渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

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「ちょっとコレ見てもらえますか?」
とよくnext.をご来店していただいているお客さんからおハナシをされました。
手には、80年代のDISCOの12インチシングルが・・・。
ウチのお店でも扱ったコトのあるレア盤です。
穴開きジャケットから見えているレーベル部分をパッと見て「おっ!レア盤っ!」って手渡されて一瞬気持ちが揚がったんですが、透明ビニールに入っている穴開きジャケットから直に盤を手に触って瞬間に「んっ!?」っとカンジるナンともいえない違和感が・・・。
で、盤を取り出してレーベル面を見ると「あ〜コレは・・・」と揚がった気持ちも一気にダウン・・・。
お客さんが見せてれたのは、オリジナル盤だと結構レアなブート盤(ブートレッグ)だったのでした。

事情を訊いてみると、会社の都合でとある都市へ出張に出向いた際に、少し空きの時間があったのでその街のレコード店を訪れたそうです。
そのお店で、その盤を見つけて「あっ!!コレっ!」って思い購入したそうです。
訪れたお店は、店内のセレクションからすると、BLACK MUSIC / SOUL MUSICをメインで販売しているレコード店でした。
購入したレコードは、お客さんの今までの相場観だと1万2〜3千円くらいするレコードだったのですが、そのお店では8000円で販売されていたそうです。
フツーに考えたらお買い得な印象です。
ま〜そもそも1万2〜3千円という相場観があっても実際に盤が販売されているシーン自体が少ないと思います。
一応、購入する前にお店の人に「コレってオリジナル盤ですか?」って確認したトコロ、「解りません」と言われたそうです。
そのレコード店では、自店舗で販売しているレコードと他から預かって委託販売しているレコードが混在して販売しているそうで、お客さんが気になったレコードは、「委託販売のレコード」だったそうです。
どういうルールで委託販売しているのかっていうのは解りませんが、お店的には「販売の場」を提供しているダケで、商品に関する詳細な内容までは関知しないってスタンスだったのかもしれません。
その場で、Webサイトなどを見て確認すればよかったのですが、欲しかったレコードを見つけて気持ちが高揚していたってコトや、出張で出向いて久しぶりに訪れたお店ってコトや、その後のスケジュールが詰まっていて時間的に余裕がナイ状況だったってコトなどが絡んで冷静な判断がその場で出来なかったって言っていました。
結局、オリジナル盤かどうか解らないケド、大丈夫だろう・・・という判断をして購入したそうです。

で、シゴトを終えホテルに戻ってスマホで購入したレコードをWebサイトを確認したトコロ、「アレ?もしかしてブート盤かも・・・?」って気がついたようでした。
出張から東京へ戻ってきたそのついでにnext.に立ち寄って頂いた時に、オイラがその盤をみて「ブート盤ですねぇ」っていうコトを聞いて「あ〜やっぱりそうですか・・・」ってちょっとガッカリした様子でした。
ナンかそんなハナシを訊くとオイラも複雑な気持ちになりました。
ブート盤を購入したお客さんは、「オリジナル盤」だと思って購入したハズだと思います。
委託販売していたレコード店は、オリジナル盤かブート盤か本当に知らなかったのかもしれません。
更に、委託販売を依頼した人は、8000円という値付けからすると「オリジナル盤」だと完全に思っていたのかもしれません
コレは性善説を基本に考えると「全員がその盤をオリジナル盤だ」と誤認したってコトでしょう。
だけど、性悪説だと、委託販売を依頼した人が「ブート盤だけど、シラばっくれて騙して売ってやろう」って思い、委託販売したレコード店も、「ブート盤って知ってるけど委託のレコードなんでウチには関係ナイし、売れれば委託の手数料が儲かるからシラばっくれておこう」って思ったのかもしれません。

