madonna_rescueme
東京 渋谷で中古レコード店を営んでいるnext recordsです。
当店では現在、店頭販売中のレコードが5〜6000枚ホドあります。
一応、12インチシングル専門のレコード店なので、その店頭在庫もホトンドすべてが12インチシングルという結構絞られた状態の在庫です。
まぁ〜普通の中古レコード店だとアルバムやシングル等レコードというフォーマットという中での種類もあるので結構、お店によっては在庫数がバラけるのですが、当店はホトンド12インチシングル一択というセレクトされたレコードの在庫となります。

その約6000枚ホドの在庫しているレコードは、大まかなジャンル分けでHipHopやR&Bみたいなカンジで4つに分けられていてそれぞれのジャンル別に1000枚から1500枚位のタイトルがラインナップされています。
で、最近レコードに興味をもって当店へご来店いただいた若いお客さんからこんなハナシを訊きました。
「レコードって、選ぶのタイヘンですね・・・。」って・・・。
オイラ的には「はっ!?どういうイミ?」ってカンジですが。
詳しく訊いてみるとどうやらこんなカンジだそうです。
昨今のアナログレコードの再評価でレコードに興味を持った。
で、プレーヤーを手に入れて「コレは、ゼッタイに買うっ!」って決めていたレコードは、何枚か手に入れた。
そんな中で当店のオンラインショッピングサイトに辿り着いた。
当店のHPでは、試聴がサクサク出来て気になるレコードを「♥Wish List (ほしいものリスト)」へ次々と追加していった。
すると「♥Wish List」に追加出来る枚数の100枚まで達した。
だけど、「♥Wish List」に入れたのはイイんだけど、その中からどのレコードを買えばイイのか、メチャ悩むっ!っていう事情のようです。

オイラ的にはかなり「えええっっ〜〜〜っ!?」ってカンジなのですが(笑)
もう率直というか素直に自分が欲しい、手に入れたいって思うレコードを買えば良いというダケのコトなのですケドね。
その事を伝えるとお客さん的には、「♥Wish Listに入れたレコードは、全部良いんですよ。」
まぁ〜そうですよね・・・レコードの在庫リストから試聴してソレを聴いて良いと思ったから「♥Wish List」に追加しているワケですからね。
でも、「♥Wish List」に入れただけでまだ買っていないワケで現時点ではとりあえずチェックしただけの状態です。
オハナシを訊いた若いお客さん曰く、「イイなってカンジたレコードのチェックはしたケド、さらにその中から買いたいレコードを選ばなきゃイケないじゃないですか・・・ソレが結構悩むんですよね〜」っていうコトのようです。

そんなハナシを訊いて、あ〜ナルホド・・・ってちょっと思ったんですよね。
レコードって音楽を所有するってコトじゃないですか・・・で、最近の音楽を聴くスタイルの主流って基本「シェア」ですよね。
具体的に言うと、例えばSpotifyのようなサブスク音楽サービスを利用していると気になる曲があれば、自分のプレイリストへ追加すればいつでも好きな時にその曲を聴くコトができますよね。
まぁ〜ズッポリとアナログ世代のオイラからすると超便利な時代ですよね。
カンタンにしかもお気軽に聴きたい音楽や気になる曲を自分のプレイリストへ追加できる・・・コレは、とても便利なコトであるコトと同時にその音楽を選択する気持ちをとてもユルくしているようなトコロがあるみたいです。
コレってあまりにもお気軽にプレイリストへ追加できるものだから自分の音楽への評価や良し悪しの判断、はたまたもしかしてセンスまでもユルくしている部分もあったりするのかもしれません。

今のサブスク音楽配信サービスって月に1000円くらい払うコトで約1億曲(!)の音楽を聴き放題出来るワケです。
各社のサブスク・サービスによれば自分のプレイリストに追加できる楽曲数に制限がある場合もありますケド、現実的にはホボ制限なんて意識するコトなく利用できちゃいますよね。
ホント、ちょっとでもその曲が、イイなって思ったらスマホ画面をポチるだけでプレイリストへ追加できちゃうんですよね。
で、サブスクサービであれば、それで自分の選択は、終了です。
しかし、アナログレコードの場合は、「♥Wish List」に追加した後にじゃあ、実際にこの中から購入するのはどのレコードかっていうコトを更に選択する必要があります。
若いお客さんの言い分では、イイと思うレコードは「♥Wish List」に追加するコトで選んだ・・・更にその中から実際に今回購入するレコードを選ばなくてはイケない・・・しかも、その中から優先順位も選ばなくてはイケないという、選択に次ぐ選択がなかなかタイヘンだそうです。

ちょっと笑っちゃうようなハナシですが・・・(笑)
彼いわく、気持ち的には「♥Wish List」に追加した時点で「良い曲 & 好きな曲」の選択は終了しているのです。
「良い曲 & 好きな曲」の時点で、欲しいレコードでもあるのですが、その中からホントに今欲しい、手に入れたいレコードを選ばなきゃイケないというコトが難しいというワケです。
実際、当店のHPでの「♥Wish List」に追加できる上限のMAX100枚までに達しているワケで、タブン実際はもっと多くの気になる曲があると思われます。
タブン、自分の欲しいレコードに優劣をつけたり優先順位をつけるという行為がなかなか難しいのでしょうね。
今回、ご来店いただいた時も「♥Wish List」から10枚くらいピックアップした中から最終的に訊かれたのが
「店員さんから見て、この中から『まずコレは、買っておけっ!』っていうのはどのレコードですか?」って訊かれました(笑)
結局、その中から比較的入荷が多くないタイトルをオイラが優先順位をつけて並べてお選びいただいた次第であります。
「レコードを買う人ってどうやって選んでレコードを買っているんでしょうかね・・・」ってコトも言ってましたね。
まぁ〜欲しいと思うモノを買えば良いだけなんじゃないかなぁ〜って思うのですが・・・実際には、選択の中から更に選択する、しかもソコに順位まで付けるという行為は、なかなか負担というかストレスがかかる行為なのかもしれませんね。

