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年明けに早々にこんなニュースがありました。
https://av.watch.impress.co.jp/img/avw/docs/1160/090/01_o.jpg
テクニクスがラスベガスでクラブイベント「Technics7th」を開催・世界同時配信
上記では「テクニクス主催のクラブイベント『Technics7th』」で4人のDJがPLAYするという内容が書かれているのですが、このイベントのタイトルの『Technics7th』っていうのが、もしかしてSL-1200MK7が発表されるのではないか?という憶測が流れていました。
Technicisは、2010年にSL-1200MK6の生産完了をしています。
その時にも当ブログでは話題にしていました。
Technicsターンテーブル(SL-1200)生産完了
最後のSL-1200MKシリーズはMK6で終わっているので、イベントタイトルの『Technics7th』はMK7のコトではないのか?みたいにちょっとザワザワしたんですよね。
ラスベガスにTechnics SL-1200「7」が来る? 1月8日DJイベントをライブ配信
で、噂されていたように本当にSL-1200MK7が2019年夏に発売するのが発表されました。
TechnicsのDJターンテーブル再び。「SL-1200MK7」夏に発売

TechnicsはSL-1200MK6を2010年に生産完了したのち、6年後の、2016年に30万円オーバーなハイエンドなターンテーブルSL-1200Gを発売しました。
で、その翌年2017年にSL-1200GをコストダウンしたSL-1200GRが発売されました。
しかし、一旦生産完了したSL-1200が新しく生まれ変わって再び発売されるってニュースは多くのメディアとかでも大々的に伝えられて話題にはなったのですが、その割には、オイラ周辺では「新しいSL-1200を買ったよ!」とか「SL-1200メチャ売れている!」っていうハナシはあんまり聞かなかったんですよね。
新路線とした発表されたSL-1200Gシリーズですがやっぱり、DJ目線から見るとイロイロな事情があるんでしょうね・・・。
Technics(テクニクス) SL-1200GRに失望している件
タブン、上記の記事が結構的を得た指摘のような気がします。
ウチの店でも、中古のTechnics SL-1200MK3〜MK6を店頭販売していますが、結構売れてるんですよね。
販売価格もSL-1200MK3で3万円くらいからなので、やっぱりSL-1200Gより大幅に安くなったと言われているTechnics SL-1200GRですが16万円っていう価格がDJ用途での使用では「サスガに手が出ない・・・orz」って思われていたのかもしません。
ま〜絶対的に2台必要ですからね・・・2台買うと32万円です。

で、SL-1200Gシリーズではなく期待されていた正統なSL-1200MKシリーズとしてMK7が発売されるというコトです。
ま〜新しくターンテーブルが発売される、しかもソレがSL-1200だというのは、話題としてはすごくイイハナシのようなの気がするのですが、ちょっと引っかかる部分も個人的にはあったりします。
やっぱり今までのSL-1200GやSL-1200GRはナンだったんだ?ってちょっと思うんですよね。
コレ、全機種並べてみても判ると思うのですが、使われている素材やモーターの性能の違いとかはアルと思うのですが概ね見た目は全部ホボ同じですしね・・・。
やっぱり新しく発売されるTechnics SL-1200MK7が、おいくら万円の価格設定されるのか・・・ズバリその部分でしょうね。

DJ PLAY目線でターンテーブルを見た場合と純粋にオーディオとしてターンテーブルを見た場合とのギャップがナンダかあるような気がします。
Panasonicも「よりイイ製品を作りたい」っていう気持ちは、あると思うのですが、SL-1200に関しては、DJ目線でいうと「もう充分」って域に達しているのかもしれません。
実際に、高級機のSL-1200Gを触ったコトもありますが、確かに造りはイイし商品としてのターンテーブルの完成度もとても高いと思いますが、今使っている古いSL-1200MK3とかMK5とかを処分して「買い替えたいっ!」って強烈に思うか?っていうとソコまで思わないんですよね。
ま〜価格もさることながら、DJ PLAY目的だとSL-1200Gシリーズは、Too Much・・・ってカンジがするような気がします。
で、この記事です。
遂に大復活!Technics SL-1200MK7が発売されるぞー!
上記のブログエントリーは、先に紹介した「Technics(テクニクス) SL-1200GRに失望している件」の追記として書かれた記事です。
超期待していますね〜新しいSL-1200MK7に!
DJ PLAY目的だとやっぱり妥当な価格ラインは、6〜7万円くらいがスンナリ受け入れられるプライスじゃないかなって思うんですけどね・・・。
一体、いくらの価格が付けられるのか?そして新機種SL-1200MK7は、ユーザーに受け入れられるのか・・・。気になりますね〜。
TechnicsのCTO(最高技術責任者)のインタビューです。
<CES>テクニクスCTO・井谷氏に聞く。新ターンテーブル「SL-1500C」は単なるエントリー機ではない
ココでは、こんなコトをハナシています。


「SL-1200GRよりさらに安いモデルを作って欲しいという市場からの要求、そしてDJ用モデルを作って欲しいという要望は、どちらも以前からありました。特にDJ用モデルを作って欲しいという要望は、ものすごく強かったですね」
中略
「今回のMK7はそういった方々の期待を裏切らないよう、国内外のDJの方々に先行して使ってもらい、フィードバックを受けることを繰り返しました。操作感覚はMK5やMK6に近く、そして音質は結果的に、それらのモデルに比べて大きく進化しました」


当然、DJからのフィードバックを受けているというコトは、「価格はどれくらいなら受け入れられる?」ってやっぱり訊いていると思うんですよ。
憶測ですが、DJなら「最終機MK6と同価格帯で!」って言ってると思うんですよね。
SL-1200Gを大幅にコストダウンしたSL-1200GRでもDJ PLAY用途では受け入れられなかった・・・というコトは、ソレ未満の価格は必須ってなると思うのです。
でもね〜約9年前に作られたMK6の時と生産体制が今とでは全然違うしね・・・ってコトを考えると10万円ぐらいがTechnicsから提示される価格のような気がします。
実際、どうなるんだろうね・・・。


「テクニクス主催のクラブイベント『Technics7th』」は、当日のライブ映像をYoutubeで全世界に配信されていました。
で、その当日の模様ですが、すでに保存されて公開されています。
DJ Koco a.k.a. Shimokita、CUT CHEMIST、KENNY DOPE、DERRICK MAYの全員がアナログ・レコードをプレイという今では、超レアな模様が伝わってきます。
Boiler Room x Technics x Dommune