また、タチの悪いコトにそのブート盤も見た目の造りがオリジナル盤そっくりなんですよ。
レーベルの絵柄は丸っきりオリジナル盤と同じ、しかも穴開きジャケットは80年代の当時の古い造りのジャケットに差し替えられていました。
また、インナースリーブも経年で少し黄色く変色したカンジになっていたんですよね。
コレは、偶然で元々あったジャケットやインナースリーブが傷んだり紛失して別のジャケットに変えられたのか、レコード盤はブート盤だけど、オリジナル盤に見えるように偽装のため差し替えられたのか・・・。
いや〜ナンかもう、レコードを販売している立場であり、レコードが好きで購入する立場も解るオイラとしては、もうホントフクザツな気持ちにならざるを得ない事象です。
あくまで、想像ですケド、レコード屋的には、「ソレがオリジナル盤かブート盤か本当に知らなかった」のかもしれません。
委託販売で請けたレコードが、ブート盤であるにも関わらず、お客さんの誤認であっても高額な価格で販売されたらお店としては、明らかにイメージ悪いですしね。
また、委託販売を依頼した人も、「オリジナル盤として購入した」レコードであったために高額な値付けをしたのかもしれません。

元をたどれば、オリジナル盤にソックリなブート盤が作られなければこんなコトは起きなかったと思うんですよ。
ブート盤を作る悪質な業者は、作って数千枚のブート盤のレコードをタブン、1000円程度で販売したと思います。
ソレ等が、元の持ち主から手が離れ2次流通するコトで、オリジナル盤かブート盤か解らなくなってしまった為にこんなコトが起きてしまったんだと思うんですよね。
もう、ホント最悪です・・・。
「悪貨は良貨を駆逐する」というコトワザがありますが、まさにコレだと思います。
レコードの人気が再び、盛り上がるっていうのはイイコトだと思うのですが、上記の様なブート盤がオリジナル盤と誤認して販売されるっていうコトは、良くないですよ。


今回、間違えてブート盤を購入したお客さんは「ま〜残念ですけど、イイ勉強になりました・・・」って言っていました。
ん〜ナンか・・・心中お察し致します・・・って気持ちです。
最近こんなニュースがありました。
レコード盤人気復活で偽物も横行
レコードの人気が上がっているのをみて、一時期鳴りを潜めていた海賊盤がまた、再び作られ始めているようです。
ブート盤を買う人がいるから、ブート盤が作られる・・・この構図、ホントどうにかならないモノかな・・・って思います。



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今年の1月にもこのブログで記事に取り上げたTechnicsの新ターンテーブルSL-1200MK7が、発売となりました。
SL-1200MK7の発表時のエントリーは、コチラ 「Techcnics SL-1200MKシリーズが完全復活するようです。」
価格はすでに発表されたとおり税込みで10万円を切る97200円ですね。
予定されている消費税率が10%になってもギリギリ99000円と10万円を辛うじて下回る価格になるので消費税UPを見越した価格設定になっているようなカンジです。

https://news.panasonic.com/jp/press/data/2019/03/jn190314-1/jn190314-1-1.jpg
実機を実際見たコトないのでどんな仕上がりなのか解りませんが、写真を見る限りでは、黒で統一されたカラーリングでプラッター部だけがシルバーなのがなかなかカッコ良さげな印象です。
今までのSL-1200もボディカラーは「ブラック」とされていましたが、実際は「ブラック」というよりも「ガンメタル」な色味だったのですが、今回はホントに「まっ黒」です。

SL-1200MK6では、本体に直接接続されたいたPHONO出力ケーブルとACケーブルが着脱可能になっています。
コダワリのある人は、この部分をお気に入りのケーブルにカスタマイズ出来るようになっています。
スタイラスイルミネーター部分は、LEDになったので球切れに心配もなくなりました。
nextでも中古のSL-1200を販売しているのですが、このスタイラスイルミネーターの球切れがホント、多いんですよ。
一番タマ数の多いSL-1200MK3になると、発売から20年以上経っているので、消耗品である電球もサスガに切れちゃいます。
で、今回新発売となったSL-1200MK7もタブン、今後20年とか使われると思うのですが、もうスタイラスイルミネーターの球切れの心配はナイですね。

日本では、10万円を切る価格設定になっていますが、一方海外では、$1200、£899、€1000という価格設定になっています。
円換算すると・・・13万円ほどの価格になっていますね。
nextで販売している中古のSL-1200ですが、購入者のほとんどが海外からのお客さんなんですよ。
しかも、あんなにクソ重いSL-1200をほぼ全員が自力で自国へ持って帰るというツワモノばかりです。
nextでは、コンデションにもよりますが、SL-1200MK3を3万円ホドの価格で販売しているのですが、購入していただいたお客さんの国では倍以上の価格で売られているそうです。
生産完了時の最終型となったSL-1200MK6となると中古で10万円オーバーとのコトなので、今回の新SL-1200MK7は、なかなか競争力のある価格設定のような気がしますね。

