当店は、中古レコード店なのですが、ご来店いただいたお客さんから 結構な割合でオーディオ関係のトラブルの相談をされるコトがあります。
「レコードで好きな音楽を聴きたいんだケド、ナニを用意すればイイんですか?」ってレコードを聴くという入り口の前にたったばかりのお客さんから、「いつも聴いているレコードの音が突然、変な音になった・・・」というトラブルまで様々な相談をされます。
ん〜ご相談していただくのは、別にイイんだけど、フツーに考えたらオーディオ関係のトラブルって困った時は、「電器屋」に相談するんじゃないかな・・・って思うんですよね。
だけど、オーディオ本体のトラブルなのにメディアを販売しているレコード屋に相談するという・・・ナゼなのかなって(笑)
イヤ全然、イイんですよ・・・ご相談いただいても、でもナンでレコード店へ訊くのかな〜って思うんです・・・イエ、本当にイイんですよ(笑)
先日も神妙なご様子の若いお客さんから「レコードの音が鳴らないんですケド・・・」ってご相談がありました。
状況は、こんなカンジです。
最近のアナログ・レコード・リバイバルを知って「レコードで音楽を聴いてみたい」と思った。
実家でお父さんが昔使っていたレコードプレーヤー・アンプ・スピーカー、一式を貰い受けた。
自宅に持ち帰って接続したのですが、音が鳴らない。
どうして音が鳴らないのでしょうか?←今、ココ。
知識や経験がまったくナイ中での初めて使うアナログ・オーディオ・・・しかも、中古の機材一式、ん〜なかなかハードでキビシイ状況です。
一応、ご自身ではネットでオーディオの接続や設定を一通り調べ尽くして見よう見まねで出来ているようなカンジだというコト。
だけど、レコードプレーヤーに針を落としてもプレーヤーのカートリッジ部分から「チャカチャカ♫」と小さな音が鳴っているのですが、スピーカーから音が鳴らない・・・とのコトです。
オイラとしては、上記の状況を聴いているとあまりにも音が鳴らない原因となる要因が多スギてまったく特定が出来ナイんですケド・・・。
そもそもレコードプレーヤー・アンプ・スピーカー・ケーブルが完動品であるのかどうかが不明です。
実家でお父さんがレコードを最後に再生したのは、タブン30〜40年前のようです。
画像を見せてもらうとレコードプレーヤーは、ターンテーブル部分が独特なデザインのDENONの昔メチャ、流行ったヤツでした・・・思わず、「懐かしい・・・」って思っちゃいました。
こんなカンジのデザインのヤツですね。タブン、70年代後半〜80年代前半に生産されたモデルでしょう。
オーディオ関係のトラブルで一番アリガチなのが、ケーブルの結線やアンプのソース・セレクターが正しく選ばれていないコトが原因で音が鳴らないってコトなのです。
自分では、正しくプラグとジャックを接続したつもりでいるのですが、PHONOジャックに繋がなければイケないプラグをLINEに繋いじゃった的なうっかりミスです。
特にアンプは、背面にジャックがたくさん並んでいるので、自室にアンプを設置した時に背面がスペース的に見難いので正しく接続できていなかった場合が結構あります。
あと、アンプのソース・セレクターでPHONOが選ばれていないとか、ミュートボタンがONになっていたとか、スピーカー・セレクターが接続されていない方が選択されていたとか・・・。
以前には、アンプのヘッドホンジャックに変換プラグが刺さったママになっていて音が出なかったというポカミスのケースもありました。
しかし、今回ご相談いただいたケースは、正直、ナニがトラブルの原因なのかまったく解りません。
というのも、ご相談いただいた若いお客さんがアナログ・オーディオを初めて触った超ビギナーさんであるコト。
さらに貰い受けたオーディオ一式が、そもそも完動品であるかどうかが不明なコト。
トーゼンですが、古いオーディオが完動品か故障品であるかなんて超ビキナーさんには、調べるすべがまったくナイコトも大きな要因となります。
