このブログでも度々取りあげていますが、大手メディアでのニュースやレコードに関する特集番組など、数年前では考えられないくらいの露出ですよね。
そういった頻繁に報道されるメディアでの話題を見聞きして「レコードってちょっとイイかも・・・」って思って当店を訪れていただけるお客さんもコロナ禍以降にかなり増えてきました。
ホント、ありがたいコトであります。
そんな状況なので当店としても積極的に渋谷のヘンピな場所にある小さなレコード店、「ネクストレコード」をアピールしたいのですが、ご来店いただいたお客さんに対してちょっとした悩みがあったりするんですよね。
ソレは、「接客したほうがイイのか or しないほうがイイのか」ってコトなのです。
コレまでに当店へお越しいただいたコトのあるお客さんであれば、当店がどんなレコード店なのかってコトは、だいたいお解りいただいていると思うのですが、中古レコード店って大きな枠でいうと確かにその通り中古レコード店なのですが、まぁまぁ数多く存在している渋谷の中古レコード店に於いてもかなり趣味性の高いというか、偏った商品構成で成り立っている中古レコード店でもあります。
まぁ〜要するに当店のお店のコンセプトである「オリジナル盤12インチシングル専門のレコード」ってコトがココ最近にレコードに興味を持った人には、まったく解りにくいレコード店なワケです。
店主的には、お客さんがご来店していただけるコトに関して「ようこそっ!ネクストレコードへ!」って気持ちでイッパイなのですが、お客さんの様子を見ていると明らかに戸惑っているカンジがしている人が結構な割合でいらっしゃるのです。
で、そういった時にオイラは「お声がけしたほうがイイのか」or 「ナニもしないほうがイイのか」ってコトで気持ちがユラユラするんですよね。
もう何度かご来店していただいたコトのあるお客さんであれば、その人に併せた対応が出来るのですが、初見のお客さんに対しては、どう対応すればイイのか・・・ってコトで毎回、悩むんですよね〜。
中古レコード店歴23年にもなる店主がいまだこんな状況でいるっていうコト自体がおハズかしいハナシですが・・・(笑)
ココ最近にレコードに興味を持った人ではじめて当店を訪れていただいたお客さんは、タブン当店のコトをあまり知らない人がホトンドだと思います。
「渋谷には、レコード店がたくさんアルと思うのでアッチコッチに寄ってみようかな・・・」ナンて気持ちでご来店頂いた人が多いと思うのです。
そんなナニ気なくフラ〜っとご来店いただいたお客さんからすると当店が扱うレコードの商品内容は、濃スギるんですよね。
お客さん自身が明確に「〇〇を探しているっ!」って目的があればイイのですが、中古レコードの場合、目的が明確であればそのお店にその目的のレコードが「アル・ナイ」だけで判断できるのでとてもカンタンなのですが、実際には結構な確率で探しているレコードっていうのは、見つけるコトが出来ない場合が多いです。
そのアタリのコトは、最近レコードを聴き始めたお客さんも大体解っているようで、レコード店の在庫の中から自分が興味のアリそうなレコードを探し出すってカンジの買い方をされるようです。
しかしながら、当店は12インチシングルをメインで扱うレコード店なので、有名なアーティストであってもそのアイコン的なイメージであるアルバムのジャケットってホトンドないんですよね。
タマぁ〜にピクチャージャケットが付いている場合もありますが、大体のレコードは無骨な穴あきジャケットって場合が多いです。
要するにあまり馴染みのないレコードがホトンドなワケです。
で、はじめて訪れていただいた当店の店内で戸惑った様子を見ていると「ナニかお探しですか?」ってお声がけしたほうがイイんじゃナイか・・・って思う一方で、もしかしてウザがられるんじゃないかな・・・って思う気持ちが激しく交錯するんですよね。
しかし、当店がどんなレコード店なのか・・・そのお客さんが希望しているレコードがあるのか等、おハナシしないと解らない・・・。
だけど、はじめて訪れたレコード店の店員に声がけされるってかなり鬱陶しいんじゃないかなぁ・・・。
しかもココ最近のお客さんは、10〜20代とか若い人も多いし、ヘタしたらお客さんの親よりも年配のオッサンレコード店員に声がけされるのは、キツいってカンジるかもしれない、なのでナニか訊かれ時にだけ応えたほうがイイかも・・・って思うのですが、今って余程困ったコトでない限りお客さんの方から店員に話しかけるコトってシーンとしてはナイですよね。
でも、レコード店員を長年やってきて、最初のホンのちょっとしたお声がけがキッカケとなってそのお客さんがナン年も当店に通っていただき常連のお客さんになったってケースってメチャあるので、レコード店員とお客さんのファースト・インプレッションってとても大切だと思うんです。
だけど、ウザがられたら・・・って気持ちもあるので、躊躇しちゃう的な気持ちもあるので・・・ってカンジで思考がループとなってしまうという・・・レコード店員歴23年のオッサンです(笑)