以前に欲しいレコードをスマホのメモアプリに記入しているお客さんがいて、その優先順位を★マークで5段階に設定していたんですよね。
イチバン優先順位の高い真っ先に買うべきレコードが★5つでお金に余裕がある時や「まぁ〜買っても良いかな」って思うレコードは★1つみたいなカンジですね。
ソコで訊いてみたんですよ・・・「例えば★5つのAというタイトルのレコードと同じく★5つのBというタイトルのレコードが2つお店に売っていたらドッチを買うんですか?」って。
するとそのお客さんは、「Aのレコードの方ですねっ!」って。
「じゃあソレってAのレコードは、★5つではなくって★6つじゃないの?」って訊くと・・・「そうかもっ!!」って(笑)
まぁ〜コレね・・・好きなレコードに順位とか優劣をつけるのってカンタンなのだケド、AとBだとドッチ?さらにそこにCが加わるとどうなる?みたいな相対的な評価が加えられると途端に判断が揺らぐという・・・難しいですね・・・好きに優劣や順位をつけるのって。

今回、ご来店いただいた若いお客さんから訊かれたレコードの選び方はどうすればイイのかですかってコトですがコレは、それぞれの人次第で本人じゃないとワカラナイですよね〜。
でもオイラは、自分が欲しいレコードを選ぶ場合は、絞り込んでレコードを買っていましたね・・・例えば、12インチシングルしか買わないとか、UK盤とUS盤が存在するのであれば、US盤しか買わないとか、今はこのジャンルのレコードしか買わないみたいな・・・曲としてのレコードはメチャ、欲しい&手に入れたい、そして買いたいんだケド、その中から敢えて買わないというシバリを課すみたいなマゾっぽいコトをしていましたね(笑)
そうはいっても、ナンにせよ、最優先課題として立ちはだかるのは、フトコロ事情ですからね〜。
或るイミ、お金があれば欲しいレコードは全部買えるワケですからね・・・まぁ〜現実問題としてコレが、イチバン難しいのですが。

最近のネットサービスってレコメンド機能がかなり優秀ですよね。
Amazonとかでもちょっと気になるアイテムを見ているとその後、数週間は、その関連するアイテムが次々とレコメンドされるという・・・。
便利な半面、ナンか自分のココロな中を見透かされているみたいでちょっとイヤだな・・・って思う部分もあったりもする。
オイラもオンラインショッピングサイトの運営者ですから出来るだけお客さんに興味を持ってもらえるように積極的にレコメンドするのですが、そのやり方とか頻度とか、結構気を使うんですよね。
だけど、レコメンドされたコトによって、新しい音楽との出会いもあったりするのは事実ですからね。
今だと、オンラインのレコメンド機能が或るイミ、セレンディピティの一端を担っているような部分ってありますからね。

今の音楽が聴かれるシーンに於いてサブスク音楽配信サービスというのは、主流ですよね。
しかし、音楽配信サービスの自分のソングリストに登録している楽曲をすべて主体的に選択したのかっていうとなかなかそんな人は多くないんじゃないでしょうかね。
音楽を選択するという部分においては、もしかしてレコメンド経由からの方が多いのかもしれません。
でもコレ・・・レコメンド機能になれちゃうと主体的に音楽を選ぶという選曲眼が衰えてきちゃう部分ってあるのもしれませんね。

アナログレコードを購入するって音楽配信サービスでポチってソングリストへ追加するよりも明らかにハードルが高いですよね。
もしかしてレコードを購入するコトで自分の選曲眼を鍛えるコトが出来るのかも・・・(笑)
ん〜そう思うとオイラも自分の買うべきレコードの方向性が決まるまで、相当なレコードの枚数 & 資金を投入していますね。
まぁ〜でもたくさんの音楽を聴かないとこの部分って養われないしね・・・。

MADONNA / RESCUE ME
MADONNA / RESCUE ME の試聴
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レコードを買い続けていく中でこのどのレコードを買うのかっていう「選択」は、常に迫られますよね。
実際にレコード店を訪れたり、ショッピング・サイトを見て「ドレを買おうかな〜」っていう部分はレコード堀の楽しみでもあるのですが、レコメンド機能の充実ぶりとネットでの情報過多状態の中で「欲しいと思うレコード」を1枚購入するだけでも結構、複雑な判断を常に求められるというのはちょっとキツいですよね。
特に中古レコードに関しては、コンディションや販売価格、入手の困難度とかの条件も加わってくるので余計に考えるコトが多いですしね。
好きなレコードを買いたいだけなのにね・・・それなのにこんな複雑な条件で購入するか否かの判断をしなければイケないという。
でも、コレは別の見方をすれば、探し求めているレコードを見つけて手に入れるという醍醐味のヒトツでもありますからね。
好きなレコードを選ぶという行為を楽しめるようになれば、見方も変わってくるのかもしれませんね。

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