2000年にオープンした渋谷 next recordsもナンとか24年目を迎えるコトが出来ました。
コレもひとえに当店をご利用していただけるお客さまあってのコトです。
本当にありがとうございます・・・そして2024年もご贔屓のホド、ヨロシクお願い申し上げます。
年末に近くの本屋に訪れたんですよね。
で、こんな本が並んでいるのを見かけました。
アナログ analog Vol.82
オーディオ関係の季刊誌のようなのですが、表紙に書かれていた見出し
「ビギナー必読!レコード再生の基本のキ」
という部分が気になったのでペラペラと中身を見てみました。
下記で試し読みができます。
雑誌自体は、割とかなりガチのオーディオ・マニア向けに全フリした本格的な内容の雑誌なのですが、ナゼかレコードの再生の基本的なコトを解説しているという・・・ちょっとチグハグな内容みたいですね。
レコード再生の基本に関する特集記事では、レコードの取り扱い方法やレコードの再生の仕方やはたまたレコードと家族との共存方法(笑)という下世話な内容まで網羅された特集です。
この「アナログ analog」という雑誌自体の内容は、いわゆるピュア・オーディオのようなハイエンドなオーディオにフォーカスしたかなりレベルの高い内容の雑誌なのですが、そんなちょっとレベルのお高いオーディオ雑誌でレコードの再生の基本的な内容を記事にしちゃうってコトは、やはりそういったニーズがあるから特集したんでしょね。
ん〜編集部的には、ホント「知っていて当たり前」な内容を敢えて取り上げてオーディオ・ビギナーの裾野を開拓するというイミも多少含んでいるのかも知れません。
オイラもこの「渋谷レコード店日記」ブログで何度か取り上げたコトがありますが、
「レコードで音楽を聴きたいんですケド・・・ナニを買えばイイんでしょうか?」
って内容のお問い合わせがホントに最近多いんですよね。
レコード・ビギナーさんの訊きたい内容・知りたい内容もかなりグラデーションがあって、オーディオはナニを揃えればイイのかってコトやどんな置き方をすればイイのかや良い音で聴くにはどうすればイイのか、はたまたレコードの買い方や聴き方に至るまでその人それぞれの悩みがあるようにカンジます。
コレまでそういった様々なレコード&オーディオに関する疑問を抱えているビギナーさん達の対応をしていて思ったのですが、自分が困っている内容や事象をうまくコトバに出来てない場合が多いようなカンジがしたんですよね。
アナログレコードやオーディオ関係って結構、専門的なワードが多いですしね・・・それに同じ内容でも言い方がちょっと違っていたりするしね・・・。
例えば、「アルバム」って言ったり「LP(エルピー)」って言ったり、「フォノアンプ」って言ったり「フォノイコライザー」って言ったり更には「フォノイコ」なんて略したりもフツーにサラリと言っちゃいますしね。
「レコードプレーヤーとターンテーブルの違いってナンですか?」って訊かれたコトもあります。
しかもそういった表現の仕方や言い方も疑問を持っているビギナーさんがちょっと詳しい人に訊いたりしても説明の仕方や表現の仕方が異なるというケースも多いようですしね。
オイラもレコード&オーディオに関する質問を訊かれてそのコトに関して解説する時に特に気をつけているのですが、質問者さんが現時点でどれくらいの知識を持っているのか解らないんですよね。
なので、出来るだけ専門用語というかオーディオ用語を使わないように説明するのですがなかなかコレが骨が折れるんですよ(笑)
コレからレコードで音楽を楽しみたい人にありガチなのですが、レコードを聴くためにはレコードプレーヤーは絶対に必要なのは解っているのですがそのレコードプレーヤーの先にナニが繋がるのかってコトがちょっと判りにくいみたいです。
で、プレーヤーは、買ったケド、その先にナニを接続しますか?ってコトになるのですが、
「手持ちのミニコンポには、AUX(オグジリアリ)ジャックはついていますか?」ってもうこの時点で「はっ?」ってなっちゃうんですよね。
