渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next recordsでは、お店のPRや店頭に並んでいるレコードの紹介を兼ねてInstagramで毎日1枚のレコードを選んでそのレコードについて想うトコロを記事形式の様にツラツラと書き綴っているのですが、オイラの語彙力の無さもあっていつも結構、悩んでいたりします。
その曲がどんな曲なのかってコトを言語化するワケですが、コレがなかなかムズカシイんですよね。
イントロは、こんなカンジで、ビートは、こんなカンジで、ヴォーカルはこんなカンジで・・・ってこんなカンジでかいているワケですが・・・(笑)
「こんなカンジ」ばっかりというトコロからもオイラの語彙力というか表現力の乏しさうかがえますね・・・オハズカシイ(笑)
そもそもレコードを紹介するのにこういったレコメンド的なコメントって必要なのでしょうか・・・。
今だと、その曲のコトをしるタッチポイントというか接点って数十年前に比べてメチャ、増えていますよね。
自分が好きそうな音楽ってIT技術の発達と共にレコメンド機能がかなり進化したコトもあって、ただ待っているだけで次々と紹介してもらえるじゃないですか・・・。
例えば、YouTubeとかで気になった曲の動画を見たらそのアーティストや楽曲がオススメ欄に次々と紹介されるみたいなカンジですね。
ソコには、ナゼどういった理由でその動画・楽曲が紹介されたのか・・・ってコトの説明は、ありませんが、もうそういったレコメンド機能は、当たり前のように機能しているし、そのサービスを利用しているコチラ側も意識せずトーゼンの様に受け入れているという状態です。
で、ハナシは戻りますが、レコードのその曲がどんなカンジの曲なのか・・・ってコトなのですが、自分で毎日そういった記事を書いていて時々フト思うのですが、本当に必要なのだろうか・・・って。
レコードにその曲に付いているレコメンドとかコメントとかってもう数十年前から当たり前の様に書かれています。
日本では、ホント当然のように1曲、1曲にコメントがレコードに付いていますよね。
だけど、海外のレコード店ってホボ、そういったコメント記事って付いていないんですよ。
新譜も中古もジャケットに付いているのは、価格のシールと「Best Price」なんて書かれた販促シールだけです。
レコード店に並んでいるレコードに興味を持つお客さんってその曲・盤のコトを知っている人だから、お店側からアレコレ言われなくても買うでしょ・・・的なコトなんでしょうね。
一方、日本ではレコードには、コメントが付いているのが当たり前の状態なんでしょう。
アルバム(LP)に付いている帯が、イイ例かもしれません。
このアルバムに付いている帯は、日本だけの習慣のようで英語でもOBIと呼ばれているんですよね・・・で、その帯(OBI)が珍しいというコトで海外のレコードコレクターから帯付きのレコードへの人気が高まっているっていう状況でもあります。
レコードに付いている帯には、そのアーティストやアルバムについてのキャッチコピーなんかが記載されています。
で、帯だけでなくライナーノートの存在も忘れてはいけません。
ジャケットの中に入っているライナーノートには、帯以上の文章量でそのアーティストの近況やどういった経緯でそのアルバムがレコーディングされたとか、その曲ひとつひとつにまつわるコメントなんかが書かれています。
で、思ったのですがナンで日本盤だけに帯とかライナーノートが付いているんだろう・・・って。
タブン、帯とかライナーノートを付けるコトは、それなりの理由やナン等かの効果があるからそうなっているんでしょうね。
で、ちょっと考察してみたんだけどタブン、こんな理由じゃないでしょうか。
付加価値の提供
音楽ファンやコレクターにとっては、帯やライナーノートが付いていることで、そのレコードの魅力が増すと感じる場合があるんでしょうね。
フツーに考えたら、帯とライナーノートが付いているレコードと付いていないレコードがあったらドッチを購入するかって聴かれたら帯&ライナーノート付きの方を選ぶんじゃないかな。
これによって多少、販売促進や市場での競争力がアガったりするんでしょう。
日本の消費文化と商品包装への重視
日本って他国に比べて商品の包装やデザインに対する部分に重点が比較的高い文化があると思うんですよ。
