
「うわっ! このレコード、久しぶりに見たな!」
先日、いつものようにeBayをチェックしていた時のコトです。
「あっ! このレコード、久しぶりに見たな!」って思わずそんな声が出てしまうくらい超久しぶりにみかけた12インチシングルが出品されていました。
タイトルはあえて伏せておきますが、Garage系Discoの中でも当店ではメチャ人気の高いレア盤です。
実は、そのセラーからはオイラが「ゼヒ仕入れたい!」と思うようなレアタイトルが2枚も同時に出品されていました。
しかも、それだけではなくって出品リストを見てみると、全部で300枚くらいのレコードが並んでいるのですが、その内容が実にスバラシイっ!
「この人、かなり良いコレクションを持っていたんだな。」ってそんなコトが一目で分かるようなラインナップでした。
人気タイトルはもちろん、ちょっとマニアックだけど評価の高いタイトルも混ざっていて、しかも全部オリジナル盤の12インチシングルっ!12インチシングル好きなら思わずニヤリとしてしまうような内容です。
やっぱ。こういう出品リストを見ると、レコード店をやっている人間としてはワクワクするんですよね〜。
モチロン、同時にライバルも世界中から見ているワケですが(笑)。
でも、この時のオイラはそんなコトよりも、「コレは、ゼヒ仕入れたいっ!」その気持ちの方がずっと強かったですね。
レア盤は、お店の「顔」になる
Next Recordsは、いわゆるナンでも置いてあるレコード店ではありません。
比較的入手しやすい定番タイトルも扱っていますが、お店として一番チカラを入れているのは、「他のお店ではなかなか見つからないレコード」です。
一生に一度出会えるかどうか分からないような超レア盤から、マニアの間では高く評価されている隠れた名曲まで、そんなレコードを探して店頭に並べるコトが、Next Recordsらしさだと思っています。
珍しいレコードが入荷すると、お客さん同士で話題になるコトもありますしね。
「これ、入ったんですね!」
「コレ、メチャ探してたんですよ!」
そんな会話が自然に生まれるのも、このシゴトの楽しさのひとつです。
だから今回見つけた2タイトルも、「ナンとかして仕入れたいなぁ」って思うのは、ごく自然なコトでした。
「4年前に売っていたな...」
そういえば、このタイトルって最後にいつ販売したんだろう?ってフト気になって、お店の販売履歴を調べてみました。
すると驚いたコトに、そのレコードを最後に販売したのは約4年前…しかも、その1回だけ。
「えぇ〜もう4年も入荷していなかったのか。」
正直、自分でも少し驚きました。
4年前でも決して安いレコードではありませんでした。
当時でも十分レア盤と言われる存在でしたし、店頭に並べれば比較的早い段階で売れてしまう人気タイトルです。
でも、それ以前を思い返すと、年に数回くらいは入荷できていたような気がします。
まぁ〜そうカンタンに見つかるレコードではありませんでしたが、それでも、「探せば何とかなる」という感覚はまだあったんですよね。
トコロが今は違います。
「久しぶりに見つけた。」そう思って履歴を調べたら、前回から4年も空いていた。
この時点で、レコード市場が以前とはまったく違う世界になっているというコトを改めて実感したんですよね。
オイラの「モノサシ」では届かなかった
モチロン、4年前と今では状況が違うコトは分かっていますよ。
ココ数年でレコード人気が高まっているコトも知っていますし、円安や世界的なインフレの影響も理解しています。
なのでこんなふうに考えました…「前回より1.5倍くらいの販売価格になるとしても、このタイトルなら十分価値がある。」って。
利益率は多少下がってもイイ。
こういうレア度の高いレコードは利益だけではなく、お店の価値にもつながるしね…だから多少ムリをしてでも仕入れたいなぁってそんな気持ちで、オークションの終了を見守っていました。
しかしっ!.現実は、オイラが考えていたよりもずっと先を行っていたんですよね。
終了間際になると価格はドンドン上がっていき、最後の30秒ではイッキに競り上がります。
結果は...オイラが4年前に販売した価格の倍以上の落札価格で終了ぅ〜(チーン)
しかも、それは落札価格だけのハナシです。
そこにアメリカから日本までの送料。
さらに仕入れにかかる諸経費。
そして、お店として適正な利益。
それらを考えると、とても販売できる価格には収まりません。
落札結果を見た瞬間、
「わちゃーっ! コレが今の相場なのか!?」って思わず苦笑いしてしまいました。
