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最近、ますますHIPHOP系のDJさんの間でSERATO等PCでのDJ PLAYの導入がすすんでるようですね。
このブログにも珍しく入ったトラックバックを見てみたら、デジタルプールやスクラッチライブが
テーマのブログでした。
オイラがスクラッチライブのコトを知った2006年の初頭では、そう言った事をテーマにした
ブログなんて全然、Googleとかでは引っかかっらなかったですからね。
それが今じゃスクラッチライブの話題をテーマにしたサイトがかなり多くなったようです。
以前にも書いたコトありますがデジタル、アナログ、のハナシには賛否両論ありますね。

ところで、先日何人かの現役のDJさん達に訊いたんだけど
「自分がレコードからリッピングしたデジタルデータって友達とかにコピーして、あげたりするの?」
っオイラの質問に全員が
「ゼッタイにあげないっすヨ~」
って答えてたんです。
理由は、 自分なりに苦労して納得出来る方法で取り込んだデジタル音源をそうやすやすと
友達と言えども簡単にはコピーさせてたまるか
というコトでした。
じゃあ、自分でリッピングしてないライムワイヤーとかで拾った音源ならどう?
って聞くと
「あ~そんなデータなら全然あげますょ」 ってコトを言ってました。

CDから単純にコピーしたモノとか拾ったデータとかは、全然他人にあげるのはOKで
自分がアナログレコードからPCにレベル調整やイコライジング処理など苦労して編集をした
データってのは他人にはあげたくないってコトですね。
まぁ、そう言ったDJ達は音質にも超こだわりを持ってるのでAIFFやWAVデータといった
高音質の音源を保存して使ってるとのコトでした。

同じ曲をアナログレコードからデジタルデータにリッピングしても
そこに自分なりのこだわりのノウハウ(編集処理やイコライジング等)が入ると
自分だけのオリジナルのデジタル音源になると言うことですね。
確かにそのような手の込んだ音源には取り込むためのアナログレコードの購入費や
デジタルデータに変換する為の手間などたくさんの曲の音源を持っている人ほど
膨大なお金と時間と労力がかかっているワケです。
例えばレコード3000枚持っているDJが全部をデジタルデータに変換しようとしたら
一曲5分の曲だとセッティングや保存の時間を入れて倍の10分はデジタル化に要するワケです。
一時間に6曲しかリッピング出来ないとなると全部のレコードがデジタルデータになるのに
気の遠くなホドの時間を要することになるハズです。
その上に、12インチシングルに入っているアカペラやREMIXなんかもデータ化しようとしたら
更に時間がかかりますしね。
こんな風に手間がかかった音源だとお金に替えられないホドの価値が出てくるのもわかります。

オイラがヒアリングした彼らDJが言ってたのは
「テキトーにDJやっているヤツほど簡単に『あ~その曲カッコいいね~コピーしてくんない?』
なんて軽々しく言ってくるんですよね。 真剣にDJしている者同士ではいくら友達でも
そんなコトゼッタイ言わないですからね。」
と言ってるのが印象に残りましたね。

アナログレコードでDJしていた時代は、カッコイイ曲のレコードを持っていてプレイ出来る
というのが特権だったんですが、デジタル音源でのプレイだとDJ歴10年のベテランも
昨日初めてDJセットを手に入れた人も極端なコトを言えばコピーするだけで同じ音源を持つことが
可能なワケです。
何年もの長い間、時間をかけて集めた音源も一瞬にしてコピーで手に入れる事が出来るって
実際、 どうなのかな? と疑問が残ったりします。
「音楽ってコピーするだけで、自分のモノになってしまうものなのかな?」
って考えさせられます。

先日読んだ、DJ PREMIRE のインタビュー記事で興味深い事を彼が言っていたので要約しておきます。
「スクラッチライブのような機材は、俺たちのようなDJにとっては素晴らしいモノだが
スキルのないDJにとっては最悪な機材だ」
と言ってました。


今回紹介するのは
NAS / LIFE'S A BITCH
NAS/LIFE'S A BITCH の試聴

Digital化に関してはちょっと気になるコトがあります。
DJがイイ曲のレコードを「掘る」と言う感覚というのは、音楽がどんどんデータ化していく中で
今後どうなっていくんだろうなと思います。
レコードやCDのようにカタチのあるモノなら例えば、レコード屋でレコード盤を見ていて
「ん?なんだコレ?もしかしたらイイ曲かも?」
っていう直感や気になるプロデューサーの名前がクレジットに書いてるのを見て
「ちょっと聴いてみよう」
なんてアクションになると思うのですが、デジタルデータになると山のようなデータの中から
直感で気になる曲を引くことが出きるのかな?

iTunesでのPodcastやLimeWireのMP3のダウンロードにしてもデータに付けられたタイトルや
ちょっとの説明だけという少ない情報ではカッコいい曲を見つけるコトは
かなり難しいんじゃないのでしょうか。
つまり音楽のデータってアーティストと曲名が判ってはじめて探すことが出来るワケで
レコードならジャケットやレーベルを見て
「オッ?」
って手を止めてマジマジと見れるけど音楽データにはあまりにも情報が少なすぎて
たどりつくのが困難なように感じます。
データに付けられたタイトルだけでその音楽の雰囲気を感じ取るのは不可能ですからね。

例えば、このNAS LIFE'S A BITCHのこの曲を知らなくてもジャケットを見ただけで
「なんか、ヤバイ雰囲気が出てる・・・」って感じないですか?
こういった感覚ってデジタルな音源データには感じ取ることはやはり出来ないですよね。

iPodのTVCMでも大量のレコードジャケットがiPodの中に取り込まれているイメージを
出していましたけどジャケットやセンターレーベルってその音楽のアイコンなんだと思います。
オイラなんてWARNER BROTHERSの道の両側に木が立っているビジュアルのレーベルや
古いタイプの白いELEKTRAのPROMOのレーベルを見ただけで
「この曲どんなんだろ?聴いてみたいな・・・」って感じますからね。




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