルホド…」って思う感覚を得ることがあると思いますよ。

そして「昔の音楽をもっと知りたい」という若い方は、ぜひNext Recordsに来て試聴しまくってくださいっ!
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ふと気になった「レコードを買う人って、どれくらいいるんだろう?」

渋谷で12インチシングル専門の中古レコード店を始めて、今年で25年になります。
創業は2000年だから、もう四半世紀もこの仕事をしてるワケですね。
当時はまだ「レコード屋をやる」ナンて言うと、友人たちには「今からレコード屋なんてやって大丈夫なの?」って心配されたもんだけど、気がつけば今、街のアチコチでレコードが再び並び始めているのはなかなか考え深いモノがあります。

Tower Records、HMV、Disk Unionといった大手だけじゃなくってインテリアショップやアパレル、カフェなんかでもアナログレコードが置かれてたりするのを目にすると感慨深くなります。
ココ数年の「レコード人気再燃」は、メディアでもずいぶん話題になってるし、実際オイラの店にもビギナーのお客さんが確実に増えているのをカンジています。

だけどね──。
そんな“レコードの再ブーム”の話題を横目に、ふと考えたんですよ。

「日本でレコードを買ってる人って、いったい何人くらいいるんだろう?」

スタッフとのミーティングの時にそんな話題になったんですよね。

ん〜数字で見えるようで見えないこの問い…イヤ、絶対にわからないでしょ。
しかし、コレってその業界でビジネスをしているのなら結構、大切なコトなんじゃないかなぁ〜って思ったんですよね。

で、ナニか参考になりそうなモノがないかなって理科の実験みたいに推論を立ててみました。


データの限界──新譜は分かる。でも中古は誰も把握していない

日本レコード協会(RIAJ)の統計を見れば、毎年どれだけの新譜のレコードが生産・出荷されたかはキチンと数字が出ている。
オリコンや総務省のデータを見ても、CDやダウンロードの動向は把握できる。

でも──中古レコードは完全に「闇」なんですよ。
ドコにも1年で中古レコードがどれくらい販売されたのなんて統計は存在しないのです。
Disk Unionやレコファン、当店のような個人店、さらにはメルカリやヤフオク、Discogsの個人間取引まで含めたら、もはや誰にも全貌は掴めないんですよ。

長年中古レコード店を営んでいる立場から感覚的に言えば、中古レコードの流通量は新譜の何倍もある。
それはもう間違いないと思うんですよ。
実際、渋谷のレコード店を巡ってみれば一目瞭然です。
新品コーナーよりも中古棚の方がずっと広いし、動きも活発です。

でも「どれくらい?」と訊かれたら誰も答えられない。
そんな状況なのでオイラは思ったんですよね…せっかくだから「フェルミ推定」という考え方を使って、自分なりに推論してみようって。


フェルミ推定とは──わからないものを、論理的に“だいたい”出す方法

フェルミ推定」っていうのは、
物理学者エンリコ・フェルミが得意とした「データがなくても、おおよその答えを論理的に導く方法」です。

たとえば有名な例がある。

「シカゴにピアノの調律師は何人いるか?」

そんなの誰も知らない。でもフェルミはこう考えた。
シカゴの人口、ピアノの普及率、調律の頻度、調律師1人あたりの仕事量──
それを積み上げて、最終的に「だいたい100人くらい」と推定した。
そして実際に調べてみるとフェルミが推定した数字とほとんどズレてなかったらしい。

つまりフェルミ推定ってのは、
「根拠を積み重ねて“現実的な仮説”を立てる思考ゲーム」みたいなカンジです。



フェルミ推定で「日本のレコード購入者数」を計算してみた

では本題。
オイラもこのフェルミ推定を使って、「日本でどれくらいの人がレコードを買ってるのか?」をザックリ出してみた。
仮定条件はこんなカンジです。

  1. 日本の人口=約1億2千万人

  2. 日常的に音楽を楽しむ人=そのうち7割(約8,400万人)

  3. 音楽を“フィジカルメディア(CDやレコード)で買う”人=そのうち5%(約420万人)

  4. フィジカル購入者のうち、CD:レコード=10:1

  5. その中で“日常的に(月1〜2回)レコードを買う人”=全体の2割

これを順番に掛け算していくと──

  • 8,400万人 × 0.05 = 420万人(フィジカル購入者)

  • 420万人 × 0.1 = 42万人(レコード購入者)

  • 42万人 × 0.2 = 約8万人(アクティブなレコード購入者)