そのため、帯やライナーノートなどの付加的なアイテムを付けるコトで、レコードをより魅力的に見せる効果が期待されたんじゃないかな。
こんな文化的背景から、日本の音楽産業では、商品の付加価値を高めるために様々な付属品や販促物がレコードに追加されるコトもありますよね。
アーティストやレーベルのマーケティング戦略
やはりメインの考え方としてはレコード会社は、日本での販売を促進するために、帯やライナーノートを付けるというコトを戦略的に選択するコトで日本のファン層に対するリーチを広げたり、購買意欲を高めるための手段としていたんでしょうね。
輸入盤との差別化
海外で生産された輸入盤との差別化も、日本盤に帯やライナーノートを付ける理由のひとつでしょう。
この差別化により、日本の市場において、国内で生産されたレコードに対する優位性が生まれるコトがあります。
実際、輸入盤より日本盤の方が価格が高いんだけど、ライナーノートを読みたいために少し割高な日本盤を買ったりしたコトもありますし。
で、そういった大手レコード会社が昭和の時代から実施していたオキマリのレコードのプロモーション手段のひとつとして当店のような小さな中古レコード店もその手法に倣ってコメントを書いている・・・ってカンジなんでしょうね。
コレまであまり深くは、考えていませんでしたが、Instagramでレコードのレコメンド記事を書いていると、そんな想いに至ったんですよね。
曲に関しての「コメント」って一括りでいうとカンタンだけどその内容って結構、パートに分けるコトが出来るんじゃないかな・・・って思ったんですよ。
そのアーティストのコトや曲にまつわるエピソード、古いレコードだったらその曲が発売された時の時代背景とか・・・って。
事実カンケーのコトをレコメンド記事として記載するコトは、結構カンタンなんですよね・・・「コレコレ、こういったコトがありました」ってカンジで書けばイイだけなんで。
で、オイラが一番アタマを悩ますのは、その曲がどんな曲なのか・・・って部分なのです。
どんな曲調なのか・・・どんな雰囲気なのか・・・どんなメロディなのか・・・って鳴っている曲を文章化するコトの難しさ・・・コレなんですよね。
その曲を文章化するのに他のブログ記事なんかを参考にしたりしているのですが、やはり曲に関しては、そのカンジ方がその曲を聴く人の主観による部分が大きく影響しているので共感出来る部分もあるのですが、「そうかなぁ・・・」ってちょっとハテナ的な部分もあったりするのも事実です。
で、日本のコメントだけでなく海外では、その曲はリスナーにどういうふうにカンジられているんだろう・・・って思い海外の音楽好きが書いたブログ記事や掲示板の記事なんかを参考にしたりしています。
だけど、コレはコレで日本とは表現の仕方が違うのか、オイラにとって「ん?ソレってどういうイミなんだろう・・・」っていう表現もあるんですね。
海外の人(特に英語圏)が書いた曲のコメントに
Infectious melodies
Tapestry of Sound
Soundscape
なんてワードや結構な頻度で使われています。
infectious melodies って直訳すると「伝染するメロディ」って意味ナンだけど、「伝染するメロディ」ってナニそれ?ってカンジなんですよね。
Tapestry of Sound は、音のタペストリーでしょ・・・タペストリーって壁に吊り下げる布地のコトですよね・・・ソレが、音にどうカンケーするんだろう。
Soundscapeに至っては、直訳すると「音風景」です・・・まったく意味が解りません・・・。
日本人には、ちょっと判りにくい表現方法なんでしょうかね・・・。
で、イロイロと調べてみるとどうやら概ねこんな雰囲気の時に使われる表現のようです。
—————————
Infectious melodies
非常にキャッチーで、聴く人の心に強く残るようなメロディーを指します。これは、一度聴いたらすぐに耳から離れず、頭の中でリフレインされたり口ずさまれたりするような、とても魅力的で響きの良いメロディーを表現しています。
例えば、ある曲が「Infectious melodies」を持っているという場合、その曲のメロディーが非常にキャッチーで、聴く人の心に強く残り、簡単に覚えられてしまうようなものであると言えます。そのようなメロディーは、聴く人々に喜びや幸福感を与え、彼らの心に長く残る素晴らしい音楽体験を提供します。
「日本語的に表現すると「耳に残るメロディ」ってコトになるようです。」
