渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:アナログレコードの話題

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NHK『ドキュメント72時間』を見て驚いた

先日、NHKの人気ドキュメンタリー番組『ドキュメント72時間』で、渋谷のタワーレコードを舞台にした「渋谷“音楽の塔” みんなのプレイリスト」が放送されていました。

オイラも興味深く見ていたのですが、その中で特に印象に残ったのが開店前の光景でした。

タワーレコード渋谷店の開店時間は午前11時なんだけど開店前から店の前には長い行列ができていて、その列には外国人の姿も数多く見られました。

正直なところ、コレはちょっと驚きました。

なぜなら今はSpotifyやApple Musicをはじめとするストリーミング全盛の時代です。

音楽はスマホひとつで聴けるし、世界中の何千万曲という楽曲に月額1000円程度でアクセスできる環境が揃っているワケです。

そんな時代に、わざわざ渋谷までやって来てCDを買う人たちが午前中のお店が開店前から並んでいる…しかもその多くが海外から来ている。

コレは、一体どういうことなのだろう?

オイラ自身、ホボ毎日渋谷に通っているワケですがまさか土日でもないフツーの午前中のタワーレコードの開店前がこんな状態になっているとは全然知りませんでした。

そんな疑問から、最近あらためて世界の音楽市場について調べてみたのです。

すると、思いもよらない事実に気づきました。

それは、日本は世界でも稀に見る「レコード・CD天国」だったというコトです。


世界の音楽市場は絶好調だった

まず驚いたのが世界の音楽市場そのものです。
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国際レコード産業連盟(IFPI)が発表した「Global Music Report 2026」によると、2025年の世界の録音音楽市場は前年比6.4%増の317億ドルとなっていて11年連続の成長で、過去最高を更新しました。

その原動力となっているのがストリーミングです。

SpotifyやApple Musicなどの有料ストリーミング会員は世界で8億3700万人で売上全体の約7割をストリーミングが占めています。

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つまり世界の音楽産業は、「CDからストリーミングへ移行して衰退した」のではなく、「ストリーミングによって再成長した」と言った方が正しいようです。

オイラ自身も日常的にストリーミングを利用しています。

新しい音楽との出会いという意味では本当に便利な時代になりました。

ところが、このレポートを読み進めていくと、さらに興味深い数字が出てきます。


それでもレコードは消えなかった

ストリーミングがこれだけ普及したのだから、フィジカルメディアは縮小しているって思いますよね。

しかし現実は少し違うみたいです。

レコードを含むフィジカル市場は2025年に前年比8%成長していてさらにアナログレコードは19年連続で成長を続けています。

「19年連続っ!」です。

コレはもはや一時的なブームではナイってカンジでもあります。

レコードは完全に文化として定着したと言ってイイんじゃないかなぁ。

オイラはレコード店を営んでいますから毎日レコードに囲まれて生活しているワケですが、それでもこの数字には「マジでっ!?」って思っちゃいますよ。

ナゼ人はレコードを買うのか…音だけを聴きたいならストリーミングで十分です。

しかしレコードには、ジャケットを眺める楽しさや盤をターンテーブルに乗せる儀式感に針を落とす瞬間の緊張感、さらに音楽を所有する喜びがあります。

便利さだけでは説明できない魅力が確かに存在するのワケですがそういったレコードの魅力が世界レベルで広く知れ渡ったのかなって思うんですよね。


実は日本も音楽市場が拡大している

そしてもうひとつ驚いたコトがあるんですよ…ソレは日本の音楽市場もまあまあ成長しているってコトです。

2025年の日本の音楽市場は前年比6.7%増の6410億円になっていてこの数字は過去最高を更新したようです。

日本というと、

「CDだけが売れている特殊な国」

っていうイメージをオイラは持っていたんですが実際は違うようですね。

市場の約61%はデジタルになんですね、つまり日本でもストリーミングで音楽を楽しむのが主役です。

一方でフィジカルもいまだ39%を占めているんですよね

コレ、世界的に見るとこの割合はメチャ高いんですよ。

つまり日本は、

ストリーミングも伸びている

しかもフィジカルも伸びている

という極めて珍しい市場になっています。

ちなみに日本の音楽市場規模はアメリカについで世界第2位なんですよね。


当店で起きている状況

こうした数字を改めて読み解くとこのブログでもたびたび書いている外国からのお客さんの増加について「ナルホドね〜」って思うんです。

その増加具合は、個人的な体感では10年前の10倍以上です。

10年前なら外国人のお客さんは1日に1〜2人程度でした。

トコロが2026年の今では来店客の9割以上が外国人という日も珍しくありません。

英語だけで接客が終わる日もあるくらいです。

特にコロナ禍明けの2023年以降、その増加スピードは加速していますね。

これは単なる観光客の増加だけでは説明できない現象だとカンジています。


ドコの国から来ているのか?

国別の来店状況の傾向はこんなカンジです。

当店の場合、最も多いのはオーストラリア。

次いで、

イギリス

ドイツ

フランス

イタリア

などヨーロッパ勢。

その後にアメリカやカナダが続きます。

最近では、

シンガポール

タイ

台湾

韓国

フィリピン

などアジア圏のお客さんも増えてきましたね。

以前は欧米中心でしたが、近年はアジアからの来店も明らかに増えています。

コレは、アジアの音楽市場が急成長していることとも無関係ではナイでしょうね。


で、外国人は何を買っているのか?

外国人というと、

「シティ・ポップを探している人たち」っていうイメージがあるかもしれませんね。

確かにそういうお客さんもいます。

だけど、オイラの店の場合はぜんぜん事情が違います。

当店で扱っているのは12インチシングルです。

そのため、House / Disco / HipHop / Electro などを探しに訪れる人が圧倒的に多いですね。

そして彼らの多くはかなり詳しいんですよ。

Discogsのリストを見せながら探す人もいますし、目当ての盤を最初から決めて来る人もいます。

日本に来る前からレコードを購入するために綿密にリサーチしているカンジですね。

当店を中には、

「東京のレコード店を紹介するサイトで知った」

「友人から絶対に行けと言われた」

「AIに聞いたら紹介された」

という人までいます、まぁ〜コレも時代ですね(笑)。


ナゼ外国人は日本に来るのか?