ザックリした結果──日本のアクティブなレコード購入者は約8万人

つまり、日本で“月に1〜2回レコードを買う人”は約8万人前後。
これは日本の人口のわずか0.07%ほど。
「たったそれだけ?」と思う人もいるかもしれないケド、オイラの25年間の肌感覚では、「あ〜、確かにそんなもんかもな」と感じるんですよね。

実際に店頭で毎週顔を出すような「常連のアナログ好き」ってホント限られてるんですよ。
もちろん一見さんも来るけど、継続的に買う人となるとガクッと減るんですよね。
全国のレコードショップを足しても、この数字はかなりリアルに思えるんですケドね〜どうでしょう。


さらに現実チェック──販売枚数との整合性

ちなみに日本レコード協会の発表では、
アナログレコードの新譜出荷枚数は年間でだいたい200〜300万枚前後。
そこに中古市場の販売枚数(ざっくり1,000万枚程度)を足すと、国内流通総数は約1,200万枚。

これを先ほどの「レコード購入者 42万人」が買っているとすれば、1人あたり年間で約30枚──つまり月2〜3枚ペース
ん〜これも現場感覚とホボ一致する…いや、むしろ多いくらいかもしれませんね。


LPと12インチ──同じ「レコード」でもまるで別世界

さて、ココからがオイラの専門分野。
アナログレコードと一口に言っても、LP(アルバム)12インチシングルでは、お客さんの性質がまるで違うんですよね。

渋谷の店頭に立ってレコード店を営んでいるともうコレ、あからさまにアリアリと解るんですよね。

オイラの店は12インチシングル専門だけど、他の中古レコード店を回ると、その在庫比率はだいたいですがLP:12インチ=100:1くらい。

カンタンにいうとレコード店のエサ箱1枠に1枚くらい12インチシングルが混ざっているっていうカンジです。

つまり市場全体のメインは、圧倒的にLPなワケです。

LPを中心に買う人の中に、「たまに12インチも買う」という人は確かにいますよ。
でもそれは全体のごく一部だと思うんですよ。
お客さんの層は少し重なってるけど、12インチをメインで探す人は本当に少ないって思うんですよね。


12インチシングルの購入者をさらにフェルミ推定してみる

先ほどの「アクティブなレコード購入者=8万人」のうち、LPを中心に買う人がホトンドだとして、12インチも買う人の割合を在庫比率や購買傾向から考えると──

仮に販売人数比を「LP:12インチ=20:1」と緩めに仮定してみる。
すると:

8万人 ÷ 20 = 約4,000人

つまり、日本で定期的に12インチシングルを買う人は約4,000人前後。
人口比でいえば 0.003%
ん〜少ないっ!コレ、まさに「選ばれし少数派」ってカンジですよね。


4,000人の世界──“小さくても、確実に存在する熱量”

12インチシングルをメインに日常的に購入する人の人数が4,000人…この数字を見て、驚く人もいるかもしれませんね。
でもオイラは、リアルな感覚として「タブン、そんなもんだろうなぁ」って思っていたりします。

DJ、コレクター、リスナー ──
12インチシングルを買う理由は人ソレゾレだけど、共通してるのは“音にコダワリがある”コトだと思うんですよね。
レコード盤に針を落とした瞬間にカンジる、太くて、立体的で、温かい音。
それを実感として体感しているから、彼らは今でも12インチを探し続けてるんじゃないかなぁ〜って。

数字で見ればわずか4,000人。
でもその4,000人が、日本のクラブカルチャーやアンダーグラウンドなアナログレコード文化をずっと支えてきたと思うと、ちょっと感慨深いモノがあったりします。


じゃあ、12インチシングルだけで商売できるのか?

正直に言うと──かなり厳しいんじゃないかなって思うんですよね。
12インチシングルだけを扱うレコード店は、全国でも本当に少ないんですよね。
その理由は単純で、市場が小さすぎるからだと思うんですよね。
大手のレコード店にとってはビジネスとしての旨味がホトンドないんじゃないでしょうか。

だけどオイラは、25年間このジャンル一本でレコード店を続けてこられた。
それは、他のレコード店がやらないからこそ12インチシングル専門店のNext Recordsの存在感が際立ってるというのもあるのかもしれません。
ちょっとカッコいい例えをすると、まるで砂漠にポツンと立つオアシスみたいなカンジ。

