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意外かもしれませんが、日本って海外から見ればスゴいレコード天国なんですよ。
レコードがスキな外人さんが観光で日本に訪れて渋谷や新宿などに来て
レコード店の多さにビックリしたという話しは、nextに来てくれた外人客からは
何回も聞きました。
彼らが言うには、レコードの枚数が多いだけのレコードショップは、
アメリカにもヨーロッパにも多数あるけどそのクォリティーはNo Goodだと…
コレクタブルなレコードは日本にスゴくたくさんあるといってます。
日本でレコードを掘るに味をしめた強者のレコードコレクターなんて
「レコードマップ」(本屋で売ってるブ厚いヤツ)を持っていましたからね。
ま~どっかのサイトで外人が紹介していた「SHIBUYA RECORDS STORE MAP」を
プリントアウトしたモノを持ってレコード店を訪れる人も多いですね。

アジア圏を見ればこんなにレコードが集中して集まっているのは
オイラが知る限りでは日本だけですね。
まぁ、個人的にはあまり必要でない日本盤も多いのは事実ですが、
輸入盤(結構久し振りに使った言い方ダナ)もかなりの枚数のレコードが
日本に存在しているハズです。
実は、日本は世界最大の音楽輸入国でもあったりするからです。

確かに洋楽を聴く人は結構な割合で輸入盤を持っているハズですしね。
日本盤のプライスが輸入盤に比べると若干割高なのも理由でしょうね。
ま、日本での洋楽のマーケットなんて邦楽に比べると微々たるモノなので
レコード会社も日本盤の値段を輸入盤にわざわざ無理して合わさなくいいんでしょう。

レコードが、海外から日本にたくさん来ているのは文化的背景とかが
微妙にカンケーしているのではないかなと思います。
個人的な話しを言えば、オイラぐらいの世代(1960年代生まれ)は
外国や洋モノのカルチャーにかなり大きな影響を受けたハズです。
音楽なんて、その中でもかなり偉大な影響があった最たるモノなのは確実です。

海外でレコードを見るとアメリカではヨーロッパ盤が、なかなかなかったり
イギリスだとアメリカ盤がレアだったりするんですが、
日本にはアメリカとヨーロッパ両方からレコードが輸入されてましたしね。
nextみたいな小さなレコードショップで1年間に10000枚近いのレコードの数を
輸入してるワケですから全体で見ればスゴイ数の枚数のレコードが輸入されているのが
想像できます。
また、世の中はCDの時代になっているに関わらず、90年代にはDJ人気などのブームで
アナログレコードが再評価されたりして輸入が増えたりしたしね。
レコードに触れた事がない若いリスナーもこういったブームでレコードを
買い始めたりということもありますからね。

海外のレコード店のサイトを見ても送料の覧には、AIRMAIL to JAPAN $● なんてコトを
あらかじめ書いてるショップも多いところを見ると個人的に輸入している人も
多いのでしょう。
その辺は、アチラのレコード屋も解っていて日本人にだけ人気のあるタイトルは、
有り得ないプライスがついてたりしますけどね。

日本に来た外人さんから見れば
「日本にはコレクタブルなイイレコードがある!」
と思えても日本に住んでる我々からすれば、年中欲求不満なのは
単に価値観が全然違うからなんでしょうかね~


今回紹介するのは、
NUYORICAN SOUL / NUYORICAN SOUL


本来、アルバムなのを全曲12インチ仕様にしてプレスされた豪華6枚組のBOX SETです。
全曲シングル盤にしたくなるのも解るくらい良い曲が収録されているには納得できます。

このBOX SETが新譜時にリリースされた時は、さすがに6枚組だけあって
5000円くらい値段が付いてまして購入時、オイラも躊躇して買ったのを
覚えています。

LIMITED BOX SETだったので、リリース直後は早々に新譜屋から在庫は姿を消して
若干レア化したのですが、今だと渋谷ではフツーに中古屋で2000-3000円程で
よく見かける様になりました。

実は、このNUYORICAN SOUL の BOX SETのレコードなんですが、海外のレコード屋では
結構なプライスで売られていたりします。
オイラが数年前にLONDONのレコード屋で見たときは、日本円で1万円の
値段が付けられていました。
海外のオークションサイトでも日本の倍以上のプライスで落札されているし
やはり価値観の大きな違いから外人さんは
「自分達の価値観から見た良いレコードが、日本には安い値段で売ってる」
思えるのでしょうね。
逆も言い得てしかりですけどね・・・

このブログは、サイトで試聴できる渋谷のUSED レコードショップ
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