渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:渋谷レコード店

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こんにちは、渋谷・宇田川町の12インチシングル専門中古レコード店Next Recordsです。
毎日お店では新しく入荷したレコードをクリーニングして、コンディションのチェックして、コメントを添えて店頭に並べてるんですが、そのコメントの中でオイラがやたらと使ってる言葉があります。
それが「グルーヴ(Groove)」です。

「グルーヴィなベースライン!」とか「最高のグルーヴをカンジさせてくれる!」とか……気づけばホトンドのコメントに登場している最頻出ワードとなっています(笑)
でも、ある日ちょっとした出来事があって、その「グルーヴ」というコトバについて、改めて考えるコトになったんです。


「グルーヴって何ですか?」と聞かれてハッとした

ある日、20代くらいの若い男性のお客さんが来店してくれました。
「こちらのお店は、全部のレコードにコメントが書かれていてすごく参考にしてます」とウレシイお言葉をもらったんですが、続けてこんな質問をされました。

「そのコメントによく“グルーヴ”って書かれてるんですけど、グルーヴって何ですか?」

たしかに、オイラのコメントやInstagramの投稿でも、高確率で「グルーヴ」という単語を使っています。
でも、そのお客さんの質問を訊かれてハッとしました。
——「あれ、自分でもちゃんと説明できるホド『グルーヴ』って理解してるかな?」って。

フダンは「ノリがいい」とか「リズムが気持ちいい」っていう感覚で使ってるケド、
「グルーヴって何?」と問われると、うまくコトバにできない。
その時は「その曲のノリのコトですよ〜」と答えたんですが、正直、自分でもモヤっとしていました。
だから今回は、自分自身の勉強の意味も込めて、「グルーヴとは何か」を掘り下げてみたいと思います。


グルーヴ=「ノリ」だけど、それ以上のもの

一般的には、「グルーヴ」って「ノリ」やとか「リズム感」のコトを指します。
ドラムのビートやベースラインのうねり、演奏全体の流れの中で自然に身体が動くあの感覚のコトですね。
でも、厳密に言うと「リズム」や「テンポ」そのものではなくて、リズムの中で生まれる「流れ」や「呼吸」のコトなんです。

たとえばファンクの帝王 Godfather of Soulコト、James Brown
彼の「Funky Drummer」を聴くと、ドラムとベースがぴったり合ってるのに、どこかゆるやかで、うねっている感じがする。
この「タメ」がまさにグルーヴ。
機械のように正確ではないけど、その“わずかなズレ”が人間らしい心地よさを生んでるんです。


人間は“ズレ”を心地よいと感じる

不思議なコトに、人間の脳は「完璧なリズム」よりも、ほんの少しズレたリズムを心地よいと感じるようにできてるそうです。
また逆に機械のように正確なテンポは安定しているケド、予想通りすぎてちょっと退屈に感じる。
逆に人間が演奏すると、ミリ秒単位で微妙に前後に揺れる——この“ゆらぎ”が「生きたリズム」を作るんでしょうね。

脳は音を聴くと「次はこう来るかな?」と予測していて、予測通りすぎると刺激がなくなるケド、少し外れると「おっ!」と反応して快感を感じる。
これを心理学では「予測とズレのバランスの快感」と呼ぶそうです。
つまり、グルーヴの心地よさ=予測とズレの快感というワケですね。


リズムがなくてもグルーヴは存在する?

「グルーヴ=ビートのある音楽」だと思われがちですが、実はリズムが弱くても、グルーヴを感じる音楽はたくさんあります。

例えば、Bill Evans Trio のようなジャズのピアノトリオ。


テンポは緩やかでも、演奏者たちの間に“呼吸のような流れ”があって、
そこに確かにグルーヴがある。

また、ボサノヴァの「さざ波のようなゆらぎ」や、
Brian Eno のアンビエント音楽の“時間がゆるやかに流れていく感覚”も、
静かなグルーヴの一種といえます。



つまりグルーヴとは「ビートの強さ」ではなく、
“時間を感じる心地よさ”そのものという解釈ができそうです。


機械のリズムにも「グルーヴ」はある

では、TechnoやHouseのような「マシンビート」の音楽はどうでしょう?
「一定のテンポで打ち込まれたビートにグルーヴはない」と思うかもしれませんが、それは違うんですよね。

Jeff MillsCarl Craig のようなテクノ・プロデューサーのトラックを聴くと、
正確無比なリズムが延々と続くのに、なぜか身体が自然に動いてしまう。
これは、人間の脳と身体が「周期的なリズム」に同期していく「エンレインメント」という現象によるもの。



リズムが規則的に繰り返されると、脳波や呼吸、心拍がそのリズムに同調していくんです。
つまり、Technoのグルーヴは「ズレによる快感」ではなく、「同期による恍惚感(トランス)」という快感というコトですね。


文化や環境によって「グルーヴの感じ方」は違う

実は、どんなリズムにグルーヴを感じるかは、文化や育った環境によって異なります。

例えば、アフリカ系音楽では裏拍ポリリズムに快感を感じる傾向が強い。
FunkやReggaeの「溜め」はその系譜ですね。
一方、西洋のクラシックでは、拍が正確で秩序ある構造に美しさを見出す文化とも言えます。
日本や東アジアでは「間(ま)」や「呼吸」を重視するリズム感が発達しています。

だから、どの国の人も「ノる」ことはできるけケド、何にノるかは文化によって違うというコトになります。
それはまるで、言葉のアクセントが違うようなものみたいなカンジでしょうか。
その人の育ったリズムの文法が、そのまま「グルーヴの感じ方」につながっているようですね。


なぜ人はグルーヴを感じると体を動かしたくなるのか

人間は音を聴くとき、耳だけでなく体でも聴いている
脳がリズムを感知すると、運動を司る「運動野」や「小脳」が反応し、
身体が勝手に動く準備を始めるんです。

だからクラブでDJプレイを聴いていると、誰も「踊ろう」と考えていないのに、自然に体が揺れ始める。
ん〜コレは人間に備わった原始的な共鳴反応とも言えるんじゃないでしょうかね。
人間は太古の昔から、リズムを共有するコトで一体感を得てきました。
狩りや儀式、祭り——そこにはいつもリズムがあり、グルーヴがあった。
つまりグルーヴは、人間が「つながる」ための本能的な仕組みに近いのかもしれません。


