渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:レコードブーム

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■ RSD前日に感じた、ちょっとした違和感

2026年4月18日、この日はレコード・ストア・デイ(RSD)でした。
毎年このRSDの日は、渋谷のレコード店界隈の空気が少しだけ変わるんですよね。

午前中の早い時間からレコード店の前に人が並び、開店後も店内では多くの人がレコードをワシャワシャと掘ったりしてちょっとしたお祭りみたいな雰囲気になります。

まぁ〜正直に言うと当店はRSDの協賛店ではないので、まったくの関係ナイので「あ〜ナンかやってるな〜」っていうカンジでそこまで強く意識しているワケでありませんケド。

例年通り、いつも通りの営業をしているってカンジですね。

トコロが今年は、前日の時点でちょっとした違和感がありました。

というのもお客さんから電話が何本か入ったんですよね。

「〇〇の入荷ありますか?」
「もし入るなら必ず購入するので取り置きお願いしたいんですが…」

そんな問い合わせが、複数回立て続けにあったんですよ。

で、その〇〇なんだけど、オイラまったく知らないアーティスト名だったんですよね〜(笑)
電話を切ったあとに調べてみたら、イケメン揃いのK-POPグループでした。

この瞬間、ちょっとした引っかかりがあった。

K-POPとレコード。
オイラの中では「ナンで?」って思うくらいホトンド結びつかなかった文脈だったんですよね。

でも同時に、こうも思った。

「ああ、レコードってココまで来たんだな…」って。


■ 渋谷の行列と、可視化されたブームの熱量

RSD当日、SNSを見ていると渋谷の大型店には開店前から長蛇の列の画像がポストされていました。
しかも並んでいるのは日本人だけじゃなくって外国人の姿もかなり多いんですよ。

ん〜あの光景は今のレコード人気を表す象徴な画像でしたね。

かつては一部のマニアやDJやコレクターのものだったレコードが、今や観光の目的にもなっている…つまり、レコードは「音楽メディア」であると同時に「カルチャー体験」になっているみたいな感覚ですね。

そんな中でつい先日、日本でもっともアクセス数が多いYahoo! JAPANのトップにもレコード関連の記事が掲載されていた。

「レコード生産が33倍に急増した理由」

この「33倍」という数字はインパクトがありますね〜ただ、マーケットの構造を冷静に見ると、もともと極端に縮小していた市場が戻ってきただけとも言えます。

つまり重要なのは数字そのものではなく、

「一度ホボ消えかけたアナログレコードというフォーマットが、再び社会の表舞台に戻ってきた」

という事実だと思うんですよね。

こういった現象がニュースとしての話題性になっているんでしょうね。


■ 現場の実感としてのレコード人気の継続

小規模で12インチシングル専門という極めて偏った品揃えのレコード店でもある当店でも、この流れはハッキリとカンジています。

特にココ1〜2年でレコードを聴き始めたばかりのビギナー層が増えてきたな〜って。
年齢でいうと20代前半から30代前半くらいの人が多いですね。日本人も外国人も両方この年齢層が際立っています。

面白いのは、12インチシングルがナンなのかを知らない人も多いコトです。

店に入ってきて、棚に並んだレコードを前にして立ち止まる。
ドコから見ればいいのかわからない…明らかに慣れていないっていうカンジが伝わってくるんですよね。

でも、その中で試聴して、コメントを読んで、少しずつ選び始める。

そしてナニのキッカケを掴んである瞬間に理解するんでしょうね。

「あ、コレって全部シングルなんだ…」って。

タブン、あんまり12インチシングルって見る機会が多くはナイんでしょうね。

でも、知っている曲とか見つけて「アレ?アルバムに収録されているのとちょっと違うかも?」ってなって興味を持ってもらえるみたいなパターンですね。

そこからリピートにつながるケースはかなり多いという印象です。

こういった流れを見ていると、レコード人気はまだ続いているって思うんですよね。
だけど、思うのは単純な拡大ではなく「質の変化」を伴っているんじゃないかなぁ〜って。


■ レコード市場は今どこにいるのか──成熟期という現在地

ココで少し視点を引いてみると、レコード市場は今ドコにいるのかというハナシになります。

いわゆるプロダクトライフサイクルで考えると、

導入 → 成長 → 成熟 → 衰退

という流れがある。
こういう図って見たコトあると思います。

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レコードの場合は一度衰退してからの“再成長”なので少し特殊だけど、オイラの感覚だと現状はおそらく

「成長期終盤〜成熟期初期」

に差し掛かっているんじゃないかなぁ〜って思うんですよね。

まだ人は増えている。売上も伸びている。
でも一方で、誰でも入れる市場になってきている。

これはかなり重要な変化で、「広がりきった市場は、次に『選別』に向かう」んじゃないかなぁ〜って個人的には思っているんですよね。

まぁ〜実際にはどうなるかはわかりませんが。


■ 流行はドコまで来たのか──「広がりきった」という状態

RSDの行列、SNSの拡散、メディア露出などなど。

ココまで来ると、レコードはもう「流行としては広がりきった」状態にあるんじゃないかなともと思うんですよ。

ただ、ココで勘違いしちゃいけないのは、流行が広がりきる=終わりではない というコトです。

むしろココからが重要で、「じゃあ、ナニが残るのか」が問われるフェーズに入んじゃないかなってカンジているんですよね。

ん〜コレね…1990年代から2000年代初期のあのブームのはじまりから終焉までを経験しているからこそ、そういったコトがメチャ気になるんですよね。

まったくあの時のおんなじ状況を辿るとは思ってなくて、必ず次のフェーズにマーケット自体が移行してゆくんだと思います。

だけどオイラの経験したブームは、多くの場合DJプレイが目的でレコードはツールとしての需要だったんですよね。

そういった状況で、ツールだけではなくレコード自体がコレクションとしてのニーズが付随したってカンジでしたからね。

結局、DJプレイはデジタルに移行したコトで広がりきったレコードニーズは縮小してゆくワケですケドね。


■ 「選別」という静かな変化が始まっている

で、思っているのが「選別」なんじゃないかなって。

最近の店頭を見ていると、その変化はすでに始まっているかもしれないコトはナンとなくであるがカンジているんですよね。

当店では、お客さんが探しているレコードって指名買いとレコード棚掘りの比率はだいたい4:6なんですよ。
しかもレコード棚を掘って良さげなレコードを探している人は明らかに時間をかけるようになってきているという印象もある。