と同時に、「オイラの中にある『このレコードならこれくらい』という価格のモノサシは、もう世界のマーケットには通用しないのかもしれない。」ってそんなコトも感じたんですよね。
レコード店として最前線に立っているつもりでも、市場は想像以上のスピードで変化していたということなんですね。
ん〜レコードは世界経済と無関係じゃなかった…オークションの結果を見ながら、オイラは改めて考えていました。
「ナンで、ココまで高くなったんだろう?」
モチロン、そのタイトル自体が人気盤であるコトは昔から知っています。
レア盤というものは、その時々の人気や評価によって価格が上下するのは珍しいコトではありませんしね。20年以上レコードを扱っていると、「昔は見向きもされなかったのに、今では高額盤」といったケースも何度も見てきましたし、その逆もあります。
だから、ある程度の値上がりは想定していたんですケドね。
でも今回カンジたのは、それだけでは説明がつかないというコトです。
レコードそのものの人気だけではなく、その背景にはもっと大きな流れがあるんじゃないかって…それが、世界の経済です。
4年間で、日本円は約19%安くなっていた
今回のオークションが終わったあと、ちょっと気になって為替レートを調べてみました。
オイラがそのレコードを前回販売した約4年前。
当時のドル円相場は、1ドル=約135円だったんですよね、そして今、2026年6月現在は1ドル=約161円です。
つまり、この4年間で日本円はアメリカドルに対して約19%も安くなったコトになります。
コレって改めて数字で見ると結構インパクトがありますよね。
例えば、レコードの価値が4年前とまったく変わっていなかったとしても、日本人が海外から買う場合は、為替だけで約19%高くなってしまうというコトです。
レコードの人気が上がったワケでもないし、希少性が増したワケでもない。
ただ円安になっただけで、仕入れ価格は上がってしまう。
ニュースで「円安」というワードは毎日のように耳にしますが、オイラにとっては、その影響が「1枚のレコードの仕入れ価格」というカタチで目の前にガーンと現れるワケです。
こういう仕事をしていると、経済ニュースが急に他人事ではなくなりますね(笑)
レコードだけじゃない。送料まで高くなっている
さらに頭を悩ませるのが送料です。
今、アメリカからレコードを1枚送ってもらうだけでも、おおよそ25〜40ドルかかるんですよ。
今の為替なら、日本円で4,000円〜6,500円くらいですね。
「送料だけでそんなに?」ってそう思われる方もいるかもしれません。
でも実際、それくらいかかることは珍しくないんですよね。
昔なら送料は必要経費くらいの感覚でした。
もちろん安いとは思いませんでしたが、レコードそのものの価格に比べれば、そこまで大きな負担ではなかったんです。ま〜ザックリと1枚12ドル〜15ドルくらいあればエアメールで送れていたんですよ。
トコロが今は全然違っていてレコード本体の価格が上がり、その上に高額な送料が乗ってくる。さらに円安。
つまり、三重苦なんですね。
レコードの値段だけを見ていても、本当の仕入れコストは見えてきません。
コロナ以降、風向きは明らかに変わった
オイラが「ナニかが変わったな」と強くカンジたのは、やはりコロナ禍以降ですね。
モチロン、それ以前からアナログレコード人気が高まっているコトは実感としてアリました。
ただ、その頃の人気の中心ってシティ・ポップだったんですよね。
日本のシティ・ポップが海外で人気になり、その流れがニュースになるコトも多かったですよね。
でも、その頃は正直言って、当店が専門としている12インチシングルには、そこまで大きな影響はなかったんですよ。
「ナンかレコードの人気はあるみたいだけど、うちとは全然違う世界のハナシかな。」ってそんな印象だったんですよね。
ところがコロナ禍を境に状況が変わりました。
シティ・ポップだけではなく、Disco、Garage、House、Hiphop、R&B…ってカンジでさまざまなジャンルへ人気が広がり始め、その波が12インチシングルにも押し寄せてきたんです。
しかも、この現象は日本だけではなくってアメリカも、ヨーロッパも、アジアも世界中でアナログレコード人気が再燃していったワケです。
つまり、以前は日本国内の相場をある程度意識していれば良かったものが、今では世界中のコレクターやレコード店と同じ市場で競争しているワケです。
渋谷に店を構えていても、仕入れの現場では世界中がライバルになっているというワケなんですね。
「仕入れ」の形も時代とともに変わってきた
そう考えると、この20数年で仕入れのスタイルそのものも大きく変わりましたね。