タブン、判る人がそのオーディオ・システムを見たら、「あ〜コレは、ココが原因ですねっ!」ってソッコー解決出来るかもしれませんし、「その時は、こうすればイイですよ!」って適切なアドバイスを得られるかもしれない・・・。
オーディオ自体の故障か、ケーブルの結線トラブルか、アンプの設定ミスなのか・・・初めて古いアナログ・オーディオを扱う人には、解らないですよね・・・そんなの。
若いお客さんは、オイラへの説明のためにスマホにご自身のオーディオ、ケーブル等の画像をたくさん撮影してソレを見せてもらったのですが、画像だけでは、判断できません。
そもそもアンプが故障しているかもしれないしね。
アナログレコードから再生された音は、カートリッジへ信号が流れる
↓
その信号は、レコードプレーヤーからアンプに流れる
↓
アンプのコントローラー部で設定したソースからの入力された信号が増幅されてスピーカーへ出力される
↓
スピーカーから音が鳴る
というカンジで上記のように信号の入り口から順番にチェックしていけばイイんですケドね。
コレ、文字やコトバにするのは、カンタンなのですが、知識がナイ人からすると「どうすればイイんだ?」ってなるんでしょうね。
ホント、今回のご相談のトラブルの原因はナニかってコトを特定するファクターがちょっと多すぎですよね〜。
お店にソレ等、持ってきてもらえばチェックしてあげてもイイんですが、サスガに持ってくるコトは、出来ないですしね。
まずは、信号の入り口であるカートリッジからチェックしてみればイイのでは・・・というコトをお伝えしました。
で後日、取り外した古いカートリッジを持ってきてご来店されました。
店頭のターンテーブルに接続すると、針先が相当劣化している様で音が歪んでいましたが、とりあえず鳴ることは確認出来ました。
「このレコード針は、もうダメですね・・・」ってお伝えすると、カートリッジをご購入していただきました〜ありがとうございます!
タブン、レコードプレーヤー自体は、回っているので大丈夫なようです・・・が、ベルトドライブだったら、ベルトが劣化して回転ムラが起きているかもしれませんが、DENONのこのモデルはタブン、ダイレクトドライブだと思うので大丈夫じゃないかな。
次にアンプですね・・・故障しているか、完動品か単純な設定ミスであればイイのですが。
「修理すれば、イイんですかね?」って相談されたのですが古いアンプは、修理費だけでも最低1万円以上かかるので、中古の完動品を手に入れるか、新品でパワードスピーカーを購入したほうがイイかもしれません。
ん〜貰い受けたスピーカーも相当な年代モノなのでもしかしたらウーハーのエッジ部分が劣化してボロボロになっているかもしれません。
なんか、紆余曲折を経てレコードの音は、なんとか再生出来てもその次には、「良い音で、レコードが鳴らない・・・」って音質のコトで、悩みそうですね・・・。
ご相談いただいた若いお客さん、はたしてイイ音でレコードの再生が出来るのか?
ゼヒともレコードが聴けるようになれば、良いのにな・・・って思う次第であります。
TERRI GONZALEZ / CAUGHT UP (IN ONE NIGHT LOVE AFFAIRS)
TERRI GONZALEZ / CAUGHT UP (IN ONE NIGHT LOVE AFFAIRS) の試聴
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また、別のお客さんからはこんな相談を受けました。
「友人からレコード・プレーヤーをもらったのですが、音が鳴らないので見てください」というコトでした。
なんでも、今持ってきていているとのコト。
で、リュックから出てきたのが、ポータブルレコードプレーヤーでした(笑)
コレですね。
当店は、中古レコード店なのでプレーヤーの修理とかヤっていないんですが・・・。
「じゃあ。見るだけなら・・・」というコトで、持参していただいたポータブルレコードプレーヤーを見ると1秒で原因が、判明しましたっ!
