渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:渋谷レコード店日記

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東京 渋谷のオリジナル盤12インチシングル専門の中古レコード店、Next Recordsです。
以前もこの「渋谷レコード店日記」の記事にしたのですが、海外からの注文数を増やすっていうミッションに現在も鋭意取りかかっている状態です。
一応の月10万円くらいの売上目標をとりあえず設定してみたのですが、海外通販をはじめたのが2025年4月の中頃だったので今現在で約1ヶ月ホド経過したのですが、初月は残念ながら未達成でした。
まぁ〜はじまったばかりなので現時点ではナンとも評価出来ないですが、個人的にはナンとなくですが手応えをカンジています。
しかし、その手応えをカンジている根拠っていうのが、よくわからないんですよね。
前回の記事でも言及したのですが、海外のお客さんがどうやって当店のオンラインショッピング・サイトに辿り着いたのかってコトが不明なんですよ。

前回の記事を投稿してからナンだカンだと自分なりに「海外からアクセスしたと仮定して如何にしてNext RecordsのWebサイトを見つけるコトが出来るか」ってコトをGoogle検索でイロイロなワードで検索して実験してみたですが、まったく当店のWebサイトは表示されません。
しかし、現実的にこの1ヶ月間で4人の海外からのお客さんからのオーダーを頂いています。
ん〜マジでわからん・・・ショッピングサイトを運営している担当者からすると商品をご注文いただけるのはとてもウレシイのですがその購入の手立てというか経緯というかキッカケというかそういったお客さんが当店で買い物をしようと思った決め手がナニなのかってコトがわからないのはちょっとマズイのではっていうカンジがするんですよね。

前記したオイラが行ったGoogleでの検索の実験では、まったくもってヒットしない状態です。
つまり打率0という状態ですね・・・しかし、ネット界のゴッドであるGoogle様では、打率0にも関わらず、1ヶ月という限られた短い期間に新規で4人の海外からのお客さんからオーダーを頂いているという実績は、手前味噌ですが相当イケている状態だと思うんですよ。
でも、そんな打率0状態に関わらずどうして海外から受注出来たのかわからないっていうオイラの分析力のなさ・・・。
逆にこういったお客さんの流入経路をキチンと調べて分析してよりその部分を強化すれば、オーダーしてもらえるんじゃないかなって思うんですよね。
オイラのコレまでにやり方だとどうしてもGoogleの検索結果頼りな部分って結構デカかったのですが、当店の存在を知ってもらえる別のルートが新たに見つかれば、よりもっとオーダーしてもらえるんじゃないかなって思ったりしたワケです。

もっともメジャーなアクセス解析ツールとしてGoogleが提供しているGoogleアナリティクスっていうのがあるのですが、一応当店もそのGoogleアナリティクスが利用できるように設定済なのですが、正直まったく使いこなせていません。
何度かこのGoogleアナリティクスの使い方を理解するために解説本等を読んで一通り勉強してみたのですが、このツール自体があまりの多機能なのと解析結果を分析してそのデータから問題点を読み取り如何にして自サイトを改善していけば良いのか・・・っていうトコロまで全く出来ませんでした。
タブン、コレはもうプロの領域の分野じゃないかな・・・ってカンジすらします。
他のレコード店は、こういった自分トコのWebサイトの分析とか改善とかってどうやっているんだろうなぁ・・・メチャ気になるんだケド。
で、一応海外からも注文できるようになったNext Recordsのショッピングサイトですが、海外での認知度を高めるためにナンか対策しないイケないなぁ〜って漠然と考えているのですが未だ、ナンにも出来ていない状況です。

しかしっ!つい先日、当店の顧客管理画面を見てみると驚くべきコトが起きているのに気が付きました。
この1ヶ月の間にナンと日本以外からのお客様のメンバー登録が80人以上増えていたんです。
イッタイ、ナニが起きたのか・・・まさかGoogle検索で確変が起きたのか?
海外のお客さんがいつ当店でメンバー登録をしたのかっていうのその日にちをチェックしてみると5月14日から急に爆増しているコトがわかりました。
ソレまでもボチボチと増えてはいるな・・・ってコトには、気がついていたのですが5月14日を境に明らかに急増しているっ!
登録されているその国を確認してみるとアメリカがダントツで多いんですよ。他は、オーストラリアやフィジー、ナゼかアフリカのガーナや南米のホンジュラス、地中海のマルタという国からもアクセスがありメンバー登録されています。
オイラとしては、海外向けに対してプロモーションをどうやっていこうかってコトをまだ考え中で具体的なコトは、ホトンド出来ていないのに関わらず勝手にメンバー登録が増えていく今の状況は、まさに願ったり叶ったりなワケですが、問題があります。
ソレは、アメリカやオーストラリア、フィジー、ガーナやホンジュラスからメンバー登録をしてくれた人たちは、どうやってNext Recordsのオンラインサイトにたどり着いたかのかってコトです。
ん〜マジでわからんっ!

