渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

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こんにちは。渋谷の零細中古レコード店next recordsです。
一応、12インチシングル専門のレコード店というコンセプトで渋谷の片隅で23年間営業させていただいています。
渋谷でレコード店をはじめたのは2000年からなのですが、その当時はホボ100%海外へ実際に出向いてレコードを買い付けしていました。
レコード好きな人からすると「海外へレコードを探し求める為だけに旅へ出るってサイコーじゃないですかっ!」ってコトをよく言われるのですが実際は、なかなかタイヘンで気力&体力ともにスリ減らしながらギリギリの状態で出向いていました。
まぁ〜だけどヘトヘトになりながら世界各国のレコード店を訪れて仕入れるためのレコードを見続けていて「キタっ!」ってカンジでお目当てのヤバいタイトルを引いたりすると脳内にアドレナリンがドバドバ放出されてソレまで体力的にヘトヘトで気力的にはギリギリの状態だったのがそのヤバいレコードを見ただけで「パンパカパーーーンっ!」ってイッキにヤル気マンマンに復活しちゃうんだから不思議なモノです。
まぁ〜ヤバいタイトルは「仙豆(せんず)」みたいなアイテムになっているようですね・・・。

レコード店のスタッフが買い付けに出向いているっていうコトは、仕入れするレコードをすべてコントロールしているというコトになります。
当たり前のハナシですが売れるレコード&ニーズがあるレコードだけをバイヤーの判断で仕入れるコトが出来るのです。
レコード店をはじめた当初は、そういったバイヤーの判断で仕入れたレコードだけを店頭に並べて販売していたのですが、買い付け一辺倒だけではどうしても商品構成に偏りが出てくるコトや仕入れコストなんかを意識するようになってレコード店創業から数年後に店頭でのレコード買い取りをはじめました。
中古レコード店をはじめた当初は、レコード買い取りに関して「大丈夫なのかな・・・」って不安もあったんですよね。
お店をはじめた時は、「他店では、なかなか見つからないレコードを販売する」っていうのをお店のカンバンにしていたので国内での買い取りが増えてきちゃうともうフツーの中古レコード店になっちゃうんじゃないかな・・・ナンて思っていたんですよね。
でも実際に国内でのレコードの買い取りをはじめてお店にとってもイロイロと良い結果が現れてきました。
やはりバイヤーだけの判断だけだと限界がありますしね。
海外買い付けだと実際に仕入れるレコードの値段に経費なんかが上乗せされるので、イイタイトルが出てきてもこの値段で仕入れて良いのかって判断も迫られますし、ソレに「この曲、もしかしたらイケるかもしれない」っていうタイトルがあってもなかなかチャレンジできないんですよね。
「もうゼッタイに売れる自信があるっ!」っていうタイトルだけ仕入れるという硬いセレクションになるワケです。
で、実際に国内でのレコード買い取りをはじめてみると、当たり前だけど海外に買い付けに行った時に仕入れるようなレコードは、はやりホトンドないんですよ。
年代にもよりますが当時、新譜で販売されていたレコードがホトンドっといったカンジで。
でも、そんな中でもなんかイケるのは、ナイかな・・・っていう視点で実際に知らない曲だけど聴いてみて当店のライナップに沿うような内容の曲であれば、一度チャレンジしてみようってコトが出来るようになったんですよね。
そんなカンジでお試しで商品化したタイトルがレギュラー商品に格上げされたっていうレコードがもう何千タイトルもあったりするのでホント、コレはよかったですね。

しかしっ!不特定多数のレコードを買い取るというコトはフクザツな事象もトーゼン起こり得るワケです。
それは・・・商品化が困難なレコードがメチャ増えるってコトです。
レコード店の店頭には、商品化されたレコードがズラ〜っとエサ箱にはいっているのですが、実際はその店頭に商品化されていない何倍ものレコードの在庫をお店は抱えているんですよね。
モチロン、当店も例外ではなく商品化したレコードの他に売れたらスグに出せるストック分、新たに商品化出来るタイトル等がもう万単位の枚数であったりするワケです、要するに一軍のタイトル達ですね。
で、問題は二軍・三軍のレコード達なんです。
コレね〜レコード店にとっては、なかなか扱いに困る奴らなんですよね。
ちゃんと商品化してあげればお客さんに購入してもらえるかも知れないレコードなのですが、商品化するための手間やコストのコトを考えると・・・ヤラない方がマシっていう判断もあるワケです。
いっそのコト、戦力外認定して破棄しちゃえばイイのかも知れませんケドね。
なかなかオイラにその戦力外認定の決定を下す判断が出来ないんですよね〜。
まぁ〜割れたレコードやズタボロのガタ盤は、もうレコードをとしてのイミを成していないので破棄するんですケド、曲はイマイチだけどピカピカの盤っていうのは、戦力外認定し難いんですよね・・・。
コレには、「そのレコードを求めているユーザへ届けるっ!」というオイラ自らが掲げたミッションがどうにも引っかかってくるワケです。
しかもいま現時点では、ちょっと微妙なタイトルの曲も後年になってその評価が180度ガラリと変わるというコトもよくあるというコトも知ってるんですよ。
だからと言ってじゃあ、そうなるのをず〜っと待ち続けるのか・・・ってコトも現実的には出来ませんし・・・。

