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タイトルの通り、どんなダメなレコードでも不燃ゴミとかでレコードを捨てることが、
オイラは出来ません。

レコードショップを営んでいると、それこそありとあらゆるトコロから
どうしようもないレコード達が望んでもいないのに集まって来ます。
キズがついて売り物にならないレコードやプレスミスのレコード、さらに
買い取りでお客さんから処分して欲しいと置いて帰ったレコード、間違って買ったレコード、
なんでこんなレコードがココにあるのかすらわからないレコードなどなど・・・

どうやっても売ることが出来ないレコード達がホント自然と集まってきます。
なんとか捨てないで、なくすコトが出来ないかイロイロやってみるんですよ。
イイ曲だけどキズのあるレコードは超格安プライスで売ったり人、お客さんにあげたりと
こういったレコードは、内容が良いからか結構すぐになくすコトは出来るのですが、
なんじゃコリャ的な違うMIXのレコードやジャケットと中身が入れ替わってる
レコードなんてどうしようもないんですよ。
そんなレコードが、いくつもダンボール箱に詰まってます。
「もしかしたら…将来化けるかも?」なんて事があるかもしれませんからね。
実情は、「もしかしたら・・・」なんて絶対ないんですけど w

捨てるにはあまりにも忍びないので、大手の中古レコード店とかに買い取りに出したりするんですけど
9割くらいのレコードが
「コチラは買い取り不可です!」
なんて具合にお返しをくらって出戻って来ます。
1割はなんとか買い取りOKになっただけでもイイって感じですけど・・・
(この時の買い取り価格なんて缶ジュース代くらいしかならない)
昔は、「スイマセン。そちらで処分してください。」って言ったら引き取って貰えたんですけど
最近は、破棄するのにもお金がかかるかからか引き取ってくれません。
そんなに邪魔モノのレコードだったら不燃ゴミに出せばイイのに・・・と思われるのですが
捨てるコトだけは出来ないんですよ。

バカバカしいことだと思われるのですが書いちゃいます。
その曲が、ちゃんとレコードとしてカタチになるまでにはアーティストの他、多くの人の手が
かかっています。 
そのレコードを制作した人たちは気持ち的には「良い曲だ」という思いでリリースしているはずです。
そんな中、良作 / 駄作ありますが、少なくともそのレコードは大量生産物として世の中に1000枚位は
当時プレスされているワケです。
一時的にしろ何人かの人は、そのレコードを「良い曲だ」と価格に見合うだけの価値があると判断して
購入したワケですが、何らかの事情があってオーナーから手放されたわけです。
そのレコードが、廻りに廻ってなんの因果かオイラの手元にきたワケです。
オイラはそのレコードに価値を見いだすコトは出来ないけど、レコード店を営んでいるというコトから
もしかして、そのレコードを探している人の手元に送り届けることが出来るんじゃないかと思っています。
そういうのって一般の人に比べて、可能性もちょっと高いんだと思うのです。
もしかたら、この仕事ってそういう使命もホンの少しだけど感じているかもしれません。
だけどゴミとして棄ててしまうと どこかにそのレコードを必要としているかも知れないトコロに
絶対に届くことなく、この世から抹消されることになってしまいます。
それってホント忍びないって感じてしまうんですよ。
こんなオイラの気持ちには全然関係なく世界中では、ゴミとして破棄されているレコードが
いっぱいあるんでしょうね。

オイラの住んでるマンションでも不燃ゴミの日に大量のレコードが捨てられているのを
何度も見たことがあります。ジャケットは紙なので収集日が違うため、ヴァイナルだけが
ガムテープでグルグル巻きにされて不燃ゴミの日に出されているって状況です。
別にそれを拾ってどうこうしようなんてサラサラ思わないのですが、レコードに付加価値をつけて
販売するビジネスをしているだけあって破棄されているレコードを見ると
「ちょっとなぁ・・・」
って感じで眺めてるんですけどね。

もしかしたらその投棄されたレコードの中にすごく貴重な1枚が入っているかもしれないって
いう気持ちが無いわけではないのですが(多分ほとんどは価値ゼロのモノ)
価値ゼロのモノでも、やはり自分ではレコードを捨てることは出来ませんね。

今回紹介するのは、
DJ SPINNA / ROCK


レコードショップを営んでいるからレコードに少しでも価値を見いだそうと自然に思っているから
捨てることが出来ないのかもしれません。
それに今は、ハシにも棒にもかからないゴミのようなレコードでも、将来的にサンプリングソースとして
使われたり、著名なDJのHEAVY PLAY アイテムになったりして、どうそのレコードが再評価されるか
わかりませんからね。
実際、それまでゴミレコがそういった理由から評価されて現在には入手困難な人気のRARE レコードに
なったって言うパターンは数多くあるのを目の当たりにしてますからね。

DJ SPINNAのROCKのジャケットは正にそれをイメージしています。
このROCKのレコードジャケットは野外のフリーマーケットでSPINNAがレコード掘ってる写真だと
思うのですが、この持っているレコードのジャケットがまた、ボロボロなんですよ。
見た目はもうゴミに限りなく近い存在にみえるのですが・・・
持っているレコードの詳細はオイラには、解らないのですがこんな風に耳の良いDJがPLAYする事で
多くのリスナーにその曲の良さをアピールする機会ができてリリースされた当時とは
また違った評価がされるのではないのでしょうか?
そんなコトを考えたらレコードを捨てるなんてことは絶対出来ないなと思います。




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