さらに「フォノ端子はついていますか?」っていうのもコレまた「はっ?」ですし・・・「あのフォノってナンですか?」って訊かれたらその説明をするのもコレまたムズいワケですよ。
コレね・・・そもそもレコードを聴くという目的に対してその道すじがいくつも分岐しているっていうのがハナシや説明をややっこしくしているんでしょうね。
最近のレコードプレーヤーだとフォノイコライザー内臓のプレーヤーもあったりしますし、一般的なレコードプレーヤーの接続とはまた異なルワケです。
でもって、質問するビギナーさんは、レコードで好きな音楽を聴きたいって期待値も激揚がっている状態なので出来るだけ良い音でレコードを聴きたいっ!っていう気持ちもあるんですよね。
でも、ソコソコの良い音でレコードを楽しむのは、それなりに費用も必要ですしね。
最近だと「レコードを聴いてみたいんだケド、ナニを用意すればイイですか?」って訊かれたら「ご予算はどれくらいですか?」って訊くようにしているんですよね。
結局、オーディオにかけられる予算もその人それぞれですし、2〜3万円でも「キツい」って感じる人もいれば「20万円くらいイケる」って人もいるしね。
今だとプレーヤー、アンプ&スピーカー内蔵のオールインワンのレコードプレーヤーなんてのもありますし、そうったオールインワンのモデルでも安価なモデルだと1万円台で購入可能ですしね。
以前、2万円台のレコードプレーヤーのエントリーモデルのAとBをドチラを購入しようか悩んでいるお客さんに「ドッチが良いでしょうかね?」って訊かれたんですが、正直に「ドッチでもいいと思いますよ〜」って返事をしたらナンか変な空気感になっちゃったんですよね。
コレもよくビギナーさんに勘違いされているコトなのですが、レコードプレーヤーの選択で再生される音質が大きく左右されるって思われているようなのです。
確かにレコードプレーヤーのAとBとでは、音質は異なると思うのですが、そのプレーヤーの接続先であるアンプやスピーカー、はたまたレコードの再生の入り口であるカートリッジにまで全てトータルで鳴らした時にはじめてどんな音が再生されるのかってコトで音質が解るコトなのでレコードプレーヤーの選択が音質に与える影響ってそんなに大きくないと思うんですよね。
最近だと、レコードプレーヤーの次に繋げるのってコレまでの基本的な接続ではアンプ→スピーカーって繋げ方なんだったけど今、アンプやスピーカーの単体ってフツーの家電量販店に行っても店頭に並んでいないんですよね。
この時点でビギナーさんに「プレーヤーの次には、アンプ〜スピーカーを繋げます」って説明しても「ソレは、ドコで買えますか?」ってなっちゃうんですよね。
先日、当店のスタッフが新宿の大手家電量販店に訪れた時のコトをハナシていたのですが、その家電量販店は、オーディオにもチカラを入れていて品揃えも豊富だったようです。
「アナログ・オーディオがリスニングルームのようなトコロで試聴出来るような展示になっていたよ!」
って言っていました。まぁ〜昨今のアナログレコード人気も影響あるんでしょうね。
だけどソレ等の価格帯が二桁万円当たり前というカンジでおいそれとビギナーさんが手を出せる価格ではナイ状態だったようです。
アノ状況を見たら「ビギナーさんに『アンプとスピーカーを買いましょう』ナンて言えないよ」って言ってましたね。
で、候補に上がるのがメルカリやヤフオクで中古のオーディオを手に入れるという方法だと思うのです。
でもね・・・コレは、ビギナーさんには、かなりハードル高いと思うんですよね・・・。
そもそもオーディオ自体はじめて触るモノだし、その接続方法やセッティングなんかも解らないと思うんですよね。
おまけにそういったフリマ・アプリで販売されている中古オーディオ自体が、ホトンド80年代に製造されたモノが多いんですよ・・・今だともう確実に30年以上前のオーディオです。
トーゼン、カンペキなコンディションのモノは少ないでしょう、しかも取説なんてついていないしね、おまけに届いたオーディオが良い状態なのか、ほとんどジャンク状態なのかも解らないし、その判断のすべも解らないですしね。