ん〜でもホント、12インチシングルをメインで買いたいって思っている人からするとホント、12インチシングルって見つけづらいし、なかなか売ってないんですよね〜。

そういった個人的な体験から12インチシングル専門っていうのを選択したワケです。

まぁ〜お店をはじめた2000年当時は、DJ人気の最中で12インチシングルはメインストリームだったのですが…。

やっぱりレコード店を営んでいるのでそりゃあ「もっと売りたい」「お客さんを増やしたい」という気持ちは常にありますよ。
でも「売れるレコードなら何でも扱う」っていう発想にはやっぱりなれないんですよね。
個人的にも本当に好きで、惚れ込んでいる12インチシングルを、丁寧に、心を込めて販売していきたいって思っているんですよね。



オイラの結論──数字で見ても、やっぱりアナログは“人の熱”で動いている

フェルミ推定の結果をまとめるとこうこんなカンジ👇

区分推定人数割合
年に1枚でもレコードを買う人      約42万人  約0.35%
月1〜2回レコードを買うアクティブ層 約8万人 約0.07%
定期的に12インチシングルを買う人 約4,000人  約0.003%

数字だけ見れば、レコードを買う人は本当に少数派ですね。

実際、お店に訪れていただいたお客さんに「まわりの友達でレコードを聴いてる人います?」って訊くと「ダレもいません…」っていう返事がホトンドですからね。

だけど、だからこそ面白いんじゃないかなって思います。
これだけデジタルが主流になった時代でも
「わざわざレコードを買う」という行為に意味を感じてる人が、確かに存在するワケです。

そのひとりひとりの「熱量」が、アナログ文化をココまで生き残らせてるんじゃないかなって。

そしてオイラも、その文化のド真ん中に、これからも居続けたいって思うんですよね。


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0.003%の世界で、12インチシングルを聴き続ける

日本中でたった数千人しかいない12インチシングルの愛好家たち。
でも、数字の小ささよりも、その中にある「熱意」の大きさをレコード店主としては信じているんですよね。

だから、これからも渋谷のシスコ坂の途中で、ひとりでも多くの人に「やっぱり12インチシングルってサイコーですよね〜っ!」って思ってもらえるように、丁寧に、1枚ずつ、針を落とす瞬間のワクワクを届けていきたいな〜って思う次第であります。

まぁ〜あるイミ、ソレがNext Recordsの使命なんだと思うんですよね。



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■ お取り置きは「ただのサービス」じゃない

渋谷の街で12インチシングル専門の中古レコード店を営んでいると、毎日のようにイロイロなお客さんにご来店していただけます。
常連さんもいれば、初めて来店された人、そして海外からわざわざ足を運んでくれる人もいます。

そんな中で、よくあるやり取りのひとつが「お取り置きできますか?」というご依頼です。
中古レコード店ではもうおなじみのコトバなんだけど、この「お取り置き」って、実はメチャ人間らしい心理が詰まってるなぁと思うんですよね。

ホント、その場でお金を払って買えばスグに自分のモノになるのに、ナゼか「取り置いてほしい」と頼む。
そして、悲しいかな時々はそのままご購入いただけずにキャンセルになってしまう。

今日はそんな「お取り置き」をめぐる、お客さんとお店、それぞれのココロの動きを少し考えてみたいと思います。


■ ナゼ人は「お取り置き」をしたくなるのか?

レコードに限らず、人は「欲しいモノ」や「手に入れたいモノ」を見つけた時に、ココロの中でまず「これ、自分のものにしたい!」という所有欲が生まれますよね。
コレを「心理的所有」って呼ぶんだケド、要は「まだ買ってないけど、ココロの中ではもう自分のモノ」っていう状態です。

このとき、人は少し不安になる。
「今買わないと、誰かに取られるかもしれない」
でも同時に、
「本当にコレ、買っていいのかな」「今じゃなくてもいいかもしれない」という迷いも出てくる。

ん〜こういう気持ちってレコード店を訪れて気になるタイトルを見つけた時ってよく起きますよね。

で、買う or 買わない 以外の第三の選択として出てくるのが「お取り置き」という案です。

つまり、お取り置きというのは、
その「迷い」と「欲しい」の狭間で揺れるココロを落ち着かせる行為になっているのかもしれませんね。

一度「取り置いてもらった」と思うと、安心して一晩考えられるし、ココロの中では「とりあえず自分のもの」になった気がする…みたいな気持ちに落ち着くようです。

お取り置きは、「今すぐ決められないけど、手放したくもない」というナンダカ人間らしい揺れの象徴なんですよね。


■ お客さんの中で起きている3つの心理

オイラがこれまで見てきた中で、
お取り置きを頼むお客さんには大きく3つの心理が働いている気がします。

  1.  理性の迷い:「他にも欲しいレコードがある」「給料日前だからちょっと考えたい」

  2.  リスク回避:「その場の勢いで買って後悔したくない」「もう少し盤質がイイのがあるかも」

  3.  感情の整理:「欲しいケド、買う理由を自分の中で納得したい」

お取り置きを頼むというのは、その迷いを「店」という安心できる場所に一旦預けているような感覚になるみたいですね。
「考える時間をもらう代わりに、信頼でつながる」的なカンジでしょうかね。
そこにお取り置きの人間的な温かさがあると思うんです。


