渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:レコード

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遅まきながら、あけましておめでとうございます。

そして、2021年1月で渋谷の12インチシングル専門のレコード店、ネクストレコードは、21年目を迎えるコトとなりました。
2021年も精一杯、ガンバってスバラシイレコードを皆さまに紹介できる様に努力しますので、ヨロシクお願いいたします。

去年の同じ時期に、同様の新年ご挨拶エントリーを書いたのですが、2021年、イッパツ目のブログ記事ですが、初っぱなから緊急事態宣言となりました。
まぁ〜前回の緊急事態宣言が発令された時よりも制約は幾分、ユルいカンジですが・・・。
感染者数は、東京だけで2400人オーバーというコトなので、数字だけ見れば状況的には前回よりもヤバメなカンジですが、一体どうなることやら。
今回は、飲食店には、イロイロ制限されるようですが、小売業は特にシバリはナイようなので、緊急事態宣言が出たからといってレコード店的には、今までとナンにもかわらないようです。

今年の年末から年明けは、12/30〜1/3まで5日間お店を休んだのですが、毎年そうなのですが、たった5日間休んだだけで、モノスゴイ量の通販での注文分が溜まってしまいます。
特に今年は、海外からの注文分がモノスゴイ量で、お店が休みの間に購入してくれた海外のお客さんとは支払い等メッセージのやり取りは行っていていたのですが、レコードの梱包や伝票の処理や出荷にかかわる作業だけで丸1日かかってしまうような状態でした。
如何せん海外発送分は、梱包を慎重にしなきゃいけないとか、配送伝票をプリントアウトするのに手間がかかったり・・・と時間がかかっちゃうのです。
タブン、今年も海外から訪れる外国人客は、昨年同様に見込めないような気がします。
2020年の12月のはじめ頃は、渋谷でも「あ〜ちょっと外国人増えてきたかも?」って思えるくらいだったのですが、また状況が変わっちゃいましたからね。
唯一、海外向けの通販が伸びているのが救いかもしれません。

そんな中、こんな記事を読みました。
なぜ売れ続ける?コロナ禍の2020年、アナログレコードが過去最高売上を実現できた理由
内容的には、レコード・ストア・デイでアナログレコードがよく売れたよっ!
そして、ブラックフライデーでもレコードがよく売れてたよっ!
しかも、全米では、アナログレコードの売上がCDの売上を抜いたよっ! ていうカンジの内容です。
こういった売上の数字って、基本的に「新譜のレコード」でのハナシなので中古レコード店主としては、毎回「へぇ〜そうなんだ・・・」ってくらいにしか思わないのです。

ですがっ!記事の後半にこんなコトが書いてありました。
以下引用
-------------------
アナログレコードのマーケットプレイスで世界展開するDiscogsのデータでも、2020年に入ってから、コロナ感染拡大後にアナログレコード消費が上昇したことが示されています。
(中略)
2020年上半期、Discogs経由では、5,814,855枚のレコードが購入され、売上は昨年比33.72%増加してきました。2020年5月には、単月での販売枚数が160万枚を突破、Discogs過去最高の売上を達成するという、マイルストーンも生まれました。

-------------------
コレは、新譜の売上も含まれているとは思いますが、タブン、ホトンドが中古レコードの販売のモノだと思われます。
上半期で580万枚だと単純に1年だと1160万枚ですか・・・Discogsだけでこの数字ですからね。印象としては結構、多いような気がします。
そして、過去最高の売上を達成って書いてます。
それまでにも「アナログレコードがブームだ」とか「アナログレコードのニーズが高まっている」って2015年くらいから言われ続けていたのですが、コロナ禍の真っ只中で、過去最高売上を達成ですからね。

