イメージ 1

「レコード1枚 100円」

100円レコードってありますよね。
レコード屋の片隅にボソッと置かれていたり、
バーゲン品や見切り品みたいに、どちらかと言うと日影もの扱いで
売られているアレです。

あのレコード達も、もともと1000~ 2000円のちゃんとした値段が
付けられて売られていたレコードなんですよね。

ま、レコードって新譜でリリースされた後に、プレミアが付いて
価格が高く盤っていうのは、ほんの数パーセント(確実に1%以下の確率)の
レコードだけなんですよね。
ほとんどのレコードは、新譜の時には売られていた値段の
半額から1/3 以下の価格が付けられて中古レコード店で
売られるワケです。

そのプライスで売れればイイのですが、
中にはやはり売れないレコードも出てきます。
そういったレコードが段階を踏んで
100円レコードになったりするワケです。

その100円レコードを売ってるレコード店的には多分、
売値は50円でも80円でも売れれば、もう
「どっちでもイイ」という扱いになっているのかもしれません。
お店の立場では、この段階のレコードの価値はほとんど0円に
限りなく近いと思います。
売れて売上が立つ喜びより売れてスペースが広くなる方のが
嬉しかったりするかもしれません。

先日、ある中古レコード店にある100円レコードを見て
思ったのですが、そこの100円レコードってそんなにリリースが
古いレコードじゃないんですょ。
2000年以降のHIP HOPやR&Bの12インチシングルがほとんどなんです。
多分、何人かのオーナーの手に渡り歩いて100円レコードになった
と言うよりワンオーナーからいきなり100円になったカンジです。
そのレコード屋のお店の人に訊いたら何枚かまとまった枚数の
レコードの買い取りに出したお客さんが

「もう要らないので処分してください。」

って言って買い取り不可能なレコードを置いて行ったみたいです。

置いていったお客さんにしてみれば、持って帰るにも値しない
レコードなんでしょうね。
この曲、「カッコイ!」って判断して1000円出して買ったのは
そのお客さんなのですが、数年後にはゴミ扱いになってしまった様です。

仕方ないって言ってしまえばそれまでなんですが、
ちょっと寂しいカンジがするんですよね。
こういったレコードを見るとね。

一方、そういった100円レコードの中に埋もれている
「チョ~ヤバいレコード」があるのも事実です。

一般的に数千円で販売されているレコードが100円で
売られているコトもあったりするので、
レコード好きは100円レコードコーナーは、
確実に無視出来ない存在ですね。

「オレ、○○のレコードを100円で掘ったぜ!」

なんて、レコ掘り仲間同士の話しでは武勇伝になったりしますね。

「あのレコ屋で●●●が100円で出たみたいだよ」

ということもレコ好き仲間の間で広まったりすることも
よくありますね。

こういうのって中毒になるみたいで、
100円レコード掘りがクセになったりもしますね。
そう言った美味しい思いをしたレコード屋は、自分の中で
「イイレコード店」という扱いになったりしますね。
(100円レコードコーナーだけだけども・・・)

現実はそんなに甘くはないんだけど、
「また出るんじゃないかな?」って頻繁に
通ったりしちゃいますしね。

こんな「お宝100円で出ました」って、お店の目利きが全てなので
価値に詳しいスタッフが入ったりするとガラッとプライスが
見直されたりしますしね。

まぁ、市場価格なんて関係なくマイベストなレコードを
100円というお手軽価格で探すのっていうのも
100円レコード掘りの楽しみですね。

レコードを買うお客さん側から思うコトは、
せめて100円レコードも邦人アーティスト、海外アーティストの区別と
LP と 12インチシングルの区別くらいは、
ちゃんと分けて欲しいなぁと思います。

100円レコードって悲しい存在なんだけど、レコード掘りにとって
夢のある存在でもある不思議なレコード達なのでした。


今回紹介するのは、
DOUBLE DEE / HEY YOU

http://www.nextrecordsjapan.net/soundfile/classic/d/doubledee_heyyou.ram
これも実は100円レコードだったりします。
HOUSEのレコードって、大体どこのレコード店でも
そんなにプレミアプライスが付かないですよね。
ま~主にHOUSEのレコードを買う人が新しい音のレコードを買う方に
比重を置いているからかもしれませんが、マイナーな曲だったり
スモールレーベルのレコードだったりすると更に安いプライスに
なったりしているような気がします。

あくまで個人的な主観によりますが、すごく良い曲だったりしても
そんなにお構い無しに100円レコードコーナーとかに入れられたり
することも少なく無いような気がします。
多分、100円コーナーに入れたレコード店スタッフは、
イチイチ見たこともタイトルも知らないようなHOUSEのレコードなんて
聴いて無いんでしょうね。
ま~買い取りの値段も多分タダみたいなモノだったりするからかも
しれませんが。

このレコードは、next recordsスタッフのKが紹介してくれた
レコードなんですけど、
「安くても良い曲」をちゃんと証明してますね。
音的にはHOUSE CLASSICで有名なRUDOULPHO / SUNDAY AFTERNOONに
チョイ似なDEEP HOUSEですが、確実に100円以上の価値のある内容だと
思うんですけどね。いわゆるコストバリューが高いレコードですね。
個人的には、コストバリュー率800%くらいです。w
(800円でも買ってるってコト)

考え方は、人それぞれですですが、コストバリュー率の低い
新譜を1000円出して買うよりコストバリュー率の高い100円レコードを
自分の耳でちゃんと聴いて判断した方が確実に残るレコードが
手許にあるような気がするんですけどね。

DOUBLE DEE / HEY YOU ってマイナーレコードだと思っていましたが
DISCOGSで、ちょっと調べてみると、ちゃんと紹介されていました。
http://www.discogs.com/release/309613
しかも、この人かなりの作品を手掛けているようです。
こういう事を知ると、DOUBLE DEEが手掛けた他のレコードも聴いてみたく
なりますね~

このブログは渋谷 next recordsが運営しています。

http://www.nextrecordsjapan.com/