■ お店としてのお取り置きの考え方

オイラの店では、できる限り柔軟にお取り置きに対応しています。
中古レコードって基本的に1点モノです。
だからこそ、「売れてしまったらもう出会えないかもしれない」という気持ちは痛いホドわかります。

個人的にもこういった経験は、コレまでに何千回も味わってきましたからね。

で、お取り置きの依頼を受けた時点で、オイラは「この人はマジでレコードが好きなんだなぁ」って思うんでしよね。
結果としてたとえキャンセルになっても、その人が「音楽・レコードに向き合う時間」を持ったということが、もう嬉しいんですよね〜ん…ちょっとカッコつけた言い方ですケドね。

ただ現実的には、
「お取り置きされたまま音沙汰なし…」というケースもゼロではない。
「楽しみにしてたんだけど、来なかったなぁ」と思うコトもある。

日本のお客さんの「お取り置き」に関しては、かなりの確率で「取り置きしてもらったレコード買いますっ!」って言っていただけるですけどね。

しかし、海外からのお客さんの場合はちょっと事情が違います。


■ 海外のお客さんとの「お取り置き」―文化のズレと人の心理

これは実際にあったハナシ。

閉店1時間前、イギリスから来たという自称DJのお客さんが初めてご来店していただけました。
HOUSEコーナーで夢中になってレコードを掘り、スマホで試聴しながら、カップリングのRemixも聴きたいとのコトなので店のオーディオでも10枚ホド試聴していただきました。
結局30枚近く選び、そのうち20枚ホドを「購入したい」というコトになりました。

試聴もたくさんしたし閉店時間を1時間ホド越えて接客しました。

しかしまだまだチェックしたいとのコト。

「明日、またお店に訪れるから買うからこのレコードを取り置いて」と言われた。

その時点で数万円の金額だしさらに積み増しもある予感…もちろんオイラも超嬉しかった。
「おお、これは相当本気だな」と思って、お店のHPがプリントされたショップカードを手渡ししてホテルに帰ってチェックしてみてくださいってお伝えして、快くお取り置き依頼を受けてお見送りしました。
で、翌日の再来店を楽しみにしていたんだけど──
結局、そのDJさんは現れなかった。
3日待っても来ず、レコードは売り場に戻すコトになりました。

実はこういうケース、海外からのお客さんでは珍しくないんですよね。
「明日買う」と言っても、旅行スケジュールの変更や荷物の都合で来られなくなったり、他の店で似た盤を見つけて満足してしまうコトもある。

でもそれ以上に大きいのは、文化的な“取り置き”の感覚の違いナンじゃないかなって思うんですよね。
日本では「取り置く=買う前提の約束」みたいなカンジなんだけど、
欧米では「とりあえず保留しといて」の延長線上みたいなイメージみたいです。

つまり、彼らにとっては「買う約束」ではなく、「検討中の印」くらいの感覚のような気がするんですよね。


■ 「取り置き放置」に潜む人の心──逃避と自己防衛

中には日本人のお客さんでも、「そのままキャンセル」というケースも稀にですがあります。
これも悪意ではなく、ホトンドが心理的防衛反応だと思います。

人は「期待を裏切った」とカンジると、罪悪感を持つ。
でも、その罪悪感が強いほど「お店に行きづらくなる」。

「買わなかったことを申し訳なく思う」
「なんとなく気まずいから連絡しづらい」

そうやって無言のまま関係を切ってしまう…ん〜このパターン、結構あるんですよね〜。
でもオイラからしたら、そんなに深刻に考えなくていいんですよ。

レコードって縁のモノですからね。
その時に買えなくても、また別のタイミングで「あの1枚」と出会えばいいんじゃないかなって思うんです。
だから、キャンセルしたって全然構わないし、むしろまたお店に来てくれてくれる方がウレシイんですよね。