「グルーヴ」という言葉がわかりにくい理由

「グルーヴって何?」と訊かれても説明しづらいのは、
それが感覚的な現象だからなんでしょうね。

リズムやテンポのように数値化できないし、同じ曲を聴いても「グルーヴしてる」とカンジる人と、そうでない人がいるしね。

また、「グルーヴ」はジャンルによって意味が違うコトバでもあります。
Funkでは「リズムのうねり」、Jazzでは「ウィング感」、Technoでは「反復のトランス」、Rockでは「推進力」みたいなカンジですよね。
つまり、「グルーヴ」という言葉は多義的で、文脈によって姿を変えるコトバなんですね。


「グルーヴ」という言葉の語源

もともと “Groove” は英語で「溝」や「筋道」を意味しています。
実はコレ、レコードの「溝(Record Groove)」のコトでもあり、
また「決まった流れ」や「慣れた型」というイミでも使われていました。

1930〜40年代のジャズ時代に、演奏が調子よくハマっている状態を
In The Groove(調子が出てきた)」と表現したのが始まりといわれています。
そこから「Groovy(グルーヴィ)」=「かっこいい」「ノリのいい」というコトバが派生して、やがて音楽のフィールやリズム感そのものを指すようになったという経緯になります。

レコードの針が溝をなぞるように、ミュージシャンが「リズムの流れ」にピタッとはまっている——
そんな比喩から生まれたのが「グルーヴ」という言葉なんです。

ん〜グルーヴというコトバの意味がレコードの音溝から由来しているというのもナンかうれしいですね〜。


グルーヴは「生きている時間」

結局のところ、グルーヴとはナニか。
個人的にはそれは、音の中に感じる「生命の時間」なんじゃないかなぁ〜って思うんですよ。

機械のように完璧ではないけれど、呼吸のようにゆらぎ、一瞬一瞬が生きているように動く。
だからこそ人はそのリズムに惹かれ、体を揺らし、心が動く。
オイラが毎日コメントで「グルーヴが最高!」と書いてしまうのは、その「生きた瞬間」をレコードの中にカンジるからなんですよね。ん〜ロマンチック(笑)


針を落とせば、グルーヴが見えてくる

レコードは、まさに「Groove=溝」に刻まれた音楽。
そこには、当時のミュージシャンたちの呼吸や、スタジオの空気が封じ込められています。

CDやストリーミングのように完璧ではないけれど、だからこそ、アナログ盤には「人間的な時間」が流れている。
針を落とした瞬間、その溝(Groove)の中から、生きたリズムが立ち上がる…。

だからオイラは、これからもコメントに「グルーヴ」というコトバを使い続けちゃうんでしょうね。
まぁ〜そのコトバが一番シックリきますからね。
「グルーヴがある」——それはつまり、音楽が生きているというコトですからね。ん〜ロマンチック(笑)


STOP / I CAN FEEL IT
STOP / I CAN FEEL ITの試聴
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「グルーヴって何?」と訊かれた時、どう答えればよかったのか

あの日、お客さんに「グルーヴって何ですか?」と訊かれて、オイラは「曲のノリですよ」って答えたケド、今になって思うと、もう少しわかりやすく言えたかもしれないなって思うんですよ。

たとえば——

「グルーヴっていうのは、音に体が自然にのっちゃう気持ちよさのことですよ」

これがいちばんシンプルで伝わりやすいんじゃないかなぁ。
難しい理屈じゃなくて、「聴いた瞬間に体が動く感覚」——それがグルーヴ。

もう少し音楽的に言うなら、

「リズムがちょっとゆらいだり、溜めたりすることで生まれる、人間らしいノリのこと」
って説明してもいいかもしれない。

要するに、機械が刻むリズムが「時間」そのものだとしたら、グルーヴは“生きた時間”。
それは数値ではなく、感覚で感じるものなんだ。

だからお客さんに「グルーヴって何?」と訊かれたら、コレからは「キタキタっ!」と思いながら、
音にカラダが勝手にのっちゃう感覚ってあるじゃないですか、それがグルーヴですよ
って答えようと思います。


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東京 渋谷のオリジナル盤12インチシングル専門の中古レコード店、Next Recordsです。
2025年 2月にこんな記事を書きました。
レコード店の完全越境EC化へのロードマップ

要約すると小さなレコード店が越境EC化(海外向けオンライン販売)を目指す上での課題と対策についてナンやカンやと語っているっていう内容です。
この記事では、海外からの注文を受ける際に送料の設定がかなりフクザツになるってコトやレコードを海外へ輸出するにあたっての国内販売とは異なる税金の設定など・・・零細中古レコード店のオヤジのキャパシティをカンゼンに上回るスキルが求められるというコトに「どうすりゃ、イイんだぁ〜?」的になっているハナシです。
で、上記の記事を書いてから3ヶ月ホド経ちましたが、ナンとかNext Recordsのネットショップも海外デビューを果たすコトが出来ましたぁっ!
まぁ〜この記事を読んでいただいている人の99%は日本在住の人なのでレコード屋の海外通販なんてまったく縁もゆかりもないハナシだと思うのですが、零細中古レコード店主の自己満足なハナシを読んでやるよ・・・って人は、ゼヒよろしくお願いします。