試聴して、コメントを読んで、スマホでチェックして、悩んで、また戻ってくる。

一方で、SNSでバズった曲やヒット曲は依然として強い。

つまり今は、

 「受動的な消費」と「能動的な選択」が混在している状態なんじゃないかなって思うんですよね。

だけど、この状態は長くは続かないんじゃないかなぁ。
やがてどちらかに寄っていくと思うんですよ。

そしておそらく残るのは、

「自分で選べる人」

なんじゃないかな〜って思うんですよね。


■ レコードは商品か、それとも文化か

ココで改めて考えたいのが、レコードの本質です。

オイラの中では、レコードは単なる商品ではナイって思っているんですよね。

モチロン音楽を聴くためのメディアではあるのですが、でもそれだけじゃないっ!っていうカンジですね。

  • 手に入れたい
  • 持っていたい
  • 集めたい

そういう感情も含めて成立しているんだと思うのです。

つまり、

「レコードは『文化的消費』の側面が強い」メディアだと思うのであります。

そして文化というものは、流行とは違って残るモノなんだともカンジていたりします。


■ 文化として定着するために必要なコト

じゃあ、レコードが文化として定着するために何が必要かってコトですよ。

コレは自分の中では結構ハッキリとしていると思っていて、カンタンに言うと

「そのレコードの文脈を伝えるコト」

なんじゃないかなって思うんですよね〜もうコレに尽きるかもしれません。

曲の背景、その時代、アーティストの立ち位置みたいなそういう情報があるかないかで、同じ音でもまったく違って聴こえるって結構アルと思うんですよね。

まぁ〜感情的な部分も含めてですけどね。

だから当店ではシッカリとそのレコードのコメントを書くというコトにコダワッていたりします。
正直、在庫しているレコードすべてにその曲のコメントを付けるっていうのはめちゃくちゃ手間はかかりますが…(笑)

でもそれが誰かの「選ぶ理由」になるならやっぱり意味があると思うし、コメントがキッカケで聴いてみたら良かったから購入していただけたりしたら、やっぱり報われる気がしますしね。


■ 受動から能動へ──これからのレコードとの向き合い方

レコードを手にしたばかりの頃って、誰しも「ナニを選べばいいのか」って戸惑うものだと思うんですよね。

レコード店に来て、棚にずらっと並んだレコードを前にして、ドコから見ればいいのかもわからない。コレってホントに多くの人が通る道だと思うんですよね。

だから最初のうちは、世の中の流行やシーンの大きな流れに身を任せるのはごく自然なコトだと思います。
City Popが流行っていればそれを聴くし、Lo-Fiが流行っていればそれを探す…そうやって入口に立つのは、むしろ健全な流れだと思います。

でも、レコードの面白さって、その先にあると思うんですよね。

「自分だけの耳やセンス」を育てていくみたいなプロセス…ココにこそ、アナログレコードという文化の本当の醍醐味があるんじゃないかなぁ。

じゃあ、その「耳」ってどうやって育てるのか…。

コレはすごくシンプルで、「受け身で聴くだけじゃなくて、自分から掘るコト」もうコレに尽きると思うんです。

たとえば、自分が「いいな」と思ったアーティストがいたとします。
その人がどんな音楽に影響を受けているのかを辿ってみる。

あるいは、信頼しているDJがプレイしていた1曲があったら、そこから派生して同じレーベルやプロデューサーを調べてみる、みたいにしてそうやって「音の源流」を自分で辿っていく。

このプロセスがめちゃくちゃ大事なんだと思うんです。

ただ有名なレコードを知識として持っているだけじゃなくて、

「なぜそれが良いのか」を自分なりに感じ取る

ココまでいくと、音楽の聴こえ方がガラッと変わると思うんですよ。

そして気がつくと、誰かに勧められたものじゃなくて、

 「自分で選んだ1枚」

が増えていく。

この積み重ねが、その人のセンスになっていくんだと思う。


オイラはよく思うんですけど、レコードってただの音楽メディアじゃなくて、「出会い方で価値が変わるもの」だと思うんですよね。

流れてきた音をなんとなく聴くのも悪くない…でも、自分から掘って出会った音って、やっぱり別物なんですよね。

その違いを知った時、ただの「リスナー」だった人が、「自分の美学を持ったミュージック・ラバー」に変わる…そんな瞬間が訪れるんじゃないかなと思います。


■ 結論:流行の終わりではなく、選別の始まり

今のレコード人気は、確実に成熟期に入りつつある。

そしてブームはいつか落ち着く。
もうコレは避けられないでしょう。

でも、それは終わりじゃなくって、むしろ「選別の始まり」になるんじゃなかいかなって思います。

流行の中で手に取られたレコードの中から、本当に必要なものだけが残っていく。

その積み重ねが、文化になるんじゃないかな…って。


■ 最後に──レコードは出会い方で変わる

キット、知らないだけで、良いレコードは無数にあるんですよ。

でも、受け身のままだとそういったレコードって出会えないですよ。

なので、少しだけでイイから、自分から掘ってみてほしいな〜って思うんですよね。

レコード店がこんなコト言うのってなんだかポジショントーク的ではありますけど、レコード店に訪れて「〇〇ありますか?」って訊いて「ありません」って言われたら「さようなら〜」って帰っちゃうのは、なんだか折角の出会いの機会をのがしているような気がするんですよね。


