渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:アナログレコードな話題

touche_wrapitup_pr
来年には、渋谷でのレコード店としての営業、四半世紀になるnext. recordsです。
少し前に「レコード店のリアル店舗回帰」が起きているんじゃないか・・・ってコトをこのブログで書きました。
その時の記事は、コチラ
零細レコード店の今後の展望とか・・・
ナンカねこの時の記事を書いた頃からもっとリアル店舗だからこそ出来るコトってあるんじゃないのか・・・って結構、考えているんですよね。
上記の記事をかいたキッカケというのも明らかにコレまでとは違うお買い物行動が起きているという状況になっているんじゃないかなぁ・・・って思ったんですよ。
●コレまで当店を訪れたコトのないお客さんがメチャ増えた
●しかも初めて当店を訪れるお客さんも結構多い
このブログを定期的に読んで頂いている人や実際に当店でレコードを購入した頂いたコトのあるお客さんは、当店がどういったタイプのレコード店なのかってコトはご存知だと思うのですが、はじめて当店を訪れた人っていうのは、当店がどんなタイプのレコード店なのかってコトを知らないで訪れる人が多いんですよね。
一般的な認識だと、「レコード店」って言ったら「多種多様で様々なレコードを販売しているお店」ってカンジだと思うんですが、当店は「12インチシングル」だけを販売しているレコード店です。
この12インチシングル専門のレコード店という他に類を見ないというか、かなり特殊というかユニークなレコード店というスタンスがなかなかわかりづらいんですよね。
その結果、どういったコトが起きるのかっていうと結構な割合で「お客さんとのミスマッチ」が起きちゃっているんですよね。
一見、ご来店していただけるお客さんが増えたという状況は、お店にとってもとても良いコトのように思えるのですが、折角ご来店していただいたにも関わらずミスマッチが起きてしまうっていうのは、正直お店を運営している側からすると良いコトではナイんじゃないかな・・・って思うんですよね。

現在のナンでもスマホでググってポチるだけでカンタンにお買い物が可能な状況の中で、リアルなレコード店を訪れるお客さんっていうのは、わざわざ「渋谷まで出向いてレコードをお店で買いたい!」というかなり積極的な購買アクションを起こしているお客さんだと思うんですよね。
リアルのレコード店を訪れてお買い物するっていうのもタブン「コト消費」的なイミも大きいんだと思うんですよね。
要するにスマホでググってポチるんではなく、レコード店に訪れてレコードを選ぶというコト事態にイミが出てきている的なカンジなんでしょうね。
だから明らかにインターネット・ネイティブな若い世代の人達がレコード店へ訪れるようになっているんじゃないかな〜って思うんです。
でもね・・・ココで訪れてくれたお客さんと当店とでミスマッチが起きちゃっているんですよね。

だけど、このミスマッチが起きちゃっている状況が決してダメっていうワケではナイと思うんです。
はじめは、「ナンだ?このレコード屋は?」ってカンジで訪れたケド、その後にナニかのキッカケで12インチシングルの存在とかその良さが解ってもらえて「そういえば、あの渋谷のnextってレコード屋に欲しいレコードがあるかも・・・」って思ってもらえるかもしれませんからね。
まぁ〜オイラが想定しているみたいにそうカンタンに「12インチシングルを買おう〜!」ってならないと思いますケドね(笑)
でも当店が「12インチシングル専門のレコード店」というコトは、訪れていただいた人にせめて解ってもらえればイイな〜って思うんですよね。
ナンていうかはじめは、ミスマッチで訪れたレコード屋だったケド、「ちょっと気になるレコード屋だった」みたいに思ってもらえればイイな・・・ってカンジで。

で、ホント客観的に当店って訪れた時にどんな印象のレコード店に思うんだろう・・・って、オイラ自身が「レコードに興味を持ってソレホド年数がたっていない愛好家で、しかもはじめてネクストレコード店を訪れた人」をシュミレーションしてみたんですよね。
まぁ〜入り口からしてダンボールが積み上がっていて相当カオスなレコード店だなぁ〜って印象です。
はじめて訪れたレコード店の初見でこの状態だと、ちょっとたじろぎますね〜。
でも、実際はこんな「大丈夫か・・・?このレコード屋・・・」ってカンジにも関わらず、結構お構いなしでお店の中にまで入っていただけるので、入り口のインパクトの強さ以上に「レコードが欲しい!買いたい!」っていう欲求が強いのかもしれませんね。
で、ざ〜っと店内を見渡してみると、雑然とした雰囲気ではありますが、でかい窓に明るい店内でまぁまぁ大きい音量でレコードが再生されている店内の雰囲気はフツーのレコード屋に見えちゃいます。
タブン、この「フツーのレコード屋に見える」っていう部分でミスマッチが起きているんじゃやないかな〜ってオイラは、思うんですよね。
というか、オイラは「ミスマッチ」だと思っているケド、このパッと見たカンジで「フツーに見える」というのがお客さん的には、「レコードがある」とか「マッチしている」っていう勘違いが起きているのかもしれません。
でもね、レコードが入ったエサ箱をちょっと見ても素っ気ない無地の穴あきジャケットばかりだし、知らないアーティストだらけだし「うわ・・・ナンかワケがわからんレコードばかり置いてるな・・・」って見えるんですよね。
で、このレコード屋・・・ちょっと違うかも・・・っていう印象になるんじゃないのかな・・・ってオイラが「初めてnextに訪れたお客さんシュミレーション」をしてカンジたんですよね。
ん〜じゃあこの部分ってどうしたらこの「ワケの解らないレコード屋」から「ちょっと気になるレコード屋」に出来るかですよね。
で、店内を見渡して思ったんですケド、12インチシングル専門らしさがちょっと薄いんじゃないのか?って。
でもね〜12インチシングルらしさって一体ナニ?ってカンジでもあるんですよ。
パット見で「あっ!12インチシングルだっ!」って解る要素ってナンでしょうかね・・・?というか12インチシングルらしさってどういうトコロから雰囲気として伝わるんでしょうか。

