渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:渋谷レコード店

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東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード Next Recordsです。
つい先日、NETFLIXを観ていたら「あなたにオススメの作品」というレコメンド動画の欄に「The Playlist」というドラマが表示されました。
「ん?何だろう・・・コレ」って概要を読んでみるとスェーデンの音楽ストリーミングサービスのSpotifyの創業を描いたドラマだというコトでした。
個人的には、Spotifyってアプリをダウンロードしてちょっと触ってコトがある程度で、まったく興味が湧くコトなく「あ〜なるホドね・・・こんなカンジのプレイヤーなんだ・・・」って程度で自分では使うわないなぁってカンジだったのです。
だけど、まがいなりにも一応、零細中古レコード店主という音楽コンテンツを販売する立場っていうイミも含めてNETFLIXがオススメしてきた「The Playlist」って観てみました。
このドラマは、2022年に配信されたドラマでエピソードが全6話という構成になっています。
概要を読んだカンジでは、創業者がSpotifyという音楽ストリーミングサービスと開始するに至るストーリーを描いた内容なんだろうなぁ〜って想像していたのですが、ちょっと違っていました。
ドラマの6話ごとにSpotifyというサービスを取り巻く関係者のそれぞれ視点で描かれているような内容になっていてカンタンに言うと各話でメインとなる主役が若干変わっているんですよね。
アイデアの発案者(Spotifyの創業者)・違法ダウンロードサイトに悩むレコード会社社長・サービスを法律をまとめる弁護士・創業者のアイデアを実現するプログラマー・創業者を支援する出資者・Spotifyに楽曲を提供する悩めるアーティスト という6人の視点でドラマが進行するという内容でした。
正直、音楽配信サービスとか使っていないしタブン、これからも使うコトない、さらにSpotifyにもソレホド興味がないというかなり低いテンションでドラマを見始めたのですが、想像以上にこのドラマ・・・ハマりました。

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NETFLIXによる「ザ・プレイリスト」のあらすじ
「ザ・プレイリスト」は、無料かつ合法の音楽ストリーミングサービスを世界に向けて提供し、業界全体に革命を起こしたスウェーデンの若きIT起業家ダニエル・エクと、彼の協力パートナーたちの物語。小さな企業が、世界中の人が音楽を聞けるようにする方法を考案し、現状を打破しようとするとき、確固たる信念や、不屈の意志、人とのつながり、そして大きな夢を持つことがいかに大切かを描きます。
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第1話目の創業者が、Spotifyという音楽配信サービスのアイデアを発案してソレを実現化するために奔走するエピソードは、オイラ的には相当刺激的なハナシでしたね。
コレ、ナニかイイアイデアを思いついて「こんなコトが出来ればイイなぁ〜」ってコトは、多くの人が経験としてあると思います。
しかし、その思いついたアイデアを実現化する為に実際の行動に移せる人ってホント、一部の人だけなんですよね。
ナンか、この1話目のエピソードを見た時にオイラが中古レコードの販売に携わった時のコトやNext Recordsを渋谷ではじめようと思った時のコト、紙のカタログ通販からネット通販へ移行した時のコト、もっとレコードが購入しやすいオンラインショップをするためにイロイロと試行錯誤したコトなどなどコレまでの自分の経験とナンダカ、共感する部分が多々あってかなり楽しくドラマを見るコトができました。
しかもこのSpotifyというサービスが立ち上がった当時の状況っていうのもオイラは、リアルタイムで知っているので余計、あ〜そういえばあの時、そんなコトがあったなぁ・・・って思える部分もあって余計にハマりましたね。
ちなみにSpotifyは、2008年にサービスが開始されてアメリカには2011年に進出して、日本では2016年9月29日にサービスが開始されたそうです。
Spotifyの創業者、Daniel Ekは、2006年ごろにSpotifyというサービスのアイデアを思いついたそうです。
その当時、音楽業界は深刻な変化の最中で、違法ダウンロードが急増し、NapsterやLimeWireといったファイル共有サービスが音楽業界の収益に大きな影響を与えていたんですよね。
ソコでDaniel Ekは、この状況を見て「違法ダウンロードがカンタンすぎるからこそ、人々が正規の音楽サービスを使わないのではないか」と考えてもっとこうすればイイのに・・・というコトでSpotifyのアイデアを思いついたみたいです。
使いやすさと合法的でちゃんと収益できるビジネスモデルを構築するために2年ホドの歳月がかかったんですね。
アイデアの原点には、Daniel Ek自身が相当な音楽リスナーであり、さらにテクノロジーやインターネットの可能性を深く理解していたコトがバックグラウンドとしてあって、さらに彼は「人々が無料で音楽を楽しみながら、アーティストにも正当な報酬を提供する世界を作りたい」という理想を持っていたコトが創業の理念にありました。

