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こんなYouTube動画を見ました。

人気のYouTuberさんの動画ですね・・・ソコで渋谷系音楽の解説をしています。
オイラ的には、渋谷系音楽にはあまり興味がないのですが、上記の動画では、どういう経緯で渋谷が音楽の街になったのかっていう経緯がカンタンに解説されていました。
動画によれば、80年代は東京では新宿が音楽の中心だったのですが、73年に渋谷PARCOが営業をはじめたのを皮切りに徐々に若者たちが渋谷に集まるようになっていったそうですね。
確かにオイラもずっと以前に渋谷の街の開発には、西武グループが大きく関わっていたという記事を読んだコトがあります。
で、81年にタワーレコードがオープン、90年にはHMVがオープンしたコトでイッキに渋谷が音楽の街に変わっていくコトとなったようです。
ちなみに渋谷のタワーレコードは、80年代のオープン当初は、今の場所ではなくって宇田川町のハズレにあったんですよね。
コレがそのオープン当時の渋谷タワーレコードです。
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この写真をみて「おっ!懐かしいっ!」って思った人は、間違いなく50代以上の人でしょうね〜(笑)
「えっ!?コレ、ドコ?」って若い人のために説明するとこのタワーレコードがあった場所は、当店から目と鼻の先の場所なんですよね。
場所的には、Manhattan Recordsのお向かいですね。
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タブン、渋谷のタワーレコードが上記の場所にあったコトもあって渋谷の宇田川町にレコード店が乱立したコトになったんでしょうね。
渋谷のHMVは、センター街の入口付近にあったというイメージですが、オープン当初は、109のテナントとして入っていました。
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で、動画でも解説しているように風営法の改正により渋谷にクラブが多数オープンするコトによってコレまであった音楽的文化とクラブ文化が合わさるコトで渋谷の宇田川町界隈にレコード店がオープンするコトになったといういきさつですね。
クラブがたくさんある渋谷には多くのDJ達も訪れるのでそういったDJ達がプレイするレコード扱うようなレコード店が多く出来ていくというカンジですね。
動画では、90年代の渋谷には約50店のレコード店が営業していたと伝えています。
当店は、2000年にオープンなのでソコには入っていませんが・・・。
オイラは、大阪出身なので80年代から90年代の当時の渋谷がどんなカンジの街であったのかというコトは、ホトンド知りませんでした。
そんな渋谷のコトをなぁ〜んにも知らないオイラがナンで渋谷にレコード店を営むようになったのかってコトをこの動画を見てイロイロと思い出したんですよね〜。
コトの発端は、オイラが大阪で既にレコード店を営んでいる友人のお店を手伝うコトになったのがキッカケですね。
もうその友人のレコード店は、ナイのですが1997年頃からその大阪のレコード店のカタログ通販をオイラが手伝っていたんですよね。
その当時は、まだインターネットは全然普及していなくって、ましてやガラケーでメールすら出来ない時代で紙製の通販リストを全国のお客さん宛へ郵便で送って電話で注文を受け付けるという超アナログな通販でした。
もうカタログ通販をやる前から解っていたのですが、一応全国のお客さん宛にカタログを送るのですが、とにかく東京を中心とする神奈川・千葉・埼玉という首都圏エリアにお住まいのお客さんからのオーダーがハンパなく多かったんですよね。
というのもカタログ通販をはじめようってキッカケもやはりその当時に大阪にあった実店舗に首都圏エリアから訪れるお客さんのレコードの買いっぷりがモノスゴかったんですよね。
大阪もそれなりの人口密集エリアではあるのですが、ことお客さんのレコードの買い方に関しては、まぁ〜フツーに1枚、2枚といった買い方なのですが、東京から訪れたお客さんは、もうソレこそ10枚〜20枚は当たり前のようなカンジで買っていくんですよね。
お客さんによっては1箱とかって大量買いされる時もあったくらいです。
その時から、大阪と東京のレコード熱の温度差が明らかに異なっていたというコトをヒシヒシとカンジていたんですよね。
「東京は、ヤバいコトになっているな・・・」って。
で、そういった首都圏エリアにお住まいのお客さんは、フダンはドコでレコードを買っているかというと渋谷のレコード屋だったんですよね。
その頃、日本全国のレコード店をエリア別に紹介しているレコード店巡りのバイブル「レコードマップ」という書籍があったのですが、その「渋谷エリア」を見てみると渋谷 東急ハンズの西側にレコード店が密集していたんですよね。
90年代から2000年前半頃は、明らかに世界的に見ても最もレコード店密度が高い場所であったワケです。
動画でも解説していましたが「90年代の渋谷には約50店のレコード店が営業していた」という時期ですね。
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同じレコードを販売しているのですが、この状況では大阪で販売するよりも東京で販売した方がメリットがあるってやはり思ったんですよね。
で、1998年ごろにお手伝いしていた大阪のレコード店は、当時共同経営していた一方の友人が暖簾分けというカタチで一旦渋谷に進出するワケです。
しかし、その時に出店したお店の場所というのが、渋谷レコード店密集エリアとは、ちょっと離れた場所だったんですよね。
ん〜いや決して悪い場所ではナイのですが、渋谷のマンハッタンレコードやシスコがあったエリアのレコード人口を10とするならば1〜2くらいのお客さんしか訪れてくれません。
で、やはり場所をもっと渋谷のレコード店が密集しているエリアで営んだほうが良いという思いからその離れたレコード店を一旦閉店して友人とオイラとが組んで宇田川町のオンボロアパートの一室を借りて始めたのがnext recordsとなります。
ちなみにnext recordsというショップの名前は、そういった大手のレコード店の次に訪れてもらえるように・・・というイミを込めてnext recordsにしたんですよね。
まぁ〜今となっては、その大手のレコード店がホボない状態なのですが・・・(笑)

