渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:中古レコード

steelydan_josie

こんなニュースを見かけました。
120年越しの夢が実現! 自宅で気軽に「アナログレコードに録音できるマシン」がついに誕生
20191024_kubo08
要約すると、自宅でもダレでもカンタンに自作のアナログレコードが作るコトが出来るという小型のアナログレコード製造機が開発されたというハナシです。
で、すでに試作機も出来ていて2020年12月には出荷が始まるというコトのようです。
ちなみに販売価格は約18万円。
しかもこのプロジェクトは、アメリカの大手クラウドファンディングサイトで出資を募ったところ4200万円以上が集まったとも書いています。

先日も、米国では33年ぶりにアナログレコードの売上がCDを上回ったってニュースが伝えられたので、まだまだアナログレコードって人々の注目を集めているんでしょうかね。
「全米レコード協会 アナログレコードが33年ぶりにCDを上回る売り上げを記録するだろうと報告」

で、今回のダレでもカンタンにレコードを作れる「アナログレコード製造マシン」を見て・・・率直な感想として
「ホントにそのレコードって聴けるレベルのモノなのか・・・?」って思ったんですよね。
上記のニュースを伝える記事には製造者がアップしたであろう動画が、埋め込まれているのですが、シンプルに人間の声をリアルタイムにヴァイナルに刻んでレコーディングして再生したシンプルなモノだったので、ナンとも評価がつけがたいのですが、やっぱりこのアナログレコード製造マシンの利用目的って、ナンらかの楽曲をレコードにしてプレイするっていうコトだと思うのです。
だけど、記事の動画を見た限りじゃ、ちょっとマジで使えるレベルなのかな・・・って思いました。
このアナログレコード製造マシンのメーカーは、別のプロモーション用動画をYouTubeにアップしていました。
ソレがコレです。

ま〜フツーにプロモーション用の解説動画なのでスペックなど詳しい内容は語られていませんね。
今回のアナログレコード製造マシンのコトを知って真っ先に思い浮かんだのは、Vestax VRX-2000というカッティングマシンのコトです。
VRX_2000
今はなきDJミキサーのメーカー、Vestax社が20年前の1999年にDJブームの真っ只中にレコードを作れるマシンを販売していました。

Vestax VRX-2000の販売価格は、20年前で120万円です。
上記の動画を見る限りでは、ダイレクトに再生した音源をレコード盤にリアルタイムので音溝を刻んでいくというコトは相当ハイレベルの技術が必要なのが伝わってきます。
このVestax VRX-2000が、発売されたときも相当話題になりました。
やっぱりその当時は今以上のDJ人気発のアナログレコード人気の真っ只中でしたしね。
で、2000年頃に渋谷にあったPACOというDJショップに実機が置いてあるというコトでオイラも見に行ったりしました。
実際にVRX-2000を見て「へ〜コレでレコードが作れるのか・・・」って関心ものです。
ま〜だけど120万円という価格は、やっぱり一般ユーザー向けのプロダクトではなく、スタジオ向けのPRO機材という位置付の商品でした。
当然なんですが、素人がこのVRX-2000の入力ジャックにプスッとプラグを挿して音源を流せばサクッとレコードを作れるなんて代物ではなく、基本的なコトをオペレーション出来るエンジニアが必要な機材でもありました。
ソレくらいフツーに音楽が聴けるレベルのアナログレコードを作るというコトは高い技術力が必要だというのが解ります。

で一方、今回の「カンタンアナログレコード製造マシン」は、どうなんでしょう・・・。
動画を見ただけでは、音楽を録音して再生して実際に試聴に耐えれるレベルなのかな〜って思うんですよね。
20年前のVestax VRX-2000で作られたレコードでも音質面では、フツーのレコードよりかなり劣ると言われていましたし。
音をレコード盤に刻むとうコト自体は、エジソンの時代からの技術で、その発展形として、今でもレコードの製造に使われている1970年代に製造されたドイツのノイマン社製のカッティングマシンが現役で稼働しているトコロからすれば、アナログレコードのカッティングに関しては技術革新は当時から変わっていないハズです。
カンタンアナログレコード製造マシンの録音テストの動画では声を録音していましたが、コレやっぱり音楽再生までは出来ないのかもしれませんね、それにタブン、モノラルでしょうね。

