渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:アナログレコードの話題

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レコード店スタッフとして店頭にいるとご来店いただいたお客さんから
「探しているレコードがあるんですケド・・・」ってコトをよく訊かれます。
店頭でのお客さんからのご質問が多いベストテンの第1位は、間違いなくコレですね。
で、この「探しているレコードがあるんですケド・・・」って訊かれたケースのレコード店スタッフのご返答っていうのが・・・
「スイマセン・・・今、ナイですね〜」っていうのもお決まりのパターンです。
まぁ〜お探しのレコードのタイトルにもよりますが、そもそもお客さんが当店へ訪れて探している時点で元々そのレコードが結構珍しいレア盤であったり、今が旬の話題のタイトルだったりするコトが多いんですよね。
要するにお探しのレコードは、レコード店を巡って探してもめったに出会えないレコードであるというタイトルを探しているってカンジですね。
でコレ、お探しのレコードがなかったら次に「そのレコード、あったらイクラくらいするんですか?」ってコトも続けざまに訊かれます。
コレね・・・レコード店側からすると最近は、なかなか答えづらいんですよね・・・。
イヤ・・・ホント、結構入手しやすいタイトルであれば、直近で販売した時の価格をお伝えすればイイのですが、レアなタイトルとか人気のタイトルとかって最近は価格の浮き沈みがメチャ、激しいんですよね〜。
ん・・・実際のトコロは、浮き沈みの「沈む」方はホトンドなくって「浮き」の方が顕著なのですが・・・。

で、先日ご来店いただいたお客さんも同様に同じコトを訊かれました。
お探しのレコードは、タイトルの方は、伏せさせていただきますが90年代にメチャ流行ったダンスミュージックの12インチシングルです。
上記の通り「在庫ありますか?」って訊かれて同様に「ナイですね〜」ってお伝えしました。
そのタイトルを訊いて、「あ〜その曲、今、人気ですからね・・・なかなか見つからないですよ・・・タブン。」ってお伝えすると
「えっ!?人気なんですか?」って・・・訊かれました。
「最近は、昔はやった曲でもナニかのキッカケでイッキに話題になって多くの人が同時期に探し求める場合がありますからね・・・」ナンてコトをおハナシしました。
で、「今ってそのレコードってあったらイクラくらいするんですか?」ってコレまたお決まりのやり取りとなりました。
「一ヶ月くらい前に販売した時で4000円くらいですね」ってお伝えすると「ええっ!?結構値段あがっているんですね・・・」って驚いていました。
「前にコチラのお店で売っているのを見た時は、1500円代くらいだったんですケドね」
「え〜?ソレっていつ頃ですか?」って訊いてみると「コロナの前ですね」というと2019年頃ですね・・・ん〜サスガに5年前の値段は、全く参考にならないですよね。
ん〜今の価格の半額以下だった時にナンで買わなかったのか・・・ってカンジではあるのですが・・・。
「タブン今、渋谷のレコード店を廻って探してもお探しのタイトルは、みつけるコト出来ないんじゃないかな・・・」ってお伝えしました。
確かに5年前は、今ホド人気はなかったんですよね〜流行った曲で結構中古レコードとしてもかなりの枚数が流通していて5年前ならカンタンに手に入れるコトができました。
実際、当店でもそのお探しのタイトルは、10枚以上ストックがありましたしね。
しかし、コロナ明けと共に顕著になった世界的なアナログレコード人気とともに状況は一変して5年前とは倍の値段になってしまいました。
当店のいつも10枚以上あったストックも全部売りつくして今はナイ・・・時々、入荷はするケド、店頭に出せば即完売状態。
しかも世界中のお客さんが探し求めているタイトルでもあるのでレコード店巡りをしてもなかなか売っているのを見かけるコトはナイでしょうね。

でも、多くのお客さんと接していてソレ以上に気になったのですが、以前販売していた価格を覚えていてその価格が基準価格になっているというのが多いんですよね。
いや〜コレ、そうなっちゃう気持ちって解るんですが、最近レコードを買い始めた人はまず、その過去にイクラで販売されていたっていう基準となる価格がナイので探しているレコードが数年前に1500円だったものが今は4000円ってなっていても「そういう値段なのね・・・」って思われるみたいですが、もう10年以上レコードを買っている人からすると昨今のレコード価格の上昇に気持ちというか意識がついてイケないというか過去の値段が気になってなかなか買えないってコトがあるようです。
また、このブログでも以前に記事にしましたが以前レコードを買いまくっていた人が一旦、レコードコレクションをリタイアorお休みして再びレコードを買うようになったリターン組の人は、この以前の値段に引っ張られてしまうコトが多いような気がしますね。
今回のエピソードのお客さんは、お探しのレコードを4000円で買っていただけるのでしょうかね・・・どうだろう。
出来るだけ欲しいレコードを安価で手に入れたいという心情は、とても良くわかるのですケドね。
で、比較的安価で手にれるコトが出来やすいヤフオク・メルカリでその相場観を見てみるとヤフオクの方では、3000円(送料別)くらいメルカリの方では4000〜5000円(送料込み)くらいなのでもうホトンド、価格差はナイですね。
コレね・・・タイトルにもよると思うのですが、中古レコードの価格ってもう今は、世界的にフラット化(均一化)しつつあるような気がするんですよね。
特に今が旬の人気のタイトルとか、以前からレア盤として知名度の高いタイトルとかは、ホトンド世界共通価格になってきているようなカンジがします。

つい先日、オイラのインスタのフィードにManuel Göttsching / E2-E4が大手のレコード店で販売されているという状況を紹介している画像が流れてきました。
その画像にはレコード店のプライスカードがついていて価格は、54,000円となっていました。
モチロン、ジャケットはエンボス加工されたGermany盤オリジナルです。
e2-e4
インスタにポストされた投稿画像ですがManuel Göttsching / E2-E4が、ちゃんとレコード店で販売されているを見たのってホント、もう5〜6年ブリだったのでシンプルに「うぉ〜〜〜スゲェっ!」って思っちゃったんですよね。
更にそのプライス・・・久しぶり見た(とはいってもインスタの投稿画像ですが・・・)54,000円がオイラの想定していた価格をはるかに上回る高騰ブリに驚きました。
ちなみに当店で最後にManuel Göttsching / E2-E4を店頭販売した時は、6年前の2018年です・・・その時の価格は、28,000円
6年の歳月が経過しているとはいえ今は、54,000円になってしまったワケですね。
ちなみにDiscogsの価格推移を見てみると比較的良好なコンディションで5万円〜6万円(送料別)くらいで決してべらぼうに高い値段ではなくって相場を意識した妥当な価格ですね・・・ん〜コチラも先に書いたような価格のフラット化が起きていますね。
このオリジナル盤がプレスされたドイツで買っても日本で買っても価格はホトンド変わらないってカンジですね。

