渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:レコード人気

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先日、店頭にご来店いただいたお客さんがこんなコトを言っていました。
「nextさんのHPを見ていて欲しいレコードが出ていたんだケド、売り切れてしまってモヤモヤするんですよね・・・」
どの様な状況なのか、詳しく訊いてみると要するにこんなカンジです。
当店の毎週金曜日の新入荷を楽しみにして見ていただいているそうで今回、ずっと探していた欲しいレコードが出ていたのでカートに入れて、他のレコードを試聴したりして選んで、「ヨシっ!今回はコレだっ!」ってカンジで数枚のレコードを選んで購入画面に進むと購入希望で手に入れたかったレコードが既に「SOLDOUT」になって購入できなかった・・・。
とのコトです。
すいません・・・売り切れてしまって・・・ってお店を運営しているオイラからするともう平謝りしか出来ません、ホントごめんなさい。
ご存知の通り、中古レコード店なので新譜のレコード店と違い、店頭に出ているレコードやオンラインサイトで売られているレコードは、ホトンド1枚の在庫しかありません。
まぁ〜稀に複数の在庫があるレコードもありますが、比較的人気のあるタイトルや、ニーズが高いタイトルは、確実に1枚だけしかありません。
ましてや年に1〜2枚しか入荷できないようなレア盤に関しては、トーゼン1枚のみ・・・今回を逃すと次は、いつ入荷できるかなんて全く不明です。

フダン、当店をご利用いただいているお客さんが、どのレコードをご所望なのかっていうのは、サイトを運営しているオイラもサスガに判りませんが、一応ホームページのトップ画面にズラ〜っと表示されているタイトルに関しては上から当店がカンジているレア盤や久しブリに入荷したタイトル、ニーズが高い人気のタイトルや今が旬なタイトルなんかを表示するように並べているのですが、ホトンドのお客さんは、毎週金曜日の更新日に当店のWebサイトを訪れた際は、トップページから見はじめていただいているようです。
まぁ〜欲しいレコードが1枚だけならお目当てのレコードをポチってそのまま決済画面に進んでいただいて「お買い上げ」していただければイイのですが、基本的にレコードが好きな人が当店のオンラインサイトを見ていただいているので、「他にも良いレコードは、ナイかな〜?」ってオンラインでディグされるのです。
で、この「他に良いレコードは、ナイかな?」ってディグっている最中に1枚しか在庫の無いレコードをサイトを見ている複数のお客さんがカートに入れるようなカタチになります。
ショッピングサイトの機能上、レコードをカートに入れてもその時点では、お客さんが決済画面に進んで購入を確定しないと、ダレでもナン人でもそのレコードをカートに入れるコトが出来る仕組みとなっています。
カンタンに言うと購入希望のレコードをショッピングカートに入れただけでは、そのお客さんがそのタイトルを購入希望でキープした状態になってないんですよね。
要するに1枚しかないレコードでも、複数の人が購入希望のショッピングカートに入れるコトが出来るワケです。
特に人気のあるタイトルは、同時にナン人ものお客さんがカートに入れているようになります。
で、一番最初に決済画面に進んで購入確定ボタンをポチったお客さんが発生した時点でショッピングカートにいれたレコードは、すべてその購入確定したお客さんが既に購入済みというコトにる仕組みとなっています。
システム的なハナシですが購入確定されたらHP上の在庫が1から0になると、ソレまでカートに入れていた他のお客さんは、購入出来なくなります。
コレね・・・ホント、申し訳ないのですが、先に書いたようにホトンドのレコードが1枚しか在庫がナイのでこういう早いもの勝ちみたいな仕様になってしまうんですよね。
或るイミでは、早いもの勝ちってフェアではあるのですが・・・。
実際にレコード店を訪れた場合に当てハメると買いたいレコードを手に持っていたんだケド、いつの間にか持っていたレコードが他の人の手の中に勝手に移動してお会計済みとしてレコード袋に入ってお店を出ちゃうシーンの後ろ姿を見ているみたいなカンジです。
店頭でおハナシを訊いたお客さんの心情もホント、よく解ります・・・「あっ出たっ!」ってカンジ長年探していたレコードをカートに入れて他のレコードを見ている最中に別の人に買われちゃうみたいになっちゃってメチャ悔しいみたいなカンジですよね。
で、人気の高いタイトルが何枚もあった場合に、例えばカートに5枚のレコードを入れて「さぁ、購入するぞっ!」って決済画面に進むと4枚のタイトルのレコードが既に他のお客さんにお購入されてしまい1枚しか買うコトが出来なかった・・・みたいなコトもあるようです。