STEELY DAN / JOSIE
STEELY DAN / JOSIEの試聴
next recordsのサイトでSTEELY DANのレコードを探してみる

プロモーション動画を見る限り、イメージとしては夢をカンジさせる動画になっていて、レコードのカッティング技術のコトを知らない人からすれば
「スゲ〜っ!コレは夢があるっ!出資しよっ!」って思っちゃうのかもしれませんね。
Vestax VRX-2000と違ってコチラの製品は、価格やお手軽さからすると完全に一般リスナー向けの製品ですよね。
今現在、実際に録音された「音楽」は、どういった風に再生されるのか・・・っていうコトは解りませんが、果たして本当にレコードが好きな一般リスナーが満足出来る音質のレコードが作れるコトが出来るのか・・・。
個人的には、ちょっと難しいんじゃないかなぁ〜って現時点では思います。


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peru_africa_hol

自宅での作業中にBGMと流していたYouTube動画のオススメ動画に、
The UPDATE「音楽は稼げるのか」
という動画が紹介されていた。

もうタイトルを読んだダケで
「ん?おもしろそう・・・」ってソッコー反応してしまいました・・・(笑)
YouTubeのキャプチャーに箕輪厚介氏っていうのも相当、インパクトありますが・・・。

よく言われているように世界的には、CDやレコードのようなフィジカルメディアは売上で見ると全く売れていなくって、音楽コンテンツ自体の売上はサブスクリプションが中心になっているようです。
そんな状況なのですが、どういうワケか日本では未だにCDの売上がサブスクリプションより売れているようです。
ま〜その売上の多くの殆どを叩き出しているのがAKBグループだっていうのはちょっと異色ではありますケドね。
結構長い動画なのですが、最後まで視聴して思ったのは、コレはなかなか解決策の見えない状況のような気がします。
もう世界でも一番の音楽大国でもあるアメリカではCD自体をつくらないっていう方向に向かっていて、音楽産業自体がフィジカルメディアに依存しない収益構造に変わってきているんですね。
だけど、日本では中途半端にまだまだCDが売れているので、アメリカのようにレコード会社が、「CDは、もう作らないっ!」って見切るコトが出来ない状況にあるのかもしれません。
とかく日本人は、何かとカタチのあるモノに対する愛着が結構強い国民性っていうのも少なからず影響しているような気もしますケドね。

CD1枚の価格が3000円くらいで、ダウンロードでの売り切り型の販売価格が1曲100〜200円くらいですか・・・今だと。
だけど、サブスクだと月額1000円くらい・・・利用者目線で見ると合理性から言って、音楽を聴く=サブスクになるっていうのはもう仕方ないような気がしますね。
今まで、音楽を聴くためには「所有する」っていうのが大前提だったのが、もうその音楽を所有するという価値自体が失われつつあるような気がします。
アナログレコード・マニア視点では、まず「レコードを所有する」というのが前提なので、ちょっと世相の時流とは相反する楽しみ方ではあるのですが、日本でもタブンあと10年もすれば、かなりフィジカルメディアの扱いは変わってくるとは思いますね。
議論をしている中で、感じるのはタブン今の大きな転換期に収益構造が追いつけていないのかも・・・って思いました。
やっぱり、今までの長年続いていた成功体験っていうのは、もうソコからスパッと抜け出すには相当なシバリがあると思うんですよ。
コレまでは、レコード会社ってかなり儲かっていたと思いますし・・・(笑)
議論のテーマになっている「音楽は稼げるのか」っていうのは、誰が稼げるのか・・・っていうのあると思いますね、レコード会社なのか、アーティストなのか。
デカいレコード会社は必要なのか、もう日本での売上は無視してはじめから世界に打って出るのか、音楽自体の販売よりもライブやグッズなどで利益をだしていくのか等、ホント議論が尽くせない内容ばっかりですね。

サブスクリプションというサービスは、ネットと大きく関係していると思うのですが、ネットの影響でCDではなくサブスクで音楽を聴かれるようになった=CDが売れなくなって稼ぐコトが困難になったと思われる反面、ピコ太郎のようにいきなり爆発ヒットも起こったりするのもオモシロイ状況だと思いますね。
古坂大魔王が自分のコトを語るくだりがありますが、その爆発力は相当だったっていうのが当事者だけが知る事実でもありますし、2016年のヒット以降世界中で公演しまくったっていってましたしね。
お笑い芸人が、1曲のヒットで世界中でライブ出来ちゃう状況っていうのは、もうドリームですよね〜。
それにお笑いライブでは、数百人入れば大成功なのが、ミュージシャンのライブだと数万人規模の収穫もフツーだけってコトを考えるとやっぱり音楽は当たれば相当デカい稼ぎになるんでしょう。
後半で若いアイドルの相談を受けるくだりは、そりゃ〜理想としては好きな音楽活動で充分稼げれば、イイとは思いますが、現実的にはかなりハードルが高いしね〜。
会社勤めでシゴトはフツーにやって趣味で音楽活動をやっていくっていうのが、妥当なラインなのかも・・・って思っちゃいました。