今より安価な値段で販売されていた時に買わなくて今、更に価格があがった値段を見て購入できるのか・・・コレって難しいですよね。
タブン、過去に欲しかったという気持ち以上に手に入れたい情熱がその時よりも上がらないと踏み切れないみたいなカンジですかね〜(笑)
でもね〜オイラ個人的には以前はいくらで販売されていた・・・ってコトって、タブンもうどうでもイイような気がするんですよね。
その気持ちは、心情的には解るのですが手に入れないコトには、その欲しいという気持ちは収まらないんじゃないでしょうかね。
先に書いたように知名度の高いレコードに関しては、もうドコの国で買ってもそんなに大きな価格差は、ない状況になりつつありますしね。
レコード店もヤフオク・メルカリの出品者もトーゼン、その相場観を意識したプライスをつけていると思うんですよ。
価格差があるとするならば中古レコードなのでコンディションの違いによってプライシングされているくらいじゃないかな・・・。
要するにキレイなレコードは高額、ボロいレコードは安価みたいカンジで値段がつけられているみたいなカンジです。

中古レコードは、今生産されているアイテムと違い、数も限りがあるしニーズにもバラツキがあるためにどうしても需要と供給にその価格が左右されやすいんですよね。
ニーズが高まれば即高騰しちゃうみたいなカンジです。
じゃあ逆に人気やニーズが落ち着く、もしくは、なくなれば価格は安くなるのかといういうと、確かにそうなんですが、短期間に高騰化するよりも明らかに緩やかに価格が安くなっていくというというスピード感の違いがありますね、揚がる時はイッキに、下がる時はゆっくりと・・・ってカンジです。
サスガに、E2-E4のケースのように25,000円が50,000円という高額な上に高騰っプリは、購入に踏み切るのはなかなか決心がつきませんが、2〜3000円の価格の差だったらイッソのコト、その程度で自分の中の気持の悶々とした状態が解決できるのであれば決して難しいコトでは、ないと思うんですよね。
まぁ〜コレも気持ちの問題なのでそう思いにくいっていうのはあるとは思いますケド。

最近は、「このレコードを探しているんだケド・・・」ってスマホでDiscogsの画面を見せられるコトがとても多くなりました。
まぁ〜レコード店側からするとその画面を見ただけでスグにどんなレコードなのかパッと見ただけで解りやすくてイイのですが。
だけど、トーゼンそのスマホ画面に表示されているレコードっていうのは、結構なレア盤だったりするワケでコレも当たり前ですが、そんなレア盤そうそうありません。
その画面を見せられていつも思うのですが、もうそのDiscogsに表示されている画面のマーケットプレイスで買えばイイんじゃないのかな・・・って。
Discogsのアカウントを持っていれば、もうスグにポチれば購入するコトが出来るのにあえてそうしないでレコード店を廻って探しつつけるのは、どうしてなんだろう・・・って思うんですよね。
いや、実際にレコードのコンディションを自分の目で見て確認しなければ買えない派だとか、レコードは絶対に通販では、買わない主義であるとか自力でレコードをディグってナンボだっ!っていうコダワリの価値観であれば、よけいなお世話なのですが、ホントにポチれば即購入可能な状態が用意されているのに関わらずそうしない理由って一体ナンなんだろう・・・って思うんですよね。

ん〜レコード屋がソレをいっちゃお仕舞いかも・・・っていうトコロも無にしも非ずなみたいな感覚もあるのですが、レコード店側としては、お客さんのニーズに応えられてナンボという部分もあります。
しかし、お客さんがお探しのレコードにお店側が対応出来ないのであれば、もうどうしようもありません・・・率直に今、お客さんのニーズに確実に応えられるのはそのスマホ画面に表示されているDiscogsのマーケットプレイスなのです。
だけど、スマホではポチらずにレコード店巡りをする・・・ん〜わからん・・・レコード店で探すのが好きなんだというのであればイイのですが、お店に起こしいただいて全く店頭のレコードには目もくれずにソッコーでオイラにスマホ画面を見せて「コレ探しているんだケド・・・」っていう行動からするとレコード店で探すのが好きっていうワケではなさそうですしね。

GUY CUEVAS / OBSESSION
GUY CUEVAS / OBSESSIONの試聴
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つい先日、ご来店いただいた海外からお越しいただいたお客さんが、「このレコードを探しているんだよ・・・」って見せられたスマホ画面に表示されいたのはコレでした。
lafa
Lafayette Afro-Rock Band / Malik です・・・ん〜なかなかのレア盤。
「Wow It's Hard to Find!」ってオイラが言うと、「Yes...I know...」って知ってるんかいっ!
「ドコで見つけるコトが出来るかな?」って訊かれたので「ドコにも売っていないと思うよ」っていうと「サンキュ!」と言って帰られました。
そのやり取り、約30秒ホド・・・当店のレコード棚は一切見ずです。
日本に訪れた彼・・・そんなカンジでレコード店を彷徨い歩くのでしょうかね。
しかし、そう言っているオイラも海外へ買い付けに訪れたレコード店主に「〇〇(有名なレア盤)を探しているんだよ」っていうと「Hahaha!オレも探しているわっ!」って笑われたのをキッカケに「そりゃぁ、そうだよね〜」って思いレア盤を在庫を訊くのをヤメました。

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渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店、next recordsです。
以前、店頭でしようしていジャンル別アルファベットの仕切り板を見直ししたコトをこのブログで書きました。
その時の記事は、コチラ。
目指せ!熱烈な12インチシングル推しのレコード店
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この仕切板に書かれまくった「12inch Single」のオンパレード・・・上記のブログ記事でも言及していますが、相当な効果となって現れていてご来店いただいたお客さんで「12inch Single」に全く興味のナイ人が、もうホント、ソッコーで帰りまくりな状態になっています。
レコード店主としては、お客さんが仕切り板に表記されている「12inch Single」の文字を見て「あ・・・欲しいモノ、この店にはナイな・・・」って思われて帰らえるのは、イッケンすると逆効果なカンジにもみえますが、事実店頭在庫の99%は、12インチシングルですからね〜正直にその通り書いているだけですからね。
出来るだけお客さんに当店の自慢の12インチシングルの在庫を見て欲しいっ!って気持ちは、メチャあるのですがお客さんがご所望のレコードが12インチシングルではなくアルバム・LPってはじめから決まっているのでしたら、もうはじめからお客さんも当店もミスマッチ状態なので仕切板の表記を見てソッコーで帰られるのは致し方がナイでしょうね・・・。
まぁ〜ご来店していただいたお客さんが今は、12インチシングルの興味がイマイチなくっても当店の仕切り板の「12inch Single」を見たコトでいずれ12インチシングルに興味を持つコトになった時に再び来ていただければなぁ〜と思います。

最近は、上記のように仕切板の表記を変えたコトでご来店していただいたお客さんが店内でどんなカンジでいるのかってコトを結構よく見るようにしているんですよね。
まぁ〜サスガにずぅ〜っとお客さんをガン見しているワケでは、なくってそれとな〜く「どんなカンジでレコード見ているのかなぁ〜」ってチラ見する程度ですケドね。
そんな中で先日、20代の友人通しでご来店いただいた2人のお客さんの会話が、少し気になりました。
1人のお客さんは、レコードに興味がメチャあるのか熱心にレコード箱をチェックしていてもう1人のお客さんは、タブンそのレコードに興味があるお客さんのお付き合いでご来店いただいたってカンジです。
レコードに興味がある方のお客さんは、HipHop/R&Bのレコードを熱心にチェックしていただいていました。
そのチェックの具合がかなり念入りというか、1枚1枚、エサ箱から半分くらいにレコードを引き出して数秒ジッと眺めて元に戻すというかなりゆっくりと且つ、念入りにチェックしていただいていたんですよね。
タブン、各レコードにつけられたオススメのコメントを読んで頂いていたようです。
ある程度、進んだトコロでお二人の会話が耳に入ってきました・・・
ソレが「UKってナニ?」ってコトでした。