レコードに針を落とす理由が「流行」じゃなくなった時、その人にとってレコードは、単なる音楽じゃなくて、ひとつの文化になるってやっぱりアルと思うんです。

そして当店は、その「最初の1枚」に出会うキッカケになる場所でありたいと思っているんですよね〜。


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Next Records Shop at Shibuya Tokyo Japan.
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東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード Next Recordsです。
とある日の土曜日の夕方に通販の梱包作業やお客さん対応に目処が立って時間があったのでかなり久しブリに渋谷のTOWER VINYLさんへ訪れてみました。
ちなみに1年間の内、自店舗の営業のために300日以上渋谷に通っていますが、TOWER VINYLさんへ訪れるのは、2回目という久しブリの訪問です。
元々新宿で営業していたTOWER RECORDSから渋谷に移転してきたが2021年9月で「一度、どんなお店なのか訪れてみたいなぁ〜」って思っていたのですがはじめて訪れるコトが出来たのは約1年後の2022年でした。
で、2024年の2月に販売面積を大幅に拡張するためにTOWER VINYLをリニューアルしたというニュースを見て同じく「どんなお店になったのか訪れてみたいなぁ〜」と思ってはじめて訪れたのが今回であります。
2021年に渋谷に移転して3年間で2回目の訪問・・・レコード店主的な発想だとホントは、もっと競合他店の動向やお店の運営とかに敏感になった方がイイんでしょうね〜距離的にはもうホント歩いて数分の場所なんだケド、心理的な距離がメチャ離れているみたいなカンジなのかなぁ(笑)

だけど、フダン当店で、接客していて思うのですがホント、TOWER VINYLのロゴマークが入ったショッパー(レコードを入れるビニールバック)を持ったお客さんが多いんですよね。
タブン、お客さんの買い物の流れが、TOWER VINYL〜Face Recordsに寄ってフト廻りを見渡すとNext Recordsのカンバンがあるのでついでに寄ってみようか・・・みたいなカンジなんでしょうね。
ちなみについでに訪れるお客さんのホトンドが外国人です。
渋谷のレコード店界隈の規模感からするとTOWER VINYLとHMV record shopがデカいレコード店なのですが、当店からすると明らかにHMV record shopの方が近いんですが、お客さんの持っているショッパーのロゴマークは、TOWER VINYLの方がよく見かけますね。
で、およそ2年ブリに訪れたTOWER VINYLさんですが、週末の夕方というコトもあって結構なお客さんがレコードを見ていました。
まぁ〜売り場面積も相当広いので結構な人数のお客さんが訪れていても密度は、パラパラというカンジに見えるのですが、ザッと人数を数えてみたトコロ、80人以上のお客さんが滞在していましたね。
訪れているお客さんの比率は、見たトコロ7割くらいが外国人でしたね。
男女比は、8:2くらいで圧倒的に野郎率が高いです。
年齢の比率は、30代位の人が多いカンジですね・・・でも、意外にも20代くらいの若い人も多いです。
そういえば、TOWER RECORDSが2019年に新宿にアナログレコード専門の売り場を作った時に記事にしたコトを思い出しました。
その時の記事はコチラ
タワーレコードのレコード専門フロアに行ってきた。

この記事を読み返してカンジたのですが、コレ今から5年前の画像なのですがこの時は、圧倒的に日本人率が高いですね、さらにツッコめばオッサン率が高い(笑)
今と比べるとお客さんの構成は、カンゼンに変わっていますね。

店内の様子は、あのデカいTOWER RECORDSのビルの1フロアすべてがアナログレコード専門のフロアになっているだけあって相当広いです。
で、その広いフロアにジャンル別で区切られているようなカンジになっています。
販売されているレコードは、新譜・再発盤と中古盤で、ボリューム的には新譜・再発盤の方が多いですね。
新譜・再発盤と中古盤でレコード棚は別けられていたのですがレコードを見ているお客さんは、明らかに新譜・再発盤が入ったレコード棚を見ている人が多いカンジでしたね。
オイラからすると新譜や再発盤なんていつでも買えるのでそんなの後回しにして今、そのレコード店でしか購入できない中古盤の方をメインにディグった方がイイのにっ!って率直に思うのですが、今のレコードを購入している人はそうではナイんでしょうね。

せっかくレコード店に訪れたので初心にかえってエサ箱に入ったレコードを見てみました。
一応、ちゃんと12インチシングルは、別に「12インチシングルコーナー」が設けられていたので助かりましたね〜でも、お店の規模感からすると圧倒的に12インチシングルの在庫数は少ないですね。
まぁ〜このアタリもTOWER VINYLさん的には、メインの販売アイテムではナイって位置づけなのかもしれませんね。
コレは、TOWER VINYLからの流れで当店に訪れるお客さんからも受ける印象と同じで当店の在庫しているレコードのほぼ全てが12インチシングルであるコトを知ると店内を一巡するだけでお帰りなるトコロから解るようにお客さんのお目当てのレコードは、LP(アルバム)がメインなんでしょうね。

で、TOWER VINYLの在庫の12インチシングルを見出したのですがオイラの職業柄というか性分なのかも知れませんが、レコード店に在庫している12インチシングルは、一通り全部チェックしないと気がすまないんですよね。
で、エサ箱スタイルでストックされている部分はモチロン、その下の棚、要するに背表紙がコチラ側に向いて在庫されているレコードもしゃがんで全部チェックしちゃうんですよね。
で、ガシガシとレコードを掘り進めてフト、我に返って廻りを見渡すと・・・ダレも下の棚に入ったレコードをしゃがんでチェックなんてしていないんですよね。
「アレ?もしかしてオイラ、超浮いてるかも?」ってカンジちゃった次第であります。
他のお客さんがどんなカンジでレコードを掘っているのかってコトを客観的に観察してみると、大多数のお客さんがエサ箱の上に入ったレコードをサクサクってカンジでアッサリとチェックしているような印象です。
お好みのジャンルのレコード棚をザクザクと一生懸命に掘り進めていくような掘り方をしている人は、あまりいませんでした・・・というか、オイラの掘り方がかなり異彩を放つようなカンジに見えちゃっていたかもしれませんね・・・。
でも、レコードに興味がなかったらこんなアナログレコードしか在庫していないお店には訪れないので来店しているお客さん全員がそれぞれお好みのレコードを購入したい為にTOWER VINYLに訪れているコトは間違いないのですが、タブンそのレコードにかける意気込みというか熱量の差なのかなぁ。
まぁ〜海外から旅行で日本に訪れているホトンドの人は、観光ついでにレコード店へ訪れているカンジなのでそんなにレコード店への熱量は高くないのは、自然なコトなんでしょうね。
TOWER VINYLさんの在庫している12インチシングルに関しては、オイラ的にはあまり興味をソソるような内容ではなかったです・・・まぁ〜コレは、TOWER VINYLさんの12インチシングルの状況を事前に他のお客さんから訊いた通りでしたね〜入荷とかのタイミングもあると思いますが、コレはっ!っていうタイトルの12インチシングルを見つけには、至りませんでした。
店内には1時間ホド滞在したのですが、結構な頻度でお会計を待つレジの行列が発生していましたね・・・ん〜スゴいっ!レコードを買うのにレジに行列が出来るとは、お店の在庫しているレコードとお客さんのニーズがカンゼンにマッチしている状態なんでしょうね。
にしても、外国人客がホント、多いんですよね〜コレは、タブンなんかしらのプロモーション的なコトがキッチリと行われていているんでは、ナイでしょうかね。

