渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:アナログレコードの話題

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前回の記事で当店で店頭販売中のレコードのプライスカード(商品札)をスマホでスキャンしたら手に持っているそのレコードの試聴が出来ますよってコトを書きました。
その時の記事は、コチラ
お店でカンタンに試聴出来るようになった!

上記の記事でも言及していますが、このセルフ・スマホ・試聴が出来たら便利じゃないか・・・って思ったのは、店頭でレコードをチェックしているお客さんが少しでもその曲に興味を持ってくれるには、どうしたらイイのか・・・っていうコトがキッカケとなっています。
レコードが入ったエサ箱をパタパタと見ていてもその曲がどんな曲なのか解らなければ、トーゼンですがスルーされちゃいます。
でも、もし「あっ!この曲、どんな曲なんだろう?」って少しでも気になったらサッとスマホでスキャンして試聴できればレコードを買い易くなるんじゃないかな・・・って思ったワケです。
で、試聴してみて「イイな・・・この曲。」って思っていただければ、お買い上げしていてだければイイし、「あ〜思っていたのと違うな・・・」ってカンジたらスルーすれば、イイってカンジでレコード購入のちょっとしたお役に立てれば・・・と思いはじめてみたワケです。

レコードを買いに行こうってレコード店に訪れる時って、2つのパターンがあると思うですよ。
ソレは、「既に知っている曲でそのレコードを探している」というケースと「知らない曲だけど良いレコードないかな・・・」ってケースです。
コレ、カンゼンに真っ二つ別れているワケではなくって「欲しいレコードを探しつつも知らない曲でも良いのがあれば欲しい」っていうコトもありますよね。
当店では、現在約5000枚ホドのレコードを店頭販売しているのですが、その中には多くの人が知っている知名度の高いレコードもあれば、全然知られていないマイナーなレコードもあります。
で、やはり知名度の高いメジャーなタイトルの曲ってお店的には売りやすいんですよね。
特に当店は12インチシングル専門のレコード店というコトもあって過去にヒットチャートの上位にランキングされたようなメジャーな曲のタイトルがそのまま店頭に並んでいるのでお客さん的にもイメージしやすいんでしょうね。
著名なアーティストでもダレでも知っているような知名度の高い曲もあれば、あまり知られていない曲もありますよね。だけど、ソレホド知られていない曲は、ヒットした曲よりダメなのか・・・っていうと全然そういうワケではなくっては、ヒットしたコトで多くの人に知られているために更に注目が集まり購入されていくという「バンドワゴン効果」的な現象だと思うんですよね。
だけど、こういった人気のタイトルだけでなくレコード屋的には、ソレ以外のタイトルもレコメンドしたいんですよね。
そんなに知られていない曲だけど、なかなかイイ曲みたいなレコードも紹介したいんですよ。

競合他店のレコード店の店頭に並んでいる在庫がどういうイミでそのタイトルを販売しているのかっていうのは、解りませんが、当店では仕入れたレコードのすべてのタイトルは、オイラやスタッフのフィルターを通して当店のセレクションに相応しいか or 相応しくないか・・・っていう基準で店頭に並べられています。
で、当店のメイン・アイテムである12インチシングルですが、シングルと言いつつもオリジナル・バージョンにREMIX、カップリング曲といったカンジで1曲だけでなく結構テイストの異なるバージョンがいくつか収録されているコトが多いんですね。
で、さらにその収録されているバージョンの1つの中でもイントロ〜Aメロ〜Bメロ〜サビ〜ブレイク・・・ってカンジでパートに分類出来るワケですが当店の試聴ファイルってお店的に一番オススメしたい代表的なバージョンの一番カッコいいと思えるパートを録音して試聴用のファイルにしているワケです。
カンタンに例えるとnext recordsというフィルターを通してその12インチシングルの一番美味しい部分だけを1〜2分程度録音してお客さんに聴いてもらおうっていう意図があります。

この試聴ってあくまでも「この曲のレコードは、どうですか?」ってお客さんの購入の判断の参考になれば・・・っていうカンジなんですよね。
先に書いたように試聴なんて全然しなくてもアーティストとタイトルを見ただけでその曲が脳内再生出来るくらいの知見があれば、イイのですが実際は、そんなケースって多くないですよね。
なので知らない曲でも聴いてみたら意外と良かった・・・っていうコトってあると思うんですよ。
そういったレコードの買い方の一助になればイイかな〜ってカンジで試聴出来るようにしたワケです。
この試聴は、当店ではネット通販でもう10年以上前に先に実装して絶大な効果があるコトが実績として解っていました。
コレね・・・店頭では1年に1枚とかしか売れないタイトルがネット通販では、その何倍も売れたりして売れ行きにかなりの温度差があるトコロからお客さんは試聴してその曲の善し悪し判断しているんだな・・・ってコトがわかったわけです。
じゃあ、その判断基準となる試聴をそのまま店頭でもお手軽に出来ればイイかもって・・・ってコトで今回の「セルフ・スマホ・試聴」に繋がったんですよね。