違法ダウンロードによって大ダメージを被っているその時のレコード会社が於かれていた状況が第2話のレコード会社社長の視点で描かれているという流れになっています。
ドラマでは、描かれていませんがSpotifyのサービスがはじまる数年前(タブン2003年頃)にAppleによるダウンロードで楽曲を購入するというサービス(iTunes Music Store)が存在していましたね。
コチラは、1曲99セントでデジタル音源を購入するというサービスで当時は、1曲$1以下で購入できるというコトで話題になったのですが、後発のローンチされたSpotifyが無料で音楽を聴き放題できるというサービスからイッキにシェアを広めたんですね。
音楽の所有からからアクセスへという潮流の背景や変化があったんですが、その一旦をになったのが、Appleが作ったiPhoneっていうのもナンダカ不思議なめぐり合わせですね。

3話目の弁護士のエピソードは、レコード会社とSpotifyの権利の問題がメインに描かれているのですが、タイトルにもなっているプレイリストのアイデアに繋がっているというのもなかなか面白いですね。
広告で収益をあげるビジネスモデルだけでは、サービスを維持するコトが出来ない中で起死回生の革新的なアイデアを思いつく・・・そしてソレが大当たりして収益を押し上げる・・・ん〜なかなかドラマチックですね。
ネット通販を営んでいるオイラも時々、「コレ、イイかも?」ってアイデアを思いつくのですが、行き詰まるのはだいたいそのアイデアをどうやって収益化するのか・・・って部分でお蔵入りになるんですよね。
実は、いまもちょっと良さげなアイデアを思いついてソレが実現できればイイなぁ〜っていうネタがあるんですよね。
でも、トーゼンですがそのアイデアを実現するためには、ある程度の費用がかかるワケです。
その費用をかけて実現したその後にその費用と手間をどれくらいの期間で回収していつから収益化できのかぁ・・・って考えると途端に「イケるのかな・・・」って不安になるんですよね。
ホント、ソレホド費用がかからないアイデアであればカンタンなんですケドね〜、如何せん零細中古レコード店なので費用をかけてアイデアを実現下はイイけど失敗しちゃうと大ダメージになりますからね・・・慎重になっちゃいます。
そういったイミでは、Spotifyに於けるプレイリストは、低コストで収益を見込めるかなり効果的なサービスだと思います。

個人的に全てのエピソードがとても興味がもてる内容で面白かったのですが最終話のアーティスト視点からのストリーミングサービスの問題点を浮き彫りにしたエピソードはなかなか考えさせられるストーリーでした。
日本でもミュージシャンが「いい曲を作って発表して多くの人に聴かれて再生回数も伸びているのに全然、お金にならない」ってコトをSNSに投稿して話題になっていますよね。
まさにそのコトが最終話で描かれています。
創業者であるDaniel Ekは、リスナー視点で「合法でダレでも無料で好きな音楽を楽しめるプラットホームを提供する」という音楽が好きな人にとってはサイコーのサービスを提供出来たのですが、楽曲を提供しているアーティスト達は、Spotifyやレコード会社だけが儲かって自分たちは搾取されている・・・みたいな気持ちになる・・・ん〜コレは、なかなかムズカシイ問題です。
しかもだからといってSpotifyから自分の楽曲を引き上げるってコトをすれば、そのアーティストの音楽を聴きたいって思う人に届けるコトができなくなるというジレンマを含んでいるという問題もあります。
Spotifyのサービスには否定的でイヤなんだけど、辞めれない・・・みたいなカンジですね。
ドラマではTaylor Swiftのようなビッグアーティストが、Spotifyから全ての楽曲を引き上げるエピソードがありましたね。
その理由は、Spotifyの収益分配モデルに対する不満が原因でTaylor Swiftは、アーティストやソングライターへの報酬が不十分だと主張したコトの行動によるものです。
数億人のファンが付いているアーティストは自分の主張をSpotifyから撤退するという行動にするコトは、出来てもマイナーなアーティストは、Spotifyからの撤退は、自分の音楽活動では、リスナーとの接点を失うコトになりますからね。
ドラマではディスカバリーモードのコトが問題にされていましたね。
Spoifyのディスカバリーモードってナニか解らなかったので調べてみると・・・
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「Discovery Mode」は、アーティストやレーベルなど楽曲の権利者がリスナーに聴かせたい曲を設定し、その情報がSpotifyのアルゴリズムによる音楽セレクト機能に追加されることで、その曲が自動再生またはラジオで再生されやすくなる代わりに、通常よりも低いプロモーション用のロイヤリティー・レートに変更するというもの
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音楽を聴く側からするとちょっと解りにくいですね・・・要するにコレ、自分(アーティスト)の曲を知らない人がSpotifyのオススメのトコロに頻繁に表示されるようにするために、通常よりも低い再生料金で契約するというサービスなんですね。
解りやすく例えるとGoogleの検索で検索した結果の上位に出てくる広告のイメージに近いですね。
自分の受け取る再生料金を広告費に充てるみたいなカンジです。
なかなかコレは、エグいカンジがしますね。
多くの人に無料で音楽を聴いてもらいたいという理想からはじまったサービスだったのにアーティストは、搾取されているという印象を持つ・・・ナンかコレ、創業者のDaniel Ekからすれば、やりきれないカンジもします・・・だけど、アーティストの立場も解るんですよ・・・Spotifyからの撤退は、リスナーとの接点を失うコトに繋がるというSpotifyを利用せざるえない状況になっているワケですね。
日本においては「三方良し」というビジネス哲学を象徴するワードがあるのですが、Spotifyのサービスは「三方良し」ではナイんでしょうね。