ま〜レコードのハナシなんて一切出てきませんが、今の音楽ビジネスの課題とか結構、議論されていたので個人的には楽しみながら見るコトができました。

PERU / AFRICA
PERU / AFRICA の試聴
next recordsのサイトでPERUのレコードを探してみる

動画を見たあとでイロイロ思うコトもありました。
今のちょっとしたアナログレコード人気もレコードを懐かしむ世代とレコードを新鮮に感じる世代がいると思うのです。
で、レコードを懐かしむ世代が、今後10年とか20年後になると確実に少なくなってくると思います。
レコードを新鮮に感じる世代は、10年後にまだレコードで音楽を楽しんでいるのか、というとコレもタブン少なくなってくるんじゃないかな・・・って思うワケです。
そういった将来的に起こりえる状況を推測すると、アナログレコードのマーケット自体は、全く無くなるとは思いませんが、縮小する方向になるような気がしますね。
アナログレコードの販売に関して言えば、多くのジャンルを扱うよりも、狭いジャンルだけど深く刺さるアイテムだけを揃えるっていうのが、イケそうな気がします。
だけど、そうすると規模がメチャ小さいので、「稼ぐ」という概念からするとちょっと難しいような気がしますが・・・ま〜なるようにしかならないような気がしますね〜結局。



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dianabrown_yesitsyou_tuf

店頭に出ているレコードがもうホント、増殖しまくりです。
数ヶ月前から「絶対にこの場所見難いだろうな・・・」って思われるエサ箱の最下段まで販売用のレコードが占めるようになってきました。
ネクストレコードのエサ箱は3段になっていて最上部はフツーにエサ箱スタイルで中段と下段は今までもうすでに店頭に並んでいて売れた際に追加で出せるストックのレコードを保管していたワケですが店頭に並べるレコードが増えに増えまくって最上段のエサ箱に収まりきれず、2年ほど前から中段にまで侵食してきて数ヶ月前にはついに最下段の棚まで販売用のレコードが並ぶようになってきました。
この調子でレコードが増殖していくと、タブン・・・もうレコードを並べるスペースが無くなる・・・ような気がする・・・。
それも結構近い将来・・・タブン、来年くらいにはそうなりそうな気がします・・・ヤバいな。

レコード屋でレコードの枚数が増えるっているのは、イイことなのか?ってコトは、もうずいぶんと前から考えているコトなんです。
つまりコレ、「選択肢が多いコトっていうのは、お客さんにとってイイのか?」ってコトです。
以前にこんな内容のブログ記事を書いたコトがあります。
レコードの在庫数とオススメのレコード
記事は2009年8月に書いていますね。
奇しくも今から10年前の記事です。
ちょっと自分で読んで驚いたのですが・・・
以下引用
------------------------------
今のところnextの商品としての在庫数は、時期によって増えたり減ったりはあるのですが、約3500枚位のレコードがお店にでています。
------------------------------
冒頭から約3500枚のレコードがお店に出ています・・・ってそんなに少ないのか・・・。
って記事を書いた当時は、タブン、コレはニュアンス的に3500枚もの在庫がほんとに必要なのか・・・的なある種の問題提起していますね。
つまり「レコードの在庫が3500枚は多すぎるんじゃないか?」みたいな。
更にその数行先に
------------------------------
数年前までは、今の在庫数のおよそ半分位のレコードの数でお店を営業していました。
------------------------------
ってタブン、それより以前は2000枚に満たない枚数の在庫レコードで営業していたってコトですね。
で更に、2000枚に満たないレコードの枚数で営業したいた時期から3500枚に在庫のレコードが倍に増えても「売上は、そんなに大きく変わっていない」ってコトが書いてあります。
ん〜コレは・・・自分で書いていて驚きました・・・。
ま〜10年前の更に数年前っていうと2005年から2007年前くらいの渋谷のレコード界隈の状況を思い返すともの凄くレコードニーズが高かった時期でもあったので頷ける部分ではあるのですが・・・実は驚いたっていうのはその部分ではなくって、2019年9月現在の店頭での販売レコードの在庫数からみてその売上の比率に驚いたんです。
実は、現在店頭で販売しているレコードの枚数・・・8000枚オーバー!!!
つまりコレ、10年前の2009年に書いた上記の記事(在庫数約3500枚)から倍以上のレコードの枚数を2019年現在は店頭に並べて営業している状態です。
しかしながら・・・売上は・・・全然倍にはなっていない・・・むしろそんなに変わっていない・・・かも?
さらに言及すると、2009年の3500枚の在庫数で営業していた時期から数年前を回想した時は2000枚に満たない在庫数から「売上は大きく変わっていない」ってコトから現在の2019年の状況だと在庫のレコードの枚数が4倍になっているにも関わらず、売上は・・・ちょっとコレ、ショックを通り過ぎて衝撃です・・・(笑)
イヤ、全然笑ってられない・・・ガビーン!