前回の記事で、店頭在庫のレコードの「セルフ・スマホ・試聴」対応のプライスカードに貼り替えが完了したコトをお伝えしたのですが、この告知より先に店頭では一部のお客さんにすでに「セルフ・スマホ・試聴」対応のプライスカードで試聴できるコトをご案内していました。
オイラは、この「セルフ・スマホ・試聴」が実際にどんなカンジで使われるのかっていうのを見てみたいという思いもあり「セルフ・スマホ・試聴」しているお客さんの様子をそれとなく気にしていたんですよね。
で、その様子を観ていて「あ〜そういうコトか・・・」って感じたコトがあるんですよね。
ソレは、「試聴してみようと思うレコードを選ぶのがちょっと難しい」ってコトなんです。
コレまで店頭では、お客さんが試聴したいと思うレコードがあればスタッフに伝えればソレを店頭で再生して試聴していただいていました。
当店では試聴出来る枚数制限とか特に決めていなくって気になるレコードがあれば何枚でも聴いていただいてもOKとしていたのですが、やはりお客さんの気持ち的には買うか買わないか解らないレコードを何十枚も試聴させて欲しいっていうのは、ちょっと気を使うみたいな部分があるみたいてホトンドの人が数枚程度の試聴でした。
しかし心情的には、もっとたくさん聴いてみたいっていうのはあったと思うんです。
ネット通販であれば、もうスマホで試聴するのはカンゼンに自分だけの空間なので100枚でも200枚でも試聴しまくれるので購入しやすかったんでしょうね。
で、今回店頭でカンタンに試聴出来るようにしたらネット通販と同じようにソレこそエサ箱に入ったレコードを片っ端からスマホで試聴するお客さんがまぁまぁ多かったんですよね。
お客さんによれば30枚くらい試聴している人もいましたね。
で、試聴しようと選んだレコードがどんなカンジのレコードなのか・・・って見てみると、結構まとまっていないんですよね・・・ナンていうか一貫性がないみたいなカンジで。

最近レコードで音楽を楽しむ人が増えてきたってコトとは、このブログでもナン度も書いてきましたが、レコードの入口部分は、「このアーテストのレコード、この曲が収録されているレコードが欲しいっ!」っていうのはあったと思うのですが、ソレが手に入った次のステップとして「気に入ったレコードを手に入れる」っていうのがあると思うのですが、意外とこの気に入ったレコードを手に入れるのって難しんじゃないのか・・・って思ったワケです。
もうレコード購入歴がナン年もあって自慢のコレクションが何百枚もある人には、該当しないのですがココ最近レコードを買い始めた人っていくら試聴が出来るからといっても初めて聴く曲でしかも1〜2分聴いただけで「この曲イイっ!最高だっ!」だってなかなか思うコトって出来ないんじゃないかなぁ・・・ってコトを「セルフ・スマホ・試聴」しているお客さんの様子からカンジたワケです。

コレ、どんな曲だろう・・・って自分なりにセレクトして店頭で聴いて即、イイ曲だって判断出来るようになるのには、実際にソレナリのスキルとセンスが必要だってコトはありますよね。
まぁ〜ソレ以上に自分は、こんなテイストの曲が好みだというコトも解っていなくては出来ないしね。
コレね・・・以前ドコかで聴いたコトがある曲っていうのは意外とスンナリ耳に入ってくるのですが、まったく初めて聴く曲っていうのは、その曲の持ち味と自分の好みの部分のマッチポイントをかなり集中して探らないと出来ないんですよね。
曲の善し悪しを判断するセンスっていうが、実際にどういったものなのかっていうのは、なかなか説明するのは難しいのですが、やっぱり音楽を聴くセンスがある人っていうのは、ホント試聴でもチョコチョコって曲のサワリの部分を聴いただけでOK or NGの判断が早いですね。
じゃあ、このセンスをどうやって磨けばイイのか・・・っていうとコレはもう、いろんなレコードを聴きまくるしかないんじゃないかな。
またまた昔ばなしで申し訳ないですが、80〜90年代ってレコード店の店頭では、試聴なんて絶対に出来ないが時代だったのですが、そんな中でそのレコードを買う判断基準ってレコード屋のコメントだけだったんですよね。
その唯一の情報源であるコメントを読んで買う・買わないの判断をしていたのですが、オイラ自身もやはりコレまで何百回も失敗をしてきました。
そんな経験を積み重ねて自分のセンスを磨いてきたワケですが、今のデジタル音源時代から音楽を聴き始めた人からすれば自分が好きな曲とそうでない曲を能動的にセレクトするのってなかなかハードルが高いのかもしれませんね。

TEDDY PENDERGRASS / BELIEVE IN LOVE
TEDDY PENDERGRASS / BELIEVE IN LOVE の試聴
next recordsのサイトでTEDDY PENDERGRASSのレコードを探してみる

このレコードビギナーさんが初見のレコードを購入しにくいって現象ってタブン、コレは店頭販売だけでなくネット通販でも同じようなコトがあるんだと思うのですがその部分ってネット通販を運営している中の人には見えないんですよね。
ご注文をいただいて「この人が好きなレコードってこういうテイストなんだ・・・」ってはじめて解るみたいな。
で、今回店頭での「セルフ・スマホ・試聴」が出来るようになってその見えなかった部分が結構顕在化してきたみたいなカンジがしましたね。
店頭でレコードを買いたいんだケド、ナニを買えばイイんだろう・・・っていうお悩み。
コレ、お店的にはどういったフォローが出来るのかな・・・ナンて思った次第であります。
ナンか積極的にお声かけするのもウザがられるしね・・・訊かれたらフォローするくらいがイイんでしょうかね。

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つい先日、30年以上もお付き合いのあるレコードコレクターの知人から
「実は、レコードの整理を考えてるんだよね〜」って連絡をいただきました。
その知人は、オイラがレコード店を始める前からお付き合いのある人で、出会った時からハンパない熱量でレコードをコレクションしている超絶コレクターで30年以上前に出会った時からモノスゴイ枚数のレコードコレクションを有している人でした。
で、30年以上前の時点でハンパない枚数のレコードコレクションがあったのですが、現在も気になるレコード、持っていないレコードがあると全盛期に比べるとコレクションが増えるのペースは、かなり減ったとのコトですが、現在進行形で少しづつまだ増殖しているとのコト。
で、詳しくハナシを訊いてみると、10代の頃から大好きなレコードをコレクションしていておよそどれくらいの枚数になっているのかザックリと計算してみるとその数約1万枚以上になっているコトが解ったそうです。
自宅に保管しているレコードコレクションが、1万枚以上・・・モノスゴイ、ボリュームですね。