日本以外からのアクセスが起きる可能性で個人的に思い当たるのは、毎日投稿している当店のInstagramアカウントくらいです。
でも、このInstagramは、思いっきり日本語での投稿だし、例えばこのインスタ・アカウントから当店のネットショップサイトまで訪れるには、当店のプロフィール画面を表示させてそのプロフィールページのリンクからNext RecordsのHPにたどり着くという結構なステップを踏まないと訪れるコトが出来ないんですよね。
タブン、いくらレコードが好きな人でもお店のリンクをタップするまで能動的なアクションを起こせる人っていうのは、かなり少ないと思うんですよね。
インスタにもちょっとしたアクセス解析機能が備わっているのですが毎日投稿している記事からプロフィールまで見てくれる人っていうのは、ごく僅かの人数です。
コレが前記したような短期間に80人の海外からのメンバー登録につながっているとは決して思えないですしね。
全く使いこなせていないGoogleアナリティクスのデータを見ると流入経路のホトンドがフツーにGoogleで検索して訪れるというオーガニック検索なんですよね。
このオーガニック検索は、ホトンドが日本からのアクセスなので海外からはどうやって訪れているのかって言うコトは、オイラの浅い知識では調べるコトができません。
でもGoogleアナリティクスの解析では、アメリカ・オーストラリア・イギリス・フランス・イタリア・メキシコ・カナダ・ブラジル・シンガポールといった順番でアクセスがあったというコトが記録されています。
正直、アメリカからアクセスが多いっていうのは、ちょっと想定外でした。

ナンかわからないけどこの短期間に海外からのアクセスやメンバー登録が増えているというコトはわかりました。
しかし、ホトンドがまだオーダーしてもらえていない状況です。
コレをどうやってオーダーに結びつけるのか・・・っていう課題ができました。
イヤイヤ、ナンでアクセスが増えているのかっていうもの調べる課題もありますね。

DAFT PUNK / ONE MORE TIME
DAFT PUNK / ONE MORE TIMEの試聴
next recordsのサイトでDAFT PUNKのレコードを探してみる

ココ最近、動きはじめた海外通販のコトばかり考えているんですよね。
まぁ〜実店舗のコトや国内でのネット通販のコトも常に考えているのですが、コチラは長年の経験とか実績が積み上がっているのそのイベントごとの細かな調整でナンとかイケるのですが、はじめたばかりの海外通販は、まったくもって手探りの状態です。
まぁ〜だけど、せっかく新しい販路も出来たしコレを活かしてイキたいなぁ〜って思うんですよね・・・多少、遅きに期したカンジではありますが。
毎月10万円の売上目標が達成できる日はいつおとずれるのか・・・ん〜今の状況からするとやはりチャンとお客さんがどうやって訪れているのかっていうのを調べないとイケないですね。

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渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
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Next Records Shop at Shibuya Tokyo Japan.
We are a small record store but we welcome you with a huge selection of original pressed 12" singles.
If you visit Tokyo, please visit our record store!




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東京 渋谷のオリジナル盤12インチシングル専門の中古レコード店、Next Recordsです。
2025年4月に渋谷の零細中古レコード店である、当店が海外に向けてレコードの通販が出来るようになったという内容のコトをお知らせしました。
その時の記事は、コチラ
世界中にレコードを通販したい!目指せ越境EC化っ!

でもね・・・実際の問題として海外に住んでいるレコード好きな人、しいてはオリジナル盤12インチシングルが欲しいっ!買いたいっ!って思っている人がどうやって日本の小規模なレコード店のWebサイトに辿り着くかってコトが出来るのだろう・・・ってコトがまったく解決していないんですよね。
レコードを買いたいって思っている人がGoogleで検索してドコでそのレコードが買うコトができるのかっていうその行動原理って基本的に世界共通だと思うのです。
以前にもこのコトについては、当ブログで言及したコトがあります。
世界中にお店の存在を知ってもらいたい!

ネット通販が出来るWebサイトを作ってもその存在をダレも知らなかったらレコードを販売するどころかそのWebサイトに訪れてくれる人すらいないワケです。
で、多くのネットショップは、Googleでお客さんが検索したキーワードでの検索結果で自分のWebサイトが表示されるようにシノギを削っているというコトなんです。
このGoogleでの検索結果で上位に表示させるコトを「SEO対策」というのですが、ネットショップに魅力的な商品をラインナップさせるというコトは、モチロンなのですがそれと同じくらい検索結果で自分が運営しているネットショップが出来るだけお客さんの目に入るように努力する必要があるワケです。
このブログでも度々書いていますが、そういったイミでは当店は、この部分に関しては比較的ウマく出来ているのですが、ソレは「日本国内だけ」という限定的な範囲でだけ有効なんですよね。
上記の過去の記事にも書いていますが、日本国内でGoogle検索して上の方に表示させるコトが出来ても、アメリカや韓国など世界各国から検索したら当店のWebサイトはまったく表示させるコトが出来ないワケです。
で、オイラは思ったんですよ・・・「世界中で検索した時に当店のWebサイトが上記に表示させるコトが出来たら良いんじゃないのか?」って。
スグには、ムリだとしてもコツコツとその実績を積み上げるコトで、数年後には世界中の検索結果で上記表示させるコトがいつかは出来るんじゃないのか・・・って。
じゃあ、そのコツコツと積み上げるその実績を得るためにどのようなコトをしたらイイのか・・・ってコトをココ数週間イロイロと調べたりして考えていたんですよね。
でも、当たり前ですが、セオリー通りに当店を見て「このレコード店サイトを素晴らしいっ!」ってコトで当店を紹介するような他者が当店のWebサイトにリンクしてくれるようにするってコト、要するに「被リンク」をたくさんしてもらうようにしましょうってコトなんですよね。