しかし、今回新発売となったTechnics SL-1200MK7が発売に至るまで、結構イロイロありましたね〜。
その度にこのブログでも関連記事を書きましたのでよく覚えています。
2010年に生産完了した時の記事Technicsターンテーブル(SL-1200)生産完了
2015年にプロト・モデルが発表された時。「Technicsのターンテーブルが復活する」っていうニュース
2016年に高級オーディオとして発売されるという発表の記事「まさかのTechnics SL-1200が復活!」
2017年にTechnics SL-1200GRが発売される件について思うコト。
しかし、値段も仕様もソレまでのDJニーズなユーザー達が希望した「コレジャナイ」的な思いもあって・・・SL-1200MK7の発売に至ったったカンジに見えますね・・・。
今思えば、はじめから素直にSL-1200MK7を出しておけばい良かったんじゃないか・・・って思っちゃいますが、下記の記事に書いたフクザツな事情が絡んで即SL-1200MK7の発売に至らなかったみたいですね。
Technics(テクニクス)復活の事情

今は、DJ PLAYをするのに必ずしもターンテーブルが必要でない状況になっていたりします。
著名なDJ PLAYの様子が見るコトができるBoiler Roomでも世界中のTOP DJのほとんどが、CDJによるPLAYですしね。
一応、アナログレコードプレイ用のための、ターンテーブルはセットされているケースもありますが、それほど使われている場面は多くないみたいです。
じゃあ、SL-1200のニーズはドコにあるのか・・・って考えると、ホント、PLAYスタイルにコダワリのあるニーズっていう部分なのかなぁって気もします。


next. recordsのお隣りのDJ機材店、DISC JAMさんにSL-1200MK7はどういったお客さんが購入するのかって訊いてみると、ほとんどが古くなったSL-1200の買い替えニーズのようです。
確かに、古いSL-1200だと30年選手とかもザラにありますからね。
オイラの自宅のSL-1200MK3も相当古くてとりあえずまだ、フツーに動いていますが、樹脂パーツとかは、色が変わってかなり劣化していますからね。
タブン、コレは世界的に見ても買い替えニーズが相当数あるんでしょうね。
ちなみに訊いたハナシだと初回生産分のSL-1200MK7はかなり台数が少ないようですよ。



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こんなTV番組を見ました。
ガイアの夜明け 銀座を変える!"新参者"
日本を代表する繁華街、銀座が大きく変わっているみたいな内容の特集でした。
銀座といえば、百貨店ってイメージがあるのですが、その百貨店も激しい競争にさらされているようで、なかなか個性を出しづらくなっているみたいです。
そんな中で、「阪急メンズ東京」という百貨店がワンフロアを「ビンテージ&リバイバル」をコンセプトにゴッソリとリニューアルしたそうです。
「ビンテージ&リバイバル」フロアでは、ヨーロッパの古着やミッドセンチュリーな家具、ビンテージのメガネなどを販売するショップの中に古いレコードを販売するお店もテナントとして入っていました。
アナログレコード界隈ではちょっとニュースになっていたのですでに知っている人もいたかと思います。
レコード&オーディオショップ「ギンザレコード」が有楽町阪急メンズ東京に3/15オープン
ギンザレコードが3月15日にリニューアルオープンする阪急メンズ東京に誕生

銀座にレコード店がオープンするというコトは、オンラインレコードショッピングモールSOUND FINDERを主宰している新川氏に年始に「銀座でレコード店をはじめます」って聞いていたので「どんなお店になるんだろう・・・」って気にはしていたですよね。
新川氏に銀座の百貨店の中でレコード店を始めるって聞いた時に、「銀座でレコードが売れるのか?」って率直に思ったのですが、個人的にも超レコード好きでnextでもレコードを購入していただいたこともあるSOUND FINDERの新川氏が仕掛けることなので、それなりの勝算はあるんだろうなぁって思っていました。
で、オープン前は、「どんなお店になるんだろう・・・」って気になっていましたがオープン時のギンザレコードのTwitterでの画像をみてガッツリ中古レコード店というよりもオーディオ&レコードを扱うショップ展開のようだったので、「あ〜こういうお店なのか・・・」ってちょっと当初思っていたのと違っていたのでソレ以降気にもしていなかったんですよね。
そんな中、たまたま見かけたTV番組「ガイアの夜明け」の番組の中で、リニューアルした阪急メンズ東京の苦戦が伝えられるとは・・・。
銀座では百貨店が乱立して個性が出しにくくなっているなか、「メンズ」に特化した「阪急メンズ東京」が大胆な方向にカジを切るっていうのは、コンセプトとしてはアリのような気がします。
だけど、コダワリのアイテムであればあるホド、ユーザーは百貨店ではなく、専門のお店で買うんじゃないのかな・・・って思うんですよね。
番組の前半は、無印良品がこだわりの食品を銀座で販売するって今までないやり方を紹介していました。コチラの方は、大人気な様子を伝えていました。
なんか無印良品の成功事例と阪急メンズ東京の新フロアでの苦戦が対比されるようなカタチで紹介されているのが、フクザツなカンジでした。