で、当店では店頭に並べているレコードは、HipHop / R&B / House / Disco という4つのセクションに分けているのですが、Hip Hop / R&B / House は、音楽ジャンルなんだなぁ〜って伝わると思うのですがもしかしてDiscoって解りにくいんじゃないかなぁって思ったんですよね。
あ〜でも実際は、こんなカンジに仕切り板に書いていますね
IMG_1801
先にDiscoってジャンルに区分しているって書きましたが店頭では
70's/80's disco, soul, boogie
ってなってる・・・ん〜この文字面だけみるとかなりブラック・ミュージックよりな印象がありますね。
当店の各ジャンル別の売上比率からすると実は、この 70's/80's disco, soul, boogieセクションがイチバン売れ行きがイイんですよね〜ようするにこのセクションがnextの最もデカいセールス・ポイントでもあります。
でもよく見るとこの仕切り板・・・ココにあるのは、12インチシングルですよってコトがナニも書いていませんね。
というか、店内を見渡してみても12インチシングル専門店らしさもなければ、12インチシングルのレコード屋ってコトも書いていませんね。
もしかして、そういった12インチシングル専門のレコード店らしさを解りやすく、且つ積極的にアピールすれば、イイんじゃないのかな・・・。
オイラ自身、ネット通販に関しては、12インチシングル専門店であるコトを大々的アピールしていたのですがカンジンのリアル店舗の方は、もしかしてそういった12インチシングル専門店アピールが手薄になっていたんじゃないかってカンジたんですよね。

また、HipHop / R&B / Houseは、もうそのまま音楽ジャンルとして認知されているので比較的解りやすいのですが、仕切り板の70's/80's disco, soul, boogieってナンか解りにくいんじゃないかな・・・とも思ったんですよね。
実は、このセクションには、フツーにRockやPops、ReggaeにJazz、Fusionなんかも含まれているんですケド、「disco, soul, boogie」って書いてあるともうEarth Wind & FireとかKool & The Gangみたいな正統派のディスコ・ミュージックばかりがエサ箱に入っているみたいな印象になりますよね。
実際は、MaddonaやKylie Minogue、U2、Bob Marley、Miles Davisなんかもこのセクションに入っているんですよね。
まぁ〜コレは、広義なイミでのdisco, soul, boogieだと当店では認識しているのでこの上記のようなアーティスト達もこのセクションに入れているワケですが、一般認識的にはやはりRock、Pops、Jazzみたいな解りやすい表記にしたほうがイイのかも・・・って思ったんですよね。
時々、ご来店いただいたお客から「Rockは、ありますか?」とか「Jazzは、ありますか?」ってコトを訊かれるんですが、実際にはRolling StonesもあるしHerbie Hancockもあるのですが、上記の当店がいうような広義なイミでのdisco, soul, boogieになっているのでお客さんには、解らないんでしょうね。
で、あともっと解りやすく「12インチシングル」ってコトも表記したほうがイイですね。
う〜〜〜む、こんなコトを考えたら店頭をもっと「12インチシングル専門店」らしく出来そうな気がしてきましたね・・・。
ちょっと店頭で表記の仕方とかをもう少し工夫する余地がありそうな気がします。

TOUCHE / WRAP IT UP
TOUCHE / WRAP IT UP の試聴
next recordsのサイトでTOUCHEのレコードを探してみる

タブン、このレコードを買う時の「店頭回帰」という現象ってしばらくは続きそうなカンジしますね。
とはいっても当店は、12インチシングル専門という渋谷のレコード店の中でも稀有なレコード店です。
そんなちょっとヘンテコなコンセプトのレコード店ですが、12インチシングルの品揃えやセレクションだけ見れば大手のレコード店にも負けないくらい充実した内容であるコトを手前ミソながら自負しています。
まぁ〜当店を訪れるキッカケは、勘違いであったとしても折角訪れていただいたのだから少しでもイイのでnext recordsがどんなレコード屋なのかってコトとか「12インチシングルってナニ?」みたいなコトが解ってもらえればって思うようにしたいなぁ〜って思ったんですよね。
まぁね〜なかなかそんなにカンタンなコトではナイと思いますが、積極的にレコード店を訪れるくらい能動的にレコードを探すという行動を起こせる人に対して小さなコトでもナニかキッカケとなるコトが起きればイイかなぁ〜なんて思いました。

Next Recordsではインスタグラムもやっています!
入魂のレコメンドで毎日、ナイスでグッドなレコードを紹介していますのでゼヒ、フォローしてくださいっ!

渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
ゼヒ、お気軽にお問い合わせください!

毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。


このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。

tearsofvelva_thewayifeel

こんなYouTube動画を見ました。

人気のYouTuberさんの動画ですね・・・ソコで渋谷系音楽の解説をしています。
オイラ的には、渋谷系音楽にはあまり興味がないのですが、上記の動画では、どういう経緯で渋谷が音楽の街になったのかっていう経緯がカンタンに解説されていました。
動画によれば、80年代は東京では新宿が音楽の中心だったのですが、73年に渋谷PARCOが営業をはじめたのを皮切りに徐々に若者たちが渋谷に集まるようになっていったそうですね。
確かにオイラもずっと以前に渋谷の街の開発には、西武グループが大きく関わっていたという記事を読んだコトがあります。
で、81年にタワーレコードがオープン、90年にはHMVがオープンしたコトでイッキに渋谷が音楽の街に変わっていくコトとなったようです。
ちなみに渋谷のタワーレコードは、80年代のオープン当初は、今の場所ではなくって宇田川町のハズレにあったんですよね。
コレがそのオープン当時の渋谷タワーレコードです。
00-tower-records-shibuya-1-1024x684