なぜ彼らは日本までレコードを買いに来るのでしょうか。

個人的には大きく3つ理由があると思っています。

理由① コンディションが良い

まず圧倒的にコレですね。

日本人は昔からモノを大切に扱います。

レコードも同じです。

40年以上前のMichael JacksonやPrinceのレコードでも驚くホド綺麗な状態で残っているコトがあります。

海外で買い付けをしていると、

「どうやったらこんな状態になるんだ?」

って思うようなボロボロの盤に出会うコトも少なくありません。

一方、日本で販売されている中古レコードはピカピカっ!

コレが世界中のレコード好きやコレクターから評価されていると思います。


理由② 価格が安い

間違いなく円安も大きな要因でしょうね…。

日本人から見ると高く感じるレコードでも、外国人から見ると驚くホド安く見えるようです。

しかもコンディションも良いっ!

だから買わない理由がないのです。

実際、日本人なら躊躇する価格のレコードを勢いよくまとめ買いしていく外国人のお客さんを何度も見ています。


理由③ レコード店が多い

コレが日本人には意外と理解されていません。

海外から来るお客さんとハナシしていると、

「自分の街にはレコード店がない」

という話をよく聞きます。

街に一軒もない…結構、それが普通みたいですね、まぁ〜日本に訪れる外国人の人のみんながLondonやParisやNew Yorkのような大都会に住んでいる人ばかりではナイですからね。

タワーレコード

ディスクユニオン

HMV

Face Records

そして当店のような専門店まで大規模店から小さなショップまで多種多様なレコード店がありますからね。

とはいえ、渋谷のレコード全盛期(90年代後半〜2000年代はじめ頃)の半分以下ですがそんな今でも、ひとつのエリアにこれだけ店が集中している都市は世界的にも珍しいのです。


タワレコ渋谷はナゼ人気なのか

ここで最初のハナシに戻ります。

ナンでタワレコ渋谷にあれだけ外国人が集まるのかです。

個人的にはやはり、「音楽の聖地」的なイメージがあるからだからだと思うんですよね。

Tower Recordsはかつて世界中の音楽ファンの憧れでした。

本国アメリカでは消滅してしまいましたが、渋谷店は今も巨大な音楽の城として存在しています。

ビル一棟まるごと音楽。

コレだけでも十分に観光資源ともいえる存在です。

しかもアナログレコード専門フロアTower Vinylまである。

レコード好きなら一度は行ってみたい場所になっているんでしょうね〜ある意味「聖地巡礼」的なカンジになっているんでしょうね。

オイラ自身、番組『ドキュメント72時間』で見た開店前の行列には正直驚きました。

特にイベント的な催しや限定アイテムが販売されているワケでもなく、撮影中の3日間開店時に行列が出来ていたのでもう、オープン前の行列がデフォルトになっているんでしょうね。

しかし世界中の音楽ファンから見れば、あれはむしろ自然な光景なのかもしれません。


日本人は気づいていない

ココまで調べたり、外国人のお客さんと接していて思うコトがあります。

それは、もしかしたら

「日本人は自分たちの音楽環境の価値に気づいていないんじゃないか」

というコトです。

日本に住んでいると、レコード店がある・中古盤がある・CDも買える…という環境を当たり前だと思っています。

しかし世界的に見れば決して当たり前ではないのかもしれませんね。

海外のレコードファンからすると、日本はパラダイスみたいに見えるのでしょうね。

実際に、当店のようなニッチな12インチシングル専門の小さなショップにも関わらず

「毎日来たいっ!」

「何時間でもいられる」

ナンてありがたいおコトバをいただくこともあります。

最初は「またまたぁ〜お世辞がお上手なんだから〜」なんて大げさに言っているのだと思いました。

でも今ならその気持ちがわかる気がしますね。


ただし少し心配なこともある

レコード人気が高まるコト自体はメチャ嬉しいことです。

しかし気になるコトもあります。

それは、良質な中古レコードがものスゴい勢いで海外へ流出しているコトです。

レコード店を営んでいる立場としてモチロン売れるのはありがたい。

でも、「このまま何年も続いたらその先はどうなるのだろう?」ってそんなコトを考える時があります。

日本のレコード文化は、何十年もかけて積み上げられてきたものです。

その財産が少しずつ海外へ流れていく。

それは喜ばしいコトでもあり、少し寂しいコトでもあります。


LONNIE SMITH / DO IT
LONNIE SMITH / DO IT の試聴
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もしかすると私たちはレコード天国に住んでいる

世界の音楽市場はストリーミングによって成長を続けています。

それでもレコードは消えませんでした。

むしろ価値を高めながら生き残っています。

そして調べれば調べるホド見えてきたのは、世界とは異なる日本の特殊さでした。

・世界第2位の音楽市場。

・豊富な中古盤。

・良好なコンディション。

・数多くのレコード店。

・そして音楽メディアを大切に扱う文化。

日本に住んでいると当たり前にカンジてしまいますが、世界中の音楽ファンから見れば決して当たり前ではないんですね…コレって。

渋谷で店をやっていると、そのことを日々実感します。

もしかすると私たちは、自分たちが思っている以上に恵まれた場所にいるのかもしれませんね。

そして今日もまた、世界のどこかからレコード好きが東京を目指してやって来ます。

彼らが探しているのは単なるレコードではなく、日本が長い年月をかけて育ててきた音楽文化そのものなのかもしれませんね〜、ちょっとポエミーなシメですが(笑)


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渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店 Next Recordsです。
今回は、つい先日、TVで放送されていた「ザ・ノンフィクション」というドキュメンタリー番組がなかなかおもしろかったのでレヴューしたいと思います。
タイトルは・・・
ザ・ノンフィクション「ボクと古着と下北沢~夢と現実のヴィンテージ~」


