渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:アナログレコード

daphine_ifoundit

こんな記事を読みました。
大学生に広がる「アナログレコード」ブーム。あいみょん、星野源、キズナアイも便乗
「進む音楽のサブスク化。そんな中、若者の間でアナログレコードの需要が伸びているという。」
自称、アナログレコード・ニュース・ウォッチャーとしては、「お〜キタキタっ!」ってカンジの嬉しい記事です。
ドッチかというと内容的には、かな〜り邦楽よりですが・・・。
記事では、大学生にレコードが人気!ってカンジで書いてあるのですが、個人的にはイマイチ、実感はナイですねぇ。
時々、大学生っポイカンジのお客さんが来てくれてはいますが、当店のニュアンスでは、全体の2%とか、かなぁ・・・。
ちなみに外国人客率は、70%以上ですね。

記事で書いているように、やっぱり邦楽の新譜で発売されるアナログレコードの影響がかなり大きいんじゃないかなってカンジますね。
アナログレコードが流行っているといっても、新譜のアナログレコードだけで「レコード店」としての品揃えはムリだと思うんです。
なので・・・
■中古レコード店だけど、ちょっと新譜のレコードを置いている
■中古CD・レコード店だけど、ちょっと新譜のレコードを置いている
■新譜のCD店だけど、ちょっとだけ新譜のアナログレコードを置いている
っていうお店の品揃えになると思うんですよ。
そんな中、今現在、大人気中の邦楽アーティストのアナログレコードが新譜として店頭に並んだら、やっぱりそのレコードをお目当てにお客さんが買っていくってカンジになると思うんですよね。
フィジカルなメディアでは、邦楽と洋楽の販売割合って8割くらい邦楽が占めているってレコード会社勤務のお客さんから聞いたコトがあります。
実際に日本のCD販売の今のヒットチャートを見てもほとんどが邦楽アーティストになるので、タブンそんなカンジだと思います。
サブスクリプションになると、洋楽が少しランクインするってカンジのようなので、やっぱりフィジカルなメディアでは、邦楽が強いんでしょうね。
で、そんな強い邦楽アーティストの人気の楽曲が限定でアナログレコードになったりしたら、やっぱり売れますよね。
もう完全に狙って売りに来ているんだから・・・。

それに、新譜だから1タイトルのレコードで複数枚の入荷が出来るので例えばお店に50枚入荷したらその50枚のレコードが短期間の間にサッと売り切れちゃったりするとお店的には「うぉ〜スゲぇーソッコー売り切れたっ!」っていうカンジになるのでやっぱりインパクトがありますよね。
しかも、そのアーティストが今、旬なアーティストだったりするので、売れ行きも加速するとはトーゼンといえばトーゼンです。
で、そのレコードを買っていくのは、大学生とか若い人だしね。
今回の記事もそうなんだけど、レコード人気を語る時って、新譜のレコードと中古のレコードを切り分けて語ったほうがイイんじゃないかなぁって思ったりします。

「渋谷に新たなレコード店「ユニオンレコード渋谷」がオープン」

上記の記事を書いた時に、オープンしてお客さんがワサワサしている状況の中、オイラも様子を見に行きましたケド、その時はホント40〜50代のオッサン率が90%でしたよ。
2019年の春にオープンしたタワーレコード新宿のアナログレコード専門フロアもオープンしたての時に様子を見に行きましたが、コチラもオッサン率が高かったです。

「タワーレコードのレコード専門フロアに行ってきた。」

2019年の夏頃にタワーレコードのスタッフと話する機会があったので、
「オープンして半年位経ちましたケド、ナニが一番売れましたか?」って訊いてみたトコロ、星野源の『POP VIRUS』のアナログレコードが一番売れたって言ってました。
中古レコードの場合は売れるって言っても、同じタイトルは数枚しかストックがナイので、1枚とか2枚売ったらソレで売り切れですからね。
今、人気のアーティストのレコードだったらウチのようなお店でももしかしたら10枚とかソッコー完売出来るんじゃないか・・・?なんて思います。