倉庫にもレコードがパンパンに入ったダンボールがうず高く積み上がっていますし、どうにかしなきゃイケないよな〜って思ってはいるのですが・・・思うようにならないってカンジですね。
コレね、当店の商品化に関わるオペレーション的な問題も関係しているんですよね。
タブン、某レコード店のようにレコードのジャケットにラベラーで価格のプリントされたラベルシールをガチャコンって貼った状態でダンボール箱へ無造作に放り込んで販売するというやり方でそういった二軍・三軍のレコードを販売すればイイんでしょうが、オイラがそういったレコードの販売の仕方って好きじゃないんですよね。

next recordsという小さいレコード店のカンバンを掲げている以上、すべてのレコードをちゃんとキレイに磨いてピカピカのビニールに入れて解りやすいコメント記載した商品札を付けて、ていねいにレコードを販売していきたいっていう思いがあるんですよね。
でもソレをする為には、時間や手間がかかるんですよね・・・レコードを磨く、コメントを考える、データ化するという一連の作業がしいては、ソレがすべてコストになるっていうコトなんですよね。
今、当店で販売中のレコードの最安価格って300円(税別)なのですが、この300円レコードってはじめから300円ではなくってデータ化した時って1000円くらいの値付けで販売していたんですよね。
当店では商品化したレコードの店頭での停留期間が長くなるとタイミングを見計らって価格の見直しをやっていて結果、はじめに1000円って値付けしたレコードがジリジリと値下げされて300円になったという経緯があるんですよね。
とりあえず安価なレコードもナンかのタイミングで売れてくれるので今のトコロは、破棄という最悪の事態は免れているのですが・・・。

最近のレコード人気の影響もあるようで、ソレまでず〜っとお客さんのご自宅の押し入れで眠っていたレコードが表に出てくるようになりました。
タブン、コレまで押し入れに長期間放置されていたレコードの存在を忘れていたのが「レコード」というキーワードをメディア等見聞きして「あ〜そう言えば、押し入れに聴かないレコードがあったな・・・」ってカンジでこの機会に整理しようか・・・って思っている人が多くなってきたようなカンジなんでしょう。

このブログでも決まり文句のように「レコードの整理は、ゼヒ、渋谷ネクストレコードへっ!」ってお知らせしていますが、抱え込んだレコードの行き場に苦心しているという、ナンダカ矛盾した状態に陥っていますよね〜。
同業他社のレコード店さんって当店と同じような悩みを抱えているとは思うのですが、どうやっているんでしょうかね・・・。
レコファンとかディスク・ユニオンなんて、ン10万枚レベルでそういったレコードの在庫を抱えていると思うのでケドね。
もうホント、破棄しちゃうっていうのがイチバン、カンタンな方法だと思うのですが、果たしてソレは、レコードの神様にお許しいただけるのでしょうか・・・?(笑)

RUFFNECK feat. YAVAHAN / NEW LIFE
RUFFNECK feat. YAVAHAN / NEW LIFEの試聴
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当店では、毎週200枚程度のレコードを新たに店頭に出しているのですが、月の買い取りや仕入れをしていレコードの枚数って遥かに店頭出ししている枚数を上回ってします。
買い取りのコレクションの入荷次第ですが、イッキに2000枚とか3000枚とか入るケースもあるくらいですからね。
その中には、スグに商品化できるタイトルもあるのですが、新たにデータ入力が必要なタイトルも多数あってそういった裏方作業をフダンの営業の合間にやっているのですが、その作業が終わらないまま、また新たな買い取り査定が追加されるという・・・(笑)
レコード店を営むコトに関しては、日々楽しくやらして頂いているのですが、レコードの在庫数が毎年増えてくるってコトに関しては正直、悩みのタネでもあります。
まぁ〜そんな悩む前に手をもっと動かせっ!てカンジですね(笑)
がんばろう〜〜〜っと(笑)

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takanaka_chillmeout_ger
突然、発症したギックリ腰も10日ホド経ってようやく治まってきました。
まぁ〜腰を痛めている期間にデカい買取査定がなかったのが幸いです。
オイラのコトだから買取査定オファーがあれば腰を痛めていても行っちゃいますからね・・・。
今回は、レコード店の日常でちょっとした出来事や気づきなんかを書いている徒然なハナシです。
たいしたオチはナイのですが、最近のブログはちょっとボリューミーな内容でかなり濃厚なネタが連発でしたからね〜ユルいカンジでいこうと思います。

IRMAレーベルについて
イタリアの老舗のレーベルで、「IRMA RECORDS」というレーベルがあるんですよね。
そのIRMA RECORDSの傘下にHOUSE MUSICをメインにリリースするIRMA casaDiPrimordineというサブレーベルがあります。
まぁ〜フツーにIRMA(イルマ)って読んでいましたケドね。
このIRMA casaDiPrimordineってレーベルは、90年代に一世を風靡して一大ムーブメントとなったイタロ・ハウスなレコードをリリースしていました。
このIRMAの代表作は、こういった曲です。
Soft House Company - What You Need...

こんなカンジで美しいメロディを奏でる上品なHOUSE MUSICをリリースしているのです。
オイラもこの手のサウンドが大好きでホボ、レーベル買いOKなカンジで90年代は新譜でリリースれたIRMAレーベルのレコードを買いまくっていました。
で、上記のYouTubeでもボンヤリと写っていますがレーベルのロゴマークあるじゃないですか・・・。
コレ・・・オイラは、ず〜っと鴨(カルガモ?)が後ろを向いている絵柄がデザインされていると思っていたんですよ。
IRMA-LABEL

karugamo

イメージ的にはこんな模様の鴨が後ろを向いてるみたいな・・・。
ちょっとアタマをフォトショで加工すると・・・ホラ。
karugamo のコピー
もうホント、30年以上IRMAのレーベルと言えば、鴨が後ろを向いてるロゴマークだよねっ!って思い続けていたんですよね。
レコードのレーベルに生き物がモチーフになっているデザインのモノって結構あるんですよね。
有名なトコロだとRCAの犬とかELEKTRAの蝶のロゴマークとかRSOの牛のデザインとかPOLARの白熊とか・・・。
rca
fivespecial_whyleaveusalone
beegees_loveyouinsideout
sharimuir_badforme