先に紹介した動画は「渋谷系音楽」についての解説なのですが、やはりその発端となったタワーレコードが写真にあった渋谷のメインからハズレにある宇田川町のあの場所に出店したコトがすべてのルーツになっているんだなぁ〜って改めて思ったんですよね。
タブン、あの場所にタワーレコードが出来てソレまであまり人が訪れるコトが多くなかったエリアにレコードを買い求める人の流れが出来たコトで、マンハッタンレコードやシスコ、DMRが出店するキッカケになったというコトなんでしょうね。
上記のClub系のレコードをメインに扱うレコード店が集まるコトで更に小さなレコード店を誘引するキッカケとなったというカンジですね。
まぁ〜当店もそのClub系レコードを大量に販売する大手のレコード店のオコボレにあやかるというカタチで同じエリアにお店をだすコトになるワケです・・・要するにコバンザメ商法ですね(笑)

TEARS OF VELVA / THE WAY I FEEL
TEARS OF VELVA / THE WAY I FEEL の試聴
next recordsのサイトでTEARS OF VELVAのレコードを探してみる

オイラとしては、先に紹介した渋谷系音楽の解説には、あまり興味がナイのですがその流れで紹介された渋谷がどういう経緯で音楽の街・レコードの街になったというコトに関してはとても興味をソソる内容でした。
まぁ〜でも、渋谷系音楽のルーツがタワーレコードの渋谷出店がキッカケとするならば、当店も明らかにその系譜の流れの影響を受けて渋谷 宇田川町の端っこでレコード店を営むコトになったというコトなんでしょうね。
このブログでも時々渋谷 宇田川町エリアのコトを記事にしたコトがあるのですが、意外にも結構その記事って読まれているんですよね。
レコード屋があった場所の現在・・・。
上記の記事を書いたのは2013年なのでもう10年以上前ですね・・・というか、今はずいぶん写真の頃より街並みが変貌していますね・・・。

コチラの記事では90年代以降のアナログレコードカルチャー的な視点で「どうして渋谷 宇田川町がレコード店のメッカになったのか」というコトを解説していますので興味があれば、ゼヒ読んでみてください。
世界有数のレコードの街、渋谷宇田川町。

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