―――――――――
Tapestry of Sound
これは、音楽が複数の要素や要素の組み合わせからなる美しい絵画や織物のようなものであるというイメージを伝える言葉です。
具体的には、楽器、メロディ、リズム、ハーモニー、歌詞などが組み合わさって、豊かで繊細な音楽の作品を指します。
この表現は、単なる音楽の要素だけでなく、その組み合わせや編曲によって生み出される全体の雰囲気や感覚を表現しています。
音楽がまるで糸や糸くずが組み合わさってできた美しい模様や織物のように、様々な音の要素が組み合わさって一つの魅力的で統一された音楽作品を構築しているという意味合いが含まれています。
この表現は、音楽が抽象的でありながらも複雑で多層的な体験を提供し、聴衆を引き込む力があることを強調しています。従って、「Tapestry of Sound」は、音楽が単なる音の集まりではなく、複数の要素が組み合わさって織り成す美しい音の模様であるという感覚を表現しています。
「コレは、ピッタリとあてはまるワードが解らないですね・・・こうやって文章で解説されるとナルホド〜って思うのですが、じゃあ一言で表すとなると、該当するワードが見つからない・・・あえて表現するなら『要素がキレイに絡み合った音楽』みたいなカンジ?」
―――――――――
Soundscape
音楽や音の空間や風景を表現するのに使われる言葉です。
この表現は、音楽のメロディやリズムだけでなく、その音が生み出す環境や雰囲気、感情、イメージなどを指します。
日本語で表現すると、「音の風景」といった感じです。例えば、ある曲があなたを森の中に連れて行くような感覚を表現したい場合、「その曲のサウンドスケープは、まるで木々のざわめきや川のせせらぎが耳に響くような、森林の中にいるような感覚を与える」と言えます。
つまり、「Soundscape」は、音楽が生み出す空間や感覚を表現する言葉であり、聴く人に音楽がどんな雰囲気や場所に連れて行くのかを表現するのに使われます。
「コレは、要するにその曲を聴くコトで目の前の風景が「その曲の雰囲気に合わせた情景を想起させる」みたいなカンジのコトなんでしょうね。一言で表すと世界観・雰囲気みたいな表現になるのかな」
店頭に出しているレコメンド記事に関しては文章量もそんなに多くないので、結構カンタンに書くコトができるのですが、ある程度のボリュームで1曲について記事をまとめるとなると結構タイヘンってカンジなんですよね・・・。
ってそもそもInstagramでそんな長い文章なんて読まれるのか・・・ってオイラの中でも懐疑的な部分もあったんですケドね。
でも、ある日お店に起こしいただいたお客さんから
「ネクストさんのインスタに書いてある文章読んでいるとその曲のコトをちょっと詳しく知るコトでレコードが欲しくなっちゃいました(笑)」
って言われたんですよね・・・。
あ〜ちゃんとそういうのって伝わるんだ・・・って嬉しくなって今でも続いているんですケドね。
WHITNEY HOUSTON / FOR THE LOVE OF YOU
WHITNEY HOUSTON / FOR THE LOVE OF YOU の試聴
next recordsのサイトでWHITNEY HOUSTONのレコードを探してみる
インスタで毎日、投稿をはじめて4年ホドになるのですが、そのアーティストや曲のコトを調べるコトでオイラも知らなかったコトが解ったり、この曲ってそういう歌詞だったんだ・・・なんてコトが解ったり、アーティストのその時の状況なんか知ったりして意外とコレまで以上にレコード&音楽についての知見が広がったカンジが実感としてありますね・・・。
毎日、それなりに時間をかけて記事を書いているのですが、語彙力の無さは相変わらずですが・・・(笑)
Next Recordsではインスタグラムもやっています!
入魂のレコメンドで毎日、ナイスでグッドなレコードを紹介していますのでゼヒ、フォローしてくださいっ!
渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
ゼヒ、お気軽にお問い合わせください!
毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。
このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。