新型コロナウイルスが多くの産業において壊滅的状況に追い込んでいるのに、アナログレコードは、売れている・・・っていうにもナンか、フクザツというか数奇な状況だよな・・・って思うんですよね。
2020年末のこのブログの記事にも書きましたが、コロナ禍という最悪な状況にも関わらず、当店もソコソコ売上があったんですよね。
年末に2020年の売上集計したらある月の売上なんて、コロナ問題前の前年度よりも大幅売上げアップの月もあったくらいなので、上記のDiscogsの状況と合わせると、もうカンゼンにアナログレコード業界は、新型コロナウイルスが追い風になっていたんでしょうね。
だけど、コレ・・・ネット販売がキチンと出来ているっていうコトが前提ですね、実際、大手のレコード店が、閉店したとかもありましたし。
こういうコトが、身にしみるほど解ったので、今まで以上にネット通販には、「全集中」で取り組まなきゃイケないな・・・って思った次第であります。
しかもオイラは、長男ですからね・・・(笑)

CAMEO / HANGIN' DOWNTOWN
CAMEO / HANGIN' DOWNTOWN の試聴
next recordsのサイトでCAMEOのレコードを探してみる

前回の緊急事態宣言が明けた時に、実店舗の運営に関して、イロイロ考えたりして、「やっぱりお店は、大切だし、好きなのでガンバっていこうっ!」って決心したのですが、売上の推移からは実店舗もさることながらもっとネット通販の売上アップに注力しろっていうコトが具体的に数字としてでちゃった・・・ってカンジなんですよね。
ま〜なんとも皮肉なものです。
とは言っても、リアル店舗もネット通販も両立してやっていきますよっ!
というワケで、2021年も渋谷 next recordsをヨロシクお願いいたします。

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このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。

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以前、このブロクの記事にも書きましたが、Next Recordsとしてインスタで毎日1枚、個人的なお気に入りのレコードやオススメのレコードを紹介しています。
まぁ〜チリも積もればナンとやらで、現在、300枚以上のレコードをインスタだけのオリジナル描き下ろしコメントをつけて毎日投稿しています。
はじめは、どういうやり方がイイのかとか、悩みつつも試行錯誤で投稿していたのですが、最近はその方法とかパターンも定着化してきました。
やはりもう正攻法で、オススメのレコードのジャケット写真 & レーベル写真を紹介していこうと・・・で、もうコレは既成路線なのですが、出来ればそのレコードの実際の音も聴けるようにしようと・・・。
やっぱりね〜レコードは、どれだけ「この曲はイイっ!サイコーの1枚だっ!」って文字でその良さを綴られても、そんなの聴けばイッパツで解るという単純明快な方程式がすでにあるんですよね。
もうコレは、実際にレコード店を営んでいて、レコードの試聴パワーの絶大な威力っていうのは、充分理解しているんですよ。

店頭でも「このレコード買おうかな・・・どうしようかなぁ・・・」なんてちょっと購入を悩んでいるお客さんに
「試聴してみますか?」って聴いてもらえば・・・
「かっけぇ〜!!買いますっ!」っていう反応が返ってくるっていうのを今までなんども経験していますからね。
お店によってはその試聴をヘッドホンでお客さんにさせているトコロあると思いますが、全然スピーカーで試聴し方がイイですよっ!
その曲の良さをカラダでダイレクトで感じるコトが出来ますからね。
というワケで、インスタグラムではジャケット&レーベル画像 + 試聴動画っていう組み合わせで記事を追加していくコトになりました。

ちょっとハナシが脱線していましましたが、先日、渋谷のリアル店舗へ「インスタ見てますっ!」っていうはじめて当店へ訪れてくれた若いお客さんとハナシをする機会がありました。
「自分が知らない曲が、毎日日替わりで紹介されていてメチャ、勉強になってますっ!」ってレコード店主にとってメチャありがたいおコトバをいただき感謝です。
で、「紹介しているレコードに必ず、試聴用の動画がついているのですがアレ、どうやって撮っているんですか?」って質問がありました。
ハナシを聞いてみると、他の人もオイラと同様にレコードを紹介している人もいるのですが、動画の音質がスマホのマイクから直接スピーカーの音を録っているパターンが多いようでどれも音質がイマイチだそうです。
そのスピーカーの音を直接スマホのマイクで録るやり方・・・オイラもインスタをはじめた当初はやっていました・・・(笑)