この写真をみて「おっ!懐かしいっ!」って思った人は、間違いなく50代以上の人でしょうね〜(笑)
「えっ!?コレ、ドコ?」って若い人のために説明するとこのタワーレコードがあった場所は、当店から目と鼻の先の場所なんですよね。
場所的には、Manhattan Recordsのお向かいですね。
01-tower
タブン、渋谷のタワーレコードが上記の場所にあったコトもあって渋谷の宇田川町にレコード店が乱立したコトになったんでしょうね。
渋谷のHMVは、センター街の入口付近にあったというイメージですが、オープン当初は、109のテナントとして入っていました。
03-Shibuya_109_-_3
で、動画でも解説しているように風営法の改正により渋谷にクラブが多数オープンするコトによってコレまであった音楽的文化とクラブ文化が合わさるコトで渋谷の宇田川町界隈にレコード店がオープンするコトになったといういきさつですね。
クラブがたくさんある渋谷には多くのDJ達も訪れるのでそういったDJ達がプレイするレコード扱うようなレコード店が多く出来ていくというカンジですね。
動画では、90年代の渋谷には約50店のレコード店が営業していたと伝えています。
当店は、2000年にオープンなのでソコには入っていませんが・・・。
オイラは、大阪出身なので80年代から90年代の当時の渋谷がどんなカンジの街であったのかというコトは、ホトンド知りませんでした。
そんな渋谷のコトをなぁ〜んにも知らないオイラがナンで渋谷にレコード店を営むようになったのかってコトをこの動画を見てイロイロと思い出したんですよね〜。
コトの発端は、オイラが大阪で既にレコード店を営んでいる友人のお店を手伝うコトになったのがキッカケですね。
もうその友人のレコード店は、ナイのですが1997年頃からその大阪のレコード店のカタログ通販をオイラが手伝っていたんですよね。
その当時は、まだインターネットは全然普及していなくって、ましてやガラケーでメールすら出来ない時代で紙製の通販リストを全国のお客さん宛へ郵便で送って電話で注文を受け付けるという超アナログな通販でした。
もうカタログ通販をやる前から解っていたのですが、一応全国のお客さん宛にカタログを送るのですが、とにかく東京を中心とする神奈川・千葉・埼玉という首都圏エリアにお住まいのお客さんからのオーダーがハンパなく多かったんですよね。
というのもカタログ通販をはじめようってキッカケもやはりその当時に大阪にあった実店舗に首都圏エリアから訪れるお客さんのレコードの買いっぷりがモノスゴかったんですよね。
大阪もそれなりの人口密集エリアではあるのですが、ことお客さんのレコードの買い方に関しては、まぁ〜フツーに1枚、2枚といった買い方なのですが、東京から訪れたお客さんは、もうソレこそ10枚〜20枚は当たり前のようなカンジで買っていくんですよね。
お客さんによっては1箱とかって大量買いされる時もあったくらいです。
その時から、大阪と東京のレコード熱の温度差が明らかに異なっていたというコトをヒシヒシとカンジていたんですよね。
「東京は、ヤバいコトになっているな・・・」って。
で、そういった首都圏エリアにお住まいのお客さんは、フダンはドコでレコードを買っているかというと渋谷のレコード屋だったんですよね。
その頃、日本全国のレコード店をエリア別に紹介しているレコード店巡りのバイブル「レコードマップ」という書籍があったのですが、その「渋谷エリア」を見てみると渋谷 東急ハンズの西側にレコード店が密集していたんですよね。
90年代から2000年前半頃は、明らかに世界的に見ても最もレコード店密度が高い場所であったワケです。
動画でも解説していましたが「90年代の渋谷には約50店のレコード店が営業していた」という時期ですね。
004-record-map-1
同じレコードを販売しているのですが、この状況では大阪で販売するよりも東京で販売した方がメリットがあるってやはり思ったんですよね。
で、1998年ごろにお手伝いしていた大阪のレコード店は、当時共同経営していた一方の友人が暖簾分けというカタチで一旦渋谷に進出するワケです。
しかし、その時に出店したお店の場所というのが、渋谷レコード店密集エリアとは、ちょっと離れた場所だったんですよね。
ん〜いや決して悪い場所ではナイのですが、渋谷のマンハッタンレコードやシスコがあったエリアのレコード人口を10とするならば1〜2くらいのお客さんしか訪れてくれません。
で、やはり場所をもっと渋谷のレコード店が密集しているエリアで営んだほうが良いという思いからその離れたレコード店を一旦閉店して友人とオイラとが組んで宇田川町のオンボロアパートの一室を借りて始めたのがnext recordsとなります。
ちなみにnext recordsというショップの名前は、そういった大手のレコード店の次に訪れてもらえるように・・・というイミを込めてnext recordsにしたんですよね。
まぁ〜今となっては、その大手のレコード店がホボない状態なのですが・・・(笑)

先に紹介した動画は「渋谷系音楽」についての解説なのですが、やはりその発端となったタワーレコードが写真にあった渋谷のメインからハズレにある宇田川町のあの場所に出店したコトがすべてのルーツになっているんだなぁ〜って改めて思ったんですよね。
タブン、あの場所にタワーレコードが出来てソレまであまり人が訪れるコトが多くなかったエリアにレコードを買い求める人の流れが出来たコトで、マンハッタンレコードやシスコ、DMRが出店するキッカケになったというコトなんでしょうね。
上記のClub系のレコードをメインに扱うレコード店が集まるコトで更に小さなレコード店を誘引するキッカケとなったというカンジですね。
まぁ〜当店もそのClub系レコードを大量に販売する大手のレコード店のオコボレにあやかるというカタチで同じエリアにお店をだすコトになるワケです・・・要するにコバンザメ商法ですね(笑)