先日、20代のお客さんから知り合いのオジサンからアンプとスピーカーを譲って貰ったそうですが「音がよくないんですよ・・・どうしたらイイですか?」って相談を受けました。
この「音がよくない」って表現がなかなかクセ者でナニが不具合を起こしているのかどの部分がダメなのか、ハナシだけでは全然解らないんですよね。
状況を詳しく聴いてみると・・・
「音量を調節するトコロを動かすとバリバリという音がなったり、小さなツマミを動かすとコッチもガサガサってヘンな音がなるんですよ。」
あ〜コレは、イチバンよくある「ガリ」って症状ですね。
何度かグリグリすると改善出来る場合もあるし、ボリュームの隙間から「接点復活剤」や「無水エタノール」を塗布するコトができれば改善出来るかもしれない・・・だけど、いずれも一時的な対処方法ですからね。
コレ、カンゼンに治すには、劣化したツマミ部分を交換するか分解してキレイに洗浄する方法がベストなのですがビギナーさんにそんなコト出来るワケありません。
後日、「つまみを何度かグリグリしたらガサガサ鳴らなくなりましたぁ〜」って報告を頂いたのですが、また別の問題が・・・ソレは、
「小さい音量だと大丈夫なのすが、少し音量を上げるとスピーカーから出る音がヘンなんです・・・」って症状。
「音がヘン・・・」コレも先に書いた状況を説明するのに抽象的な表現しか出来ないっていうアレですね〜(笑)
ん〜正直、「音がヘン・・・」って説明だけではわからんっ!(笑)
で、スマホにそのスピーカーの画像を撮ってあるそうなので見てみると、某大手メーカーのブックシェルタイプのスピーカーでした。
全面にサランネットがついているタイプなので「このカバーみたいなのが外すコトが出来るのであれば外した状態の写真を撮ってきてください」とお伝えしました。
で更に後日、サランネットを外したスピーカーの画像を見ると・・・
スピーカーのコーンの周辺のエッジが経年劣化でボロボロになっていました。
コレでレコードを再生したら音が歪んじゃいますよね。
コレは、出来る人であれば修理出来なくもないのですがビギナーさんには絶対に不可能・・・。
アンプは、一応ちょっとはマシになったかもしれないですがスピーカーは絶望的です。
また中古のスピーカーを手に入れて同じ状況になるかも知れないのでいっそのコト、
「貰い受けたアンプとスピーカーは諦めてAmazonでお手頃なパワードスピーカーを買ったほうがイイよ・・・」
とアドバイスしました。
Amazonで販売中のパワードスピーカー
今回のケースは、結構古いオーディオでは結構アルアルのトラブルでそれなりの知識がある人であれば対応できるのですが、コレまでまったくオーディオに対して知見がナイ人からすればムリですよね。
HERB MARTIN / SOUL DRUMS
HERB MARTIN / SOUL DRUMS の試聴
next recordsのサイトでHERB MARTINのレコードを探してみる
今回は、ビギナーさんのトラブルを例としてあげましたが、レコード歴30年超えのベテランさんからも
「オーディオの設置場所を変えたら片方のスピーカーから音が出なくなったんですケド、どうしたらイイですか?」
なんて相談もあるくらいなのでレコード歴の長さとオーディオの知識は、あんまり比例しないのかもしれませんケドね。
まぁ~ナンにせよ、中古のオーディオはちょっとハードルが高めのようです。
上記で紹介した雑誌「アナログ analog Vol.82」の特集記事では、「レコードの内袋や外袋の素材の選択」や「レコードとジャケットの管理の方法」等そういったイミでは、かなりマニアックな記事ですね・・・というか、基本の「キ」ではナイでしょう〜コレ(笑)
Next Recordsではインスタグラムもやっています!
入魂のレコメンドで毎日、ナイスでグッドなレコードを紹介していますのでゼヒ、フォローしてくださいっ!
渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。
このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。
コレもひとえに当店をご利用していただけるお客さまあってのコトです。
本当にありがとうございます・・・そして2024年もご贔屓のホド、ヨロシクお願い申し上げます。
年末に近くの本屋に訪れたんですよね。
で、こんな本が並んでいるのを見かけました。
アナログ analog Vol.82
オーディオ関係の季刊誌のようなのですが、表紙に書かれていた見出し
「ビギナー必読!レコード再生の基本のキ」
という部分が気になったのでペラペラと中身を見てみました。
下記で試し読みができます。
雑誌自体は、割とかなりガチのオーディオ・マニア向けに全フリした本格的な内容の雑誌なのですが、ナゼかレコードの再生の基本的なコトを解説しているという・・・ちょっとチグハグな内容みたいですね。
レコード再生の基本に関する特集記事では、レコードの取り扱い方法やレコードの再生の仕方やはたまたレコードと家族との共存方法(笑)という下世話な内容まで網羅された特集です。
この「アナログ analog」という雑誌自体の内容は、いわゆるピュア・オーディオのようなハイエンドなオーディオにフォーカスしたかなりレベルの高い内容の雑誌なのですが、そんなちょっとレベルのお高いオーディオ雑誌でレコードの再生の基本的な内容を記事にしちゃうってコトは、やはりそういったニーズがあるから特集したんでしょね。
ん〜編集部的には、ホント「知っていて当たり前」な内容を敢えて取り上げてオーディオ・ビギナーの裾野を開拓するというイミも多少含んでいるのかも知れません。
オイラもこの「渋谷レコード店日記」ブログで何度か取り上げたコトがありますが、
「レコードで音楽を聴きたいんですケド・・・ナニを買えばイイんでしょうか?」
って内容のお問い合わせがホントに最近多いんですよね。
レコード・ビギナーさんの訊きたい内容・知りたい内容もかなりグラデーションがあって、オーディオはナニを揃えればイイのかってコトやどんな置き方をすればイイのかや良い音で聴くにはどうすればイイのか、はたまたレコードの買い方や聴き方に至るまでその人それぞれの悩みがあるようにカンジます。
コレまでそういった様々なレコード&オーディオに関する疑問を抱えているビギナーさん達の対応をしていて思ったのですが、自分が困っている内容や事象をうまくコトバに出来てない場合が多いようなカンジがしたんですよね。
アナログレコードやオーディオ関係って結構、専門的なワードが多いですしね・・・それに同じ内容でも言い方がちょっと違っていたりするしね・・・。
例えば、「アルバム」って言ったり「LP(エルピー)」って言ったり、「フォノアンプ」って言ったり「フォノイコライザー」って言ったり更には「フォノイコ」なんて略したりもフツーにサラリと言っちゃいますしね。
「レコードプレーヤーとターンテーブルの違いってナンですか?」って訊かれたコトもあります。
しかもそういった表現の仕方や言い方も疑問を持っているビギナーさんがちょっと詳しい人に訊いたりしても説明の仕方や表現の仕方が異なるというケースも多いようですしね。
オイラもレコード&オーディオに関する質問を訊かれてそのコトに関して解説する時に特に気をつけているのですが、質問者さんが現時点でどれくらいの知識を持っているのか解らないんですよね。
なので、出来るだけ専門用語というかオーディオ用語を使わないように説明するのですがなかなかコレが骨が折れるんですよ(笑)
コレからレコードで音楽を楽しみたい人にありガチなのですが、レコードを聴くためにはレコードプレーヤーは絶対に必要なのは解っているのですがそのレコードプレーヤーの先にナニが繋がるのかってコトがちょっと判りにくいみたいです。
で、プレーヤーは、買ったケド、その先にナニを接続しますか?ってコトになるのですが、
「手持ちのミニコンポには、AUX(オグジリアリ)ジャックはついていますか?」ってもうこの時点で「はっ?」ってなっちゃうんですよね。