タイトルからしてかなり興味をソソりますね。
内容的には、300店以上の古着店がひしめく東京 下北沢で若い古着店オーナーが奮闘するというドキュメントです。
それぞれ異なるスタンスの4人の古着店オーナーが出演していて同じ古着を販売するというビジネスなのですが、そのオーナーの個性とかお店への思いやビジネスへの向かい方とかが違っていてとても興味深く見るコトができましたね。
●父親から借りた1千万円でお店をはじめた現役女子大生オーナー
●すでに多店舗展開をして古着ビジネスで大成功を収めているヤリ手オーナー
●野心タップリな新進気鋭の23歳の若手イケイケオーナー
●お気に入りのアイテムを揃える古着愛に溢れる中年オーナー
4人の個性的な古着店オーナーの2024年の夏頃から2025年1月くらいまでのお店の売上の浮き沈みや販売戦略・オーナーの悩みやスタッフのコトなどがリアルな描写で描かれている番組でした。

番組は、前編・後編で構成されていてトータル90分という長尺なドキュメンタリーで結構、丁寧な造りでそれぞれのショップオーナーにスポットがあてられていてメチャおもしろかったですね。
オイラは、古着とかまったく興味がナイのでこの分野に関してカンゼンに門外漢なのですが、このドキュメンタリーを観てナゼか多くの部分で共感しちゃいましたね。
やはり古着と中古レコードってアイテムこそ違いますが、レア・アイテムの目利きとかソレをディグするために奮闘する様子とか、リアル店舗を運営するコトの難しさとか重なる部分があるんですよね。
この番組に登場したオーナーそれぞれがタブン、「古着が好き」という共通する部分があってお店をはじめたと思うのですが、自分が思い描く理想と現実のハザマで葛藤したり割り切ったりというたくさんの悩みを抱きながらお店を営んでいるんだなぁってコトがごく短時間の取材にも関わらずカメラを通じてヒシヒシと伝わってきましたね。
すでに大成功を収めているヤリ手オーナーがこの古着ビジネスの「光の部分」に対して3人の若いオーナー達のスタンスがその対比構造になっている部分がまたイイ感じになっていますね。

いや〜でも思ったのですが、いくら古着が流行っているっていってもナンか、新規のお店を矢継ぎ早にはじめたり、辞めたりと短期間の間なんだけど展開がメチャ早いなぁ〜。
そういうオイラも2000年に渋谷でレコード店をはじめた時って、半年後にはセンター街の端っこの雑居ビルの5階にNext Records2号店を出店したりしたなぁ〜(笑)
さらにその1年半後には、その2号店を辞めて1号店から歩いて30秒という近い場所に路面店を新しく出店したりもしました・・・って、ホトンドやっているコト同じですね〜(笑)

すでに大成功を収めて実績のあるヤリ手オーナーは、別にして他の3人のオーナーを観ていてオイラ的にイロイロ思うトコロがありました。
現役女子大生オーナーのお店は、ちょっとコレからは、難しそうですね・・・会社経営者でもある父親に憧れてお金持ちになるための手段として古着ビジネスをはじめたっていうカンジで出演してましたけど、コダワリのアイテムでもある古着を売っていくのは、かなりハードルが高いような気がします。
ビジネス的な観点から会社経営者でもある父親ともっとよく相談した方がイイような気もしますが・・・。
新進気鋭の23歳の若手オーナーは、自分の野心を実現するためにナンダカとても生き急いでいるようなカンジがしましたね・・・まぁ〜解るんですよ、そういう気持ちになるのも、オイラも先に書いたように実績もソコソコで短期間の間に新たにショップをはじめたり移転したりしていましたから。
ま〜感覚とかがちょっとマヒしちゃうんでしょうね。
古着愛に溢れる中年オーナー・・・この人は、或るイミ典型的なマニア気質なオーナーさんですね。
好きなアイテムとそのビジネスを両立させるのってこの手のタイプの人はあまり得意でないような気がするんですよね。
オイラもレコードがメチャ好きでレコード店をはじめた人を知っていますが、レコードが好きというのと商売を上手く出来るというのは、別ですからね・・・この好きとビジネスの部分をどうやっていくのかってトコロは、そのオーナーの気質に関わってきますからね。
すでに年商ン十億という繁盛店のオーナーさんは「古着屋の愛と商売を切り分けるコトが大切だ」って言ってましたね。
まぁ〜ぶっちゃけ古着よりもお金の方が好きってストレートに言っていましたし、そういう割り切り方もビジネスとしては必要なんでしょうね。

古着愛に溢れる中年オーナーのお店の若いスタッフが、「もう限界です・・・」ってお店を辞めるシーンは、この大好きな古着と自分の置かれている現実を両立させるコトの難しさを切実に表しているような気がします。
コレは、レコード店ではたらくスタッフにも当てはまるコトだと思うんですよね。
同じ様にレコードが大好きで「すきなレコード店に囲まれて働きたいっ!」っていう気持ちでレコード店スタッフになる人も多いのですが、同じ様に夢と現実に苛まれて辞めちゃう人も多いですからね。
コレまでにも「レコード店で働きたいっ!」っていう人と何度もハナシをするコトがあったのですが、オイラはいつも「ヤメたほうが良いと思うよ」って言ってきたんですよね。
レコードに携わるシゴトがしたいんだったらお店のスタッフではなく自分でレコード店を始めた方が良いよって言ってるんですよね。
結局、中年オーナーのお店の若いスタッフが辞めた理由っていうのも、金銭的なコトやオーナーに対しての葛藤が溜まった結果だと思うんですよ。
特に小さなお店は、オーナーとダイレクトに関わるコトが多いのでその気苦労とかプレッシャーとかもそのまま伝わってきてシンドくなりやすいですからね。

古着・・・どうなんだろう・・・この番組は、約半年くらいの取材で放送されたようなのですが短期間の間にもかかわらず、お客さんの購買意欲の浮き沈みがあからさまに出ているようなカンジがしましたね。
ま〜だけど、なんでもそうなんだけどTVで放送されている時点でもう或るイミ、ブームは終わりかけているような気がするんだケド・・・。
あ・・・そういえば、レコードも同じかも・・・?(笑)