まぁ〜このIRMAの鴨がうしろを振り返っているデザインもそういった類のモノだとIRAMAからリリースされたレコードを見る度に思っていたんですよね。
でも、ナンかちょっと解りにくい鴨の絵だな・・・って引っかかってはいたのです。
一応、当店のスタッフにも訊いてみたんですよ、IRMAレーベルのレコードを手にとって見せて「このロゴマークってナンだと思う?」って。
すると、「鴨が後ろ向いてるんでしょ」ってオイラとまったく同じイメージだったのです。
「まぁ〜そうだよね・・・」って思ってその場をやり過ごしていたのですが、つい先日別のIRMAレーベルのからリリースされたレコードにはこんなロゴマークがっ!
IRMA----
コレは・・・っ!?
オイラがIRMAのロゴマークは、鴨がデザインされていると思っていたのが実は、レコードをハイヒールを履いた足で踏んづけているというデザインだったっ!!!!
そう言われてみれば、オイラが鴨の首と思っていた部分は女性が足を組んでいる部分に見えます。
ず~っと30年間もそう思い続けていたのが、まったくのカン違いだった・・・。

デジタルDJからアナログDJへ
つい先日、20代中頃の若いお客さんがご来店されました。
「アナログレコードでDJをしたいのだけど、どうすればイイでしょうか?」というご質問です。
お客さんの状況を訊いてみると今は、デジタル音源でDJプレイをしているんだけど、最近アナログレコードでDJプレイをしているのを見て「カッコいいな・・・」って思ったようで今までやったコトのナイ、レコードでDJするにはナニが必要なんでしょうか?そしてどうすれば良いのでしょうか?的な質問でした。
アナログレコードでDJプレイするには、ターンテーブル2台とDJミキサー、スピーカー等のオーディオが最低限必要となりますよ・・・という説明を一通り、解りやすく説明したんですよね。
ご本人は、至ってレコードでDJプレイに興味がとてもある様子で熱心に説明を聞いていたんですが、説明をしてもイマイチ「判っているのかな?」って反応が薄いカンジだったんです。
「DJミキサーって持ってるんですか?」聴くと「イエ、持っていないです」という返事・・・。
このアタリでちょっと「んんん・・?」ってカンジてはいたのですが・・・。
DJミキサーからその先に接続されるアンプやスピーカーのハナシをしていても、イマイチ理解していない様子です。
デジタルDJってオイラのイメージだとCDJを2台にDJミキサーってカンジなんだケド、DJコントローラー的なガジェットもありますからね。
CDJ
CDJ-cont
デジタルDJって一括りにしてもそのスタイルにバリエーションがあったりするのでその人が、どんなプレイスタイルなのか解らないんですよね。
だけど今現在、デジタル音源でDJをしているってご本人が言っているのである一定以上の知識や認識、理解はトーゼンあるものだという前提で説明をしているのですが、ターンテーブルを買うのなら安価なちゃちいモデルではなくってTechnics SL-1200シリーズのようなシッカリしたモデルが後々のコトを考えてもイイですよ〜とかDJミキサーの中古は、結構不具合が多いので避けてちゃんとした新品の方がイイですよ〜とか解りやすく結構ツッコんだ解説をしても「ふむふむ・・・」って聞いているだけであまり響いていない様子です。
で、実際にレコードをお店のターンテーブルにノセて「こんな風にやるんですよ〜」って軽くスクラッチとかして実演してみせると、とてもコーフンした様子です。
すると、「あの〜この針ってレコードのドコに置けば音が鳴るんですか?」って訊かれました。
オイラは一瞬、「えっ?」ってなったのですが、ソコで全てを察するコトが出来ました・・・タブン、ご来店のお客さん・・・まったくナニもわからない状態なんだと言うコトを・・・。
デジタルでDJプレイをしているとはじめに言っていたので一応、当たり前のコトは知っている前提でハナシしていたのですが、実際はスマホのアプリでDJプレイを楽しんでいるというコトのようです。
ん〜〜〜〜コレは、なかなかハードルが高いっ!
小一時間ホド、解説のために時間をかけたのですが・・・まったくお客さんに響いていなかったのは、そもそも音がどうやれば鳴るのかっていうトコロが理解されていなかった為にいきなりターンテーブルやDJミキサーのハナシをしても通じていなかったようです。
まぁ〜判りますよ・・・最近の若い人だとオーディオのケーブル自体自分で抜き差ししたコトがない人も多いですからね。
ましてはRCAのオーディオケーブルでステレオは赤と白とに分かれているとかフォノアンプとかアクティブスピーカーだとかの説明をしてもそりゃあチンプンカンプンですよ・・・。
結局、他のご来店のお客さんの接客が忙しくなったのでそのお客さんの説明を終えてその日は、お帰りになられました・・・。
しかし、20年以上レコード店を営んでいますが、「レコードの針をドコに置いたら音がなるんですか?」ってはじめて訊かれました・・・コレは、ちょっと衝撃的でしたね。