さらに「フォノ端子はついていますか?」っていうのもコレまた「はっ?」ですし・・・「あのフォノってナンですか?」って訊かれたらその説明をするのもコレまたムズいワケですよ。
コレね・・・そもそもレコードを聴くという目的に対してその道すじがいくつも分岐しているっていうのがハナシや説明をややっこしくしているんでしょうね。
最近のレコードプレーヤーだとフォノイコライザー内臓のプレーヤーもあったりしますし、一般的なレコードプレーヤーの接続とはまた異なルワケです。
でもって、質問するビギナーさんは、レコードで好きな音楽を聴きたいって期待値も激揚がっている状態なので出来るだけ良い音でレコードを聴きたいっ!っていう気持ちもあるんですよね。
でも、ソコソコの良い音でレコードを楽しむのは、それなりに費用も必要ですしね。
最近だと「レコードを聴いてみたいんだケド、ナニを用意すればイイですか?」って訊かれたら「ご予算はどれくらいですか?」って訊くようにしているんですよね。
結局、オーディオにかけられる予算もその人それぞれですし、2〜3万円でも「キツい」って感じる人もいれば「20万円くらいイケる」って人もいるしね。
今だとプレーヤー、アンプ&スピーカー内蔵のオールインワンのレコードプレーヤーなんてのもありますし、そうったオールインワンのモデルでも安価なモデルだと1万円台で購入可能ですしね。
以前、2万円台のレコードプレーヤーのエントリーモデルのAとBをドチラを購入しようか悩んでいるお客さんに「ドッチが良いでしょうかね?」って訊かれたんですが、正直に「ドッチでもいいと思いますよ〜」って返事をしたらナンか変な空気感になっちゃったんですよね。
コレもよくビギナーさんに勘違いされているコトなのですが、レコードプレーヤーの選択で再生される音質が大きく左右されるって思われているようなのです。
確かにレコードプレーヤーのAとBとでは、音質は異なると思うのですが、そのプレーヤーの接続先であるアンプやスピーカー、はたまたレコードの再生の入り口であるカートリッジにまで全てトータルで鳴らした時にはじめてどんな音が再生されるのかってコトで音質が解るコトなのでレコードプレーヤーの選択が音質に与える影響ってそんなに大きくないと思うんですよね。
最近だと、レコードプレーヤーの次に繋げるのってコレまでの基本的な接続ではアンプ→スピーカーって繋げ方なんだったけど今、アンプやスピーカーの単体ってフツーの家電量販店に行っても店頭に並んでいないんですよね。
この時点でビギナーさんに「プレーヤーの次には、アンプ〜スピーカーを繋げます」って説明しても「ソレは、ドコで買えますか?」ってなっちゃうんですよね。
先日、当店のスタッフが新宿の大手家電量販店に訪れた時のコトをハナシていたのですが、その家電量販店は、オーディオにもチカラを入れていて品揃えも豊富だったようです。
「アナログ・オーディオがリスニングルームのようなトコロで試聴出来るような展示になっていたよ!」
って言っていました。まぁ〜昨今のアナログレコード人気も影響あるんでしょうね。
だけどソレ等の価格帯が二桁万円当たり前というカンジでおいそれとビギナーさんが手を出せる価格ではナイ状態だったようです。
アノ状況を見たら「ビギナーさんに『アンプとスピーカーを買いましょう』ナンて言えないよ」って言ってましたね。
で、候補に上がるのがメルカリやヤフオクで中古のオーディオを手に入れるという方法だと思うのです。
でもね・・・コレは、ビギナーさんには、かなりハードル高いと思うんですよね・・・。
そもそもオーディオ自体はじめて触るモノだし、その接続方法やセッティングなんかも解らないと思うんですよね。
おまけにそういったフリマ・アプリで販売されている中古オーディオ自体が、ホトンド80年代に製造されたモノが多いんですよ・・・今だともう確実に30年以上前のオーディオです。
トーゼン、カンペキなコンディションのモノは少ないでしょう、しかも取説なんてついていないしね、おまけに届いたオーディオが良い状態なのか、ほとんどジャンク状態なのかも解らないし、その判断のすべも解らないですしね。
先日、20代のお客さんから知り合いのオジサンからアンプとスピーカーを譲って貰ったそうですが「音がよくないんですよ・・・どうしたらイイですか?」って相談を受けました。