で、フト振り返ってみると今年で65歳になったとコト。
ご自身のカラダは、まだまだ元気なんだけど、同じ位の友人や上の世代の先輩とかは、カラダの不調や病気になったりしているのを見聞きして、自分が元気なうちにある程度コレクションの整理をしておいたほうがイイのではないかという思いになったそうです。
タイトルの通り、世間で言われるトコロの「終活」ってヤツだそうです。
テレビやメディアでは「終活」というワードは、よく聞くのですが、オイラ自身が実体験として「終活」というコト自体をまったく意識していないのでその「終活」というワードは、自分ゴトとして考えられないのもありもっと上のおじいちゃん&おばあちゃん世代のハナシだと思っていたんですよね。
だけど、オイラとはホンの少し上の世代の知人が60代半ばで終活を意識しているというコトに少し驚いたんですよね。

ちょっと調べてみたのですが本来の「終活」って「人生の終わりのための活動」の略でカンタンに言うと「生きているウチに自身のための葬儀や墓などの準備をすること」のようです。
葬式やお墓の準備・・・ってもうコレ、亡くなる数年前でも全然間に合うようなイメージなんですケドね。
説明では、エンディングノートとか遺言の準備をしましょう的なコトが書いてあるのですが、コレもイメージとしては70代とかから始めてもイイようなカンジがするのですが・・・。
だけどコレクションの整理ってハナシになるともしかしてもっと前からある程度の準備を進めておいた方がイイのかもってカンジもします。
まぁ〜レコード・コレクションの枚数にもよりますが、数百〜数千枚くらいのレコードコレクションだったら整理は、そんなに難しくナイと思うのですが、1万枚オーバーの膨大なコレクションとなるとコレは、ちょっと考えますね。

イヤ〜でも数百〜数千枚のコレクションの整理は難しくないって言っていますが、でもソレは持ち主の気持ちの問題が大きく関わってくるコトですからね。
レコードの買取業者に依頼すれば、1日で部屋からレコードを無くすコトは出来ますがその決断に至るまでのココロの葛藤がやはり大きな問題になるようですね。
こんなブログを見かけました。
「レコードコレクターの終活・断捨離を元気なうちに考えてみた」

ん〜コレは・・・なかなか切実な問題がヒシヒシと伝わってきますね〜(笑)
このブログ主さんは、とても冷静にご自身の立場を客観的にみて考え、それを実際に行動に移しているのがスゴいですね〜或るイミ、達観した域にまであるようなカンジです。
ホント、腹をくくって「エイヤっ!」ってイッキに処分が出来ればイイんだけど、コレが当事者的にはなかなか踏ん切りがつかないんですよね。
自分のレコードのコレクションって見方を変えれば自分がコレまで積み上げてきた生き様的な部分がデカイとおもうんですよね。
で、なかなか踏ん切りがつかないから「持っておくレコード」と「処分するレコード」に選別しようってイザ、試みてもそのレコードを手にとって見るたびに「あ〜あんなコトがあってなぁ〜」なんて思い出に耽ったりして全然、選別の作業が進まないってコトもアルアルですよね。
で結局、選別作業を始めてみたトコロ、そういった思いになったり最後にもう一回聴いてみようってレコードを聴いているウチに「まぁ〜とりあえず今回はイイや・・・」って気持ちになって先送りしちゃうケースも結構あるんじゃないでしょうかね。
上記のブログ主さんは、メルカリやヤフオクでコレクションを処分しているようですね。
フリマアプリを使って処分するのって、それを楽しんで出来る人であればイイのですが、出品したり発送したりするコトが結構煩わしいって感じる場合も多いですからね〜まぁ〜コレが出来る人と出来ない人っていますよね。
先日、レコードの買取依頼をいただいたお客さんは、2000枚ホドのレコードを自分でヤフオクで20枚くらい処分したトコロ、1枚のレコードの出品するのに約30分かかって落札金額が数百円、その後の発送のために梱包したり郵便局に行ったりと・・・とにかく手間がかかるのを実感して「コレは、やってられない!」って判断して当店へご依頼いただきました。

知人は、まだ元気な60代半ばなのですが身近な同世代の友人たちが突然ブッ倒れたりするのをみて急にリアルさが増して他人事のように思えなくみたいなカンジになったとのコトです。
ナニよりも「自分のコレクションがあるコトで家族に迷惑がかかるのが特に気がかりなんだよね〜」ともいってました。
ん〜ナンか切実な思いが伝わってきます・・・オイラ的には、レコード店主という立場としては「レコードの処分はゼヒゼヒお願いしますっ!」っていう気持ちと個人的な立場としては自分より少し上の世代の人がそんなコト考える様になったというコトは、オイラ自身もその年齢になったら遅かれ早かれ自分事として然るべき決断をしなければイケない時が来るというコトを切実に思い知らされたような気がしました。

当店は、2000年に渋谷で中古レコード店をはじめたのですが、創業して24年・・・あの当時、同世代だったお客さんは、50代後半〜60代になっています。
あの当時の熱量のママ、レコードを聴き続けてコレクションしている人もいれば、もう何年もレコードに針を落とすコトなく押し入れやダンボールに入ったままになっている人も多いと思います。
ご自身が元気でその後のコレクションは、こうするというコトをすでに決断出来ている人はイイと思うのですがそんなコトを決めている人ってそんなに多くないでしょうね。
今回のご相談をいただいた知人とは、別のお客さんからも偶然にも同じようなコトをおハナシいただいたんですよね。
その人も60代の人でした・・・60代の人って、そんなコトを意識する世代なのかなぁ・・・まだ、オイラには、イマイチ実感はナイのですが、同じようにその年代になれば自然と意識するようになるんでしょうかね・・・とはいえ、確実にその年代に近づきつつあるんですケドね。

以前こんな記事を書いたコトがあります。
「ポックリジャンクのハナシ」

今から12年前の記事なのですが、コレクターが亡くなった後、残されたコレクションはすべてジャンクとして家族に処分されてしまうという・・・かなりさみしいハナシです。
コレね・・・大切なコレクションの行く先を自分が問題の先送りしちゃった後にどうなるか・・・というハナシなのですが、コレクターとしては、コレは一番避けたいコトですよね・・・ホント。
このコトを書いた2012年の頃は、サスガに自分事のコトとは、まったく思えなかったしオイラ自身の廻りにもそんなコトを意識している人はいませんでした。
この「ポックリジャンクのハナシ」のハナシを聞いたオーディオ関連機器会社にお勤めのお客さんは、この時点で60歳くらいだったと思うのですが、やはり60代はこういくハナシが切実な問題として顕在化してくるようですね。