オイラがNext Recordsを始めた2000年頃は、海外へ直接買い付けに行くのが当たり前でした。
アメリカやヨーロッパへ飛び、レンタカーを借り、レコード店やディーラーを何軒も回って、1枚1枚掘り出していく。
今思えば体力勝負でしたが、それが一番レア盤を見つけられる方法でもありました。
トコロがインターネットが発達すると、海外ディーラーとのメールのやり取りで仕入れができるようになります。
さらに2010年前後になると、今度は現地のレコード店が次々と閉店し始めました。
音楽のデジタル化の影響もあり、アナログレコードの需要が一時的に大きく落ち込んだからです。
すると、現地へ行ってもレコードそのものが見つからない。
航空券や宿泊費をかけても、以前のようには仕入れられないというそんな時代になったんですよね。
だから当店も、海外買い付け中心から、国内買取や海外ディーラーとのメールでの取引へと少しずつシフトしてきたんです。
トコロがコロナ禍以降、その海外市場自体が再び活気を取り戻しました。
しかも、以前とは比べものにならないほどのインフレと価格高騰を伴ってです。
時代が変われば、仕入れの方法も変わる…レコード店というシゴトは、実はそんな変化の連続なのかもしれませんね。
オイラは昔、「レコードって趣味の世界だから、景気や経済とは少し違う場所にあるんじゃないか」と思ってたんですよ。好きな音楽を聴く、お気に入りの一枚を集める、そんな純粋な趣味の世界ですからね。
でも、現実は違っていて趣味だからこそ、その背景には世界中のコレクターがいて、世界中のお金が動き、円安やインフレ、物流コストまでもが、1枚のレコードの価格に影響を与えている。
今回のeBayでの出来事は、それを改めて痛感する出来事だったように思うんですよ。
「見つかったのに仕入れられない」というイチバンつらい現実…。
以前、常連のお客様からこんな質問をされたコトがあります。
「店長、レコードが見つからないのと、見つかったけど仕入れられないのって、どっちがツライですか?」って。
その時は思わず笑ってしまいました。
「イヤ〜、どっちも超ツライですよ(笑)」ってコレが本音です。
でも、改めて考えてみると、やっぱりつらいのは「見つかったのに仕入れられない」ほうですね。
レコードが見つからないなら、まだ諦めがつきますしね。
「あぁ、今回は縁がなかったな。」ってそう思えば気持ちの整理もできます。
でも、目の前には確かにある。欲しかったレコードが、ちゃんと存在している。
あと一歩、お金を出せば手に入る…それなのに、仕入れるコトができない。
これは本当に「ヘビの生殺し」という表現がぴったりなんです(笑)
バイヤーをやっている人なら、この感覚はきっと分かってもらえるじゃないかなとって思います。
「売れる」のに、仕入れない理由
ココで、レコードに詳しくない方はこう思うかもしれません。
「人気があるんだったら、高く仕入れて、高く売ればいいんじゃない?」って。
たしかに理屈だけで考えれば、その通りなんです。
商売なんだから、仕入れ値に経費と利益を乗せて販売するっていうそれだけのハナシです。
でも、実際のレコード店は、そんな単純な世界ではありません。
例えば今回のレコード…もしオイラがあの価格で落札していたら、当然その仕入れ値をベースに販売価格を決めるコトになります。
でも、その価格を店頭に付けられるかと言われたら…正直、オイラにはできないんですよね。
モチロン、売れる可能性はあると思いますよ、レア盤ですし、探している人は必ずいると思うので。
でも、それでも「この値段では売りたくない」と思ってしまうんですよね。
オイラの中にある「価格のモノサシ」
レコード店を長くやっていると、不思議と自分の中に「モノサシ」ができます。
例えば、
「このタイトルなら、今ならこれくらい。」とか「コレは結構レアだから、この価格帯かな。」ってそんな感覚です。
モチロン、それは絶対的なモノではありませんケドね。
でも、20年以上レコードと向き合ってきた経験の積み重ねから生まれた、自分なりの相場観なんです。
トコロが最近は、そのオイラのモノサシを世界のマーケットが軽々と飛び越えていくんですよね。
eBayの落札価格。Discogsの取引履歴。海外ディーラーの販売価格。
どれを見ても、「えっ、そこまで上がるの?」っていう場面がホントに増えてきたんですよね。
そうすると、自分の感覚が古くなったのかな…とも思います。
でも、一方では日本のお客様の感覚も知っています。
だから、その間で揺れちゃうんですよね。
「仕入れ値」だけでは価格は決められない
