soulfusion_wecanmakeit
このブログを書くにアタリ、「アナログレコード」に関するネタになるようなニュースや話題がないかなぁ〜って日々、探し回っているのですが、相変わらず新しいニュースがドバドバ流れていますね。
というか・・・アナログレコード関連の話題って増えてきているような気がします。
レコードって技術的には、もうヨホドのコトがない限り、新しい技術革新はおきない、超枯れた技術なのですが、こんなに毎週新しい話題が大手のメディアから投下されている状況に
「ナニやらバブルっぽい雰囲気が漂ってナイか?」って違和感をカンジなくナイ・・・ってカンジがします(笑)

そんな多くのアナログレコードな話題が投下される中で先日、ご来店いただいたお客さんとなかなか興味深いハナシが出来たました。
ご来店いただいたのは、40代後半くらいのお客さんで、趣味でDJプレイを楽しんで時々、ご友人たちとイベントを催してソコでもDJをしているそうです。
ちなみにプレイするのはアナログレコードではなくってPCです。
コレまでの経緯を訊いてみると、90年代のDJブームでアナログレコードを蒐集してプレイしていたトコロに2000年代前半にやって来たコントロールヴァイナルによるDVSへのプレイへ移行したそうです。
ソレまで数千枚にも及ぶレコードコレクションは、数年間は所有していたそうですが、PCでのプレイに切り替えてから全くアナログレコードを使うコトがなくなったコトで、「もうレコードを使うコトは、一生ナイな・・・」と判断して本当にお気に入りのレアなタイトルを数十枚だけ残してすべて処分したそうです。
で、そう判断して10年余りたった現在、ナニやら世間ではアナログレコードが人気だというココ最近のニュースや話題に触れてちょっとモヤモヤしたフクザツな気持ちになったようです。
そして「実際、アナログレコードって今、どんなカンジなんだろう」って気になったそうで、買い物ついでに訪れた渋谷で、10数年ブリに「宇田川町のレコ屋街」に立ち寄ってみたそうです。

おハナシを訊いてみると90年代から2000年代はじめの頃は、週に何回も渋谷へ訪れてレコードを買いまくっていたコトなんかのハナシを交えてこのエリアの激変ブリに時代の流れを甚くカンジたそうです。
オイラは、毎日ココに通っているので、このエリアの変わりようをなかなか体感しにくいのですが、「アノ当時は・・・」ってお客さんがハナシするコトを聞いて「あ〜そういえばそうでしたね〜(笑)」ってカンゼンに忘れていたコトとか思い出す始末でした・・・(笑)
そして10数年ブリに訪れた週末の渋谷のレコード屋街で、HMVやディスクユニオンへ訪れて結構なお客さんが熱心にレコードを掘っている様子を観て、「まさか、再びこんな状況になるとは思いませんでしたよ〜」って言っていました。
当店は、HMVやディスクユニオンの規模から比べると1/100くらいのショボショボ零細中古レコード店ですが、たまたまそのお客さんがご来店時には、他のお客さん数人ご来店中で狭い店内の人口密度が一時的にメチャ、高い時だったのを見て「小さなレコード店でも結構お客さんが入っているな・・・」って思ったそうです。
ん〜たまたま偶然ですケドね〜(笑)

このブログでも書いたコトがありますが、若いお客さんが古いHipHopやR&B、House、Discoのレコードを買っていかれるコトや、レコードを聴くだけでなく「アナログレコードでDJプレイがしたいっ!」って訪れるお客さんが少ししづつではありますが増えているコト、はたまた以前、DJプレイを趣味として楽しんでいたがブームの終焉と共にリタイアした人が、再びレコードでDJプレイをやってみようかな・・・ってリターンする人も結構いたりするコトをオイラは、おハナシさせていただきました。
おハナシをしたそのお客さん的には、DJプレイするコトに関して合理的に考えれば、どう考えてもPCでプレイする方が、絶対に利便性が高い・・・なのにナゼ、今更アナログレコードなのか・・・ってコトに関して不思議に思っているようでした。
オイラは、レコード店主という立場なので「レコード、イイですよっ!絶対にレコードでしょっ!」ってカンジでカンゼンにポジショントークになってしまうのですが、お客さんのいわれる通りDJプレイに関しては、合理的に考えればPCDJだと思いますよ。合理的に考えればね・・・。
レコードは、持ち運びも大変だし、イベントを催す場所へそんなに枚数も持っていくコトは出来ないし・・・そうなると、事前にどんな曲をプレイしようかって予めプランを練ってレコードをソレに合わせてセレクトしなければイケないし・・・。
合理的に考えれば、どうやっても制約の多いレコードでのプレイは、一見すると「ナイな・・・」って思います。
だけど、限られた制約の中で如何に自分のスタイルを表現するのか・・・ってコトは、またソレはソレでスキルの見せドコロな部分もありますよね〜ナンて、ハナシをしていました。
もうカンゼンにポジショントークですが・・・(笑)