KINGS OF TOMORROW ft. JULIE McKNIGHT / FINALLY (DANNY TENAGLIA REMIX)
KINGS OF TOMORROW ft. JULIE McKNIGHT / FINALLY (DANNY TENAGLIA REMIX)の試聴
next recordsのサイトでKINGS OF TOMORROWのレコードを探してみる

先日、著名なDJ・プロデューサーがコレまで自分が使っていた機材やコレクションしていたオーディオ、レコード等をオークションに出品するよってインスタで紹介している投稿を見かけました。
ご自宅は、N.Y.の大豪邸です・・・決してコレクションの保管場所等にはまったく困っていない状況です。
だけど年齢は、現在63歳・・・まだまだ元気で世界中のCLUBで精力的にDJプレイをしていて現役バリバリで活動しているのですが、もしかしたらイロイロ思うトコロがあるのかなぁ〜ってナンだかカンジちゃいました。

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毎日、渋谷のレコード店の店頭で接客しているホント、イロイロな出来事やお客さんとのやり取りがあったりしてなかなか楽しかったりします。
そんな店頭での接客であったエピソード話をまとめてみました。

[イイ音でレコードが聴きたい・・・お客さん]
当店は、中古レコードをメインで販売しているのですが、中古のターンテーブルやレコード用のカートリッジ・交換針なんかもホソボソと販売しているコトもあってオーディオ関係の相談をうけたりするコトがあります。
やはり最近、レコードに興味を持った人が相変わらず多くってレコードで音楽を聴くためには、ナニを買えばイイのかっていう初歩的なハナシが多いんですが、とりあえずレコードを聴けるような環境を整えたお客さんから相談されるコトで
「どうやったらイイ音が鳴りますか?」っていうのがあります。
ん〜コレは、カンタンなようで結構奥が深い相談なんですよね。
先日、相談いただいたお客さんは、当店で気になるレコードがあったので店頭で試聴後に購入して自宅で聴いたトコロ、お店で聴いたような音では、全然なかった・・・とのコトで、「どうやったら今よりもっとイイ音でレコードを鳴らすコトが出来ますか?」って内容の相談でした。
「イイ音」という概念がメチャ抽象的なんですが、そのお客さんがカンジる「イイ音」ってタブン、当店で聴いたような音質だと思うんですよね。
でも今現在、どういったオーディオの組み合わせでフダンどういった聴き方をしているのか・・・ってコトが解らないので正直ナンとも言えない・・・みたいなカンジだったりします。
今のオーディオに少し手を加えて音質の改善を試みるのか、それともオーディオ自体を買い換えるのかってコトを含めて考えられるコトってイロイロありますからね、しかもご相談いただいたお客さんは、最近レコードを聴き始めたばかりのビキナーさんです。
コミ入ったハナシをするとトタンに「???」ってなるので、あまりツッコんだコトは言えませんしね。
で、最近ナンとなく解ってきたのですが、こういったビギナーさんがカンジる「イイ音」ってそんな難しいコトではなくって今聴いている音よりも「あっ!前よりも音が良くなった気がするっ!」ってカンジのシンプルなコトなのかなぁ〜って思いました。
今、どんな風にしてレコードを聴いているのかってコトをお訊きすると結構、皆さんスピーカーから近い場所で聴いている人が多いんですよね〜あとちゃんと考えてスピーカーを置いていないってコトが多いようです。
なのでアドバイス出来るとすれば、スピーカーはフダンレコードを聴く場所からスピーカーをできるだけ耳の高さに併せてみたらイイと思いますよ〜とか左右のスピーカーは、レコードを聴く場所から正三角形または二等辺三角形になるように配置するとイイですよ〜なんてコトを言っています。
で、部屋のスペースに余裕がアレば、スピーカーは壁から15〜30cm程度離して設置した方が方がイイですね・・・って言うようにしています。
今の若い人の音楽を聴くスタイルってイヤホンがメインになっているカンジがしますよね〜イヤホンは、とりあえず耳に突っ込んだらそれなりにイイ音で鳴ってくれるのでカンタンなのですが、スピーカーは設置する位置でかなり音の鳴り方が変わってきますからね・・・まぁ〜そういったメンドーなトコロがアナログ・オーディオの奥の深さとか楽しみではあるのですケドね。