next recordsは、むずかしいレコード店?
スマホで「渋谷 レコード店」って検索すると当店は、結構上の方に表示されるというコトをこのブログでも時々、書いていました。
まぁ〜コレ、イメージ的にはレコードを買いに渋谷へ訪れた来た人が最寄りのレコード店を探すというのにかなり有効なんですよね。
コレまで渋谷の象徴的な大型レコード店を押しのけて零細レコード店である当店がGoogle様からの熱烈プッシュによって上位されていたのですが、定位置であった2位からついに4位に陥落してしまいました・・・(泣)
スクリーンショット 2023-12-08 10.33.26
まぁ〜特にナニかしたワケではなく自然とGoogle様の判断でそうなってしまったようですので仕方がない・・・精進します。
だけど、昨今のアナログレコード人気の影響もあって新規ご来店のお客さんってホント増えてきたんですよね。
しかし、当店はレコードの中でもひとつのメディアである12インチシングルをメインで扱うちょっと特異なレコード店です。
12インチシングルが好きな人には、パラダイスのようなレコード店(自画自賛ですいません)なのですが、12インチシングルに興味がナイ人にとっては「ナンだ?この店は?」なレコード店であります。
だけど、実際にそういった意味合いのコトをご来店頂いたお客さんから直接訊くコトは、ナイんですケドね・・・オイラが勝手に「タブン、そう思っているんだろうなぁ」って想像しているだけで。
先日、お店の備品の買い出しに出向いた帰りに当店からちょうど出てきた若いカップルのお客さんとすれ違った時にその会話が耳に入りました。
で、そのカップルの男性が一言「うわぁ〜全然、わからなかったよ・・・」って。
ソレを聞いてオイラは、「あぁ・・・そうなのね・・・」ってお客さんのリアルのつぶやきを聞いてちょっとフクザツな気持ちになりました。
まぁね〜解らないですよね・・・12インチシングルって。
かと言って今流行りのアルバムとか再発盤とか復刻盤とかを扱う気は、まったくナイのですが、別の観点からこの状況をみるとビジネス用語的には「機会損失」ってヤツになるのかもしれませんね。
せっかく、レコードに興味があるお客さんが来店しているのにそのニーズを取りこぼしている的な見方も出来なくはない的なカンジではあります。
Google検索での結果の陥落は、ちょっとヘコみますケド、今のこの順位って渋谷のレコード店の存在とか規模的に見ると結構、妥当性があるような気もしますね。
一方、先日は、オイラが書いているこの「渋谷レコード店日記」を読んで「12インチシングルっていうレコードがあるんだ」というコトをはじめて知ったというお客さんにご来店していただきました。
ん〜オイラが出来るコトって「如何に12インチシングルが良いのか」って普及活動しかナイってコトなんでしょうね・・・ガンバりますっ!

TAKANAKA / CHILL ME OUT
TAKANAKA / CHILL ME OUTの試聴
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中森明菜・・・ありません

まぁ〜電話でのお問い合わせも多いんですよ・・・。
当店の扱っているレコードとは、まったくカスリもしないレコードの問い合わせに関してはホント、辟易しているのも事実です。
最近だとシティ・ポップの流れから昭和の歌謡曲もちょっとしたブームになっているようでその手の在庫確認の電話もよくかかってくるようになりました。
ネットで電話番号を調べている時点でそのお店がどんなレコード店なのかって調べないんでしょうね。
で、コレは推測なのですが・・・タブン、この手の電話での問い合わせをする人って50代以上の男性が多いんですよね・・・。
今の御時世、ネットで調べればアル程度のコトは、解ると思うのですが調べないでスグに電話しちゃうんでしょうね。
当店の取扱のあるレコードやご注文なんかの電話お問い合わせは全然ウェルカムなのですが昭和の歌謡曲なんて訊かれてもちょっと困ります・・・。
当店のような小さな規模のレコード店ですらこんな状態なんですから、ディスクユニオンとかレコファンとかHMVとか、その対応ってタイヘンでしょうね〜。

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流行ってますね〜レコード・・・。
一時期は、オイラが「アナログレコード店を営んでいる」というコトを伝えると「レコードってまだ売っているの?」とか「商売として成り立つの?」なんてよく言われたものですが、最近はホント、レコードで音楽を聴くという趣味が一般層にまで浸透してきたなぁ〜ってしみじみとカンジるようになりました。
実は、オイラ、現在ギックリ腰の真っ最中であまりの痛みに耐えかねて先日、最寄りの病院へ診察に行ったんですよね。
そこで医者に「お仕事、ナニされていますか?」って訊かれたので正直に「レコード店を営んでいます。」と伝えるとそのお医者さんの目が「カッ!!」と見開いてオイラの顔を見られたんですよね。
「あ〜今、レコードって流行っていますね〜」って差し障りのないコトを言ってその場は、終わりましたが、タブンあのお医者さん「レコード好き」に間違いないでしょうね〜(笑)

今回は、当店がメインで販売しているアナログレコードの中のひとつのフォーマットである12インチシングルについての解説です。
12インチシングルがどうして作られたのかってその経緯や音楽産業での影響なんかについて思うコトがあるので解説してみようと思います。
まぁ〜かなり主観なので実際と異なるケースもあると思いますが、生温かい視点で読んでいただければと思います。

イントロ:
音楽は常に進化し、その進化に伴い新たなフォーマットが生まれてきました。
その中でも、12インチシングルはある時期を境にして生産されるコトとなりました。
この特殊なフォーマットが誕生した背景には、音楽産業と社会の変化が深く関与しています。
なぜ、12インチシングルが誕生し、その影響が音楽産業にどのように波及したのかを解説してみます。

誕生の経緯:

12インチシングルの誕生は、主にディスコミュージックの隆盛に端を発しています。
コレは、もう紛れもない事実でしょう。
1977年に放映された映画、「Saturday Night Fever」あたりの時代ですね。

