渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

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もうココ最近はですね、当店が仕入れとして海外からレコードを受け取るよりも、海外のお客さんへレコードを送る方がはるかに多くなってきている東京 渋谷の小さな中古レコード店 ネクストレコードです。
相変わらず、コロナの問題で日本からの荷物の受け入れが出来ない出荷制限国がまだまだ多いです。
つまり、海外のお客さんから注文を頂いても一部の国では荷物を発送できないって状態が今年の4月くらいからず〜っと続いているワケです。
そうは言っても、9月現在は、幾分と送れる国がある程度、増えましたケドね。

しかしっ!最多の注文を誇るアノ音楽大国、USAへ未だに荷物の出荷が出来ない状況が4月からず〜っと継続中なんですよね。
つまり、アメリカのお客さんからレコードの注文を受けても、郵便物を送るコトが出来ないってワケなのです。
ホント、こんなコトってありえないって思うんですよね〜。経済的にも日本とアメリカって結構密接なカンケーにあるとは思うので相当な数の郵便物のやり取りが行われているワケなのですが、ソレが一切シャットダウン状態にあるって言う異常な状態なのです。
だけど、日本からアメリカへ郵便小包を送るコトは、出来ないのですが、逆にアメリカからは日本へはちゃんと届くというオカシな状態になっています。
つまり一方通行なワケなのですよ、そんな状況なので郵便局へ「いつ送るコトが出来るか?」ってコトを問い合わせてみると・・・
「まったくもって判りません」という回答でした・・・(泣)
内情では、タブン日本からアメリカ向けへの飛行機が大幅減便されているようなので、フツーにアメリカ向けの荷物の受け入れを始めるとキャパシティを大幅にオーバーするような事情のようです。

そんなカンジで、アメリカから注文を頂いても「ゴメンナサイ、コロナの問題で日本からはあなたの国へ郵便で小包を送るコトが出来ないです・・・」ってメッセージを送ると、
「OK!解ったよ、じゃあキャンセルするよっ!」っていうお客さんと
「どうしてもそのレコードが欲しいのでホールドしておいて、小包が送れるようになったら送ってよ!」っていうお客さんに分かれるのですが、ホトンドがこの「ホールド組」なんですよね。
ホント、レコードマニアのこの貪欲さ・・・(笑)
だけど、お店的には、コレ・・・結構、キツイんですよね、もしかして店頭にそのレコードを出しておくと売れるかもしれないのですが、ホールドしておくことでいつまで経っても売上に出来ない状態が続くワケです。
機会損失ってヤツですね。
こんな風にホールド組のレコードがかなり増えて来ました・・・しかし、いつ郵便小包の出荷が再開されるのかという見通しは全くナイ状況だったので、もう郵便局は諦めて海外配送をやっている民間のデリバリー会社へ配送を切り替えるコトにしました。
まぁ〜料金形態が郵便とは違うので多少、お高くなるのですが、そのへんはお客さんに事情を説明してご負担いただくコトにして、とりあえずタマりにタマったホールド組のレコードの出荷がイッキに解消されました。
郵便と違って民間のデリバリー会社は、マジでモノ凄いスピードでお客さんのもとへレコードが届くんですよ・・・アメリカへは発送してから4日ほどで到着するというスピードです。
あまりもスムースすぎるのでウレシクなってアメリカだけでなくヨーロッパ各国への発送にも利用することにしました・・・(笑)

海外からの注文も順調に出荷が出来ていたのですが、ヨーロッパへの発送を始めたら、ちょくちょくクレームが届くようになったんですよね。
そのクレームの内容のホトンドが、「めちゃ税金が高いっ!どうしてくれるんだっ!」って内容なんです。
海外へ商品を送る際には、その内容物の金額を正しく申告するというルールがあるのですが、その金額によっては受け取りする国によって関税がかかるんですよ。
そのアタリの詳しい事情は、国の税制によって違いがあるみたいなのでオイラは、よく解らないのですが、購入金額の20〜30%の関税がかかるようです。