リニューアル当初は、物珍しさもあって大盛況だった阪急メンズ東京のビンテージ&リバイバルフロアだったが1ヶ月後にはお客さんの数が少なくなっているっていうコトに関して出店したそれぞれのスタッフの人たちは「思っていたのと違った」って口を揃えて言ってましたね。
●日本イチの繁華街 銀座という立地
●知名度や集客力のある百貨店への出店
●銀座で買い物をする富裕層のお客さんの存在
このような字面からみると、モノスゴイ好条件な内容に加えて、自信のあるコダワリの商品を扱うショップオーナーは、「コレはイケるっ!」って思っちゃうようですね。
フツーの専門店が百貨店に出店するっていうのは、かなりハードルが高いコトなので、百貨店側からかなり好条件での出店依頼が各ショップに提示されたんでしょうね。
だけど、実際オープンしてみると思っていたのと違っていた・・・みたいな。
ギンザレコードのスタッフさんは、百貨店のフロア責任者に「もっと忙しいを思っていました?」っていう質問に「そりゃぁ正直ありますね」って答えていました。また、「どうしても7階なので・・・」っていうコトも言ってました。
ん〜実際、銀座で路面店の中古レコード店があったら大盛況なのか・・・っていうと、その家賃を払うのにイッタイ1日に何枚レコードを売らなきゃイケないのかって、そもそもの売上自体が成り立たないのでお店を出すコト自体が不可能だと思いますケド・・・。

百貨店で、中古レコードを販売する・・・実際、オイラがその立場に置かれたらどうするだろう・・・。
イヤ〜正直、難しいなぁ・・・集客に関しては自分なりに出来るコトは一生懸命やってはみようとは思いますが、「偶然ふらっと訪れた中古レコードで欲しかったレコードがたまたま見つかって買えたっ!」みたいな偶然の二乗みたいなコトって今はなかなかレアケースですしね。
「こんなレコードが入荷しました!」ってWEBで紹介しちゃうと、わざわざそのお店に出向かなくても「通販でお願いします」ってなりそうですし。
ガイアの夜明けで紹介されたギンザレコードさんの壁には、レアなアルバムがずら〜っとディスプレイされていましたが、ちょっと見たカンジだと価格も相場と同じような印象だったし、その場所でしか購入できないっていうモノでもないし・・・。
ホント、興味のありそうなお客さんに1枚1枚、丁寧におすすめして販売する・・・ってベタな営業方法しか思いつかないなぁ・・・。
まぁ〜でもレコードってまず、プレーヤーやオーディオを持ってないと聴けないし、レコードを聴く前提条件のハードルがちょっと高いですからね。
トーゼン、来店してくれたおお客さんにおすすめ出来るっていうのは、その人がレコードを聴ける環境がすでにあるっていうのが前提ですし、だからギンザレコードでもオーディオを扱っているのかもしれませんね。
ふらっと訪れた百貨店で、偶然入ったレコードで、スタッフとハナシをしていたらレコードで音楽を聴くのも楽しそうだな・・・ってカンジて、その場でレコードプレーヤー等のオーディオ一式とレコードを購入してもらう・・・って奇跡のセレンディピティが何回発動しなきゃイケないのかって思っちゃいますね。
洋服とか雑貨だったら、「おっ!コレ、イイかもっ!」って衝動買いもあるかもしれません。
実際、6万円の古着のジャケットが売れたりしていましたしね。
新規客の獲得のために、銀座の百貨店に出店するのか・・・なかなかタイヘンだなぁ・・・。