レコードを購入する人の熱量とか意欲とかその気持のアツい度って人それぞれなのですが、やっぱり欲しいって思うレコードは手に入れたいですよね。
しかも、カートに入れるトコロまで進んでおいてもう既にその時点で「買うぞっ!」って決心していてイザ、買おうとすると「SOLD OUT」って凹みますよね・・・ホントに。
オイラもレコード店を始める前は、フツーにひとりのレコード・マニアだったのでその気持ちよく解ります。
まぁ〜オイラの時代は、実店舗で他の人が欲しいレコードを手にとってキープしているのを見て何度も悔しい思いをしたコトがあります。
お恥ずかしいハナシですが、欲しいレコードを手に持っている人に「すいません・・・そのレコード譲ってもらえないですか?」って声をかけたコトもありました・・・しかも何度も(笑)
まぁ〜ホボ、100%譲ってはもらえないのですが・・・(笑)

長年、当店でレコードを購入していただいているお客さんの中には、このショッピングサイトの攻略法みたいなコトを理解している人もいたりしてします。
そういったショッピングサイトの攻略法を知っている人は、カートにレコードを複数入れないで、まず「コレは買う」って決めたレコードがあったら1枚だけ入れてそのまま購入確定していくような買い方をしています。
わかりやすく書くと、欲しいレコードがあれば、1枚カートをいれてそのまま購入確定ボタンを押して他の人に買われないようにするという或るイミ、ショッピングカート・ハックみたいな購入の仕方をしています。
先に書いたように購入確定が決定するとショッピングカートのシステム上、在庫数が0になって「SOLD OUT」になるというコトです。
レコード店で通販部門やショップ部門なんかがあるような巨大なショップであれば、こんな買い方をすると注文した複数のレコードが個別に届いたりしてそのたびに送料がかかったりしますが、当店はご存知の通りスタッフ3人でチマチマと営んでいる零細中古レコード店ですので、同じ日に複数個の注文があったりしても全部1つにまとめてお送りするという比較的柔軟な対応が出来ます。
またnext recordsでは、お買い上げの合計金額が15000円(税別)以上で送料を無料サービスさせていただいているのですが、個別注文でも合計が15000円以上で適応させていただいきますのでそのアタリは、大丈夫です。

でもね・・・どのレコードを買おうかなって考える時間も与えてくれないのか的なコトに関しては、ホント在庫1枚という中古レコードという特性の都合上、コレばっかりはもう仕方ないんですよね。
お客さんによってはネットでの購入が苦手な人もいるために当店では電話注文も受け付けているのですが、スマホで購入したいレコードをメモって当店へ電話をしてオーダーしている最中にネット経由の他のお客さんに先に注文されて購入できなかったってコトもあったりしますしね。
また、金曜日の夜に当店のHPで欲しいレコードをチェックして土曜日にお店を訪れて購入しようと思って店に来たら既に売り切れてなかったなんてコトもあります。
新入荷の内容は毎週異なるのですが、その内容によっては200枚あまりのレコードの約半分くらいは金曜日から土曜日に売り切れてしまうというコトになる状況も度々起きるようになりました。
しかも、実店舗はホボ毎日、訪日外国人のお客さんが訪れて、そういった海外のお客さんが1人で何枚ものレコードを購入していくワケです。
ココ最近ホント、店頭の在庫数も明らかに少なくなってきていますね・・・。
一応、毎週せっせと品出しをしてまとめてドーンと追加していますが、追加している枚数以上にレコードが売れてゆくので全体の在庫数が目減りしているってワケですね。
まさか2024年にもなってこんなレコードがちょっとした取り合い状態になるなんて・・・ってオイラ自身も思いもよりませんでしたね。
お客さんから訊いたのですが、ナニやら最近だと新譜のレコードや再発盤でもそういった取り合いになる状況が度々起きているようですね。

というワケで、もし「コレは、絶対に手に入れたいっ!」って思うレコードがあったらとりあえず、カードに入れて決済画面まで進んで購入確定してください。
その時点で、レコードはお客さん専用のキープとなります。

PET SHOP BOYS / SUBURBIA (THE FULL HORROR)
PET SHOP BOYS / SUBURBIA (THE FULL HORROR)の試聴
next recordsのサイトでPET SHOP BOYSのレコードを探してみる