[リモートでレコードをディグ]
閉店間際の夜7時スギに外国から小学生くらいの息子さんを連れたお母さんがご来店。
ご来店早々、電話をしているのかちょっと賑やかな様子だったのでチラッと見ていると、どうやらスマホでレコードが入った棚を写しながらレコードをパタパタと見ている状況でした。
レコード1枚1枚手にとって「アーティスト名とタイトル」読み上げてスマホのハナシ相手に訊いているみたいでした。
それとなく様子をうかがっていると結構モメているようなカンジです・・・(笑)
「大丈夫ですか?」って訊くと状況を説明してくれました。
どうやらオーストラリアから奥さんとムスコさん&友人で日本に観光で訪れた。
で、旦那さんが留守番なのですが、趣味でDJをやっているそうで日本に行くならレコード屋に寄って欲しいとリクエストされたようです。
で、オーストラリアの自宅と奥さんのスマホをリモートでつないで画面越しでレコード店の在庫を映して「買う・買わない」をヤッているとのコト。
どうやら当店にご来店前に既にタワーレコードで1時間以上もリモートでディグをヤッていたそうで奥さん&息子さん共にストレスがMaxになっている様子でした(笑)
まぁ〜確かにソレは、メンドくさいですね・・・しかも奥さんはレコードにまったく興味がない、息子さんはお腹が減ってグズっているし・・・(笑)
で、どうやらご所望は、Houseのレコードのようで新着のHouseのレコードが入ったエサ箱を2箱ホドみて終わりかと思いきや「Houseのレコードは、コッチにまだありますよ!」って1000枚以上のストックがあるコトを奥さんに見せると「オ〜マイイガッ!」って・・・(笑)
「もうイイ加減にしてよっ!」ってカンジでモメていたので、当店のWebサイトで在庫のレコードがチェック出来るのでソコで欲しいレコードをチェックできますよ〜って説明しました。
旦那さんが当店のWebサイトでレコードを選んでいる間に奥さんとハナシしていると「もう毎日、海外からレコードが届くしレコードが増えて部屋が狭くなって困っている」ってボヤいていましたね〜ん〜ナンかコレって、レコードが趣味にご主人のアルアル問題ですね(笑)
結局、旦那さんはWebサイトで欲しいレコードを見てソレをスクショに撮って次々と送って来るという・・・ちょっと今までにない新しいスタイルのレコードの買い方で約40枚ホドのレコードをご購入。
タワーレコードでも既に10枚ホドのレコードを購入しているので合計50枚ホドのレコードとなりました〜重さにして約10kg!結構なボリュームですね〜女性が10kgのレコードを持って歩くのは正直キツそうです。
「こんなにたくさん持てないわよ!」って言っていましたが、旦那さん曰く、「それでも結構、セレクトしたんだっ!頼むよ!」って、どうやら旦那さんは、欲しいレコードがまだまだたくさんあったみたいなのです。
ん〜奥さんが旦那さんのレコードコレクションの趣味が理解をなかなか得られないのは、国籍関係なく万国のようですね。

[YouTube動画の反響が結構ある!]
以前、YouTubeの動画で当店のご紹介をしていただきました。
その時の記事は、コチラ
YouTubeでお店を紹介していただきました!【Whole Earth Record Store Map】
2024年10月の現在、動画の再生数が3000回を超えているのですがコレが多いのか少ないのかオイラには、解らなないのですがこの動画を観て渋谷のお店に来たというお客さんがナン人かいらっしゃいました。
再生回数が3000回ホドになると動画の影響が実社会にナンらかの影響があるんだなぁ〜ってちょっとカンジたんですよね。
オイラ的にはお客さんから「動画観ましたよ!」って言ってくれたから動画の影響なのかもって薄っすらとカンジているのですが、実際は動画を観てnext recordsに訪れていただいたケド、「観ました」って言わない人も多いので実際は、どれくらいの影響があるのかっていうのは、ホント判りませんが、外国人のお客さんからも「君が出ているYouTubeを観たよ」って言われたりしたので結構、外国の人にも観られているのかもしれませんね。
この動画が影響しているのかどうかは、具体的にはわからないのですが動画が公開された9月後半から10月の前半までオリジナル盤12インチシングルのレコード店という当店の品揃えのコンセプトであるバッチリとハマったお客さんが結構増えてきたかもって少し実感しているんですよね。
お店の宣伝としてこのブログは20年、インスタは、毎日投稿しているのですがヤッパ、今の時代はYouTubeでの効果は、かなりデカいかも・・・って思いますね。
まぁ〜コレは、運営さんが企画やプロモーションを相当ガンバっているのもあると思いますケドね。
あとね・・・ナニゲにコメント欄に書かれたメッセージがうれしいなぁ〜ってカンジています。

INTRUDERS / I'LL ALWAYS LOVE MY MAMA
INTRUDERS / I'LL ALWAYS LOVE MY MAMAの試聴
next recordsのサイトでINTRUDERSのレコードを探してみる

YouTubeに動画をアップしてナニか出来ないかなぁ〜って前々から思っているのですが、なかなか踏ん切りがつかないんですよね。
権利のカンケーもあって曲の再生が出来ないコトもあったり、世界中にオイラのマヌケ面を晒すというのもちょっと抵抗があったり・・・とはいえ、もう既に思っきり晒してますケド。
フダンのシゴトに加えてブログやインスタの投稿にさらに動画の撮影や編集まで果たして出来るのか・・・っていうのもありますしね。
幸いにもレコードに関する話題は、この「渋谷レコード店日記」で相当な記事が既にストックされているので既存の記事にアップデート情報を加えてソレを動画にするっていうのであれば、比較的やりやすいかも・・・って思ってはいるのですが、はたしてそんなニーズがあるのか?って考えるとビミョーなカンジではあるのですが・・・。
でも、今回の紹介動画でわかったのですが、やっぱり動画って文章よりも明らかに訴求力や拡散力があるなぁ〜ってカンジた次第であります。

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12インチシングル専門のレコード店 渋谷next recordsです。
9月は、土日祝日を併せた3連休が2回もあったコトもあり、店頭には多くのお客さんにご来店いただきました。
ホント、ありがとうございます!
しかしながら実店舗を営んでいていつも悩んでいるコトは、ご来店いただいたお客さんが実際にレコードを購入していただけるまでのハードルがメチャ高いってコトなんですよね。
コレも前々からメチャ、気になっているコトなのですがお店に訪れて商品を手にとって購入するという経緯に至るまで結構、心理的なプロセスがフクザツに絡んでいてそうカンタンにお客さんはお店の商品を購入していただけないんですよね。
お客さんがのモノを購入する決定プロセスモデルのコトをマーケティング的には、「AIDMA (アイドマ) 」なんてコトを言われます。
・Attention (注意)
・Interest (関心)
・Desire (欲求)
・Memory (記憶)
・Action (行動)
頭文字のA・I・D・M・Aから「AIDMA (アイドマ) 」と言われています。
モノを欲しいっ!買いたいってシンプルな欲求のような気がしますが実際には、結構無意識的にフクザツな思いによって購入にいたるってコトのようです。