で、TOWER VINYLを訪れて1週間後にこんなニュースが・・・。
「音楽はサブスク」時代になぜ? 最高益を更新したタワレコ大復活の理由
ナンとTOWER RECORDSが2022年には赤字転落から2023年には約10億の黒字、さらに2024年は前期比85.5%増の18億8300万円と増益したというニュース、さらにこの数字はCDがもっとも売れていた時期を上回る過去最高益だそうです。
コレ、TOWER RECORDS全体の利益なのですがすが、上記の記事にも少し取り上げられていますが、リニューアルしたTOWER VINYLの売上も少なからず影響している様子がカンジますね。

まぁ〜ナンにせよTOWER VINYLさん、イケイケみたいですね。

FLIGHTT / LET'S GET JAZZY
FLIGHTT / LET'S GET JAZZYの試聴
next recordsのサイトでFLIGHTTのレコードを探してみる

先日、以前動画で当店を紹介してくれたELLA RECORDSのスタッフさんとお話しする機会がありました。
上記の動画制作では、「【RECORD SNAP JAPAN】YOUは日本でどんなレコードを買ってる?」という街でレコードを持っているレコード好きな外国人に声をかけてインタビューをするという企画があるんですよね。
そういった経緯もあってコレまでに多くのレコード好きな外国人とハナシをしたと言っていました。
で、インタビューをした外国人のレコード歴は、どれくらいなの?って尋ねるとホトンドの人がココ2〜3年前にレコードを聴き始めた人なんですよね〜って教えてくれました。
そういったコトとオイラがTOWER VINYLで見かけたお客さん層を照らし合わせると、タブン最近レコードを聴きはじめてコレクションするようになったライト・リスナー層が今のアナログレコードのブームを牽引しているんじゃないかなぁ〜って思ったんですよね。
オイラも店頭でそういった外国からのお客さんを接客していてカンジるのですが、知る人ぞ知るみたいなマニアックな曲のレコードよりも80年代とか90年代とかにヒットチャートの上位にランキングされたメジャーなヒット曲のレコードをよく買っていくんですよね。
もうレコード歴ン十年みたいな人は、そういったメジャーな曲のシングルってリアルタイムで買っている人が多いんですよね。
ソレに、そういったヒット曲のレコードを買ってくれるお客さんの年齢も「キミ、まだ生まれていないでしょう!(笑)」みたいな比較的若い人が買ったりしているですよね。
TOWER VINYLの在庫のレコードってそういったニーズのアイテムを豊富にラインナップしていたのでお客さんのニーズを的確にキャッチアップできているのが最高益に繋がったのかもしれませんね。
他店のコトとはいえ、アナログレコードを聴いてコレクションするというカルチャーが広くなるコトには、率直にウレシく思う次第であります。
ウチもがんばろう〜っと。

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kongas_whycantwe
以前、ブログにこんな記事を投稿しました。
今のレコード人気の先を想像してみた

レコードの人気が高まった理由や、今後のトレンドの可能性について2024年のいま時点でオイラが思うコトをツラツラと書いた内容なのですが、現象としてレコード価格の上昇だとか、需要と供給のバランスのコト、このレコード人気の規模感・・・更には、このレコード人気は、いつまで続くんだろう・・・ってちょっと憂慮している部分なんか等を書いたワケです。
まぁ〜20数年のレコード店を営んできたコレまでの経験みたいなコトを踏まえてタイトル通りの少し先のコトを想像してみたワケです。

で、その後にこんなニュースが立て続けにありました。
タワーレコード渋谷店がリニューアル TOWER VINYLが2倍の大きさへ!さらに洋楽、クラシックフロアも充実

レコード専門店「HMV record shop」が関西初出店! 2024年3月8日(金)、心斎橋にオープン!

そんなオイラが懸念しているコトとは、まったく真逆に大手の販売店は、「アナログレコードはまだまだイケるぜっ!」ってカンジでアナログレコード専門の販売フロアを拡張したり、新規で販売網を増やしたりと拡大・拡張路線へとまだまだイケイケドンドン状態のようです。
TOWER VINYL 渋谷ではリニューアル後は、コレまでの在庫7万枚から新品レコード6万枚、中古レコード4万枚以上増えて総数10万枚以上のアナログレコードの取扱になるそうです。大阪のHMVは、5万枚の在庫とのコト。
10万枚とか5万枚とか・・・モノスゴイ枚数のレコードですね・・・。
大手のレコード店なのでトーゼン、リニューアルや店舗を増やすコトに関してその費用対効果やかけた経費をどのくらいの期間で回収しようとか、もちろんどのくらいの売上を上げるとかキチンと計算した上で、「コレは、やるメリットがある」って判断した結果で実施するんだろうと思います。
モチロン、今のレコードのトレンドや今後の移り変わりなどもリサーチしてこの判断を下したってコトなんでしょうね。

