イメージ 1

テレビのビジネス番組を見ていると通信販売の売り上げの伸び率がハンパなく高いって伝えていました。
同じような内容の特集を違う番組でやっていたのでマス的にはそうなんでしょうね。
今に始まったワケではナイけど、もう随分と前から通販の売り上げの伸び方かスゴいって言っていたような気がします。
オイラ自身、ぶっちゃけ90年代の中頃に携わったレコ屋の通販がキッカケでレコード店を始めようって思ったものですからね。
通常のパターンだと実店舗のレコード屋を始めて軌道に載せてその後、通販で併売するっていう流れが多いと思うけどオイラの場合は、通販ありきでお店は、後から付いてきたってカンジです。
そういった意味では、レコードの通販への思い入れって結構あるんですよね。

レコードの通販だけに限らず、一般的に通販でモノがよく売れるっていうのもよく解るような気がします。
だって、欲しいモノが家に届くんですよ。
タブン、この体験がスゴく楽しいんじゃないかと思うんですよ。
注文したモノが、家に届くっコトは当たり前なんだけど、この自分が欲している商品がちょっと待たされて後に届いてそれを受け取るっていう体験自体が欲しいものを手に入れるという喜びを何割かは確実にアップさせているんじゃないかと思うんですよ。
焦らし的効果が効いているって言うことが根底にあるのかな・・・?。

極端な例を以前見たテレビで紹介されていました。
通販をよく利用するヘビィユーザーの人が、届いた商品が開封されないまま部屋にたくさんあるっていう事例でした。
欲しいと思ったから注文した。

だけど届いたけれど箱も開けていない。要するに使っていない。

このパターンで未開封のままの商品がたくさん溜まってくる。
ん~スゴく極端ですけどね。
モノを買うこと自体が目的になっちゃってるケースです。
しかし、モノを買ってそれが届くという事が楽しくて止められないんでしょうね。
これはかなり特殊な例だけど、注文したモノが届くというコトが楽しいと言うか嬉しいと言った気持ちの高揚感があるのはタブン、間違いないんじゃないかなぁ。

以前、このブログのエントリーで書いたことがあるんだけど、レコードを足を使って探し回らなければならないコトや、店の中で一枚一枚手探りで盤を確認する手間とか、試聴するのにレコード屋の店員に気を使ったりとか、そんな利便性のコトだけを考えるとわざわざ店に行かなくても家にいながらにしてレコードを探すコトが出来る通販に買い物の仕方がシフトするのは必然的なんだろうなぁなんて思っていたんですよ。
まぁ早いハナシが店まで出向いてレコードを探すのは面倒だってゆうコトです。
たけど通販でレコードを買うっていうのは、利便性が高いっていう合理的な部分のコトだけでないんじゃないかな?なんて最近思うようになりました。

オイラも個人的にレコードに限らず、ありとあらゆるモノをアチラコチラのネットショップで買い物をして通販を頻繁に利用します。
注文した時間にもよるけど大抵のモノは、翌日や翌々日には自宅に届くのですが、それを待っている間は結構ワクワクした気持ちになっているんですよね。
「あ~昨日注文したアレ、早く届かないかな~」なんて感じでね。
意を決して買った高額な物や、自分の気持ちの中で比較的ウェイトの比率が大きい趣味性が高いものとかは特にこのワクワク、ソワソワ感があるような気がします。
レコードなんてその最たるモノかも知れません。
やはり、好きなモノが自宅に「贈られてくる」っていうのはベーシックな気持ちとして嬉しいんですよ。
本当は、「送られてくる」っていう書き方が正しいのですが、なんだか気持ち的には、「贈られてくる」って言う感覚の方が近いような気がします。
自分が、2~3日後の自分に贈っているので自作自演なんですけどね。
しかし、それでもやっぱり嬉しいものです。

実際、休日なんかにレコード屋巡りをして1日を過ごすっていうのも楽しいってコトは、レコード好きの人なら実体験として解ってもらえると思うんだけど、そのカンジンのレコード屋が最寄りの街に一軒もないっていうのも実情としてあります。
今まで、自らの足を使ってレコード屋巡りをして欲しいレコードを探していた人も地元のレコード屋がなくなって、試しにレコード屋の通販を利用してみたら意外と欲しいモノが家に届くというコト自体に
「キタキタっ! 」
っていうワクワクした気持ちになっているんじゃないでしょうか。
この感覚は、リアルなショップでは得ることが出来ない感覚だと思うんですよ。
ウチのお店も通信販売と対面販売の売れ行きの比率は、倍以上通販の方が高いです。
お店側としたら、渋谷のような比較的に集客力が高い街にも関わらず通販の比率のが高いってゆうのもなんだかなぁってゆう気持ちになりますけどね。
しかし、コレが現実ですからね~。
決して店頭販売を疎かにしているワケじゃないんだけどね。
だけど、多くのレコード好きな人は通販で好きな曲のレコードを買う楽しさを知っちゃったような気がするのです。
もう、こういった楽しさというかワクワク感を知っちゃうとやはりね・・・「レコードを買う = 通販」っていう風になるんでしょうね。


最近、ちょっとしたことなんだけどnext. recordsのサイトに少し手を加えたんですよ。
タブンそれがキッカケというか功を奏しているのだと思うのですが、レコードを以前より買ってもらえるようになったんですよね。
こういったコトがあるからお店側もガゼン、Webサイトに力が入るんですけどね。
まぁ~このブログを読んでくれている人にしてみれば、通販でレコードを買うって楽しみは重々解っていることなんですけどね。
レコード屋のサイトは多数ありますが、nextのサイトが見ていて楽しいとか、見易いとか、一番利用しやすいとか思ってもらえるように精進する次第でゴザイマス。