上記に書いた海外の送料の件ですが、まぁ〜ホント、ややこしかったです。
一応、日本郵便のEMSっていう海外版の宅配便を使ってレコードを出荷しようと思っていたのですが、世界各国を5つのゾーンにエリア分けしてそれぞれのゾーンの重さあたりの送料を設定するというコトになります。
コレまでにも当店のWebサイトを見て「このレコードを購入したいんだケド、どうしたら買えるの?」ってカンジで海外からお問い合わせをいただくコトが度々ありました。
その時は、購入したいレコードのタイトル・送り先住所を訊いて、ソレを重さが何Kgになるのか測って郵便局のWebサイトで送料を調べてレコード代金+送料の合計金額をお知らせして、その金額でお客さんがOKであればお客さん宛にPaypalの請求書を送って、支払い手続きが完了したらレコードを梱包して出荷すると流れでした。
その一連のやり取りはメールでのやり取りになるのですが、はじめのお問い合わせを頂いてから出荷までに至るメールのやり取りが最低でも3〜4往復になるんですよね。
まぁまぁコレがかなり煩雑で手間と時間がかかるんですよ・・・。
でもね・・・今ってもうあんまりメールってチェックしないでしょ?人とのやり取りって基本、SNSのメッセンジャー経由が多いのでメールを送ってもなかなか返事が返ってこないんですよね。
で、何度もやり取りしているウチに、時間がかかってお客さん側も「このレコードが欲しいっ!」って当初は思っていた気持ちもその煩雑なやり取りで「メンドクセェ〜!」ってなってそのままオーダー自体が自然消滅になるコトがコレまでに何度もありました。
なので当店が目指したのは、国内でのネット通販の流れと同様に海外からのオーダーも購入〜支払い〜配送までをワンストップで行えるようにしようと思ったワケです。
そのためには、レコードの注文枚数に応じた送料が自動で計算される仕組みがどうしても必須だったんですよね。

今のカートシステムは、実によく出来ていてそういった商品の重量や送り先のごとに異なる送料の設定とかかなり自由度が高い設定をするコトが可能で、すでにそういった仕組み自体が組み込まれているんですよ。
だけど、実際にソレをウマく使いこなすとなるとかなりフクザツな設定が必要になります。
当店の場合だと、国内通販と海外通販を同じWebサイトで共用するので、国内向けの送料設定と海外向けの送料設定をする必要があったワケです。
国内向けは、購入金額が15000円以上だと送料無料というサービスを行っているのですが、海外向けだとサスガにソレは出来ないので送料無料はナシ、また国内向けだと来店受け取りができたりお支払いで後払いが利用できたりしたのですが海外向けだとソレはナシ・・・みたいな国内と海外の異なる条件をすべて設定しなきゃいけないっていうのが中古レコード屋のオヤジとしはコレまたアタマがパンクしそうになるワケです。
またコレまで国内ではカンケーなかったレコードの重さの設定を在庫しているレコードのすべてに設定する必要もあったり、時々ある2枚組や3枚組の重さ設定をしたり、レコードだけでなく梱包資材であるダンボールの重さも合計重量に加える必要があったりと結構フクザツなんですよね。

以前の記事「レコード店の完全越境EC化へのロードマップ」でも言及しましたが国内とは異なる消費税の扱いの設定もしなきゃイケなかったり、出荷の際の輸出申告書についても気をつける必要があったりとナニカとタイヘンでした。
しかしっ!そういった数々の困難を乗り越えてナンとか東京 渋谷の12インチシングル専門店 Next recordsは、海外通販デビューを果たすコトが出来ましたぁ〜!
店主としては正直、メチャ嬉しいっ!
フツーに考えたら、ネットショップの海外通販なんてそんなに珍しくないでしょう・・・って思われガチですが、確かにそれなりの規模感でビジネスをしているショッピングサイトでは海外通販なんて当たり前なのですが、当店のような零細レコード店にとっては、国内とはまた別の販路が開けたって考えられるんですよね。
しかも、ソレが世界規模という超どデカイ、マーケットです・・・そりゃあ期待しちゃいますよ。
今回の海外通販対応になったNext Recordsのショッピングサイト、サスガに日本語だらけじゃ海外から訪れる人にはキツイだろうというコトで多言語対応となりました。
ソレがコレ・・・
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既にお気づきの人もいると思うのですが、コレまでの日本語に加えて英語・韓国語・台湾語・フランス語・スペイン語・ドイツ語という・・・ナンと7ヶ国語に対応という充実ブリ(笑)
トーゼンですがこの多言語対応は、自動翻訳で出来ています。
でもね・・・思ったんですよ・・・「自動翻訳ってまだまだおバカな翻訳するんでしょ」って。
しかしっ!そのオイラの認識は、もう数年前の古い認識だったコトを思い知らされたのでした。
この自動翻訳・・・メチャ進化しているんですよ・・・もう明らかに別次元のモノといってイイほどの出来栄えなんです。
以前、当店に海外から訪れたレコード・ディガーを同行取材している動画の撮影が行われたんですが、ソコで海外のレコード・ディガーさんはこんなコトをいっていました。


「すべてのレコードにインフォメーション・カードが付いてるのは日本だけだぜっ!」
そうなんですよ・・・海外のレコード店では、日本では当たり前に付いているレコードの商品札って極めて稀有な存在なんですよね・・・しかもソコには、そのレコードのレコメンド・コメントが記載してあるというホスピタリティぶりっ!
この全レコードのコメントがついてあるという、日本ならではの「おもてなし」を海外のレコード好きな人にカンジていただきたいと思いコメント部分の多言語対応となりました。
で、そのコメントを自動翻訳化したのですが、正直自動翻訳に対して「とりあえずナンとなく雰囲気が伝わる程度くらいだろうな」ってカンジであまり期待していなかったのですが、コレがものスゴいレベルの完成度だったんですよね。
例えば、当店でのA TRIBE CALLED QUEST / SCENARIOの12インチシングルのコメントはこんなカンジで書いています。
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BUSTA RHYMESも参加した、荒削りでハードだけどノリは良いニュースクール!! 後にBUSTA本人が"AS I COME BACK"として蘇らせてます!! YOUNG DISCIPLESによるREMIXも収録のUK12"。
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この如何にも口語調なレコードのコメントを自動翻訳で英語にすると・・・
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This is a rough and hard, but fun new school song featuring Busta Rhymes! Busta later revived it himself as "As I Come Back"! This UK12 also includes a remix by Young Disciples.
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この自動翻訳の英語をさらに日本語に再翻訳させると
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バスタ・ライムスをフィーチャーした、ラフでハード、でも楽しいニュースクール・ソング!後にバスタ自身が「As I Come Back」として復活させた!このUK12にはYoung Disciplesによるリミックスも収録されている。
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どうですか?この完成度・・・当店のコメントをかなりのレベルで翻訳できていると思うのです。
コレ、英語だけなく他の言語でも同じレベルの翻訳を自動で出来ているんですよね・・・コレはもう、明らかに実用レベルにまで達していると思います。

