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こんにちは、渋谷で中古レコード店を営んでるNext Recordsです。
渋谷でレコード店を始めて25年。ネット通販歴はもう18年ホドになります。
最近では、国内外問わずレコード人気が再燃してて、ありがたいコトに毎月チャンと売上も立ってます。
特にココ数年、訪日外国人のお客さんがグッと増えて、店にもたくさんの海外ディガーが来てくれるようになりました。

ソコで、今年(2025年)の4月から海外向けネット通販、いわゆる“越境EC”ってやつをスタートしてみました。
モチロン、ただ始めただけじゃなくってオイラなりに10年以上の通販運営のノウハウを注ぎ込んで、海外の人が言葉でつまづかないように多言語化したり、現地通貨で金額表示できるようにしました。
配送方法も調べて、世界中ドコからでも迷わず注文できるような構成にして、万全の体制で始めたつもりです。

そのおかげか、海外からの会員登録は確かに増えてきた。「こんな国から!?」って驚くような地域からのアクセスもあって、正直ちょっと感動した。でも…
肝心の「注文」が思ったホド入らないんですよね〜始めて3ヶ月たった今、月に入る海外からの注文はわずか数件。売上にして、当初計画していた額の3割ホド。しかも、その計画自体が「堅実ライン」だったのに、それすら届かないのはちょっとショックでした…。

「これはナニかがおかしいぞ」と思って、オイラは本腰を入れてWebで調べまくりました。
そしたら、「越境EC支援します!」っていう会社のサイトがたくさん出てきたんですよね。

「月収100万円をすぐに達成!」「主婦が片手間で月50万の売上!」「知識ゼロ・経験ゼロでも初月黒字!」って…どれもスゴそうな言葉が並んでて、ちょっと目がくらみそうになったよ。
でも正直、「本当にそんなにウマくいくのか?」って思ったんですよね。

だってさ、オイラは18年間も通販をやってきて、「ネットでモノを売るってそんなに甘くない」って肌でカンジてるワケです。
日々の在庫管理、発送準備、問い合わせ対応、商品のデータ化、商品説明の書き込み等、手間も時間がメチャかかるっていうのを知っているワケです。それを「片手間でポンと月50万売れる」ナンて、現場感のないハナシにしか思えてならないですよね。

さらに調べてみたら、そういった支援会社の多くはAmazonやeBayみたいな巨大マーケットプレイスに出品して売るノウハウを教えてくれるトコロでした。
だけどオイラは、そういうモールに出店するコトに、どうしても共感できないんですよ。
その理由はシンプルで、「お店の個性がなくなっちゃうから」です。
大手モールで買い物した人って、「Amazonで買った」ってコトは覚えてても、「ドコの店で買ったか」までは覚えてくれないコトが多いんですよね。
それに同じモールに出品している競合他店と価格競争にも巻き込まれやすくて、値下げ合戦で消耗しちゃうのもイヤなんですよね。

オイラの店は、単にレコードを並べて売るだけじゃないって思っているトコロがあります。
すべてのレコードにオススメコメントをつけて、丁寧にクリーニングして、カンタンに試聴出来るようなプレイヤーを搭載、「このレコードは、こんな曲で、他にもこんなレコードもありますよっ!」って熱量も込めて販売しているつもりなんですよね。
そんな気持ちで運営している当店が「無個性なプラットフォームのひとつ」になってしまうのは、やっぱり違うんじゃないかって思っているんですよね。

とはいえ、売上が思うように伸びてないのも事実です。
「このままで本当に注文は増えていくのか?」「やっぱり支援サービスに頼った方がいいんじゃないか?」って、オイラの中でも葛藤がないワケじゃない。
でも、今すぐ何かに飛びつくのではなく、自分のアタマで考えて、段階を踏んで攻めていこうと気持ちを切り替えてみようと思ったんですよね。

そこで、今後どんな施策をしていけば海外通販を軌道に乗せられるか、期間ごとにステップを分けて考えてみた。以下がその内容です。

【STEP1】今すぐ始めるコト(〜3ヶ月以内)
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● 英語対応のSNS運用を本格化する
海外のレコード好きに向けて、英語でのInstagram投稿を開始。
「#tokyovinyl #usedrecords」なんてタグをつけながら、実際の商品写真や店の雰囲気、ちょっとした推薦コメントも英語で発信してみたらどうかなって思っているんですよね。

● 自店舗の商品ページを英語SEO対応に最適化したい
コレは、ホント狙いたいトコロなのですが、なかなかムズカシイ・・・今まで以上にキーワードを意識して、オーガニック検索からの流入も狙おうと思っています。

● 海外向けの“安心ガイド”ページを作る
「どんなふうに梱包されるの?」「関税は?」「返金対応は?」みたいな海外から利用するお客さんの不安を払拭するための英語FAQを用意してみようと思います。

【STEP2】ちょっと本腰入れてチャレンジするコト(〜6ヶ月以内)
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● ネット通販・リアル店舗を海外へ紹介しているメディアへの露出を増やす
日本の中古レコード文化に興味のあるメディアやインフルエンサーと組んで、実際にショップや商品を紹介してもらったりレビューをもらうプラン。
海外で「Tokyo Shibuya Record Store」としてブランディングをもっと強化していきたい。

● GoogleやMeta広告を“少額テスト”からスタート
むやみに広告費をかけるのではなく、小さな予算で海外ユーザーへの反応を見る予定。どの国で反応があるかを見極めて、徐々に広告展開していこうかなって思っています。

【STEP3】長期的に取り組んでいくこと(〜1年)
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● 海外ディガー向けのメルマガ配信
「今週のピックアップ盤」等を英語で届けるメルマガを構想中。リピートしてもらえるような施策を実施してみる。

● 「渋谷レコード店日記」の英語化もしくは多言語化して紹介してみる。
海外のレコード好きな人が読んでくれそうなコレまで書き綴っていた「渋谷レコード店日記」の記事をレコードの魅力をさらに掘り下げて海外のお客さんとも共有できたらイイんじゃないかな。

● リピート優遇制度の導入
国内のネット通販では、購入額に応じて送料無料サービスしているんだケド、海外顧客向けに「●回目の購入で送料割引!」みたいなサービスも検討中。

SOLU MUSIC ft. KIMBLEE
SOLU MUSIC ft. KIMBLEEの試聴
next recordsのサイトでSOLU MUSICのレコードを探してみる

最後に:ブレずに、でも柔軟に。Next Recordsの越境ECのこれから
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正直、始めたばかりの海外通販で思うような結果が出なかったのは悔しいって思っているんですよ。
でも、オイラは「売れるかどうか」よりも「どんなお客さんに届けたいか」を一番大切にしたいと思っているんですよね。

Next Recordsでレコードを買ってくれた海外のお客さんが、「あのレコード屋、最高だったな!」ってまた戻ってきてくれるような場所を目指しているんですよね。
だからこそ、モールには頼らず、でも必要なサポートは柔軟に取り入れて、当店ならでのやり方で海外通販を育てていきたいってマジで思っています。

まだ始まったばかりの挑戦だけど、これからも試行錯誤しながら、レコードが大好きな人たちと国境を越えて繋がっていけたらイイな〜なんて思っているワケであります。
「レコードは音楽を超えて文化だ!」そんな想いを込めて、これからも1枚1枚、心を込めて届けていくよっ。

※この記事は、オイラ自身の実体験に基づいて書いたものです。どこかの宣伝や広告ではないので、ご安心を(笑)

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