TEARS OF VELVA / THE WAY I FEEL
TEARS OF VELVA / THE WAY I FEEL の試聴
next recordsのサイトでTEARS OF VELVAのレコードを探してみる

オイラとしては、先に紹介した渋谷系音楽の解説には、あまり興味がナイのですがその流れで紹介された渋谷がどういう経緯で音楽の街・レコードの街になったというコトに関してはとても興味をソソる内容でした。
まぁ〜でも、渋谷系音楽のルーツがタワーレコードの渋谷出店がキッカケとするならば、当店も明らかにその系譜の流れの影響を受けて渋谷 宇田川町の端っこでレコード店を営むコトになったというコトなんでしょうね。
このブログでも時々渋谷 宇田川町エリアのコトを記事にしたコトがあるのですが、意外にも結構その記事って読まれているんですよね。
レコード屋があった場所の現在・・・。
上記の記事を書いたのは2013年なのでもう10年以上前ですね・・・というか、今はずいぶん写真の頃より街並みが変貌していますね・・・。

コチラの記事では90年代以降のアナログレコードカルチャー的な視点で「どうして渋谷 宇田川町がレコード店のメッカになったのか」というコトを解説していますので興味があれば、ゼヒ読んでみてください。
世界有数のレコードの街、渋谷宇田川町。

入魂のレコメンドで毎日、ナイスでグッドなレコードを紹介していますのでゼヒ、フォローしてくださいっ!

渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
ゼヒ、お気軽にお問い合わせください!

毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。

このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。


mondogrosso_life
最近、ホント、全くレコード世代でないお客さんのご来店が増えてきました。
そうはいっても相変わらずレコード店のオッサン率は激高なのですが、そんなオッサン連中の中に混じってチラホラと10代〜20代の若いお客さんにご来店いただけるっていうのは、「あ〜若いのにレコードの良さに気づいてくれたんだなぁ〜」なんてイチ、レコード店主的立場からするととてもうれしく感じる次第であります。
10月移行は、日本への渡航制限もなくなって海外からのお客さんも明らかに増えてきました。
で、この外国人のお客さんに関しても、やはりオッサン率が高いのですが、同様に若いお客さんが増えているんですよね。
コレ・・・タブン、世界的に同じような状況になっているんでしょうね。
とはいっても、以前にもこのブログでも書いたようにご来店は相変わらず「シティ・ポップ」狙いが多いのですが・・・(笑)

そんな中でも世間の流行りモノとかに左右されないカンゼンに自分の音楽の好みを追求している若い人たちも結構いたりしてそういった若いお客さんが熱心にレコードを掘っているのをオイラは微笑ましく思っちゃったりしています。
でも、何度かこのブログでも書いていますが当店のセレクションである12インチシングルは、とにかく「判りにくい」というコトもあって、レコードを掘っている人若い人達を見ているオイラは、「大丈夫かな・・・解るのかな・・・良いレコード見つけるコトが出来るかな・・・」ってちょっとダケ不安な気持ちもあったりして、ナンダカ、「はじめてのおつかい」を見ているような感覚になってしまいます。
そういったドキドキした心境でレコードを掘っている若いお客さんと時々、レコードについてハナシする機会があります。
大抵はレコードやオーディオについての質問や疑問なのですが、まぁ〜内容的には、別に全然難しいコトではなくって、
ナンでジャケットがついていないのか?(穴あきジャケットのコト)
コンディションのEX+って何ですか?
プロモって何ですか?
同じ曲のレコードを持っているのですが、お店で売っているのと見た目が違うんのですが・・・(プレス国の違い)
自分が持っているこの曲は、他の店で500円で買ったのですがコチラのお店ではどうして3000円もするのですか?(再発盤とオリジナル盤との違い)
もっとイイ音で聴きたいのですがどうすれば良いですか?
などなど・・・ホント、基本的なコトで難しくない質問です。
オイラとしては、そういったお客さん的には「どうなってるの?」っていう質問・疑問に対して解りやすく説明させていただいています。

で、逆に時々オイラの方からお客さんへ質問する時があります。ソレが・・・
「どうしてレコードに興味を持ったの?」ってコトです。
アナログレコードに興味を持ったキッカケというのは、その人それぞれのケースがあると思うのですが、本筋の部分がイマイチ明確な答えみたいなモノがナイんですよね。
まぁ〜確かに、流行っていますよね・・・世間一般的にレコードって。
具体的にアナログレコードの生産枚数の増加やその売上は、数字として明らかに出ていてグラフで見るとカンゼンに右肩上がりなワケです。
しかもそれ迄は、CDショップだった大手だったTOWER RECORDSやHMVまでアナログレコードの販売をはじめたり、新譜のレコードだけでなく中古レコードの販売をはじめたり、日本中にあるブックオフで中古レコードの販売をはじめたりってカンジでソレまでアナログレコードと無関係だった業種からの参入もあったりして明らかにココ数年のアナログレコード界隈の様相に変化が起きています。

ご存知の通りオイラはガッツリとレコード世代なニンゲンなので、レコードの全盛期だった80年代から現在に至るまでもうライフワークのようなカンジでレコードを聴き続けているワケです。
自分ゴトで考えれば、多感だった10〜20代に身近な存在であったレコードがそのまんまず〜っと継続的に聴いているってカンジなんですよね。
その間にもCDがレコードを押しのけて音楽メディアの中心になったり、その後その座を音源データに奪われたり、はたまたサブスクサービスに移り変わったり・・・と結構、音楽の聴かれ方に大きな変化があったのも目の当たりに見て経験しているワケです。
だけど、個人的には新しい音楽メディアには、全然興味が持てないままズッとアナログレコードだけを聴き続けてキタって経緯があるワケです。
で、レコード店のオッサン率が高いっていうのもタブン、オイラと同じ境遇の人が多い理由だと思うのです。
しかし・・・最近の若い人がレコードを聴いて音楽を楽しむっていう状況を見て、「ナニがキッカケでレコードに興味を持ったんだろう・・・」ってホント思うワケです。