DIANA BROWN & THE BROTHERS / YES IT'S YOU
DIANA BROWN & THE BROTHERS / YES IT'S YOUの試聴
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もしかしたらコレは、根本的にレコードの枚数だけが全てではナイってコトを象徴するコトなんではないでしょうか・・・。
中古レコード店ではよく「店頭在庫は●●万枚っ!」ってより多くのレコードの枚数があるコトがアピールされることが往々にしてありますが、実は枚数なんて全然カンケーなくってどんなレコードが在庫されているのか・・・っていうその内容の方が、在庫レコードの枚数よりもアピールポイントになるんじゃないのか・・・って思うような気がするような・・・。
自分のお店を自賛する気は全くありませんが、8000枚ものレコードの在庫はすべて、next. recordsのスタッフが実際にそのレコードを聴いてその曲のクォリティが店頭に並べるに値すると判断したレコードだけを商品化しています。
つまりテキトーに買い取りして入ってきたレコードをロクに聴きもせずテキトーに値付けをして店頭に並べたワケではナイのです。
店頭在庫のレコードはすべてインターネット販売している在庫とリンクさせているので、店頭に並んでいるレコードはすべてジャケット写真を撮影してレコードを録音して試聴ファイルを作って、レコメンドを書いているワケです。
言い方を変えれば、たくさんのレコードを店頭に並べてはいますが、すべてのレコードは、next. recordsスタッフのフィルターを通して厳選されたセレクトショップ的な品揃えになっているってオイラは思っているのです。
しかしながら、セレクションされたある一定のクォリティがあると判断したレコードの枚数が増えてもそれほど売上は大きく変わらないっていうのは、ちょっと考え直さなければイケないのかも・・・?


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kimcarnes_bettedavis_ger

最近のテレビのニュース番組を見ていると10月からの消費増税についての話題が結構報道されるようになってきました。
ナンかもう雰囲気的には消費税があがるっていうのは、既定路線のようで日本国民的には、全然抵抗がナイようなカンジですね・・・。
8%から10%へ2%の増税・・・ま〜金額的にもよると思いますが、やっぱり今までより多めに払わなきゃイケないっていうのはちょっとナンかね〜。

で、ニュース番組を見ていると今回の消費増税に対しての緩和措置的な対策で「キャッシュレス・消費者還元事業」というのが行われるのですがその解説を様々なニュース番組で見かけました。
この「キャッシュレス・消費者還元事業」制度の説明を見てみると、ナンかスゲ〜ややこしいカンジが・・・。
キャッシュレス・消費者還元事業

で、上記の経済産業省が開設しているサイトを自分なりに調べてみると、以下の条件で買い物をすると2%もしくは5%がポイント還元されるというコトです。
■クレジットカード等の支払いが可能なお店で買い物をする
■買い物の支払いを「キャッシュレス・消費者還元事業」に登録されている、クレジットカード・電子マネー・プリペイドカード・スマホ決済・QR決済でする
■事業の期間は、2019年10月から2020年6月まで
とりあえず、支払い時は消費税10%を払うようになりますが、後日支払いを行った決済会社から2%もしくは5%のポイントが還元される・・・と言うコトのようです。

還元率の2%と5%の違いは、買い物をしたお店の規模で変わります。
チェーン店や大規模店は2%のポイント還元
中小の小売店は5%のポイント還元
消費税は確実に10%になるのですが、中小の小売店で買い物を現金以外で支払いした場合は5%のポイントが還元されるので実質5%の消費税負担となる・・・ってカンジですね。
ということは・・・今の消費税8%より減税になる?ってコトか・・・期間限定だけど・・・。

