アナログレコード店を営むという仕事柄、日々レコードに関する情報収集をしているのですが相変わらず、アナログレコード界隈の話題が盛り上がっていますね。
で、ココ最近見かけたレコード関係のニュース記事をザックリっと解説 & 個人的な雑感を書いていこうと思います。
レコードがプレスされまくり!
こんなレポートを読みました。
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2024年年間の音楽ソフト生産金額は7%減の2,052億円、アナログ生産金額は1989年以来の70億円超え

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毎年、1月のこの時期に「前年の音楽産業は、どうだったか」的な統計が発表されています。
で、2024年の音楽業界の売れ行きとか生産数とかのレポートとなります。
ん〜文章を読んでもイマイチ判りにくいですね・・・コレ。
グラフをからは、レコードの生産数(棒グラフ)って2010年頃がドン底状態になっていてソコから多少増えたり減ったりしながら全体的には生産数を増やして2023年より17%増えて314万9,000枚のレコードがプレスされたってコトになります。
今度は、その売上ですが、前記した通りプレス数は、17%増加で売上(折れ線グラフ)は26%UPの78億8,700万円というコトです。
で、レポートにも書いていますがこのレコードの売上金額が35年前の1989年頃の規模にまでなった!的なコトを書いています。
まぁ〜確かにイチバン左側の1989年の折れ線グラフの値と右側の2024年の値が均衡しているので「レコードの売上が35年前の売上に迫っているっ!スゴいコトだっ!」みたいな見え方になるのですが、プレス数を表す棒グラフの値が全然違うので金額的には、確かに35年前の1989年よりも増えているんだケド、2024年のプレス数は35年前の1/3なんですね。
まぁ〜要するに35年前のレコード1枚の価格は、LPだと2500円くらいだったのですが、今は新譜のLPって5000円以上しますからね。
トーゼン、35年前と現在ではお金の価値も違うので単純に売上金額が同じになったのでスゴいって言うのはナンかちょっと違うような気がするんだケドね。
しかし、1989年の頃のレコードの生産数って1000万枚越えていたんですね。
日本で一般的にCDが普及し始めたのは1987年頃なんですよね、コレまで音楽メディアの主流だったアナログレコードがCDに置き換わって1990年代の初頭にCDの生産数がレコードを上回りました。
棒グラフでも解るように1989年は1000万枚越えていたレコードの生産数が1990年にがガクーンと下がって1/5くらいの200万枚くらいになっています。
この落ち込み具合はモノスゴいですね〜古いメディアが新しいメディアに置き換わるという時ってこんなカンジになるんでしょうね。
レコードのプレスの枚数の部分でガクッと落ち込んだレコードの生産数が1999年の棒グラフが300万枚くらいまで回復していますよね〜コレ、当時を思い返すとタブン、DJブームの時期でしょうね。
このデータって日本国内の生産数や売上のコトだけなので輸入盤は、含まれていないんです。
棒グラフは、洋楽の水色と邦楽のオレンジ色に分かれていますが1999年は邦楽のオレンジ色が増えているは、アレですよ宇多田ヒカルとかMISIAとかの国内のアーティスト達のアナログレコードがDJブームにのっかって結構プレスされた時期と重なりますね。
で、そう考えると2025年現在の国内盤のレコードのプレス数からみると規模感は、1999年頃と同じくらいってコトになるのかもしれませんね。
売上に関しては、レコードの生産数は、1999年頃と同じだけど2025年の売上金額が大幅にUPしているのは、単純にレコード1枚の単価があがったコトがグラフに現れているみたいですね。
新しいレコード店が続々とオープン!
こんなニュースを読みました。
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「【九州初出店】アナログレコード専門店・Face Recordsが国内6店舗目を福岡・天神に4月24日(木)オープン」
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当店のお向かいにあるFace Recordsが福岡に新しくレコード店を出店するそうです。
メチャ、出店攻勢をかけていますね〜。
コロナの時期の2020年に渋谷のMIYASHITA PARKからショッピングモールでのオープンをはじめて札幌・京都・名古屋に続く4店舗目に福岡でのオープンというコトです。
おめでとうございますっ!