MANHATTAN TRANSFER / TWILIGHT ZONE
MANHATTAN TRANSFER / TWILIGHT ZONEの試聴
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まったく低いテンションから観始めたドラマだったのですが、実話に基づくストーリー性とその表現の方法、観る者に考えさせる問題提起などなどに引き込まれてイッキ観してしまいました。
先にも書きましたが音楽・ネットサービス・ビジネスというオイラの関わる環境にちょっと近い部分もあったりしたのがハマる要因でもあったんでしょうね。
少し前にファイル共有ソフトWinnyの開発者のコトを描いた映画「Winny」も観たのですが、コチラの映画自体は面白かったのですが、どちらかと言うとピアツーピア(P2P)の事件性や裁判の方にハナシがよっていて「ザ・プレイリスト」のような自分の体験と共感する部分がなかったんですよね。
まぁ〜でもコレ、Winnyが元となったピアツーピア(P2P)の技術が違法ダウンロードサイトに利用されてそのコトがキッカケになってSpotifyの開発へと繋がっていくんですね。
そういったイミではコレは、地続きのハナシでもあるんでしょね。

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briangreen_yousendme_pr
最近、モノの値段の上がり具合がハンパないですね・・・。
もうホント、ちょっとした物でもグイグイと値上げが行われているなぁ〜と実感します。
ようするにコレ、インフレってヤツなんでしょうね・・・。
当店は、今から23年前の2000年にレコード店を渋谷にオープンしたのですが、その当時から世間一般的には「インフレ」の逆、「デフレ」って言われていて、なんかナンもしなくてもモノの値段が安くなっていくという状況でした。
まぁ〜結局、そのデフレ状況ってのが日本では20年くらい長く続くのですが・・・。
ホント今年に入ってくらいからアレアレ?ってカンジでコレまでの常識が通用しないくらいモノの値上げラッシュが続いています。

当店は、レコードの仕入れを海外から買い付ける場合と国内から買い付ける場合の2つの方法で行っているのですが、昨今のニュースでもご存知の通り、現在空前の円安となっています。
このブログでも輸入レコード店にとって最もキツい状況である「円安」については、その度毎に「円安っ!ヤバいっ!」ってコトを何度も取り上げてきました。
オイラのコレまでの感覚だと$1が大体110〜120円ってカンジなのですが、実際に昨年の2022年2月くらいは、$1=115円くらいだったのが8ヶ月後の2022年10月には、$1=150円に届くか・・・みたいな状況になって「うぉ〜ヤバいな・・・」なんて思っていたんですよね。
だけど、その後、日銀の為替介入とかもあったりして2023年の1月くらいには$1=130円代にまで落ち着いてきたワケですが、再び円安が再燃しちゃっている状況です。
昨年の$1=150円行くか行かないかって時は、為替介入が入ったのですが今回は、どうやら為替介入しないのかもうフツーに$1=150円と超えちゃっていますよね・・・。

中古レコードという極めてマニアックなアイテムを販売しているのでフツーに考えたらそういった世界経済的な小難しいニュースとは全くもって無関係なような気がするのですが、レコード店主側からすると円安ってマジで「ウワ、うわ、ウワ・・・」ってカンジなんですよね(笑)って実際は、全然笑えませんが・・・。

しかもっ!日本人からしたら円安でキツいって思っている上に今の世界中で熱を帯びているというか加熱目下真っ最中のアナログレコード人気がその価格を更に押し上げるという状況になっています。
オイラは、Discogsやebay等でもレコードの価格の変化を日々チェックしているのですが、ちょっと珍しいかも・・・って思うタイトルの価格高騰ブリがハンパないなぁ〜ってもう身をもって実感している次第であります。
ebayなんてスタート・プライスが$9.99であっても残り時間最後の5秒で$50とかにハネアガるってケースはザラにありますからね・・・結局、眠い眼をこすって夜中の3時とか4時とかに置きてPCの画面を見ていてもなぁ〜んにも落札できずに労力のムダになるコトがホント、多くなりました(泣)

この渋谷レコード店日記に2ヶ月前ですが下記の記事を書きました。
レコードもインフレ化しまくってる件
この時も、「海外ディーラーの値上げがもう容赦ないっ!」ってコトを嘆いていますね。
で、上記の記事を書いて2ヶ月しか経っていないのですが、更に状況に変化が起きているワケですよ。
しかも円安も進んじゃっているし、マジで泣けます(笑)
日本に於ける今のアナログレコード人気ってどちらかというとシティポップが牽引してきたって部分が大きかったと思うんですよね。
当店のようなアナログレコードの中でも1つのフォーマットである12インチシングル専門のレコード店からすると「ウチにはあんまり関係がナイね!」って丸っきり蚊帳のソト的なイメージでいたのですが、そのレコード人気の余波は、シティポップだけに留まらずついにHipHopやHouse/Discoのクラブミュージックにまで及ぶようになってきたってコトを実感するようになってきたんですよね。