そのお客さんのハナシを訊いていると、ソレまでDJプレイをするためにアナログレコードをたくさん所有していたが、時代と技術の変化とともにPCDJへとプレイのスタイルを変更しました。
もうアナログレコードの時代は、終わった・・・2度とプレイするコトはナイだろうな・・・というコトでレコードを見限ったワケですが、それから10数年経過した今、再びアナログレコードに注目が集まっている・・・自分では、もう終わったと見切ったハズのレコードが・・・。
「最近は、レコードでのプレイに戻ってこられる人も多いですよ〜どうですか?」っていうオイラのポジショントークに対して「実際、今からレコードでやる意味ってありますか?」って疑問を投げられました。
「まぁ〜ソレは、その人それぞれのスタイルなので、『レコードでやるのもイイな・・・』って思えば、ソレでイイんじゃないでしょうかね〜」って差し障りのナイ返事をして、お客さんは、お帰りになられました。
レコード店に訪れてレコード店主に「今更、レコードでやる意味ってありますか?」って訊くのもちょっと、どうかと思いますが・・・(笑)
お客さんはお帰りになった後、ちょっとイロイロ考えてみたんですよ。
タブン、気持ちを察するにご自身が「コレからは、PCDJだ!」って決断してコレクションしていたレコードを処分してスタイルを大きく変更したのですが、それから10数年後に再びのレコード人気は、訪れるとは・・・「自分が決断したコトは、正解だったのか」ってちょっと戸惑いをカンジたのかもしれませんね。
ま〜オイラ的には、DJプレイするのはアナログレコードでもPCでも自分がやり易いスタイルでイイと思うのですが、流行りとかブームってソレをグラつかせるくらいパワーがあつんでしょうね・・・。
ソレを言えば、ソレまでサブスクで音楽を聴くのを楽しんでした人が、レコードで聴く方へイッちゃうのもそうですからね。
トレンドってそういうモンですかね・・・やっぱり。
しかし、今回のお客さんに関しては、一度やっていたコトを見限ってPCへ移行したケースですから、またソレをアナログレコードへ戻すとなるとなかなかソレは、大変なのかもしれません。
オイラは、「絶対にコッチだっ!」って白黒区別をつけるんでなくって、この曲は、レコードで持っておきたいな、時々アナログレコードでDJするのも趣があって良いかもなぁ・・・ってフンワリした気持ちでイイと思うのですケドね・・・人によっては、気持ち的に柔軟な対応がし難いのかもしれませんね。

SOLE FUSION / WE CAN MAKE IT
SOLE FUSION / WE CAN MAKE ITの試聴
next recordsのサイトでSOLE FUSIONのレコードを探してみる

最近、アナログレコードでDJを始めてた20代の若いお客さんに「レコードでDJプレイするトコロってドコがイイの?」って訊いてみました。
そしたら、「レコードでDJする方が、カッコよくないですか?」ってもう直球ストレートな返事が返ってきました(笑)
「へぇ〜特にドコがカッコいいの?」って訊いてみると、「次にかけるレコードを選んでいるトコロとか、候補になったレコードが斜めになって出ているトコロとかメチャ、カッコいいっすよっ!」って・・・(笑)
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こんなカンジですね (レコードを選び中のDJ Shadowさん)

そうなんだ・・・レコードを選んだりしている様子とか、ジャケットが斜めに刺さっているというそんな部分にソソれれるのか・・・って。
そういえばそんなコトあったな〜なんて、ナンダカ30年以上前に思った気持ちを思い起こさせられました〜(笑)
いや〜若いって感性が豊かでイイな・・・ってオッサンは、思ったのでした。

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