salsoul_oohiloveit
つい先日、久しぶりに渋谷界隈のレコード店めぐりをしてみました。
まぁ〜昨今のアナログレコード人気で大型店は、さぞかし賑わっているではないかなぁ〜なんて想像しながら訪れてみたワケです。
当店にご来店いただいた常連のお客さんから「あそこのお店は、こんなカンジですよ」という風に同業他店の様子はそれとなく聞いていたのですが。
ホント、久しぶりナンですよ・・・レコード店を訪れるのって・・・(笑)
一応、オイラはレコード店を営んでいるワケですが、レコード店にはあまり訪れないという・・・結構、コレってありガチなのかもしれませんね。
タブン、1年ブリくらいですよ・・・レコード店を訪れるのって(笑)

で、大型店を中心にいくつかのレコード店を訪れてみて思ったのが、かなりお客さんの入に関しては、差があるなぁ〜って思ったんですよね。
まぁまぁの数のお客さんがレコードが入ったエサ箱を一心不乱で漁っているお店がある一方、比較的広い店舗スペースにも関わらず、あまりお客さんがいないお店もあったりといったカンジで、結構明暗分かれているような印象を受けました。
ちなみに訪れた日は、土曜日の午後4時頃なのでレコード店的には、お客さんが比較的多い時間帯ですね。
多くのお客さんが訪れているレコード店は、一時的ですがレジ前にお買い物の精算を待っている行列が出来て状態になっていたりする一方、ちょっと閑散した雰囲気が漂っているお店もあったりして・・・メディア等で「アナログレコードがとても人気ですっ!」って話題になっていますが決してどのお店も盛況でいうワケはなくってグラデーションがありますね。
まぁ〜それそれのお店の強みとかカラーとかお客さんのターゲット層があるので一律で「今、現状のレコード店は、こんなカンジですっ!」って喩えるワケには、やはりいかないですよね。
しかし、メディアので報道ブリは、決してそんなカンジではなくって総じて「アナログレコードが今人気ですっ!」って印象がありますからね〜まぁ、わかり易く伝えているのだ思うのですが、ちょっと現実とは乖離している部分もあるなぁ〜って思いましたね。

じゃあ様々なジャンルと音楽フォーマットがあるレコードの中でもイチバン人気・注目されているのはナニか・・・なんですが、もうコレは明確でいわゆる名盤といわれるアルバム(LP)の再発盤が今イチバン、ニーズがあるというカンジでしたね。
もうとにかく、店内のメンチン(ジャケットを面だしで陳列している様子)でディスプレイされているのは、このダレもが知っている名盤のアルバム・ジャケットがズラーーーっと並んでいるワケです。
そして店内の在庫スペースも約半分がそういった新品の再発盤が占めている様子で今のレコード人気は、明らかにその部分がけん引していてお店も明確にソレをフォーカスして積極的にセールスを仕掛けているコトが窺えます。
一方、店内の商品のホトンドが中古レコードが占めている大型レコード店は、週末のかきいれ時にも関わらず、広いスペースにオイラを含めて5〜6人のお客さんだけでした。
レコード店でエサ箱に入った中古レコードを掘り進めて買うという方法ってアル程度の音楽の知識やレコードに対しての知見がナイとなかなかムズいと思うのです。
ソレに中古レコード店のエサ箱に入っているレコードってモチロン有名なアルバムもあれば、どマイナーなアルバムも混在している状態で入っているので、最近のレコード人気がキッカケてレコードを聴き始めた人からするとレコードが入ったエサ箱を見たトコロで「ナンだ、コレ?全然、わからんっ!」ってなりそうですしね。
そういったイミでは店内中に見たコトのあるアルバムがズラ〜っとディスプレイされている方が親しみやすいってカンジるのかもしれませんね。
タブン、今はそういった多くのライトユーザーが結構、アナログレコード市場のシーンを引っ張っているんでしょうね。
そういった状況を踏まえると多くの人が知っている知名度の高いアルバムの再発盤が、バンバンリリースされるのもナンとなく解りますね。

