当店でレコード・デビューしたという若いお客さんから、
「レコードをキレイにする方法を教えて欲しいんですケド・・・」という質問をいただきました。
まぁ〜ナンでも、他店で購入したレコードを家に帰って聴いてみると
「ず〜っとパチパチと音が鳴るんですよ・・・どうしたらイイんですかね?」
というコトだそうです。
で、ご自身でレコードをキレイにする方法をネットで調べてみたそうなんですが、イロイロなやり方があって「一体どの方法がイイのかわからなくなった・・・」そうです。
このブログの記事にも書きましたが、10年以上前に書いた
「キレイなレコードなのにノイズがでる」
という記事が、す〜っと人気記事のランキングに入っているトコロから、世間では「レコードのノイズをナントカしたいっ!」と思っている人は相当多いんでしょうね。
レコードをキレイにする方法ってそんなに色んな方法あるのかなぁ・・・って思い、オイラもちょっと調べてみました。
あぁナルホド〜結構、いろんなやり方があるんですね〜コレは、ちょっと迷うかも・・・。
現役のレコード店主がレクチャーするレコードクリーニング法。
朴訥とした語り口がなかなか味わい深いですね〜。
使うものは、水とサラシっ!サラシってワード・・・久しぶりに聞いたな。
更に使う歯ブラシは、デンターシステマというブランド指定っ!
使用するのは、洗面台に、ぬるま湯をためて適量のハンドソープ添加「キレイキレイ」指定っ!
ソコへ大量のレコードを投入するという・・・コレは、スゴい!
VPIバキュームレコードクリーニングマシンを使ったマジモンのデモです。
ナニかの実験のようですね〜。しかも使っているOYAGの7連ブラシ・・・そのブラシは、デンターシステマっ!
両手でゴシゴシしている様子が、ちょっとウケる(笑)
極めつけは、ケルヒャーの窓拭き用のバキューム・マシン使用っ!
使うのは、モチロン、コニシ製(笑)
タオルで音溝に対して対角で拭き取っているのが気になりますが・・・。
このクリーナーのニオイ・・・大好きです。
お値段20万円オーバーっ!
中性洗剤(いわゆる食器用洗剤)で、水道水、自社製洗浄用ウェットブラシ「アルジャント」で洗った後に仕上げにレコード盤洗浄用特殊クリーニング液「クリアトーンウォーター」を使用。
さらに仕上げみがき後にターンテーブルでレコード針でホコリの掻き出しというカンペキな布陣!
ちょっと調べただけでコレだけのレコードクリーニングのやり方がありました。
ある程度分類すると・・・。
レコードクリーニング専用液
水
洗浄水系
アルコール系
中世洗剤系
マシン系
ってカンジでしょうかね。
その他にクリーニング用アイテムとして
歯ブラシ デンターシステマ指定(笑)
布
専用クロス
レーベル保護カバー などそんなカンジですか・・・。
で知りたいのは、結局、一体どの方法がベストなのか・・・ですよね。
レコード店を20年以上営んできてコレまで、数十万枚のレコードをクリーニング、洗浄、磨き上げてきたオイラが、思うには、どのやり方もベストな方法だと思いますよ。
上記の動画を全部見て思ったのですが、最終的な目的は、「レコードをノイズのないサウンドで聴く」というコトなのですよね。
で、その過程に至る方法を紹介しているというコトなのですよ。
レコードの汚れもソレこそ千差万別でメチャ汚れているレコードもあれば、ちょっとホコリがついた程度の汚れもあるワケです。
さらに、汚れの成分も、指紋のような油脂系であったり、ホコリのようなダスト系であったり、はたまたカビであったりとコチラもイロイロな汚れがあったりするワケです。
そしてレコードを聴く人の方も、「ゼッタイにノイズは許せないっ!」と思うカンペキ派もいれば、「多少のチリチリは仕方ないよね〜」って思う妥協派もいるしね。
オマケに、レコードのクリーニングに手間ヒマ、時間をかけるコトが出来る人もいれば、そうでない人もいるし。
紹介したそれぞれのYouTuberさんも動画を撮影したりするくらいなので、「このやり方がベストだっ!」って思って撮影していると思うんですよ。
レコードのクリーニングの方法こそ、それぞれやり方は違うケド、みなさんそれぞれの効果を実感していいるように思うんですよね。
そんな中から自分にとってのベストな方法を探ればイイんじゃないかなぁ〜なんて思うんですよ。
で、店頭に来て質問していただいたお客さんには、一応当店のレコードクリーニング法を伝授しました。
当店では、市販のアルコール除菌液 をレコードに塗布して、綿100%の生地を使って磨き上げるという方法でレコードを磨いています。
多くのレコードは、指紋などの油脂が原因でノイズが起きることからこのやり方がイチバン手っ取り早いというコトで採用に至っています。
で、更にヒドい汚れのレコードは、中性洗剤をレコードに塗布して刷毛を使って泡立てて水道水で洗い流すという方法も採用しています。
ま〜コレ以外にも汚れによってはイロイロとヤリ方があるんですケドね。
で、最終的には、上記のNAGAOKA公式の動画でも実演していましたが、レコードに実際にレコード針を載せてターンテーブルで空回転させる、そして場合によっては逆回転でも空回転・・・。
「レコードのチリチリノイズ除去方」
上記の記事に詳細を記載しています。
BANGLES / ETERNAL FLAME
BANGLES / ETERNAL FLAME の試聴
next recordsのサイトでBANGLESのレコードを探してみる
イヤ〜動画を見ていて思ったのですが、レコードを磨くってもうホントある種、その道を極める的な様相になっているような気がしましたね。
「レコード磨き道」みたいなカンジですね〜(笑)
皆さん、それぞれのレコード磨き道を極めていってもらいたいものです・・・(笑)
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