現在は、ジャケット写真の撮影も動画の撮影もオイラのiPhoneで撮っているのですが、動画の音声部分は、外部に専用の機器をつなげてステレオ入力しています。
具体的に使っているのは、IK Multimedia社のiRig StreamというRCAインプットに対応しているオーディオインターフェイスです。
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オーディオインターフェイス自体は、Amazonとかでも結構たくさん種類があって販売されていたりしますが、だいたいどれも音声だけだったりして、スマホでダイレクトに録れなかったりとちょっと使い勝手がイマイチなんですよね。
もう毎日、レコードを紹介するって決めていたので、出来るだけ手間がかからない「ノー編集」状態でインスタグラムに投稿できるようにしたかったのナニか適した機材がナイかなって探していた時にこのiRig Streamを見つけたんですよね。
具体的な接続は・・・
DJミキサーの外部出力から白黒のRCAケーブルをiRig Stream本体に接続
iRig Stream本体からLightningケーブルでiPhoneへ接続
もうコレだけです。

録画した動画をiPhoneで波形編集できる専用のiRig Recorderっていう高性能なアプリも付属しているのですが、オイラは面倒なのでそのアプリは使わずに、iPhoneカメラのビデオ機能を使ってお手軽に録画しています。
ターンテーブルの横にミニ三脚を設置してソコにiPhoneをつけて録画しているというワケです。
毎日やっている接続も30秒足らずでカンタンにできます。
気になるお値段も15000円くらいでそんなに高くはありません。

ちなみにiPhoneのマイクからスピーカの音をダイレクトで録音したのは、こんなカンジです。
3枚目の画像(動画)を見てください。

そして下記がiRig Streamで録画した動画です。
3枚目の画像(動画)を見てください。
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Fantastic Four / I Got To Have Your Love 1977リリース アメコミのスーパーヒーロー4人組とまったく同じグループ名ですが、モチロン無関係です。 コチラのFantastic Fourは、デトロイト出身の4人組ソウル・ヴォーカル・グループの12インチシングルです。 60年代から活動しているのし、デトロイト出身だし・・・というコトでルーツ的にはMOTOWNサウンドなんですが、この曲に関しては、激アツヴォーカルが魅力的なファンキー・ディスコ・サウンドです。 70年代に名プロデューサーとして名を馳せたDennis Coffeyがプロデュースしています。 イントロから低音キーで弾かれるピアノの旋律にグルーブ感満点のホーンとストリングスが曲に高揚感を与えてくる情熱的なディスコ・ナンバーです。 レーベルには、A Tom Moulton Mixとクレジットされていますね。 アルバムと聴き比べていませんが、ソングタイムも同じだし、タブン同じMixじゃないのかな・・・。 個人的には後半の「ブレイクダゥンっ!♪」の掛け声からのブレイクパートがやはりアツいっ! 12インチシングルは、US盤Promoだけのリリースで珍しいですよ〜! オリジナル原盤 12インチシングル専門の中古レコード店 東京渋谷 Next Recordsでした。 #FantasticFour #DennisCoffey #TomMoulton #Disco #vinyl #vinyladdict #vinyllife #vinylism #vinylforsale #records #recordsstore #recordsshop ##instavinyl #vinyloftheday #vinylcollection #vinylcommunity #vinyljunkie #vinylcollectionpost #nextrecords #レコード店 #レコード #レコード屋 #渋谷 #12inchSingle

ネクストさん | Next Records Shibuya(@next_kj)がシェアした投稿 -


マイクでダイレクトで録った方は、やっぱり音がイマイチ・・・それに手ブレもヤバイです・・・(笑)
まぁ〜当然ですけど、RCAケーブルでちゃんとステレオ録音すれば、いい音で録画出来ています。

このiRig Streamといオーディオインターフェイスのさらにオススメなトコロは、その商品名の通りストリーミング配信が出来るコトなんですよね。
つまり、DJプレイしている様子をスマホで撮影しながら楽曲を高音質のステレオでライブ配信が出来るというワケです。
インスタグラムのライブ配信とかもこのiRig Streamがひとつあるダケで、かんたんに出来ちゃうんですよね。
実は、将来的にはインスタグラムのライブ配信で新入荷したレコードとかを実際の曲をプレイしながら紹介したいなぁ〜なんてコトを考えているワケです。
そういう時もこのiRig Streamが活躍してくれるってカンジですね。
どうだろ・・・ライブ配信とかしたら見てくれるかな・・・?

