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渋谷で12インチシングル専門の中古レコード店next recordsです。


バイクのパーツ探しとレコード探しは似ている?


オイラは、趣味で古いバイクに乗っています。
ただ乗るだけじゃなく、自分好みにカスタムして楽しんでるんだケド、古いバイクってパーツ探しが結構タイヘンなんですよね。
バイク自体が30年以上前にもう製造が終わっていて、トーゼンですがカスタム・パーツはバイクショップやパーツ屋さんじゃ売っていないワケです。

そこで使っているのが、フリマアプリ「メルカリ」のお知らせ機能です。
欲しいパーツのキーワードを登録しておくと、誰かが出品した瞬間に「出品されました!」と通知が来る機能でコレ、使っている人も多いと思います。
メチャ欲しいパーツだけど実際、しょっちゅう「出品されているかな?」ナンてチェックしきれませんしね。
この「お知らせ機能」ホントに便利で、この前なんて数ヶ月待ち続けてやっと通知が来て、速攻でアクセスして即購入! ずっと探していた超レアなカスタムパーツをやっと手に入れるコトが出来たワケです。

この体験、レコード探しにもめちゃくちゃ似てるなって思うんですよ。



レコード店の「ウォントリスト」って知ってる?

Next Recordsにも、時々お客さんからこんなリクエストをいただくことがあります。
「〇〇のレコードが入荷したら連絡して欲しい」
これ、レコード屋的にはウォントリストって呼んでるんですよね。

お客さんからすれば、自分が探しているレコードを店側が覚えておいてくれて、入荷したら教えてくれるなんて最高のサービスですよね。
しかも中古レコードは基本的に1点物だから、まさにバイクパーツと同じで出会えるかどうかは運とタイミング次第です。

オイラもこのお客さんからのウォント情報はメチャ貴重だと思ってるんですよね〜お客さんのリアルなニーズがダイレクトに解るし、「あ、このレコード探してた人いたな」と思い出せれば売れる確率も上がるワケだし。

…でも、ココからが悩ましいトコロなんです。



実際にはなかなか対応できていない現実

一応、お客さんのウォントはメモに残してスタッフ間で共有しています。
だけど、何千枚もある在庫、そして何十人分ものお客さんからのウォント…。
正直、全部を覚えておくのは人間の記憶力では限界があるワケです。

そしてたまに、「あ、このレコード〇〇さんが探してた!」と思い出してメールを送ることもあるんだケド、反応がナイことも多いんですよね〜無視されたり、「あ、ソレもう他で買っちゃったんです」なんて返事が来たりってコトもありますし。
オイラとしてはサービスの一環で連絡してるんで、空振りだと正直ちょっと切ない気持ちになります。
「もう必要なくなった」「気分が変わった」なんて理由もあるだろうけど、やっぱりガッカリしちゃうんですよね。



お客さんの「入荷したら教えて」の本音

ココでちょっと行動経済学のハナシをすると、「入荷したら教えて」というコトバって、実は強い購買予約じゃなくて弱い意向表明の場合が多いようです。

ナゼかってというと、人間って「今欲しい!」という感情はスゴく強いけど、時間が経つとドンドン薄れていく性質があると思うんですよね。
このコトを「現在バイアス」とか「時間割引」って呼ぶんだケド、解りやすくに言えば「未来より今を優先する」ってコトなんですよ。

さらに趣味性の高い中古レコードのような1点物だと、流行や気分の変化も激しいみたいです。
昨日まで猛烈に欲しかったのに、今日はもう別の盤が気になってる…なんてコト、レコード好きなら経験アルアルですよね。



成約率が低くなる3つの理由

オイラなりに整理すると、ウォントリストからの成約率が低いのはこの3つの理由が大きいと思うんですよね。

熱量の低下
ヤッパリ欲しいっ!と言ってから入荷するまである程度時間が空くと、情熱が冷めてします。

不確実性の高さ
今の時点で欲しいのに「いつ入荷するか分からない」という状態だと優先度が下がってしまう。

他店での購入
中古レコード市場はめちゃ流動的です。別の店やネットで見つけたらトーゼン即そっちで買ちゃいますよね。

お客さん的には、やっぱりこんなカンジのココロの動きがあるんじゃないかなぁ。



1点物の中古レコードと「入荷連絡」は相性が悪い?

個人的には正直、相性は悪くナイって思ってるんですよね。
問題はそのやり方じゃないかなって。今みたいに「店主やスタッフの記憶とメモ頼り」では、タイミングと精度がどうしても悪くなるんですよね。

やっぱり、中古レコードの入荷連絡ってスピード勝負ってトコロなんじゃないかなぁ。
お客さんの熱量が高いうちに連絡できなきゃ意味がナイし、他の誰かに先に買われちゃうコトだってある。



メルカリの「お知らせ機能」をレコード店にもアレば便利?

そこで思うのが、あのメルカリの「お知らせ機能」みたいな仕組みをレコード店にも導入できないかってコトなんですよ。
お客さんが自分で欲しいタイトルを登録しておいて、入荷と同時に自動で通知が飛ぶ。

これなら、
・店側は記憶や手動メールに頼らなくて済む
・お客さんは即時に反応できる
・成約率も上がる

ただ、問題はシステムの構築コストや運用の手間…小規模な中古レコード店だとこういった機能って導入が難しいのかもしれない。
でも、Discogsやヤフオクでは当たり前の機能だし、レコードショップにも広がってもイイと思うんですよね。



期限と競争心理を加えればもっと効果的

行動経済学的には、入荷連絡に期限をつけると成約率が上がると言われています。
「入荷連絡後、24時間以内に購入意思がなければ店頭販売に回しますね」とかってカンジですね。

こうすると、「他の人に買われちゃうかも」という損失回避の心理が働いて、即決率が上がるとされているようです。
ま〜こういった「今だけ」みたいなキャンペーン的な販売手法ってよくありますよね…オイラ的にはあんまり煽るのはちょっと…ってカンジではあるのですが。
まぁ〜でもフダンは「新入荷のお知らせ」ってメルマガを送っていますがヤッパリ、レア度の高いレコードから売れていくのであるイミ、「他の人に先に買われるかもっ!?」ってお客さん的には競争心理が働いてるんでしょうね。
そう考えると中古レコードの世界では、このスピード感は、あってもイイのかもしれません。



で、どうしようかという結論

お客さんの「入荷したら教えて」という気持ちはメチャよく分かるし、オイラ自身もバイクのパーツ探しで同じ思いをしてるから、その便利さは理解しています。
でも現状の「人力ウォント管理」では、正直お互いにとってベストなカタチになってないですよね。

だからこそ、これからはお客さん主導型の入荷通知システムを考えていきたいと思っているんですよ。
メルカリやDiscogsのような仕組みをうまく応用できれば、もっとスムーズに、もっと確実に、欲しい人の手にレコードが渡るんじゃないかなって思うワケであります。

NELLY feat. KELLY ROWLAND / DILEMMA
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中古レコードは一期一会の世界です。
だからこそ、出会いの瞬間を逃さない仕組みを作りたいなぁ〜って。
そしてそれを、Next Recordsから発信できたら最高だと思うんですよね。
まぁ〜理想はそういったカンジなんだけど現実としてコレ、システム的に出来るのかって問題はソコですよね。

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