HMVのアナログレコード専門店が渋谷にオープンしたのって2014年だったんですよね。
そのコトについてはオイラもこのブログで記事にしました。
「マジで?」HMV、渋谷に「中古レコード専門店」アナログ中心に8万点
もう10年も前のコトなんですね・・・。
正直にこの時のニュースは、オイラの中でもタイトル通りに「マジで?」って思ったワケです。
確かに2014年に既に下記の記事を書いていたので、その数年前からそのブームの兆し的な予兆はあったのですが・・・。
レコードってホントに人気なのか? 2014年版

まさかあのHMVがアナログレコードの専門店を渋谷に出店するとは、オイラの想像の遥か斜め上をイッていたワケです。
しかも1990年から2000年代前半の渋谷のレコード人気を牽引してきた渋谷レコード店御三家のひとつであるDMR跡地にオープンするというダブルで驚きの出店でしたしね。
オイラ的には、確かにレコードの人気がジワジワと高まって来ているというのは、雰囲気としては理解していましたが、その10年後の今、まさかこんな状況になるとは、思っても見ませんでした。
一応、2012年にオイラが書いた記事も貼っておきます。
レコードってホントに人気なのか?(2012年版)

コレ、今のレコードの人気を既に10年前に見据えての出店だったのか・・・って想像すると恐ろしいホドに的中していますよね。
その後に2019年にタワーレコードのアナログ専門店TOWER VINYLが新宿でオープン、2021年にTOWER VINYL 新宿が渋谷へ移転となります。
HMVもタワーレコードも今のレコード人気を見据えて2014年にHMV、2019年にTOWER VINYLをオープンさせたと思ったら恐ろしいホドのリサーチ能力だと思うんですよね。

で、そんなリサーチに長けた大型店舗が、奇しくも今年の同じ時期にアナログレコードの販売網を増やすというのは、更に今後のアナログレコードのブームの先読みをした結論としての展開だと思うんですよ。
まぁ〜実際、どうなるかナンてコトは、ホントわからないのですが、アタマのキレるマーケターさんとかは、こういった数年後のブームの先読みをして事業展開していくんでしょうね・・・ヤッパリ。

だけど以前にこのブログでも触れましたが、こういったブーム的な現象っていつかは必ず、収まるというか終焉を迎えるというのは世の常だと思うんです。
一般的には、このようなブームの起こりはじめから終焉に向かうまでにいくつかの段階があるようです。
起こり始め(エマージェンス)
ブームの起こり始めは、最初にごく一部の流行に敏感な人々の間で注目され始めたりします。この段階では、新しいアイデアや発見が少数の先駆者達によって広められていくんですよね。今回の場合だと、「80年代の日本のニューミュージックがメチャ、イイっ!」みたいな発見であったり再評価であったりがコレに当たるんでしょう。

成長と普及(ピーク)
その後、ブームが広がり、多くの人々に影響を与える段階となります。一般的にはエマージェンスから数年後に到達するみたいです。
この時期になると、メディアでの注目度が高まり、多くの人々が参加し始めて、商品の売上が急増し、そのトレンドが一般的に認知されます。
まぁ〜今でも、メディアでは相変わらず「アナログレコード人気」は、頻繁に取り上げられていますね。

成熟と定着(プラトー)
ブームは、一時的なものでなく、一定期間続く段階を迎えます。この成熟期には、多くの人々がそのトレンドに慣れてそれが日常的なモノになります。要するにレコードを買ったりレコードをコレクションしたりするというコト自体が、特に珍しいコトではなくフツーの趣味になるみたいなカンジでしょう。

終焉(デクライン)
こういったブームは、必ずしも永続的ではありません。飽和状態に達したり、ソレに変わる新たなトレンドが登場したりするコトで、ブームは終焉に向かいます。一部の人々は、興味を失い需要が減少します。メディアでの注目度も低下して、別のトピックが話題になります。
このデクライン期は、2000年代はじめ頃のDJブームを知っている人であれば、思い当たるのではナイでしょうかね・・・。

このブームの起こりはじめから終焉してゆく流れってコレまでの数々あったトレンドの変化にアテはめるとその時期の期間はそれぞれ違えど結構、この段階に沿っているようなカンジがしますよね・・・。
こういったブームの段階をレコード人気にアテはめると、今は「成長と普及(ピーク)」の段階にあたるのかな・・・。
というコトは、まだこの先にレコードの人気が拡大する余地があるというコトなのかもしれません。

前回の記事でも書いたのですが、アナログレコードで音楽を聴くコトとかレコードをコレクションするという・・・こういった趣味ってそのアイテムが普及している文化圏のみで認識されるコトだと思うのです。
要するにレコードを嗜むコトが文化として歴史的に定着していない国や文化圏では、レコードで音楽を聴くコトの良さ自体が、理解されにくいんと思うのです。
だけど今は、そういった世界のトレンドとかも国や地域・文化圏など関係なく情報として入ってきますからね。
オイラの認識ではコレまでレコードなんて全く意識されていなかった発展途上国の人々までがレコードを買いにお店を訪れたりしているのを見るとレコードの人気はモノスゴい広さにまで拡がっているのかもしれない・・・って思わざるをえないんですよね。

今の時期って中国で言う正月にあたる「春節」だそうで、今年は訪日中国人はとても少ないってニュースで伝えていました。
とはいっても渋谷では結構な人数の中国からの観光客は、メチャ多いですけどね。
でも、前回の中国人の爆買いがニュースになっていた時って、レコード店を訪れる中国人は皆無だったんですよね・・・たまぁ〜に香港から訪れるお客さんがいるくらいでした。
だけど今年は、明らかに中国本土から訪れた中国人客が増えてきようなカンジがします。
しかもチャンとレコードを買っているんですよ・・・。
タブン、中国でも今の世界的なアナログレコード人気のコトは伝わっていて、トレンドに敏感な中国人がレコードを買い始めたのかな?ナンてちょっと思ったんですよね。

いや〜ホント、今後どうなるかは、オイラには全くわからないですよ・・・だけど、HMVやTOWER RECORDの偉い人達は、この後に起こるだろうという予測を先読みして今、事業展開しているんでしょうね。

KONGAS / WHY CAN'T WE LIVE TOGETHER
KONGAS / WHY CAN'T WE LIVE TOGETHERの試聴
next recordsのサイトでKONGASのレコードを探してみる