CARL CRAIG presents PAPERCLIP PEOPLE / THROW  
CARL CRAIG presents PAPERCLIP PEOPLE / THROW の試聴
next recordsのサイトでCARL CRAIGのレコードを探してみる

こんなカンジでジャケット写真 & レーベル写真 + 試聴動画をつけて紹介しているワケですが・・・やっぱり問題なのが著作権カンケーなんですよね。
インスタグラムもその辺は、かなりシビアにチェックしているようで、動画をアップしたら数十秒でブロックされちゃう場合もあったりと・・・なかなか、ムズいワケです。
しかし、ライブ配信に関して、リアルタイムので映像を流している影響なのかは、どうかは判りませんが、ライブ中にブロックされることはナイんですよね〜。
そのアタリの基準がイマイチよく解りません・・・。


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週末の営業中、他店のレコードが入ったお買い物袋を手にした若いお客さんがフラリとご来店していただけました。
ハナシは、ちょっと変わりますが、先日、こんなTweetをしました。
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おしえてください。ナゼか今日は、いつもより多くのお客さんが来店してくれるのですが、それが当店のお客さんのテイストとは全く違うカンジなのです・・・もしかしてナニかあったのかも・・?って思っています。知っている人がいればおしえてください〜
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ホントにこの通りなのですが、どう見ても「レコードを聴く人」には、全然見えないカンジのお客さんのご来店がある日を境に増えたのですよ・・・。
ナンかドコかで、レコード店のコトが絶大なインフルエンサーに書かれてその影響で、全然対象でない人がレコード店を訪れるようになったのか・・・?って思ったワケです。
そういった「レコードを聴く人」と「レコードを聴かない人」っていうのは、レコ屋店員ならひと目で判断できるので、来店されるとスグに解るんですよね。
「レコードを聴かない人」に「ナニかお探しですか?」ってお声がけしてもたいていの場合、「あっ、大丈夫です」ってカンジでその後、すぅ〜っとお店を出られるのです、
いったい、ナニのためにわざわざ階段をのぼって段ボールだらけの狭いレコード店を訪れて、店内をグルっと一周して、さらにナニが「大丈夫」なのか・・・オイラ的には、全然、大丈夫ではなくって超疑問なんですケド・・・(笑)
結局、Tweetした理由は、解らずですが・・・。

で、先に書いた「お買い物袋を手にした若いお客さん」は、すでに他店で買ったレコードを持っていたので、「レコードを聴く人」だなぁって。
だけど、店内では右往左往したカンジで定まらないご様子だったので、「あ〜ウチの店に初来店で、ナンだこのレコード屋は・・・ってカンジなんだなぁ」って察したので、「ナニか探しているんですか?」お声がけしてみました。
すると展示している中古のTechnics SL-1200を指して「アレ、売ってるんですか?」と訊かれました。
「販売していますよ〜」ってカンジで、お客さんからくわしく事情を訊いてみると実は、アナログレコードに興味があったので、今日はじめてレコードを購入したんだケド、実はプレーヤーは持っていない・・・って状況だそうです。
ちなみに年齢は、22歳(若っ!)、レコードのプレイの仕方は、YouTubeで学んだそうです。
とにかく、レコードプレーヤーだけは、「Technocs Sl-1200を選ぶベシっ!」というコトは、知っていたようです。
しかし、レコードの再生のためにプレーヤーが必要なのは解るのですが、実際に音を出すにはどうしたらイイのか全く解らないご様子でした。