ん〜なかなかムズいというか、ハードル激高です。
で、当店のWebサイトを作ってもらったWeb制作会社の社長さんに「どうやったらNextのサイトを海外の検索結果で上位表示できますか?」って。
すると「検索している人が住んでいる地元のレコード店の方がどうしても有利なので難しいですね・・・」って、あ〜確かにそうですね。
逆のコトを考えれば、日本から検索してもアメリカやイギリスのネットショップサイトが検索結果の上の方に出てくるコトは、ナイですからね。
で、その社長さんからは、「インバウンドでリアル店舗に訪れてくれたお客さんにWebサイトの案内をした方が効果的だと思いますよ」とのアドバイスをいただきました。
あ〜そうですよね・・・確かにっ!
まったく知名度のない日本のレコード店から通販するのってやっぱり「大丈夫かな?」って思いますよね。
ソレよりか実際に当店へ訪れてくれてレコードを購入していただいたお客さんに「Webサイトもあるのでゼヒ、チェックしてみてください!あなたの国へレコードを送るコトもできます!」ってアピールした方がはるかに効果的ですよね。

で、海外へ向けてレコードを通販していく上で、どうしても気になる存在が世界最大規模でレコードの通販を行っているマーケットプレイス、Discogsの存在です。
Discogsという世界中から欲しいレコードを購入できる便利なマーケットプレイスがあるにも関わらず、日本の小さなレコード店からネット通販するメリットってあるのか・・・ってハナシですよ。
でもね、毎日店頭に立って海外からご来店していただいたお客さんと接客してカンジるコトなのですが、意外にもDiscogsでネット通販して欲しいレコードを手に入れるというコトが最優先となる購入手段でないのではナイんじゃないかな・・・って思うんですよね。
店頭で接客していると「〇〇っていうアーティストの■■っていうレコードないですか?」って訊かれるコトが多いんですよね。
で、当店に在庫があれば購入していただけるのですが、在庫がナイと他のレコード店に行くというこの流れを今までに何度も見ているんですよね。
その時に探しているレコードのジャケット写真の画像をスマホで見せていただくのですがその画面っていうのが決まってDiscogsの画面なんですよね。
そりゃ〜超レア盤だとDiscogsのマーケットプレイスでの販売されていませんが大抵のレコードってそのマーケットプレイスからポチれば即購入出来るワケですが、実際にそうなっていないんですよ。
コレね・・・ホント、不思議に思うんですよね。
探しているレコードがDiscogsのマーケットプレイスで即購入できる状態にあるにも関わらず、旅行として訪れた異国である日本のレコード店で時間と労力を使って探す・・・どう考えても不利な状況だと思うんですが、意外にもナゼかこのスタイルでレコードを探す人が多いんですよね。
送料がもったいない? どんなコンディションのレコードが届くか不安? 欲しいレコードは絶対に足を使って探す主義? レコードの通販はしない派? その理由は、その人それぞれにあると思うのですが、ナンラカノ理由があってレコード店に訪れてレコードを購入するんでしょうね。

で、当店に訪れてレコードを購入していただいたお客さんにもいくつかのタイプがあるようにカンジています。
それは、決まったレコードだけを探しているお客さんと知らない曲でもナニか良さそうなレコードがあれば購入しようと思っているお客さんというタイプがあるんですよね。
当店では、お客さんが手にとってチェックしているレコードを結構見ていて、「それとなく」そのお客さんが好きそうなレコードを「それとなく」店内でプレイするという所謂「かけ売り」っていう営業をよくやるのですが、コレが日本・海外問わずにレコードを買う気のあるお客さんにはメチャ効果的なんですよね。
この「かけ売り」っている営業スタイルは、絶対に大手のレコード店では出来ない手法で小さいお店ならではの営業なんですよね。
この当店が実施している「かけ売り」スタイルをお客さんに意識させずに「それとなく」プレイしているのでお客さん的には、「このレコード店、気になるレコードばかりかかるな・・・」ってカンジてもらえるようです。
実は、Next Recordsのショッピングサイトもこの店頭での「かけ売り」を意識した作りにしていて、Google検索の表示の入り口としてお目当てのレコードからアクセスしていただいたお客さんに他にも気になるレコードをカンタンに聴いてもらうコトで他のレコードも購入して頂けたら良いな〜的なナンちゃってクロスセルを目指しているんですよね。
多種多様なレコードを取り扱いつつ、様々なセラーが存在しているDiscogsのマーケットプレイスではこういった当店が実施しているようななんちゃってクロスセルは、なかなかし難いんじゃないのかなぁ・・・って思っていたりするんですよね。
クロスセルとは・・・

もしかしたらオリジナル盤12インチシングルという決まったフォーマットである適度特定なされたジャンルに特化した当店ならではのメリットが活かされるんじゃないかなぁ〜なんて思っているんですよね。
ガチンコでDiscogsに真っ向勝負してもムダなので、小さいレコード店ならではのやり方でネット通販が出来ればもしかしたらイケるんじゃないかな・・・どうだろう、まだ始まったばかりでナントモ言えませんが、月に1〜2回くらいリピート購入してくれるお客さんが数人いるだけでも当店のような小規模なレコード店にとって結構、大きな売上に繋がるんですよね。
そんなコトを考えていたらちょっとワクワクしてきました。

LAURYN HILL / DOO WOP (THAT THING)
LAURYN HILL / DOO WOP (THAT THING)の試聴
next recordsのサイトでLAURYN HILLのレコードを探してみる

