moderntalking_cheri_pr
今年最後の「渋谷レコード店日記」となります。
毎年恒例の今年1年のダレも気にもしていないであろうと思われる(自虐史観です-笑)零細中古レコード店の2022年は、どんな1年だったか的なハナシです。

とりあえず当店をサポートしていただけるお客様のおかげで、ナンとか無事、2022年を終えるコトが出来ました。
本当にありがとうございます。

2022年は、ようやく経済的にもコロナの影響を脱しつつあるのかな・・・ってコトが、個人的には結構実感するコトが出来たようなカンジの1年でした。
ご来店のお客さんに関しては、まぁ〜とにかく、このブログでも散々書いていますがレコード人気の波及が凄まじい限りでお客さんの来店数がメチャ増えてきましたね。
特に週末の土曜日&日曜日は、常連のお客さんに加えて初めてご来店いただいたと思われるお客さんが狭い店内で右往左往しているシーンが結構見受けられえました。
しかもっ!2022年は10月頃から海外からの渡航制限が解除された影響もあって外国からのお客さんが激増しましたね。
カラダのデカい外国人&日本人でひしめき合う狭い店内・・・ちょっと、スゴいな・・・コレは・・ってもしかしてキテいるのか?って錯覚するくらいです。
そんなココ最近の様子をカンジて前回記事を投稿した次第であります。
レコードってホントに人気なのか? 2022年版

ご来店いただけるお客さんは、相変わらずオッサン率が高いのですが、コロナ前の2019年に比べると目に見て明らかな様に20代〜30代の若い世代のお客さんが増えているコトが実感出来ます。
2022年11月の売上を先日、計算していて判ったのですが、コロナ前の2019年の同月を超える売上だったんですよね。
世間のニュースでは、コロナ前への経済復活のコトを言われていますが、当店に関してはとりあえずその部分は、クリア出来た模様です。
まぁ〜考えられるのは、日本でのレコードへの再評価の高まりが一部のマニアから一般層にまで拡がったコト、そして日本への入国の規制緩和で外国人が増えたコト & レコード針(カートリッジ)の販売が好調なコトが挙げられます。

レコード針(カートリッジ)の店頭販売は、2020年から始めたのですが、コレが特に凄まじい売上をあげているんですよ。
というか、そもそもカートリッジ1本の単価が1万円以上なので売上もそりゃ増えますよ。
レコード針(カートリッジ)に関しては、すでに所有している人からの交換針のニーズもあるのですが、ソレ以上に多いのは、新規でカートリッジを購入していただけるお客さんがとにかく多いんです。
そういった新規でカートリッジを購入していただけるお客さんの接客をしていてカンジるのは、最近レコードで音楽を聴きはじめたと思われる所謂「レコードビキナーさん」の割合がメチャ増えているような印象です。
新規でレコード針(カートリッジ)を購入していただいたお客さんには、「カートリッジのセッティングって解りますか?」ってお訊きするのですが、既にレコードで音楽を嗜んでいる人は「あ〜大丈夫ですっ!」ってなるのですが、レコードビキナーさんは、「ちょっとよく分からないです・・・」ってなるので店頭で針圧調整とかの実演をしているのですがタブン、今年1年だけ100回以上解説したんじゃないかなぁ。
レコードの売上 + レコード針(カートリッジ)売上が、今年の後半くらいから一気にハネたってカンジですね。

