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こんな記事を読みました。
あなたのためだけに本を選んでくれる「一万円選書」 ブレイク後はどうなった?
北海道の地方都市にあるいわた書店という街の小さな本屋さんのニュースです。
この本屋さんは、NHKで放送している「プロフェッショナル 仕事の流儀」で以前、特集されたコトでオイラは知しっていましたが、テレビで放送されたコトで一万円選書の依頼が全国から殺到したそうです。
北海道の書店店主が個別に対応 「1万円選書」に注文殺到
街の本屋さんは、年々ものスゴイ勢いで減少し続けているっていうコトは、よくニュースになっています。
そんな中、このいわた書店の店主さんは、お客さんにゼヒ、読んでほしい本をその人に合わせて選書するというサービスをネット通じてはじめたトコロ、その趣旨が面白いというコトで、本好きな人から依頼を受けて知られるようになりました。
で、その話題がテレビで取材されることによって更に、知れ渡ったそうです。
しかし、選書の依頼を受けるのは嬉しいコトだけど、店主さんが独りで選書しているって都合もあって、完全にキャパをオーバーする依頼が来て現在は、抽選でその選書を行っているそうです。

プロフェッショナル 仕事の流儀では、依頼を受けたお客さんのそれぞれのカルテを作って店主さんがその依頼者の人生の先のコトまで考えて、真剣に選書している様子が放送されていました。
ま〜そこまで考えて選書してもらえるなら、どんな本が届くのか楽しみに思えるっていうのもよく解ります。
でも、読んでみたい本を自分で選ぶっていうのも、本を読む楽しみの一部だと思うのですが、その部分を他者に任せるっていうのは、どうかなぁ〜って思う部分もあったりします。
確かに今は、その道のプロや専門家や目利きのある人に選んでもらうっていうサービスが増えてきたような気がします。
タブン、ネットの情報とかの影響もあるんでしょうね・・・与えられるものスゴイ情報の中から「ハイ、あなたの好きなモノを選んでくださいっ!」ってポンっと目の前に大量の商品をズラ〜っと並べられても「ドレを選んでイイか解らないっ!」って思うのかもしれません。

渋谷のレコード屋で日々、店頭に立って接客していても「自分がどんなレコードを買えばイイのかよくわからない」って人も時々いたりします。
単純に自分の感性に赴くまま聴いて「イイ曲だな・・・」って思うレコードを選べばイイと思うのですが、なかなかそう思えないようです。
もしかしたら、大量の商品の中から選ぶコトに苦痛が伴っている部分もあったりするのかもしれません。
そんな中、こういったサービスが始まりました。
「あの人が選ぶレコードをあなたのもとへ」パーソナルバイヤーがローンチ!

ん〜どうなんだろう・・このサービス・・・。
本屋さんの選書は、依頼者のカルテを作ってオーダーメイド的な視点で選書してもらえるってサービスなんだけど、上記のレコード・セレクトサービスはちょっと違うような気がします。
上記のパーソナルバイヤーさんがセレクトしてくれるのだったら、やっぱり依頼者の音楽経歴とかまで聴いて選曲してもらえれば・・・って思うのですが。
PERSONAL BUYER
サービスの内容を読んでみましたが、単純に価格と枚数ダケの選択になっていますね。
署名人が選曲してくれるのは、ファンとしては嬉しいかもしれませんが、ソレだったら、単純にサイト上でレコメンドするだけでもイイ様な気がするんだけど・・・。
バイヤーさんから手書きのメッセージが届くっていうのは、タダのファンサービスってコトのような気もするし・・・。
店頭で、お客さんから、「オススメのレコードを聴かせてくださいっ!」って依頼があったら、真っ先に「どんな曲が好きなんですか?」って訊いてその人の趣向にマッチするような曲を店頭のレコードから選ぶってコトをしていますが、ネット通じてこういったサービスをするって言うのは以前考えたコトがありますが、なかなか難しいって思ったんですよね。
北海道の本屋さんの場合だと、選書を依頼するにあたって、こんなコトを事前に答えるようになっています。


・何歳の自分が好きですか?
・上手に歳を取ることができると思いますか? もしくは10年後、どんな大人になっていますか?
・これだけはしないと決めていることはありますか?
・一番したいことはなんですか?
・あなたにとって幸福とはなんですか?


シンプルな質問ですが、他者に選書を依頼するには、依頼する方も真摯に自分の考えと向かい合わないといけない様ですね。
一冊の本が読者の人生に大きく影響するコトがあるっていうのはよく聞くハナシです。
また、同様に一曲の音楽がその先の人生に影響するコトもあると思うんですよ。
レコードでパーソナルバイヤーが選曲してくれるってサービスを始めるなら、届ける人に大きく影響するって部分まで考え抜いて選曲出来ればイイんじゃないかなぁ・・・って思うのですが・・・現実はそこまでは難しいかもしれませんね。


お店に訪れてきてくれたお客さんと会話をするコトで「この曲、結構イイですよっ!」ってオススメはとてもし易いですが、ネットを通じてコレを行うのは相当難しいって言うコトは以前から感じていたりしています。
本屋さんとかではレコード店と違って「私が好きそうな本をオススメしてもらえませんか?」っていう依頼自体、書店員に相談するコトがレアケースだと思うのですが、そういった意味ではレコード店はまだ、お客さんに合わせたパーソナルなオススメがしやすい環境かもしれません。
だけどネットの通販では、コレはまだまだ難しいですね・・・。
ま〜以前、このブログでも書いたコトありますが、お客さんが今まで買ってくれたレコードの趣向に合わせて商品の並びを変化させるっていうヤツですね。
しかし、機械的にそういったコトをやるより、店主が直々に自分のためにレコードを選んでくれる・・・っていうのがもしかしてイイのかもしれません。