一般のお客様には、あまり知られていないコトかもしれません。
でも、お店の販売価格というのは、仕入れ値だけで決まるワケではありません。
もちろん、仕入れ値は重要ですよ、でもそれだけではナイんです。
特にオイラが気にするのは、
「過去にいくらで販売していたか。」
「今、日本ではどれくらいの相場なのか。」
「他のお店では、どんな価格で売られているのか。」
そして何より、
「Next Recordsらしい価格なのか。」というコトです。
最近はeBayやDiscogsのおかげで、世界中の販売価格や過去の取引履歴を誰でもカンタンに見るコトができます。
つまり、お客様も調べようと思えば調べられる時代なんです。
だからこそ、お店としての価格には責任があります。
「仕入れが高かったので、この値段です。」ってそれだけでは済まされないって思うんですよ。
お店のカンバンを背負っている以上、「この店は納得できる価格を付けている」という信頼を失いたくないんですよね。
コレはレコード店だけの話ではない
この感覚は、実はレコード店だけではないような気がしています。
海外から商品を仕入れている専門店や個人で輸入販売をしている人、小さなお店の経営者はきっと同じような悩みを抱えているのではないでしょうかね。
ニュースでは、「円安」「インフレ」という一言で片付けられてしまいます。
でも、その影響は現場ではもっと具体的です。
「この商品を仕入れるか、やめるか。」
「この価格で販売するか、見送るか。」
そんなヒトツひとつの判断になって現れるんです。
テレビでは数秒で終わる経済ニュースも、オイラたち現場の人間にとっては、毎日のシゴトそのものなんですよね。
だから最近は、経済ニュースを見る目も昔とはずいぶん変わりました。
「また円安か。」ではなく、「このドル円なら、あのレコードはもうムリかもしれないな…」ナンてそんなコトを考えるようになってしまいました(泣)
それでも、お店として譲れないもの
ココ最近は、仕入れを諦めるレコードは、以前よりずっと増えてきたように思います。
体感では、ebayのウォッチリストに入れたタイトルの8割くらいは、オイラの想定を超える価格になってしまうんですよね。
以前なら普通に仕入れて出来ていたようなレコードでも、今では最後まで見届けるダケ…そんなコトも珍しくありませんね。
でも、不思議なコトに、お店として海外から仕入れる枚数そのものは、それほど減っていないんですよね。
ソレはナゼかというと単純に仕入れるレコードが内容が少しづつ変わってきたからですよね。
世界中で争奪戦になる超人気盤だけを追いかけるのではなく、「Next Recordsらしい1枚」を、もっと大切にするようになったっていうカンジですね。
当店だからこそ見つけられるレコードや「これは面白い」と思えるレコード…そんな独自のセレクションを、以前にも増して意識するようになったんです。
皮肉なコトですが、レア盤が仕入れにくくなったコトで、逆にお店らしさを見つめ直すキッカケにもなったのかもしれませんね。
確かにレア盤は魅力的ですが、それだけがレコードの魅力じゃないですしね。
「Next Recordsらしい1枚」を探すというシゴト
昔は、人気盤やレア盤をどれだけ集められるか…そんなトコロで勝負をしていた部分がメチャ多かったと思います。
まぁ〜モチロン今でも、人気盤が入荷すれば嬉しいですよ。
「コレは、ゼヒ店頭に並べてお客さんに紹介したいっ!」っていうその気持ちは昔とナニも変わりません。
でも、世界中が同じ1枚を狙う時代になった今、オイラがもっと大切にしたいと思うようになったものがあります。
それは、「Next Recordsらしいセレクション」です。
他のお店にもある人気盤だけではなく、「えっ、この曲、こんなにカッコよかったんだ。」っていうそんな発見があるレコード。
プロのDJなら知っているけケド、一般にはあまり知られていない1枚や知名度は高くないけれど、フロアでかけたら一瞬で空気が変わるような12インチ…そういうレコードって、実はまだまだたくさんあると思います。
レコードは「有名だから価値がある」とは限らない
やはり、どうしても人気タイトルには人が集まります。
爆発的なヒット曲に有名DJがプレイした1枚やメディアやSNSで紹介されたレコード…そういうタイトルは、世界中のコレクターが欲しがります。
だから価格も上がってしまう、コレは需要と供給を考えれば自然なコトです。
でも、それだけがレコードの面白さではありませんよね。
20年以上レコードを見続けてきて思うのは、
「まだ評価されていない良いレコード。」
