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創業2000年、東京 渋谷 宇田川町で12インチシングル専門の中古レコード店を営むnext recordsです。
このブログでも度々、書いていますが店頭にご来店いただけるの海外からお客さんが相変わらずハンパなく多いです。
コロナ騒動明けの去年(2023年)も相当外国人が増えたなぁ・・・って印象だったのですが、今年(2024年)は、ソレ以上に増えた印象で来店客数だけでみれば体感的には、ホボ倍くらいにまで多くなってきているようなカンジがします。
「それじゃネクストさん、メチャレコード、売れているんじゃないの?」って思われるかもしれませんが、あくまでも来店数だけなのでそのご来店いただいたお客さんの中でも実際に購入にまで至るとなるとガクーーーンと割合は、減ってしまうので来店客数の割合に対してソレホド売上には、繋がっていないという・・・ナントモ、トホホな状態です。
コレは、当店がオリジナル盤12インチシングル専門店というレコード好きの中でも極めてニッチなアイテムだけど販売しているというある種、超マニアックなレコード店なので仕方ないのです。
タブン、世界的にも大ウケしているようなレコードを扱えばご来店いただいた海外からのお客さんのニーズに応えられるとは思うのですが、流石にソレは、お店のコンセプト的に合わないので絶対にそうはしたくないという想いであります。

トコロで、店頭にご来店いただいた海外からのお客さんからよく訊かれるコトがあります。
ソレは・・・「ココのお店ってDiscogsやっていないの?」ってコトです。
ご存知の人も多いでしょうが、Discogsとは世界最大規模のレコードのデーターベースサイトです。
元々は、レコード・CDの収録曲やカタログ番号、生産国なんかを調べるコトが出来るあくまでもデータベースサイトだったのですが、最近ではそのデータベースを利用してレコード・CDの売買が出来るマーケットプレイスとしての存在感の方がデカくなっていますね。
でよく訊かれる「Discogsやっていないの?」とは、当店がDiscogsのマーケットプレイスでレコードを販売していないのか?ってコトを訊いているワケです。
当店の販売チャネルは、渋谷にある実店舗と自店舗のECサイトだけなんですよね。
「Discogsやっていないの?」って訊かれたら「やってないんだよね〜」となります。
当店としては、日本のお客さんも海外のお客さんも当店のショッピングサイトでレコードを選んで貰えれば・・・って思っているのですが、日本のお客さんは、とりあえず置いておいて、海外のお客さんに関しては、日本語だらけで使い方がイマイチよく解らない当店のショッピングサイトは、どうしても使いづらいんでしょうね。
ご来店いただいた海外からお客さんには、「オンラインショッピングサイトもあるので見てください!」ってスマホでスキャンすればスグにアクセスできるQRコードを記載したショップカードをお渡ししてとりあえずアピールはしているのですが、まぁ〜実際のトコロ、そのアピールでの成約率は、タブンかなり低いでしょうね。

で、海外からご来店いただいたお客さんによく訊かれる「Discogsやっていないの?」に対してもし当店がDiscogsのマーケットプレイスに出店していたら、どうなるんだろうってコトを考えていたんですよね。
フツーに考えたら「Discogsのマーケットプレイスに出品するナンてカンタンじゃん・・・どうしてやらない?」ってコトがまず思い浮かぶと思うのですが出来ない確固たる理由っていうのがあるんですよね。
ソレは、Discogsのための商品を確保出来ないってコトなんですよね。
当店を実際にご来店いただいた人は知っているかもしれませんが、当店はオンラインショッピングサイトの在庫と店頭販売している在庫がカンゼンにシンクロした状態で管理されているんですよね。
わかりやすく書くとネットショップに出ているレコードは、店頭のレコード棚に入っていてドチラからでも購入出来るという状態になっているというワケです。
要するに商品在庫のデータを一元管理しているワケです。
コレ、単純にカンタンな様にカンジるのですが、小さなレコード店にとっては意外と難しくって当店の規模クラスのレコード店だと実店舗の在庫とECサイトの在庫がゴチャ混ぜになっているコトが多いんですよね。
店頭販売に於いては、そのレコードが店頭に並んでいたら買えるし無ければ買えないという当たり前のコトなのですが、店頭販売とネット販売とで併売する際は、在庫管理をシッカリしておかないとイケないんですよね。
コレは、もうホントよくあるのですが実際は、店頭で既に売り切れて在庫がないレコードがECサイトで購入可能状態になって出ていたりするコトがあります。
当店では、店頭在庫とECサイトの在庫をカンゼンにシンクロさせるために店頭販売で売れたレコードが、ECサイトでも売り切れ状態にするようにしているワケですが、やっぱり人間がやっているコトなので、時々間違えてしまったりしているコトもあったりします。

で、コレを防止するためには、店頭販売用のレコードとネット販売用のレコードってカンジで別々に在庫管理する方法があります。
でもね、コレって例えば人気のあるレコードを店頭販売 or ネット販売、ドッチに出すのかっていう悩ましい問題があるんですよね。
お店的にはドッチで売れてもイイんだけど在庫管理の都合でドチラか一方でしか出せないみたいなコトになるワケです。
で、Discogsのマーケットプレイスでのハナシに戻りますが、今から当店がDiscogsのマーケットプレイスでレコードを販売するには、2つの方法が考えられます。
それは、Discogsのマーケットプレイス用のためのレコードを用意する という方法と、今の店頭販売&ネット通販の在庫をそのまま流用する方法です。
コレね・・・お店的にはDiscogsのマーケットプレイス用のためのレコードを用意するのって出来ないんですよね。
やはり限られたレコードをひとつの販売チャネルのためだけに確保しておくというのは、或るイミ販売の機会損失にも繋がると思うんですよね。
なので、もし出来るのであれば、店頭販売 & 自店舗のネット販売 & Discogsマーケットプレイス販売 の3つの販売チャネルのドコからでも購入可能なようにしたいんですよね。