ちなみに今、当店では、こんなカンジの商品札が各レコードにつけられた状態で店頭に並んでいます。
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熱心にレコードをチェックしていただいたお客さんは、この商品札を丁寧に読んで頂いて「どのレコードがイイかな〜」って選んでいただいていたんでしょうね。
で、商品札を見てアーティスト・曲名(タイトル)は、解るんだけどその下に書かれている「U.K.」って言うのが「U.K.ってナンだろう・・・」って思ったようで一緒に当店へ訪れた友人に訊いたってカンジですね。
レコード店に於いてUSとかUKって言うのは、もちろんドコの国のプレスされたレコードなのか・・・ってコトを表記しているというコトは「言わずもがな」なのですが、実際のトコロそう思っているのは、一部のレコードにマニアックな人だけで通じる共通ワードであって一般的にはかなり特殊なコトなのかも知れません。
いやもう・・・オイラは、どっぷりとマニアックな世界側の住人なので一般的な見地で言うトコロの「U.K.」の認知度がどれくらいのモノなのかっていうコトがまったくわからないのですが・・・。
そのお2人が交わされた会話の内容を聞いてオイラが、「あ〜ソレは、イギリスで生産されたレコードなんですよ〜」って説明するコトも出来るのですが、ナンダカお店のスタッフがお客さんの会話を逐一聞いていているみたいなカンジっていうのもちょっと雰囲気がよくないカンジがするのでそのまま、何事もないようにスルーしました。
結局、10数分のご滞在で1枚のHipHopのレコードをお買い上げいただき「ありがとうございま〜す」とシンプルな接客でご対応させていただきました。
で、お客さんがお帰りになった後に「レコード店に於いて知っていて当たり前な常識的な知識や知見というのは、もう通じナイんじゃないかな・・・」ってオイラは、カンジたんですよね。

U.K.ってUnited Kingdomの略ですよね・・・当たり前ですが、しかしオイラがはじめて英語を習った時は、イギリスって「England」って習ったと思います。
今の学校の英語教育ではナンて習うんだろう・・・知りませんが、オイラ自身は高校生ぐらいの時に趣味の音楽を通じてUnited KingdomのコトをU.K.と呼ぶというコトを自然と知ったんですよね。
ちなみにEnglandとか、Scotland、Wales、Northern IrelandとかってU.K.のそれぞれの地方の呼び方ってなんだというコトをはじめて買い付けに訪れた時に知ったホド、無知でした、そもそもスコットランドっていう国があるって思っていたホドでしたから・・・(笑)

今回の20代の人達がUKのコトを知らなかったというのに対してどうこう言うコトは、ナイのですが改めてお客さんが熱心に読んでいただいた商品札に書かれた文言やコメント文とかってフツーの人達にちゃんと通じているのだろうか・・・って疑問をカンジたんですよね。
「業界の常識は、一般の非常識」なぁ〜んてコトは、よく言われますよね。
あくまでもカジュアルな趣味としてのレコードに関わるコトなんてそもそも業界なんてたいそれた業界では、ナイのですがレコード店でフツーに交わされている会話や文脈ってその世界観を知っている人たちの間では、知っていて当たり前であるコトを前提として使われているコトがやはり結構多いですよね。
当店が専門で扱っている12インチシングルもお店ではフツーに「12インチ(じゅうに・いんち)」って読んでいますが、一般的にはナニが12インチなんだ?ってカンジなのかも知れませんよね。
以前、ご来店いただいたお客さんからは、「LP(えるぴー)とアルバムの違いってナンですか?」って訊かれたコトがあります。
レコードのイミとしてはLPとアルバムは同じイミなので呼び方が違うので同じレコードでもLPって呼ぶコトもあればアルバムって呼ぶコトもあったりとイッタイどうなってんだってカンジなのかも知れません。
LPはLong Playの略で片面に4〜6曲くらい楽曲が収録されたレコードでそれがアルバムの写真のようなので「アルバム」とそう呼ばれるようになったってカンジです。

当店の商品札のコンディションも当たり前のようにMとかEXとかVGとかって表記になっていますが、レコードにそれホド詳しくない人からすればソレってナニ?ってカンジですよね〜タブン。
コンデションって書いているくらいなのでそのレコードの品質ランクが書いてあるんだろう・・・ってコトは、想像がつくとは思うのですが、日本だったらAとかBとかって書いてあるほうがわかり易いとは思うんですよね。
他にもは、「盤質 良い・普通・良くない」とかですかね。「良くない」とは書かないか(笑)
盤質がAとBだったら日本人の感覚だとAの方がBよりも良いんだろうな・・・ってコトは、解ると思うのですがMとかEXとかってドッチが良質なのかってそのワード自体を理解していないとわかりませんよね。
ちなみにMってMint(ミント)の略なんですよ、日本人の感覚だとミントっていうとガムやキャンディの味とかで使われる植物の葉っぱのイメージですが、英語で形容詞として使われるMintとは、新品みたいなアイテムの状態のコトを表すんですよね。
EXは、Ecellent(エクセレント)の略でコチラは、日本人でもナンとなく「素晴らしい」っていう感覚ですね。
くせ者なのがVGですね・・・コレはVery Goodの略で、日本人からするとベリーグッドなのでGoodよりVeryがついているので「とても良い」みたいなイメージですがレコードで言うトコロのVery Goodは、「とりあえず聴ける」くらいの或るイミかなり低評価なコンディションのコトを指すんですよね・・・なので、レコードのコンディションでVGって書いてある場合は、盤面に結構キズがあって時々プチプチとノイズが入るという品質であるというイミになります。
なのでVery Goodだと書いてあるので「とても良いコンディション」だと思って買って家で聴いてみると盤面にキズはあるしプチプチノイズが入るし全然ベリーグッドでなかった・・・というコトになりますの注意が必要です。
まぁ〜コレも、中古レコードのコトを知っている人からすると当たり前のコトなのですがフツーは解りませんよね。
でも世界的なレコードのコンディション表記ってMint・Ecellent・Very Goodっていうのが共通認識として通じるんですよね。
イヤ〜でも、もしかしたらこの中古レコード店ならではのコンディションの表記っていうのも最近のアナログレコード人気で新規参入した人だと海外でも通じないかもしれませんね・・・。