この「音がよくない」って表現がなかなかクセ者でナニが不具合を起こしているのかどの部分がダメなのか、ハナシだけでは全然解らないんですよね。
状況を詳しく聴いてみると・・・
「音量を調節するトコロを動かすとバリバリという音がなったり、小さなツマミを動かすとコッチもガサガサってヘンな音がなるんですよ。」
あ〜コレは、イチバンよくある「ガリ」って症状ですね。
何度かグリグリすると改善出来る場合もあるし、ボリュームの隙間から「接点復活剤」や「無水エタノール」を塗布するコトができれば改善出来るかもしれない・・・だけど、いずれも一時的な対処方法ですからね。
コレ、カンゼンに治すには、劣化したツマミ部分を交換するか分解してキレイに洗浄する方法がベストなのですがビギナーさんにそんなコト出来るワケありません。
後日、「つまみを何度かグリグリしたらガサガサ鳴らなくなりましたぁ〜」って報告を頂いたのですが、また別の問題が・・・ソレは、
「小さい音量だと大丈夫なのすが、少し音量を上げるとスピーカーから出る音がヘンなんです・・・」って症状。
「音がヘン・・・」コレも先に書いた状況を説明するのに抽象的な表現しか出来ないっていうアレですね〜(笑)
ん〜正直、「音がヘン・・・」って説明だけではわからんっ!(笑)
で、スマホにそのスピーカーの画像を撮ってあるそうなので見てみると、某大手メーカーのブックシェルタイプのスピーカーでした。
全面にサランネットがついているタイプなので「このカバーみたいなのが外すコトが出来るのであれば外した状態の写真を撮ってきてください」とお伝えしました。
で更に後日、サランネットを外したスピーカーの画像を見ると・・・
スピーカーのコーンの周辺のエッジが経年劣化でボロボロになっていました。
コレでレコードを再生したら音が歪んじゃいますよね。
イメージとしてはこんなカンジですね(参考画像)
このエッジの破れや劣化は、古いスピーカーではホントよくあるんですよね・・・。コレは、出来る人であれば修理出来なくもないのですがビギナーさんには絶対に不可能・・・。
アンプは、一応ちょっとはマシになったかもしれないですがスピーカーは絶望的です。
また中古のスピーカーを手に入れて同じ状況になるかも知れないのでいっそのコト、
「貰い受けたアンプとスピーカーは諦めてAmazonでお手頃なパワードスピーカーを買ったほうがイイよ・・・」
とアドバイスしました。
Amazonで販売中のパワードスピーカー
今回のケースは、結構古いオーディオでは結構アルアルのトラブルでそれなりの知識がある人であれば対応できるのですが、コレまでまったくオーディオに対して知見がナイ人からすればムリですよね。
HERB MARTIN / SOUL DRUMS
HERB MARTIN / SOUL DRUMS の試聴
next recordsのサイトでHERB MARTINのレコードを探してみる
今回は、ビギナーさんのトラブルを例としてあげましたが、レコード歴30年超えのベテランさんからも
「オーディオの設置場所を変えたら片方のスピーカーから音が出なくなったんですケド、どうしたらイイですか?」
なんて相談もあるくらいなのでレコード歴の長さとオーディオの知識は、あんまり比例しないのかもしれませんケドね。
まぁ~ナンにせよ、中古のオーディオはちょっとハードルが高めのようです。
上記で紹介した雑誌「アナログ analog Vol.82」の特集記事では、「レコードの内袋や外袋の素材の選択」や「レコードとジャケットの管理の方法」等そういったイミでは、かなりマニアックな記事ですね・・・というか、基本の「キ」ではナイでしょう〜コレ(笑)
Next Recordsではインスタグラムもやっています!
入魂のレコメンドで毎日、ナイスでグッドなレコードを紹介していますのでゼヒ、フォローしてくださいっ!
渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
ゼヒ、お気軽にお問い合わせください!
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