世界中に向けて当店が得意とするオリジナル盤12インチシングルを販売するという壮大な計画はとりあえずカタチとしては出来上がったのですが、あとはどうやってコレを発展させて売上に繋げてゆくのかってコトですね。
SEOによって世界中からアクセスを集めるというのは、相当ハードルが高いというコトは、解りました。
で、当店のオンラインサイトの知名度を高めるには地道に来店していただいたお客さんに向けてアピールする必要があるという新たに目指すべき目標も出来ました。
ココ最近の過去の「渋谷レコード店日記」の記事を読んでいるとリアル店舗でのちょっとした変化からオンラインサイトへの新たな取組へと結構、積極的に動きがありますね・・・まぁ、言っているオイラが仕掛けているのですが。
店頭販売 & ネット通販に関して一時期は、もうやりきった感が自分の中であったのですが店頭でのQRコードによるスマホ試聴あたりをやりはじめたあたりから「まだまだヤルべきコトがあるんじゃないか」っていう意識が出てきたみたいなんですよね。
というか、このブログでは、オイラの考えているコトがダダ漏れになっていますね。

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渋谷のオリジナル盤だけを扱う12インチシングル専門の中古レコード店、Next Recordsです。
以前こんな記事をブログに書きました。
お客さんとのミスマッチ問題について
かなり長い記事なので要約するとこんなカンジです。
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2025年1月、Googleのパフォーマンスレポートによれば、ウェブサイトのアクセス数や店舗へのルート検索、プロフィール閲覧数が大幅に増加した。
しかし、来店者の中にはアルバムを求めて訪れる人も多く、12インチシングル専門という店の特性とニーズが合致しないケースが増えている。
​店主は、ジャンル別の仕切り板に「12inch Single」と明記するなどの工夫をしていますが、完全な解決には至っていません。
この問題の根本には、一般的なレコード店のイメージと同店の専門性とのギャップがあると考えられる。
​店主は、ビジネス的には品揃えを広げることが有効かもしれないと認識しつつも、店の独自性を維持したいという思いから、12インチシングルの良さを地道に伝えていくことが最善の策だと考えています。

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まぁ〜本文ではダラダラとア〜だコ〜だと長文で書いていますが、要するに悩んでいるワケですよ。
オイラが「12インチシングルの良さを地道に伝えていくことが最善の策だと考えています。」というコトは間違いないのですが、その効果が出るのって一体いつ?ってカンジです。
というか、この当店の品揃えとお店を訪れるお客さんのニーズとのミスマッチ問題ってタブン、もう何年も前からカンジていたコトなんですが、去年辺りからお客さんの来店数が爆増したコトがキッカケになってより顕在化してきた・・・っていうカンジです。
同じようにお店を営業している人からすると「多くのお客さんがお店に訪れてくれるのってメチャ、良いコトじゃないですか!」って思われる部分もあると思うのですが、当事者であるオイラからするとそうカンタンに喜んでもいられないっていう現実問題もあったりするんですよね。

というのもお店を営んでいるオイラの気持ちとしては、多くのお客さんがご来店していただけるのはとてもウレシイのですが、ソレはあくまでも「購入意思のあるお客さんのご来店」であって当店では扱っていないアイテムを求めて来店される人に関しては、ご来店していただいてもなぁ・・・って思うんですよね。
このご来店されるミスマッチに関して常連のお客さんとハナシをしていると「タダ訪れてくるだけなのでそのまま放っておけばイイんじゃないですか?」っていう意見もあったのですが、たしかに接客とかしないでそのまま放置しておけば「あ〜この店には、オレが探しているレコードはナイな・・・」って勝手に帰っていかれると思うのですが、退店されるまでに実はイロイロな問題も出てきてオイラ的にもホント、なんとかしなきゃって思っているんですよ。
具体的な問題っていうのは、当店の扱う12インチシングルを本当に求めているお客さんがゆっくりとレコードが見れない問題っていうのがあります。
渋谷のNext Recordsにご来店いただいたコトがある人ならご存知だと思うのですが当店は、メチャ狭い店なんです。
レコードが収まっている棚と棚との間ってひとりのお客さんがレコード棚をチェックしているともうスレ違うコトすら出来ないホドの狭さです。
当店へ12インチシングルを買い求めているお客さんがレコード棚をチェックしているトコロへ、ミスマッチ来店客が来るとメインのお客さんがゆっくりレコードが見れなくなるというコトが起きちゃうんですよね。

ご来店していただいたお客さんが12インチシングルを求めているのか、ミスマッチ来店なのかっていうのは、実はレコード店スタッフは一瞬で判断出来るんですよ。
12インチシングルをお目当てにご来店いただいたお客さんっていうのは、はじめてのご来店でもレコード棚のチェックしている様子からもその気合の入り方がビンビン伝わってくるんですよね。
一方、ミスマッチ来店の人は、レコード棚にある仕切り板に書いてある「12inch Single」の文字をチラッと見ただけでササァ〜っと店内を移動するみたいな行動パターンなんですよね。
コレ、仕切り板を一瞥(いちべつ)して「あ、この店にオレが求めているレコードおいてないな。」ってサッと退店してくれればイイのですが、とりあえず狭い店内をグルリと一巡するんですよね。
で、そんな時に真剣に12インチシングルをチェックしているお客さんとスレ違いが起きてしまうというコトになるワケです。
真剣にレコードをチェックしているお客さんからすると「レコード見ているのに狭いトコロを通ってメンドくさいな・・・」って思うでしょう、オイラもレコード棚とレコード棚の間の通路を譲ってもらうお客さんにはいつも「Sorry...store is so small.」ってお詫びしている次第です。
この状況は、ホントお店的には結構な問題ですよね。
出来るコトならミスマッチ来店をなくしたいっ!ってホント、思っているんですよね。
コレ、見方によっては当店にとってもミスマッチ来店で来る人双方にとって良いコトが何ひとつナイって状況が起きていますよね。
もうホント、マイナス面 & マイナス面というバッド・ケースでしかないワケです。