レコードのコメント欄は、どうでしょうか・・・。
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オイラは、このコメントを読んで「あ〜なるホドね・・・」ってそのまま理解出来るのですが、ちょっとHipHopに興味があってレコードで聴いてみようかなって思っている20代の人はこのコメントからどういった印象をカンジるんだろう・・・。
「プリモワールドってナンだろう・・・。
「フックってナニ?」
「フロウを引き立てるってどういうカンジ?」
「US PROMO ONLY・・・はぁ〜?」
って思うんのかなぁ〜。
もうこの短いコメント欄だけでもそれっぽいHipHopワードに加えて12インチシングルなワードが入っていますね。
ちなみにこのGANG STARR / ROYALTYがリリースされたのは、今から遡るコト、27年前の1997年のレコードです。
20代の人だとまだ生まれていない若しくは、ヨチヨチの赤ちゃんだった時にリリースされたレコードです。
その次代をリアルタイムで生きていたオイラは、もちろんこのレコードがリリースされた時の状況も知っているし使われているワードや文言はすべて理解出来るのですが、コレ同じくオイラが生まれた60年代のレコードのコメントをオイラが理解できるのかってコトですよね。
ちょっとココでは、倫理的に掲載は、控えますが他のレコード店で販売されているAretha FranklinとかDiana Rossとかの60〜70年代の古いアルバムのコメントを読んでみたのですが、とりあえず問題なく100%フツーに理解出来ました。
そう考えたらレコードのコメント欄に関しては、その音楽に対する造詣の深さがコメントの理解度に繋がるのかもしれませんね。

レコードのコメント・・・最近レコードを買い始めた人たちにも伝わっているんだろうか・・・。
業界の「知っていて当たり前」な常識とか前提知識をお客さんに強いているようなコトになっていないだろうか・・・ちょっと思ったんですよね。
レコードの生産国とかコンディションの見方っていうのは、ある種形式的なカンジなのでそのパターンさえ解れば、全然問題ないと思います。
しかし、各レコードにつけられたコメントからその楽曲の雰囲気やバックグラウンドを読み取るのは、それ相応の知識や見識が必要となるのでムズいのかもしれませんね。
このGANG STARRのコメントを誰でも解るように書くとなるとどうなるんだろう。
「GANG STARRのメンバーでもありトラックメイカーのDJ PREMIERの世界観が見事に表現されたトラックに4人組男性R&Bグループ、JODECIのリードシンガーである兄弟K-CI & JOJOのコーラスがGANG STARRのラッパーGURUのラップを引き立てる!!アメリカでは、一般販売されなかった販促用のレコードとして作られたレコードです。」
長ぇ〜・・・しかも回りくどいっ!しかもトラックメイカーとかトラックとかも解らないし・・・(笑)
お客さん側が成長する方を気長に待つほうがイイかもしれませんね。

MOUSSE T. vs HOT 'N' JUICY
MOUSSE T. vs HOT 'N' JUICYの試聴
next recordsのサイトでMOUSSE Tのレコードを探してみる

そもそもレコードにつけられたコメントってどういう目的なのか・・・って基本的な役割なのですが、やはりそのレコードに対してお客さんに少しでも興味を持ってもらえれば・・・ってトコロなんだと思うんですよね。
コレ、コメントが全く書かれていないとそのアーティストや曲名のコトを知らない人は、レコードを見ていてもそのままナニも引っかからずにスルーしちゃうと思うのです。
でもコメント欄に、それを読んだお客さんが知っているプロデューサー名や曲の雰囲気なんかのワードが書かれていると「ン?コレ、どんな曲なんだろう」って興味を持ってもらえると思うんですよね。
当店では、今後もすべてのレコードにオススメのコメントを記載し続けるつもりですが、やはりそのコメントを理解するためのそれなりの前提知識は、どうしても必要となりますよね・・・。
最近知ったのですがある外国のお客さんが熱心にスマホで商品札を撮影していたので、「ナニ撮ってるの?」って訊いてみたら「コメントを翻訳していたんだよ」って・・・ん〜テクノロジーの進化をカンジさせますね。
ちなみに先に紹介したGANGSTARRの当店のコメントは、スマホの翻訳アプリではこんなカンジになります。
もとの文章は、コレ
「プリモワールド全開なTRACKにフックに入るK-CI&JOJOのコーラスがフロウを引き立てる!! US PROMO ONLY!!」
コレをスマホの翻訳アプリを通すとこうなります。
「K-Ci & JoJo's chorus that hooks into Primo World's full-throttle track complements the flow!! US promo only!!」
ん〜雰囲気は、ナンとなく解るのですがそもそも「全開」のコトを英語ネイティブな人に「full-throttle(フルスロットル)」と書いて通じるんだろうか・・・(笑)
さらに話題のChat-GPTに同じ内容の英訳を訊いてみると下記のように翻訳してくれました。
「The track is a full-on Primo world, with K-Ci & JoJo's chorus enhancing the flow! US promo only!」
ん〜コッチの方が、伝わりやすいですね〜。

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vanmccoy_thehustle
先日、オーストラリアからお越しいただいたお客さん(男性30代)がご来店いただきました。
地元では、友人たちと集まって趣味でDJプレイを楽しんでいるそうです。
元々は、デジタルでのDJプレイだったそうですが、少し前からアナログレコードの良さに惹かれてレコード盤を買うようになったとのコトでした。
当店へ、ご来店頂いのもどうやら先に日本へ旅行に訪れた友人が「東京に訪れたらココのレコード屋に行けっ!」的な情報を事前に教えてくれたようでその中のレコード店リストに当店が書かれていたとのコトでした。
好きなジャンルは、Electoronicって言っていましたが、コレ・・・オイラが思っているElectoronicっていうカンジと外国の人が思っているElectoronicというのが、ちょっと感覚的に違いがあるんですよね。
まぁ〜でも、当店の商品構成は、古いDiscoとHipHop、R&B、Houseしかないんですよね。
彼が好きなElectorinicがイマイチよくわからないので、
「80s、90sのHouseならこのセクションにあるのでチェックしてください」
ってカンジでとりあえず、Houseのレコードが入った棚を見てもらいました。
なかなかガッツのあるお客さんで当店の在庫のHouseのみならずDisco、HipHopに至るまで小一時間ホド、ディグして20枚ホドのレコードを購入していただいきました。
お会計を終えた後に雑談をしていたのですがソコで言われたのが
「ナンで日本にはこんなにイイレコードがたくさんあるの?」でした。

彼の地元では、最近レコード店が出来たけど全然欲しいレコードは売っていないそうで、はやりシドニーやメルボルンに行かないと買えないとのコトでした。
やはりフダンは、Discogsやebay等が中心でレコードを購入しているそうです。
「だけど、レコードの値段も高いし、送料がバカにならないんだよね・・・。」って言ってました。
あ〜コレは、オイラも同感ですね・・・ヨーロッパやアメリカからネット通販でレコードを注文すると日本とかオーストラリアまでの送料ってどうしても高くなりますからね。
だいたいレコード1枚の送料が、2500〜3000円くらいかかるし枚数が増えると1枚あたり500〜700円ホド追加料金が上乗せされるのでレコード自体が安くても送料が乗っかってくると結構な価格になりますからね。
で、はじめて訪れたTokyoのレコード店の感想はというと「Very nice!」だそうです。
とにかく彼が、欲しいElectoronicのレコードは、日本円で1000円以下で買えるし、シドニーでは、5000円くらいするレコードが日本だと2000〜3000円で買えるとのコトで、「パラダイスだっ!」って喜んでしました。