1970年代後半、ディスコは全盛期を迎え、ダンスフロアでの音楽体験が重要視されました。
通常の7インチシングルでは物足りないとカンジたDJ達が、より長い演奏時間と高音質を求めて12インチシングルを選び始めたのがキッカケです。

社会的背景:
同時期、テクノロジーの進化や都市化の進展により、クラブカルチャーが急速に広まりました。
これによって、ディスコミュージックやエレクトロニックミュージックがものスゴイ勢いでに普及し、12インチシングルがその象徴となったのです。
都市生活の加速と共に、音楽もより刺激的で複雑なサウンドを模索するようになりました。

音楽産業への影響:

12インチシングルの台頭は、音楽産業にもそれなりの影響を与えました。
まず、アーティストには、12インチシングルの登場によりそれまでよりも長い収録時間の楽曲を制作出来ることによって、クリエイティブな自由度が拡大しました。
同時に、ディスコミュージックに精通するプロデューサーやリミキサーが重要な存在となり、オリジナルトラックの別バージョンやリミックスが12インチシングルとしてリリースされ、新たな市場を生み出しました。

ダンスカルチャーとの相互作用:
12インチシングルは、ダンスカルチャーと密接に結びついていました。
クラブでのプレイ向けに制作されたREMIXやエクステンデッドバージョンは、ダンスフロアでの盛り上がりを演出し、同時にアーティストとファンとの距離を縮めました。
これにより、音楽がよりインタラクティブで体験的なものとなりました。

クラブでのリスニング体験の拡張:
12インチシングルは、通常の楽曲よりも長い収録時間を録音できたため、DJやクラブのプレイにおいて、より長時間にわたる音楽のセットやフローを構築するコトを可能にしました。
これによりダンスフロアで踊る人達は、より一体感を持って音楽に没頭し、クラブ全体がヒトツの大きな音楽体験の中に溶け込むコトが可能となりました。

リミキサーの役割の強化:
12インチシングルの隆盛に伴い、リミキサーの存在がクリエイティブなプロセスにおいて一層強調されるコトとなりました。
アーティストの楽曲がリミックスされ、新たな表現・アプローチや解釈が生まれるコトで、ダンスカルチャーは常に新鮮で進化するモノとなりました。
これにより、リスナーは同じ楽曲でも異なるリミックスによって異なる体験をするコトができ、クラブシーンが多様性と豊かさを追求するベースが整いました。

クラブカルチャーとのシンクロニシティ:
12インチシングルの登場は、クラブカルチャーとアーティストの交流をより一層促進するコトになりました。
アーティストとしての成功が、DJによるクラブでのプレイや12インチシングルのリリースに依存する場面が増え、双方向のサポートが成り立つような動きになりました。
これにより、アーティストとクラブカルチャーのシンクロニシティが生まれ、新たな音楽シーンやマーケットの創造と発展が進みました。

ダンスフロアの社会的な結びつき:

12インチシングルのREMIXやエクステンデッド・バージョンは、ダンスフロアでの社会的なつながりを深める役割も果たしました。
ロングバージョンの楽曲やユニークなREMIXが、ダンサー達にとって新たなコミュニケーションの手段となり、クラブは音楽だけでなく、異なる背景やアイデンティティを持つ人々が交流する場となりました。

技術の進化と高音質の要求:
12インチシングルの台頭は、音楽制作技術の進化と高音質への要求という経緯から求められるコトによって誕生したともいえます。
通常の7インチシングルでは限られた演奏時間しか収録できなかったため、より長尺の楽曲やリミックスを表現するには新たな媒体が必要でした。
本来アルバムの制作で使用される12インチの大きなディスクにアルバムよりも少ない楽曲を収録するコトで、1曲をより長い演奏時間を可能にし、同時に高音質な再生を実現しました。
これにより、アーティストは楽曲制作においてより幅広い表現力を発揮できるようになりました。

クラブシーンの進化と12インチシングル:
ディスコミュージックの隆盛と同時に、クラブシーンも急速に拡大しました。
クラブは音楽だけでなく、ファッションやアートなどの文化が交わる場として重要視され、12インチシングルはその中で特に重要な役割を果たしました。
ダンスフロアでのプレイに適した拡張された楽曲やリミックスは、クラブカルチャーの中で独自の進化を遂げ、アーティストとリスナーの交流を深めました。


レコード収集とサブカルチャーの形成:
12インチシングルは、レコード収集家や音楽愛好者のコミュニティを形成しました。
特にリミキサーやプロデューサーによるマニアックなアプローチが加わり、限定盤やカラーヴァイナルなどが登場しました。
これにより、12インチシングルはある種のサブカルチャーを築き上げ、音楽を単なる娯楽以上のアートフォームとして捉える動きを生み出しました。
個人的には、このサブカルチャーに思っきり影響を受けて12インチシングルの専門のレコード店をはじめたキッカケとなっています。

まとめ:
12インチシングルがダンスカルチャーと相互作用することで、音楽体験はただの鑑賞から積極的な参加へと変化しました。
アーティスト、リミキサー、クラブカルチャー、DJの連携により、音楽は社会的なつながりを深め、新しい文化的なスタイルを形成するコトになったのではないでしょうか。
ダンスフロアが生み出すエネルギーは、12インチシングルが提供する独自のフォーマットによって、音楽と文化の進化に影響を与えたと思います。

