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こんなニュースを読みました。
アナログレコードは5年連続増加 2018年の音楽ソフト生産、3年ぶりのプラス転換。アナログレコードは18年ぶりの20億円超え
数年前から言われている「アナログレコード人気」についてのニュースです。
オイラがレコード店主で、この手のニュースを積極的に探してなおかつ、常にそういったアンテナを張り巡らしている影響もあってかホントにいわゆる「レコード売れまくりニュース」っていうのを頻繁に見かけます。
上記は、「日本レコード協会」っていうトコロが発表しているので日本国内のレコードの生産量が去年と比べて105%の112万枚。売上の金額は前年比108%の20憶8,000万円だったってコトが伝えられています。
112万枚のレコードは、その年に新譜のアナログレコードがプレスされた枚数ってコトなんでしょうね。
で、もって20.8億円の売上金額は、その年に売れた新品のレコードの金額ってコトでしょうね。
このレコードの生産数と売上金額の数字が、世間一般的からみると「多い」って思われているからコレだけ頻繁にニュースになるんでしょうね。
新譜のアナログレコードの20.8億円って売上金額が多いのか、どうかっていうのはちょっとよくわかりませんが、ウチの店のような小規模な中古レコード店での1年間の売上でも数千万規模なのでもしかしたら中古レコードの売上を含めると何百億円規模の売上になるような気もします。

以前から思っていたのですが、中古レコードを含むアナログレコードの市場規模って一体どれくらいなんだろうって・・・。
最近のアナログレコードの人気も相まって新譜のレコードがたくさん作られるようになって、そしてそれ等が売れていく数字は毎年、業界から発表されていますが、存在するレコードの枚数っていうのは中古の方が何千倍も多いと思うんですよ。
「私は、小汚い中古レコードなんて絶対に買わないザマ〜す」って言う人は別にして、レコードで音楽を楽しむってコトに興味を持てば必ず中古レコードを買うようになると思うんですよね。というか中古レコードを購入するっていうのは避けて通れないですよね。
そういったコトから考えると、新譜のレコードが1年間に20.8億円売れてるっ!スゲェ〜!!ってニュースになっていますが、もし中古レコードの売上の金額がちゃん解れば、もっとスゴイ売上金額になるような気が・・・。
ナンカそれっぽい数字はナイのかな〜なんて調べてみると、例えば中古レコード業界の巨人、ディスクユニオンさんのWikipediaによると。2009年の売上高で128億円って書かれています。
ん〜10年前という超古い実績なのですが、タブン現在ではアナログレコード人気の追い風の影響も確実にあるのでもっと多くなっていると思うんですよね。
ディスクユニオンさんの128億円の売上の内訳で、どれくらいがアナログレコードでの売上なのかっていうのは解りませんけどね・・・実際にお店を訪れるとCDやオーディオ機材を見ている人よりも全然アナログレコードのエサ箱を掘っている人が多いのでタブン、結構な比率がアナログレコードによる売上なんじゃないかな〜って勝手に想像しています。

日本国内で消費される市場規模もさることながら、やっぱり海外からの購入者による売上っていうのも相当あると思うんですよね。
オイラも度々このブログでも外国人客がメチャ多いっ!って内容の記事を書いています。
外国人のお客さんの店頭での販売も多いのですが、海外への通販も毎年増加しているんですよね。
海外向け通販も1年通してだと、お店的には無視できない売上規模になっちゃってます。
もう毎日、確実に数個のレコードを海外向けへ出荷するために郵便局に通っていますし。
ウチの様な小規模の中古レコード店ですらこんな状態なんだから、中古レコードの市場規模ってコトを考えると日本国内だけでの売上だけ見ても仕方ないような気もします。
海外向け通販に関しては今まで、北米やヨーロッパがやっぱり多かったのですが、昨年アタリからアジア圏からの注文が確実に増えてきているんですよね。
そう考えるとまだまだレコードを買ってもらえる人の数って増えそうな気がします。

「レコードを購入する人が増えてイイんじゃない!?」って思われるのですが、単純にイイトコロだけじゃないんですよね。
それは、価格の高騰の影響が確実に出てきているって思います。
数年前なら$5とかでも仕入れが出来ていたレコードも、いきなり倍の$10になっちゃうってコトも多いんですよ。またレコードのタイトルによっては、ソレ以上の価格になる場合もあったりするのでホント、キビシイです。
コレは、レコードのニーズが高まったから価格が上がったって部分も確かにあるとは思うのですが、海外と日本のお金の価値に依る部分も結構あると思うんですよね。
例えば、日本から海外へレコードを送る時って北米だと1枚、1300円位で送ることが出来るんですよね。ドルに換算すると約$12くらいです。実際にはダンボールの費用などの手数料を含めて$15くらいですね。
だけど、逆に北米から日本へレコードを1枚を送る送料っていうのは、だいたい$20〜$25請求されるんですよね。
郵送費ってその国の経済状況とか貨幣価値って結構反映している部分があると思うんですよね。
で、同じ大きさと重さのレコードを郵送する費用が1.5倍以上差があるっていうのは、そういった貨幣価値的な見方だと外国人の人からすれば日本のレコードは、安いって感じるのかもしれません。
L.A.に住んでいるアメリカ人からUS産のHIPHOPのレコードの注文とかを頂くと、「L.A.のレコード店には、2 PacとかNOTORIOUS B.I.G.とか売ってないのか・・・?」って思いますよ。
実際にお店にご来店してくれた外国人のお客さんにそんなコトを訊くと「売ってるけど、コンディションがよくないね」とか「売っていてもあなたの店より値段が高い」とか言われました。
かと言って、ウチのお店的には、やっぱり日本国内での値段をメインに考えているので値上げする気はナイのですけどね。
ホント、海外からの仕入れに関しては仕入額と販売価格が見合わなくなって、仕入れできなくなったレコードが実際にたくさんあります。


店頭でレコードを買って頂いた外国人のお客さんかた「ヤフオクに欲しいレコードが売ってるんだケド、買い方がわからないので代わりに買ってくれないか・・・?」ナンてコトを時々訊かれることがあります。
いや〜ホント、日本のレコード市場・・・世界中から見られていますね。
実際に海外からの購入者のための代理入札専門の業者も結構多いですしね。
そんなコトを考えてたら、レコードの売買ってワールドワイドな規模になっちゃってますね・・・確実に。
nextも頑張らなきゃっ!