個人的にも面識のあるSOUND FINDERの新川氏が、今後どんな展開をギンザレコードで仕掛けるのか、気になるトコロです。


タワーレコードの中古レコードの販売や百貨店のギンザレコード出店等レコードがトレンド扱いされている中で最近、実店舗でレコード販売するお店がオープンしていますね。
3月にリニューアルオープンしたタワーレコード新宿店に行ったコトはこのブログでも記事にしました
タワーレコードのレコード専門フロアに行ってきた。
タワーレコードのアナログレコードフロアもオープンから2ヶ月経ちましたが、どうなったかな・・・ちょっと気になります。



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先日、リアル店舗でのレコード購入時のお支払いを今、盛んに言われているキャッシュレス化に対応しました。
コレまでは、店頭ではクレジットカードでのお支払いだけだったのですが、昨年末のPayPayの100億円還元祭りに参加のため結構、早い時期にPayPayを導入しました。
このPayPay導入で、「QR決済利用での支払いがド〜ンと増えるだろう〜」っていうオイラの甘い憶測は、見事に外れたワケですが・・・(笑)
まぁ、PayPay導入に伴う負担は、0円だったのでソレはソレで全然構わなかったんですけどね。
その時のエピソードはこちら
話題のお支払い決済のコト

毎日の通勤時に、スマホのニュース・アプリで世の中の動きとかの記事を読んでいたのですが、年末のPayPayの還元フィーバーあたりからホボ、毎日のように世間の「キャッシュレス化」に関する話題が頻繁に掲載されるようになっていたにも結構気になっていたんですよね。
でその後、個人的に新しくスマホを買い替えたのを機にQR決済やApple Payなどにデビューしてみました。
はじめは慣れないのもあってコンビニのレジ前で多少アタフタするコトもありましたが、実際に使ってみて「コレは、マジで便利だ・・・」って心底思うようになりました。
最近は、〇〇Pay同士の熾烈なシェア争いもあってモノスゴイ還元率で各社がキャンペーンを仕掛けている真っ最中という状況です。
実際、オイラもソレ等のキャンペーンの状況を鑑みながら支払いを適宜切り替えて利用するようになってました。
結果、買い物する時にレジ周りに「◯◯Pay利用できます!」的なステッカーを確認して支払いをするようになりました。
今までレジ周りとか全く気にせず、現金で支払いをしていたオイラの行動からすると大きく買い物の仕方自体が変わったんですよね。
ヤッパリ、各社が仕掛けている「20%還元っ!」とかってキャンペーンは、普通で考えるとメチャ、お得感あるワケです。
いつも利用しているお店で同じ商品を買うのも支払い方法で買えるだけで、2割も得して買い物が出来るっていうのは、お得以外ありませんしね。

で先日、スマホ決済での決済にも十分慣れて各社の還元キャンペーンの恩恵を享受しまくっている中、自宅近くに新規オープンしたラーメン屋に家族で食事に行きました。
家族4人でラーメン&餃子を注文してお支払いが4千円ほどだったのですが、そこのお店は支払いが「現金のみ」だったんですよね。
現金の持ち合わせはあったので特に支払いに困るコトはなかったのですが、もし何らかの「〇〇Pay」での支払いが利用可能であれば、間違いなく「〇〇Pay」で支払いをしていただろうなぁ・・・って思ったのです。
まぁ〜ラーメン自体はフツーに美味しかったのですが、現金しか使えないっていうラーメンの味とは全く別のトコロで残念なポイントがあったっていうコトに気が付きました。
ココ最近スマホ決済をばかり利用していた影響もあってそういうコトが残念ポイントになるっていうコトになるのか・・・って思ったワケです。

そんな中、今年の10月には消費税が現在の8%から10%に増税されるワケです。
しかし、政府からキャッシュレス決済を利用した消費者に対して購入額の2%〜5%をポイントやキャッシュバックで還元するという施策が打ち出されました。
こういうニュースを読んで、next.もお店的に今より多くの支払い方法を選べるようにしておいた方がイイんじゃないか・・・って思うようになりました。
タブン、上で書いたようなラーメン屋のように、お店自体は良かったのに支払い方法で、残念ポイントで原点評価されちゃうっていうのは、お店的には避けたいですしね。
というワケで、お店での支払い方法を今までのクレジットカードでのお支払いに加えて、様々な支払いに弱小零細中古レコード店ながら対応しましたっ!
メジャーなクレジットカードの利用は当然のコト、SuicaやPASMOといった所謂交通系の電子マネー、QUIC Pay、iDにも対応しました。
もちろんiPhoneもかざして支払いが出来るApple Payも使えます。
QR決済に関しては、現在はPayPayとOrigami Payが利用できる状況です。
で、近々d払いとLINE Payが利用できるようになります。