その原因は・・・「コレ、レコード針が付いていませんよ。」
コレ単体でレコードが再生できるポータブルレコードプレーヤーでも、レコードの針が付いていないと再生できませんよ〜(笑)
若い人たちの世代を越えて古いレコードで音楽を聴きたいというニーズに関しては、レコート店を営むオイラにとってとても喜ばしいコトなのですが、サスガにレコード針が付いていないプレーヤーで再生させようというのは、ちょっとフクザツな想いであります。
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「レコードで好きな音楽を聴きたいんだケド、ナニを用意すればイイんですか?」ってレコードを聴くという入り口の前にたったばかりのお客さんから、「いつも聴いているレコードの音が突然、変な音になった・・・」というトラブルまで様々な相談をされます。
ん〜ご相談していただくのは、別にイイんだけど、フツーに考えたらオーディオ関係のトラブルって困った時は、「電器屋」に相談するんじゃないかな・・・って思うんですよね。
だけど、オーディオ本体のトラブルなのにメディアを販売しているレコード屋に相談するという・・・ナゼなのかなって(笑)
イヤ全然、イイんですよ・・・ご相談いただいても、でもナンでレコード店へ訊くのかな〜って思うんです・・・イエ、本当にイイんですよ(笑)
先日も神妙なご様子の若いお客さんから「レコードの音が鳴らないんですケド・・・」ってご相談がありました。
状況は、こんなカンジです。
最近のアナログ・レコード・リバイバルを知って「レコードで音楽を聴いてみたい」と思った。
実家でお父さんが昔使っていたレコードプレーヤー・アンプ・スピーカー、一式を貰い受けた。
自宅に持ち帰って接続したのですが、音が鳴らない。
どうして音が鳴らないのでしょうか?←今、ココ。
知識や経験がまったくナイ中での初めて使うアナログ・オーディオ・・・しかも、中古の機材一式、ん〜なかなかハードでキビシイ状況です。
一応、ご自身ではネットでオーディオの接続や設定を一通り調べ尽くして見よう見まねで出来ているようなカンジだというコト。
だけど、レコードプレーヤーに針を落としてもプレーヤーのカートリッジ部分から「チャカチャカ♫」と小さな音が鳴っているのですが、スピーカーから音が鳴らない・・・とのコトです。
オイラとしては、上記の状況を聴いているとあまりにも音が鳴らない原因となる要因が多スギてまったく特定が出来ナイんですケド・・・。
そもそもレコードプレーヤー・アンプ・スピーカー・ケーブルが完動品であるのかどうかが不明です。
実家でお父さんがレコードを最後に再生したのは、タブン30〜40年前のようです。
画像を見せてもらうとレコードプレーヤーは、ターンテーブル部分が独特なデザインのDENONの昔メチャ、流行ったヤツでした・・・思わず、「懐かしい・・・」って思っちゃいました。
こんなカンジのデザインのヤツですね。タブン、70年代後半〜80年代前半に生産されたモデルでしょう。
オーディオ関係のトラブルで一番アリガチなのが、ケーブルの結線やアンプのソース・セレクターが正しく選ばれていないコトが原因で音が鳴らないってコトなのです。
自分では、正しくプラグとジャックを接続したつもりでいるのですが、PHONOジャックに繋がなければイケないプラグをLINEに繋いじゃった的なうっかりミスです。
特にアンプは、背面にジャックがたくさん並んでいるので、自室にアンプを設置した時に背面がスペース的に見難いので正しく接続できていなかった場合が結構あります。
あと、アンプのソース・セレクターでPHONOが選ばれていないとか、ミュートボタンがONになっていたとか、スピーカー・セレクターが接続されていない方が選択されていたとか・・・。
以前には、アンプのヘッドホンジャックに変換プラグが刺さったママになっていて音が出なかったというポカミスのケースもありました。
しかし、今回ご相談いただいたケースは、正直、ナニがトラブルの原因なのかまったく解りません。
というのも、ご相談いただいた若いお客さんがアナログ・オーディオを初めて触った超ビギナーさんであるコト。
さらに貰い受けたオーディオ一式が、そもそも完動品であるかどうかが不明なコト。
トーゼンですが、古いオーディオが完動品か故障品であるかなんて超ビキナーさんには、調べるすべがまったくナイコトも大きな要因となります。
タブン、判る人がそのオーディオ・システムを見たら、「あ〜コレは、ココが原因ですねっ!」ってソッコー解決出来るかもしれませんし、「その時は、こうすればイイですよ!」って適切なアドバイスを得られるかもしれない・・・。