で、思ったそうです・・・「ナンで、日本にはこんなにレコードがあるのか・・・」って。
これね〜やはり欧米諸国から訪れるレコード好きな人からコレまでも何度か訊かれたコトがあるんですよね。
当店は、かなりダンス・ミュージックに特化した12インチシングル専門レコード店なのでどうしてもソッチ寄りのハナシになるのですが、やはり世間一般的には音楽を聴くメディアは、80年代後半から90年代前半にかけてイッキにアナログレコードからCDに切り替わったんですよね。
もうこの現象は、世界的に起きたコトで日本でも同様にアナログレコードの生産が縮小してソレに取って代わるカタチでCDがたくさんプレスされるようになるワケです。

で、世界的にレコードからCDへ切り替わる現象が起きていた同じ時期に、一部のマニアの間でDJプレイの人気が高まっていたんですよね。
まぁ〜オイラもそのちょっとしたブームにのるようなカタチでハマるワケですが・・・(笑)
その当時は、個人的にもリアルタイムでブームの最中にいたのでその盛り上がりの様子を目のアタリで見ていたのでよく覚えています。
日本でもコレまでの「ディスコ」から「クラブ」へと移り変わる時期と結構重なっていますね。
そのクラブでのDJ達がアナログレコードでプレイするのを見て「オレもヤッてみたいっ!」って思われたようでものスゴい数のDJ予備軍&ホームDJ達が増えるコトとなりました。
この時期は、世間一般的には音楽を聴くならCDという具合にもうカンゼンにメディアの転換は終わっていたのですが、DJニーズだけのために12インチシングルや一部のアルバムなんかがアメリカやヨーロッパでプレスされていたんですよね。
しかも日本は、世界でも類を見ないDJブームです・・・もう毎週のようにプレスされてリリースされるダンス・ミュージックの多くが日本へ輸入されるコトとなるワケです。
その当時、渋谷だけでも人気のある曲なんかは、万単位の枚数が販売されていたんですよね。
で、毎週リリースされる新譜だけでなく、過去にリリースされた中古レコードまでも日本へ輸入されるようになります。
当店もこういった過去にリリースされて中古盤となったレコードをアメリカやヨーロッパ諸国へ出向いて買い付けて日本で販売するというレコード店として2000年に渋谷で開業するに至るワケです。
当店のような小さなレコード店でもその当時は毎月1000枚ほどレコードを販売している位でしたからね・・・大手のレコード店とか毎月に販売しているレコードの枚数ってもうハンパない枚数になっていたでしょうね。
特に90年代の後半から2000年代の前半は、そのDJブームの人気がピークに向かうんですよね。
もうね・・・こうゆうハナシをすると、オイラがレコード店をはじめるエピソードにホント、直結するようなカンジになりますね〜(笑)
結局、この日本で世界中のレコードが輸入されるコトとなったDJブームは、2006年頃まで続くコトとなります。
先に書いたようにこのDJブーム・・・80年代の後半くらいから少しずつ広がってピークが90年代後半から2004〜5年くらいまで続いたので期間的には、15〜16年間という結構長く続いたブームだったんですよね。
その間に日本に入ってきた新譜&中古レコードの枚数は・・・もう相当な数だと思うんですよ。

一方、世界のレコードの状況はというと、ダンスミュージックという特定のジャンルに限ってのハナシではあるのです日本で起きたようなDJブームはなかったんですよね。
ホント、一部のマニアックな人達の間ではある一定程度のニーズはあったと思いますが、1つのタイトルを1店舗のレコード店がナン千枚も販売するなんてなかったです。
90年代の後半から2000年代のはじめに頻繁に海外のレコード店へ訪れていたオイラは、訪れるたびにその海外のレコード店のアナログレコードコーナが縮小しているのをカンジていましたからね。
日本のレコード店では、フツーにカンタンに買うコトが出来る新譜のレコードもアメリカやイギリスのレコード店では、まったく売っていない状況でしたからね・・・如何に新譜のダンスミュージックのレコードの人気が低かったのかというコトがよくわかります。
中古レコードもホント、今では考えられませんが、¢50とか$1(当時のレートは$1=¥110)とかでたくさん売っていましたしね〜もうホント、ゴミ扱いみたいなカンジでしょうね。

あとね、こういった80年代から2000年代にかけて大量のレコードが輸入されたというコトとは、別の要因として日本人特有の強い保存欲求とコレクション文化が大きく関係しているとも思います。
レコードを大切に扱い、保管する文化は、日本だけでなく他の国でもあるとは思うのですが、日本人は、他国に比べてこの傾向が特に強いのかもしれませんね・・・特にレコードなんかでは、自分で聴く用のレコードと、未開封で保管してコレクションする用のレコードを所有したりする人もいる位ですからね。
ソレに細部へのコダワリとか、美しさやカンペキさを追求する傾向も結構大きでしょうね・・・コレがコレクションにおける品質や稀少性の重視になんかにもダイレクトで繋がっている部分もありますよね。
それに物理的なアイテムに関するモノへのコダワリという部分もありますよね・・・世界的に見てももうCDは、カンゼンに終わった音楽メディアというカンジになっているのですが、日本ではいまだに世界最大規模のCDの販売となっているようですからね。
海外から輸入された中古レコードなんかにありガチですが、ジャケットやレーベルに書かれた書き込みなんかは、日本人からするとレコードにペンで書き込みするなんてあり得ない行為ですよね。
それにレコードって日本では以外に捨てられないアイテムになっているようです。
実際に、オイラもゴミ捨て場に放棄されたレコードを見たことが何度かありますが、タブン聴かなくなっても何故かレコードは捨てられずに長い期間保管されているケースって多いんじゃないでしょうかね。
それに日本人はレコードの扱いとかも丁寧にですからね・・・リリースから30年以上経っている古いレコードでも比較的コンディションが良い状態のモノが多いですよね。
海外では特にダンスミュージックは、DJニーズで購入されていてとにかく道具として使用されるコトもあって雑な扱いがされているためにコンディションがあまりよくないレコードが多いんですよね。
海外から訪れたお客さんは、日本にあるレコードは、コンディションがイイって多くの人が言っていますからね。

こういった日本で過去に起きたブームの背景や日本人特有のコレクション気質なんかが大きく影響しているコトもあって当店にオーストラリアから訪れたお客さん曰く「良いレコードがたくさんある」というコトになるんでしょうね。
でも、実際にこの「ナンで日本にはこんなにイイレコードがたくさんあるの?」と訊かれてオイラが言えるコトは、英語力のなさもあって上記で書いたコトの1%も言えません・・・(笑)
いつもオイラが言えるコトは「Because DJ play was so popular in Japan in the 1990s.」というトホホな一文だけという・・・(笑)

VAN McCOY / THE HUSTLE
VAN McCOY / THE HUSTLEの試聴
next recordsのサイトでVAN McCOYのレコードを探してみる