NORMAN BROWN / AFTER THE LOVE IS GONE
NORMAN BROWN / AFTER THE LOVE IS GONEの試聴
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「12インチシングルってDJは使うレコードでしょ」ってコレ時々、言われるコトなのですが確かに前記したように12インチシングルの誕生に至る経緯は、紛れもなくディスコ・クラブ・DJといったニーズが占めていたのは事実なのですが、個人的な想いでは、「決してDJだけが使うレコードではないですよ」っていう部分があったんですよね。
だけど、ソレを自分の中で解りやすく上手く言語化するコトが出来ていなくてちょっとモドカシイ感じがずっとありました。
で、今回かなり長文で12インチシングルのコトをレコードの歴史や社会的背景、音楽業界におけるその影響なんかを調べていて思ったのですが・・・
12インチシングルが誕生したコトによって醸成されたサブカルチャー的な部分にオイラは、スゴく影響を受けているんだな・・・って気付いたんですよね。
レコードをコレクションするというのは、今ではある種確立された趣味だと思うのですが、その中でも12インチシングルに特化しちゃうという大命題は、イッタイどういった部分なのかってトコロを解りやすいコトバで表現出来なかったんですよね。
今までにナイくらいかなり堅っ苦しい文体で超長い文章になっていますが・・・(笑)
コレを読んでくれている人への12インチシングルへの興味へとつながる一助になれば幸いであります。

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東京 渋谷で12インチシングル専門中古レコード店を営んでいるnext recordsです。
アナログレコードの中でも1つのフォーマットである12インチシングルだけの販売に特化しているレコード店って多くのレコード店がひしめき合っている東京 渋谷界隈でもかなり稀有な存在です。
そんな12インチシングル専門というちょっとコダワリのレコード店なのですが、私達のセレクションに共感していただける多くのお客様に支えられてまぁ~ナンとかレコード店をヤッてイケています。

ココ最近のアナログレコード人気のコトもあってレコードに興味を持っていただいた人も多くなってきました。
はじめて当店を訪れていただいたお客さんは、当店の12インチシングルだけという他のレコード店ではありえない商品構成を見て「ナンだ?このレコード店は・・・」ってなっちゃう人も多いのですが、オイラのブログやインスタ等を見てアナログレコードの中の12インチシングルというイチメディアに興味 & 魅力を持っていただく人も少しずつですが増えてきました。
で時々、12インチシングルにまつわる疑問や質問を訊かれるコトがあるのでそういった内容を綴ってみようと思います。

「ナゼ、この曲は12インチシングルが出ていないのですか?」
コレね・・・結構訊かれるんですよ・・・要するにメチャ、流行った曲で、もしかしたらそのアーティストを代表するような1曲にも関わらず、12インチシングルがリリースされていないってケースです。
まぁ〜80年代と2000年代とかその時代背景によってもその事情は異なるとは思うのですが、結構有名な曲で世界でトップ音楽産業国であるアメリカの人気曲をランキングしたBillboard Hot 100の上位にチャートインしているような超有名な楽曲でも12インチシングルはリリースされていないってパターンですね。
アナログレコードが音楽メディアのド真ん中にいた80年代は、Billboard Hot 100ってシングル盤のセールス、ラジオのエアプレイ、ジュークボックスでの再生とかを統計してランキングしていたのです。その要素のヒトツとして「シングル盤のセールス」というのが絡んでいてホトンドの楽曲は、シングル盤がリリースされているのですが・・・ココで言うシングル盤っていうのは、7インチシングル(ドーナツ盤)であるコトが多いのです。
で、この7インチシングル(ドーナツ盤)・・・先に書いたようにランキングの要素として「ジュークボックスでの再生」というのにも流用できるのです。
最近の人は「ジュークボックスってナニ?」って人もいるかも知れませんね。
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なのでBillboard Hot 100 にチャートインするホトンドの楽曲は、7インチシングルはリリースされているんです。
で一方、12インチシングルが作られた元々の用途っていうのは、DJプレイやラジオでのエアプレイが目的で作られたレコードなんです。
いずれも一般の音楽好きな人が聴くために購入するっていうものではなくって業務用として使われるレコードというカンジですね。
ちなみにはじめて一般の人が購入できるようになった12インチシングルっていうのは、SALSOULレーベルから1976年にリリースされたDOUBLE EXPOSURE / TEN PERCENT と言われています。

最近だと新たに別の説もあるようですが・・・。
元々の12インチシングルの利用目的っていうのディスコでプレイされるために販売されるレコードという意味合いがやはり大きいようで、ディスコでプレイされないような曲は、12インチシングル自体、生産されなかった・・・というコトなのかもしれません。
あと考えられるのは、シングル曲というのは、そのアーティストのアルバムを販売するためのプロモーション的な楽曲であるコトが多いので7インチシングルを作って販売 & エアプレイで、人気をあげて、その後アルバムをリリースするという販売パターンにそったレコード会社のやりかたも関わっていると思われます。
レコード会社的には、1〜2曲しか収録されていない安価なシングルよりも高額なアルバムを販売したいという思惑があります。
タブン、アルバムのほうが儲かるんでしょうね・・・。
でも、12インチシングルは、大きさもアルバムと同じだし製造コストや流通コストもアルバムとホトンド同じくらいかかるのに1〜2曲しか楽曲が収録されていないからアルバムよりも安価な売価にしなければ売れないというコトもありますしね。
12インチシングルが作られる or 作られないという理由は、ホントそのレコード会社の戦略だと思うので明確な理由とか事情は、わかりませんがタブン、リスニング目的というよりもプレイ目的のためにプレスするか否かってコトが絡んでいるような気がします・・・あくまでもオイラのイチ感想ですが・・・。