もう放送は、終了しているので今ならTVerでなら見るコトが出来ますね・・・タブン、期間が過ぎると見れなくなるとおもいますが。
興味がある人は、早めにチェックしたほうがイイですよ。
ザ・ノンフィクション
ボクと古着と下北沢 ~夢と現実のヴィンテージ~

INXS / NEED YOU TONIGHT
INXS / NEED YOU TONIGHTの試聴
next recordsのサイトでINXSのレコードを探してみる

この番組のタイトル
「ザ・ノンフィクション ボクと古着と下北沢 ~夢と現実のヴィンテージ~」
ってコレ・・・
「ザ・ノンフィクション ボクとレコードと渋谷 ~夢と現実のレア・レコード~」
なんて風にしてレコード店バージョンも出来そうですね。
で、レコード人気が高まっている中で若いレコード店オーナーが買い付け先で孤軍奮闘する姿やお店の運営についてのリアルな姿を映し出すみたいな企画で出来そうな気がしますね。
ん〜もうレコード=渋谷ではナイかもしれませんが・・・。

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東京 渋谷の12インチシングル専門のレコード店 next recordsです。
アナログレコード店を営むという仕事柄、日々レコードに関する情報収集をしているのですが相変わらず、アナログレコード界隈の話題が盛り上がっていますね。
で、ココ最近見かけたレコード関係のニュース記事をザックリっと解説 & 個人的な雑感を書いていこうと思います。

レコードがプレスされまくり!
こんなレポートを読みました。
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2024年年間の音楽ソフト生産金額は7%減の2,052億円、アナログ生産金額は1989年以来の70億円超え

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毎年、1月のこの時期に「前年の音楽産業は、どうだったか」的な統計が発表されています。
で、2024年の音楽業界の売れ行きとか生産数とかのレポートとなります。
ん〜文章を読んでもイマイチ判りにくいですね・・・コレ。
グラフをからは、レコードの生産数(棒グラフ)って2010年頃がドン底状態になっていてソコから多少増えたり減ったりしながら全体的には生産数を増やして2023年より17%増えて314万9,000枚のレコードがプレスされたってコトになります。
今度は、その売上ですが、前記した通りプレス数は、17%増加で売上(折れ線グラフ)は26%UPの78億8,700万円というコトです。
で、レポートにも書いていますがこのレコードの売上金額が35年前の1989年頃の規模にまでなった!的なコトを書いています。
まぁ〜確かにイチバン左側の1989年の折れ線グラフの値と右側の2024年の値が均衡しているので「レコードの売上が35年前の売上に迫っているっ!スゴいコトだっ!」みたいな見え方になるのですが、プレス数を表す棒グラフの値が全然違うので金額的には、確かに35年前の1989年よりも増えているんだケド、2024年のプレス数は35年前の1/3なんですね。
まぁ〜要するに35年前のレコード1枚の価格は、LPだと2500円くらいだったのですが、今は新譜のLPって5000円以上しますからね。
トーゼン、35年前と現在ではお金の価値も違うので単純に売上金額が同じになったのでスゴいって言うのはナンかちょっと違うような気がするんだケドね。
しかし、1989年の頃のレコードの生産数って1000万枚越えていたんですね。
日本で一般的にCDが普及し始めたのは1987年頃なんですよね、コレまで音楽メディアの主流だったアナログレコードがCDに置き換わって1990年代の初頭にCDの生産数がレコードを上回りました。
棒グラフでも解るように1989年は1000万枚越えていたレコードの生産数が1990年にがガクーンと下がって1/5くらいの200万枚くらいになっています。
この落ち込み具合はモノスゴいですね〜古いメディアが新しいメディアに置き換わるという時ってこんなカンジになるんでしょうね。
レコードのプレスの枚数の部分でガクッと落ち込んだレコードの生産数が1999年の棒グラフが300万枚くらいまで回復していますよね〜コレ、当時を思い返すとタブン、DJブームの時期でしょうね。
このデータって日本国内の生産数や売上のコトだけなので輸入盤は、含まれていないんです。
棒グラフは、洋楽の水色と邦楽のオレンジ色に分かれていますが1999年は邦楽のオレンジ色が増えているは、アレですよ宇多田ヒカルとかMISIAとかの国内のアーティスト達のアナログレコードがDJブームにのっかって結構プレスされた時期と重なりますね。
で、そう考えると2025年現在の国内盤のレコードのプレス数からみると規模感は、1999年頃と同じくらいってコトになるのかもしれませんね。
売上に関しては、レコードの生産数は、1999年頃と同じだけど2025年の売上金額が大幅にUPしているのは、単純にレコード1枚の単価があがったコトがグラフに現れているみたいですね。