まぁ〜こういったコトは、オイラも今までの多数の海外への注文を経験していて知っていたのですが、郵便で小包を送った場合は、その国の税関の事情によってスルーされている場合があったのか、ソレホドお客さんからクレームをいれられるコトはなかったのですが、民間のデリバリー会社の荷物に関しては、郵便よりもチェックが幾分とキビシイような印象なんですよね。
で、送った小包がその国の税関でチェックされて、課税された場合、購入金額に対する関税とその取扱代行手数料を商品を受取時にお客さんが払わなければ荷物を受け取れないという状況になるワケです。
ヨーロッパに在住のお客さんであれば、海外から購入した商品に課税されるコトは、タブン知っていると思うのですが、どうやらこの税金をデリバリー業者が代理で立て替える代行手数料が、想定以上に高いコトにお怒りのご様子です。
「ナンでこんなに高いんだっ!」「税金より手数料のほうが高いってどういうコトだっ!」ってもう、怒り冷めやらず・・・ってカンジです。
はじめは、オイラも「カクカクシカジカの事情なので私達にはどうするコトもできません、申し訳ございません・・・」って、テイネイに説明していたのですが、あまりにも同様のクレームが連発で、ホントにココロが折れそうです・・・(泣)

海外のお客さんによっては、こういった事情に詳しい人もいて、「オレの国は、関税が高いので申告金額を安く書いてくれよ〜」って依頼してくる人もいるんですが、ウチにとっては、コレもちょっと問題があるんですよね。
つまり、この申告金額っていうのは、その内容物の価値なワケですが、最悪、その小包が配送事故によって破損したり、紛失した場合はその申告金額が保証額になるんですよね。
例えば1万円の商品なのにお客さんが関税を払いたくないので「申告金額を3000円って書いてくれ〜」って依頼があって最悪、荷物が届かなかった場合、ウチには3000円しか保証されない・・・っていう泣き寝入り状態になるワケです。
コレは、ホント最悪です・・・。
なので、ちゃんと申告金額は、正しく書くようにしているのです。

JOE JACKSON / YOU CAN'T GET WHAT YOU WANT (TILL YOU KNOW WHAT YOU WANT)
JOE JACKSON / YOU CAN'T GET WHAT YOU WANT (TILL YOU KNOW WHAT YOU WANT) の試聴
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そんな中、つい先日、数万円相当分の超ビッグな注文をヨーロッパからいただきました。
しかし、このお客さん、案の定「関税が高いから、安い申告金額を書いてくれ」って言ってきました。
「ゴメン、ソレは出来ません・・・」ってコッチは至極まっとうな理由を説明したら・・・
「じゃあ、キャンセルで・・・」って・・・。
「オーーーーーーーイっ!ソレはないだろう・・・(泣)」
仕方ナイっちゃないのですが、なんだかちょっとヤリキレナイ気持ちに・・・。


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このブログでも書いたコトがありますが、当店では数年前から海外へもレコードの通販を行っています。
で、昨年くらいからその海外へレコードを送る量が結構増えてきました。
ま〜いわゆる海外でのレコード人気のムーブメントっヤツです。
というわけで、ホボ、毎日海外発送分のレコードを郵便局へせっせと持ち込んで発送しているワケです。

主に海外へのレコードの発送にはeパケットというスモールパケット(小包)での発送とEMS(エキスプレス・メール・サービス)との2つの方法で発送しています。
この2つの発送方法は、eパケットが到着までにちょっと日数がかかるけど料金が安いっていう郵送で、EMSは宅配便の国際郵便版みたいなサービスで要所要所でバーコードによる荷物の追跡記録が行われてeパケットよりも到着日数が早いという郵送方法です。
サービス的には eパケット<EMS というカンジなイメージですね。
しかしながら、どういうワケか追跡記録がちゃんとされてスピーディ&セーフティに荷受けさんへ荷物が届くハズ!という郵送サービスであるEMSで送ったレコードが、時々戻ってくるコトがあります。
送ったレコードが戻っくる時は、ナンの予兆もなく突然、nextに戻っく来るワケですが、戻ってきた時にはその返送された理由っていうのが記載されているんですが、その理由が・・・
「荷受人が期日までに荷物を受けとらなかった」
っていうコトが書かれています。
で、配送伝票の番号を郵便局のホームページへ入力して調べてみるとオイラが発送した日からお客さんの国まで、5〜6日で到着しているのがキッチリ記録されています。
更に何月何日に「配送先住所のお客さんのトコロへ届けに行ったが、不在のために持ち帰り」ってコトまでちゃんと記録されています。
その後、10日間とかず〜っとナンの動きもなくって、「荷受人より再配達依頼がないため返送」って記録が表示されて、その数日後にnextに返送されてくる・・・みたいな状況になっているワケです。
で、注文してくれたお客さんに「あなたが期日まで荷物を受け取らなかったって理由で送ったレコードが戻ってきましたよ!」って連絡するワケですよ。
その時に荷物の状況が記録されている郵便局のHPと返送されてきた荷物本体の画像も一緒に添付してメールしています。
お客さんの言い分では、「荷物が届いたのを知らなかった!」的な内容の返事が返ってくるのですが、「じゃあ、再度もう一度送ってくれ」ってなります。
当方としては、再送付するのは全然、構わないんだケド、再送付のための送料を払ってください・・・ってなります。
すると、「ナンで、また送料を払わなきゃイケないんだ?」ってこの部分で時々、モメるんですよね〜。
「イヤイヤ、あなたが期日までに荷物を受け取らなかったから返送されたんですよ」ってその事情を説明するのですが、お客さんは、「そもそも荷物が届いているコト事態しらなかった」っていうワケですよ。