確かに当店でもリアル店舗へのお客さんのご来店ってコロナ明けから結構増えてきているのでレコード店のリアル店舗を新たにはじめるっていうのは、正攻法なのかもしれませんね。
インスタやXとかSNS界隈でレコードに関する情報収集をしていて気がついたんだケド、2023年くらいから地方の街で新しくレコード店がオープンしているみたいですね。
全国のレコード店を紹介しているサイト「Recoya」の新店舗情報では2024年の夏頃から7つのレコード店が新たにオープンしたコトが紹介されています。
Recoya新店舗情報
最近のレコード店は、アナログレコードにカンゼンに特化したお店もありますが、レコードの販売に加えてカフェであったりファッションアイテムや雑貨等の別のアイテムやサービスを併せて販売をするっていうケースも多いようです。
レコードの販売だけってなるとホント、レコードを目当てにした絞ったお客さんだけの来店になるのですが、カフェや雑貨アイテムを併売するコトでタッチポイントを増やしてレコードにも興味を持ってもらうという戦略なんでしょうね。
つい先日、はじめてレコード店に訪れたという20代前半の超若いお客さんが当店へご来店されました。
オイラ的には、今の若いネットネイティブな世代の人が興味があるアイテムを購入するのってある程度ネットで調べてネット通販で手に入れるのがフツーだと思っていたのですがそのお客さんとハナシを訊いてみると実際は、ちょっと違っていたんですよね。
少し前からレコードに興味があってイロイロ調べていたそうですが、もう画像や動画だけの視覚情報では、得られないトコロにまで感極まったようで実際にレコード店に訪れてみようってアクションになったようです。
「で、実際にレコード店をはじめて訪れてどんなカンジだったのですか?」って訊いてみると「モノスゴいレコードの数やお店で実際にプレイされている曲を聴いてメチャ、感動しました!」ってちょっとコーフン気味にハナシてくれました。
確かにン万枚の圧倒的なレコードの枚数にはじめて囲まれるっていう体験は、画像や動画では得られませんからね。
数枚のレコードを購入していただいたその若いお客さんは、まだプレーヤーを持っていないそうなので「じゃあ、ココで聴いてみましょう!」って店内のプレーヤーで購入していただいたレコードをプレイしてみたんですよ。
すでに知っている曲なのですが、はじめて聴く自分が買ったレコードのサウンドを聴いて「うわぁぁ〜メチャ、カッコいい〜!」って甚く感動していました・・・ナンかその様子を見ているとオイラも中学生頃にはじめて友人のアニキの部屋で聴いたレコード体験を思い出しました(笑)
この様なアナログレコード体験ってやっぱりネットの情報だけでは得られないですからね・・・そういったイミでは、やはりリアルのレコード店の存在ってはやり大切と言うかその影響も大きいのかもしれませんね。
MADONNA / EVERYBODY
MADONNA / EVERYBODYの試聴
next recordsのサイトでMADONNAのレコードを探してみる
今は、レコードって単純に音楽を楽しむっていうコトよりもレコードの『モノ』としての魅力の方に価値があるようになっていますよね。
さらに手間をかけて音楽を聴くという行為や欲しいレコードを探して手に入れるというコトに価値をカンジるようになっている部分もあるみたいですからね。
若い人からするとそういった行為が新鮮というか、新たな体験みたいなカンジなのかもしれませんね。
Next Recordsではインスタグラムもやっています!
入魂のレコメンドで毎日、ナイスでグッドなレコードを紹介していますのでゼヒ、フォローしてくださいっ!
渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。
このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。
で、ココ最近見かけたレコード関係のニュース記事をザックリっと解説 & 個人的な雑感を書いていこうと思います。
レコードがプレスされまくり!
こんなレポートを読みました。
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2024年年間の音楽ソフト生産金額は7%減の2,052億円、アナログ生産金額は1989年以来の70億円超え

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毎年、1月のこの時期に「前年の音楽産業は、どうだったか」的な統計が発表されています。
で、2024年の音楽業界の売れ行きとか生産数とかのレポートとなります。
ん〜文章を読んでもイマイチ判りにくいですね・・・コレ。
グラフをからは、レコードの生産数(棒グラフ)って2010年頃がドン底状態になっていてソコから多少増えたり減ったりしながら全体的には生産数を増やして2023年より17%増えて314万9,000枚のレコードがプレスされたってコトになります。
今度は、その売上ですが、前記した通りプレス数は、17%増加で売上(折れ線グラフ)は26%UPの78億8,700万円というコトです。
で、レポートにも書いていますがこのレコードの売上金額が35年前の1989年頃の規模にまでなった!的なコトを書いています。
まぁ〜確かにイチバン左側の1989年の折れ線グラフの値と右側の2024年の値が均衡しているので「レコードの売上が35年前の売上に迫っているっ!スゴいコトだっ!」みたいな見え方になるのですが、プレス数を表す棒グラフの値が全然違うので金額的には、確かに35年前の1989年よりも増えているんだケド、2024年のプレス数は35年前の1/3なんですね。
まぁ〜要するに35年前のレコード1枚の価格は、LPだと2500円くらいだったのですが、今は新譜のLPって5000円以上しますからね。
トーゼン、35年前と現在ではお金の価値も違うので単純に売上金額が同じになったのでスゴいって言うのはナンかちょっと違うような気がするんだケドね。
しかし、1989年の頃のレコードの生産数って1000万枚越えていたんですね。
日本で一般的にCDが普及し始めたのは1987年頃なんですよね、コレまで音楽メディアの主流だったアナログレコードがCDに置き換わって1990年代の初頭にCDの生産数がレコードを上回りました。
棒グラフでも解るように1989年は1000万枚越えていたレコードの生産数が1990年にがガクーンと下がって1/5くらいの200万枚くらいになっています。
この落ち込み具合はモノスゴいですね〜古いメディアが新しいメディアに置き換わるという時ってこんなカンジになるんでしょうね。
レコードのプレスの枚数の部分でガクッと落ち込んだレコードの生産数が1999年の棒グラフが300万枚くらいまで回復していますよね〜コレ、当時を思い返すとタブン、DJブームの時期でしょうね。
このデータって日本国内の生産数や売上のコトだけなので輸入盤は、含まれていないんです。
棒グラフは、洋楽の水色と邦楽のオレンジ色に分かれていますが1999年は邦楽のオレンジ色が増えているは、アレですよ宇多田ヒカルとかMISIAとかの国内のアーティスト達のアナログレコードがDJブームにのっかって結構プレスされた時期と重なりますね。
で、そう考えると2025年現在の国内盤のレコードのプレス数からみると規模感は、1999年頃と同じくらいってコトになるのかもしれませんね。
売上に関しては、レコードの生産数は、1999年頃と同じだけど2025年の売上金額が大幅にUPしているのは、単純にレコード1枚の単価があがったコトがグラフに現れているみたいですね。
新しいレコード店が続々とオープン!
