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こんにちは、渋谷で中古レコード店を営んでるNext Recordsです。
当店は、渋谷の片隅にある小さな中古レコード店なのですが店頭には常時約6000枚のレコードを在庫しています。

それぞれのジャンルで分けたコーナーを作って、Soul/Disco、House、HipHop、R&Bといったカンジでお客さんが自分の好きな音楽ジャンルをスグに見つけられるようにって、陳列しています。
あと、店頭で販売している全部のレコードに「おすすめコメント」を書いたレコメンド・カードも付けてる。📝✨これは、レコードを購入しようと思っているお客さんからは結構評判イイみたいで知らない曲でもコメント読んで興味持ってくれたりしているようです。

さらに以前にもこのブログでも紹介しましたがすべてのレコードにQRコードを印刷するようにして、スマホでスキャンすればその場で試聴ができるっていうシステムを導入しています。📱🎧
これはオイラなりの「知らない名曲を知るキッカケになればいいな〜」って想いから始めた仕掛けでもあります。

そんなある日、レコードにとても興味を持ってそうな若いお客さんが来てくれました。

熱心に選び、じっくり聴いて、でも…買わなかった理由とは?
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そのお客さんは、入店してすぐにSoul/Disco系のコーナーに向かって、レコメンド・カードをジーっと熱心に読んでくれていたんですよね。
当店のコメントにもチャンと目を通してくれてる様子で、これはもしかして「イイ出会い」があるかもってちょっとワクワクしていました。✨

そのうち、レコード棚からピックアップしたレコードを手にして「このレコード、試聴できますか?」と声をかけられたので、「スマホでQRコードをスキャンすればスグに聴けますよ」と案内したら、「すごく便利ですね〜」と言ってくれてなかなかの好印象でした。やっぱりそうっていただけるとスマホでのセルフ試聴の実装は相当タイヘンだったけどその苦労もフっ飛ぶくらいの嬉しさです。😊

そのお客さんが興味を持っていたジャンルのレコード在庫は約1000枚。棚からレコードを1枚ずつ引っ張り出して、スマホでQRを読み取って、試聴して…というのを延々と繰り返してくれた。
最終的に、20枚近くのレコードが購入希望の候補としてピックアップされていたんですよね。
「これは数枚は買ってくれそうだな」とオイラは内心ちょっと期待してた。
でも…
店内での滞在時間は、1時間半ホドでそのお客さんは、選んだレコードをすべて元の棚に戻して、ナニも買わずに帰ってしまった。

「うーーーん、ナンでだろう?」って正直思いました。

オイラは25年このレコードの販売に携わっている経験から、お客さんが「買う気で来てるかどうか」っていうのはそのお客さんの店内での様子やたたずまいからだいたい判るんですよね。
この時のお客さんも、明らかに「その気」があったようにカンジたんですよね〜なのに、最終的には“何も買えなかった”。

お客さんの頭の中で何が起こってたのか?🧠🌀
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この出来事、ずーっと引っかかっていたんですよね〜で、ある時フト思い出したのが「選択のパラドックス」っていう心理学の考え方です。

コレは、心理学者のバリー・シュワルツって人が提唱してる理論で、「選択肢が増えすぎると、逆に人は決断できなくなる」ってヤツです。

オイラの店は、たくさんのレコードを揃えてるのがお店のアピールポイントだし、お客さんにいろんな出会いをしてもらいたいと思っています。
だけど、それが逆に「選びきれない」ってプレッシャーになってたのかもしれない。

人って、選択肢が少ないと「限られた中で一番良いものを選べばイイ」と思えるケド、選択肢が多すぎると、「もっと良いのがあるかもしれない」「間違えたくない」って気持ちが強くなってしまうみたいです。😣💭

しかも、オイラの店みたいに1点モノの中古レコードだと、「今日決めないと、次に来た時はもう無いかもしれない」っていう緊張感もあるし選択に時間がかかる分、買う買わないという判断がどんどん重くなっていくみたいなんですよね。

結果として、「今日は決めきれないからヤメておこう…」ってなっちゃうようです。

Next Recordsとしての施策は正しかったのか? もっと良くできたコトは?🔍✨
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QRコードの導入も、レコメンド・カードの充実も、オイラとしてはご来店していただいたお客さんのレコードの「選びやすさ」のためにやってきたつもりです。
だけど、このお客さんのように「たくさんの選択肢の中で迷ってしまった」って状況を目の当たりにして、「ただ情報を増やせばいいってもんじゃないんだな…」って改めて思ったんですよね。😔
選択肢の豊富さが、結果的に「選び疲れ」につながってたのかもしれない。
それなら、どうすればイイか?ですよね。

今後、もっとレコードを選びやすくするための工夫🛠️💡
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「テーマ棚」をもっと強化するみたいな各ジャンルをもっと細分化するとか、選りすぐったレコードにより気合の入ったPOPをつけてを在庫の中から浮かびださせるとか、「迷ったらまずはこれを聴いてみて!」的な解りやすい案内やPOPを付けるとかってパッとカンタンに思いつくアイデアは、あるんですがナンかドレもイマイチ、「コレだっ!」っていう決定的な決め手にかけるんですよね。

当店のWEBサイトでは個別のレコード紹介ページの下部に「Recommendations」というコーナーを設置していて今見ているレコードの楽曲に近い曲を紹介できるシステムを導入しています。
要するに「このレコードが好きならコレもオススメ!」みたいなヤツです。
こういったたくさんの在庫の中から気にいった曲の属性に近い曲をオススメできる方法を店頭販売において実装できればイイんじゃないかな〜ナンて思っているんですよね。
コレ、表現というか言い方を変えるとお客さんは店頭で自分が好きな曲のレコードを選んでいるように思っているけど、「カテゴリやジャンルを『思考不要』で選べるようにする」というのがイイんじゃないかな〜なんて思うワケです。
例えばですが、こんなのどうでしょう。
お客さんが気になったレコードのスマホ試聴をしているその画面に「この曲が好きならこのレコードもオススメですっ!」みたいなレコードが表示出来るようなイメージでSpotifyのアルゴリズムのような設計を店頭での試聴時に再現する方法ですね。
具体的にはQRコードやスマホ導線で試聴と解説を融合しちゃってはどうかみたいなカンジです。
店頭のレコードに貼付されたQRコードを読み取ると、解説・試聴・別のオススメレコードが表示できる仕組み。
「試聴体験の質を高める」みたいな施策ですね…う〜ん出来るのか…こんなコト。

MONICA / ALL EYEZ ON ME
MONICA / ALL EYEZ ON MEの試聴
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選ぶ楽しさを、迷いに変えないために🌈🛍️
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オイラ自身、レコード屋ってレコードの販売を通じてお客さんに音楽との出会いを提供するのもシゴトだと思っている部分ってあると思っているんですよね。
でも、出会いが多すぎると、人は戸惑ってしまう…これは誰でもそうですよね〜強烈なレコード・マニアでも、初心者でも。
だから、「選ぶ自由」だけじゃなく「選びやすい環境」をつくるコトが、これからもっと大切になるんじゃないかなぁ〜ナンて思うんですよね。
レコードを選ぶのって、本来はワクワクする時間のハズだと思うんです。
選択のパラドックスを超えて、「このお店は、選ぶのが楽しい」「また来たい」と思ってもらえるように、Next Recordsらしい工夫していこうと思います。
音楽との出会いが、もっと自然で、もっと楽しくなるように…そんな店を目指していこうと思うワケであります。👍✨

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