新しいレコード店が続々とオープン!
こんなニュースを読みました。
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「【九州初出店】アナログレコード専門店・Face Recordsが国内6店舗目を福岡・天神に4月24日(木)オープン」
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当店のお向かいにあるFace Recordsが福岡に新しくレコード店を出店するそうです。
メチャ、出店攻勢をかけていますね〜。
コロナの時期の2020年に渋谷のMIYASHITA PARKからショッピングモールでのオープンをはじめて札幌・京都・名古屋に続く4店舗目に福岡でのオープンというコトです。
おめでとうございますっ!
確かに当店でもリアル店舗へのお客さんのご来店ってコロナ明けから結構増えてきているのでレコード店のリアル店舗を新たにはじめるっていうのは、正攻法なのかもしれませんね。
インスタやXとかSNS界隈でレコードに関する情報収集をしていて気がついたんだケド、2023年くらいから地方の街で新しくレコード店がオープンしているみたいですね。
全国のレコード店を紹介しているサイト「Recoya」の新店舗情報では2024年の夏頃から7つのレコード店が新たにオープンしたコトが紹介されています。
Recoya新店舗情報
最近のレコード店は、アナログレコードにカンゼンに特化したお店もありますが、レコードの販売に加えてカフェであったりファッションアイテムや雑貨等の別のアイテムやサービスを併せて販売をするっていうケースも多いようです。
レコードの販売だけってなるとホント、レコードを目当てにした絞ったお客さんだけの来店になるのですが、カフェや雑貨アイテムを併売するコトでタッチポイントを増やしてレコードにも興味を持ってもらうという戦略なんでしょうね。
つい先日、はじめてレコード店に訪れたという20代前半の超若いお客さんが当店へご来店されました。
オイラ的には、今の若いネットネイティブな世代の人が興味があるアイテムを購入するのってある程度ネットで調べてネット通販で手に入れるのがフツーだと思っていたのですがそのお客さんとハナシを訊いてみると実際は、ちょっと違っていたんですよね。
少し前からレコードに興味があってイロイロ調べていたそうですが、もう画像や動画だけの視覚情報では、得られないトコロにまで感極まったようで実際にレコード店に訪れてみようってアクションになったようです。
「で、実際にレコード店をはじめて訪れてどんなカンジだったのですか?」って訊いてみると「モノスゴいレコードの数やお店で実際にプレイされている曲を聴いてメチャ、感動しました!」ってちょっとコーフン気味にハナシてくれました。
確かにン万枚の圧倒的なレコードの枚数にはじめて囲まれるっていう体験は、画像や動画では得られませんからね。
数枚のレコードを購入していただいたその若いお客さんは、まだプレーヤーを持っていないそうなので「じゃあ、ココで聴いてみましょう!」って店内のプレーヤーで購入していただいたレコードをプレイしてみたんですよ。
すでに知っている曲なのですが、はじめて聴く自分が買ったレコードのサウンドを聴いて「うわぁぁ〜メチャ、カッコいい〜!」って甚く感動していました・・・ナンかその様子を見ているとオイラも中学生頃にはじめて友人のアニキの部屋で聴いたレコード体験を思い出しました(笑)

この様なアナログレコード体験ってやっぱりネットの情報だけでは得られないですからね・・・そういったイミでは、やはりリアルのレコード店の存在ってはやり大切と言うかその影響も大きいのかもしれませんね。

MADONNA / EVERYBODY
MADONNA / EVERYBODYの試聴
next recordsのサイトでMADONNAのレコードを探してみる

今は、レコードって単純に音楽を楽しむっていうコトよりもレコードの『モノ』としての魅力の方に価値があるようになっていますよね。
さらに手間をかけて音楽を聴くという行為や欲しいレコードを探して手に入れるというコトに価値をカンジるようになっている部分もあるみたいですからね。
若い人からするとそういった行為が新鮮というか、新たな体験みたいなカンジなのかもしれませんね。

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渋谷の片隅で12インチシングルの中古レコード店を営んでいるNext Recordsです。
このブログでも時々書いているコトなのですが、相変わらずの円安がキツいですね・・・というか昨年はマジでアップダウンが激しかった。
記録として書き留めておきますが、2024年1月は、$1は147円くらいでしたね。
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ソレが7月くらいまでジワジワと円の価値は下がり続けて$1=160円くらいまでココ数年では最安値となるくらい円安が進んだと思いきや一転、円高方向に反転して今度は、9月頃には$1=140円台前半まで円高になってこのまま円高になるのかな〜って思っていたらまたまた円安方向に・・・で上げ下げしながらチャート全体で見ると今は下げに向かっていますね。
で、2025年1月現在は、$1=155円ってカンジです。
先日、ご来店いただいたお客さんに「ネクストさんって、時々ドルがイクラとかブログで書いていますがそういうのってレコード店的には結構、影響デカいんですか?」って訊かれました。
ハッキリいうと「メチャメチャ、デカいっすよ!」

中古レコード店にもよりますが、国内での買い取りメインで仕入れを行っているお店は、ドル円の為替の影響ってあまり受けないと思いますが、当店は、国内での買い取り&海外からの仕入れを併用しているんですよね。
そういった仕入れスタイルのレコード店は、やはりメチャ為替の影響を受けますね。
更にココ最近は、この円安の影響をダイレクトに受けつつ実感しているのは、海外から仕入れるレコードの価格が円安以上にアガっているというコトです。
最近は、ニュースを見ていてもモノの値段がアガるインフレのコトを頻繁に伝えていますが、海外は日本以上に特に激しいんですよね〜もうホント、容赦ナイくらいイッキにアガっちゃうみたいな。
世界的に見てのレコードの人気がアガっているのもありますしね・・・ちょっと人気があるタイトルとか古い曲でもTikTokとかで話題になった曲とかってなるともうソッコーで値段がアガってゆくみたいな状態になりますね。

この前、レコードをDiscogsとかでも買っているお客さんとハナシをしたのですが、ちょっと気になるレコードが1枚あってDiscogsで購入しようと思ったら送料が$30(2025年1月現在4650円)だったんですよ・・・ってボヤいていました。
あ〜高いっすね・・・アメリカの送料ってマジで。
日本で買うと3000円くらいのレコードがDiscogsで安く売っていても送料で$30とかになると割高になるんですよね。
だからといって複数のレコードを買って1枚あたりの送料を分散させようと思っても1枚あたりの追加の送料が$5〜$6とかってなるとまたまた送料が高くなってしまうみたいなカンジになっちゃうそうですね。
この円安状況のさなかでレコード値段もアガっている&送料も高い中、海外からレコードを安価に購入して送料分の増加分の差額を埋めるくらいのメリットを出すのってかなり難しいみたいです。
結局、どんなレコードをいくらで買っても送料$30(約4650円)が追加されちゃうのは、かなり影響ありますよね。

でもコレね・・・当店も同じなんですよ。
ドレだけ安価にレコードを仕入れても送料が高いとその分が上乗せされる・・・ん〜泣ける。
しかし、コレもブログですでに書いているコトですが、レコードのニーズはあるんですよ。
なので仕入れに関しては、キッチリと行っていかないと・・・って思うんですよね。
そういったちょっと泣けるくらい海外からの仕入れがキビシイ状態なので昨年は、国内でのレコード買取を精力的に行っています。