まぁ〜でもね・・・最近のアナログレコードの人気の高まりは当店のような小さなショップにも確実にその影響の波が押し寄せているコトが解ります。
さらにその上、アナログレコードでのリターンDJというニーズもホント、カンジますね。
コレは、20年くらい前のDJブームの時に、アナログレコードでDJプレイを楽しんでいた人たちが、ブームの終焉やご自身の趣味の変化、家庭環境の変化によってDJプレイをリタイアしたんだケド、最近のレコード人気で「久しブリにレコードでDJしたいな・・・」って思う人が増えてきたようなカンジですね。
人によっては、ソレまでたくさん持っていたレコードを一旦処分した人もいたりして、それを再び買い直したりとか、また昔ながらの友人たちと集まってパーティをしたいので新しいネタが欲しいな・・・って思ったりとか様々なニーズがあるようです。
20年前にレコードを買っていた人達は、その時のレコードの取り合いだった頃を知っているのですがその後のブームの終焉で、今だと比較的ゆっくりとレコードを選んで買えるでしょう・・・って思ったりしていたトコロ、また再びレコードの取り合い状態になっている・・・しかもソレが実店舗ではなくオンラインショッピング上で行われているっていうのも見てちょっと「ウソっ!?マジっ?」って思われているトコロもあるようですね。

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お店に「●●高校、3年スズキ(仮名)という者なのですが、レコードの人気についてインタビューさせていただきたいのですが・・・」という取材依頼の電話がかかってきました。
「んっ? 高校生? インタビュー?」ちょっとナニがナンダカ解らなかったので事情を訊いてみると、最近のレコードの人気についての状況などを実際に足を運んでお店の人に取材して訊いてレポートとしてまとめたい・・・とのコトでした。

レコード屋を営んでいると時々、取材とかインタビューしたいって依頼があります。
ホトンドのこの手の取材のおハナシは、実際のトコロお断りさせていただいているのですが・・・。
ま〜何らかのメディアに自分のお店のハナシが掲載されるっていうのは、営業的にもメリットがあるように思うのですべての取材等のハナシは受けたほうがイイんじゃないか・・・って感じる部分もあるのですが、取材に来る人がレコードのコトを知らなさすぎて、まともにハナシが出来ないので正直、メンドーなんですよ。
ナンていうか同じレコード好きなら当たり前的に通じ合える共通認識ってあるじゃないですか、そういったコトが全くない状態の取材者とハナシをすると、例えば会話の中のキーワードとして「PROMO盤」って単語を使ったりすると、「PROMO盤とはナニか」って言うコトを解説しなきゃ先にハナシにが進めなかったりしてとにかく、メインのハナシから脱線しまくりになり、ちょっと骨が折れるんですよ。
でもそういったコトを結構しっかりハナシたにも関わらず、出来上がった記事を読むと「ソコはスルーかよっ!」った状態になっている場合も多くて・・・。
そんな取材を受けた中でも取材者が「リアルでレコードが好き」っていう人から受けた取材記事は全然、内容が濃かったです。
VICE : レコード屋の言葉:第3回 〈next. records〉

next records / 渋谷にある100%オリジナル原盤の12インチ・シングル専門へ潜入

で、今回は、高校生の「アナログレコード人気」についての取材です。
トーゼン、レコード世代ではナイのでレコードのコトのこナンカ知るよしもナイハズなのですが、
「レコードで音楽を聴いたコトありますか?」って訊ねると
「ハイ、自分は古い音楽が好きで、趣味でレコードで音楽を聴いています」とか「レコードプレーヤーも持っています」って言われてオイラ自身がちょっと興味が湧いたので取材を受けるコトにしました。