当店では、毎週金曜日に「新入荷」と称して数百枚のレコードを店頭&ショッピングサイトに品出ししているワケですが、オイラは前日の木曜日にそれ等新入荷のレコード、すべての商品データをチェックしているんですよね。
で、その今週品出し分のレコードの価格を見ていて「えっ!コレ、こんな値段するの?」って思うタイトルがちょくちょくあったりします。
そういったレコードを実情のマーケットでのニーズを調べてみると実際は、全然的ハズれではなくって比較的妥当な値付けだったりするんですよね。
要するにオイラの「このタイトルのレコードは、大体コレくらいのプライスだろう」っていう感覚が、もう古いってカンジなんですよね。
当店の値付け担当のスタッフもそのアタリに関しては、めちゃマーケットを注意深く意識していて、頻繁にニーズに合わせて価格を調整しているようです。
まぁ〜普通にモノを販売している立場からすれば当たり前のコトなのですが、中古レコードというアイテムにおいてはそういったコトは、比較的穏やかだったので価格調査は1年くらいの比較的長いスパンでチェックするくらいで全然コトたりていたのですが、今はそんなノン気な状況だと取り残されていくようです。
イヤ・・・もうホント、1〜2ヶ月という短期間の間にニーズの浮き沈みが起きるので入荷の度に価格調査しないと追いつかないみたいなカンジですね。
もうオイラの長年の常識的な部分って今はもう通用しないんだなって・・・その意識は常にアップデートしなければイケないようです。

例えば、90s HipHopの名曲でもある「A」というタイトルのレコードがあります。
まぁ〜HipHopが好きでDJとかも嗜む40代以上の人であればダレでも知っているメジャーなタイトルです。
当店でもコレまでに延べで100枚近く販売してきました。
この「A」というタイトルのHipHopのレコードですが3年くらいまでず〜っと長年2500円位で販売していたんですよね。
ソレが昨年には、5割増の3800円となりました。
その時でも、「うわ〜結構、値段上がってきたなぁ〜」ってカンジていたのですが、当店もやたらとむやみに値上げしているわけではなくって先に書いたようにニーズと仕入れ状況に応じてそのプライスを調整しているのです。
だけど、3800円というプライスが通用するのかちょっと心配ではあったのですが、結構スグに売れました。
で、この「A」というレコード、先月品出しした時には、さらに5980円(税込6578円)にまで上昇していました・・・。
3800円から5980円にまで上昇した期間は、およそ半年です・・・。
「マジか・・・5890円で売れるのかな・・・」って気持ちはあったんですが、コレも1週間もかからずにソールドアウトとなりました。 
ちなみにこの「A」というレコード、Discogsでも売っていてコンディションの比較的良好な状態のNM(ニア・ミント)だとUS$84(約12500円)でした。
VG+のキズありだと価格に幅があってだいたいUS$40〜$65(6000円〜9700円)くらいの値段で販売されています。
Discogsで買うとココに送料がUS$25くらいかかってくるのでVG+コンディションで最安値で買うとUS$65(9700円)くらいになります。
コレね・・・具体的なタイトル名を出すとちょっとイロイロな影響が出てくるので伏せますケド、こういったココ数年、短ければ数ヶ月という短い期間で価格が変化しているんですよね。
今回は、一例として1つのタイトルを挙げましたが、ホントこの手の価格が高騰しているタイトルがめちゃ多いな・・・って実感しています。
まぁ〜目下25年ブリくらいの最も円安な状況なので海外から買い物をしようとする日本人には、正直キツいですよね。
ちなみにココで例として挙げたHipHopのレコード「A」は、ヤフオクではあまり枚数は出ていませんがかなり安価な値段で落札されていますね・・・。
というコトは、コレは逆に海外のレコードマニアからすればヤフオクって絶好の狩場になっているのかもしれませんよね・・・。
でも、オイラの長年のレコード販売の経験からするとこういう状況は、いずれ時間の経過と共に平均化していると思います。
要するにこういった価格のひずみって今は海外から見れば狩場のヤフオクも世界のニーズとマーケットに併せて同じような価格になるってコトです。

先に書いたように当店は、海外のディーラーからも仕入れを行っているのですが、レコードの値段がアガるのは、マーケットの中でそのタイトルのニーズが高まっているからそうなっているので仕方がないかなぁ〜って思うのですが、送料も高騰しているのはちょっと如何ともし難いんですよね。
フツーにアメリカからレコード1枚送るだけで送料が$25とか$30(3750円〜4500円)とかですからね・・・。
今は、一度に50枚とかまとめて送って1枚あたりの送料を平均に割り振りして抑えてはいますケド、この送料の上がり具合もハンパないですからね。