そうは思いつつも店主であるオイラは、ホントは探し求めていたレコードじゃないけど「もしかして12インチシングルもイイかも?」ってちょっとした心変わりとかがミスマッチで来店したコトがキッカケ起きたりすればイイかも・・・って淡い期待を抱いていたりしたワケでなんとか今までやり過ごして来たワケですがココ最近は、本気でレコードをチェックしているお客さんに申し訳ないという気持ちが大きくなりました。
当店のスタッフからも「本来のお客さんにも支障があるのでなんとかした方がイイですよ」って意見もでましたしね。
で、こんな対策をしてみました。
ソレがコレ
nojapanese

ミスマッチ来店の人の結構多くが「日本の音楽(レコード)を求めている」というコトは、知っていたので[No Japanese Music]という文言にしました。
要するにあのジャンルのレコードのコトです。
お店に入る前にこの[No Japanese Music]が目に入れば、日本人アーティストのレコードを買い求めて来店する人は「あ〜そう・・・」って思ってお店に入らずにお帰りしてもらえるんじゃないかなぁって思ってワケです。
でもね〜この注意書きを店頭に貼り出す前に至るオイラの心境は、かなりフクザツでした。
渋谷駅からまぁまぁの距離を歩いて店の前の坂道を登って更に数段の階段を登り詰めて、ようやく店に訪れたら[No Japanese Music]って「せっかく来たのにフザケンなよ!」ってならないかなぁ・・・とか思わないかな。
あとは、ナンかちょっと来店する人を拒む的な雰囲気もこの告知から伝わってくるカンジがするんですよね・・・メンドくさい店主が営んでいるレコード屋みたいな印象もあるし・・・なんかちょっとなぁ・・・って恐る恐るビビリながらお店の扉に貼り付けた次第であります。

この問題の根本の原因は、当店のニーズに沿わないお客さんが来ちゃうコトなんですよね。
お寿司が食べたいのにラーメン屋に入っちゃうみたいなコトなのです・・・ん〜この例え前にも書きましたが。
間違って来ちゃう人が悪いのか、見た目はお寿司屋さんみたいなのにメニューがラーメンしかない当店が悪いのか・・・。
お店的には、12インチシングルが好きな人だけにご来店いただきたいんですよね・・・ホント。
そんな「12インチシングルってイイよね〜!」って共通した認識のお客さんだけが訪れて和気あいあいとした雰囲気でレコードをチェックするみたいなお店にしたいなぁ・・・って思っているんですケドね。
こんな雰囲気のレコード店ってイイですよね〜!

SMITH & MIGHTY / MOVE YOU RUN
SMITH & MIGHTY / MOVE YOU RUNの試聴
next recordsのサイトでSMITH & MIGHTYのレコードを探してみる

で、恐る恐るビビリながら貼った[No Japanese Music]の貼り紙ですが、その効果は如何ホドかというと・・・
まったく効果ナシっ!
もうミスマッチ来店の人がガンガン訪れてきます。
つい先日も狭い店内に8人もの人が訪れました・・・もうマジで息が詰まりそうなホドの圧迫感・・・そのうち12インチシングルを本気モードでディグっているお客さんは、おひとりだけという状況・・・。
レコードを見ている最中もミスマッチ来店の人が入れ代わり立ち代わりで狭い通路を通るものだからジックリと落ち着いてレコードを見れないようになっちゃうのは、サスガにナンとかしなきゃなぁ・・・ってホントにマジで思います。
ナニか良いアイデアがないでしょうかね・・・。

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渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店、Next Recordsです。
毎日、店頭販売やネット通販でレコードを普段から扱うコトの様々なやり取りがあります。
まぁ〜そんなやり取りはホボ、日常的なコトなのですが、時々「オっ!?コレは・・・」って思うようなちょっとレアなコトもあったりして、ソレはソレでお店を運営していく上で結構、刺激になったりしているのも事実です。
今回は、そんなに淡々と続くレコード店での日常でのちょっとしたエピソードを綴ってみます。