で、海外からご来店いただいたお客さんが実際に渋谷のレコード店に訪れているにも関わらずどうして「Discogsやっていないのか?」って尋ねるのかですよ。
お店的には、「イヤイヤ、実際にお店に訪れているんだからスマホでDiscogsなんか見ないでみないで店頭のレコード棚を見てよぉ〜」って思うのですが、海外からのお客さんにもソレナリの理由があるんですよね。
Discogsは、レコードのデータベース機能やマーケットプレイス機能の他にもかなり便利で使える機能が盛り込まれていてその機能のひとつに「Wantlist」という機能があります。
コレ、その名前の通り、「欲しいレコードを登録する」機能なんですよね。
日々のレコード検索に於いて「あ〜このレコード、イイなっ!見つけたら購入しようっ!」って思うコトってレコード好きであればよくあるコトだと思うのですが、Discogsでアカウントを作ってその自分だけのWantlistを作るコトが出来るんですよね。
で、気になるレコード&購入したいこのWantlistに登録するんですよね。
で、もし当店がDiscogsのマーケットプレイスにレコードを出品していたら今、店頭にご来店しているお客さんが自分のWantlistを見た時に「Has ● item I want」ってカンジで当店がお客さんがWantlistの登録しているレコードを何枚出品しているのかっていうコトが解るようになっているんですよね。
ん〜実によく出来た機能です。
コレもっと解りやすく説明すると当店が今実際に店頭販売している在庫のレコードのすべてをDiscogsのマーケットプレイスに出品しているとすると当店に訪れたお客さんは、店頭のレコード棚を見なくてもDiscogsに登録している自分のWantlistをみればそのそのお客さんが欲しいと思っているレコードの内、どのレコードの在庫が当店にあるのかっていうコトが瞬時に解るようになるんですよね。
コレは、本来であればDiscogsのマーケットプレイスに出品しているセラーが自分の欲しいレコードを何枚か持っていればついで買い出来るという機能なのですが本来はDiscogsのマーケットプレイスの通販の販促を施す機能なのですがソレを実店舗での購入に応用して使っているというカンジなんですね。
海外から訪れるお客さんというのは、ホントならレコード店を訪れたらガッツリとレコードを見たいという気持ちがあるとは思うのですが、やはり時間的な制約もあるので効率的にレコード店を巡りたいっていうコトもあるので欲しいレコードだけ見つけてサッと買って次の店へ移動ってなるんでしょうね。

ん〜なかなかこのWantlistを応用した使い方、イイですね。
しかし、残念ながら当店はやっていないんですよ・・・Discogsのマーケットプレイス。
で先に書いたようにもし、Discogsのマーケットプレイスに出品するんだったら店頭販売 & 自店舗のネット販売 & Discogsマーケットプレイスのすべての在庫を一元管理したいんですよね。
コレね・・・実際に海外からのオーダーがあればメチャいいんですが、タブンそのケースは、あまりナイと思います。
でも、先に書いたような店頭にご来店いただいたお客さんのWantlistと当店の在庫状況のマッチングが出来れば、購入に繋がりやすいような気がします。
また今度、日本に訪れようって思っている人がDiscogsのマーケットプレイスに出品している商品を見て渋谷の当店に訪れてくれるかもしれません。
ん〜そう考えたら、ちょっとしたアイデアなのですが結構販売に直結出来そうな気がします。

だけどコレを実行するには、かなりデカい問題があります。
ソレは、いまある商品データをナンらかの方法によってDiscosのマーケットプレイス用の商品データに書き換える必要があります。
ん〜出来るのか・・・そんなコト・・・。
ちょっと調べて見たのですが日本の大小様々なレコード店もDiscogsのマーケットプレイスに参加してレコードを販売していますね。
だけど、タブンどのレコード店もDiscogsのマーケットプレイスの為に別にレコードを確保して出品しているようなカンジですね。
タブン、これはあくまでもDiscogsのマーケットプレイスで販売するためだけの目的で出品しているんでしょうね。
でも、先に書いたように当店と同じ様に店頭販売もしつつ、ネット通販もしつつ、さらにDiscgosマーケットプレイス用の為に別に良いレコードを在庫確保するのってかなり難しいんじゃないかな・・・って思うんですよ。
当店の場合だと今は、next recordsの商品在庫パワーを店頭販売とECサイトでの販売の2つで同じだけ発揮できているんですが、Discgosマーケットプレイスに同じ内容の商品を出品してこんなレコードがあるよって紹介できれば海外のお客さん向けに結構デカいアピールに繋がるのではないのか・・・って思うんですよね。

STEVIE NICKS / STAND BACK
STEVIE NICKS / STAND BACK の試聴
next recordsのサイトでSTEVIE NICKSのレコードを探してみる

ん〜コレ、なかなか良いアイデアだと思うのですが、問題はどうやってコレを実行できるのか・・・ですよね。
しかもフダンのシゴトに差し障りのない状況でさらにもうひとつ販売チャネルを追加するのって相当難しいような気がします。
いや〜でも、コレ・・・もし出来ればかなり大きなメリットになるような気がするんだケドなぁ・・・。
ちょっとイロイロ調べてコレ、ホントに実現できないか考えてみるのもアリかもしれませんね。
ナンか、ちょっとワクワクしてきましたっ!(笑)

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