で、この時のお客さんに「日本で何枚のレコードを買ったの?」って聴いてみました。
当店に訪れた時点で持参していたショルダータイプのレコードバックには他店で購入したレコードが結構はいっている状態で、しかも当店で20枚の購入でさらに増加・・・。
結構、買っているんだろうな・・・って思って訊いてみたトコロ
「400枚くらい買ったんだよ」って。
うわ〜そんなに買ってどうやって持って帰るんだよ・・・って。
しかも飛行機はLCC(格安の飛行機)です。
400枚のレコードって重量にして約100kgくらいになります。
LCCの飛行機に100kgの追加の荷物を載せて持って帰るってイッタイ、追加料金にいくらになるんだろう・・・ちょっと想像もつきませんよ。
「どうすれば、費用を節約できるかな?」って訊かれたので
「郵便局からEMSで送るのが最も安いと思うよ」って教えてあげると
「いくらくらいかな?」って訊かれたのでチャチャとネットで調べると
「30kgで65,500円なので3つに分けて送っても20万円くらいかな・・・」って教えてあげると電卓で豪ドルにレート換算して表示された金額をみて「Oh My Goodness・・・」って嘆いていました。
送料20万か・・・東京〜シドニー間だと2〜3回分の航空券の料金と同じですね〜。
良いレコードを安くで買うコトが出来ても送料に20万円かかるとなるとちょっとフクザツなカンジですね。

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atcq_findaway
少し前に下記の様な記事を書きました。
レコード店の店頭販売を再考する

コレまでレコードを購入する手段として結構ネット通販がメインで利用されてきた状況だったのが、ココ最近は、実際にレコード店を訪れて購入するという「店頭回帰」が起きているんじゃないかなぁ〜と思っていたトコロ、毎月の売れ行きとか集計をして昨年から今年にかけて数字として明らかに店頭販売が伸びている・・・というコトが解りました。
だけど、当店はレコードといってもその中でも極めてイチ部分のカテゴリーである12インチシングルに特化した他に類を見ないレコード店であるために、せっかくお店にご来店していただいたお客さんとのミスマッチが起きていんじゃないか?というハナシのコトを書きました。

まぁ〜要するに当店は、今世間で流行っているジャンルとかメジャー路線の売れ筋のタイトルとか、最新の新譜とか人気の再発盤とかそういったレコード会社がプロモーションしまくっているタイトルは一切扱っていないレコード店なのでそういったマジョリティなお客さんがご所望のレコードを探しにたまたま当店へお越しいただいたても「ナンだ?この店は・・・?」ってなっちゃっている状態だったので、店主としてコレは、ちょっとお店の在り方をもっとわかり易くした方がイイんじゃないのかな・・・って思った次第であります。

で、上記に記事にも書いたのですが、当店は12インチシングル専門店なのですが、12インチシングル専門店らしさがイマイチ乏しいのでは、ナイか?って思ったんですよね。
でホント、ちょっとしたコトなのですが、店頭のレコードが収納されているエサ箱のジャンル別アルファベットの仕切り盤の表記を下記のように見直してみました。
IMG_2098
IMG_2099
もうすべてのエサ箱に「12inch Single」という文字が溢れている状態です(笑)
まぁ〜シンプルですケド、ちょっとしたコトなのですが、お店的には明らかに「12インチシングル推し」だってコトが一目瞭然で解るようになったんじゃないかなぁ〜って思うんですよね。
で、この新しい「12inch Single仕切板」を店頭で表記して1週間ホド経ったのですがご来店いただいたお客さんの様子が明確にコレまでとは異なる行動になったコトが解りました。

具体的には、ご来店いただいたお客さんの12インチシングルへの興味のアリ・ナシが一目瞭然に解るようになったんですよね。
ちなみに今までの仕切板は、下記のようなカンジでジャンルとアーティストのアルファベットだけしか記載されていない無愛想な仕切板でした。
IMG_1801

上記の無愛想な仕切板でコレまで20年以上やってきたので、この仕切板の在り方に対してナンの疑問も持たずにいたワケですが、実際のお客さん側の視点にたって見てみるとコレまでの仕切り板だととりあえず、探しているモノが入っているかもしれないって思うみたいで希望するジャンル別で無作為にチョロっとエサ箱から数枚見て「あ・・・ワタシが探しているレコードはナイな・・・」ってカンジてお帰りになるケースが多かったんですよね。
まぁ〜コレが上記に記載した大多数のお客さんが「今世間で流行っているジャンル・メジャー路線の売れ筋のタイトル・最新の新譜・人気の再発盤」を探しているワケなのでご来店いただいた7〜8割のお客さんがコレに当たるんですよね。
コレが先に書いた記事のお客さんとのミスマッチになっていたんですよね。
ん〜このお客さんとのミスマッチってオイラ的には「ミスマッチ」って解っていれば別にどうってコトがないのですが、「もしかしてマッチしているかも知れない」っていうこの「もしかしてマッチ?」っていうショップ側が勝手に期待値を上げてしまう錯覚に陥って結果、ナニも購入されずに退店されるっていうのは、結構ジワジワと気持ち的に追い詰められるモノがあるんですよね。

で、この新しくなった「12inch Single仕切板」に換えたトコロ、先に書いたようなマジョリティ路線のお客さんは、グル〜っと店内を一周してすべての仕切板にコレでもかっ!ってくらいに書かれている「12inch Single」の表記をみて一切、エサ箱のレコードを手にせず、そのままお店を出る行動へとなりました・・・もうホント、コレがメチャわかり易い位、明確に解るんですよね・・・。
結局、ご来店されるお客さんの7〜8割は、アルバムや売れ筋タイトル、新譜や再発盤をお目当てにレコード店を訪れていた・・・みたいなカンジだったんですよね。
まぁ〜一応、仕切板には、「12inch Single」ってあえて表記してあるので「もしかしてAlbumもあるかも・・・?」って一通り店内を一巡してみるんだケド、残念ながらナイんですよね〜アルバムは・・・。
改めてよく考えれば実際に当店は、12インチシングル専門のレコード店なので、店内ではもっと徹底的に12インチシングル推しをアピールした方が良かったんでしょうね。
でもね〜店主としてオイラの正直な気持ちは、ミスマッチでもナンでもイイので少しでもお客さんにお店に訪れて来て欲しい、そしてミスマッチでもイイのでエサ箱のレコードも見て欲しい・・・その中でも当店在庫数6000枚の中から6000分の1の確率でもしかしたら、興味を持ってもらえるレコードが1枚くらいアルかも知れない・・・ナンて気持ちも微かだケド、あったんですよね。
まぁ〜実際は、「せっかくお店に訪れたからナンか1枚レコード買っておくか・・・」な〜んてそんな甘くはなくってお客さんは、興味がナイレコードやジャンル・カテゴリーに対してサイフのヒモは緩まないワケです。
そういったコトを考えると、お店側としては、お客さんに対して「ナニかアルかも?」「アルバムあるかも?」「シティ・ポップあるかも?」って思わせブリなコトじゃなくってカンゼンにお店の在り方を12インチシングルに振り切った方がイイんでしょうね。