実際、様々なキャッシュレス決済を導入してまだそんなに日は浅いのですが、カード決済はフツーに現金払いより多いのですが、QR決済に関してはまだまだ浸透してないですね〜。
個人的にはメチャ、お得感があるってカンジていて使わない理由が解らないくらいなのですけどね。
5月までに行われているPayPayのキャンペーンだと、5000円以上の買い物だと無条件で1000円の還元だし、2000円の買い物だと2割引で実質1600円で買い物したコトになります。
さらにラッキーだったら2000円の買い物で「やたら当たるくじ」で1000円のキャッシュバックになる場合もアルわけです。
実際、ウチの店でもお客さんが「うわぁっ!くじに当たったっ!」って喜んでいたお客さんもいました。
だけど、実際にQR決済を使用していたお客さんは、まだまだ全然少ないんですよね。
先日テレビのワイドショーでキャッシュレス化の解説をしていたのですが、QR決済の利用率っていうのは全キャッシュレス支払いのウチの8%程度の利用率だそうです。
ん〜フツーに利用してもらえるようになるまでには、まだまだ道のりは遠いのかな・・・ナンて思う今日このごろです。

まぁ〜買い物時のお支払いは、お客さんの自由なのでどんな決済方法を利用してもらっても全然イイのですが、「〇〇Payが利用できない」っていう残念ポイントだけは、お店としては避けたいんですよね。
しかし、お支払いの方法が増えてくると、オペレーションのやり方がそれぞれ違うのでちょっと大変かも・・・って感じる場面もあったり。
最寄りのコンビニの店員さんにそのアタリのハナシを訊くと、「次々、新しい決済方法が追加されて混乱しますよ」ってお困りのようでした。
確かに、オイラもコンビニでの買い物の際は、まず、ポイントカードのバーコードを差し出してその後、「〇〇Payで支払います」って告げて、QR決済の画面に切り替えて支払いをしています。
ソコで、スマホが周辺のフリーWi-Fiの電波を掴んだりすると、画面の表示にモタついたりしたりして「アレレ・・・?」って時々なってます。
だけど、タブンもうこのキャッシュレス化の波は消費税増税あたりから、更に大きくなるような気がしますね。


今まで使っていたクレジットカード決済業者とは別に今回、新たにクレジットカード決済業者に加盟店申請を新規申し込みをしたのですが、決済手数料の料率がメチャ安くなったんですよね。
しかも売上金の振込手数料も無料です。
その上、本来であれば数万円で購入しなければイケないカードリーダーも無料で貰えたりと、ちょっと大丈夫か・・・って思えるくらいのキャンペーンです。
タブン、このクレジットカード決済業者間でもキャッシュレス化の導入に対して熾烈なシェア争いが勃発している模様のようです。

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元号が新たに変わるっていう体験っていうのもそうそうナイことですよね。
で、今から31年前の平成元年当時のレコード関係のハナシ的なコトでも振り返ってみます。

平成元年は1989年で当時は、世の中的にはもう完全に音楽を聴くならCDに切り替わっている時代でした。
レコード店は、名前だけ「レコード店」とついていましたが実質「CDショップ」でしたね。
著名なアーティストだと、販売のメインはあくまでCDだけど一部、アナログレコードも少量プレスされていてる状態でした。
コレはDJ向けというより、いまだにアナログレコード(アルバムね)を聴き続けている人向けってカンジの生産だったと思います。
そんな中でもDJ周辺ではピッチコントローラーがついた一部DJ PLAYにも使えるCDプレーヤーは存在しましたが、使っている人なんか全然いなくてホボ100%アナログレコードでのPLAYでした。
1989年頃にリリースされたアルバムのジャケットとか見てみると判ると思うんですが、完全にアートワークがCDサイズで見栄えがイイようにデザインされているんですよね。
まぁ〜やっぱりCDはパッケージ自体が小さいので小さくても判るようなデザインに変化していったワケです。
アーティストの顔アップのモノとか、シンプルな構成のデザインになったってカンジですね。
アナログレコード時代は、あのレコードジャケットサイズに落とし込まれたデザインのカッコ良さにスゴく惹かれたものですが、CDが中心になってジャケットがホント、つまんなくなったなぁ〜ナンて思っていました。
しかしながら、12インチシングルはDJ PLAYで必須!みたいな状況、そして空前のCLUBブームという背景もあったりしてアルバムに関しては、アナログレコードは衰退傾向にあったにもかかわらず、12インチシングルは、盛り上がっていっている最中でもありました。