中古レコードショップ「ココナッツディスク」の店長さんのコメントが載ってました。
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以下引用
「2013年頃から若いお客様がじわじわと増え始めました。(池袋駅西口に店を構える)当店が立教大学に近いこともあり、現在の約4〜5割は10代から20代とみられるお客様ですね」
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ちょっとコレはスゴいですね。10〜20代のお客さんが4〜5割ですか・・・。
扱っているレコードがうちの店とは、違うのでちょっと感覚的な差があまりにもあり過ぎて、想像できませんね〜。
ちなみに渋谷の中古レコード店である当店では、7〜8割が40代〜50代ですね・・・年齢層高っ!更に、男性率9割・・・オッサン率高っ!かくゆうオイラも、超オッサンですが・・・(笑)
ま〜でも、2000年に渋谷にオープンした当店は、当時のお客さん層の殆どが大学生とか20代〜30代の会社員だったので、20年経った今では当時20代だった人が単純に40代になったってコトですね。
ん〜そういう見方をすると、新しい顧客層をまったく獲得できていないってコトなのか・・・そういった意味では、ココナッツディスクさんはウマくその辺りが出来ているってコトですね・・・。
nextでも、あいみょんとか星野源とかキズナアイのレコードを扱ってみようかな・・・(笑)

DAPHNE / I FOUND IT
DAPHNE / I FOUND IT の試聴
next recordsのサイトでDAPHNEのレコードを探してみる

個人的には、オシャレアイコンとしてのレコードの扱いには、「ちょっとソレどうなのかなぁ・・・」って思う部分があります。
確かに、アナログレコードやレコードプレーヤーが部屋にあるシーンがオシャレテイストに利用されるっていうは、あるとは思うのですがそんなんだと、レコードを数枚買ってスグ終わっちゃうんだと思うんです。
ナンていうか、その先にある自分の好きな曲のレコードがライブラリーとして揃うっていうカンジになってはじめて「レコード・・・イイわ・・・」って思うんじゃないかなぁ〜ナンて思うワケです。
だけど、コレ・・・レコード沼にハマる可能性もあるのでキケンではあるのですが・・・(笑)
実際に、オイラなんて人生そのものをレコードに捧げちゃったみたいなカンジですしね。



渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
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毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。


このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。

barbrastre_womanin_hol

今から半年ほどに下記のようなコトをこのブログで書きました。
渋谷のレコード店で徒然なコトを想う。(2019 夏)

ま〜日々、レコードのコトばかり考えているとイロイロと思うコトがあるワケです。
で、半年前に書いたコトですが、あれからまったくナニも進捗していない状況を現実として受け止めると
「うわぁ・・・ナンにもやってないわ・・・」ってホント、自己嫌悪感が、ハンパなく感じていたりしています・・・トホホ(泣)

■渋谷レコード店日記のリライトの件
コチラは、気がついた時に時々ブログを見直しては、チョコチョコと手直しをしてはいるのですが、如何せん記事が多すぎる・・・。
現在、レコードにまつわる記事が700話以上このブログに記載されていてその文章を読んで、記事のリンクとかを再調整するってなかなか手間がかかるんですよ。
それにね〜自分で書いた記事なのですが、チェックのために読み直しをしているというある種の目的へ向かって作業を進行させているワケですが、記事を読んでいるとチェックするというよりフツーにガッツリ読む方がメインになってしまっちゃっているという事態に度々ハマっていますんですよ。
ナンだろね〜コレ・・・自分で書いた文章なので自分的には、まったく新しい読み物ではナイハズなのですが、過去に自分で書いた記事に自分でナルホドなるほど・・・ってマジ読みしてしまっちゃっているんですよ・・・アホですね。
もう、数年以上前とかに書いた記事の内容とかは、スッカリ忘れていて、今読むと自分のコトながら「こんなコト書いてたんだ・・・」って思っちゃったり、あとやっぱり自分で書いたコトなのでその文章の流れとか思考の仕方ナンかが当たり前だけど自分とピッタリリンクするんですよ・・・。
何だかそんなある種の「共感」感覚が結構、不思議にカンジて気持ちよくなるというか、普段感じるコトがない感覚が・・・そりゃ〜当たり前ですよ、自分で書いた文章だからね〜。
また、このブログのリライトは閉店後自宅に帰って着手しているのですが、やっぱりお店と違って自宅というOFFタイムというコトもあって緊張感がナイ影響もあるんでしょうね、遅々として進まない・・・あ〜もう言い訳ばっかりだな。
ハイ、やりますっ!