今、10〜20代の彼ら彼女らは、生まれた時からレコードが身近な存在ではナイ状況で育っているハズです。
まぁ〜中には、オイラのような「レコード好き」な親御さんの家庭で育った人もいるでしょう。
ちなみにレコード店主で自宅にもトンデモナイ枚数のレコードとDJセットがあってその気になれば数秒で即レコードの再生ができる環境にある中で育ったオイラの子どもたちは、今までに一度もレコードで音楽を聴いたコトもなければ、再生もしたコトもありません。
まぁ〜だから家にレコードがあるナシは、あまり影響がナイのかもしれませんね。
だけど、一部の若い人たちは、レコードで音楽を楽しむというコトをナニかキッカケがあってその趣味の世界にはいったんだと思うんですよね。
そのキッカケというか理由ってナンなんだろう・・・ってコトがとても気になるんですよ。
最近、メディアで取り上げられる「今、レコードが人気ですっ!」って話題の文脈の中には、かなりの確立で「懐かしい」って感覚がはいっています。
その「懐かしい」って感覚ってその当時を知っている人が思う感覚であってそもそも見たコトも触ったコトもない世代の人達にとってレコードの「懐かしい」感覚はナイでしょう。
しかも、レコード好きなオッサン世代が聴く音楽というのは、自分たちが若い頃に聴いた所謂「青春時代の音楽」なワケです。
前回、「リターンDJ」についてのコトをこのブログに書きました。
もしかして、リターンDJが増加中!?
本質的には、リターンDJもやはり「懐かしい」って言う部分が大きく影響しているのかもしれませんよね。

で、オイラが今までに何度も訊いた若い人たちへの質問・・・
「どうしてレコードに興味を持ったの?」へのご返事ですが、友達がレコードを聴いていたとか、大好きなミュージシャンがレコード好きだったとか、部屋にレコードがあるのがなんかオシャレだとか・・・トーゼン様々なキッカケがあったのですが、要約すると
「レコードは、カッコいいっ!」っていう感覚のようですね。
モチロン、レコードがアイテムとしてカッコいいという部分もあるとは思うのですが、たくさんの音楽に囲まれているというトコロを視覚的に見たイメージ的な部分があるような気がします。
無料で聴ける音楽があるにも関わらず、敢えてレコードで聴くとか、イイ音楽をレコード店を回って探すというのがイイとか、大好きな音楽に囲まれているとか・・・レコードを通じて自分のコダワリを表現できている・・・みたいな部分も含めて「ナンだかレコードは、カッコいい」ってカンジているような気がするんですよね。
CD時代だった1990年代から2000年はじめ頃まで実は、結構な枚数のアナログレコードがまだプレスされていてその頃は、DJブームというコトも重なってレコードの人気がありました。
record-gurafu
で、上記のグラフを見ると1990年代から2000年はじめ頃までは、生産数や売上が高かったのが2002年から2011年頃にかけてガクッと落ちています。
そしてソコからの右肩上がり・・・さらに生産枚数からの売上高が凄まじい状況なのが見て判ります。
2000年ころは邦盤の生産量が多かったのが、近年は洋盤の生産数が上がってきているトコロから、前回は日本だけのレコード人気だったのが世界的にこのアナログレコード人気の傾向があるコトがうかがえますね。

MONDO GROSSO / LIFE
MONDO GROSSO / LIFE の試聴
next recordsのサイトでMONDO GROSSOのレコードを探してみる

90年代から2000年代のDJブームの真っ只中を経験している立場からするとあの当時も「DJするのは、カッコいいっ!」っていう要素ってかなりあったんですよね。
その頃は、DJするには、レコードが必須だったので必然的にレコードのニーズが高かったというコトです。
だけど、CDや音源データでのDJプレイが技術的にアナログレコードと同じレベルで可能になってレコードのニーズが低くなったと思われます。
そういったコトからすると「カッコいい」という理由は、本質的には、人々を突き動かす行動としてかなり大きいのかもしれません。
前回のリターンDJの時にも記事を書いていて思ったのですが、どう考えてもDJする時に便利なのはPCDJだと思うのですが、あえてレコードでDJをするというのは、やはり「カッコいい」からなのかもしれませんね。
「カッコいい」・・・その一言だけで今のレコード人気を要約するには、かなり無茶な理由付けなカンジもしますが、結構「カッコいい」っていう部分はブームを形成するにあたって本質的要因であるような気がします。
レコード店主がこういうコトを言っちゃうというのは、ちょっとポジショントーク的な部分もあるようなカンジですが・・・(笑)
でも結構、シンプルに的を得た理由のような気がするんですケドね〜。

Next Recordsではインスタグラムもやっています!
入魂のレコメンドで毎日、ナイスでグッドなレコードを紹介していますのでゼヒ、フォローしてくださいっ!

渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
ゼヒ、お気軽にお問い合わせください!

毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。

このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。

soulfusion_wecanmakeit
このブログを書くにアタリ、「アナログレコード」に関するネタになるようなニュースや話題がないかなぁ〜って日々、探し回っているのですが、相変わらず新しいニュースがドバドバ流れていますね。
というか・・・アナログレコード関連の話題って増えてきているような気がします。
レコードって技術的には、もうヨホドのコトがない限り、新しい技術革新はおきない、超枯れた技術なのですが、こんなに毎週新しい話題が大手のメディアから投下されている状況に
「ナニやらバブルっぽい雰囲気が漂ってナイか?」って違和感をカンジなくナイ・・・ってカンジがします(笑)

そんな多くのアナログレコードな話題が投下される中で先日、ご来店いただいたお客さんとなかなか興味深いハナシが出来たました。
ご来店いただいたのは、40代後半くらいのお客さんで、趣味でDJプレイを楽しんで時々、ご友人たちとイベントを催してソコでもDJをしているそうです。
ちなみにプレイするのはアナログレコードではなくってPCです。
コレまでの経緯を訊いてみると、90年代のDJブームでアナログレコードを蒐集してプレイしていたトコロに2000年代前半にやって来たコントロールヴァイナルによるDVSへのプレイへ移行したそうです。
ソレまで数千枚にも及ぶレコードコレクションは、数年間は所有していたそうですが、PCでのプレイに切り替えてから全くアナログレコードを使うコトがなくなったコトで、「もうレコードを使うコトは、一生ナイな・・・」と判断して本当にお気に入りのレアなタイトルを数十枚だけ残してすべて処分したそうです。
で、そう判断して10年余りたった現在、ナニやら世間ではアナログレコードが人気だというココ最近のニュースや話題に触れてちょっとモヤモヤしたフクザツな気持ちになったようです。
そして「実際、アナログレコードって今、どんなカンジなんだろう」って気になったそうで、買い物ついでに訪れた渋谷で、10数年ブリに「宇田川町のレコ屋街」に立ち寄ってみたそうです。

おハナシを訊いてみると90年代から2000年代はじめの頃は、週に何回も渋谷へ訪れてレコードを買いまくっていたコトなんかのハナシを交えてこのエリアの激変ブリに時代の流れを甚くカンジたそうです。
オイラは、毎日ココに通っているので、このエリアの変わりようをなかなか体感しにくいのですが、「アノ当時は・・・」ってお客さんがハナシするコトを聞いて「あ〜そういえばそうでしたね〜(笑)」ってカンゼンに忘れていたコトとか思い出す始末でした・・・(笑)
そして10数年ブリに訪れた週末の渋谷のレコード屋街で、HMVやディスクユニオンへ訪れて結構なお客さんが熱心にレコードを掘っている様子を観て、「まさか、再びこんな状況になるとは思いませんでしたよ〜」って言っていました。
当店は、HMVやディスクユニオンの規模から比べると1/100くらいのショボショボ零細中古レコード店ですが、たまたまそのお客さんがご来店時には、他のお客さん数人ご来店中で狭い店内の人口密度が一時的にメチャ、高い時だったのを見て「小さなレコード店でも結構お客さんが入っているな・・・」って思ったそうです。
ん〜たまたま偶然ですケドね〜(笑)

このブログでも書いたコトがありますが、若いお客さんが古いHipHopやR&B、House、Discoのレコードを買っていかれるコトや、レコードを聴くだけでなく「アナログレコードでDJプレイがしたいっ!」って訪れるお客さんが少ししづつではありますが増えているコト、はたまた以前、DJプレイを趣味として楽しんでいたがブームの終焉と共にリタイアした人が、再びレコードでDJプレイをやってみようかな・・・ってリターンする人も結構いたりするコトをオイラは、おハナシさせていただきました。
おハナシをしたそのお客さん的には、DJプレイするコトに関して合理的に考えれば、どう考えてもPCでプレイする方が、絶対に利便性が高い・・・なのにナゼ、今更アナログレコードなのか・・・ってコトに関して不思議に思っているようでした。
オイラは、レコード店主という立場なので「レコード、イイですよっ!絶対にレコードでしょっ!」ってカンジでカンゼンにポジショントークになってしまうのですが、お客さんのいわれる通りDJプレイに関しては、合理的に考えればPCDJだと思いますよ。合理的に考えればね・・・。
レコードは、持ち運びも大変だし、イベントを催す場所へそんなに枚数も持っていくコトは出来ないし・・・そうなると、事前にどんな曲をプレイしようかって予めプランを練ってレコードをソレに合わせてセレクトしなければイケないし・・・。
合理的に考えれば、どうやっても制約の多いレコードでのプレイは、一見すると「ナイな・・・」って思います。
だけど、限られた制約の中で如何に自分のスタイルを表現するのか・・・ってコトは、またソレはソレでスキルの見せドコロな部分もありますよね〜ナンて、ハナシをしていました。
もうカンゼンにポジショントークですが・・・(笑)

そのお客さんのハナシを訊いていると、ソレまでDJプレイをするためにアナログレコードをたくさん所有していたが、時代と技術の変化とともにPCDJへとプレイのスタイルを変更しました。
もうアナログレコードの時代は、終わった・・・2度とプレイするコトはナイだろうな・・・というコトでレコードを見限ったワケですが、それから10数年経過した今、再びアナログレコードに注目が集まっている・・・自分では、もう終わったと見切ったハズのレコードが・・・。
「最近は、レコードでのプレイに戻ってこられる人も多いですよ〜どうですか?」っていうオイラのポジショントークに対して「実際、今からレコードでやる意味ってありますか?」って疑問を投げられました。
「まぁ〜ソレは、その人それぞれのスタイルなので、『レコードでやるのもイイな・・・』って思えば、ソレでイイんじゃないでしょうかね〜」って差し障りのナイ返事をして、お客さんは、お帰りになられました。
レコード店に訪れてレコード店主に「今更、レコードでやる意味ってありますか?」って訊くのもちょっと、どうかと思いますが・・・(笑)
お客さんはお帰りになった後、ちょっとイロイロ考えてみたんですよ。
タブン、気持ちを察するにご自身が「コレからは、PCDJだ!」って決断してコレクションしていたレコードを処分してスタイルを大きく変更したのですが、それから10数年後に再びのレコード人気は、訪れるとは・・・「自分が決断したコトは、正解だったのか」ってちょっと戸惑いをカンジたのかもしれませんね。
ま〜オイラ的には、DJプレイするのはアナログレコードでもPCでも自分がやり易いスタイルでイイと思うのですが、流行りとかブームってソレをグラつかせるくらいパワーがあつんでしょうね・・・。
ソレを言えば、ソレまでサブスクで音楽を聴くのを楽しんでした人が、レコードで聴く方へイッちゃうのもそうですからね。
トレンドってそういうモンですかね・・・やっぱり。
しかし、今回のお客さんに関しては、一度やっていたコトを見限ってPCへ移行したケースですから、またソレをアナログレコードへ戻すとなるとなかなかソレは、大変なのかもしれません。
オイラは、「絶対にコッチだっ!」って白黒区別をつけるんでなくって、この曲は、レコードで持っておきたいな、時々アナログレコードでDJするのも趣があって良いかもなぁ・・・ってフンワリした気持ちでイイと思うのですケドね・・・人によっては、気持ち的に柔軟な対応がし難いのかもしれませんね。