当時オイラは、20代前半で学生だったワケですが、この頃にはすでにターンテーブル2台持ちで12インチシングル買いまくり、毎週末CLUB通いで、時々行きつけのBARでDJ PLAYをさせてもらうという状況でした。
バイト代をすべてレコード購入に充てるという、レコードの買い方も尋常ではなかったです。
住んでいた大阪では、12インチシングルは、US盤は1480円くらい、ヨーロッパ盤は1780円くらいの価格で販売されていました。現在のお金の価値から考えると結構、イイ値段です。
その当時は、ホント情報がなかったんですよ。もちろん、インターネットもなければ、ケータイ電話もない時代です。
なので、とにかく空いている時間があればレコード屋に行ってお店に入荷した新譜を片っ端から買いまくるという買い方をしていましたね。
レコード店もあの頃は、メチャ敷居が高くって当然、試聴なんてさせてくれないんですよ。
頻繁に通っていたCLUBミュージックの在庫が多いレコード店の商品札には、「アーティスト名/曲名/プレス国/価格」しか記載されていなくって、入荷したレコードがどんな風な曲なのか全くわからなかったんですよね。
で、店員さんに「コレ、どんなカンジですか?」ってレコードを手に持って訊きに行くと「めっさ、イイでぇ〜!!自分、ソレ買った方がイイでぇ〜」って・・・コトしか言ってくれなくてその言葉だけを信じで買うたみたいな・・・(笑)
たまに買い逃したレコードとかあってその後、その曲がヒットしたりして「あ〜あの時、買っとけばよかった・・・」ナンて後悔している時に、稀に再入荷した時には、価格が1980円とかに上がってたんですよね。
こういう事態になると更に、「買っとけばよかった感」が増して、「買い逃し厳禁!絶対っ!」みたいな心理状態になって新譜の購入に更に拍車がかかる状態になっていました。
おまけに月に2回程度のBARでのDJ PLAYの前になると、「ナニか新しい曲をPLAYしなくてはっ!」って別に、そんな期待なんて全くされていないにも関わらず、更にレコードを買いまくるという・・・(笑)
当時のコトをすでに箱DJとして活動していた同じ歳の当店スタッフNとハナシをすると、「あ〜俺もそうだったよ、給料のほとんどをレコードを買うのに使ってたよ」って言ってたので、同じ状況の人は多かったのかもしれませんね〜。

平成元年は、レコードの購入に役立つ情報やツールなんかもなく、今の時代からするとかなり不便な状況で購入後の失敗も多かったですが、欲しかったレコードを手に入れた時の時充実感はメチャありましたね。
ま〜ソレ以上に「レコードが欲しいっ!」っていう飢餓状態がず〜っとあったのでお金は全然なかったですケド・・・。

このエントリーを書くにあたって、1989年当時のバイト先や学校が今はどうなっているのか・・・ってググってみたら、掛け持ちしていたバイト先はすべて消滅、学校は存在していますが当時なかったアニメコースやマンガコースなんて学科があったりと様変わりしていました。
レコード自体も、平成のはじめはと終わりとでは大きく浮き沈みがありました・・・そりゃぁ〜31年の年月もあればモノの見方や価値観は変わりますよ。
平成元年(1989年)にリリースされたレコード(12インチシングル)をnextのサイトで見てみました。
こうやってズラ〜とリリース年で見てみると、当時のイロイロあった出来事とか思い出しますね・・・。


このTECHNOTRONICも平成元年リリースの曲ですね。当時レコード買った時の状況もシッカリ覚えていますよ。
世の中的にはNEW JACK SWING旋風の真っ只中、HOUSE MUSICがメジャーヒットするハシリにもなりました。
ナンか解らないけど、TECHNOTRONICが流行った時、「ベルギー産」っていうフレーズがやたらと言われていて「チョコレートやワッフルと同列かっ!」って思っていました・・・(笑)



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