■インスタグラムの件
コチラも半年たった今、まったく手付かず・・・。
一応、毎週サイトに追加した新着のレコードからセレクトした盤をインスタ画像とアーティスト、曲名、コメント、ハッシュタグを決めたフォーマットの様式にそろえて投稿しようって方向性は決めたのですが、コレを手作業で行うとなると結構、骨が折れる作業になつというコトがわかったんですよね。
ん〜インスタ事体は、始めたほうがイイっていうのは解ってるんですが、その作業量とインスタへレコードをアップするコトへの効果のホドを考えた時に、見合う成果があるのか・・・?ってコトを考えちゃったんですよね。
手作業でコレを行うっていうのは、なかなか大変なので、効率性をもっとあげるために自動化を考えて知人のプログラマーの人に相談したトコロ、「インスタは、予約投稿は出来ても自動投稿は無理っすネ」と言われて撃沈。
以前、ちょっと話題になったインスタグラムに投稿された画像からダイレクトに買い物ができるショッピング機能っていうのは結構気になってはいるんですよね。
しかし、投稿に至るまでのプロセスの部分で行き詰まってる・・・みたいな。
で、最近他にいい方法はないかなぁ〜って気になったのは・・・「Google マイビジネス」ってサービスです。
コレは、Googleにお店の紹介やインフォメーションや商品の案内なんかを投稿できる機能なんですが、コレが結構参入へのハードルが低くてnext recordsとしても既に利用しています。
next recordsのGoogle マイビジネスはコチラ
単純にnext recordsってGoogleで検索すると表示されるお店の情報やマップやお客さまからの口コミ等を見るコトができるページなのですが、ソコに新しい機能として最新情報や商品なんかも表示できるようになったんですよね。
このサービスは、毎週金曜日の新入荷の更新作業が終わった後に10分程度でチョコチョコって記事を書いて新入荷の画像を数枚アップするだけでカンタンにできるので結構利用したりしています。
また「この商品が●人のお客さんに閲覧されました!」とか「●人のお客さんがお店へ実際に電話しました!」などのレポートを時々送ってくれるので、次の投稿をしよう〜ナンてモチベーションの継続にも繋がったりしているのでズボラなオイラでも続けて投稿できています。
ま〜SNSではナイのでお客さんとの繋がりは、それほど太くはナイのですが、お手軽さは断然コッチの方がカンタンですね。
だけども、インスタもなんとか進行させたいと思う・・・今年は出来なかったケド・・・。
ハイ、やりますっ!

■最大規模のレコード買取査定中
今年の夏の終り頃から、5000枚以上の枚数におよぶレコード買い取り査定を進行中です。
一度に処理しきれないボリュームなので数回に分けて査定を進行しているのですが、想像以上に時間がかかっています・・・。
12月の時点でまだ、半分くらいしか出来ていません・・・(汗)
というのも見たコトのナイレコードがメチャ多いんですよ。
その殆どが12インチシングル・・・しかもジャンルは70〜80年代のDISCOサウンド。
で、知らない曲のレコードに関しては、どんな曲なのか実際に聴いて判別しているのですが、このコレクションの売却を依頼していただいたお客さんのセンスがイイのかメチャカッコいい曲が多いんですよ。
査定の最中に「ナンだ・・・このレコードは・・・」って感じるレコード盤を片っぱしから聴いているのですが、イントロから「あ〜コレ・・・ヤバイわ。」って状況に陥っています。
この試聴しながら査定が始まると、とにかく見たコト無いレコードや知らないレコードは、聴いてみないと解らないのでスルーできないんですよ。
で、必然的に時間がかかる・・・。
ま〜レコード屋的には嬉しい状況なのですが、この査定ばかりに時間を割いていられないので通常営業しながらの査定なのでホント、大変です・・・嬉しい状況なのですが(2度目)・・・笑
コレ等、未知のレコードを見ていてカンジたのですが長年12インチシングル専門店を謳っている当店ですが、まだまだ一度も扱ったコトがナイレコードがたくさんあるっていうコトは、おきゃさんへのアピールの仕方によってはナンかもしかしてまだまだ可能性があるんじゃないか・・・って想いが湧いていました。
30年以上前に作られたレコードが、今聴いてもカッコいいって思えるってナンかスゴイコトなのではナイか・・・って当たり前のコトですが、あえて再認識したり、ちょっと基本に還って思ったりしました。
ん〜まぁ〜だけど、「カッコいい曲なんだケド、知名度が全然ナイレコードを如何にしてアピールするか?」っていうコトが、一番難しい部分なのでもあるのですが、コレはホント、レコード屋の腕の見せドコロでもあるなぁ〜みたいなね。
一応、お客さんには年内には、「終わらせたいです・・・」ってお伝えしたのですが、来週は別の3000枚規模のHIPHOPコレクションの買い取りオファーがあったりと・・・タブン、もうキャパオーバーですね・・・。
ナンとか気合で乗り越えるしかナイ・・・。