いや〜確かに、そうですよね・・・22歳という年齢だと友人に訊いてもわからないと思うし、親世代(50代)に訊いてもちょっと微妙だし・・・。
ということで、店頭でレコード再生レクチャーをはじめました。
だけど、この実際にレコードが再生できるまでに至る道のりっていうのは、初心者にはかなり難しいんですよね。
カートリッジの選び方やセッティング、フォノアンプが必要だとか、どんなスピーカーを買えばイイだとか・・・。
レコードを再生可能までに絶対に揃えなきゃイケないアイテムだけでも、結構な出費になりますしね。
そういった意味では、スピーカーが内蔵された一体型のレコードプレーヤーがお手軽でイイとは思いますが、今回のお客さんの場合、まずSl-1200ありきでの再生環境を整えるので、解っている人からするとカンタンなコトでもはじめての人からすると、かなりハードルが高いワケです。
オイラもレコードのコトで困っている人を見ると放っておけないので解りやすく説明しました。
お客さんの方も当初は、1台のSL-1200でレコードを聴くつもりだったのですが、ハナシをしていくうちにDJプレイにも興味がある様子・・・。
ただ、シンプルにレコードを聴ける環境を整えるのと、DJプレイが出来る環境を整えるのとでは、ハナシは全然変わってきますよ。

結局、ナンダカンダ、アレヤコレヤとハナシをしているて、2台のSl-1200とDJミキサーをご購入していただけました。
最後には、レコードのテンポのとり方やMIXの仕方までレクチャーするコトに・・・(笑)
初心者には判りにくい針圧調整も当方で完璧にセッティングしました。
だけど、スピーカーを持っていないので自宅では音を出せない状態だったのですが、この日は予算オーバーで打ち止めとなりました。
一応、中古のパワードスピーカーも在庫があったので必要であれば、用意出来ますとお伝えしてご帰宅となりました。

で二日後、「やはりスピーカーも欲しいっ!」というコトでさらにご来店いただきました。
まぁ〜そうなりますよね・・・ターンテーブル2台とDJミキサーが自宅にあったら、そりゃー音出したくなりますよっ!
「この2日間どうやって聴いていたの?」と尋ねると、「ヘッドホンで聴いていましたっ!」って。
ソレ、MIXした音は、聴けナイですよね〜(笑)

CLEAVAGE / BARAH
CLEAVAGE / BARAH の試聴
next recordsのサイトでCLEAVAGEのレコードを探してみる

そして先日、ターンテーブル2台、DJミキサー、さらに両脇にパワードスピーカーを設置したシステムからドーンっ!とレコードのサウンドが鳴っている動画をインスタ経由でダイレクトメッセージを送っていただきましたっ!
コメントに「サイコーですっ!」っと書かれていました。
いや〜コレは、レコードの購入が加速するコト、間違いナイでしょうね〜。
やっぱり、レコードが廻ってソコから好きな曲が流れるっていうリアルな体験をしちゃうと絶対にハマるでしょ・・・。
ナンダカ、はじめてレコードを聴くというフレッシュな体験をしてる人の様子を見ると自分がレコードを聴き始めた当初のコトを追体験するように思い出しちゃいます・・・。
ん〜だけど、インスタへ投稿された動画を見ると、DJシステム一体が床置きになってる「お座敷DJ」状態なのを見て、次はDJブースの作り方のレクチャーが必要かも・・・?

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もうココ最近はですね、当店が仕入れとして海外からレコードを受け取るよりも、海外のお客さんへレコードを送る方がはるかに多くなってきている東京 渋谷の小さな中古レコード店 ネクストレコードです。
相変わらず、コロナの問題で日本からの荷物の受け入れが出来ない出荷制限国がまだまだ多いです。
つまり、海外のお客さんから注文を頂いても一部の国では荷物を発送できないって状態が今年の4月くらいからず〜っと続いているワケです。
そうは言っても、9月現在は、幾分と送れる国がある程度、増えましたケドね。