で、レコード店としては、この状況に対応していくかですよ・・・。
円安とかは、もうどうしようもナイので受け入れるコトしか出来ませんよね。
唯一出来るコトは、円を「安い」って思っている海外のレコード好きにガンガン販売して外貨を得るって言うコトが小さなレコード店に出来る唯一の対策になるんじゃないかな・・・。
海外から訪れる訪日外国人向けの来店を促す対策をナニかしよう〜って思う次第であります。

BRIAN GREEN / YOU SEND ME
BRIAN GREEN / YOU SEND ME の試聴
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あとね、国内でのレコード買い取りも今以上にガンバらないとって思っているんですよ。
だけど、国内の買い取りは、コチラが「欲しい!ゼヒとも仕入れたい!」って思っているタイトルの入手が難しいんですよね・・・。
12インチシングルの買い取りだとどうしても90年代から2000年代のDJブームの最中に購入されたメインストリーム系のレコードが中心となりますからね・・・。
まぁだけど、そんな中にも「おおおっ!コレはっ!」っていうキラリと光る逸品も紛れ込んでいるコトもありますからね・・・。
というワケで、レコードの買い取りも積極的にやっていますので、ゼヒ、お声がけの方を宜しくお願いいたしますっ!

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shyrose_icryforyou

昨年は、コロナの影響が直撃して散々でしたが、ワクチン接種の割合も増えてココ最近では、イチバン平穏な状態になりつつありますね。
当店は、東京 渋谷に実店舗を構える中古レコード店なのですが、世界的なレコードニーズの高まりで数年前からは、もうレコードを売買をしていく上では、世界のマーケットを無視できない状態になってきています。
コロナ問題が顕在化する2019年頃までは、訪日外国人が過去最高レベルまで増えて、店頭では日本人のお客さんより外国人のお客さんの方が多いって状態だったコトは、当時このブログでも時々書いていました。
このままイケば、レコード人気 & 外国人客増加 で更に加速するコト間違いなしかもっ!?って淡い絵空事を描いていましたが、現実は・・・世界的にコロナ問題を抱えて苦難の2020年でした。
まぁ〜そうはいっても、ダメージをモロにうけた他業種に比べてレコード小売業は全然、マシでしたケドね。

で、最近はといいますと、日本国内での販売に関しては、特に大きな波はなく長かった緊急事態宣言が解除になって、感染者数も激減した影響もあってボチボチと渋谷の実店舗へご来店いただけるお客さんが増えてきたようなカンジです。
外国人は、やはり日本への入国規制がまだまだあるようで客足は全然戻っていませんが、少しずつではありますが、ご来店が増えてきているような印象ですね。
だけど前記した通り、当店の場合、販売だけでなく仕入れも世界のレコードマーケットに大きく依存している部分があったりするので、海外の情勢が決して無視できなかったりします。
で、最近気になっているのが・・・インフレなんですよ。
ま〜カンタンにいうと、モノの値段が上がってきている・・・ってワケです。
アナログレコードは、そのタイトルの人気度によってそれぞれの価値が違っているので一概には言えないのですが、全体的に仕入れ値がグッと高くなってきた印象があります。

前に「リベンジ消費キタかもーーー?」なんてこのブログで書きました。
コレ、国内だけでなく実は、海外でも起こっているワケです。
消費が活発になってモノが売れるとそのモノの値段が上がるというコトは、経済の基本なワケですが、日本基準のモノの値段と海外基準のモノの値段の上がり方って結構差があったりしてその差のデカさにちょっと危機感を抱いたりしています。
レコードの場合、具体的な例を挙げると、今までだと$10で仕入れるコトが出ていたあるタイトルのレコードがもう$10では全然仕入れるコトができなくなる・・・みたいなコトです。
ニュースなんかでは、輸入に頼っている食料品ナンかが、少しずつ値段が上がってきているってコトを時々伝えているでしょ・・・アレが、中古のアナログレコードにも起きつつあるみたいなカンジです。
食料品なら、今まで1000円だったものが、1100円になりますって10%アップだけでも結構報道されるレベルのコトなのですが、中古レコードの場合は、今まで$10だったのものが$15になるってコトが結構、フツーに起きちゃうんですよ。
もともと基準の価格っていうコト自体が、定まっていないというセカンド・マーケットですからね。

で、レコードの名仕入れ値だけでなく、輸送コストも結構上がってきました。
海外で仕入れたモノを日本へ送るための費用ですね。
例えば、日本からヨーロッパ方面へ向けてレコードを送る場合を1枚あたりおよそ1500円くらいで送るコトが出来るのですが、逆に海外から日本へ送る場合になると2500円とかくらいになるというコトです。
輸送費で1000円の差は、メチャデカいですよね。
先日もご来店いただいたお客さんが、話していたんですが、どうしても欲しいレコードがあってナカナカ日本では入手出来ないトコロ、Discogsで購入したんだけど、送料がメチャ高くって結局割高な買い物になった・・・って嘆いていました。
トーゼン、当店での海外から仕入れた分の輸送費用もココ最近では、上がってきていますが、ソコは枚数を出来るだけ多くしてその輸送費用を出来るだけ分散させて負担を軽くしています。
日本に住んでフツーに買い物をしているとなかなかカンジるコトは、ナイかもしれませんが、日本は世界的に見てもモノの値段が結構安いってコトなんでしょうね。