で、この2回あった3連休でお店の様子を注意深く観察しているとご来店いただけるお客さんは、確かに多いのですが実際にレコードを購入していただけるトコロまでとなるとタブン、1/10以下というカンジです。
まぁ、このブログで何度も言及しているコトなのですが、当店は「オリジナル盤・12インチシングル」専門のレコード店という極めてニッチなアイテムだけを扱うレコードショップなのでフツーに流行りモノのアイテムをお探しのお客さんからすると全くマッチングできないのでレコード店なので仕方がナイのですケドね。
でもオイラとしては、折角貴重な連休中に渋谷まで出向いてレコード店を訪れるというお客さんの行動力に対して「コレだっ!」っていうもう一押しの訴求力を発揮できないものなのか・・・って思うんですよね。

レコードを購入しようとお店に訪れるお客さんには、「欲しいレコード・探しているレコード」を手に入れたい&購入したいっていう気持ちがあるのは、確実なんですよね・・・でも当店は12インチシングルだけを扱っているレコード店なのでご来店いただいたお客さんのニーズにハマっていないと言えば、ソレまでなのですが、言い方を変えればご来店いただいたお客さんは「ゼッタイに12インチシングルは買わない派」かというワケでは必ずしもナイと思うんですよね。
タブン、レコード棚を探って気になったりしたレコードが見つかれば、購入に至るのではナイのか・・・とも思っているんですよ。
ん〜ココ最近、ちょっとしたコトなのですレコードの仕切り板の表記を変えたりとか、商品札をスマホでスキャンすれば試聴出来るようにしたりとか実践しています。
ネット通販に関してもまだ改善する余地はあるのですがとりあえずアル程度のレベルまで出来たんじゃないかな・・・って思うのですが、実店舗の運営に関してはまだまだ改善出来るトコロがあるんじゃないのかってコトをイロイロ考えているんですよね。
オリジナル盤12インチシングル専門というメチャ狭いトコロなのでどういった訴求が出来るのかっていう部分がなかなか難しいのですけどね・・・。

先にも述べましたがレコードを購入している人の中でも「12インチシングルはゼッタイに買わない主義」って人は、あんまりいないんじゃないののでしょうか、タブン、アルバムも買えば、7インチシングルも買うって人が多いと思うんです。
そんな中で「コレ、イイなぁ〜」って思える12インチシングルが見つかれば購入していただけるんじゃないかなぁ〜ナンて思うんですよね
オイラ自身も12インチシングルの専門店の店主で超絶な12インチシングルのマニアでもあるのですが、12インチシングル以外はゼッタイに買わないというワケではないですからね。
以前、スタッフに「Googleマップを活用してリアル店舗の集客をガンバっているのは判るケド、12インチシングルに興味がある人だけを集客できないの?」って言われたコトがあります。
要するにナニかレコードのコトを検索して当店の存在を知って渋谷のお店に訪れていただくのですが、店に欲しいレコード・買いたいレコードがなかったからナニも買っていただけずにお店を出られる人がメチャ多いってコトをどうにか出来ないのか?ってコトを指摘されたんですよね。
その時は、12インチシングルに興味がナイ人を集客しているんだなぁ・・・ってコトを思っていたのでそもそも12インチシングルに興味がナイ人には、お店に来ていただいてもご期待に応じるコトはムズかしいですよってコトを訴求すればイイのかな・・・って思っていたのですが、イヤ・・・待てよ・・・そもそも「ゼッタイに12インチシングルを買わない派」みたいな人っているのかって考えたらそんな主義の人っていないんじゃないのかなって思った次第なのです。
じゃあナンでお店に訪れて頂いたにも関わらず、なかなか購入につながらないのか・・・ですよ。
当店を実際に訪れていただけるお客さんは、先に書いたA「AIDMA (アイドマ) 」の購入プロセスに当てハメると、時間と労力を使って渋谷のレコード店へ訪れるという行動にまで至っているコトは、「レコードが欲しいっ!買いたいっ!」という意識レベルはメチャ高いと思うんですよね。
でもって訪れたnext recordsという12インチシングル専門店は、「オレは、12インチシングル絶対に買わない派だからこの店は、カンケーナイわ」ってコトでは、ナイと思うんですよ。
ん〜もしかして、ご来店いただいたお客さんの購入率が低いのはお店のレコードの並べ方や案内のやり方に問題があるのではナイのかなぁ。

レコード店をはじめて20年以上になるのですが、今のレコードの並べ方って基本的にずぅ〜っと変化ないんですよね。
当店だと比較的ユルい縛りの音楽ジャンル別のセクションに別けて、その中でアーティスト名のABC順に並べているというオーソドックスな方法です。
じゃあナンでその並べ方にしたのかっていうと、レコードの並べ方って昔からそうなのでそうしたってカンジなんですよね。
では、レコードに興味があって渋谷にまで来てレコード店に訪れるトコロまで能動的にアクションを起こせる人がそのお店のレコードの並べ方が問題があってレコードの購入までに至らないなのかなぁ・・・、ナンだかコレは違うような気がしますね。
「12インチシングルはゼッタイに買わない派」という人はいないというコトを前提として考えると、その人が望んでいるレコードにたどり着けていないというのが、原因のような気がします。
コレね・・・ネット通販であれば、こういった絞り込みとかってかなり有効な対策が出来るのですが、リアル店舗はなかなか難しいんですよね。
レコードの販売に於いてだと、やはり「聴けるコト」というのが購入の決めてになったりすると思うのですが、ネット通販だとポチると試聴がスグに出来るのですが、店頭販売ではちょっとむずかしいですよね。
以前にこの渋谷レコード店日記の記事でも書きましたが現在、商品札をスマホでスキャンするれば試聴できるように試聴対策用の商品札に順次付け替え中なのですが、それでもまだ、実際に聴くというに至るまでには、お客さんには、数回のアクションしてもらわなければイケませんしね。