で、渋谷の零細中古レコード店でもあるウチのnext recordsでも実はこの為にバッチリ対策を講じていましたっ!
2018年末にあったPayPayのキャッシュバック大フィーバーあたりから、2019年の10月からの消費税増税対策の緩和措置としてナンらかの対策がされる的なニュースを見聞きしていたので「もしかして先に準備をしておいたほうがイイかも・・・」ってカンジていたの事前に実店舗での決済方法を大幅見直しを行いました。
ちなみにネクストレコードでは店頭の支払い方法では下記の支払いが可能です。
■各種クレジットカード (JCB / VISA / MASTER / AMEX / DINERS)
■交通系カード (SUICA / PASIMO 等)
■スマホ決済 (Apple Pay / iD / QUICK PAY)
■QRコード決済 (PayPay / d払い / LINE Pay / Origami Pay)
そして「キャッシュレス・消費者還元事業」に登録済店舗っ!
トーゼン、中小の小売店舗なので5%のポイント還元っ!
というコトは、店頭で1万円分のレコードを購入すると、支払いは10%の消費税がかかって11000円になりますが、500円分のポイントが還元されるので実質10500円でお買い物が出来た的なハナシになるワケです。
そして、この「キャッシュレス・消費者還元事業」は通信販売も対象ですっ!
なので、今まで通販は現金代引きで注文していたお客さんは、クレジットカードでオンライン決済していただけると店頭でのお買い物と同様に5%ポイント還元されますっ!

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この「キャッシュレス・消費者還元事業」を行っている経済産業省では、「赤いロゴマークのお店が対象です!」みたいなコトを書いているのですが、そんなステッカーとかポスターとか全く届いてませんケド・・・。
というかドコでもらえるんだ・・・?もう10月まで日がナイよ・・・。
大々的に「キャッシュレス・消費者還元事業」を謳っている割には、ナンかイロイロと間に合ってないような気がするんだけどね。

KIM CARNES / BETTE DAVIS EYES
KIM CARNES / BETTE DAVIS EYESの試聴
next recordsのサイトでKIM CARNESのレコードを探してみる

10月からはこの政府主催の「キャッシュレス・消費者還元事業」に加えて、さらに各種の決済会社が開催するキャンペーンも確実に行われると思われます。
特にPayPayやLINE PayなどのQR決済系は、ほぼ毎月ナンらかのキャンペーンを行っているので、政府の5%還元以上の美味しいキャンペーンが更に上乗せ状態で行われちゃうとトータル10%とか20%とかみたいな大幅還元になるかもしれません。
実際、10月にならないとわからないのですが、ナンかイロイロなコトが起きそうな予感がします。
ちなみに今だと2019年12月15日までJCBカードをApple Pay / Google Payに登録して支払いを行えば驚異の「20%キャッシュバック!」というキャンペーンを開催中ですね。
JCBでスマホ決済!全員に20%キャッシュバックキャンペーン!
コレ、「キャッシュレス・消費者還元事業」とダブルで還元されるようなので、メチャメチャ美味しいハナシだと思います・・・というかこのキャンペーンのためにJCBカードの申込みをやってもイイかも・・・って思っちゃいます。

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soundwaves_iwannafeel
昨今のアナログレコードの再評価でレコードで好きな曲を聴くという趣のある楽しみを知ってしまった人も多いと思います。
ま〜今だと普通、音楽を聴くとなるとCDで手に入れたりスマホ経由で曲を楽しむって言うのがメインでしょう。
いや〜もしかしてCDで聴くのもレアな聴き方かも(笑)
最近は、今現在流行っている曲が新品でアナログレコードがプレスされていたり、過去の古いアルバムを再びレコードで発売する再発盤っていうのも結構、多いですよね。
レコードビギナーからしてみれば、レコードを楽しむ入り口っていうのはやっぱり「新譜」や「再発盤」なのかもしれません。

しかし、何枚かレコードを新譜で買っていると「欲しい曲があるのにレコード店に売っていない」っていうケースに必ず遭遇するハズです。
大体、調べ物をするってGoogle経由が多いと思いますが、検索するとナンらかのカタチで解答を教えてくれます。
ちなみにGoogle検索で欲しいレコードを探す時は「アーティスト名 アルバムタイトル(曲名) レコード」っていう3つのワードで検索するとイイですよ。
邦楽ならば日本語で、洋楽ならばアルファベットで・・・古い洋楽の邦題で検索するよりもアルファベットで検索した方がイイですね。
検索してみるとお探しのその曲のレコードについて知るコトが出来る思います。