しかしっ!最多の注文を誇るアノ音楽大国、USAへ未だに荷物の出荷が出来ない状況が4月からず〜っと継続中なんですよね。
つまり、アメリカのお客さんからレコードの注文を受けても、郵便物を送るコトが出来ないってワケなのです。
ホント、こんなコトってありえないって思うんですよね〜。経済的にも日本とアメリカって結構密接なカンケーにあるとは思うので相当な数の郵便物のやり取りが行われているワケなのですが、ソレが一切シャットダウン状態にあるって言う異常な状態なのです。
だけど、日本からアメリカへ郵便小包を送るコトは、出来ないのですが、逆にアメリカからは日本へはちゃんと届くというオカシな状態になっています。
つまり一方通行なワケなのですよ、そんな状況なので郵便局へ「いつ送るコトが出来るか?」ってコトを問い合わせてみると・・・
「まったくもって判りません」という回答でした・・・(泣)
内情では、タブン日本からアメリカ向けへの飛行機が大幅減便されているようなので、フツーにアメリカ向けの荷物の受け入れを始めるとキャパシティを大幅にオーバーするような事情のようです。

そんなカンジで、アメリカから注文を頂いても「ゴメンナサイ、コロナの問題で日本からはあなたの国へ郵便で小包を送るコトが出来ないです・・・」ってメッセージを送ると、
「OK!解ったよ、じゃあキャンセルするよっ!」っていうお客さんと
「どうしてもそのレコードが欲しいのでホールドしておいて、小包が送れるようになったら送ってよ!」っていうお客さんに分かれるのですが、ホトンドがこの「ホールド組」なんですよね。
ホント、レコードマニアのこの貪欲さ・・・(笑)
だけど、お店的には、コレ・・・結構、キツイんですよね、もしかして店頭にそのレコードを出しておくと売れるかもしれないのですが、ホールドしておくことでいつまで経っても売上に出来ない状態が続くワケです。
機会損失ってヤツですね。
こんな風にホールド組のレコードがかなり増えて来ました・・・しかし、いつ郵便小包の出荷が再開されるのかという見通しは全くナイ状況だったので、もう郵便局は諦めて海外配送をやっている民間のデリバリー会社へ配送を切り替えるコトにしました。
まぁ〜料金形態が郵便とは違うので多少、お高くなるのですが、そのへんはお客さんに事情を説明してご負担いただくコトにして、とりあえずタマりにタマったホールド組のレコードの出荷がイッキに解消されました。
郵便と違って民間のデリバリー会社は、マジでモノ凄いスピードでお客さんのもとへレコードが届くんですよ・・・アメリカへは発送してから4日ほどで到着するというスピードです。
あまりもスムースすぎるのでウレシクなってアメリカだけでなくヨーロッパ各国への発送にも利用することにしました・・・(笑)

海外からの注文も順調に出荷が出来ていたのですが、ヨーロッパへの発送を始めたら、ちょくちょくクレームが届くようになったんですよね。
そのクレームの内容のホトンドが、「めちゃ税金が高いっ!どうしてくれるんだっ!」って内容なんです。
海外へ商品を送る際には、その内容物の金額を正しく申告するというルールがあるのですが、その金額によっては受け取りする国によって関税がかかるんですよ。
そのアタリの詳しい事情は、国の税制によって違いがあるみたいなのでオイラは、よく解らないのですが、購入金額の20〜30%の関税がかかるようです。

まぁ〜こういったコトは、オイラも今までの多数の海外への注文を経験していて知っていたのですが、郵便で小包を送った場合は、その国の税関の事情によってスルーされている場合があったのか、ソレホドお客さんからクレームをいれられるコトはなかったのですが、民間のデリバリー会社の荷物に関しては、郵便よりもチェックが幾分とキビシイような印象なんですよね。
で、送った小包がその国の税関でチェックされて、課税された場合、購入金額に対する関税とその取扱代行手数料を商品を受取時にお客さんが払わなければ荷物を受け取れないという状況になるワケです。
ヨーロッパに在住のお客さんであれば、海外から購入した商品に課税されるコトは、タブン知っていると思うのですが、どうやらこの税金をデリバリー業者が代理で立て替える代行手数料が、想定以上に高いコトにお怒りのご様子です。
「ナンでこんなに高いんだっ!」「税金より手数料のほうが高いってどういうコトだっ!」ってもう、怒り冷めやらず・・・ってカンジです。
はじめは、オイラも「カクカクシカジカの事情なので私達にはどうするコトもできません、申し訳ございません・・・」って、テイネイに説明していたのですが、あまりにも同様のクレームが連発で、ホントにココロが折れそうです・・・(泣)