■ お取り置きを「信頼構築の機会」として活かす

オイラは、お取り置きっていうのは「売れる・売れない」以上に、「お客さんとの関係を深めるキッカケ」だと思っているんですよね。

そのレコードを「買いたいっ!」って思ってる時点で、その人の音楽の温度は上がってるワケです。
その熱を信頼に変えるチャンスが、「お取り置き」なんじゃないかなぁ〜って思うんですよね。

例えば、
「この盤、次はなかなか出ないですよ」
「B面のRemixも結構カッコイイんですよ」
なんて、そんな会話を通して、お客さんとの距離が少し縮まるってその一言一言が、「ただの販売」じゃなくて「音楽の共有」につながると思うんですよね。

お客さん的にも「取り置きしてもらった」って気持ちが「自分の事情を汲んでもらった」みたいなカンジになるしお店的にも「お取り置きするコトでちゃんとお店に訪れてくれる」っていうお互いの信頼関係につながってゆく部分ってありますからね。


■ お取り置きを購入につなげる「心理トリガー」

コレまでの数十年の経験上、お取り置きから実際の購入につながるかどうかって、お店側の「ひとこと」で変わるコトが多い部分も結構あるんですよね。

たとえば…

  • 限定性トリガー:「このタイトル、前の入荷した時もすぐ売れちゃったんですよね〜」

  • 共感トリガー:「この盤を選ぶ人ってホント、センス良いですよ」

  • 所有後イメージトリガー:「夜中にこの曲聴いたら絶対にハマりますよっ!」

  • 安心トリガー:「もしやめても全然OKなんで、よく考えてくださいね」

こうした言葉は、押し売りではなく「安心の後押し」みたいなカンジですかね。
お客さんが「この店は信頼できる」と感じた瞬間、「買おうっ!」って気持ちになるみたいです。

まぁ〜オイラ自身もレコード店をホボ毎日訪れるマニアから自分でレコード店を営むくらいなった経験上、こういった気持ちは実体験としてメチャありますからね。


■ 「お取り置き文化」が教えてくれるコト

中古レコード店で働いていると、「人がモノを欲しくなる」というのは単純な経済行動じゃなくて、
「感情と時間の物語」なんだなぁ〜ってカンジるんですよね。

レコードを取り置く行為には、その人の「音楽との向き合い方」とか「自分との対話」が隠れているんじゃなかな。
だから、お取り置きがキャンセルになったって、それは「気持ちが変わった」だけのコト。
決して音楽への熱が冷めたワケじゃないって思うんですよね。

ってこういう気持ちにオイラ自身が落としドコロをつけているのもタブン、買ってもらえなかったコトに対して気持ちを落ち着かせるためにそう思っているのかもしれませんね(笑)

ん〜「商売を勉強させてもらいますっ!」てカンジですね。


■ 海外のお客さんとの今後のルールづくり

海外のお客さんとのお取り置きに関しては、
今後は少しだけルールを設けようと思ってます。

例えば、
「1日限りのホールド」
「希望があれば少額デポジットで1週間キープ」
そんなカタチのルールをはじめから決めておくことで、お互いに安心してやり取りできるんじゃないかな。

でもナニより大切なのは、そのお客さんがまた日本に来た時に再び「TokyoのNext Records」を思い出して訪れてもらえるコト。

だから、たとえ一度のキャンセルでも、関係を切らずに「また会える距離感」を残しておくのが理想かなぁって思うようにしています。

しかしっ!正直な気持ちは「買ってほしかったーーーっ!」って言うのは包み隠さずありました(笑)


EXPERIENCE UNLIMITED / SECOND TIME AROUND
EXPERIENCE UNLIMITED / SECOND TIME AROUNDの試聴
next recordsのサイトでEXPERIENCE UNLIMITED(EU)のレコードを探してみる


■ お取り置きは「信頼の入口」

「お取り置き」って、一見お店側の手間が増えるだけのように見えるけど、実はコレ「信頼を築く最初の入口」なんじゃないかなって思うんですよね。

キャンセルも含めて、ソコにあるのは人間らしい「迷い」「期待」「申し訳なさ」「嬉しさ」です。
それらを全部ひっくるめて、レコードというメディアの温かさと同じ「アナログな人間関係」だと思うんですよね〜あ〜コレ、結構イイ落ちが言えたような気がします(笑)


なので、当店はこれからもお取り置きを続けます。
1人ひとりの音楽のタイミングを尊重しながら、「またこの店で掘りたいっ!」って思ってもらえるようなレコード店でありたいのであります。


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