BARBRA STREISAND / WOMAN IN LOVE
BARBRA STREISAND / WOMAN IN LOVE の試聴
next recordsのサイトでBARBRA STREISANDのレコードを探してみる

渋谷レコード店日記の手直しも、インスタグラムへの投稿もレコードの査定もホント、マンパワーが不足しています。
ナンか、3人でお店を切り盛りするっていうのはもしかして限界なのかな・・・なんて思ったりもするのですが、ブログの件もインスタの件も直接的に利益に繋がるコトではナイので人材を新たに投入するのはコスト的に見合わないんですよね〜やっぱり・・・。
タブン、一部の業務を見切ってやめて時間を創るってコトをしたほうがイイのかもしれない・・・このブログ辞めるとか・・・?


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jakki_youarethestar

メジャーなタレントが出演しているTV番組でこんな内容が放送されたようです。
「関ジャム 完全燃SHOW」
-------------
「アナログレコードって本当に音がいいの?」という質問では、寺岡が自宅のオーディオルームを紹介。マニアックすぎるこだわりでスタジオの面々を驚かせつつ、レコードの魅力をプレゼンする。
-------------
残念ながらオイラは見ていません・・・というか見逃しました。
で、ドコかのダレかが動画サイトにアップしていないかな〜って淡い期待を抱いて探してみたのですが、ドコにもナイ・・・。
せめてどういった内容の放送だったのかってコトぐらい解らないかな〜って文字ベースで探してみると幸いにもtoggeterに記事が・・・。
#関ジャム アナログレコードは本当に音がいい?寺岡呼人が自宅のオーディオルームで解説!〇十万円のLP洗浄機も紹介 2019.11.10

どうやら出演していたアナログレコードが大好きなミュージシャンがレコード愛を爆発させていた様子みたいです。
上記のサイトに実際に放送されたスクショが多数UPされていますが、ド変態ぶりが炸裂していますね〜。
レコード好きもさるコトならが、コレはドッチかというとオーディオ・マニアの分野にもかなりハマっている様子ですね。
上記のサイトではレコードのコトはあまり紹介していないので
レコード・マニア分野<オーディオ・マニア分野
なのかもしれません。

で、本題の「アナログレコードって本当に音がいいの?」って部分ですが、オトシドコロは結局、CDとレコードの可聴域の数字的なハナシでレコードのほうが音はイイよね・・・ってカンジになったようです。
ん〜実際に番組を見ていないのでナンとも言えないのですが、メジャーなタレントが進行して多くの人が見るだろうTV番組での放送だとやっぱりそうなっちゃうんでしょうね。
番組自体がどう進行していたのかっていう概要はココで読むコトができます。
「関ジャム 完全燃SHOW」で紹介された情報

上記の内容からでもミュージシャン寺岡呼人氏のオーディオ沼へのハマり具合が伝わってきます。
デジタル針圧計や超音波レコード洗浄機まで持ってるんですね。
ortofon_needlescale

デジタル針圧計自体は、1万円程度で手に入るあればちょっと便利なアイテムなのですが、注目すべきは相当なハマり度が解る超音波レコード洗浄機の方です。
70万円するKLAUDiO(クラウディオ)の超音波振動式レコードクリーナーは、nextにも来てくれるお客さんの中にも持っている人がいます。
実際使った感想を聴いてみると「一皮剥いたように音の輪郭が鮮明になるっ!」って大絶賛していました。
超音波レコード洗浄器は、水を使って洗浄するのですが、コダワリある人は、水道水では不純物が入っているので精製水を使うそうですよ。
番組で紹介されていたのは、水を内蔵タンクに入れて使いうヤツですね。
KLAUDiO(クラウディオ)のクリーナーには外付けタンクのゴツいヤツとか、オプションでオートチェンジャーとかも存在します。
kraudio-1
kraudia-2