一方、ちょっと今後、懸念される事項もあったりします。
ソレは、仕入れに関するコトなのです。
レコードが人気になってお客さんに購入していただける、そしてさらに商品、つまりレコードを仕入れて店頭に追加するというサイクルでレコード店は、運営しているのですが、今年1年だけで明らかに店頭の在庫数が減少しています。
コレまでは、レコードの在庫が増えてきた・・・ヤバい、どうしようってコトを記事にしたコトが何度かあります。
更に店頭在庫のレコードが増殖してきたコトからの考察
あ〜上記の記事は、コロナ前の2019年9月に書いていますね・・・。
「もうレコードが増えまくってどないしましょう〜?エラいコッチャ・・・」って書いていますね。
で、上記から3年が経過して今度は「アカンっ!レコード棚がスカスカやっ!レコード足れへんがな・・・どないすんねんっ!」ってなっています。
コレまで当店は、レコードの在庫に関して如何にしてレコードを捌いて在庫を減らすかってコトに苦心してきたのですが、まさかエサ箱に空きスペースが出来るホドになるとは・・・思いもよりませんでした。
要するにこの状況は、売れ行きと仕入れのバランスが不釣り合いなトコロから発生していると思われます。
で、ココに来て円安ですよ・・・さらに世界的なレコード価格の高騰・・・というダブル、パンチを喰らっています。
先日、気になるレア盤がeBayに出品されていたので、「よ〜し目玉として落札してやれっ!」ってウォッチしていたのですが・・・オークション終了の前日でオイラが落札を希望していた金額の3倍の入札額になってあえなく撃沈しました。
というか、人気盤は当店の販売価格よりも高くなっている事態になっています。
その他、20枚ホドに入札をしたのですが、オークション終了の5秒前にアウトビッドされて1枚も落札出来ませんでしたぁーーーーっ!
朝の4時から起きてガンバっていたのですが、カンゼンに骨折り損のくたびれ儲けでした。
恐るベシっ!世界のレコード・マニアの熱量っ!ってコトをまざまざと見せつけられたってカンジですね。
そりゃ〜eBayですらそんな状況ですから海外から訪れるレコード好きな外国人にしてみたら基本物価が安くて、しかも円安の日本でレコードを買うとなると「うひょーーーーっ!」ってカンジで大フィーバーしちゃいますよね〜。
先日、当店の直ぐ側にあるManhattan Recordsさんの店頭で100円レコードセールを開催していたのですが、外国人のお客さんが100枚以上のレコードをピックしていましたからね・・・いったいそんなに大量のレコードどうやって持って帰るんだろう・・・ってちょっと心配になりましたが(笑)
仕入れに関しては、今後どうなっていくのか・・・仕入れ値の高騰に併せて販売価格もジワジワと上がってくるのは、明らかですからね。
ん〜このコトについては、お店的にはちょっとイロイロと考えなきゃイケないでしょうね・・・。
とは、ちょっとした不安な気持ちもある中でも昨日、1000枚オーバーの買い取りが決まったばかりなので、まぁ〜ナンとかシノいでイケるかも・・・(笑)

次に来年へ向けてのハナシなのですが、2023年は、next. recordsのオンライショップのHPのリニューアルを検討しています。
というか、既にその方向へ向けて舵は切りつつあるのですが、その判断は、2023年の1月末頃に決まりそうです。
今のHPも決してダメではナイのですが、昨今の世間で求められるセキュリティ面でのニーズの高まりに対応しようとすると現状のHPでは、あと数年で対応が難しくなる状況になりそうなので事前に対策をしておこう・・・ってカンジです。
今以上により買い物がしやすくなるようにしたいと思っているのですが、果たして出来るのか・・・ってカンジですね〜まぁ〜ガンバらせてもらいますケドっ!キリッ(`・ω・´)

MODERN TALKING / CHERI, CHERI LADY
MODERN TALKING / CHERI, CHERI LADY の試聴
next recordsのサイトでMODERN TALKINGのレコードを探してみる

とりあえず、2022年も大きなトラブルもなく渋谷の片すみで中古レコード店を営むコトが出来ました。
世間ではアナログレコードの置かれる状況に関しては、近年稀に見るビッグウェーブが、起こっているのカンジが当店のような零細レコード店にも及んできました。
前回の記事で紹介した年商10億円のレコード店さんには、遠く及びませんが、当店もせめて年商1億円を目指したいと思います(笑)
イヤ・・・冗談ですからね〜真に受けないでくださいよっ!

というワケで、今年1年、渋谷 next recordsをご利用いただき本当にありがとうございました。
2023年も「ナンだ!?このレコード・・・見たコトないぞっ!」って思ってもらえるような素晴らしいレコードをご紹介できるように誠心誠意、努力する所存でございますっ!
今後共、ご贔屓にしていただきますようヨロシクお願いいたします。

Next Recordsではインスタグラムもやっています!
入魂のレコメンドで毎日、ナイスでグッドなレコードを紹介していますのでゼヒ、フォローしてくださいっ!

渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
ゼヒ、お気軽にお問い合わせください!

毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。

このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。