で取材当日、「ナンで、アナログレコード人気をレポートにしようと思ったの?」って訊いてみると「メディアで報じられているコトを実際に自分でレコード店を訪れてショップの実情はどうなのかって言うコトをレポートしようと思いました」って超真面目な返事でした。
「あ〜多分、夏休みの課題の自由研究的なナニかなんだろうな・・・」って勝手に想像してましたが、詳しく訊いてみると、実際は「大学のAO入試のレポートを作っています。」とのコト。
自分が好きなレコードについて今のレコード人気のブームという事象と絡めてレポートするという内容のようです。
アナログレコード人気のコトをテーマにしたレポートが大学受験に使われる・・・って「ちょっとマジか・・・」って思いました。ナンだか責任重大的な・・・笑
この渋谷レコード店日記ブログでもアナログレコード人気については今まで度々テーマにして書いたコトがありますので個人的には、考え自体がまとまっているのでこのブログで書いたコトを要約してハナシしました。
渋谷レコード店日記で「レコード人気」について書いたエントリー
また、今のアナログレコードに人気については、ナンでデジタル全盛の現在で一部の人からアナログレコードが支持されているのかって言うコトには多くの人が考察しています。
レコード人気について記事
急激に進んだデジタル音源へ対する揺り戻しや好きな音楽をカタチのあるものとして所有コレクションする楽しみ、レコードを実際にプレイするコトに対する新鮮さ、デジタル音源とは違った温かみのある音に対する評価、レコード・ストア・デイの影響・・・などなど様々な理由が挙げられると思います。
ま〜レコードの人気については、その理由はひとつだけってコトではなくイロイロなコトが絡んで今に至っているのだと思いますけどね。
だけど、個人的には「アナログレコード人気」っていうコトバはちょっと、なんか大雑把スギルというかレコードをひとまとめにし過ぎじゃないの?って思う部分があります。
アナログレコード自体は音楽を保存しているメディアのひとつです。
レコードを別のメディアに例えて「今、本が人気!」みたいな話題に置き換えてみると「イヤ、単純に本って・・・どんな本というかジャンルが人気なの?」って思うんじゃないでしょうか。
レコードも同じで、アナログレコードであれば何でも人気があるではなくってやっぱり特定のジャンルとかに人気が偏っているって言う部分がホントはあるハズなんだけケド、その部分は「アナログレコード人気」の話題の中からは伝わりにくくなっている部分だと思います。

つい先日もこんなニュースをテレビで見ました。
<Nスタ4>レコード復権?音楽ビジネス最前線
<Nスタ4>最前線・多様化する“音楽ビジネス”・ストリーミングにレコード盤も
メディア的には上記のようなデジタル・ストリーミング配信が全盛の中でアナログレコードの人気があがっているという対比がニュースを見ている人へは判り易く伝わりやすい状況なんでしょうね。
こういったメディアでアナログレコードの人気が多く伝えられている影響なのか、オイラは友人や親戚とかから「もの凄く儲かっているんでしょう?笑」みたいなコトを言われたりしますが、実際は全然そんなコトナイワケで・・・笑
next. recordsをオープンした2000年の頃のが今よりも何倍も売上がありましたからね〜ホントに。
やっぱりその理由は、当店が12インチシングル専門のレコード店ってだからだと思います。
90年代中頃から2000年前半の方が渋谷は今の十倍以上レコード店が存在していたし、ドコのレコード店はお客さんだらけ大賑わいでしたし、新入荷のレコードはもう争奪戦のようなカンジでしたからね。
だけど、その当時はそんな状況だったにも関わらず、メディアでは「レコードが人気です!」ナンてコトはホトンド報じられませんでした。

こんなコトを取材に来た高校生くんにも伝えましたが、どうなんだろう・・・伝わったかな・・・?ソレより自分が書きたいを思っていた意向とは違ったハナシになってテーマを複雑にしてしまったかな?
だけど、メディアから伝えられているニュースと実際に店舗へ足を運んで訊くハナシとの間には少しギャップがあるって言うコトがアルというコトが解るっていうのはテーマに沿っているのかな?
もしかしたら、ウチの店がちょっと特殊なのかもしれないしね〜。
ま〜だけど、どんなカタチにせよ、まとめて出来上がったレポートが大学入試に使われてホント、合格してほしいなぁ〜って思います。

JIHAD MUHAMMAD / MOVEMENT BLUES
JIHAD MUHAMMAD / MOVEMENT BLUESの試聴
next recordsのサイトでJIHAD MUHAMMADのレコードを探してみる

結局、レコードのコトをテーマに高校生くんとのハナシは、当初の予定をオーバーして2時間くらいしてました。
オイラが一方的にハナシするよりも結構、高校生くんが堰を切ったように自分の好きなレコードのハナシするので、「あ〜好きなレコードのコトをいっぱいハナシしたいんだろうなぁ〜」ナンてカンジました。
周りの友達には、多分レコードを聴く子はイナいと思うので、レコードのハナシ自体が出来ないしね。
ん〜こういったケースって、レコード店ではフツーによくあるコトなんですよね。
マニアックな趣味のハナシって判る者同士だとスゴく盛り上がるって・・・もうコレは高校生でも40〜50代のいい大人も世代を超えて同じですね〜(笑)