こんなコトを書いていて「じゃあ、nextはどうすんの?」ってカンジですが、イロイロと思うトコロはあるのですが、どうしても以前のDJブームのコトがあって慎重なんですよね・・・。
ホント、ちょっとナンか起きるとスグに飛んでいっちゃうくらいの小さなレコード店だし大手の会社と違ってマンパワーも資金力も乏しいですからね。
それに中古レコードでオリジナル盤 12インチシングル専門っていうコトになると、どうしてもあまり手広く展開出来ないという現実もありますしね。
かといって、店主やスタッフが全く興味のない音楽やアイテムの販売するのは、つまらないですしね・・・。
まぁ〜地道にコツコツと、そして確実に積み上げていこうかな・・・って思う次第であります。

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今年(2023)の夏頃にとある大学生からアナログレコードの人気についてインタビューしたいという依頼があり快く受けました。
このブログでも過去に学生さんからレコードについてのお訊きしたいコトがあるというコトで応じたコトがあります。
その時のインタビューの趣旨というかテーマは、こんなカンジでした。
——————————————————————
音楽ストリーミングサービスが主流となる時代でナゼ、アナログレコードの売上が伸びでいるのか
――――――――――――――――――――――
経済系の大学の卒論で今のアナログレコード人気が如何にして起きたのかってコトを取り上げるというコトでした。
このブログでも「アナログレコード人気」についてはオイラもイロイロと思うトコロがあって散々このコトについてネタにしていました。
そういえば、同じ時期にアメリカの大学で音楽論について研究しているという教授からも質問されたコトがあったコトをこのブログで書きました。
その時の記事は、コレ
レコードの未来

大学生が卒論のテーマにレコード人気について調査したり、そもそも大学の教授もレコード人気について研究したりと今のレコード人気についてアカデミックな分野の研究対象になっちゃうってレコード店を営むオイラからするとナンだか面白いコトを研究しているんだな・・・ってカンジになります。
で、この時に卒論のテーマのために当店を取材した学生さんがつい先日、「卒論、出来ましたぁ〜!」ってご来店いただきそのレポートを見せてもらいました。
サスガにその卒論をこのブログにアップするコトは出来ないのですが、一通り読んでみてオイラも気づかなかったコトや知らなかった等など新しい発見があったので今回はそのレポートを読んだ感想文です。

レポートによると今のアナログレコード人気っていうのは第4期にあたるそうです。
ちなみに過去のレコード人気の時期は、こんなカンジだったそうですよ。
――――――――――――――――――――――
第1期(1988年ごろ〜)
CDがメインの音楽媒体になったコトによるレコードの良さが見直されて特定のジャンルの復刻盤が増加。マニア層から支持された。
第2期(1994年ごろ〜)
DJ人気と連動するカタチでのレコード人気。ファッションとしての消費。
第3期(2005年ごろ〜)
CDの衰退によりレコードが再評価。団塊世代の余暇を楽しむニーズが高まった。
第4期(2013年ごろ〜)
世界規模での流行。幅広い年齢から支持される。レコード自体の価値とコレクション的評価が高まる
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オイラは、カンゼンに第2期からドップリとハマっているってコトですね。
正直、第1期と第3期に関しては、「そんなのあったの?」って印象なんですケドね。
この時期の分類、大体の始まりの時期は、●年ごろって書いてるんだけどコレ終わりの時期って結構カブっているんでしょうね。
オイラの感覚だと1994年ごろからはじまった第2期がず〜っと継続しておよそ2006年頃まで続いていたようなカンジですね。
で、2007年にcisco閉店という衝撃的な出来事があってレコード人気の第2期は、収束した・・・って印象です。
第3期に関しては、タブン、オイラの店が扱っているレコードとは、まったく関わりのないジャンルのレコードが人気にだったんでしょうね・・・なので、オイラの知らないトコロで起きたブームだったんででしょう。
で、現在の第4期レコードブームを迎えたワケです。
レポートでは、2013年ごろから起きたコトが書かれていますね・・・というコトは、今年でこのレコードブームって既に10年くらい経ったってコトなんですね。
で、2013年の頃をちょっと振り返ってみました。
毎年12月の年末に今年の振り返り的な内容の記事を投稿しているのですが、2013年の第4期レコードブームが起きた時期の年末に書いた記事は下記になります。
今年一年のnext. records(2013年版)
上記の投稿ではこんなコトと書いています。
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今年は、縁もある深い知り合いのレコード店が残念ながら、2つも閉店しました。
お店の閉店を決意したご本人の心中は、オイラには想像出来ませんが、残ったお店側のオイラの気持ちもかなり複雑に揺れました。
世間では「アナログレコードが、ちょっとした静かなブームになっているかも?」みたいな話題がある中で、レコード店を閉店するっていうのもナンかね・・・。

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確かにこの頃から世間一般的には「レコード人気」の兆しみたいなモノがメディアでは取り上げれれていたようですが、ソレ以上に重かったののが知人レコード店の閉店でしたね。

アナログレコードの人気の兆しがあるコトがいわれている中でレコード店が閉店しているというその理由も今の過去を振り返った状況だと見えてきます。
今回の大学生のレポートでも第4期アナログレコードを大きく牽引しているキッカケとなっているのはご想像の通り「シティ・ポップ」人気だというコトが今となっては明らかなようです。
オイラもこの「渋谷レコード店日記」でも各メディアが取り上げたレコード人気に関する記事を頻繁にネタとして紹介しましたが、今の日本のレコードブームってタブン、コレが結構大きなキッカケになっていうんじゃないかな・・・ってオイラが思っているのが・・・。
レコード人気photo1
Youは何しに日本へ? 大貫妙子のレコードを求めて来日したアメリカ人のエピソード
この番組が日本中で放送されたコトで世界中で実は、80年代に発売されていたアナログレコードが世界的な人気になっているというコトを多くの日本人が知るキッカケになったんじゃないかな・・・。

