イメージ 1

ちゃんとレコード屋で自分の目でもって検盤して、特に気なるようなキズもないので
購入した中古レコードを家に持って帰って
「さぁ~聴いてみよう~」(一番楽しい瞬間ですねコレ)
とターンテーブルにレコードを載っけて針を落とすと
「チリチリ・・・チリチリ・・・」
って全面にわたって気になるノイズが入ることがあります。
(気持ちも高ぶっていたのでかなりガックリきます。コレは・・・)
レコード盤を手に持って、再度よ~く盤面をチェックしてもそれらしいキズはありません。

実は、コレ目に見えない程の微細なホコリ等が原因でノイズが出ていたりします。
皮肉にもキチンとコンディションのイイ状態のレコード針程、細かなダストをご丁寧にも拾ってくれますorz

だけど、
「シマッタ!ハズレを掴んだ!」
と諦めないでください。
ちゃんと対処方法はあります。

とりあえずレコードのアタマからそのまんま普通にかけてみてください。
レコード盤の最後まで針が進んだら盤面を見てください。
サッキまでなんにもなかった盤面に何かついてないですか?
あと、レコード針も見てください。
何か塊のようなモノがついてないですか?
これは、先程までチリチリノイズの原因だったチリやホコリが、レコード針が音溝をトレースする事で
掻きだされて出てきたモノです。
ホント、チリのひとつひとつは目に見えない程、小さな大きさなのですがチリも積もれば何とやらで、
レコードの音溝のはじめから終わりまで溝を通ると結構な大きさの塊となって出てきたりします。
ヒドイときには、ホコリが蓄積されて5mm程にもデカくなったりします。
1回のトレースでチリチリノイズが出なくなれば良いのですが、まだノイズが出るようでしたら
2~3回、同様にトレースしてあげてください。
ただ聴くだけで良いんです。
面倒でしたら33rpmのレコードを45rpmにしてしかもピッチをUPしてもOKです。

更に何回やってもノイズが全然減らないくてまだまだホコリが出てくる様でしたら、
ターンテーブルのアームをレコードレーベルの近くにまで持っていって
手でターンテーブルを逆回転させてみるコトも試してみてください。
当たり前ですが、曲も逆回転で鳴りますが面倒だからといって高速で逆回転させると
遠心力でレコード針が音溝をちゃんとトレース出来ずに盤の上を飛び跳ねるので、
早くても45回転程度の早さにしてください。
どうですか? 一番はじめに比べたらノイズが少なくなってませんか?
レコード盤の状態にもよりますが、上手くいけばひとつもノイズがでない状態にまでする事が出来ます。
結構、このやり方でチリチリ・・・としつこくノイズが鳴っていたレコードを綺麗なサウンドを
奏でるように復活させたコトが何度もあります。

オイラは、何度かプレイすればチリチリノイズが減少して幾分マシになるというのを体験的に
知っていたのですが、それをお客さんに実演して見せると
「そんな方法で、チリチリノイズがなくなるなんて思ってもみなかった・・・」
とかなり驚いていたので、ナニゲにしられていないのかなと思って書いてみました。
当たり前ですが、ホコリが原因でチリチリノイズが出ることの対策なので、
盤面のキズが原因でノイズが出る時はこの方法は使えません。

とりあえず、まぁここに書いてあることを実践するのは自己責任でお願いします。

NORTHEND feat. MICHELLE WALLACE / HAPPY DAYS
NORTHEND feat. MICHELLE WALLACE / HAPPY DAYS の試聴
「TEE SCOTT MIX!! ボーカルもいいがB面のTEE’S HAPPY (DUB)もかなり熱いGARAGE CLASSIC!! 」
next recordsのサイトでNORTHENDのレコードを探してみる

そうそう、レコードの盤面が汚れているのをティッシュペーパーで拭き取る人がいるのですが、
これはちょっとオススメ出来ません。
ティッシュペーパーの細かな繊維が音溝に入ってノイズの原因になります。
ちゃんとクロスで拭き取ってあげてください。
レコードを磨く方法というのは、それこそ人それぞれで「レコード磨き道?」なるコダワリが
あるので参考程度にやってみてください。

レコードはキチンとメンテナンスをしてあげれば間違いなく100年後もちゃんとイイ音を鳴らしてくれますよ。

チリチリノイズは、全くないにこしたことないのですが、最近、ダウンロードして聴いた某有名DJの
MIXの曲のなかで「チリチリ・・・チリチリ・・・」ってノイズが入ってたりすると
「あ~この人、レコードでPLAYしているんだ・・・」ってちょっと嬉しく感じたりなんかしています。
これもレコードならではの味というかテイストとして受け入れられるんですけどね。

最近、ちょっとヘビーな内容のエントリーが続いていたので、ちょっと役に立つ実用的な内容の
エントリーにしてみました。






このブログは、
ダンス系中古レコードの専門店/通販のnext recordsが、運営しています。