他にも当店のWebサイトにアクセスしてくれるお客さんの自国通貨でレコードの代金や送料、合計金額が表示されるという仕組みを取り入れました。
コレは、渋谷の店頭で接客していてカンジるコトなのですが、日本円が自国通貨でイッタイいくらくらいなのかってよくわからない外国からのお客さんが意外と多いんですよ。
まぁ〜日本人だとUS$とか€だとかメジャーな通貨だとおよその金額のメドが判ると思うのですが、例えばフィリピンペソだとかマレーシアリンギットとかだと我々日本人だとサッと答えられないのと同じだと思うのです。
そういった買い物の際の代金の購入金額はわかりにくいっていう不便さは、やはりNGだと思ったので全世界の通貨でのお支払いが出来るようにしました。
まぁ〜会計処理的な売上の管理がタイヘンなのですが、結局クレジットカードでお支払いいただいた代金が入金されるのは、日本円なので最終的には問題ナイようなのでしばらくコレでいこうと思います。

CON FUNK SHUN / MS. GOT THE-BODY
CON FUNK SHUN / MS. GOT THE-BODYの試聴
next recordsのサイトでCON FUNK SHUNのレコードを探してみる

さぁ〜ようやく海外のお客さんが日本でのネット通販と同じようにレコードを購入できる器(うつわ)は、出来ました。
しかし、前回のブログ記事でも書きましたがどうやって当店の存在を大海原であるネットの世界から知ってもらえるのか・・・ですよ。
その時の記事は、コチラ
世界中にお店の存在を知ってもらいたい!
また、世界最大規模のレコードマーケットプレイスでもあるDiscogsの存在も忘れてはいけません。
Dsicogsという世界中からカンタンにレコードを購入するコトが出来るショッピングサイトがあるにも関わらず、日本の小さなレコード店のショッピングサイトであえてレコードを購入するメリットは・・・などなどそういった対策を今後、どうすればイイのか・・・今後の課題でもあります。

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東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード Next Recordsです。
つい先日、NETFLIXを観ていたら「あなたにオススメの作品」というレコメンド動画の欄に「The Playlist」というドラマが表示されました。
「ん?何だろう・・・コレ」って概要を読んでみるとスェーデンの音楽ストリーミングサービスのSpotifyの創業を描いたドラマだというコトでした。
個人的には、Spotifyってアプリをダウンロードしてちょっと触ってコトがある程度で、まったく興味が湧くコトなく「あ〜なるホドね・・・こんなカンジのプレイヤーなんだ・・・」って程度で自分では使わないなぁってカンジだったのです。
だけど、まがいなりにも一応、零細中古レコード店主という音楽コンテンツを販売する立場っていうイミも含めてNETFLIXがオススメしてきた「The Playlist」って観てみました。
このドラマは、2022年に配信されたドラマでエピソードが全6話という構成になっています。
概要を読んだカンジでは、創業者がSpotifyという音楽ストリーミングサービスと開始するに至るストーリーを描いた内容なんだろうなぁ〜って想像していたのですが、ちょっと違っていました。
ドラマの6話ごとにSpotifyというサービスを取り巻く関係者のそれぞれ視点で描かれているような内容になっていてカンタンに言うと各話でメインとなる主役が若干変わっているんですよね。
アイデアの発案者(Spotifyの創業者)・違法ダウンロードサイトに悩むレコード会社社長・サービスを法律をまとめる弁護士・創業者のアイデアを実現するプログラマー・創業者を支援する出資者・Spotifyに楽曲を提供する悩めるアーティスト という6人の視点でドラマが進行するという内容でした。
正直、音楽配信サービスとか使っていないしタブン、これからも使うコトない、さらにSpotifyにもソレホド興味がないというかなり低いテンションでドラマを見始めたのですが、想像以上にこのドラマ・・・ハマりました。

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NETFLIXによる「ザ・プレイリスト」のあらすじ
「ザ・プレイリスト」は、無料かつ合法の音楽ストリーミングサービスを世界に向けて提供し、業界全体に革命を起こしたスウェーデンの若きIT起業家ダニエル・エクと、彼の協力パートナーたちの物語。小さな企業が、世界中の人が音楽を聞けるようにする方法を考案し、現状を打破しようとするとき、確固たる信念や、不屈の意志、人とのつながり、そして大きな夢を持つことがいかに大切かを描きます。
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第1話目の創業者が、Spotifyという音楽配信サービスのアイデアを発案してソレを実現化するために奔走するエピソードは、オイラ的には相当刺激的なハナシでしたね。
コレ、ナニかイイアイデアを思いついて「こんなコトが出来ればイイなぁ〜」ってコトは、多くの人が経験としてあると思います。
しかし、その思いついたアイデアを実現化する為に実際の行動に移せる人ってホント、一部の人だけなんですよね。
ナンか、この1話目のエピソードを見た時にオイラが中古レコードの販売に携わった時のコトやNext Recordsを渋谷ではじめようと思った時のコト、紙のカタログ通販からネット通販へ移行した時のコト、もっとレコードが購入しやすいオンラインショップをするためにイロイロと試行錯誤したコトなどなどコレまでの自分の経験とナンダカ、共感する部分が多々あってかなり楽しくドラマを見るコトができました。
しかもこのSpotifyというサービスが立ち上がった当時の状況っていうのもオイラは、リアルタイムで知っているので余計、あ〜そういえばあの時、そんなコトがあったなぁ・・・って思える部分もあって余計にハマりましたね。
ちなみにSpotifyは、2008年にサービスが開始されてアメリカには2011年に進出して、日本では2016年9月29日にサービスが開始されたそうです。
Spotifyの創業者、Daniel Ekは、2006年ごろにSpotifyというサービスのアイデアを思いついたそうです。
その当時、音楽業界は深刻な変化の最中で、違法ダウンロードが急増し、NapsterやLimeWireといったファイル共有サービスが音楽業界の収益に大きな影響を与えていたんですよね。
ソコでDaniel Ekは、この状況を見て「違法ダウンロードがカンタンすぎるからこそ、人々が正規の音楽サービスを使わないのではないか」と考えてもっとこうすればイイのに・・・というコトでSpotifyのアイデアを思いついたみたいです。
使いやすさと合法的でちゃんと収益できるビジネスモデルを構築するために2年ホドの歳月がかかったんですね。
アイデアの原点には、Daniel Ek自身が相当な音楽リスナーであり、さらにテクノロジーやインターネットの可能性を深く理解していたコトがバックグラウンドとしてあって、さらに彼は「人々が無料で音楽を楽しみながら、アーティストにも正当な報酬を提供する世界を作りたい」という理想を持っていたコトが創業の理念にありました。