コレまでは、12インチシングルにまったく興味がない人が当店へ訪れているので、購入には至らないという思い込みがどうしてもあったのですが、「12インチシングルはゼッタイに買わない派」という人はいないという前提で考えるとやはりお店的にナンらかの原因があって購入にいたらないのではナイのかって気になってきました。
現在、店頭には5000枚以上のレコードが並んでいるのですが、訪れたお客さんがまったく1枚も興味がナイっていうワケではないと思うんですよね。
タブン、アピールの仕方が上手く出来ていないのか、探しているレコード・興味があるレコードに辿り着けていないのか、イロイロな事情があると思うんですよね。
ん〜店頭販売に於いてソレは、どうすれば訴求できるのかですよね・・・そのやり方とか方法ってナンなんだろう・・・って考えちゃいますね。

店頭でのレコードの販売の仕方にナンか工夫が出来ないのかなってコトは、もう10年以上も前からず〜っと考えてきたのですが、全然そのアイデアが思う浮かばなくって長らくそのままになっていたのですが、仕切板の見直し & 試聴用の商品札というちょっとしたコトなのですが対策が出来たおかげでまだまだ工夫ができそうな気がしてきました。
当店は、小さなレコード店で時間も予算も限られてアイデアを思いついてもなかなか出来るコトも多くはナイのですが、ナントカ工夫をしてご来店いただいたお客さんに12インチシングルの良さを解ってもらって、あわよくば購入していただければなぁ〜って、思うんですよね。

THELMA HOUSTON / (I GUESS) IT MUST BE LOVE
THELMA HOUSTON / (I GUESS) IT MUST BE LOVEの試聴
next recordsのサイトでTHELMA HOUSTONのレコードを探してみる

ホント、折角ご来店していただいているにも関わらず、5000枚以上もお店に並んでいるレコードがアリながらナニも訴求出来ないなんて、ちょっと機会損失も甚だしいですよね。
ヤッパリ、お店に来ていただいたお客さんに如何にアピール出来るか・・・ですよね。
出来ればお客さんと積極的にコミュニケーションをとって、その人が好きそうなレコードをオススメ出来ればイイのですが、はじめてご来店いただしたお客さんへの接客に対しては、ホント難しいですからね〜そのアタリはオイラも重々承知していてお声がけしてイイものか、そのままナニもしない方がイイのかってコレね、毎日葛藤しているくらいです(笑)

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cajmere_brighterdays_rmx_w
つい先日、オイラのスマホからちょっとビビるくらい尋常でない数のInstagramからの通知が届きました。
「イッタイ、ナニがあったんだ?」って見てみると・・・
この動画が公開されたコトをお知らせする通知でした。


このYouTube動画は、2024年5月に取材を受けて撮影したんですよね。
その撮影後に書いたブログ記事は、コチラです。
零細レコード店の今後の展望とか・・・
撮影から4ヶ月ホド経過しての公開だったので、存在自体をウッカリ忘れていました・・・。
上記の記事にも書いていますが、2022年に別のメディアから取材していただいたYouTube動画では、オイラのポンコツ店主ブリが炸裂していた影響もあってどうも苦手意識があるんですよね・・・動画の撮影って。
その時の記事は、コチラ
しかし今回の新たにご紹介していただいたYouTube動画は、インタビュアーさんの落ち着いた雰囲気もあって結構、オイラも上手く受け答えが出来ていたのか、自分で見てていてもソレホド、ハズかしてくないですね〜(笑)
しかし、ちょっと驚いたのが、この動画・・・公開から1日にしか経っていないのですが、既に1900回以上も再生されています。
というコトは、単純にみても1900人以上の人にオイラのマヌケ面を晒してしまったというコトですね・・・ん〜イヤ〜ソレはソレでハズかしいですね。

取材を受けた時は、まだこのYouTubeチャンネルの企画自体が立ち上がっただけで全然コンテンツがなかったのですが、どうやら9月になって本格始動となったようでイッキに様々なコンテンツが追加されるようになっています。
オイラは、はじめこの「YouTubeで全世界に向けてアナログレコードに関する情報発信するメディアを立ち上げる企画のひとつとしてレコード店の紹介をしたいので取材させてください」っておハナシを頂いたんですよね。
その時は、新たなWebメディアの企画ナンだろうな・・・って思っていたのですが、取材後にわかったのですが、このWebメディアの運営は、幡ヶ谷にお店を構えるELLA RECORDSさんがやっていたんですね。
いや〜スゴいですね・・・イチ、レコードショップがレコードの販売だけなくアナログレコード・カルチャーのために広く情報発信をしていこうって・・・。
こういうコトってアタマで考えたらソレは、業界全体のためにとても良いコトだと思っていても、イザ行動するとなると膨大な手間とコストがかかりますからね。
なかなか当店のような零細レコード店にはできないです。

ELLA RECORDSさんのYouTubeチャンネルでは、いくつかのジャンルに分かれてレコードに関する興味深い様々なコンテンツがアップされていますね。
レコード店を紹介する【Whole Earth Record Store Map】
街中でレコードを持っている人にどんなレコードを買ったのかを訊く【RECORD SNAP JAPAN】
著名なDJさんがアナログレコードで華麗なDJプレイを披露してくれる【AFTER HOURS SESSION】
いや〜チャンネルがスタートして間もないのになかなか充実した内容です。

オイラ的には、やはり同じレコード店主目線で自分のお店を紹介する【Whole Earth Record Store Map】がメチャ、興味深く観ちゃいますね。
ホント、オイラを含めてココで登場しているレコード店主さん全員が、カンゼンにレコードに魅せられてハメられちゃった人達ですね。
オイラと同様に中学生〜高校生の多感な時期にレコードの魅力に取り憑かれて「ズ〜〜っとレコードと一緒に居たいっ!」って気持ちが溢れてソレを実現するために人生そのものをレコードどっぷりの生活に捧げるみたいになっちゃっていますね〜なんか同じ境遇なので気持ち的にシンパシーをカンジてしまいますね〜。
動画で登場しているレコード店主さんが、「レコード店で死にたい」ってコメントは、なかなか刺さりましたね〜(笑)
いや〜しかし、当たり前ですが、レコード店主の皆さんがレコード店をはじめるに至るまで様々な原点となるルーツや遍歴があるんですね。
コレね・・・レコード店に訪れてもそういったレコード店のオヤジがどんな想いでもってレコード店を営んでいるのかってコトは、フダンわからないのですが、この【Whole Earth Record Store Map】では、レコード店の紹介だけでなくそういったレコード店主の別の側面をカンジさせるような雰囲気が伝わってきますね。
オイラは、この「渋谷レコード店」でフダン考えている思考はダダ漏れ状態なのですが、レコード店主が自身の想いとかって積極的に発信している人ってそんなに多くないですよね。
そういったイミでは、この【Whole Earth Record Store Map】は、オイラと同じ境遇の気持ちとかが自分自身のコトバとして発せられて訊けるコトって機会がナイのでとても興味深いです。