ナンで、こんなコトを書いているのかというと、「最近、レコードで音楽を聴きはじめたんですよ」という20代のお客さんが先日お店に来てくれてハナシをする機会がありました。
はじめてのレコードは、やっぱり新譜(新品)のアルバムだったそうです。
中古レコードの存在自体は、知っていたそうですが、中古レコード独特の探し方自体が解りにくいため、大手のレコード店で「新品のレコード」で自分の価値基準で選んで購入していたそうです。
お店で売っている中から欲しいレコードを選んで買うっていうのは、気持ち的に自分がそのレコードを購入するか、しないかダケなので買い方としては、そんなに難しくないと思います。
だけど、はじめに「手に入れたいレコードありき」でレコードを購入するとなると、レコードが見つからないって状態になるワケです。
どうやら手に入れたい曲があるようで探しているそうです。そんな流れで、当店へたどり着いたようです。
その20代のお客さん曰く、「ナンでレコードで売っていないんだろう・・・」って疑問をず〜っと思っていたようですが、オイラとハナシをしていると大きな勘違いをしているようでした。
つまり、お客さんは「古い過去の曲はすべてアナログレコードになっている」って思い込んでいたようです。
ま〜最近の曲は、サスガにアナログレコード化されているモノとそうでないレコード化されていない、つまりCDしかないモノがあるっていうコトは解っていたようですが、「10年くらい前の曲であればレコードが存在している」って思っていたようです。

すでに中高年のオイラからしてみれば10年くらい前の曲ってもうホンのちょっと前じゃん(笑)って思うのですが、20代半ばくらいの人にしてみれば中学生とかに聴いていた曲なので「超古い過去の曲」ってイメージなんでしょうね。
また、最近レコードを聴きはじめたって人からすれば10年前のアナログレコード界隈がどういう状態だったかっていうコトなんて知るよしもアリませんからね。
で、こんなコトを説明しました。

■CDが一般的に普及したのは、1980年代の半ばくらいで、ソレまでに発表された曲は必ず、アナログレコードが存在している。
■その後、1980年代の後半頃まではCDとアナログレコードが併売されていたので曲によってはアナログレコード自体、存在していない場合もある。
■1990年代に入ってからは、一部のジャンルを除いてレコード自体がホトンド作られなくなっていくようになる。
■2000年代になると更にレコード盤は作られなくなる。
ま〜コレは、アルバムとシングルでは、状況は多少変わってきますケドね〜概ねレコードのプレス状況ってこんなカンジじゃないでしょうか。

で、結局お店に来てくれたお客さんが探している曲っていうのは、上記のGoogle検索ではヒットせず、Discogsのデータで調べたトコロ2008年リリースのCD(アルバム)に収録されている曲であったというコトが判明しました。
ま〜オイラ自身、聞いたコトもないアーティスト名だったので「ダレ、それ?」ってカンジだったんですが・・・(笑)
物理メディアはCDでしか存在しないコトを伝えると、「まさか、レコード自体が存在しないって思いませんでした・・・」ってちょっとがっかりモードのご様子でした。
どれだけ好きな曲でもレコード自体が存在しなければ、永遠にレコードで聴くコトは出来ないですよね。

SOUND WAVES / GOTTA HAVE YOU
SOUND WAVES / GOTTA HAVE YOUの試聴
next recordsのサイトでSOUND WAVESのレコードを探してみる


時々、スマホでSpotifyのプレイを見せられて「この曲探しているんですケド、ナイですか?」ってコトを訊かれたりします。日本人に限らず、外人さんからもです。
イイと感じる楽曲に出会える機会っていうのは、ネット時代になって格段に増えて音楽が好きな人にとっては良い状況になっているとは思うのですが、ソレもデジタルだけで収まっていれば、見つけたら即、タップしてその曲を聴くコトまで出来て超便利だと思います。
しかし、その曲を物理メディアで聴きたいとなると途端に手に入れにくくなるというコトになるっていうのは、ま〜ナンていうか皮肉なカンジですね。
イイ曲を教えてくれても、カンタンに手に入れさせてくれないって・・・。
だけど、手に入れにくい状況になれば、「絶対に手に入れたいっ!」っていう欲求になるっていうコトもあるし・・・。
ま〜とりあえずアナログレコードとして存在していれば、いつかは見つけるコトが出来る可能性がアルだけマシかも。
あとは、お金の心配だけで・・・(笑)


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