そんな久しぶりに訪れたレコード店なのですが、やはりオイラが見るのは・・・モチロン12インチシングルなのです。
だけど、お客さんが多い人気のレコード店でも、結構残念な取扱いのされ方でした・・・。
一応、12インチシングルのコーナーは、あったのですがお店の規模からすると1/100くらいのボリュームの扱いでエサ箱に入っているレコードは、オリジナル盤・再発盤・ブート盤が混在している状況です。
大型店の規模感からするともっと多くの12インチシングルのタイトルを扱っていてもイイと思うのですが、まぁ〜スペースの都合もあるので相当、取扱タイトルを絞っているのか、あまり売れ行きがよくないので小規模な扱いにしているのだと思われます。
あとコレ、メチャ気になったのが、エサ箱に入っているレコードの穴あきジャケットからのぞいているレーベルの向きっ!
ピクチャージャケットであれば全く問題ナイのだけど、12インチシングルってよくレーベル部分はくり抜かれた穴あきジャケットにはいっている場合が多いのですが、この穴あきジャケットから見えているレーベルが、アーティスト名・タイトルが読みやすいようにまっすぐになっていないままエサ箱に入っているんですよ。
本来であれば読みやすいようにこうなっていればイイのに
IMG-6275
テキトーにジャケットにレコード盤が入れられちゃっってレーベルの向きが不均一になっている・・・。
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コレを見ちゃうと、オイラ的には「あ〜12インチシングルってゾンザイな扱いになってるなぁ〜」ナンて思っちゃうんですよね。
まぁ〜細かなコトですが、オイラからするとホント、レコード店に於いてはレコードを商品として店頭に並べる場合は基本的というか当たり前のコトだと思うのですが、スタッフさんが忙しくてソコまで気がまわらないのか、そもそもそんなコト知らないのか・・・。
他のお店のコトなので、どうでもイイコトなのですが、ちょっと気になりました。

久しぶりに訪れた同業他店のレコード店なのですが、今のニーズの方向性やお客さんの嗜好、求められるレコード店のあり方など多くのちょっとした気付きがありました。
で、そういった今現在のニーズに対応したお店つくりをしている同業他店を訪れて改めてカンジたのは、「next recordsの超マニアックぶり」ってコトです。
このブログでも、お店の方向性や運営の仕方、商品の品揃え等について様々なコトをコレまで書いてきましたが、全くお客さんの方におもねっていないぁ〜って思いましたね。
ん〜ナニがナンでもオリジナル盤 & 12インチシングルだけという商品構成・・・明らかにマニアな路線へ全フリしていますね〜(笑)
多くのお客さんにお店へ来てもらいたいっ!もっとレコードを購入してもらいたいっ!なんて思っているワケですが、そのためにセオリーとしてお店側がお客さんのニーズへ柔軟的に応じるべきだと思うのですが、ソレが全く出来ていないという・・・(笑)
まぁ〜だけど当店と同じ様なオリジナル盤の12インチシングル好きならば、思っきりブッ刺さる商品構成という品揃え・・・こんなレコード店ってあまり見かけないですよね〜やっぱり。
レコードをライトに楽しみたい人がナニも解らずふらァ〜っと当店へ立ち寄るものなら、「ナンだ?このレコード店はっ!?知らないレコードばかり・・・しかもジャケットもついてないし・・・」って思っきり違和感をカンジちゃいますよね〜。

SALSOUL ORCHESTRA / OOH, I LOVE IT (LOVE BREAK)  
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そんなオリジナル盤・12インチシングルに特化したレコード店ですが、ナンダカンダとありつつも今年でお店をはじめて23年目ですよ・・・こんな品揃えにも関わらず、ホントよく続けてこれたな〜って改めて思う次第であります(笑)
先日、海外からご来店いただいたお客さんから
「このレコードショップ、素晴らしいラインナップだねっ!ワタシは、多くの国のレコード店を訪れたコトがあるケド、こんなレコード店は、はじめてだよっ!」ってありがたいコメントを頂戴いたしました。
まぁ〜確かにオイラも色んな国のレコード店を訪れましたが、12インチシングルだけってお店は、Club Musicを扱っているお店では、タマにありますが、再発盤と新譜と中古が一緒に並んでいるんですよね・・・「オリジナル盤だけでっ!」っていう部分は、どうしても出来ないようです。
多くのレコード店が、今のニーズに出来るだけマッチした品揃えになりつつある中で特定の分野に全フリしたレコード店だからこそ、もしかして長く営業を続けてこれたのかもしれませんね・・・違うかな・・・ワカラナイケド(笑)
他店では、12インチングルの扱いは、イマイチだからこそ、もしかして当店のような12インチングル専門店が際立ってきているのかも?って思うと、他の店はそのままテキトーな内容で12インチングルを扱っておいてくれた方がイイのかも?(笑)

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