そもそもレコード店に訪れて店員とお客さんが音楽談義に華を咲かせる的なコトってオイラ世代は、結構あったのですが、最近はどうなんでしょう・・・あまり他のお店に訪れるコトがないからよく解らないのですが、そういったコトって今でもアルんでしょうかね。
また、若い世代のお客さんは、そういったコトを望んでいるんだろうか・・・などなどイロイロなコトを考えるんですよね。
で先日、いわゆるZ世代のお客さんが当店へご来店いただいてレコードを物色していたのですが、Disco/Soulのコーナーでレコードを見たりHipHopのコーナーを見たり、お目当てのレコードが定まっていない様子で店内をアチコチ見られていました。
オイラと相棒Nとで店番をしていたのですが、その様子を見てオイラは、「声がけした方がイイのか、しない方がイイのか」ってタイミングを見計らっていました。
結局、1時間ホドレコードを見て帰り際に軽く会釈するようなカンジでナニも買わずにお店をあとにされたのですが、その後に相棒Nが
「あのお客さん、ナニか訊いて欲しかったようなカンジだったね〜」って。
「エッ?そうだった?」
「うん、ナンか訊きたかった様なカンジだったよ、タブン」
「そうだったのか〜ソコまで汲み取れなかったぁ・・・」って、ナンだか申し訳ない気持ちになりました・・・イヤまぁ〜ホントにナンか訊いて欲しかったのかどうかは解りませんケドね。
でも、逆の場合も結構あって「ナニか、探しているんですか?」ってお客さんに訊いてみると
「大丈夫です・・・」って言われちゃうと、「あっ、ハイ」ってなるんですがココロの中では「声をかけるんじゃなかった・・・」って気持ちになってナンだか良かれと思ってやった行いが裏目にでちゃう的なカンジになるんですよね〜。
満員電車でお年寄りに「どうぞっ!」って立ち上がって席を譲ろうとすると「結構ですっ!」ってピシャっ!と言われちゃうみたいな・・・一度席を立ったのにもう一度、座り直す気まずさみたいな・・・しかも、そのお年寄りがまだ目の前にいるヘンな状況みたいな・・・(笑)
タブン、声をかけるコトによるネガティブな印象を与えるんだったらナニもしないでネガティブ & ポジティブ なしでプラマイゼロの方が実害がナイのではって思っちゃっているのかもしれません。
まぁ〜相棒Nに言わせてみれば、「大丈夫ですって言ってるお客さんさんは、そもそもウチのレコードに興味がナイ人だと思うのでどうでもイイんじゃないの?」って言っていますが、まぁ〜確かにね〜そうとも思えるのですが、なんだかモヤモヤするんですよね。
オイラは、レコード店主である前には、フツーにお客さんとしてレコード店を訪れてセッセとレコードを買い求めていたのですが、はやり解らないコトとか、知らないタイトルのコトとかは、レコード店の店員とハナシするコトで知識を得たりレコードを買えたりというレコードライフに於いてより充実度がアガった経験があるので、オイラ自身も自分のお店にご来店いただいたお客さんに対しては、是非ともそうしたいと思っているですが、20年以上ショップを営んでいるにも関わらず未だに、接客で悩むっていうのもホント、どうかとは思うのですが、コレ、こうすればイイっていうパーフェクトな正解ってナイですからね・・・難しいトコロであります。
EARL KLUGH / TWINKLE
EARL KLUGH / TWINKLE の試聴
next recordsのサイトでEARL KLUGHのレコードを探してみる
Googleに登録してあるショップにお客さんが評価入れるトコロってアルじゃないですか。
以前、ソコに「接客が最悪だった」って理由でマイナスの評価を入れられたコトがあったんですよね。
その理由って内容的には、「店員が、常連のお客さんの相手ばかりしていて接客してもらえなかった」ってコトのようです。
接客しなかったっからマイナス評価、言い方を変えれば、接客して欲しかったのにしてもらえなかったからマイナス評価ってコトですよね・・・コレ。
どうなんだろう・・・ソレって、オイラが悪いコトをしたのかな・・・ナンてかなりへコンだのですが、いつもご利用して頂いてる常連のお客さんは、当店にとって大切ですからね。
オイラとしては、常連のお客さんを接客しつつも店内全体の様子は常に見ていて、ナンかありそうだなぁ〜ってカンジる時は、常連のお客さんには了承を得てソチラの対応をしているつもりなのですが・・・その時は、うまく出来ていなかったようですね。
しかし、買い物もしていただけなくって、その時の事情も絡んでいても「接客が最悪だった」ってなるのもムズいですよね・・・気をつけます。
Next Recordsではインスタグラムもやっています!
入魂のレコメンドで毎日、ナイスでグッドなレコードを紹介していますのでゼヒ、フォローしてくださ
渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
ゼヒ、お気軽にお問い合わせください!
毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。
このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。