で、先に話したインフレですよ・・・。
リベンジ消費は、販売者側からすると嬉しいのですが、日本だけでなく海外でも同じコトが起きると、もともとデフレでモノの値段が安い日本は、当店のように海外から仕入れを行っている業者は、結構キツくなるような気がして・・・。
だけど、日本も年に2%とかインフレを目指すってコトを政府が目標にしていますが、海外のインフレはソレ以上に進んじゃうみたいなると今までような仕入れができなくなるんじゃないかな〜ってちょっと心配しています。
かと言って、海外からの仕入れ値アップに従って国内でのは販売価格を上げていくっていうのは、なかなかムズいですよね。
しかもココ最近は、円安の波もキテいますからね。
困ったものです。
ナンとか、国内でのレコード買い取りを強化してシノいでイクしかないかな〜って。

早く日本への入国規制が緩和されないかなぁ〜。
そうすると、海外からの訪日客がドカ〜っと増えていくのになぁ〜って、コレまた絵空事を描いている今日このごろです。

SHY ROSE / I CRY FOR YOU
SHY ROSE / I CRY FOR YOU の試聴
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先日、情報通の人から新品のオーディオ機器の製造がどうやら滞っているらしいってハナシを聞きました。
その原因は・・・世界的に話題になっているあの半導体不足問題がオーディオ機器にまで及んでいるらしいです。
半導体不足でクルマの生産が出来ないってレベルですからね・・・とてもじゃナイですが、オーディオにまで半導体が流通するのには、ちょっと時間がかかりそうです。
ナンか、アナログレコードという極めマニアックでニッチなマーケットのハナシなのですが、世界的な経済のハナシにビミョーにリンクしているコトをヒシヒシとカンジちゃいます・・・。
折しも11月〜12月にかけては、世間一般の小売業界ではボーナス商戦や年末商戦に突入するのですが、どうなるんでしょう・・・。

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gabrielle_iwish_uk

2020年は、コロナの影響もあってレコードの買取査定の依頼がイッキにガクンと少なくなって来たのですが、ココ最近また少しずつですが、査定の依頼も増えてきました。
ホント、ありがたいです・・・。
まぁ〜サスガにね、レコードの買取査定とはいえ、渋谷から来たレコード屋のオヤジを無防備に家に招き入れるってコトにはならず、ホトンド配送により買取査定ですケドね。
当店のレコード買取査定の流れは、とりあえずたくさんの査定がある場合は、電話やメールで「レコードの査定をお願いしたいんですケド・・・」ってご連絡いただくケースが多いんです。
その時に、所有しているレコードコレクションのおおまかな内容をおお訊きして、当店の商品構成に沿うようなレコードコレクションであれば、「ゼヒ、査定させていただきますっ!」ってなります。

で先日、買取査定依頼のお客様よりこんなお電話をいただきました。
どうやら、当店より先に他店へ買取査定依頼を出したトコロ、その査定内容に納得できない・・・ので、ハナシをきいて欲しい・・・とのコト。

詳しい内容を訊くと・・・
●1000枚以上のHIPHOPの12インチシングル中心のレコードの査定。
●内容的には、90年代初期のタイトルが多くって、A TRIBE CALLED QUEST / GANG STARR / NAS / PETE ROCK & C.L.SMOOTH / 2PAC なんかのタイトルがUS盤オリジナルで多数含まれる。
●査定依頼したレコード店のHPには、12インチも「高価買取します」と書いてあったので配送による査定依頼をだした。
●しかし・・・1000枚以上のレコードコレクションのすべての査定額が、希望する額に全然至らなかった・・・。
といったご相談でした。
で、「コレって正しい査定なのですか・・・?」って訊かれました・・・。

タブン、おハナシを訊いたカンジだと90年代後半のHIPHOP系のDJ人気の真っ只中に大枚をはたいて中古レコードで購入されたんだろうな・・・っていうカンジのコレクションのようです。
レコードを処分される人にありがちなのですが、ご自身のレコードコレクションを過大評価しがち・・・っていうケースがよくあります。
やはり単純にレコードだけの評価ってよりも、ソコに至った思い入れや熱量なんかも多大に加味されちゃいますからね・・・そういう気持ちになるのもよ〜く解ります。
しかし、1000枚以上のHIPHOPのレコード・コレクションでその内容からお客さんから聴いた査定額は、ちょっと・・・メチャ低いんじゃないかな・・・って思ったのでそのままオイラがカンジたコト伝えました。
まぁ〜電話でおハナシしただけで実際のレコードを見ていないので、ホントのトコロは解りませんケドね。
結局、お電話いただいたお客さんは、査定依頼を出したレコード店の査定内容がまったく全然納得できないというコトで、最初に査定依頼出したレコード店から全レコードを引き上げて当店へ改めて査定依頼をしていただけました。
他店の査定内容に納得できなくて当店へ依頼していただけるのは、ウレシイんですが、ん〜ナンダカ、フクザツな気持ちです・・・。