宅配便とかでは、配送業者さんが荷物を荷受人に届けた際に、留守だった場合は「不在票」って言うのをポストへ残して、その不在票に書いてある連絡先に荷物の番号を伝えて「何月何日に再配達して欲しい」っていう依頼をすれば、希望の日時に受け取りが出来るっていう感覚で我々は思っているのですが、コレはあくまで日本での宅配便での習慣なのかもしれません。
お届け先の国によって、ちゃんと再配達依頼の不在票を自宅のポストへ残してくれる場合もあれば、1回届けに行った時に不在だった場合は、荷受人がナンらかのアクションをしないと期限がきたら無常にも返送されるという場合があるようです。
もうホント、手厚いサービスをしてくれる国もあるし、ぞんざいな扱いの国もある・・・みたいです。
だけど、送ったコチラ側は、その国の郵便事情なんて全く解らないので、送った荷物は配送先住所に届けに行ったけど不在だったからその国の業者は持ち帰った、その後、期日までに受け取り依頼がないから荷送り先へお繰り返したって事実だけしかわかりません。
大切なレコードで、郵便事故になったら困るから荷物の追跡が出来て保証もついている郵送料の高額なEMSで荷物を発送したにも関わらず、受け取りのサインが必要なコトで、不在のため受け取れず、ナンらかの理由で再配達されず返送されてしまう・・・良かれと思ってやったことが裏目になる的なカンジ・・・。
今まで相当数のレコードを海外へ発送してきましたが、ナンらかの理由で返送されてくるレコードの割合は、安価なeパケットでの発送よりもEMSで送った方が多いんですよ。
ま〜ほとんどの場合は、ちゃんと受け取ってもらえるのですが、このひと月だけで、なぜか4件もEMSで送った荷物が返送されてきました・・・。しかも国もバラバラ・・・。
事情を説明したメールを送って、スンナリ再送付分の送料を払って貰える場合もあるのですが、なかなか納得してもらず、その送料の負担の対応で結構、モメてゲンナリするコトも・・・まぁ〜オイラが英語でのやり取りが下手クソなコトもありますが・・・(笑)

海外のお客さんの方から時々、「荷物が届かないんだケド・・・」返送される前に問い合わせがあるったりもします。
で、郵便局のHPで荷物の所在を追跡してみると、案の定「不在の為に持ち帰り、保管中」と記録されています。
「荷物はすでにあなたの国に到着していて、配達に訪れたケド不在だったので保管しているようなので地元の郵便局に問い合わせをしてください」って返事をすると
「地元の郵便局ってドコに連絡すればイイの?」って訊かれたコトがあります・・・って、そんなのオイラには分かるハズないっすよ。
国によっては郵便サービスを民間企業が請け負っている場合もあるようなので、「地元の郵便局」自体がナイのかもしれません。

RHYTHM SECTION feat. SUNDAY / THRILL ME
RHYTHM SECTION feat. SUNDAY / THRILL MEの試聴
next recordsのサイトでRHYTHM SECTIONのレコードを探してみる

そういう時は、日本郵便へ「調査依頼」って書類を書いて提出すると相手国へ連絡して荷物がすぐにお客さんのトコロへ届いたりする場合があります。
で、日本郵便の職員さんに「この調査依頼ってどういう手段で相手国へ連絡するんですか?」って訊くと
「各国の郵便問い合わせ機関へFAXを送ります。」
「FAX・・・」って。


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