買ったレコードが全部針飛びするっ!?
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このブログでも度々書いていますが、コレまでまったくレコードに触れたコトがない人がナニカのキッカケで「レコードって、ちょっとイイかも・・・」って思ってレコードで音楽を楽しむ人達がホント、増えてきたなぁ〜って思います。
先日、当店でレコードをご購入いただいたお客さんから電話がありました。
内容的には、1週間ホド前に3枚のレコードをネット通販で購入していただいた。
購入したレコードを自宅で聴いてみたトコロ、頻繁に針飛びが起きる。
しかも購入した3枚のレコードの全てで針飛びが起きるのでサスガに気になったので連絡した・・・とのコト。
電話を受けたオイラは「そうなんですか・・・申し訳ございません」とまずは、謝罪をお伝えしました。
しかしフツーに考えてご購入していただいた3枚のレコードがすべて針飛びするなんてコトは、当店のシビアなコンディション・チェックに於いて絶対にあってはイケないコトであります。
もし、購入していただいたレコード3枚のすべてがホントに針飛びしたら責任担当者のクビが飛ぶレベルの大失態であります・・・って責任担当者ってオイラですが(笑)
特にお客さんの方が「どうなってんじゃいっ!ワレっーーー!」って激怒しているワケでは決してないのですが、やはり同じ店で買った全部のレコードで針飛びが起きると「カス盤を掴まされた」的な気持ちになるのかもしれません。
でも、当店で購入していただいたレコード3枚とも針飛びが起きるというコトは、フツーに考えてあり得ないコトでもあります。
で、お客さんにどういった状況で針飛びが起きるのかって詳しく訊いてみたトコロ、レコードの盤面にはキズらしい箇所は見受けられないケド、再生していると片面で1回や2回の針飛びが起きるとのコトでした。
3枚のレコードでA/B両面で同様に針飛びするって相当な状況ですよね。
そんな内容をお聞きした後でお客さんに「レコードプレーヤーのセッティングは、正しく出来ていますか?」ってたずねてみました。
「どういうイミですか?」って訊かれたので、「針圧調整とかトーンアームの高さ、アンチスケーティングの設定とかちゃんと出来ていますか?」って訊くとあまりよく解っていない様子だったんですよね。
で、「ちなみにどんなレコードプレーヤーを使っているんですか?」って使用しているオーディオ環境を訊いてみると・・・「赤と白のポータブルプレーヤーです」とのコト。
要するにコレですね。
スクリーンショット 2025-04-18 11.02.11
イヤ・・・このプレーヤーが全然ダメってワケではナイのですが、そのプレーヤーが正しく機能しているのかってコトです。
このCOLUMBIA社製ポータブルプレーヤー、20年くらい前に一旦生産終了していたのですが、数年前にANABAS AUDIOというブランドで再生産されてまぁまぁ人気になったようで使っている人も多いとおもいます。
「お使いのポータブル・プレーヤーっていつ頃購入されましたか?」って訊いてみると数週間前にメルカリで購入したとのコトでした。
さらに本体に書かれているブランド名は「COLUMBIA」とのコト。
中古のCOLUMBIA ポータブルプレーヤーをメルカリで購入・・・買った時から付いていたレコード針は、いつから使われていたのか・・・タブン、20年選手レベルかもしれません。
まぁ〜実際の現物のプレーヤーを見ていないので針飛びの原因は、ハッキリと解りませんがタブン、付いているレコード針が寿命のようですね。
コレまでも他店でレコードを買ったコトがあって稀に針飛びが起きていたそうですが、古いレコードなのでそういうモノなんだろう・・・って思っていたようですが、運悪く当店で購入したレコードの再生でレコード針の寿命が尽きたみたいなカンジですね。
で、今回当店で購入いただいた3枚のレコードが全部針飛びしてしまうのであまりにもヒドいと思い連絡したそうです。
とりあえずオイラの説明を聞いて、お客さんも思い当たるトコロがあったようでこのトラブルは納得していただけましたが、なかなかムズカシイ事案ですよね。
「どうすればチャンと聴けますか?」って質問されたので「レコード針を新しいモノに交換したほうが良いかもしれませんね」とお伝えすると
「レコード針って交換出来るのですか?」って訊かれました。
なかなかレアなケースだったので「今回の一連のこのやり取り、ブログに書いてもイイですか?」と訊いたトコロ快くご了承をいただきました。

日本のレコード屋でアルバイトしたい
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時々、「アルバイトの募集はしていませんか?」という内容の電話やメールを頂くコトがあります。
「レコード店でバイトしたい」ってコレも最近のレコード人気からによるものでしょうね。
ちなみに当店では、コレまで一度もアルバイトの募集ってしたコトがナイんですよね。
だけど、バイトの募集をしたコトないしそんな告知もしたコトないにも関わらず当店へ「アルバイトの募集はしていませんか?」ってお問い合わせいただくのって経営者的にはなんかフクザツな気持ちでもあります。
ちょっと調べれば、レコード店のアルバイト募集ってチョコチョコ見つかると思うんですよ。
それなのにまったくバイト募集していない当店にお問い合わせいただくっていうには、ナンか別の理由があるのかなぁ〜って思っちゃったりしたりして。
以前にもレコード店でバイトするコトに関してこのブログでも記事にして言及したコトがあります。
レコード店でのアルバイトについて想うトコロ
上記の記事でも書いていますが個人的には、レコード店でのアルバイトするコトってあまりオススメしていません。
Next Recordsでは、アルバイトを募集していませんが調べてみると昨今のレコード店の盛況からか結構、多くのレコード店が人を募集しているようですね。
タワーレコード・HMV・ディスクユニオン・フェイスレコード等主要なレコード店は、働く人を募集していますね。
そんな中で先日、当店のWebサイトのお問い合わせメール経由で「Next Recordsで働きたい!」という内容のお問い合わせが届きました。
ソレが、超長文でそうとうな熱意がカンジられる内容のアピール度激マシなアツいメッセージだったんですよ。
で、このアツいメッセージを送っていただいたのは、オランダに在住の人です。
内容的には、こんなカンジです。
●現在、日本語を勉強中で語学留学を兼ねて数年間日本に滞在する予定である。
●今までに地元のレコード店で1年間ホド働いた経験がある。
●Next Recordsで扱っているレコードに自分も興味がとてもある。
●日本語は、カタコトであれば理解出来る、その他、オランダ語・英語は、フツーにOK。
●フランス語とドイツ語もカンタンな会話なら出来る。
って・・・ものスゴイ、ハイスペックな人から当店でアルバイトしたいという申し入れがありました・・・しかも日本語で。
スペックだけでなくどうやら当店の扱っている12インチシングルに興味が相当あるようで当店のオリジナル盤・12インチシングル・専門店というコンセプトに共感しているようでその部分を強烈にアピールしていただきました。
また、この「渋谷レコード店日記」も読んでいただいているようでオイラの考えているコトや思っているコトにも「感銘しましたっ!」って書いてありました。
正直、「スゴい人からのオファーが来たなぁ・・・」って思っちゃいました。
いや〜EU諸国って物価が激高でお給料のレベルも金額にすると日本とはケタ違いだと思うんだケド、零細中古レコード店で働きたい・・・ってしかもハイスペック。
しかし、そんな優れた人であっても残念ながら当店ではアルバイトの募集ってしていないんですよね・・・。
熱意のあるメッセージに対してオイラもそれ相応な内容のお断りの文章を丁寧に書いてご返事させていただきました。
タブン、近々来日されるようなコトを書いていましたケド、レコード店で働くコトが出来るのかな・・・あんまりオススメしないケド。
来日した際には、ぜひご来店いただきたいですね〜。