違法ダウンロードによって大ダメージを被っているその時のレコード会社が於かれていた状況が第2話のレコード会社社長の視点で描かれているという流れになっています。
ドラマでは、描かれていませんがSpotifyのサービスがはじまる数年前(タブン2003年頃)にAppleによるダウンロードで楽曲を購入するというサービス(iTunes Music Store)が存在していましたね。
コチラは、1曲99セントでデジタル音源を購入するというサービスで当時は、1曲$1以下で購入できるというコトで話題になったのですが、後発のローンチされたSpotifyが無料で音楽を聴き放題できるというサービスからイッキにシェアを広めたんですね。
音楽の所有からからアクセスへという潮流の背景や変化があったんですが、その一旦をになったのが、Appleが作ったiPhoneっていうのもナンダカ不思議なめぐり合わせですね。

3話目の弁護士のエピソードは、レコード会社とSpotifyの権利の問題がメインに描かれているのですが、タイトルにもなっているプレイリストのアイデアに繋がっているというのもなかなか面白いですね。
広告で収益をあげるビジネスモデルだけでは、サービスを維持するコトが出来ない中で起死回生の革新的なアイデアを思いつく・・・そしてソレが大当たりして収益を押し上げる・・・ん〜なかなかドラマチックですね。
ネット通販を営んでいるオイラも時々、「コレ、イイかも?」ってアイデアを思いつくのですが、行き詰まるのはだいたいそのアイデアをどうやって収益化するのか・・・って部分でお蔵入りになるんですよね。
実は、いまもちょっと良さげなアイデアを思いついてソレが実現できればイイなぁ〜っていうネタがあるんですよね。
でも、トーゼンですがそのアイデアを実現するためには、ある程度の費用がかかるワケです。
その費用をかけて実現したその後にその費用と手間をどれくらいの期間で回収していつから収益化できのかぁ・・・って考えると途端に「イケるのかな・・・」って不安になるんですよね。
ホント、ソレホド費用がかからないアイデアであればカンタンなんですケドね〜、如何せん零細中古レコード店なので費用をかけてアイデアを実現下はイイけど失敗しちゃうと大ダメージになりますからね・・・慎重になっちゃいます。
そういったイミでは、Spotifyに於けるプレイリストは、低コストで収益を見込めるかなり効果的なサービスだと思います。

個人的に全てのエピソードがとても興味がもてる内容で面白かったのですが最終話のアーティスト視点からのストリーミングサービスの問題点を浮き彫りにしたエピソードはなかなか考えさせられるストーリーでした。
日本でもミュージシャンが「いい曲を作って発表して多くの人に聴かれて再生回数も伸びているのに全然、お金にならない」ってコトをSNSに投稿して話題になっていますよね。
まさにそのコトが最終話で描かれています。
創業者であるDaniel Ekは、リスナー視点で「合法でダレでも無料で好きな音楽を楽しめるプラットホームを提供する」という音楽が好きな人にとってはサイコーのサービスを提供出来たのですが、楽曲を提供しているアーティスト達は、Spotifyやレコード会社だけが儲かって自分たちは搾取されている・・・みたいな気持ちになる・・・ん〜コレは、なかなかムズカシイ問題です。
しかもだからといってSpotifyから自分の楽曲を引き上げるってコトをすれば、そのアーティストの音楽を聴きたいって思う人に届けるコトができなくなるというジレンマを含んでいるという問題もあります。
Spotifyのサービスには否定的でイヤなんだけど、辞めれない・・・みたいなカンジですね。
ドラマではTaylor Swiftのようなビッグアーティストが、Spotifyから全ての楽曲を引き上げるエピソードがありましたね。
その理由は、Spotifyの収益分配モデルに対する不満が原因でTaylor Swiftは、アーティストやソングライターへの報酬が不十分だと主張したコトの行動によるものです。
数億人のファンが付いているアーティストは自分の主張をSpotifyから撤退するという行動にするコトは、出来てもマイナーなアーティストは、Spotifyからの撤退は、自分の音楽活動では、リスナーとの接点を失うコトになりますからね。
ドラマではディスカバリーモードのコトが問題にされていましたね。
Spoifyのディスカバリーモードってナニか解らなかったので調べてみると・・・
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「Discovery Mode」は、アーティストやレーベルなど楽曲の権利者がリスナーに聴かせたい曲を設定し、その情報がSpotifyのアルゴリズムによる音楽セレクト機能に追加されることで、その曲が自動再生またはラジオで再生されやすくなる代わりに、通常よりも低いプロモーション用のロイヤリティー・レートに変更するというもの
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音楽を聴く側からするとちょっと解りにくいですね・・・要するにコレ、自分(アーティスト)の曲を知らない人がSpotifyのオススメのトコロに頻繁に表示されるようにするために、通常よりも低い再生料金で契約するというサービスなんですね。
解りやすく例えるとGoogleの検索で検索した結果の上位に出てくる広告のイメージに近いですね。
自分の受け取る再生料金を広告費に充てるみたいなカンジです。
なかなかコレは、エグいカンジがしますね。
多くの人に無料で音楽を聴いてもらいたいという理想からはじまったサービスだったのにアーティストは、搾取されているという印象を持つ・・・ナンかコレ、創業者のDaniel Ekからすれば、やりきれないカンジもします・・・だけど、アーティストの立場も解るんですよ・・・Spotifyからの撤退は、リスナーとの接点を失うコトに繋がるというSpotifyを利用せざるえない状況になっているワケですね。
日本においては「三方良し」というビジネス哲学を象徴するワードがあるのですが、Spotifyのサービスは「三方良し」ではナイんでしょうね。