海外のお客さんによっては、こういった事情に詳しい人もいて、「オレの国は、関税が高いので申告金額を安く書いてくれよ〜」って依頼してくる人もいるんですが、ウチにとっては、コレもちょっと問題があるんですよね。
つまり、この申告金額っていうのは、その内容物の価値なワケですが、最悪、その小包が配送事故によって破損したり、紛失した場合はその申告金額が保証額になるんですよね。
例えば1万円の商品なのにお客さんが関税を払いたくないので「申告金額を3000円って書いてくれ〜」って依頼があって最悪、荷物が届かなかった場合、ウチには3000円しか保証されない・・・っていう泣き寝入り状態になるワケです。
コレは、ホント最悪です・・・。
なので、ちゃんと申告金額は、正しく書くようにしているのです。

JOE JACKSON / YOU CAN'T GET WHAT YOU WANT (TILL YOU KNOW WHAT YOU WANT)
JOE JACKSON / YOU CAN'T GET WHAT YOU WANT (TILL YOU KNOW WHAT YOU WANT) の試聴
next recordsのサイトでJOE JACKSONのレコードを探してみる

そんな中、つい先日、数万円相当分の超ビッグな注文をヨーロッパからいただきました。
しかし、このお客さん、案の定「関税が高いから、安い申告金額を書いてくれ」って言ってきました。
「ゴメン、ソレは出来ません・・・」ってコッチは至極まっとうな理由を説明したら・・・
「じゃあ、キャンセルで・・・」って・・・。
「オーーーーーーーイっ!ソレはないだろう・・・(泣)」
仕方ナイっちゃないのですが、なんだかちょっとヤリキレナイ気持ちに・・・。


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ココ最近のアナログレコードに関する話題やニュースを読んでみました。
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下北沢に続々オープン 音楽不況も「レコード店」が元気なワケ
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下北沢に新しくレコード店がオープンしているという話題です。
個人的には、シモキタって狭いエリアながらら結構レコード店が存在しているってイメージでしたが、ココ数年間の間に閉店しちゃったレコード店があったり、新規オープンしたり、他から移転してきたレコード店があったりと新陳代謝があったようですね。
記事にも言及していましたが、やはり小田急の下北沢駅がリニューアルあるしたのは、契機としてあるでしょうね。
駅が地下に潜ったことでシモキタという街の再開発がかなり進んでいるように思います。
まぁ〜再開発で昔ながらの猥雑なシモキタらしさは、なくなっちゃった感はありますが、街全体としてはイイコトなんでしょうね。
シモキタってライブハウスなんかも多かったし、音楽の街のイメージはありましたよね。
レコード店が多くなるのはレコード好きにとっては喜ばしいコトですが、懸念する事態もあります。
やっぱり再開発が進めば、それに伴って街の集客も増えていき地価が上がって、それに伴いテナントビルの家賃が上がるってコト・・・。
ぶっちゃけ、小さなレコード店で家賃が30万とか50万とかってムリですよ。家賃と人件費をペイするだけで相当な枚数&売上をあげないと運営もママならないみたいな・・・。
オイラも、渋谷でレコード店をやって思うのですが、来店客ベースで売上を考えていると絶対に店舗運営は出来ませんからね。
だから、ネット通販を一生懸命ガンバるのですが、ネット通販をガンバればガンバるほど、お客さん的には「店、行かなくてもよくね?」ってなりそうなんですよね。
オイラも渋谷の店舗のために相当な家賃を支払っていますが、今まで長年レコード店を営んできた実務経験と実績があるからこそ、継続できている部分って相当デカいと思ってます。
他の場所からシモキタへ移転してきたレコード店とかは、それまでの実績を引っさげて「攻め」に転じたレコード店だと思いますよ。
「繁華街で新規にレコード店をはじめたいんだけど、どう思います?」ってアドバイスを求められたらナンて答えるかな・・・
「リアル店舗の来店がめちゃ少なくても確実にネット通販で利益があげれるのならヤル意味あるかも・・・」って答えるかな・・・。