少し前にレコード買い取りのご依頼をいただきお客さんのご自宅に枚数にして約1500枚のレコードの引取に伺いました。
ご自宅にお伺いしてレコードのコトでおハナシをしていて解ったのですがそのお客さん、サイドビジネスとしてネット通販でレコードを販売しているとのコトでした。
ヤフオクとかメルカリとかのフリマ・アプリでは、なくってチャンと自分のショッピングサイトで販売していたんですよね。
そのキャリアは、10年以上!もうマジでプロのレコード屋とも言える領域です。
残念ながらオイラはそのレコード通販サイトのコトは知りませんでした・・・すいません。
そんなお客さんですが、昨年からもうホトンド、レコードが売れなくなったそうです。
で、結局もう見切りをつけたようでレコードのネット通販からは撤退するコトを決めたそうでそのレコードの整理を当店にご用命いただきました。
どうやらご自身がレコードのネット通販をはじめるにあたってNextの通販サイトやオイラのブログをメチャ参考にしていたようです。
オイラは、初対面のお客さんだったのですがこの「渋谷レコード店日記」を読んでいただいたようで結構、質問されました(笑)
時々、オイラは同業や他業種のネット通販をされている人からナンダカンダと相談されるコトがあるんですが、お伺いしたその時もイロイロ訊かれました。
そのお客さんは、レコードのネット通販をはじめた10年ホド前は結構業績が良かったそうです。
オイラの感覚的には、今から10数年前って当店に関しては今よりも売れていなかったような印象なんですケドね。
家賃や人件費等のコストのかかる実店舗を構えて販売するのと1人でネット通販だけで販売するのとは、はやり固定費の差が出ますからね。
しかし、徐々に売上は低下して数年前のコロナ時期は、すこし盛り返したそうですが、コロナ問題が収束しつつあった2023年頃に再び低迷したそうです。
で昨年の2024年は、11月の時点で売れたレコードの枚数は、年間8枚だったそうです・・・ソコでもう辞めようって決心がついたようです。
参考までにお客さんの運営しているレコード通販サイトを見せてもらいました。
価格も比較的安価で商品的には、まぁまぁの品揃えでそんなにダメなカンジはしなかったのですケドね〜。
売上が下降してきた2023年にご自身のモチベーションが著しく下がったようでサイトの更新があまりできなかったと言っていました。
「通販サイトの更新のペースは月に何回くらいですか?」って訊くとモチベーションがダダ下がりした2023〜2024年は月に1回とか2ヶ月に1回とかだったそうです。
まぁ〜ねぇ〜そうなりますよね・・・メチャ、解りますよ・・・同じようにネット通販を営んでいるのでその気持ち・・・とても共感出来ます。
売れ行きがよくないからモチベーションが下がる・・・その結果、更新のペースが落ちるコトによってさらに売れ行きが下がるという悪循環にハマるんでしょうね。

「売れ行きが下降していた原因はナンですか?」って訊いてみると「あんまり仕入れが出来なかったんですよね。」って言っていました。
当初は、自分のコレクションを切り売りしていたそうですが、ホボめぼしいタイトルが売りつくした後に本業のシゴトの合間の大型連休になった時に海外へ買い付けに行ったりDiscogs等を利用して良さげなレコードを仕入れていたそうです。
その時は、結構な売上になったそうです。
しかし、コロナで渡航や郵送のホボすべてがストップした時に仕入れが途絶えて、コロナ明け後にはレコードのインフレと円安のダブルパンチをくらった・・・とのコトでした。
元々、販売しているレコードは、通販専業というコトもあり、安価な価格設定がショップの売りだったそうで仕入れのコストアップを価格に転嫁するコトがなかなか出来なかったみたいですね。
参考までに通販サイトを見せてもらったのですが、オイラ的には「この値段で売れないの?」って思うくらいの安価なカンジの価格設定でした。
たしかに「おぉっ!コレはっ!」って思うような人気のタイトルはあまりナイですが、まぁまぁリーズナブルな印象です・・・しかし、年間に8枚しか売れていないんですよね。
ネット通販が売れないっていうコトに関しては以前、別のお客さんからも相談されましたね。
その時のエピソードコチラ
レコードは、どうすれば買ってもらえる?

上記の記事を書いた人には「集客を一生懸命やればイイのでは」って言ったのですが、今回の買い取りに伺ったお客さんのサイトは、すでに2000人くらいの人が会員登録していたそうです、2000人のお客さんがいて2024年に8枚しか売れていないって、そりゃぁヤル気も削られますね。

物販を営んでいると売れ行きがよくないから資金繰りのために仕入れを絞るという行為になりやすいのですが、ソレがどうやら悪循環になってますます売れ行きが低迷するキッカケになったみたいですね。
このケースは、オイラの知っているレコード店を辞める大きな理由のひとつの様な気がします。
ホントは、売れ行きが低迷している時ホド、ガッツリと仕入れてイイ商品を投入して立て直しした方がイイと思うのですが、資金の枯渇や売れ行きの低迷は気持ち的にヤル気を落としちゃうんでしょうね・・・解ります。

お客さんから買い取りさせていただいた1500枚ホドのレコードはありがたく当店で販売させていただきました。
まぁまぁの買い取り価格になったのですが、「コレを元手にしてもう一度、チャレンジしたらどうですか?」って訊いてみると・・・。
「10年くらいネット通販をヤッていて思うんですが今は、良いレコードを通販サイトにアップするだけで売れる時代ではナイと思うんですよね、なのでもうやらないです・・・」とのコトでした。

O.C. / TIME'S UP
O.C. / TIME'S UPの試聴
next recordsのサイトでO.C.のレコードを探してみる

昨今は、空前のアナログレコード人気だというコトをメディア等でも頻繁に取り上げられていますが、そんな中でも10年以上販売を継続していたレコード通販サイトの運営が立ち行かなくなる・・・。
もしかしたらレコード店も売れ行きのイイお店とそうでないお店というカンジで二極化しているのかな・・・。
レコード店をはじめて25年になるNext Recordsですが、決してオゴり高ぶるコトなく日々謙虚にそして切磋琢磨してこれからもレコード店を営んできたたいなぁ〜と思う今日このごろであります。

