notoriousbig_juicy_dreams

2021年春の緊急事態宣言は、5月末まで延長というコトになりました。
がっ!渋谷Next Recordsは、5月13日より通常モードで営業再開いたしましたっ!
モチロン、コロナ対策には細心の注意を払ってです。
というコトなので「臨時休業期間 17日」で一応終了となりました。
ホント、GWという商売をしている立場からすると大切な時期を逃したのはザンネンですが、仕方ナイですね。
前年の2020年の春の大規模な緊急事態宣言の時よりかまだマシって思うしかないです。
前年の時は、ホント先行き不明な状況だったので戸惑いましたが、今回は臨時休業になってもビジネスを継続出来る仕組みが出来ていたので難なく乗り越えるコトが出来ましたから。

以前にも書いていますが、海外からのレコード注文も右肩上がりで増えてきてホボ、毎日のようにレコードを世界各国へ輸出しています。
世界中から集めたレコードが、また再び、世界中へ輸出されるという、ナンかちょっとフクザツなカンジではありますが・・・。
海外へのレコード販売も当店にとってはデカい収益の柱になっているので積極的に営業を行っているのですが、やっぱり時々トラブルに見舞われたりします。

先日もこんなコトがありました。
とある国のお客さんから数万円相当のオーダーを受けたんですよね。
当店にとっては、はじめてのお客さんでよっぽどそのレコードが欲しかったんでしょうね。
支払いも無事行っていただいて、レコードをそのお客さんの国へ発送したんです。
海外へモノを送る際は、「輸出の目的」を書く項目があってお客さんからの要望でその項目は「ギフトって書いてくれ」って指示があったんですよ。
とりあえず要望通り輸出の目的を「ギフト」と記入しました。
で、数日後のそのお客さんからメールが届きました。
「注文したレコードが課税されているっ!どうなっているんだっ!」って。
ソレがちょっとお叱りモードの強い書き方なんですよね。
イヤ〜コチラとしては、どうなっているんだって言われても・・・ってカンジなのですが・・・。

一般的に海外へ商品を輸出する際には、その商品の金額を申告するようになっています。
で、今回の場合は、数万円の注文だったのでその通りの金額を記入したワケです。
タブン、その金額がお客さんのお住まいの国では、課税対象の金額になったようです。
コレ、付加価値税って言って英語では、Value Added Taxの頭文字を略してVATって呼ばれる税金です。
日本で言うトコロの消費税みたいなカンジかな。
時々、この「VATを払いたくないので、申告金額を安く書いてくれ」って言われるコトがあるんですよね。
だけど、この申告金額が商品の保証金額になるので、例えば1万円の商品を送って申告金額を1000円って書くと、もし荷物が失くなったり破損したりしたら申告金額の1000円しか保証されないっていうコトが起きるんですよね。
トラブルが起きた際は、お客さんは、Paypal(決済サービス会社)から、ちゃんと1万円分の返金を受けるコトが出来るのですが、コチラ側は申告金額の1000円分しか保証されないというナントモ理不尽なコトが起きるワケです。
実は、過去にウチもそういったコトを全く解らず、お客さんの要望通りに対応してトラブルに巻き込まれてエラい損失を出したコトがあるので、もうそのヘンはキッチリと保証を受けるコトが出来るようにしているんですよね。

で、今回のケースですが、「ギフトって書いてくれって伝えただろっ!なんで税品を払わなきゃいけないんだっ!」って。
お客さんの認識では、輸入の目的を「ギフト」って記入すればプレゼントなので税金はかからないモノだと思っていたようです。
コチラとしては、世界各国の輸出入の課税制度を全部知っているワケありませんからね〜。
状況としては、どうやらお客さんが先に税金を払ったら商品が自宅に届くってカンジのようでレコード自体は、税関で止まっているようです。
要望通り「ギフト」と記載したコト、購入金額が保証の金額になるコトなど事情をちゃんと説明したんですケドね〜全然、納得してもらえません。
とにかく、「税金を払いたくないっ!」ってカンジで・・・。
どうやらそのVATがかなり高額だったようで、挙句の果てに
「なぜ、オレが税金を払わなきゃならないんだっ!」
「もうオレは、金を持っていないので払うコトが出来ない・・・」
「そちらで税金を負担してくれないか?」
「もうオーダーをキャンセルするから代金を返してくれ」
などなど、もうムチャクチャなコトを言ってくるワケです。

いや〜もう、レコードが税関に入って保管されている以上、コチラとしては、出来るコトは、ナニもありません・・・。
海外との時差のカンケーもあるので、このやり取りが始まったのが深夜の12時頃からだったんですよね。
で結局、朝方の4時頃までのメールのやり取りになるハメに・・・もぅカンベンしてくれよってカンジです・・・(泣)
この時のやり取りでは、お客さんは「もう税金を払うカネがナイので受け取るコトが出来ないので放置する」って言いっぱなしになりました。
で翌日、利用した配送業者に今回のやり取りを説明すると、商品が戻ってくるかどうかは国によって対応が異なるので最悪の場合、「没収」になるコトもある、返送される場合は別途、返送費用がかかる・・・などが解りました。
税関でレコードが「没収」ってサイアクです・・・。
翌日にこのコトをお客さんにメールで伝えると、「もうカネはないっ!」の一点張りで・・・ハナシになりません。
結局、コレ以上やり取りしていてもムダなので最終的に「レコードがワタシのトコロへ返送されてきたら送料と返送費用を差し引いて返金します」とオイラが伝えてやり取りを終えました。

数日後、「あの時の荷物、どうなったんだろう・・・」って荷物の番号を荷物追跡サービスを使って調べてみると・・・
「配送完了済」って「オ〜イっ!受け取ったんかーーーいっ!」
もうホント、人騒がせな・・・。

NOTORIOUS B.I.G. / DREAMS
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いくらVATを払ったのか、オイラは解りませんが、結局荷物の行きと帰りの送料だけ、差し引かれるよりVATを払ったほうがマシって判断になったのかもしれません。
というか、「カネは、ナイっ!」って言ってたのにね〜。
イヤ〜しかし、今回のやり取りはホント、骨が折れました・・・というか、マジでムチャクチャなコトを言ってくるなぁ〜って。
「ソチラで税金を負担してくれないか?」ってそんなコト言われたのはじめてですよ〜(笑)
ホトンドの場合は、課税されてもこんなトラブルにならずに問題なく商品の受け渡しが出来るんですケドね〜。
ネット通販が世界中で一般的になって国をまたぐ越境ECっていうのも日常的になりつつある状況ですが、小さなトラブルは、まだまだ起きそうですね〜。

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