MANHATTAN TRANSFER / TWILIGHT ZONE
MANHATTAN TRANSFER / TWILIGHT ZONEの試聴
next recordsのサイトでMANHATTAN TRANSFERのレコードを探してみる

まったく低いテンションから観始めたドラマだったのですが、実話に基づくストーリー性とその表現の方法、観る者に考えさせる問題提起などなどに引き込まれてイッキ観してしまいました。
先にも書きましたが音楽・ネットサービス・ビジネスというオイラの関わる環境にちょっと近い部分もあったりしたのがハマる要因でもあったんでしょうね。
少し前にファイル共有ソフトWinnyの開発者のコトを描いた映画「Winny」も観たのですが、コチラの映画自体は面白かったのですが、どちらかと言うとピアツーピア(P2P)の事件性や裁判の方にハナシがよっていて「ザ・プレイリスト」のような自分の体験と共感する部分がなかったんですよね。
まぁ〜でもコレ、Winnyが元となったピアツーピア(P2P)の技術が違法ダウンロードサイトに利用されてそのコトがキッカケになってSpotifyの開発へと繋がっていくんですね。
そういったイミではコレは、地続きのハナシでもあるんでしょね。

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最近、モノの値段の上がり具合がハンパないですね・・・。
もうホント、ちょっとした物でもグイグイと値上げが行われているなぁ〜と実感します。
ようするにコレ、インフレってヤツなんでしょうね・・・。
当店は、今から23年前の2000年にレコード店を渋谷にオープンしたのですが、その当時から世間一般的には「インフレ」の逆、「デフレ」って言われていて、なんかナンもしなくてもモノの値段が安くなっていくという状況でした。
まぁ〜結局、そのデフレ状況ってのが日本では20年くらい長く続くのですが・・・。
ホント今年に入ってくらいからアレアレ?ってカンジでコレまでの常識が通用しないくらいモノの値上げラッシュが続いています。

当店は、レコードの仕入れを海外から買い付ける場合と国内から買い付ける場合の2つの方法で行っているのですが、昨今のニュースでもご存知の通り、現在空前の円安となっています。
このブログでも輸入レコード店にとって最もキツい状況である「円安」については、その度毎に「円安っ!ヤバいっ!」ってコトを何度も取り上げてきました。
オイラのコレまでの感覚だと$1が大体110〜120円ってカンジなのですが、実際に昨年の2022年2月くらいは、$1=115円くらいだったのが8ヶ月後の2022年10月には、$1=150円に届くか・・・みたいな状況になって「うぉ〜ヤバいな・・・」なんて思っていたんですよね。
だけど、その後、日銀の為替介入とかもあったりして2023年の1月くらいには$1=130円代にまで落ち着いてきたワケですが、再び円安が再燃しちゃっている状況です。
昨年の$1=150円行くか行かないかって時は、為替介入が入ったのですが今回は、どうやら為替介入しないのかもうフツーに$1=150円と超えちゃっていますよね・・・。

中古レコードという極めてマニアックなアイテムを販売しているのでフツーに考えたらそういった世界経済的な小難しいニュースとは全くもって無関係なような気がするのですが、レコード店主側からすると円安ってマジで「ウワ、うわ、ウワ・・・」ってカンジなんですよね(笑)って実際は、全然笑えませんが・・・。

しかもっ!日本人からしたら円安でキツいって思っている上に今の世界中で熱を帯びているというか加熱目下真っ最中のアナログレコード人気がその価格を更に押し上げるという状況になっています。
オイラは、Discogsやebay等でもレコードの価格の変化を日々チェックしているのですが、ちょっと珍しいかも・・・って思うタイトルの価格高騰ブリがハンパないなぁ〜ってもう身をもって実感している次第であります。
ebayなんてスタート・プライスが$9.99であっても残り時間最後の5秒で$50とかにハネアガるってケースはザラにありますからね・・・結局、眠い眼をこすって夜中の3時とか4時とかに置きてPCの画面を見ていてもなぁ〜んにも落札できずに労力のムダになるコトがホント、多くなりました(泣)

この渋谷レコード店日記に2ヶ月前ですが下記の記事を書きました。
レコードもインフレ化しまくってる件
この時も、「海外ディーラーの値上げがもう容赦ないっ!」ってコトを嘆いていますね。
で、上記の記事を書いて2ヶ月しか経っていないのですが、更に状況に変化が起きているワケですよ。
しかも円安も進んじゃっているし、マジで泣けます(笑)
日本に於ける今のアナログレコード人気ってどちらかというとシティポップが牽引してきたって部分が大きかったと思うんですよね。
当店のようなアナログレコードの中でも1つのフォーマットである12インチシングル専門のレコード店からすると「ウチにはあんまり関係がナイね!」って丸っきり蚊帳のソト的なイメージでいたのですが、そのレコード人気の余波は、シティポップだけに留まらずついにHipHopやHouse/Discoのクラブミュージックにまで及ぶようになってきたってコトを実感するようになってきたんですよね。