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渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
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毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。


このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。

spence_getiton_uk
新年を10日も過ぎていますがあけましておめでとうございます。
2000年に渋谷の辺境の地でお店をはじめたnext recordsも今年で25年目を迎えるコトが出来ました。
コレもひとえに当店をご利用していただけるお客さまのおかげです。
本当にありがとうございます・・・そして2025年もゼヒともごヨロシクお願い申し上げます。

2024〜2025年の年末年始の営業は、12月30日〜年明け3日まで5日間お休みをいただいていました。
今では、ちょっと考えられないコトなのですが、当店が25年前に渋谷でお店をはじめて時って、12月は31日までフツーに営業して元旦だけお休み・・・で翌2日からは、お店を開けて営業していたんですよね。
でもコレって当店だけではなくって今は亡きciscoやManhattan Records等の大手レコードショップも同じように2日から営業をしていたんですよね。
というか実際は、渋谷のレコード界隈のムーブメントを牽引していたciscoやManhattan Recordsが「初売り」と称してレアなレコードをこの1月2日の大量放出したり有名DJがMixしたCDをノベルティでプレゼントしたりするという催しを開催していたのでソレを目当てに大勢のレコード好きな人が渋谷のレコード屋街に押し寄せていたコトもありその恩恵にあやかろうと当店も同じ日に営業していたんですよね。
しかも影響力の強い大手のレコードは、2日の「初売り」には、「こんなレコードを店頭に出しますよっ!」って人気盤がズラリと揃った内容を事前に告知していたんですよね。
で、ソレをどうにかして手に入れたい数百人の人達が、1月2日の早朝からレコード店の前に並ぶという状態だったんですよね。
ん〜今考えると、ブームってモノ凄い動員力ですよね・・・。
しかしそういった熱狂的だったブームも徐々に下火になり2005年頃からコレまで開催していたレコード店の初売りセールは、行われなくなったんですよね。
トーゼン、人もお正月から並んでレコードを買い漁るコトもなくなったので当店も年末年始は休むようになりました。
今のレコード人気は、相変わらずモノ凄い状態だと思うのですが、お正月からレコードを買い漁るというのは、サスガにナイみたいですね。

ネットショップのマルチチャネル化への野望
以前、この渋谷レコード店日記にこんなコト書きました。
レコード店主が考えたマーケットプレイスに関するアイデア
上記の記事でこんなコト書いたんですよね。
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海外からご来店いただいたお客さんによく訊かれる「Discogsやっていないの?」に対してもし当店がDiscogsのマーケットプレイスに出店していたら、どうなるんだろうってコトを考えていたんですよね
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でオイラとしては、今のnext recordsの店頭で在庫しているレコードのすべてをDiscogsのマーケットプレイスに出品してみたらイイんじゃないか・・・って思ったんですよね。
要するに店頭でもレコードを買えるし、Next Recordsのネットショップでも買える、オマケにDiscogsでも買えるといういわゆるマルチチャネルでレコードの販売をしたらよりお客さんとの接点が増えてたくさんのレコードを購入してもらえるんじゃないのか・・・って。
上記のブログ記事でもサラっと書いていますが、このアイデア・・・オイラのアタマの中では結構、「コレ、ウマく出来れば結構、イケるんじゃない?」って感触があったんですよね。
まぁ〜カンタンではナイとは思いますが2024〜2025年の年末年始の休みの間に実際に出来るのかテストしてみようって思っていたんですよね。
Discogsは、普段も頻繁に利用しているのでその出品の仕方とかは、結構カンタンなんですよね。
でも、オイラが計画しているようなNext Recordsの在庫しているレコード数千枚をイッキに出品するのには、すべてのレコードをリスト化してDiscogsのデータベースにインポートするという作業が必要になるワケです。
で、テスト用のサンプル・リストをDiscogsのガイドを見ながら作ってみました。
まぁ〜やはりイッパツでは、スンナリとはインポート出来ないですね。
何度がリストを修正してはテストするというトライ&エラーを繰り返してようやくレコードをDiscogsのマーケットプレイスに出品できましが、このテストに半日ほど時間がかかりました・・・。
で次に当店の在庫しているすべてのレコードが登録されているデータベースソフトからインポートが成功したテスト用のサンプル・リストのフォーマットに併せて書き出しを行います。
まぁ〜この部分、テストする前からわかっていたコトなのですが、元々当店とDiscgsの表記や表現の仕方が違うので書き換えるのはタイヘンだろうな・・・とは思っていたんですよね。
まぁ〜ココでも何度かの失敗しては修正してという工程を経てとりあえずイッパツで入力できるやり方が出来ました。
もうフダン、使わない脳の部分を全開で使っているのでアタマが沸騰しそうになるくらい面倒でややこしいですが(笑)
で、ココまで所要した時間、ホボ半日・・・この書き換え作業は、やり方さえちゃんと手順に沿ってガイド化すれば出来るのですが、書換の項目が結構多いんですよね。
当店のネットショップは、毎週金曜日の4時頃に新入荷したレコードを追加して公開しているのですが、その更新作業って1時間くらいなんですよね。