こんなのが家にあるとかって相当ヤバすぎる・・・(笑)

番組の内容に物申す的なYouTuberさんの動画があったので貼っておきます。
【関ジャム補足動画】「アナログレコードは音が良い」は半分ホントで半分ウソ

なるほどね〜まぁ、動画で言っているコトは概ね解ります。
CDとアナログレコードの聴き比べ自体は、ホント2つを鳴らして単純に聴き比べしてドッチがイイのかってコトでは絶対的な判断は不可能ですよ。
もっとツッコめば、ドコの国でプレスされた盤であるとか、いつプレスされてモノなのか・・・など、アナログレコードは、条件自体を揃えること自体がとてもこんなシロモノですからね。
同じ曲でもUS盤とUK盤、ドイツ盤、日本盤とで実際に同じオーディオ環境で比べてみても全然音の鳴り方が違うってコトは事実ですからね。
また、レコード屋CDという楽曲が収録されたメディアだけでなく、使用しているオーディオの条件にも音の鳴り方は影響してくるハズですしね。
全く同じオーディオを使用してもEQなどのセッティング次第で、サウンドは変化してきますし。
やはり単純な聴き比べだけでドッチがイイ音なのかってコトは、判断出来ないんじゃないかな〜って個人的には思います。

JAKKI / YOU ARE THE STAR
JAKKI / YOU ARE THE STAR の試聴
next recordsのサイトでJAKKIのレコードを探してみる

実際に放送された番組がどうだったのかっていうコトは、気になるのですが、ナンかアナログレコードの良さを伝えるためにあまりにもそのマニアックな知見をぶりを紹介すればするほど、一般の人からすると引かれるような気がしないでもないような気がするような・・・。
どっぷりとレコード沼やオーディオ沼にハマりまくった人を紹介するのはTV番組的には絵的に見栄えがイイのはわかりますが、もう一方で、レコード世代でない若い人がもっとカジュアルにレコードを楽しんでいるのを紹介したほうがイイような気がしますね。
TV番組を見たフツーの人だと
「レコードで音楽をちゃんと楽しもうと思ったらあんなに手間と時間がかかるのか・・・」って思われナイかな・・・。


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peru_africa_hol

自宅での作業中にBGMと流していたYouTube動画のオススメ動画に、
The UPDATE「音楽は稼げるのか」
という動画が紹介されていた。

もうタイトルを読んだダケで
「ん?おもしろそう・・・」ってソッコー反応してしまいました・・・(笑)
YouTubeのキャプチャーに箕輪厚介氏っていうのも相当、インパクトありますが・・・。

よく言われているように世界的には、CDやレコードのようなフィジカルメディアは売上で見ると全く売れていなくって、音楽コンテンツ自体の売上はサブスクリプションが中心になっているようです。
そんな状況なのですが、どういうワケか日本では未だにCDの売上がサブスクリプションより売れているようです。
ま〜その売上の多くの殆どを叩き出しているのがAKBグループだっていうのはちょっと異色ではありますケドね。
結構長い動画なのですが、最後まで視聴して思ったのは、コレはなかなか解決策の見えない状況のような気がします。
もう世界でも一番の音楽大国でもあるアメリカではCD自体をつくらないっていう方向に向かっていて、音楽産業自体がフィジカルメディアに依存しない収益構造に変わってきているんですね。
だけど、日本では中途半端にまだまだCDが売れているので、アメリカのようにレコード会社が、「CDは、もう作らないっ!」って見切るコトが出来ない状況にあるのかもしれません。
とかく日本人は、何かとカタチのあるモノに対する愛着が結構強い国民性っていうのも少なからず影響しているような気もしますケドね。