RIHANNA ft. JAY-Z / UMBRELLA
RIHANNA ft. JAY-Z / UMBRELLAの試聴
next recordsのサイトでRIHANNAのレコードを探してみる

以前、このブログでも記事にしたのですが、海外のお客さんに向けてレコードを通販するっていうのをようやくプロトタイプですが試験運用中にまで至りました。
日本での販売をメインにしながら、海外に販売していくという・・・コレをひとつのWebサイトで両立させるって実際にやってみるとコレが、なかなか難しいんですよ。
タブン、コレはどっちの販売に比重を置くのかって部分に関わってくるんでしょうね。
当店の場合、海外通販がどれくらいの量になるのかまったくわからないのでどうしても「国内通販メイン」で買い物がしやすく設計しているので海外からの購入に関してはちょっとわかりにくくなってしまっているようなカンジになっていますね。
少しずつ手直しして完成度を高めていこうと思います。

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渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
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このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。

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創業 2000年、渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店、Next Recordsです。
どうやったらこの最高に素晴らしい12インチシングルの良さをアピールできるのかってコトを日々考えていてモヤモヤしている次第であります。

12インチシングルの良さを伝えるっていうのは、かなり大風呂敷を広げたカンジで別の言い方で例えるなら「書籍」所謂トコロの「本」の中でも「文庫本」がイチバン、サイコーなのでコレを読もう!みたいなカンジですかね・・・イヤ、違うかな。
まぁ〜アナログレコードという大枠の音楽が収納されている録音物の中でも1つのフォーマットである12インチシングルだけのアピールをするっていうのはなかなかムズいなぁと思うのです。
ソレにアルバム(LP)とかシングルってレコード関係では比較的よく知られたワードだけど「12インチシングル」って知る人ぞ知る的なかなりマイナーなワードだと思うんですよね。
そんなレコード・フォーマットの中でもニッチなアイテムだけを販売しているのが当店というワケです。

マイナーな12インチシングルだけの販売だけでとりあえず25年もの間、レコード店がひしめき合っている激戦区でもある渋谷でいまだに営業できているっていうのも、多くのお客さんに支えられているからこそで、ホント感謝であります。
一応、渋谷の実店舗は25年、ネット通販は22年くらい営業し続けている実績があるのですが、ココ最近は初めて当店を訪れる & 初めてネット通販を利用するというお客さんが増えてきたなぁって思うんですよ。
渋谷のショップにご来店頂いたお客さんって「はじめて来ました」って言ってくれた人しか「初来店」ってコトはわからないのですが、ネット通販の方はご注文をいただいた時に過去の購入履歴がわかるので「はじめてのご注文」っていうのが解るんですよね。
一応、お店的にはショップの知名度をあげるためにイロイロとアイデアと工夫を駆使して様々なプロモーション活動に勤しんでいたりします。

そんなカンジなのでご来店頂いたお客さんやネット通販でご注文いただいたお客さんはどうやって当店のコトを知ったのか・・・ってコトにレコード店主としては、とても関心があるんですよね。
このブログでも以前に何度か取り上げて記事にしたコトがあるのですが、やっぱり当店のコトを知るキッカケに大きな影響があるのは、Googleの存在です。
要するにお客さんがレコードに関わるナンらかのワードをググった時の検索結果にNext Recordsがちゃんと表示されるのか・・・ってコトがとても大切で、この部分に関しては、当店だけに関わらずどのレコード店主も切磋琢磨していると思うんですよね。
最近は、海外からのお客さんも増えてきたし日本人だけでなく外国人旅行者向けへの来店のためにもプロモーションする必要もあったりと、良いレコードを店頭に並べるというレコード店の本来のシゴト以外にも気を使わなければならないというなかなかムズい状況だったりするワケです。

渋谷のリアルなショップの存在をお客さんに知ってもらうためには「レコード店 渋谷」ってキーワードでの検索が最重要だと思うんですよね・・・で、もっと枠を広げるなら「レコード店 東京」っていうのもアリですね。
「レコード店 渋谷」で久しぶりにチェックしてみたら4番目に表示されていますね・・・。
スクリーンショット 2025-04-11 8.33.51