しかし、今の高校生の取材の仕方にオッサン世代はちょっと驚きが・・・高校生の取材者が訊いたコトをオイラがハナシして応えるってスタイルで行っていたのですが、オイラがハナシをしているそばから自分のスマホにテキスト入力していくスタイルだったんですよね。
「サスガ、ネイティブスマホ世代はこんなカンジなのか・・・」って思っちゃいました。



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modernromance_canyoumove


今まで何度もアナログレコード関係のニュースを報じているアナログレコード贔屓な日経新聞さんから新しい話題が投下されました。
「レコード復権、若者つかむ 10年で生産枚数11倍に」

当ブログでも、レコードな話題が報じられるたびに、エントリーの話題にさせていただいています。
というか、日経新聞から直接、取材も受けましたし・・・(笑)
その時の記事はコチラ
「レコードブーム再び ネット配信普及の反動も」


で今回、新しい記事もコレまでと同じ様な文脈と同様に、
一時は消滅寸前に追い込まれたレコード

最近、その良さが見直され復権!

国内での生産枚数が●年度に比べてン倍!

デジタル世代の若い人からも支持されている!
という、ず〜っとこの手の記事をウォッチしているオイラからすると「もしかして記事のテンプレートがあるのか?」と思わせるくらいにキレイになぞられているような印象すら感じる文脈で・・・。
上記にリンクを貼っている以前、オイラが取材を受けた記事は、今から2年前の2017年1月に掲載されたのですが、2017年より数年前から「アナログレコード人気」は各種のメディアで度々取り上げられるようになっているので、そう考えるともうずいぶんと長く「アナログレコード人気」が継続中なんでしょうね・・・。
ん〜個人的にはあんまり実感はナイんだケドね。

レコード人気が、報じられるたびに毎回思うのは、取材を受けた時とハナシをした「ブームは必ず終わる」というコトです。
レコードの人気が上がるコトに関しては、当店はそれ程、恩恵は受けていませんが世間的に結構なコトだと思っています。
だけど、ブームが終焉を迎える兆しがあると数年間という比較的時間を経て盛り上がったブームも一気に冷えてしまいますからね・・・。
コレは、今までの幾度となく世の中で起きたブームはすべて同じ道を辿っていますからね〜。
最近だと、タピオカドリンクとかそうでしょうね。
ま〜タピオカドリンク人気も既に3回目のブームらしいですが、コレが来年も続くかどうかは全く未定ですし・・・。

今回の日経新聞の記事に掲載されていた棒グラフを見てみると・・・。
graf


この急速な右肩上がり・・・コレは、ブームと言うより「バブル」に近いような気がします。
2009年に約10万枚にまで落ち込んだ、国内のレコード生産量が2018年には110万枚まで増えた・・・って状況ですからね。
コレが、日経平均株価のグラフに例えるとドエライ状況ですよ(笑)
ちなみに当next. recordsが渋谷にお店を構えたのは2000年なので上記のグラフで言えば一番左端の棒グラフが最高に長い時期ですね。
その頃は、今より更に国内のレコード生産量が80万枚ほど多かった時期のようです・・・。
いや〜今思えば、アナログレコードブームの一番の最盛期にレコード店をはじめちゃったってコトですね。
コレは、例えるなら「来月くらいに新しくタピオカドリンクのお店をオープンさせようと思うんだよね〜!」ってカンジでしょうか・・・(笑)
知人にこんな相談をされたら確実に「アホっ!今からヤッても遅いわっ!」ってツッコむコト確実ですよ。
しかし、オイラは2000年に渋谷で中古レコード店をはじめた時は、全然今からやっても遅いなんて思っていなかったし、「一時的なブームでレコードが買われている」なんてコトも全く思わなかったですからね・・・そう考えると、ブームの真っ只中に居るというのは世間一般的に言われているように「周りが全然見えていない」って状況なのかな・・・わかんないケド。
ま〜でも結果からすると、2000年に中古レコード店をはじめていなければ今はナイ、ワケですしね。

MODERN ROMANCE / CAN YOU MOVE
MODERN ROMANCE / CAN YOU MOVEの試聴
next recordsのサイトでMODERN ROMANCEのレコードを探してみる

渋谷では、ご存知の通り結構街の再開発が盛んに行われています。
ま〜古くなったビルや施設を取り壊して新しく建て直して街を活性化させる的なカンジです。
で、渋谷の老舗ショッピング・ビルであるPARCOも現在建て直し中なのですが、そのビルの中にある程度の規模のレコードショップが入るそうですよ。

レコード人気がいつまで続くかは、解りませんがまだまだアナログレコード界隈では、動きがあるようですね・・・。

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