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「REVINYL」というアナログレコードの売り買いがスマホでできるアプリがあるのですが、そのREVINYL内WEBマガジン「DOUNUTS MAGAZINE」でウチのnext. recordsを取り上げていただきました。
next records / 渋谷にある100%オリジナル原盤の12インチ・シングル専門へ潜入
内容的には、お店の成り立ちとかそのルーツ、オープン当時の渋谷のレコ屋街の状況と現在へ至るまでの変化などをインタビュー形式でお答えするって内容です。
ちょうど今から1年ほど前にも同じ様なインタビューを受けたことがあります。
レコード屋の言葉:next. records
ま〜内容的には、似た様なカンジですね。久しぶりに1年前の記事の方を読み返したのですが、VICE JAPANで連載シリーズで掲載していた「レコード屋の言葉」は、第6階で更新が途絶えていますね。
結構、楽しんで読んでいたのですケドね。

今回掲載していただいたDOUNUTS MAGAZINEの方は、レコードに特化したメディアというコトもあって、レコードに関する興味深いイロイロな記事が掲載されています。
レコード屋関係の記事だけでも結構なボリュームですね〜。
DOUNUTS MAGAZINEのレコード屋に関する記事
REVINYLを運営している会社が、大阪にあるのでドッチかと言うと関西のお店が多めです。
DOUNUTS MAGAZINEで紹介されているレコード屋の記事を読んで思ったのですが、ドコのお店もリアルのお店でアナログレコードを販売していくってコトに関してホント、切磋琢磨しているなぁ〜って心底カンジました。
インタビュー記事にも書いていますが、ウチのお店では海外への買い付けってもう何年も行ってナイんですよね。
理由は、やっぱり海外へ出向いてレコード買い付けてくる費用の捻出が難しくなったんですよね。
でも、DOUNUTS MAGAZINEでインタビューに答えているいくつかのレコード屋さんは、結構今でも海外買い付けに出向いていますね。
海外に買い付けに行くための旅費や滞在費なんかは、どこのお店もホトンド変わらず同じ程度のハズなので、そういった買い付けに関わる固定費をペイするには、スゴく安価にレコードの仕入れが出来ているのか、はたまた仕入れたレコードをスゴく高額に販売できているのか・・・または、その両方、つまり安価で仕入れ&高利益で高値販売が成り立っているのか。
そのアタリの懐事情は全く解りませんケド、日本より幾分物価が高い海外でレコードの買い付けが出来るというのはスゴいコトだと個人的には思います。
オイラもインタビューで答えた通り、お店をオープンさせた当初は、今より渡航費が安価だったし、滞在費も全然かからなかったし、何より海外では、レコード店も多く存在してレコードの枚数も多かったんですよね。
しかも、その時はDJブームの波にもノッていたのでレコードが売れに売れていたので年に7~8回も海外へ買い付けに行ってもまだレコードが全然足らないくらいでした。
だけど、DJブームも去り、レコードバブルも終り状況の転換期を迎えた時にnextでは、お店に関わる全ての業務を見直して現在のスタイルに至ったという経緯に繋がります。

度々、この様なメディアに取り上げて頂いたりしていますが、最近のアナログレコード人気で「結構レコード売れてんじゃないの?」ナンて一部では思われているみたいですが、我がnext. recordsの絶好調期は、明らかにオープン当時から3〜4年の間だったんだと今は思いますね。
確かに現在はアナログレコードという括りでは、結構注目されていて世界的にも販売枚数が前年比大幅アップって見出しをアチラコチラで見かけます。
1680万枚のレコードが1年で買われる世界最大の音楽大国に何が起きているのか
前回の記事にも書きましたが、あのタワーレコードまでもがアナログレコード店を今月オープンしますしね。
また、レコード販売のマーケットプレイスであるSOUND FINDERもリアルのレコード店を銀座にオープンさせるという動きもありますし。
サウンドファインダー初のリアルショップを阪急メンズ東京にオープンします!
今の状況は、アナログレコード人気>DJ人気ってカンジだと思うんですよね・・・やっぱり。

next. recordsで扱う12インチシングルっていうのは、DJのためのレコードって思われているフシがあるようですが、全然そんなコトはなくって音質面では全然アルバムよりもメリットがあるんですケドね。
12インチシングルの良いトコロをコトバで伝えるのってちょっと難しいのでなかなか一般的にはその良さって解ってもらえにくいんでしょうね。
他のレコード店のインタビュー記事を読んだりしてやっぱりイロイロ思うトコロがあったりするワケですが、「隣の芝生は青い」って思っちゃってる部分もケッコーあるかもしれません。


記事の後半にnextオススメのレコードを紹介しているのですが、取材当日このレコードをオススメするコメントをする時にカンジたのですが、ナンかインタビュアーの人とかにはやっぱりその曲に対するコメントをするべきなんだろうなぁ〜って思ったのですが、自分的には曲自体のコメントってあんまり出来ないなぁ・・・って。
どうしてその12インチシングルがイイのか・・・って言うコトならアツく語ることは出来るのですが、曲やアーティストのコトは、あんまりよくわからないんですよ。
曲自体のコトを解説や評論するってなると、どうしてもその当時のアーティストや時代背景なんかを含めて語るようになるのですが、オイラも場合は、その12インチシングルがどうイイのかって言う評価の部分に特化しているみたいです。
その曲の善し悪しを語るのならアルバムでもCDでもファイルでもイイんですが、あえて12インチシングルでその曲を選ぶ理由はナニかってどうしても思うワケです。
イヤ〜もうコレは完全に12インチシングル・オタクの気持ちですね(笑)