あとね、上記の記事にも書いたのですがコレまで仕切板に書いているジャンル表記を少し変更しました。
具体的にはコレまで「70's/80's disco, soul, boogie」と書いてあったモノを「Disco Soul Boogie Rock Pops Jazz」という表記にしました。
どうだろう・・・このジャンル表記を変更したコトで今のトコロ、目に見える変化とかお客さんの行動は判りませんね。
まぁ〜でも「Rock」という表記は、勝手な想像ですがナンらかの影響がありそうな気がします。
アナログレコードのジャンルに於いてRockというのは、とてもデカいジャンルですからね〜しかもRockの12インチシングルって結構、他のレコード店では扱いが少ないと思うのでそのアタリを解っている人からすると「おっ!?Rockの12インチシングル?」って思ってもらえるんじゃないかなぁ〜なんてちょっと淡い期待をカンジています(笑)

さてさて・・・コレまで以上に店内がより12インチシングル推しが強くなったnext recordsですが、ちょっとした変化ですが今後どういった影響が出てくるのかな・・・結構楽しみでもあります。

A TRIBE CALLED QUEST / FIND A WAY
A TRIBE CALLED QUEST / FIND A WAYの試聴
next recordsのサイトでA TRIBE CALLED QUESTのレコードを探してみる

あ〜そうそう・・・コレも以前記事にしたのですが、お店の商品札にスマホで試聴が出来るQRコードを付ける件ですが、ようやく試聴が出来る商品札がついたレコードが店頭に並びはじめました。
その時に書いた記事はコチラ
お店での試聴をもっとカンタンにしたい!
実際、販売しているレコードの商品札はこんなカンジです。
IMG_2100
まぁ〜予定通りの出来ですね。
現在は、店頭に出ている全在庫のうち、まだ10%くらいしか貼り替えが済んでいません・・・(泣)
徐々にこの試聴ができる商品札に切り替えて行く予定ですが、全部がカンゼンに切り替わるのには、1年くらいかかりそうですね〜。
でもね・・・このQRコードがついた商品札、店頭に並べてすでに2週間ホド経つのですが。いまだ一度も利用されていないという状況です・・・(笑)
まぁ〜まだ試聴できる商品札の全体数が全然少ないし、当店も「商品札をスマホでスキャンすれば試聴できますよ〜!」って積極的にお知らせしていないので仕方ナイですが。
店頭在庫の半分くらいが新しい商品札に切り替わったら大々的にお知らせしようかな〜って思っています。
まぁ〜だけど、商品札をみて「アレ?コレ、ナンだ?」ってスマホでスキャンする人がいまだ全然いないっていうのは、ソレはソレでちょっと寂しいカンジではありますケドね〜(笑)
店頭にご来店いただいたお客さんは、ぜひ試してみてください・・・結構、音が出るの早いですよ〜。

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qx1_onajurney

前回の記事「レコード店主、逮捕されるかもと言われアセる!」がメチャ、多くの人に読まれているコトに正直驚いている渋谷 next recordsの店主です。
毎週、レコードやレコード店のコトについてアレやコレやと綴っているのですが、オイラがこのブログを読んでいただいている人にもっとも伝えたいレコードの魅力なんかを書いた記事よりもちょっと「逮捕・詐欺」みたいなワードが出てくるヤバめな内容の記事のほうがよく読まれるんですね。
まぁ〜タイトルが「レコード店主、逮捕されるかもと言われアセる!」という読み方によっては若干ツリっぽく読み取れたんでしょうね。
お店に来ていただいたお客さんからもこの時の記事について話しかけられましたよ。
タイトルだけ読んで「ネクストさんがナンかヤラかしたと思いましたよ〜(笑)」って言ってた位なので結構タイトルにインパクトがあったのかもしれませんね。

当店のスタッフNは、オイラともうカレコレ30年ホドの付き合いがあるのですが、客観的にもオイラのコトをイチバン知っているニンゲンのヒトリでもあります。
そんな彼が「キミがそんな状態になるっていうのは、相当追い込まれるみたいなやり取りだったんだな・・・」って言うコトをこの時のエピソードを話した時に率直にカンジたらしく自分の嫁さんや地方に住んでいる親戚とか全員に「こんな詐欺電がはやっているので気を付けるようにっ!」ってこの時の記事のリンクをつけて知らせまくったそうです。
まぁ〜オイラの性格とか人格とかを最も知っている人物ですからね・・・そんなオイラが騙されそうになったってコトが、ちょっと衝撃的だったようです。
しかし、この時の記事ってレコードとまったくカンケーのないエピソードなんですよね〜しかし、コレまで数千もの記事を書いたオイラの中でイチバン読まれているというのがナンだかちょっと・・・(笑)
ちなみにコレまでこの「渋谷レコード店日記」でもっとも読まれている人気記事は、数年前に書いた下記の記事だったんですよね。
「コレはイイかも! IKEAのDJラック」
上記の記事がココ数年間、ずぅ〜っとNo.1の人気記事だったんですが、詐欺電エピソードの実録記事が追い抜いちゃったみたいです。
今後は、再びIKEAのDJラックの記事が返り咲くのかどうなるか解りませんケドね・・・。