「12インチシングルには、33回転と45回転のレコードがありますがドッチがいいの?」
コレもよく訊かれますね・・・。
33回転と45回転ってコレ、1分間にレコードが回る回転数のコトを書いているワケです。
レコードって物理的な大きさって最大で12インチサイズって決まっています、そもそも12インチ以上だとレコードプレーヤーの上に載せるコトできませんしね。
その丸い12インチサイズの円盤状のビニール盤に音溝を刻むワケですが、再生する時に33回転と45回転だと収録できる時間が変わってくるんですよ。
12インチサイズのレコードで33回転だと片面約22〜30分くらいまでの収録が可能で45回転だと11〜15分くらいの収録時間となります。
収録時間が長いほうが多くの曲を収録できるのでメリットあるように思われますが、実は、収録時間を長くすればするホド音質が損なわれるというデメリットがあります。
1分間で33回転で進む距離と1分間で45回転で進む距離というのは45回転の方が多く進みますよね。
ソコに同じ時間の曲を収録するとなると33回転だとギュッと音溝を詰めた状態にする必要があります。
45回転だと33回転よりもゆとりのある音溝を刻むコトができます。
コレが音質に影響するワケです。
しかもレコードは、円盤で渦巻状に音溝が刻まれているのでイチバン外側の音溝とイチバン内側の音溝とだと同じ時間、例えば1秒間だとすると移動距離が内側のほうが短くなります。
33回転でギュッと音溝を詰めて刻んでいるにも関わらず、内側ではその移動距離が構造上さらに短くなっているによりギュギュッと詰め込まなければイケなくなります。
この短い距離に音溝を刻むとどうなるのかというと音質が明らかに劣化するんですよね・・・特に音のヒズミが気になるのです。
コレは、もう物理的に仕方がないコトでゼッタイに避けるコトができません。
12インチシングルが同じ曲が収録されているアルバムよりも音圧があるとか、迫力があるといわれるのは、レコード盤の片面に収録される時間の関係で片面に4〜5曲収録されるアルバムよりも1〜2曲しか収録されない12インチシングルの方がゆとりのある音溝が刻むコトが出来るからなのです。特に迫力のある低音域を再生するためには音溝の感覚を広く取る必要があるために更に収録時間が短くなるようです。
上記のコトから考えると、同じ曲は「物理的」に33回転と45回転で比べると45回転の方が高音質で音溝を刻むコトが出来るというコトになります。
だけど、コレはあくまでも「物理的」に・・・という理由です。実際には、レコードを作る元となるマスターディスクを作るエンジニアの技術が深く関わっています。
なので、必ず33回転よりも45回転の方が音質が良いっていうワケでもないんです。
ん〜このアタリは、かなり難しいですね・・・実際に聴いて自分の耳で比べてみる他ないってカンジです。
また、12インチシングルも場合によっては片面にREMIXやらインスト、アカペラなんて多くのバージョンが収録されて片面に4〜5つのバージョンが収録されているコトがあります。
コレも音質に関わってくるコトで先に述べたように多くのバージョンを収録するために音溝をギュッと詰める必要があります。
なので理論的には、同じ12インチシングルでも片面に多くのバージョンが収録されているよりも少ないバージョンが収録されている方が音質がいいコトになります・・・でも、コレもエンジニアのスキルに依るという・・・。
じゃあ、ドレがイチバン良いのか・・・ってコトなのですが、その曲を実際に自分の耳で聴いて聴き比べるしかないというのが実情となります。
メンドーですね〜でも、コレもレコードの楽しみのひとつでもありますよね〜(笑)

「ナンでUS(UK)盤の12インチシングルはリリースされないの?」
12インチシングルを買い続けている時々、「アレ?ナンでこの曲、UK盤はリリースされているのにUS盤はリリースされていないのかな?」って思う時があります。
コレは、オイラも10代の頃12インチシングルを買いはじめた時に不思議に思っていたんですよね・・・。
例えば、アメリカのアーティストなのに自国盤であるUS盤の12インチシングルがリリースされていない・・・だけどUK盤は、リリースされている・・・みたいなケースです。
逆もありますよね・・・イギリスのアーティストなのにUK盤は、リリースされていないみたいなコトもよくあります。
コレは、ホントにどういった事情でそうなっているのか解りません・・・。
大手のレコード会社って世界各国に支社がありますよね。
で、コレはオイラの推測なのですがタブン、同じレコード会社の支社にも関わらず12インチシングルって意外と各国の支社の裁量でリリースする or しないってコトに任されているような印象があります。
やはりレコード会社としては、アルバムがメインなんでしょう・・・で、先に書いたようにシングル曲としてリリースするのは7インチシングルが
をリリースしてソレがプロモーションとなってチャート・インしてアルバムを買って聴いてもらうという流れです。
でも12インチシングルは、7インチシングルよりもニーズが高くないのでレコード会社的には、マーケットとしてソレホド重要視されていないのかもしれません。
タブン、レコード会社の支社の担当者レベルの裁量で「CLUBウケしそうなので12インチシングルをプレスしましょう〜」ってカンジでリリースされているんじゃないのか・・・って勝手に推測しています。
でも、ホントそれくらい統率されていないんですよね・・・とても流行っていた曲にも関わらず、UK盤はあるケド、US盤はリリースがないとか、はたまたPromo盤はあるケド、正規盤はリリースされていないとかね。
1980年代のアナログレコード時代で最もレコードを売ったMichael JacksonやMadonna,Princeですら、それぞれの12インチシングルのリリースは、あの国ではリリースされているケド、この国では未発売、Promo盤はあるケド、正規盤は出ていない、同じ正規盤はリリースされているケド収録されているバージョンが異なる・・・とかホント同じレコード会社でも各国バラバラで全然足並みが揃っていないですからね・・・。
しかも音質もそれぞれのプレスされた国によっと微妙に違っていたり。
もしかしたらこの統率の取れていないバラバラのカオス状態であるコトが、或るイミ、アナログレコードの醍醐味でもあったりするのも事実ですからね。