「忘れられてしまったけれど、今聴くと新鮮なレコード。」
そんな1枚が、ホントにたくさんあるというコトです。
オイラはそういうレコードを見つけるのが好きなんですよね。
そして、お客さんに「この曲、知っていますか?」って紹介するのも好きなんですよね。
「これ、知らなかったけど最高ですね。」ってそんな感想をいただけた時は、レア盤を販売できた時とはまた違ったウレシさがあります。
キュレーションも、レコード店のシゴトだと思う
最近、「キュレーション」というコトバを耳にする機会が増えました。
カンタンに言えば、「良いモノを選び抜いて紹介するコト」です。
インターネットには情報があふれています。
eBayもDiscogsもあるし検索すれば、世界中のレコードが見つかる時代です。
でも、「何を選べばいいのか…」それは意外と結構ムズかしいのかもしれません。
だからこそ、専門店には専門店の役割があると思うんですよね。
当店が長年培ってきた経験や耳、そして現場で積み重ねてきた感覚…そういうものを通して、
「これはNext Recordsだからおすすめしたい。」そんなレコードを紹介していく。
これからのレコード店は、単に商品を並べるだけではなく、「選ぶ価値を提供する場所」になっていくのかもしれませんね。
オリジナル盤と12インチシングルへのこだわり
Next Recordsが創業以来ずっと変わらず大切にしてきたものがあります。
それは、
オリジナル盤であるコト…そして、12インチシングルであるコトです。
音楽を聴くだけなら、今はサブスクでも十分楽しめます。CDでもイイし、データでもイイ。
極端なハナシをすれば、同じ曲を聴くという意味では、どのメディアでも大きな違いはないのかもしれません。
でも、不思議なんですよね〜人はレコードという「モノ」に愛着を持つんですよね。
ジャケットを眺める。
盤を取り出す。
ターンテーブルに乗せる。
針を落とす。
そして流れてくる音。
そのヒトツひとつの行為も含めて、レコードを楽しんでいるんだと思うんです。
さらにオイラは、できることなら当時発売されたオリジナル盤を聴いていただきたいっ!
モチロン再発盤にも価値はあります。
ブートレッグにも役割があります。
でも、
「1980年代に、この音を、この盤で、多くのDJがプレイしていた。」
そんな歴史まで含めて楽しめるのがオリジナル盤の魅力なんですよ。
そして12インチシングル。
これはオイラが何度も言っていたコトですが(笑)、「音質というイミでは、本当に素晴らしい音楽メディア」なんですよ。
もっと多くの方に、その良さを知っていただけたら…って思っているんですよね。
10年後、この記事を読み返した時に
オイラはこの「渋谷レコード店日記」をカレコレもう20年以上書き続けています。
時々、昔の記事を読み返すコトもあります。
「あぁ、あの頃はこんなコトがあったな。」ってそんなふうに思い出すコトがよくあります。
だから、この記事もきっと10年後に読み返すでしょう。
その時、もしかすると、
「2026年は高い、高いって騒いでいたケド、今思えばまだ安かったなぁ。」ナンて笑っているかもしれません。
それとも逆に、「あの頃が価格のピークだったのか…。」って言っているかもしれません。
それはダレにも分かりません。
でも、ひとつだけ言えるコトがあります。
レコードというものは、欲しいと思った時に必ず次も出会えるとは限りません。
そして、価格も同じとは限りません。
だから昔からよく言われますが、
「レコードは、見つけた時が買い時。」
コレは、今の時代になってますます実感するようになりましたね。
円安やインフレ、世界的なレコード人気も送料の高騰。
そんな時代だからこそ、1枚のレコードとの出会いを、これからも大切にしていきたいと思っています。
DJ QUIK / QUIK'S GROOVE VII
DJ QUIK / QUIK'S GROOVE VII の試聴
next recordsのサイトでDJ QUIKのレコードを探してみる
そしてNext Recordsも「探していたレコードなら、まずあのお店をチェックしてみよう。」ってそう思っていただけるレコード店であり続けたいですね。
人気盤も、隠れた名盤も。オリジナル盤も、最高の12インチシングルも。
Next Recordsらしい目利きで、1枚1枚を選びながら、これからも皆さんに紹介していけたらと思っています。
Next Recordsではインスタグラムもやっています!
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