SOLE FUSION / WE CAN MAKE IT
SOLE FUSION / WE CAN MAKE ITの試聴
next recordsのサイトでSOLE FUSIONのレコードを探してみる

最近、アナログレコードでDJを始めてた20代の若いお客さんに「レコードでDJプレイするトコロってドコがイイの?」って訊いてみました。
そしたら、「レコードでDJする方が、カッコよくないですか?」ってもう直球ストレートな返事が返ってきました(笑)
「へぇ〜特にドコがカッコいいの?」って訊いてみると、「次にかけるレコードを選んでいるトコロとか、候補になったレコードが斜めになって出ているトコロとかメチャ、カッコいいっすよっ!」って・・・(笑)
90164
こんなカンジですね (レコードを選び中のDJ Shadowさん)

そうなんだ・・・レコードを選んだりしている様子とか、ジャケットが斜めに刺さっているというそんな部分にソソれれるのか・・・って。
そういえばそんなコトあったな〜なんて、ナンダカ30年以上前に思った気持ちを思い起こさせられました〜(笑)
いや〜若いって感性が豊かでイイな・・・ってオッサンは、思ったのでした。

Next Recordsではインスタグラムもやっています!
入魂のレコメンドで毎日、ナイスでグッドなレコードを紹介していますのでゼヒ、フォローしてくださいっ!

渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
ゼヒ、お気軽にお問い合わせください!

毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。

このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。

shinehead_jamaicaninnewyork
「レコードってどうやって収納するのがイイんですか?」という質問をご来店いただいたお客さんから受けました。
昨今のアナログレコード人気の影響もあって最近、レコードを聴きはじめたって人が増えてきたってコトは、このブログでも度々取り上げたコトがあります。
・・・と言うかですねビギナーさんアルアルなのかもしれませんが質問の内容がオイラからすると「えっ!?ソコですか・・・」って思う超基本なコトが多いんですよね。
イヤ、全然イイんですよ〜解らないコトや疑問に思うコトは、訊いてもらっても、だけどその内容というのが、レコードを長年聞いている側のニンゲンからすると当たり前スギて「えっ!?ソコ?」ってカンジちゃうコトが意外と多いんです。
やっぱりレコードが全盛期の70〜80年代にレコードで音楽を聴いた世代っていうのは、今40代とか50代の年齢になっているので、レコードを聴くという文化って90年代に入って一旦途切れてしまっているのでそうなっちゃうのも仕方ナイですよね。
先日もレコードの針・カートリッジを購入したいってお客さんがご来店いただいたのですが、どのカートリッジにするか複数ある種類で実際の聴き比べを店頭で実演していたんですよね。
で、聴き比べのたびにカートリッジの針圧調整をしていると「ソレって。ナニやっているんですか?」って訊かれて「あ〜適正な針圧に調整しているんですよ」って説明すると、「えっ?レコードって聴くたびに毎回、そうやって調整しなければイケないんですか?」って。
一瞬、ナニを言っているのか「はっ?」ってなったんですが、要するにカートリッジの針圧調整って概念自体がなくって、オイラが聴き比べのためにカートリッジを交換する度に調整しているのを見て、毎回こういった調整をするんだと、カン違いしたようです。
そもそもカートリッジの購入を検討しているお客さんがレコードに対してどれくらいの知見があるのかってコトは、コチラ側からは判断出来ないので当方としてはフツーにヤッているコトが、ビギナーのお客さんからすると「ナニをヤっているんだろう・・・?」ってなるようです。
ま〜だけど、ご質問頂いて幸いでした・・・カートリッジを変えたら針圧調整が必ず必要であるコトが解ってもらえて・・・(笑)

で、本題に戻ります。
最近、レコードを聴きはじめた人は、はじめは数枚だったレコードコレクションが、半年もすると数十枚に増加しているって状態になって
「あ〜レコード増えてキタ・・・」って思うワケです。
この自分の好きな音楽だけが収録されたレコードコレクションが目に見えて増えていくコトってナントモ言えない所有感・満足感をカンジる時であります。
大好きなレコードコレクションが増えていくコトがメチャ、ウレシイのですが困るのはその収納・保管です。
はじめはレコード・プレーヤーの横にちょっと置いていたダケでよかった程度の枚数だったのが、気がつけば結構なボリュームに・・・。
コレ、レコードにハマった側の経験から言うと・・・かなりの高確率で今後、時間の経過ともにますます増加するコト、間違いナシっ!なのです。
はじめにご質問いただいたお客さんも当初は、数十枚だったレコードコレクションが、今ではダンボールに2つ以上になって長い目で見て「コレ、レコードが増える度にダンボールに入れるのはちょっと・・・」って思うようになったみたいです。
そもそもレコードってどうやって保管・収納するのがイイのか・・・ってコト自体、レコード屋さんに訊いてみようって思ったそうです。
ま〜レコードの保管は、基本的にレコード棚に立てて保管がフツーですよね。
ソコでその立てて保管するには、ドコに収納するのかですケド、フツーにホームセンターとか行ってレコードの収納にピッタリのサイズの収納棚って売ってないんですよね。
ホームセンターでよく見かける組み立て式の棚ってレコードを入れると奥行きがたらないので5cmくらいジャケットがハミだすんですよ。
あと、強度です・・・レコードって1枚だとそんなに重さは気にならないんだけど、枚数が増えてくるとメチャ重いんですよ。
ちなみにレコード100枚くらいで約20kgにもなります。
ダンボールでもイイんですケド、自分の部屋にダンボールが転がっているのも見栄えとしては、全然映えませんしね・・・。
大好きなレコードだし、出来れば見栄えもよくキレイに収納したいって思うのが心情ですよね。