「レコード店 東京」でも同じく4番目か・・・希望としては3番目以内に表示されてほしいトコロですが・・・。
スクリーンショット 2025-04-11 8.34.13


「レコード店 渋谷」だとタワーレコード渋谷・HMV record shops渋谷・レコファンMAGNET by SHIBUYAがトップ3なのに対して「レコード店 東京」の検索結果は、Lighthouse Records・BIG LOVE RECORDS・ハイファイレコードストアがトップ3という「渋谷」と「東京」の検索結果が異なっているのは、なかなか興味深いですね。
当店が「渋谷」と「東京」でも4番目というのは、どうしてなのかって気になるトコロではありますが・・・・。
「渋谷」での検索だと大型店「東京」での検索だと比較的小さなショップが表示されているのは、ナゼなんでしょうね・・・こういった検索の表示順って公開されていないのでGoogle様のみ知るってカンジですね。

で、ネット通販の利用に関しては、タブンこんな渋谷とか東京っていうエリア検索しないと思うんですよ。
もうダイレクトに探しているレコードの「アーティスト名 & 曲名」で検索すると思うんですよね。
でも「アーティスト名 曲名」だとCDとかYouTube、Spotyfy等レコード以外も表示されちゃうのでやはり「アーティスト名 曲名 レコード」で検索すると思うのです。
その結果は、こんなカンジです。
スクリーンショット 2025-04-11 8.58.52

「BOBBY CALDWELL WHAT YOU WON'T DO FOR LOVE レコード」の検索だとnext recordsは、5番目の表示ですね。
無数にあるレコードの1枚のタイトルで5番目の表示は、まぁまぁ良いカンジじゃないかな・・・タブン。

で、少し前にこの「渋谷レコード店日記」ブログの記事にこんなコトを書きました。
レコード店の完全越境EC化へのロードマップ
要するにネット通販を海外にまで拡大しちゃうという壮大な目標を掲げたワケです。
上記のブログにもソコに至る前に様々な問題や障壁があるコトを綴っていますね。
で、このNext Recordsのネット通販の越境EC化は、少しずつではありますが進行しているんですよね。
ソコでハタと思い至ったのが「海外でレコードを探している人は、どうやって当店で販売しているレコードへアクセスするんだろうか?」という疑問です。
コレまで検索結果で上位に表示出来るようにやってきた努力や工夫ってあくまでも日本からアクセスしてくれるお客さんに向けての対策です。
当店の在庫している12インチシングルの存在を世界中まで知ってもらうにはどうしたらイイのか・・・。
この世界規模というデカすぎるエリアでどうやれば当店の存在を知ってもらえるんだろう、ん〜まったくわからないんですが。
どうやらGoogleの検索パラメータをイジって強制的に地域と言語を指定すれば簡易的ですが検索結果を知るコトが出来るようです。
ちなみにアメリカでの「BOBBY CALDWELL WHAT YOU WON'T DO FOR LOVE Vinyl」の検索結果はこんなカンジ。
スクリーンショット 2025-04-11 9.28.00

まったく日本と違いますね・・・。
というか・・・この検索結果をみて気がついたのですが、上記はアメリカのGoogleの検索結果なんですよね。
トーゼンですが当店は世界中の12インチシングルが好きな人に向けてレコードを販売していこう!という目標を掲げているのですが、この「アーティスト名 曲名 Vinyl(もしくはRecord)」というキーワードで各国に当店の在庫しているレコードの存在を知ってもらう必要があるワケです。
イッタイ、コレはどうやればイイんだろう・・・。
ちなみに上記のアメリカのGoogle検索でのBOBBY CALDWELLのレコードの検索結果では、当店は10ページ以内にも表示ができない状態です。

「世界中に12インチシングルを販売していくぜっ!」って身の程知らずなデカい目標を息巻いて掲げたのはイイですがその手法がまったく思い浮かびません。
ネットショップ自体は、海外からも購入出来てもそもそもそのネットショップへお客さんが訪れてくれないとイミがないんですよね。
どうしましょ・・・コレ。
でもね・・・こんな状態なのですが、実は昨日は、フィリピンからレコードを買いたいと問い合わせがあり、今日はニュージーランドからもオーダーがあったんですよね。
というか・・・現状は、まだカートに入れて購入は出来ないにも関わらず当店のネットショップの管理画面には、ナゼか結構な人数の世界各国の人が会員登録してくれているのです。

MONTANA / I LOVE MUSIC
MONTANA / I LOVE MUSICの試聴
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世界の12インチシングルが好きな人に向けての検索対策は、正直ムズかしいですよね・・・でも、ナゼか当店のネットショップHPに海外からアクセスする人が存在するのも事実です。
イッタイ、どうやって当店のHPの存在を知るコトが出来たんでしょうか・・・。
GoogleへのSEO対策では、当店の存在を知るコトはなかなかムズカシイと思うんですよね。
タブン、世界中へとレコードの販路を拡げるには、ebayやDiscogsみたいなデカいプラットフォームに乗っかって販売したほうが手っ取り早いと思うんですよね。
ebayもDiscogsでの販売もヤッたコトあるのですが、そのために在庫を確保する必要があったり、やり取りの煩雑さや競合他店との熾烈な価格競争とかもあったりと結構、タイヘンなんですよね。
オイラ的には、日本・海外ドコからでも同じ様に注文できて出荷できるようにしたいんですよね・・・。
ドコまで理想が叶うか解りませんが、ガンバってやってみようと思います。

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