CD1枚の価格が3000円くらいで、ダウンロードでの売り切り型の販売価格が1曲100〜200円くらいですか・・・今だと。
だけど、サブスクだと月額1000円くらい・・・利用者目線で見ると合理性から言って、音楽を聴く=サブスクになるっていうのはもう仕方ないような気がしますね。
今まで、音楽を聴くためには「所有する」っていうのが大前提だったのが、もうその音楽を所有するという価値自体が失われつつあるような気がします。
アナログレコード・マニア視点では、まず「レコードを所有する」というのが前提なので、ちょっと世相の時流とは相反する楽しみ方ではあるのですが、日本でもタブンあと10年もすれば、かなりフィジカルメディアの扱いは変わってくるとは思いますね。
議論をしている中で、感じるのはタブン今の大きな転換期に収益構造が追いつけていないのかも・・・って思いました。
やっぱり、今までの長年続いていた成功体験っていうのは、もうソコからスパッと抜け出すには相当なシバリがあると思うんですよ。
コレまでは、レコード会社ってかなり儲かっていたと思いますし・・・(笑)
議論のテーマになっている「音楽は稼げるのか」っていうのは、誰が稼げるのか・・・っていうのあると思いますね、レコード会社なのか、アーティストなのか。
デカいレコード会社は必要なのか、もう日本での売上は無視してはじめから世界に打って出るのか、音楽自体の販売よりもライブやグッズなどで利益をだしていくのか等、ホント議論が尽くせない内容ばっかりですね。

サブスクリプションというサービスは、ネットと大きく関係していると思うのですが、ネットの影響でCDではなくサブスクで音楽を聴かれるようになった=CDが売れなくなって稼ぐコトが困難になったと思われる反面、ピコ太郎のようにいきなり爆発ヒットも起こったりするのもオモシロイ状況だと思いますね。
古坂大魔王が自分のコトを語るくだりがありますが、その爆発力は相当だったっていうのが当事者だけが知る事実でもありますし、2016年のヒット以降世界中で公演しまくったっていってましたしね。
お笑い芸人が、1曲のヒットで世界中でライブ出来ちゃう状況っていうのは、もうドリームですよね〜。
それにお笑いライブでは、数百人入れば大成功なのが、ミュージシャンのライブだと数万人規模の収穫もフツーだけってコトを考えるとやっぱり音楽は当たれば相当デカい稼ぎになるんでしょう。
後半で若いアイドルの相談を受けるくだりは、そりゃ〜理想としては好きな音楽活動で充分稼げれば、イイとは思いますが、現実的にはかなりハードルが高いしね〜。
会社勤めでシゴトはフツーにやって趣味で音楽活動をやっていくっていうのが、妥当なラインなのかも・・・って思っちゃいました。

ま〜レコードのハナシなんて一切出てきませんが、今の音楽ビジネスの課題とか結構、議論されていたので個人的には楽しみながら見るコトができました。

PERU / AFRICA
PERU / AFRICA の試聴
next recordsのサイトでPERUのレコードを探してみる

動画を見たあとでイロイロ思うコトもありました。
今のちょっとしたアナログレコード人気もレコードを懐かしむ世代とレコードを新鮮に感じる世代がいると思うのです。
で、レコードを懐かしむ世代が、今後10年とか20年後になると確実に少なくなってくると思います。
レコードを新鮮に感じる世代は、10年後にまだレコードで音楽を楽しんでいるのか、というとコレもタブン少なくなってくるんじゃないかな・・・って思うワケです。
そういった将来的に起こりえる状況を推測すると、アナログレコードのマーケット自体は、全く無くなるとは思いませんが、縮小する方向になるような気がしますね。
アナログレコードの販売に関して言えば、多くのジャンルを扱うよりも、狭いジャンルだけど深く刺さるアイテムだけを揃えるっていうのが、イケそうな気がします。
だけど、そうすると規模がメチャ小さいので、「稼ぐ」という概念からするとちょっと難しいような気がしますが・・・ま〜なるようにしかならないような気がしますね〜結局。



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「レコードの保管ってどうやればイイんですか?」
ってコトを来店していただいたお客さんに訊かれました。
「というか、お客さん・・・もう5〜6年前からウチでレコード買ってくれてますよね〜今更、レコードの保管って・・・(笑)」
というカンジで軽くツッコミましたが・・・。
彼曰く、自分のコレクションは「超宝物っ!」だそうです。なので、絶対に大切なコレクションであるレコードをダメにしたくない・・・のだそうです。
ま〜自分のコレクションの価値は、自分でしか計り知れませんからね。