当店では、毎週金曜日に「新入荷」と称して数百枚のレコードを店頭&ショッピングサイトに品出ししているワケですが、オイラは前日の木曜日にそれ等新入荷のレコード、すべての商品データをチェックしているんですよね。
で、その今週品出し分のレコードの価格を見ていて「えっ!コレ、こんな値段するの?」って思うタイトルがちょくちょくあったりします。
そういったレコードを実情のマーケットでのニーズを調べてみると実際は、全然的ハズれではなくって比較的妥当な値付けだったりするんですよね。
要するにオイラの「このタイトルのレコードは、大体コレくらいのプライスだろう」っていう感覚が、もう古いってカンジなんですよね。
当店の値付け担当のスタッフもそのアタリに関しては、めちゃマーケットを注意深く意識していて、頻繁にニーズに合わせて価格を調整しているようです。
まぁ〜普通にモノを販売している立場からすれば当たり前のコトなのですが、中古レコードというアイテムにおいてはそういったコトは、比較的穏やかだったので価格調査は1年くらいの比較的長いスパンでチェックするくらいで全然コトたりていたのですが、今はそんなノン気な状況だと取り残されていくようです。
イヤ・・・もうホント、1〜2ヶ月という短期間の間にニーズの浮き沈みが起きるので入荷の度に価格調査しないと追いつかないみたいなカンジですね。
もうオイラの長年の常識的な部分って今はもう通用しないんだなって・・・その意識は常にアップデートしなければイケないようです。

例えば、90s HipHopの名曲でもある「A」というタイトルのレコードがあります。
まぁ〜HipHopが好きでDJとかも嗜む40代以上の人であればダレでも知っているメジャーなタイトルです。
当店でもコレまでに延べで100枚近く販売してきました。
この「A」というタイトルのHipHopのレコードですが3年くらいまでず〜っと長年2500円位で販売していたんですよね。
ソレが昨年には、5割増の3800円となりました。
その時でも、「うわ〜結構、値段上がってきたなぁ〜」ってカンジていたのですが、当店もやたらとむやみに値上げしているわけではなくって先に書いたようにニーズと仕入れ状況に応じてそのプライスを調整しているのです。
だけど、3800円というプライスが通用するのかちょっと心配ではあったのですが、結構スグに売れました。
で、この「A」というレコード、先月品出しした時には、さらに5980円(税込6578円)にまで上昇していました・・・。
3800円から5980円にまで上昇した期間は、およそ半年です・・・。
「マジか・・・5890円で売れるのかな・・・」って気持ちはあったんですが、コレも1週間もかからずにソールドアウトとなりました。 
ちなみにこの「A」というレコード、Discogsでも売っていてコンディションの比較的良好な状態のNM(ニア・ミント)だとUS$84(約12500円)でした。
VG+のキズありだと価格に幅があってだいたいUS$40〜$65(6000円〜9700円)くらいの値段で販売されています。
Discogsで買うとココに送料がUS$25くらいかかってくるのでVG+コンディションで最安値で買うとUS$65(9700円)くらいになります。
コレね・・・具体的なタイトル名を出すとちょっとイロイロな影響が出てくるので伏せますケド、こういったココ数年、短ければ数ヶ月という短い期間で価格が変化しているんですよね。
今回は、一例として1つのタイトルを挙げましたが、ホントこの手の価格が高騰しているタイトルがめちゃ多いな・・・って実感しています。
まぁ〜目下25年ブリくらいの最も円安な状況なので海外から買い物をしようとする日本人には、正直キツいですよね。
ちなみにココで例として挙げたHipHopのレコード「A」は、ヤフオクではあまり枚数は出ていませんがかなり安価な値段で落札されていますね・・・。
というコトは、コレは逆に海外のレコードマニアからすればヤフオクって絶好の狩場になっているのかもしれませんよね・・・。
でも、オイラの長年のレコード販売の経験からするとこういう状況は、いずれ時間の経過と共に平均化していると思います。
要するにこういった価格のひずみって今は海外から見れば狩場のヤフオクも世界のニーズとマーケットに併せて同じような価格になるってコトです。

先に書いたように当店は、海外のディーラーからも仕入れを行っているのですが、レコードの値段がアガるのは、マーケットの中でそのタイトルのニーズが高まっているからそうなっているので仕方がないかなぁ〜って思うのですが、送料も高騰しているのはちょっと如何ともし難いんですよね。
フツーにアメリカからレコード1枚送るだけで送料が$25とか$30(3750円〜4500円)とかですからね・・・。
今は、一度に50枚とかまとめて送って1枚あたりの送料を平均に割り振りして抑えてはいますケド、この送料の上がり具合もハンパないですからね。

で、レコード店としては、この状況に対応していくかですよ・・・。
円安とかは、もうどうしようもナイので受け入れるコトしか出来ませんよね。
唯一出来るコトは、円を「安い」って思っている海外のレコード好きにガンガン販売して外貨を得るって言うコトが小さなレコード店に出来る唯一の対策になるんじゃないかな・・・。
海外から訪れる訪日外国人向けの来店を促す対策をナニかしよう〜って思う次第であります。

BRIAN GREEN / YOU SEND ME
BRIAN GREEN / YOU SEND ME の試聴
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あとね、国内でのレコード買い取りも今以上にガンバらないとって思っているんですよ。
だけど、国内の買い取りは、コチラが「欲しい!ゼヒとも仕入れたい!」って思っているタイトルの入手が難しいんですよね・・・。
12インチシングルの買い取りだとどうしても90年代から2000年代のDJブームの最中に購入されたメインストリーム系のレコードが中心となりますからね・・・。
まぁだけど、そんな中にも「おおおっ!コレはっ!」っていうキラリと光る逸品も紛れ込んでいるコトもありますからね・・・。
というワケで、レコードの買い取りも積極的にやっていますので、ゼヒ、お声がけの方を宜しくお願いいたしますっ!

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入魂のレコメンドで毎日、ナイスでグッドなレコードを紹介していますのでゼヒ、フォローしてくださいっ!

渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
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毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。


このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。

shyrose_icryforyou

昨年は、コロナの影響が直撃して散々でしたが、ワクチン接種の割合も増えてココ最近では、イチバン平穏な状態になりつつありますね。
当店は、東京 渋谷に実店舗を構える中古レコード店なのですが、世界的なレコードニーズの高まりで数年前からは、もうレコードを売買をしていく上では、世界のマーケットを無視できない状態になってきています。
コロナ問題が顕在化する2019年頃までは、訪日外国人が過去最高レベルまで増えて、店頭では日本人のお客さんより外国人のお客さんの方が多いって状態だったコトは、当時このブログでも時々書いていました。
このままイケば、レコード人気 & 外国人客増加 で更に加速するコト間違いなしかもっ!?って淡い絵空事を描いていましたが、現実は・・・世界的にコロナ問題を抱えて苦難の2020年でした。
まぁ〜そうはいっても、ダメージをモロにうけた他業種に比べてレコード小売業は全然、マシでしたケドね。

で、最近はといいますと、日本国内での販売に関しては、特に大きな波はなく長かった緊急事態宣言が解除になって、感染者数も激減した影響もあってボチボチと渋谷の実店舗へご来店いただけるお客さんが増えてきたようなカンジです。
外国人は、やはり日本への入国規制がまだまだあるようで客足は全然戻っていませんが、少しずつではありますが、ご来店が増えてきているような印象ですね。
だけど前記した通り、当店の場合、販売だけでなく仕入れも世界のレコードマーケットに大きく依存している部分があったりするので、海外の情勢が決して無視できなかったりします。
で、最近気になっているのが・・・インフレなんですよ。
ま〜カンタンにいうと、モノの値段が上がってきている・・・ってワケです。
アナログレコードは、そのタイトルの人気度によってそれぞれの価値が違っているので一概には言えないのですが、全体的に仕入れ値がグッと高くなってきた印象があります。

前に「リベンジ消費キタかもーーー?」なんてこのブログで書きました。
コレ、国内だけでなく実は、海外でも起こっているワケです。
消費が活発になってモノが売れるとそのモノの値段が上がるというコトは、経済の基本なワケですが、日本基準のモノの値段と海外基準のモノの値段の上がり方って結構差があったりしてその差のデカさにちょっと危機感を抱いたりしています。
レコードの場合、具体的な例を挙げると、今までだと$10で仕入れるコトが出ていたあるタイトルのレコードがもう$10では全然仕入れるコトができなくなる・・・みたいなコトです。
ニュースなんかでは、輸入に頼っている食料品ナンかが、少しずつ値段が上がってきているってコトを時々伝えているでしょ・・・アレが、中古のアナログレコードにも起きつつあるみたいなカンジです。
食料品なら、今まで1000円だったものが、1100円になりますって10%アップだけでも結構報道されるレベルのコトなのですが、中古レコードの場合は、今まで$10だったのものが$15になるってコトが結構、フツーに起きちゃうんですよ。
もともと基準の価格っていうコト自体が、定まっていないというセカンド・マーケットですからね。

で、レコードの名仕入れ値だけでなく、輸送コストも結構上がってきました。
海外で仕入れたモノを日本へ送るための費用ですね。
例えば、日本からヨーロッパ方面へ向けてレコードを送る場合を1枚あたりおよそ1500円くらいで送るコトが出来るのですが、逆に海外から日本へ送る場合になると2500円とかくらいになるというコトです。
輸送費で1000円の差は、メチャデカいですよね。
先日もご来店いただいたお客さんが、話していたんですが、どうしても欲しいレコードがあってナカナカ日本では入手出来ないトコロ、Discogsで購入したんだけど、送料がメチャ高くって結局割高な買い物になった・・・って嘆いていました。
トーゼン、当店での海外から仕入れた分の輸送費用もココ最近では、上がってきていますが、ソコは枚数を出来るだけ多くしてその輸送費用を出来るだけ分散させて負担を軽くしています。
日本に住んでフツーに買い物をしているとなかなかカンジるコトは、ナイかもしれませんが、日本は世界的に見てもモノの値段が結構安いってコトなんでしょうね。

で、先に話したインフレですよ・・・。
リベンジ消費は、販売者側からすると嬉しいのですが、日本だけでなく海外でも同じコトが起きると、もともとデフレでモノの値段が安い日本は、当店のように海外から仕入れを行っている業者は、結構キツくなるような気がして・・・。
だけど、日本も年に2%とかインフレを目指すってコトを政府が目標にしていますが、海外のインフレはソレ以上に進んじゃうみたいなると今までような仕入れができなくなるんじゃないかな〜ってちょっと心配しています。
かと言って、海外からの仕入れ値アップに従って国内でのは販売価格を上げていくっていうのは、なかなかムズいですよね。
しかもココ最近は、円安の波もキテいますからね。
困ったものです。
ナンとか、国内でのレコード買い取りを強化してシノいでイクしかないかな〜って。

早く日本への入国規制が緩和されないかなぁ〜。
そうすると、海外からの訪日客がドカ〜っと増えていくのになぁ〜って、コレまた絵空事を描いている今日このごろです。

SHY ROSE / I CRY FOR YOU
SHY ROSE / I CRY FOR YOU の試聴
next recordsのサイトでSHY ROSEのレコードを探してみる

先日、情報通の人から新品のオーディオ機器の製造がどうやら滞っているらしいってハナシを聞きました。
その原因は・・・世界的に話題になっているあの半導体不足問題がオーディオ機器にまで及んでいるらしいです。
半導体不足でクルマの生産が出来ないってレベルですからね・・・とてもじゃナイですが、オーディオにまで半導体が流通するのには、ちょっと時間がかかりそうです。
ナンか、アナログレコードという極めマニアックでニッチなマーケットのハナシなのですが、世界的な経済のハナシにビミョーにリンクしているコトをヒシヒシとカンジちゃいます・・・。
折しも11月〜12月にかけては、世間一般の小売業界ではボーナス商戦や年末商戦に突入するのですが、どうなるんでしょう・・・。

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