こんなニュースを読みました。
----------------------
「【九州初出店】アナログレコード専門店・Face Recordsが国内6店舗目を福岡・天神に4月24日(木)オープン」
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当店のお向かいにあるFace Recordsが福岡に新しくレコード店を出店するそうです。
メチャ、出店攻勢をかけていますね〜。
コロナの時期の2020年に渋谷のMIYASHITA PARKからショッピングモールでのオープンをはじめて札幌・京都・名古屋に続く4店舗目に福岡でのオープンというコトです。
おめでとうございますっ!
確かに当店でもリアル店舗へのお客さんのご来店ってコロナ明けから結構増えてきているのでレコード店のリアル店舗を新たにはじめるっていうのは、正攻法なのかもしれませんね。
インスタやXとかSNS界隈でレコードに関する情報収集をしていて気がついたんだケド、2023年くらいから地方の街で新しくレコード店がオープンしているみたいですね。
全国のレコード店を紹介しているサイト「Recoya」の新店舗情報では2024年の夏頃から7つのレコード店が新たにオープンしたコトが紹介されています。
Recoya新店舗情報
最近のレコード店は、アナログレコードにカンゼンに特化したお店もありますが、レコードの販売に加えてカフェであったりファッションアイテムや雑貨等の別のアイテムやサービスを併せて販売をするっていうケースも多いようです。
レコードの販売だけってなるとホント、レコードを目当てにした絞ったお客さんだけの来店になるのですが、カフェや雑貨アイテムを併売するコトでタッチポイントを増やしてレコードにも興味を持ってもらうという戦略なんでしょうね。
つい先日、はじめてレコード店に訪れたという20代前半の超若いお客さんが当店へご来店されました。
オイラ的には、今の若いネットネイティブな世代の人が興味があるアイテムを購入するのってある程度ネットで調べてネット通販で手に入れるのがフツーだと思っていたのですがそのお客さんとハナシを訊いてみると実際は、ちょっと違っていたんですよね。
少し前からレコードに興味があってイロイロ調べていたそうですが、もう画像や動画だけの視覚情報では、得られないトコロにまで感極まったようで実際にレコード店に訪れてみようってアクションになったようです。
「で、実際にレコード店をはじめて訪れてどんなカンジだったのですか?」って訊いてみると「モノスゴいレコードの数やお店で実際にプレイされている曲を聴いてメチャ、感動しました!」ってちょっとコーフン気味にハナシてくれました。
確かにン万枚の圧倒的なレコードの枚数にはじめて囲まれるっていう体験は、画像や動画では得られませんからね。
数枚のレコードを購入していただいたその若いお客さんは、まだプレーヤーを持っていないそうなので「じゃあ、ココで聴いてみましょう!」って店内のプレーヤーで購入していただいたレコードをプレイしてみたんですよ。
すでに知っている曲なのですが、はじめて聴く自分が買ったレコードのサウンドを聴いて「うわぁぁ〜メチャ、カッコいい〜!」って甚く感動していました・・・ナンかその様子を見ているとオイラも中学生頃にはじめて友人のアニキの部屋で聴いたレコード体験を思い出しました(笑)
この様なアナログレコード体験ってやっぱりネットの情報だけでは得られないですからね・・・そういったイミでは、やはりリアルのレコード店の存在ってはやり大切と言うかその影響も大きいのかもしれませんね。
MADONNA / EVERYBODY
MADONNA / EVERYBODYの試聴
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今は、レコードって単純に音楽を楽しむっていうコトよりもレコードの『モノ』としての魅力の方に価値があるようになっていますよね。
さらに手間をかけて音楽を聴くという行為や欲しいレコードを探して手に入れるというコトに価値をカンジるようになっている部分もあるみたいですからね。
若い人からするとそういった行為が新鮮というか、新たな体験みたいなカンジなのかもしれませんね。
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