しかし、自分が好きなレコードって聴けば聴くホド、劣化が進むというちょっと扱いに困る厄介なモノでもあります。
今までに、タブン数千万枚以上のレコードを手にとって見てきましたが、キレイなレコードっていうのは「1回も聴かれていないレコードであるっ!」というのは、事実なのであります。
そういった経験から一番のベストな保管方法は・・・と訊かれると、風通しの良い涼しくて乾燥した光の一切当たらない場所で一度も聴かない状態で保管するのが一番ベストなワケです。
でもね〜そうすると、好きなレコードを聴くコトが出来ないですよね〜しかもスグ手にとるコトも出来ない・・・ジャケットを拝むことすら出来ない・・・。
ソレってちょっと現実的ではナイですよね、やっぱり。
そんな中でも出来るだけレコードを傷めないようにそしてコレクションとして満足できる保管方法は、どういった方法なのか・・・っていうコトをどうやら知りたいようです。
完璧に購入した時の状態を維持するのは、ムリだとしても、どうするのが最善の保管方法なのかってコトなんでしょうね。

現実的には、オーディオのある部屋に一緒に保管するコトになるでしょうね。
そして、専用のレコード収納棚に盤反り防止のために隙間なくキッチリ縦置きする。
ま〜コレが最低限の保管方法でしょうね。
その上で・・・
ジャケットに保護ビニールを1枚ずつかぶせる
レコード盤のダイカット・スリーヴに入れ替えて元のジャケットと盤を別々に保管する
元々ついていたインナースリーヴでなく上質なインナースリーブに入れ替える
部屋には、湿気がこもらないように換気に注意する
モチロン、温度にも注意する
更に、日光や照明器具の光にも注意する
レコードを聴いた時は必ずクリーニングする・・・などなど

イヤ〜しかし、大切なコレクションのレコードをベストの状態で保ちたいという、マニアの気持ちは理解できるもののサスガにココまで徹底的にやるというのは、レコードを楽しむ行為が半減しそうな気もします。
先に書きましたが、自分のコレクションの大切さは自分でしか解りませんので、どのレベルまでレコードの保管に労力を費やすのか・・・っていうのはその人それぞれのサジ加減ですからね。
レコード店主でもあり、大量のレコードコレクションを所有しているオイラは、レコードの保管に関しては実は結構、無頓着です・・・(笑)
無頓着ですが、レコードのコトをゾンザイな扱いしているワケではありません・・・自分的にはね。
ま〜それなりに大切に思っているのですが、やっぱり大切だからといって厳重保管すればするホド、聴きたい時にスグに聴けるハンドリングの良さが損なわれてしまうので、ま〜多少の使用感や経年によるヤレや劣化は、仕方ないよね〜ってその部分に関しては「受け入れる」という比較的寛容な気持ちでいます。

この記事を書くのに、レコードの保管に適した方法には、どういったのがあるのかな〜って調べてみたのですが・・・。
高温多湿、直射日光、ホコリや手あか、レコードのクリーニング、ジャケットの保護などなど、ごもっともなコトが書かれているサイトを見つけて最後まで読み進めていると・・・
「では、レコードの保管に適した場所とか?」って結論が書いてありました。
で、その場所とは・・・・
「最適な空調管理がなされたトランクルームがおすすめです!」
って、トランクルーム屋の広告でした・・・。
確かに、トランクルームでの保管はイイと思いますよ・・・だけど「聴きたい時にスグ聴けないじゃん!」っていうレコード本来の聴く楽しみを得られないっていうのはちょっとね〜。

MADNESS / ONE STEP BEYOND...  
MADNESS / ONE STEP BEYOND...の試聴
next recordsのサイトでMADNESSのレコードを探してみる

当店には、日々、海外や国内から仕入れたレコードが入荷してきますが、日本で買い取りで入ってきたしたレコードのダメージで一番多いのが、「カビ」なんですよね。
レコード盤にまで、カビダメージがキテいるのも少なくありませんが、インナースリーヴやジャケットの内側とかカビが原因でシミになっているレコードがホント、多いんですよ。
海外から届いたレコードには、それほど多くないのでやっぱりコレは、如何に日本が高温多湿であるのか・・・ってコトなんでしょうね。
以前、とあるDJでもあり大量のレコードを所有しているコレクターさんのご自宅へ伺ったコトがあるのですが、リスニングルームでは2台の除湿乾燥機がMAXパワーで24時間轟音で稼働していました。
「コレって効果あるんですか?」って訊くと、
「季節によっては、スグにタンクの水が溜まるので効果あると思うんだけどね」って言ってました。
レコード部屋に除湿乾燥機を置くっていうのも、もしかしてイイのかもしれませんね〜効果の程度は、解りませんが・・・(笑)

 
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