オーディオ自体の故障か、ケーブルの結線トラブルか、アンプの設定ミスなのか・・・初めて古いアナログ・オーディオを扱う人には、解らないですよね・・・そんなの。
若いお客さんは、オイラへの説明のためにスマホにご自身のオーディオ、ケーブル等の画像をたくさん撮影してソレを見せてもらったのですが、画像だけでは、判断できません。
そもそもアンプが故障しているかもしれないしね。
で、説明したのが音の信号の流れを順にたどって問題の部分を特定していく方法です。
アナログレコードから再生された音は、カートリッジへ信号が流れる
↓
その信号は、レコードプレーヤーからアンプに流れる
↓
アンプのコントローラー部で設定したソースからの入力された信号が増幅されてスピーカーへ出力される
↓
スピーカーから音が鳴る
というカンジで上記のように信号の入り口から順番にチェックしていけばイイんですケドね。
コレ、文字やコトバにするのは、カンタンなのですが、知識がナイ人からすると「どうすればイイんだ?」ってなるんでしょうね。
ホント、今回のご相談のトラブルの原因はナニかってコトを特定するファクターがちょっと多すぎですよね〜。
お店にソレ等、持ってきてもらえばチェックしてあげてもイイんですが、サスガに持ってくるコトは、出来ないですしね。
まずは、信号の入り口であるカートリッジからチェックしてみればイイのでは・・・というコトをお伝えしました。
で後日、取り外した古いカートリッジを持ってきてご来店されました。
店頭のターンテーブルに接続すると、針先が相当劣化している様で音が歪んでいましたが、とりあえず鳴ることは確認出来ました。
「このレコード針は、もうダメですね・・・」ってお伝えすると、カートリッジをご購入していただきました〜ありがとうございます!
タブン、レコードプレーヤー自体は、回っているので大丈夫なようです・・・が、ベルトドライブだったら、ベルトが劣化して回転ムラが起きているかもしれませんが、DENONのこのモデルはタブン、ダイレクトドライブだと思うので大丈夫じゃないかな。
次にアンプですね・・・故障しているか、完動品か単純な設定ミスであればイイのですが。
「修理すれば、イイんですかね?」って相談されたのですが古いアンプは、修理費だけでも最低1万円以上かかるので、中古の完動品を手に入れるか、新品でパワードスピーカーを購入したほうがイイかもしれません。
ん〜貰い受けたスピーカーも相当な年代モノなのでもしかしたらウーハーのエッジ部分が劣化してボロボロになっているかもしれません。
なんか、紆余曲折を経てレコードの音は、なんとか再生出来てもその次には、「良い音で、レコードが鳴らない・・・」って音質のコトで、悩みそうですね・・・。
ご相談いただいた若いお客さん、はたしてイイ音でレコードの再生が出来るのか?
ゼヒともレコードが聴けるようになれば、良いのにな・・・って思う次第であります。
TERRI GONZALEZ / CAUGHT UP (IN ONE NIGHT LOVE AFFAIRS)
TERRI GONZALEZ / CAUGHT UP (IN ONE NIGHT LOVE AFFAIRS) の試聴
next recordsのサイトでTERRI GONZALEZのレコードを探してみる
また、別のお客さんからはこんな相談を受けました。
「友人からレコード・プレーヤーをもらったのですが、音が鳴らないので見てください」というコトでした。
なんでも、今持ってきていているとのコト。
で、リュックから出てきたのが、ポータブルレコードプレーヤーでした(笑)
コレですね。
当店は、中古レコード店なのでプレーヤーの修理とかヤっていないんですが・・・。
「じゃあ。見るだけなら・・・」というコトで、持参していただいたポータブルレコードプレーヤーを見ると1秒で原因が、判明しましたっ!
その原因は・・・「コレ、レコード針が付いていませんよ。」
コレ単体でレコードが再生できるポータブルレコードプレーヤーでも、レコードの針が付いていないと再生できませんよ〜(笑)
若い人たちの世代を越えて古いレコードで音楽を聴きたいというニーズに関しては、レコート店を営むオイラにとってとても喜ばしいコトなのですが、サスガにレコード針が付いていないプレーヤーで再生させようというのは、ちょっとフクザツな想いであります。
Next Recordsではインスタグラムもやっています!
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