査定を希望しているお客さんが、どのレコード店へ買い取り依頼を出すのかは自由ですし、査定依頼をしたレコード店から提示された査定額を見て処分するのも、しないのも自由です。
しかし、オイラの心境は・・・ってカンジです(笑)
で、数日後に引き上げられたダンボールに入った大量のレコードが当店へ送られていました。
ん〜他店で査定されたレコードがそのまま当店へ来ちゃうって、あまりこういったケースってナイのでちょっと生々しいです・・・。
中身を確認してみると・・・コレがなかなかホントに良いコレクションなんですよ。
事前におハナシで聴いた通り、US盤オリジナルの12インチがドッチャリ入っていました。
だけど、内容を見て解ったのですが先に査定をしたレコード店は、オイラからすれば、かなりトンチンカンな査定をしているのが解りました。
あまりにも生々しいハナシなので査定額部分は伏せますが一瞬見ただけでも「イヤ〜サスガにこの内容で●円は、ナイだろう・・・。」って思ったホドです。
依頼を出したお客さんが納得しなかったのもナンとなく解るような気がします。
確かに最近は、CLUB MUSIC系の12インチシングルの買取査定は、ドコのレコード店でも積極的に買い取りしていない実情がアルのは事実のようです。
以前にもこのブログでも書きましたが、大手の中古レコード店でCLUB MUSICの12インチシングルの買い取りのコトを電話したら、内容も訊かずに「安いですよ・・・」ってあからさまに言われるケースも多いようです。
にしてもですよ・・・やはり、内容を見てちゃんと判断すればそれ相応の査定になると思うんですケドね。

買取査定を実施している中古レコード店で「高価買取」や「高額査定します」って文言がよく書いているじゃないですか。
あのワードって「なんかナゾだな〜」ってオイラは以前より思っているんですよね。
ナニを持って「高価買取」なんでしょうね・・・基準は、ドコにあってソレよりもどれくらい高額に査定しているのかっていうコトもわからないナンダカ、フワッとしたキーワードのような気がします。
いっそのコト、「他店の買取明細を提示してくれたらソレよりも●%増しで買い取りしますっ!」ってくらい宣言したほうがわかりやすんじゃないかな・・・って思ったりもします。

GABRIELLE / I WISH
GABRIELLE / I WISH の試聴
next recordsのサイトでGABRIELLEのレコードを探してみる

結局、送られてきたレコードの全数を査定を終えてその詳細をリストにしてお客さんへ送るとソッコーで
「それでお願いしますっ!」って快くOKしてもらえましたっ!
ん〜タブン、先に依頼したレコード店から提示された金額の何倍もの査定になったので、タブンそれが判断の基準になったんじゃないでしょうかね。
先に査定を依頼したレコード店は、HIPHOPの12インチはそれホド、積極的にチカラをいれていなかったんでしょうね。
もはや「高価買取」の本来の意味は、あんまりなくって「買い取りしています」ってコトと同じ意味でしかナイようなカンジなんでしょう。
というワケで、他店での買取査定に満足できない時には、ゼヒ渋谷 next recordsにもお問い合わせしてみてくださいっ!
相談だけでも全然OKですよっ!

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相変わらず、現在も2回目の緊急事態宣言真っ只中です。
不要不急な外出は控えるようにっ!っていう我が日本国政府からのお達しが通達されていますが、先週末のお客さんが大挙してご来店いただけました・・・。
そんな最中、「レコードを聴きたいのですが・・・」っていう初めてレコードを聴くというレコードビギナーのお客さんがご来店くださいました・・・しかも、2人もっ!
現在の音楽を聴いている環境等などヒヤリングしてみると・・・。
■年齢 20代前半
■フダンは、スマホで音楽を聞いている
■オーデイオ機器は、全く持っていない
■聴いているジャンルは、HipHop と Rock
■二人共、DJプレイに興味あり
■今はまだレコードを聴く環境は、ナイけどすでにレコードを数枚所有している
というカンジです。