今回の大学生の卒論レポートは、主に日本に於けるレコード人気をメインテーマにして考察・研究しているのですが、この第4期レコードブームは、日本だけでなく世界中で起きているコトだってコトなんですよね。
で、このブームの真っ只中にあったのが「シティ・ポップ」というカンジでしょうか。
当店のようなシティ・ポップには縁もゆかりもまったくないレコード店は、そのレコード人気のブームの蚊帳の外だったので、2013年の振り返りブログ記事では、ちょっとネガティブなカンジの状況の中だけど、ガンバっていこう〜みたいになってますね。
で、第4期アナログレコードブームのキッカケの要素の「シティ・ポップ」人気とレコード・ストア・ディでのアナログレコードの再評価が海外で高まって日本にその波がキタってカンジなんじゃないかな・・・。

あと、レポートでは、インターネットでの音楽の探しやすさってコトにも言及していました。
確かに音楽ストリーミングサービスによって最新の音楽と過去の音楽との境目もなくなったし、気になる曲があったらスグにスマホ1台で聴くトコロまでは、瞬時にたどり着くコトが出来るようになりましたしね。
そんな中で、音楽をカタチのあるモノとして実際に所有するってニーズに発展したっていうのは、利便性を追求した結果で音楽のデジタル化へ進んだにも関わらず、逆に音楽をモノとして所有するニーズへと繋がったっていうのは、かなり特異なケースなんじゃないかなって思います。

レポートでは、ライトユーザーとヘビーユーザー(マニア層) というセグメントを若者(非レコード世代)とレコード世代(中高年)という世代間にわけてどういった聴かれ方をされているのかという部分にも言及していました。
その中でも面白い切り口だなって思ったのが、レコードに於けるノスタルジーに関するコトでした。
文献によれば、ノスタルジーには、歴史的ノスタルジアと個人的ノスタルジアの2つがあるそうです。
で、若い人がレコードを聴くというのは、歴史的ノスタルジアに耽る部分が大きいそうです。
まぁ〜要するに今風に例えるとナンだか「エモい雰囲気」みたいなモノをカンジるってことでしょう。
で、中高年でもあるレコード世代は、過去の思い出に馳せるみたいな部分が大きいそうです。
あぁ〜コレは、分かるわぁ〜中高年世代にオイラも想い出深いレコードを聴いたら必ず「あの時、あんな風だった」ってカンジで個人的ノスタルジアに浸りまくっていますからね。

レコードではこのように結論に辿り着いたようです。
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音楽ストリーミングサービスが主流となる時代でナゼ、アナログレコードの売上が伸びでいるのか
結論
今と昔の製品を平等に選択できるようになった現代の消費において4つの消費者層(若者・レコード世代【中高年】・ライトユーザー・ヘビーユーザー)によりレコードの複合的な魅力は評価されたため
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確かに今のレコード人気って世代間やその趣味の深掘り感とかがコレまでの一部のマニアックな層や年代だけに収まっていないのは、オイラもナンとなくカンジています。
要するに幅広い層に「レコードで聴く音楽ってイイよね〜」って思われているようなカンジですね。

レポートには言及されていませんでしたがコロナの影響も多分にあるような気がします。
オイラもこのブログでも書いていますが、コロナがはじまる2019年頃ってお店に訪れるお客さんのホトンドが外国人だったんですよね。
タブン、2019年の時点で日本ではまだ兆し程度だったレコード人気は、海外ではトンデモナイくらいデカいムーブメントになっていたってコトですね。
で、コロナ禍になって自宅で過ごす時間が増えたコトで結構な日本人が「あぁ〜レコードって流行っているんだ・・・」って気付いたんじゃないのかなって思うんですよね。
実際に2021年頃からテレビや紙媒体等のメディアでのレコードを扱った内容がメチャ増えているんですよね。

GRANDMASTER FLASH AND THE FURIOUS 5 / FREEDOM
GRANDMASTER FLASH AND THE FURIOUS 5 / FREEDOMの試聴
next recordsのサイトでGRANDMASTER FLASH AND THE FURIOUS 5のレコードを探してみる

今回、読ませて頂いた卒論のレポート・・・オイラのような超マニアックで偏った視線からみたブームではなく、とてもフラットで若い人から見た視点でブームのナゾをヒモ解いていた部分に関して「へぇ〜そんな風な見方をするんだ・・・」ってオイラにとっても新鮮な印象を受けました。

やはり既に過去のメディアでもあるアナログレコードが全てのモノがデジタル化に置き換わる中で真逆の動きをしているコトってホント、特異な現象ですよね・・・。
音楽を楽しむ為に利便性を追求した結果で音楽ストリーミングサービスが出来たのに便利になりすぎて、つまらなくなって敢えて手間と時間がかかるレコードの評価が高まる・・・って、しかもソレが世界中で起きている・・・って、ホントに不思議です。
大学生が卒論のテーマに取り上げたり、果ては大学教授までも研究する対象にしたりするって興味深い事象なんでしょうね。
オイラもこのレコード人気については、イロイロ思うトコロがあってブログでも頻繁に取り上げていますがオイラの結論は、「正直、ナンでこうなったか解らない」んですよね・・・。
まぁ〜ニンゲンのヤッているコトですから理解不能なコトもありますよね。

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cassioware_fantasy

さ〜って今回は、レコードのコトについてどんな記事を書こうかな・・・ってアナログレコードに関する内容が書かれたニュースサイトをネタ探しでイロイロ見て廻ったのですが、もうホント、「アナログレコード人気」について書かれたニュースが連日投稿されていますね。
一応、オイラはこの「渋谷レコード店日記」の記事を書くにアタリ、記事のネタになるようなレコード関連のニュースを常にウオッチしているのですが、ホボ毎日、Goolge様から「レコードの関するこんな記事が書かれているよ」ってカンジでアラートが届きます。
まぁ〜どの記事を読んでも内容的には、「レコードの販売売上が前年度の●倍になった」とか「●●が、アナログレコードで再発される」とか、「レコードプレーヤーの新製品が発売!」とか、ほとんどコレまでに既にあった記事を少しアップデートしたような内容でドレも似たり寄ったりなカンジですね。
ん〜レコードの人気ね・・・オイラは、世間一般的に言われている「アナログレコード人気」についてちょっと懐疑的な見方をしているトコロがコレまであったのですが、つい先日とあるレコード店オーナーさんがYouTubeで配信されたインタビュー動画で今年度の売上について語るシーンを見てカラダに稲妻が疾走るホドの衝撃をうけました・・・。