街中で外国人に「YOUは日本でどんなレコードを買ってる?」って訊く【RECORD SNAP JAPAN】は、ちょっとあの番組を完ぺきにサンプリングしている感はありますが、レコード好きであれば、「他人がどんなレコードを買っているのか」ってコトは、結構気になるんじゃないでしょうかね。
オイラも当店にご来店いただいたお客さんが持っている他店で買ったレコード袋にナニが入っているのかっていうのは、結構よく観察しているんですよね。
レコードのお買い物袋からそのシルエットが薄っすらと映し出されているのを見て「あ〜HipHopかな?」って察してソレっぽいレコードをそれとなくお店でプレイしたりするのに参考にしていたりナンかしていますからね。
【RECORD SNAP JAPAN】の動画を観ていて思ったんですが、多くの人が「地元ではレコードの値段が高いっ!」ってコトを言っていますね。
特にアジア圏から日本に訪れた人は、「日本では、レコードの値段が安い」ってカンジているようです。
コレね〜オイラもご来店していただいたお客さんからよく聞くんですよね。
最近のレコード人気は、コレまでアナログレコードで音楽を楽しむ文化がなかった国にまで浸透しているコトもあって日本以外のアジア圏のレコードの販売価格がメチャ高騰しているようなのです。
12インチシングル場合だと日本だとまだまだ1000円以下でも買えるタイトルが多いのですがアジアの他国のレコード店では日本での販売価格の2〜3倍のフライス設定になっているのが当たり前のようです。
さらに最近は、アジア圏だけでなくEUやアメリカでも自国で生産されたレコードでも日本以上の値段になっているコトも多いみたいですね。
旅行で日本に訪れているという状況 & 安価でレコードを購入できる状況という好条件もあるのかとにかく海外からのお客さんのレコードの買いっプリは、ハンパないですからね。
動画でも紹介していますがカリフォルニアから訪日した人が、Dr. DreやSnoopのレコードを日本で買うという状況ですからね、自国では如何にレコードが枯渇していてなかなか見つからないのかっていうのが如実になっているコトがよく解りますね。
「日本のレコード店は、どう?」いういう質問に「セレクションがとてもイイね!」って言うコトと、「レコードがとてもキレイだし見やすいよ」っていうコトも言っていますね。
日本では、レコードはお店でキレイにクリーニングされてさらにピカピカの保護袋に入って販売されているのが当たり前ですが、海外のレコード店では、ジャケットに直にプライスシールが貼られていてモチロン保護袋なんて入っていなくって、雑然とした状況で販売されているのが当たり前なんですよね。
しかも、レコードのコンディションのチェックはゼッタイに必須ですからね。
はじめて海外から日本のレコード店に訪れた人は、メチャキレイにレコードが販売されているのを見て驚いたって言うコトをオイラも店頭で接客していてよく言われますからね。

著名なDJプレイを聴かせてくれる【AFTER HOURS SESSION】もイイですね。
このタイプの動画は、他でも結構たくさんあるのでソレホド目新しくはナイのですが、それでもやはりニーズがあるのかDJプレイのチャンネル数って年々増えている傾向がありますね。
でもこの【AFTER HOURS SESSION】は、アナログレコードのDJプレイに特化しているのがイイですね〜。
オイラだけかもしれませんが、同じDJプレイでもPCやデジタルでプレイしているのを観るとナゼか萎えるんですよね・・・あ〜デジタルDJか・・・もういいやプチ・・・って興味が一瞬で失せてしまうみたいなカンジに。
そんな中でも【AFTER HOURS SESSION】では、アナログレコードでのDJプレイだけというのは、他ではあまりやっていない目新しさもありますね。
動画では、シンプルに据え置きカメラだけの撮影なのですが、動き自体がホトンドないので出来れば手元のプレイの状況やレコードを選んでいるトコロとかのインサートカットが入っている方がイイような気がします。
あと、ナニゲにプレイしている曲のタイトルとかが紹介されているとありがたいかも・・・スイマセン、生意気言って。

CAJMERE feat. DAJAE / BRIGHTER DAYS (REMIXES)
CAJMERE feat. DAJAE / BRIGHTER DAYS (REMIXES)の試聴
next recordsのサイトでCAJMEREのレコードを探してみる

このYouTubeチャンネルがローンチしてまだ1ヶ月も経っていないのにこのコンテンツのボリュームは、なかなかの充実プリですね。
オイラが取材を受けたのは、公開前までに4ヶ月ホドの撮影期間があったと思うのですが、このペースで新たなコンテンツを追加していくのってものスゴいペースで撮影&編集をしていかなきゃイケないんじゃないでしょうか。
チャンネルの解説欄には
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このチャンネルでは、DJやライブを配信したり、全国のレコードショップを紹介したり、街中のレコードディガーに突撃インタビューしてみたり...。音楽を起点に、様々なカルチャーと連動した企画で、人々との"STORIES"を紡いでゆきます。
毎週月・水・金曜日配信中。
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と書いていますが・・・週3のペースでこのクォリティの新動画をアップするのって結構、スケジュール的にもタイヘンでしょうね。
オイラ的には、チャンネル登録して毎回楽しみにしていますが制作陣の人にはガンバってイイ動画をアップして頂きたいと期待しています!

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毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。

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