こういったカンジのレコードビギナーさんへどの様にわかりやすく説明したらイイのかって毎回悩むんですよね・・・。
というのも、まずレコードを聴くためには、ナニを用意してどうすればイイのかっていう前提の部分が解らないっていうのケースが多いんですよね。
つまり、レコードの中に音楽が入っているっていうのは、解っているんです、そしてレコードを聴くためには、プレーヤーが必要だというのも解っているんです。
だけど、解っているのはココまでっていうケースが多いんですよね。
そういったレコードビギナーさんのお客さんとおハナシをしていると、レコードプレーヤーがひとつだけがあれば、レコードを聴くコトが出来るって思っている人が結構多いようにカンジます。
確かに、ソレ1台で音を鳴らすコトが出来る安価な一体型のレコードプレーヤーはあるのですが、「音はかなりショボいですよ・・・」って説明すると、大抵の場合。「ソレはちょっと・・・」ってなるんですよね。
となると、一体型でなく本格的なターンテーブルという選択になるんですが、ターンテーブル & オーディオという組み合わせになると、一体型レコードプレーヤーでレコードをお手軽に聴くというハードルからイッキにメチャメチャ難易度が上がってしまうんですよね。
しかも、今回は、フツーに1台のレコードプレーヤーで音楽を聴くっていうのではなくDJプレイもしてみたいっていうご要望です。
毎回そうなのですが、一応ワタシ的にわかりやすくレコードを聴くために必要なアイテムや要点を説明するのですが、お客さんの様子を見ていると「ええ、ハイ。」とご返事をしていただいていますが、タブン・・・よく解って貰えていない・・・様子です。
時折、「ナニか質問とか解らないコトとかナイですか?」って聴いてみるのですが、「ナニを訊けばイイのか解らない・・・」っていうカンジのようです。
このブログでも、こういったハナシを度々していますが、ホントにビギナーさんにとってレコードを聴くっていうコトに関しては、ハードルが高いなぁ〜って改めて思うワケです。
さらにDJプレイをしたいとなると、もっと難易度が上がってしまうという・・・。
シンプルにレコードを聴く・・・というコトとDJプレイがしたい・・・というコトは、あるイミ全くもって別のベクトルのハナシになりますからね。

しかも、予算っ! もうコレが、若い人にとってメチャ、キツイんじゃないかな〜って思うんですよ。
安価な一体型のレコードプレーヤーで自宅で聴くだけなら今だと1万円程度で収まると思いますが、せっかくアナログレコードで聴くんだからちゃんとしたプレーヤーを用意してスピーカーで鳴らして楽しみたい・・・となると、5万円くらいの予算が必要になります。
そして、今回のようなDJプレイがしてみたいっていうケースだと・・・少なく見積もっても15〜20万円コースになります。
中古で揃えればもう少し抑えるコトは出来ると思いますが、知識ゼロの状態で機器のコンディションや取説なんかがナイ中古でDJセットを組むとなるとコレ、相当タイヘンだと思います。
DJ機材を扱うショップなんかで、「ビギナーDJセットはコレっ!」ってカンジですでにあらかじめタンテ2台にシンプルなDJミキサー、カートリッジ、パワードスピーカー、ヘッドホンなんかを組み合わせた状態のDJセット販売がされているっていうのはそういう状況が多いからなんでしょうね。
まぁ〜でもDJがしたいんだったターンテーブルは、Technics SL-1200か、Pioneer PLX の2択だけなので、解りやすいとは思います。
レコード針、カートリッジの説明は、もうたくさんありスギだし、しかも音質にも影響するコトなので、ビギナーさんには相当ムズいハナシになります。
DJミキサーの説明もシンプルにMIXするだけならコンパクトな2chのDJミキサーで十分だと思いますが、DJミキサーもホント、ヨリドリミドリで千差万別、ピンからキリまでありますからね〜そんな状態でビキナーさんに「好きなの選んでください」って言っても選べるわけナイですよ。
nextで使っているDJミキサー(KORG ZERO4)のようなLEDビカビカでエフェクト&サンプラーを搭載しているようなDJミキサーを見ちゃうと「こんなカンジのが欲しいっス!」ってなるようです。まぁ〜コレも13年前の古いミキサーですけどね(笑)
やっぱりDJミキサーを選ぶのも相当、ムズいです。
さらに、アンプやスピーカー・・・レコードの曲を鳴らすのに最も重要な音質面に大きく影響するオーディオ機器なんだけど、コレ、いまだとフツーに街の大手電気量販店に行っても店頭に並んでないですからね。
まぁ〜オーディオ専門のショップに出向けば見るコトは出来ますが、そもそもそういったオーディオ専門店って目ん玉飛び出るようなピュアオーディオ機器を中心に扱っているのでスピーカーを2本で数万円で買いたいっていうニーズには対応してないですしね・・・そうなると、ネットで口コミを調べて実際にどんなサウンドなのかわからないまま購入するってコトになるみたいな・・・ん〜コレもハードル高いですね〜。

TOO KOOL POSSE / GIVE 'EM A SAMPLE
TOO KOOL POSSE / GIVE 'EM A SAMPLEの試聴
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当店でも、メンテナンスをした中古のターンテーブルの販売をしていますが、その他の機材に関しては購入のアドバイスはさせていただきますが、ナニをドコでどんな状態で購入するのかって部分までは、説明できませんからね。
2021年・・・コロナ禍の中にあって、自宅でレコードで音楽を楽しみたいっていうニーズが今まで以上に高まったいるというカンジなのですが、レコードに興味があるビギナーさんがレコードを聴くために乗り越えなきゃイケない前提条件が未だ高いままっていうのは、ナンダカ。レコードを扱う側からすると、ちょっとどうにかならないかな〜って思う次第であります。
まぁ〜だけど、お店に来ていただければ、出来る限りナニを用意してどうしたらイイのかってコトは、出来る限りサポートしますよっ!
だからレコードは、nextで買ってねっ!テヘペロっ(笑)

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