で、前回の記事の文末にこんなコトを書きました・・・
------------------------------
ちなみにオイラ、「レアなレコードを売ってやる」と言われてお金を取られたコトが過去に数回あります・・・(泣)
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コレってどんなハナシなんですか?ってお店にお越しいただいたお客さんに訊かれたので前回の詐欺ネタに引き続きエピソードとして書いてみようと思います。
レコード店を営んで世界中からあらゆる手段を駆使して仕入れを行っているとドコでダレからどう訊いたのか不明なのですが、突然「ワタシは、たくさんのレコード・コレクションを所有していて売却を検討しているのですが興味がありますか?」って内容のメールが届くんですよ。
コレね・・・もうホント、よくあるハナシでコッチが欲している希望に対して眼の前にニンジンをブラ下げてくるというパターンですね。
当店のスタッフNがnext recordsを始める前にやっていたレコード店で数十万円規模のレコード詐欺の被害を被ったコトを聞いていたのでオイラも気をつけていたんですよね。
ちなみにその時のエピソードは、こんなカンジです。
------------------------------
「ワタシは、UK在住のバイヤーです、あなたが探しているレコードをあなたへ送るコトが出来ます、あなたのWANTリストを送ってください」
という内容のメールが届いたのでコチラが欲しい30枚ホドのWANTリストを送りました。
「あなたの探しているレコードの好みは解りました。あなたのWANTリストに記載されたレコードがすべて含まれている約500枚のコレクションを手に入れるコトが出来ます、価格は○○万円です。興味がありますか?」
という返事が届いたので「自分たちでUKに買い付けに出向くよりも安いし、WANTリストに書いたレコードは全部入っているみたいなので仕入れてみよう」となって代金を支払った。モチロン送料は、コチラ持ち。
5箱のレコードが届いたので内容を確認すると確かにWANTリストに記載した30枚のレコードは含まれていたが残りの470枚のレコードはどうしようもないカスなレコードだった・・・。
モチロン、抗議したのですが、「間違いなくあなたのWANTリストに記載しているレコードは送った、ソレ以外のレコードに関しては、それぞれの価値の相違であり抗議される謂われはないっ!」と水掛け論になり泣き寝入りとなりました。
------------------------------
こういったコトをスタッフNは、実体験として経験していたのでコチラの「レコードが欲しいっ!」っていう気持ちを全面に出すと変な輩につけ込まれるので気をつけるように・・・って言われていたんですよね。
ホント・・・世の中の詐欺事件ってホボホボこの騙される側の欲求につけ込まれるパターンですよね〜。
で、next recordsをはじめて数年経った頃に渋谷では空前のHipHop/R&BのPromo盤ブームが起きました。
2000年代のはじめ頃に渋谷でレコードを買いまくっていた人は知っていると思うのですが、新譜がリリースされる前にプレスされたPromo盤がとにかくメチャ人気になったムーブメントが起きたんですよね。
このPromo盤、サンプル的にプレスされているコトもありかなりプレスの枚数が少ないんですよ、しかし人気のタイトルによってはプレスされている枚数以上にお客さんのニーズが高まっていて当時渋谷の大手御三家のレコード店のCisco・Manhattan・DMRに人気のPromo盤が入荷するとソッコーで売り切れるという状況だったんです。
こういった状況だったので特にプレスが少なく人気が高いPromo盤は、タイトルによってはCisco・Manhattan・DMRで売り切れた後は販売されていた価格の何倍もの値段でやり取りされていたんですよね。
当店は、中古のレコードをメインで扱っているレコード店だったのでこういった新譜のPromo盤が入手出来るというルートが当時なかったんですよね。
買い付けに出向いて訪れた中古盤をメインに扱うレコードショップにDJ達が不要になったPromo盤を売却したモノを見つけ次第仕入れるというコトをやっていたのですが数週間の買い付けでせいぜい1タイトル4〜5枚しか仕入れるコトが出来ませんでした。
そんな中でオイラは、当時まだそれホド日本では知名度が高くなかったebay(海外のオークションサイト)で、日本で人気のPromo盤を出品しているあるセラーから何度か仕入れたコトがあったんですよね。
で、オイラがそのセラーから数回仕入れた後にメールが届きました。
「キミ、何度がワタシのアイテムを落札しているケド、Promo盤が欲しいんだったら直接やり取りしないか?」ってDMが届いたんですよね。
コレまでのやり取りで間違いなくレコードは届いていたので信頼のできるセラーだと思ったので直接やり取りするコトにしました。
一応、どんなセラーなのか心配だったので彼のプロフィールを訊いてみると西海岸の地方都市でDJをしていて契約しているレコードプールからたくさんのレコードを手に入れるコトが出来るという状況のようです。
レコードプールってナニ?っていう人は、下記の記事を読んでみてください。
------------------------------
「PROMO 12”とレコードプールについて」
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一応、何度もやり取りをして間違いなくレコードは、届いていたので信頼の出来るセラーだという判断に至り彼と最新のPromo盤の取引を始めるコトにしました。
でそれから毎週、彼から「アーティスト名・タイトル・レーベル・枚数・価格」が記載された最新のPromo盤のレコードリストが届くようになったんですね。
はじめは、ちゃんとレコードが届くか心配だったので少なめのオーダーで取引が開始しました。
しかし先に書いた通りこの時は、渋谷ではPromo盤人気は、最高潮に盛り合っていたコトもあり彼から仕入れたレコードは、ソッコーで売り切れていったんですよね。
で、少なめのオーダーで仕入れたレコードを次のオーダーで「追加で欲しい」って連絡すると「もうナイよ!」という返事が・・・詳しい状況は、判りませんがどうやら当店以外でも取引をしているようで1回のリストからのオーダーをやり過ごすと全部売り切れてしまうようで次回の再入荷は出来ないという状況になるですよね。
人気のタイトルに関してはそういった彼の他との取引先と奪い合いになるようなカンジだったので次第に彼から送られてくるリストに載っていると片っ端から仕入れしまくるようになったんですよね。
彼とは何度もやり取りをして毎週100枚単位で人気の高いPromo盤を仕入れるコトが出来るようになりました。
仕入れのロットに応じてその都度代金を支払うという比較的解りやすい取引でこの部分に関してはオーダーしたモノに関しての代金だけを支払うという明朗会計だったんです。
やり取りは、数十回にも及びソレまでに彼に支払った累計の金額も相当な金額になりました。
配送に関しては、当方から指定した信頼のおける日本企業の配送業者を指定して彼の自宅に確実にピックアップするという仕組みまで作りました。
で彼との取引を開始して1年ホド、順調だったのですが次第にオーダーしたモノが入っていないとか枚数が合わないというコトが度々起こるようになりました。
トーゼンその度ごとに指摘して注意するのですが、はじめは「気をつけるよ」とか「次のオーダーに追加しておくよ」みたいなカンジになっていくようになり、徐々にその間違いも頻繁に起きるようになって次第に彼のルーズさが目に余るようになりました。
決定的だったのは、オーダーしたレコードを配送業者に引き渡した、渡していないでモメたんですよね。
一応、配送業者にも状況を訊きましたよ・・・荷物を受け取ったのか?って、配送業者は指定の日時にピックアップに訪問したケド、不在だったので荷物は受け取っていないとコト。
そのコトを彼に伝えるとその時は、用事があり自宅にいなかったため梱包したレコードが入っていたダンボールを玄関先に置いておいたとのコト。
彼が帰宅した時にそのダンボールがなくなっていたので配送業者が、ピックアップしたと思う・・・みたいな言い分でした。
彼が本当に玄関先にダンボールを置いたケド、盗難にあったのか、それともはじめからダンボールを置かなかったのか、はたまた配送業者がネコババしたのか・・・まぁ〜アメリカの西海岸で起きたコトですからね、事実は判りませんケド・・・。

オイラとしては、代金を払ったのにも関わらず、レコードは届かないという状況です、モチロン抗議はしますよ・・・しかし、次第に返事が来なくなりそのまま音信不通となりました。
決済に利用したPaypalにも連絡して代金の返金を要求しましたがトラブルに該当する代金を支払ってから彼とのやり取りから数ヶ月にも及んだコトもあり異議申し立て期限を過ぎてしまい結局代金は返金されませんでした・・・ちなみに被害総額は数十万円でした。
今思い返してみれば、はじめは順調に取引ができていて最終的にお金の持ち逃げってコレ、ちょっとした「ポンジ・スキーム」ですね・・・。

QX-1 / ON A JOURNEY
QX-1 / ON A JOURNEYの試聴
next recordsのサイトでQX-1のレコードを探してみる

しかしっ!先にスタッフNがレコードの取引に関するトラブルに遭遇してソレを経験則としておきながら実際に目の前にレア盤を見せられちゃうとついついヤッちゃうという・・・コレ、ホントにダメですよね〜。
今回は、リアルなレコードに関するトラブルのエピソードですが、こういったコトってコレクタブルなアイテムに関してはメチャよく起きるんですよね。
例えば、レアなスニーカーとか最近人気のTシャツだとかも起きそうですよね。
レコードだと解りやすくいれば、ヤフオクとかメルカリでブート盤を「オリジナル盤」と称して売っているというのは、よくあるハナシです。
今回は、レコードが届かずお金を盗られたというひとつのエピソード話なのですが、これだけではなくまだ他にも数回あるんですよね〜。
「気をつけましょうっ!」って言っているオイラが、レコードでトラブっているんですからね〜世話ナイですよ・・・ホント。

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