レコードの収納に関しては、もうハッキリと言えるのが素直にレコード専用の収納棚を買うのがオススメです。
LEXBOX
コレ、ヒトツの枠の中におよそ90枚〜100枚くらいのレコードを入れるコトが出来るので1台買えば200枚くらいのレコードを収納するコトができます。
標準的なレコードが入るダンボールだと2箱分くらいです。
はじめは、このLEX BOXを1台買えば充分だと思うのですが、このLEX BOXが満タンになる日が来るのは、実は結構早かったりします。
レコードが増える度に1台ずつ買い足せるのはイイのですが、LEX BOX 1台が4000円ホド・・・結構コレが、お財布にイタイんですよ・・・個人的な感想ですが、LEX BOXはお手軽で買い足しも出来るし使い勝手がイイんですが、コスパは正直あまりよくないんですよね。

ダンボールでは、なくお洒落にレコードを収納するならこういうのも使えます。
無印良品 硬質パルプボックス・フタ式・ストッカー
musi000
キャスター付きで移動出来るし枚数があまり多くなければ、コレもイイですね。
ま〜でもタブン・・・すぐに2台、3台と増えるコトになると思いますが、コレは強度的にあ積み重ねが出来ないので増えると部屋の面積が狭くなるという難点がありますね。

レコードのジャケットを飾れるこんなタイプのレコード収納棚もあります。
レコード・ディスプレイ・ラック
flap-record-box
ジャケットも飾れるしレコードもたくさん収納出来るし、価格も4枠で8800円とお手頃なカンジがします。
一見、「コレ、良さげ・・・」に見えるのですが、このディスプレイができるフラップ(蓋)が付いたタイプの収納棚って結構な確率でフラップ部分が破損するんですよ。
商品ページには、重ねるコトが出来ると書いていますが、強度的にはちょっと不安がありますね。

IKEAのオープンラックKALLAXもオススメです。
最近、お客さんにオススメした中では、かなり高評価でしたよ。
ikea-kakkax000
IKEAの製品では、コレまでEXPEDITというのがレコード収納に適していましたがモデルチェンジしてKALLAXに変わりました。
少しバージョンアップしたんですよね。
で、オススメなのがこのKALLAXの下部フレーム付きです。
レコード棚を使ってみれば解るのですが、棚を床に設置した時に、下の段のレコードって意外と取り出しにくいんですよ。
このKALLAXもフレームなしのモデルは、底辺が床に接しているのですが下部フレーム付きのモデルだと下段の棚が床から少し上がることによってレコードが取り出しやすくなるんですよね。
特にオススメなのが2段X4枠のモデルで、合計8つの枠で13,990円でひと枠あたりの価格ではコスパがメチャイイんです。
このKALLAX 1台だけで800枚ホドのレコードが収納可能です。
特に使って見て好評だったのが、天板部分にTechnics SL-1200のターンテーブル2台とDJミキサーがちゃんと横置きに設置出来て、なおかつ立ってプレイする時にちょうどイイ高さになるってコトです。
小さなスピーカーなら横に置くコトもできます。
とても使い勝手がイイIKEAのKALLAXなのですが、難点をあえて上げるとすれば基本オープンシェルフなので背板がナイってコトですね。
部屋の壁にピッタリと設置するか、ホームセンターでベニヤ板を買って背板に利用するかってカンジですね。

SHINEHEAD / JAMAICAN IN NEW YORK
SHINEHEAD / JAMAICAN IN NEW YORK の試聴
next recordsのサイトでSHINEHEADのレコードを探してみる

レコードを収納棚にいれて保管する時の注意事項としては、棚に入れた時に出来るだけレコードが斜めにならないようにしてください。
レコード棚の枠に対して収納する枚数が少ないとレコードが斜めになってレコードが寄りかかっているレコードの重みで反ってしまうんですよね。
コレ、ホントよくあるので気をつけてください。
最近レコードを聴きはじめた人にこのコトを指摘すると「レコードって反るんですか?」って知らない人も多いようです。
なのでレコードの収納棚にスペースに余裕があれば空いた部分に本なのを詰めて出来るだけレコードが縦に直立するようして保管してください。
あと、お気に入りのレコードジャケットは、飾りたいって欲望があると思います。
短期間ならレコードジャケットをディスプレイして飾るのは、問題ないのですが、長期間ジャケット面を飾っていると窓から差し込む太陽光や部屋の蛍光灯の光によってジャケットの印刷が色あせて褪色するコトがあります。
コレ、光に含まれている紫外線が原因でジャケットのインクが褪せてしまうので、ジャケットを飾りたのであれば、定期的に飾るレコードの入れ替えを行うようにしてくださいね〜。

Next Recordsではインスタグラムもやっています!

入魂のレコメンドで毎日、ナイスでグッドなレコードを紹介していますのでゼヒ、フォローしてくださいっ!

渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
ゼヒ、お気軽にお問い合わせください!

毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています

このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。

↑このページのトップヘ