で、本来の目的である当店のネットショップとまったく同じ内容のDiscogsマーケットプレイスへの出品作業は、効率的に見積もっても2〜3時間かかりそうです。イヤ・・作業自体はそんなにかからないとは思うのですが正常に出品できているかとか間違いがナイかとかのチェックまで含めるとなかなかの作業量なんですよね。
当初は、もっとカンタンなんじゃないかなって思っていたのですがオイラが思っていた想定以上に時間がかかります。
とりあえず、テストしてみて成功はしたのですが、想定していたその作業量が結構タイヘンだというコトがわかりました。
ん〜実際にテストしてはじめて解ったのですが、コレ作業に関わる手間に見合う売上増加は見込めるのかな・・・ってコトでした。
タブン、マルチチャネルでの販売は、やらないよりもやった方がイイっていうのは解りますよ・・・だけど、手間のかかる作業量の割には実入りが少ないんじゃないのか・・・ってカンジたんですよね。
あと、当店のネットショップとDiscogsのマーケットプレイスで在庫をリンクさせるっていうコトに関してですが、もし当店のネットショップでAというレコードが売れた場合、DiscogsのマーケットプレイスでそのAという在庫が売り切れたコトにするために手動で在庫数を調整しなければいけないんですよね。
この部分は、今回のテストの結果しだいでいつもお願いしているWEB屋さんに相談しようと思っていたのですが、そもそも前段階のインポート作業がかなり手間がかかるという・・・。
ちょっとどうかな・・・このマルチチャネル化・・・いいアイデアだと思ったんですがちょっと頓挫しちゃった感がありますよね。
タブン、コレ・・・作業量と利便性があまり見合っていないような気がしたんですよね・・・タブン、このアイデア・・・ムリっぽいかもって気がしました。

越境EC化を本格的に目指すっ!
このブログでも店頭での売上比率が外国人のお客さんからの方がメチャ増えてきたコトを度々書いてきました。
しかし、オイラ的にはちょっと不満があります。
ソレは、店頭では外国人のお客さんはレコードを購入してもらえるのにネットショップからは、なかなか購入してもらえないってコトです。
原因は、ナゼかってコレはもう明らかに当店のサイトがカンゼンなマルチリンガル化に対応していないからだと思うんですよね。
ま〜英語表記は、なんちゃって表示になっているのですが海外からアクセスした人が買い物しやすいショッピングサイトではナイです。
コレまで日本のレコード店の独自サイトが海外のお客さんへ向けてレコードを販売するっていうのは、ちょっと敷居が高かったんですよね。
やはり価格のコトとか、日本語の問題とか、カートシステムの送料計算が複雑だとかという問題があったんです。
しかし、昨年はそんな問題があるにも関わらず、メールで「このレコードを購入したいんだけど、どうすれば買えるの?」っていう海外からのお客さんからのお問い合わせが結構増えてきたんですよね。
2023年に当店のネットショップを大規模なリニューアルをしたのですが、コレが意外にも海外からのアクセスに貢献しているようです。
メールでやり取りして購入してもらえるのもイイのですが、結構コレがやり取りに時間がかかるんですよね。
また、海外からの通販のそのお問い合わせの最中に購入希望だったレコードが売り切れてしまったりとかもあったりして、取引が途中で頓挫したりとかもあったりしてもっと海外からの通販もスムースに出来ないものかって思っていたんですよね。
当店のレコードのラインナップですが、外国の人でも好きな人には結構ハマるみたいでソレは店頭に直接ご来店していただいた外国のお客さんのレコードの買いっプリを見ていたら明らかです。

上記の動画のような一度、渋谷のリアル店舗に来ていただいたお客さんから自宅に帰ったあとでもNextのネットショップをみてレコードを購入してもらえたらな〜って思うワケです。
コレ、ゼヒともやりたいんですよね〜。
日本からと同じようにすべてネットショップで配送先から送料計算して決済まで完了出来る仕組みにしたいなぁ〜って。

Amazon Payが利用できなくなりました。
コレまで多くのお客さんにご利用していただいた決済方法であるAmazon Payが、カートシステムを運営会社の都合でご利用ができなくなりました。
Amazon Pay・・・コレ、超便利だったんですよね。
なんてったってAmazonでコレまでに買い物をしたコトがあれば、そのログインのアカウントがそのまま使えて当店でも超カンタンにレコードが買えたんですからね。
ネットショップを運営している中の人的には、お客さんが当店をはじめて利用する時に商品の配送先の名前・住所・電話番号・メールアドレス・パスワードとかを入力して設定するのってメチャ、敷居が高いって認識だったんですよね。
そういったメンドーな入力を一切スッ飛ばして、普段使っているAmazonのアカウントとパスワードを流用できるっていうAmazon Payは、ホント便利だったんですよ。
カートシステムの運営会社からは利用できなくなった正式な理由のアナウンスなされていませんが、技術的な仕様の変更や運営方針の見直しが背景にあるようです。
というワケで、コレまでAmazon Payを決済していたお客様にはご迷惑をおかけしますが、改めてクレジットカード(Shop Pay)やApple Pay/Google Pay等のご利用をお願いいたします。

SPENCE / GET IT ON
SPENCE / GET IT ONの試聴
next recordsのサイトでSPENCEのレコードを探してみる

Next RecordsとDiscogsの在庫の連携・・・このアイデアを思いついた時は「コレは、イケるっ!」って確信したんですケドね・・・現実は、そんなにアマくないですね。
でもこのコトを調べていて解ったのですが、当店のサイトからDiscogsへの商品データの共有は、かなり面倒くさいのですが逆パターンのDiscogsから当店のサイトへデータの共有は結構、カンタンみたいなんですよね。
DiscogsのAPIという機能を使って商品データをリンクするのですが、コレならばカンゼンにデータを一致させるコトが出来るようです。
しかも、ドチラのサイトで商品が売れても瞬時にお互いの在庫数を一致させてくれるというマルチチャネルならではのコトが出来ちゃうようです。
じゃあコレを利用すればイイんじゃないのかって思うのですが、当店のようにすでに出来上がったサイトでこの機能を実装するのは不可能で、イチからサイトを構築して商品データをDiscogsに登録しなければイケないという・・・ん〜サスガにソレは、出来ないっすよね。

でも、ホント越境EC化サイトは、ゼヒともやりたいなぁ〜って思っています。
ナンダカ海外向けばかりのハナシですが、実は国内向けのお客さんに対しても「コレは、イイかもっ!」ってアイデアがあるんですよね。
それは、具体的になったらお伝えしようと思います。
というワケで、25年目となる渋谷Next Recordsを今年もヨロシクお願いいたします。

Next Recordsではインスタグラムもやっています!
入魂のレコメンドで毎日、ナイスでグッドなレコードを紹介していますのでゼヒ、フォローしてくださいっ!

渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
ゼヒ、お気軽にお問い合わせください!

毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。

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