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全米でアナログ・レコードが今年最大の週間売上を記録、【レコード・ストア・デイ2020】1回目開催を受けて
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全米で開催されたレコード・ストア・デイでレコードがメチャ売れしたという話題です。
コロナ問題で、RSD 2020は当初の日程を変更して今年は、3回に分散して開催されるようです。
で、1回目が8月29日に開催されたのですが、ソコでレコードが爆売れたみたいです。
だけど、売れたレコードのタイトルを見るとBillie EilishとかTaylor Alison Swiftとかですね。
まぁ〜やっぱり今が旬のアーティストの作品で、尚且レコード・ストア・デイ仕様のヴァイナルのようです。
個人的な感想なのですが、ナンかこういうお膳立てされた限定感というのには、ちょっと受け入れがたいモノがあるんですよね。
レコード会社的にはビジネス戦略なのかもしれませんが、版権元であるレコード会社が「特別限定仕様」を謳わなければ、実際はコレだけ売れたのか・・・っていう部分を考えると、ユーザーがレコード会社が作った御膳立に載せられた感があって「ちょっと、ソレは・・・」って思っちゃうんですよね。
ま〜オイラの考えがちょっと斜に構えているというか、ヒネクレているのかもしれませんね〜(笑)
日本のレコード・ストア・デイも全米と同日の8月29日(土)に開催されたようですが・・・オイラは開催していたコトを知ったのは、翌日でした・・・まぁ〜開催日の当日の当店は、いつもと同じ土曜日でしたね。
へ〜レコード・ストア・デイ限定アイテムで、B.T. Express / Have Some Fun の7インチシングルが、復刻盤として発売されたんですね〜しかもカップリングが、Energy To Burn!
ヤフオクでは、すでにプレミア価格で売ってますね。

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世界で唯一「マスター盤」製造 宮田のパブリックレコード 音楽文化支える
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2020年の2月に「世界最大のラッカー盤製造工場が全焼」という記事を書きました。
ラッカー盤を作っている会社は世界で2つしかなったのですが、アメリカの会社は火災に遭ってしまったので、現在はこの記事の会社だけがラッカー盤を製造できる唯一の会社となります。
世界中のレコードの製造は、この記事の会社、「パブリックレコード株式会社」のラッカー盤にかかっているというワケです。
ま〜世界中のアナログレコードの製造が長野県の小さな町工場の技術で成り立っているという、かなりスゴい状況になっているという・・・。
でも、こういったケースって時々訊きますよね〜「NASAの宇宙開発で使われる部品が、大田区の町工場の職人が作っているっ!」みたいなハナシ。
既出のラッカー盤を作っている会社の社長も相当ご高齢のようなカンジですが、あと30年くらいはガンバってもらわないとっ!

PET SHOP BOYS / WHERE THE STREETS HAVE NO NAME (I CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU)
PET SHOP BOYS / WHERE THE STREETS HAVE NO NAME (I CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU) の試聴
next recordsのサイトでPET SHOP BOYSのレコードを探してみる

最後に手前ミソですが、先週「ネクストレコードとしてインスタ、はじめました〜」な記事を投稿したのですが、その後多くの人にフォローしていただきましたっ!
ホント、ありがとうございますっ!
日々、毎日レコードに携わるシゴトをしているワケですが、店頭にご来店いただけるお客さん以外と実感としてつながりが感じるコトが薄かったのですが、ナニやら今風なSNSのつながりを実感出来た次第であります・・・(笑)
画像メインのインスタグラムですが、ナゼか文章に重点をおいているというホボ、ブログ状態というヘンなインスタアカウントですが、これからも毎日、レコードに関する記事をアップしていきますのでゼヒ、読んで見てください〜。
Next Recordsのインスタグラム @next_kj



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