イメージ 1

■話題のQR決済について。
渋谷のお店に通う通勤電車の中でスマホのニュースアプリを読んでいるのですが、ホボ毎日のようにQR決済についてのニュースが話題になっています。
やっぱり2018年12月に実施されたPayPayの100億円還元キャンペーンがメディア的には相当インパクトあったんでしょうね。
で、このQR決済のトレンドに乗り遅れないようにと我がnext. recordsもPayPayに加盟店申請して12月末頃には店頭でPayPayでの決済が出来るようになりました。
お店的には、現在のトコロ決済手数料が無料というコトなのでリスク・ゼロで始めるコトが出来たのでまぁ〜ソレはヨシとしますが、実際に導入して思ったのが・・・
「全然、使ってもらえない・・・(笑)」
ちなみに12月の後半から2月末まで、2ヶ月間あまりの期間に実際に利用されたのは2件だけ・・・。
現在、第二弾の100億円キャンペーンを開催中なのですが、全く利用してもらえる気配ナシです・・・トホホ。
今のキャンペーンでも銀行口座からのチャージだと20%の還元率なので、5000円のレコードを買えば後日、1000円分が戻ってくるっていうフツーに考えたら「メチャメチャ美味しいっ!」って思うのですケドね。
やっぱりメディアが騒ぐホド、浸透していないか、はたまた、中古レコードっていう商材がマニアックすぎて利用者の分母が少ないのか。

■新しいお客さんが増えてきた。
2018年12月のはじめにnext. recordsのWEBサイトをリニューアルしたのですが、当店をはじめて利用していただくお客さんが、徐々に増えてきました。
理由は、単純に「スマホで欲しいレコードを検索したらnextの在庫がヒットした」っていうコトです。
タブン、リニューアル前はスマホで欲しいレコードを探していたお客さんにはnextの在庫は検索結果に表示されていなかったってコトなんでしょうね。
渋谷にお店を構えて19年目、WEBサイトを立ち上げて通販をはじめて15年くらい経ちますが、まだまだ知名度は全然ナンでしょうね。
2000年にオープンした当時にレコードを買いまくっていた人の多くは、現在もうレコードを購入していない場合も多いと思うので客層自体がガラッと入れ替わっているから創業ナン年とかもうカンケーないんでしょうね。
ココ最近云われているアナログレコード人気の影響もあるのか「最近レコードを聴きはじめた人」っていうのもあるとは思うのですが、ナンにせよお客さんが増えるというのはお店にとってありがたいハナシです。
だけど、欲しいレコードの探し方とか買われ方っていうのも、タブン10年くらい前と随分変化していると思うんですよね。
例えば、今のnextのWEBサイトの様にスマホでリスト表示された何千枚という大量のレコードを見てもらうっていうのは、ちょっとキビシイんじゃないのかな・・・って思ったりもします。
まだまだ改善の余地ありってカンジでしょうね・・・。

■O2Oサービスについて考え中なのだが・・・。
ナンのコトかと言うと「O2O(オンライン・ツー・オフライン)」というWEBサイトでリアル店舗への来店を促すようなサービスのコトです。
コレも数年前からず〜っとナニか効果的なコトが出来ないかなぁ・・・って考えているのですが、なかなかいいアイデアでません。
とりあえず、「O2Oサービス」としてnextで、WEBサイトで注文したレコードを店頭で受け取るっていうコトを実施しているのですが、ただお店にレコードを取りに来るだけで来店を促すようなサービスに繋がっていないんですよね。
まぁ〜考え方によっては、WEBサイトで欲しいレコードを見つけてソコで「来店受け取り」にしてリアル店舗に来店してPayPayのQR決済を利用したら代金の20%が還元される・・・っていうのもO2O的なサービスになるとは思うのですが、現在のトコロQR決済自体が全然ダメダメですし。
来店ポイントの付与とかスタンプサービスとかありきたりですしね。
リアル店舗でのポイントサービスは、一時期渋谷の新譜レコード店ではcisco、Manhattan Records、DMRと三つ巴で実施していましたが、競合する3店舗すべてがポイントサービスをはじめちゃって差別化が出来なくなった影響で一斉に辞めちゃいましたね。
nextの販売している1枚しか在庫のないような中古レコードの販売は、基本的に競合との差別化がナイのでポイントサービスとか向いていないんじゃないかなって思ってるんですよ。
ましてや、スタンプサービスでダサい紙のカードを財布に入れたくないでしょう?
スマホでクーポン画面を見せたら●% OFFとかっていうのも、中古レコードに関しては「キャンペーンヤってるから店に行こう」っていうのもナンか違うような気がするんですね。
店頭の在庫レコードがすべてWEBサイトに公開されているっていうのもO2Oの一種ナンだと思いますが、リアル店舗の来店に大きく影響しているのかっていうとビミョーなカンジもします。
って、「ホントにそんなコトやって効果アルのか?」ってとトコロの部分まで考えると「意味ナイよな〜」ってなっちゃんですよね。
でも、アイデアでナンとか出来ないかなぁ・・・って思っているのですが・・・。


世間一般的に話題性のあるQR決済にしても、アナログレコード人気にしても、WEBとリアル店舗の連動サービスにしてもやっぱりある程度の規模じゃないとなかなかド〜ン効果を出すことは難しいのかな・・・なんて思う部分もあったりするのですけどね。
レコード好きで興じてはじめた中古レコード店なのですが、レコード自体のコトを考えるよりレコードを販売するコトの方にアタマを悩ます方が多いって・・・そんなコト思いもよりませんでした(笑)
まぁ〜でも、そうやってアイデアを絞り出して試行錯誤をしてきたから今がある・・・みたいなちょっと自画自賛的ですが思う部分もあったりなんかして・・・。