動画のサムネに「年商10億!」に書いていますがっ!
年商10億円・・・スゴいっ!
ビジネスモデルとしては、当店と同じ様にレコードを買い取りして販売してというカンゼンに一致している所謂、「中古レコード販売の基本モデル」なのですが、かたや年商10億円・・・いっぽう当店はというと・・・ソコソコ・・・。
ん〜イヤ〜でもこの動画を見て思ったのですが、中古レコードの販売もなかなかまだまだ夢があるな〜ってカンジましたね〜。
というか、多くの零細中古レコード店主は、この動画を見てかなり勇気づけられたんじゃないでしょうかね〜(笑)
ちなみに上記の動画のFTFさんというのは、当店と目と鼻の先にあるレコード店、Face Recordsさんを運営している会社さんです。
年商10億円というのは、単純にその1年間に販売で得た売上であるので経費を差し引いた利益がどれくらいなのか、全然わからないのですが、中古レコードの販売だけで年商10億円というその巨額な数字だけでも「うぉっ!スゲーーーっ!」って思っちゃいました。
ま〜FTFさんは、販売のスケールというか規模が、まったく当店とは比べ物にならないくらいのビッグビジネスですからね。
5つの中古レコード店の運営 & eBay等のネット通販の運営がウマく出来れば、10億円の年商を達成できるっ!ってコトですからね。
ホント、スゴいっ!・・・当店も年商10億円を目指しますっ!(笑)
トコロで、日本の中古レコード業界の巨人、ディスクユニオンさんは、Wikipediaによると売上高    100億円オーバーだそうです。

一方、今年は、渋谷でも老舗のレコード店が破産によって営業停止したりというコトもありました。
レコード回帰の動きの中で・・・
明らかに対極的ですよね・・・かたや年商10億円でもう一方は、破産によって営業停止という・・・こういったレコード店の命運をわけるのはやはり店主のビジネススキルによるものなのでしょうかね・・・。
そして、渋谷でもまた新しい動きがありました。
渋谷に 中古レコード・CDショップ レコファンが復活!?
コロナ禍の真っ只中の2022年夏に26年間も長きに渡って営業していた渋谷レコファン BEAM店が惜しまれながら閉店しました。
その時の記事は下記になります。
コロナの影響で渋谷のレコード店が閉店
あのコロナ禍、真っ只中から2年余りが経過したのですが、2022年12月にレコファンが渋谷に新店舗での営業を再開したというニュースです。
しかも場所は、渋谷駅の真ん前っ! MAGNET by SHIBUYA109 という立地の良さです。
現在は、プレオープン中というカンジでお店の営業をしながら2〜3ヶ月かけて在庫を増やして完全オープンを目指すというカンジのようです。

ん〜こういった状況を考えると・・・明らかに、レコード人気が昨年よりも高まって来ていると言わざるを得ませんね・・・。
具体的な数字は、FTFさんの年商10億円だけですが・・・ま〜雰囲気というのも大切ですからね。

今回の記事のタイトルを
「レコードってホントに人気なのか? 2022年版」ってしたのですが、実はこの「レコードってホントに人気なのか?」は、定点観測記事的な内容として過去にも言及したコトがあるテーマなんですよ。
前回のは5年前に書いています。
レコードってホントに人気なのか? 2017年版

でその前は、8年前に書いていますね。
レコードってホントに人気なのか? 2014年版

で、さらに10年前の2012年にも同様にレコード人気について書いています。
レコードってホントに人気なのか?

イヤ〜我ながらスゴいなぁ〜って・・・長年ブログを書き続けているとその当時に思ったコト、カンジたコトが想い返すコトが出来る的な・・・(笑)
で、上記で「レコード人気」について10年にも渡り書き続けているワケですが、2022年の今の状況はというと・・・当店にもそのレコード人気の影響が多少、波及してきたようなカンジがします。
ホント、まだまださざ波程度ですケドね。
というのも、ココ最近、DJプレイでのアナログレコードのニーズがジワジワと高まってきているような様子がうかがえるようになったんですよ。
この「渋谷レコード店日記」ブログの影響も多少あるのかもしれませんが、新たにご来店いただいたお客さんから
「DJプレイに興味があるんですが・・・」とか「どんな機材が必要ですか?」ナンて質問をよくされるようになりました。
また時々「12インチシングルってLPとどう違うのですが?」なんて12インチシングルに興味があるような内容の質問もあります。
コロナも影響も多少、収まってきて尚且、海外からのお客さんも結構、増えてきて・・・ちょっと、波が来てるかも・・・?ってカンジるようになりました。
まだまださざ波ですケドね・・・(笑)

CASSIOWARE feat. SAJAEDA / FANTASY
CASSIOWARE feat. SAJAEDA / FANTASY の試聴
next recordsのサイトでCASSIOWAREのレコードを探してみる

2014年に書いた「レコードってホントに人気なのか?」で
アナログレコード 流行
ってキーワードで検索したらどんな結果だったのかって記事にしているのですが、2022年ではどうなっているのだろうって8年ぶりに同じキーワードでググって見ました。
google-reserd

ん〜やはり、今年や昨年にレコード人気について言及された記事がドカドカ出てきますね。
で、ちょっと面白いのがGoogle検索の下の方に表示される関連キーワードに
「レコードブーム 終わり」
「レコードブーム 嘘」ってキーワードが表示されているという(笑)
まぁ〜ブームと言うものは、必ずいつか終わりを迎えるものなのですが、オイラがこの「レコードってホントに人気なのか?」を10年前に書いてから今だ「レコードブーム」は、継続中であるコトを考えるといったい、いつまで続くんだろう・・・ってちょっと思いますね。
もしかしたら、このままあと10年つまり2032年も「アナログレコードが人気ですっ!」ってヤってるのかな・・・知らんケド(笑)

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