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最近、大口のコレクション買取のオファーが数件ありました。
先日、おじゃまさせていただいた方はネクストのお客さんだったのですが、
イヤ~マジでヤバいコレクションでした。
ダンクラ、HIPHOP、R&Bの定番からレアアイテムまでを網羅した素晴らしいコレクションでした。
しかも渋谷にある当店からクルマで15分の近さの距離で搬送も楽チン。
査定にご訪問させていただいてから3時間あまりで、海外買い付け1回分位のレコードの買い取りを
させて頂きました。
それに全てのレコードのコンディションはパーフェクトです。
いつもなら全てのレコードのコンディションをチェックするのですが
この時は、数十枚見ただけでコレクションのオーナーの盤に対すこだわりが判ったので盤チェックは
すっ飛ばしました。
当然、コレクションされているレコードはオールオリジナル盤。
もう、間違いのないサイコーのコレクションでした。
例えば、アメリカに買い付けに行って同程度の枚数、内容とクオリティのレコードを仕入れるためには
最低でも10日位の滞在が必要でしかも、何十万枚もレコードを掘り続けなければ出てこない内容です。

そんなに頻繁ではないのですが、タマ~にあるレコードの買い取りから感じることなんですが
「もしかして我々、レコード業者が探しているレコードは日本に一番あるんじゃないのかな」って
思ったりします。
オイラがレコード業界に足を踏み入れた90年代半ばの当時、かなりの数のレコード店が頻繁に海外に
レコードの買い付けに行っていました。
しかもスゴイ売れているお店は海外に仕入れ専門のスタッフを駐在させてレコードを日本に送らせていた程です。
(最近はそのようなお店は殆ど無くなりました。)
そういったレコード店は、それこそ毎週何百枚という大量の中古レコードをドッカンドッカン日本に
送っていました。
つまりそれだけの枚数のレコードを日本に送っても全然足らない位、売れていました。
また、今では新譜をメインで売っている大手アナログレコード店も当時は中古レコードも扱っていて
放出日なんかになると数千枚の中古レコードを一気に大量放出していたモノです。
そういった大手のレコード店の海外買い付けの模様の話を聞いた事があるのですが、
それこそレコード店の倉庫を丸ごと買い取ったりする勢いでした。
それ程までに大量に入荷していたレコードの殆どは、当時売れてお客さんの手元に分散されていった訳です。
しかも売れていったレコードは、全て日本人バイヤーのフィルターを通した、
ある一定のクオリティの内容のレコードです。
そんなことを考えていたら、
「イイレコードは、日本が一番あるんじゃないのかな」という思いに繋がったのです。

確かに枚数だけの話だと、アメリカの1軒のレコード店だけで数百万枚の在庫があるところもあるワケですが
我々、レコード買い付け業者がそこから仕入れる事が出来るある一定以上の価値の見いだせるレコードは
その中でも数えるほどしかないって事も少なく無いわけです。
判りやすく言うと「ゴミレコばっかりで全然抜けない」って事です。
だけど、日本でレコードの買い取りにお客さんの自宅なんかにおじゃましてコレクションを見せて貰うと、
「おぉ~!!」って言うくらいメジャーなアイテムは一通り揃ってたりします。
それらのレコードを売ってくれるのであれば「おぉ~!!」なのですが、
売ってくれなければ「ただの絵に描いたモチ」なんですけどね。

最近は、エアチケットも高いし、燃料サーチャージも「エェ!?そんなにかかるの?」って位、取られちゃうし
移動に使うレンタカーに入れるガソリン代もハンパないほど値上がりしてるし、ちょっと経費が嵩むので
買い付けに行くのも躊躇するくらいです。
レコードの買い取りも、いつも今回の様なクオリティならば、もっとチカラを入れるんですけどね。
そこが、なかなか難しいトコロで買い取りにはコレクションのオーナー1人だけのカラーがモロに出てしまうので
内容にやはり偏りがあるんですよね・・・イイレコード巡り会う時もあるけど、そうでない時もあるので
そのムラをどうするかっていう課題もあるので結構、考えます。
だけど、イイレコードが集まってコレクションされているのは、個人の家が一番多いんですよね・・・


今回、コレクションを買い取らせていただいたお客さんに
「レコード聴くのやめちゃうのですか?」と聴いてみたら
「別にそういう訳ではないのですが、一旦リセットしてみようと思ったんですよ」とのご返事でした。
時期が来てぜひ、もう一度レコードの良さを再認識して、再び聴いてもらいたいなと思います。