MOS DEF / UMI SAYS
MOS DEF / UMI SAYSの試聴
next recordsのサイトでMOS DEFのレコードを探してみる

実は、この「12インチシングルの謎」というネタでオイラが解説するっていうの20案くらい書き出したんですよね。
でも、3つの解説しただけで結構なボリュームになってしまいました・・・。
ナンかこのブログ「渋谷レコード店日記」って今起きている時事ネタ的な内容の記事よりも恒久的に通用するような解説記事のほうがよく読まれているんですよね。
相変わらず、当ブログでは最も読まれている記事っていうのは1年前に書いたIKEAのDJラックの記事です。
コレはイイかも! IKEAのDJラック
だけど、もう手に入らないですよね・・・このIKEAのDJラックって・・・ザンネンながら廃番になったみたいで。
まぁ〜でも昨今のレコード人気でレコードをキレイに収納するためのレコード棚ってドレがイイのかっていうニーズが比較的高いっていうのがココから判りますね。
また、レコードのクリーニング方法の記事もよく読まれていますね。
神業っ!コレが究極奥義のレコード磨きだっ!
今回の「12インチシングルの謎」っていうテーマは、まだまだかけそうなのでよく読まれるようだたらシリーズ化してもイイかな・・・ナンて思っています。
「もし、訊いてみたいコトがあればコメント欄にゼヒ、書き込んでくださいっ!」ってちょっとYouTuberっぽいですが(笑)

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このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。


briangreen_yousendme_pr
最近、モノの値段の上がり具合がハンパないですね・・・。
もうホント、ちょっとした物でもグイグイと値上げが行われているなぁ〜と実感します。
ようするにコレ、インフレってヤツなんでしょうね・・・。
当店は、今から23年前の2000年にレコード店を渋谷にオープンしたのですが、その当時から世間一般的には「インフレ」の逆、「デフレ」って言われていて、なんかナンもしなくてもモノの値段が安くなっていくという状況でした。
まぁ〜結局、そのデフレ状況ってのが日本では20年くらい長く続くのですが・・・。
ホント今年に入ってくらいからアレアレ?ってカンジでコレまでの常識が通用しないくらいモノの値上げラッシュが続いています。

当店は、レコードの仕入れを海外から買い付ける場合と国内から買い付ける場合の2つの方法で行っているのですが、昨今のニュースでもご存知の通り、現在空前の円安となっています。
このブログでも輸入レコード店にとって最もキツい状況である「円安」については、その度毎に「円安っ!ヤバいっ!」ってコトを何度も取り上げてきました。
オイラのコレまでの感覚だと$1が大体110〜120円ってカンジなのですが、実際に昨年の2022年2月くらいは、$1=115円くらいだったのが8ヶ月後の2022年10月には、$1=150円に届くか・・・みたいな状況になって「うぉ〜ヤバいな・・・」なんて思っていたんですよね。
だけど、その後、日銀の為替介入とかもあったりして2023年の1月くらいには$1=130円代にまで落ち着いてきたワケですが、再び円安が再燃しちゃっている状況です。
昨年の$1=150円行くか行かないかって時は、為替介入が入ったのですが今回は、どうやら為替介入しないのかもうフツーに$1=150円と超えちゃっていますよね・・・。

中古レコードという極めてマニアックなアイテムを販売しているのでフツーに考えたらそういった世界経済的な小難しいニュースとは全くもって無関係なような気がするのですが、レコード店主側からすると円安ってマジで「ウワ、うわ、ウワ・・・」ってカンジなんですよね(笑)って実際は、全然笑えませんが・・・。

しかもっ!日本人からしたら円安でキツいって思っている上に今の世界中で熱を帯びているというか加熱目下真っ最中のアナログレコード人気がその価格を更に押し上げるという状況になっています。
オイラは、Discogsやebay等でもレコードの価格の変化を日々チェックしているのですが、ちょっと珍しいかも・・・って思うタイトルの価格高騰ブリがハンパないなぁ〜ってもう身をもって実感している次第であります。
ebayなんてスタート・プライスが$9.99であっても残り時間最後の5秒で$50とかにハネアガるってケースはザラにありますからね・・・結局、眠い眼をこすって夜中の3時とか4時とかに置きてPCの画面を見ていてもなぁ〜んにも落札できずに労力のムダになるコトがホント、多くなりました(泣)

この渋谷レコード店日記に2ヶ月前ですが下記の記事を書きました。
レコードもインフレ化しまくってる件
この時も、「海外ディーラーの値上げがもう容赦ないっ!」ってコトを嘆いていますね。
で、上記の記事を書いて2ヶ月しか経っていないのですが、更に状況に変化が起きているワケですよ。
しかも円安も進んじゃっているし、マジで泣けます(笑)
日本に於ける今のアナログレコード人気ってどちらかというとシティポップが牽引してきたって部分が大きかったと思うんですよね。
当店のようなアナログレコードの中でも1つのフォーマットである12インチシングル専門のレコード店からすると「ウチにはあんまり関係がナイね!」って丸っきり蚊帳のソト的なイメージでいたのですが、そのレコード人気の余波は、シティポップだけに留まらずついにHipHopやHouse/Discoのクラブミュージックにまで及ぶようになってきたってコトを実感するようになってきたんですよね。

当店では、毎週金曜日に「新入荷」と称して数百枚のレコードを店頭&ショッピングサイトに品出ししているワケですが、オイラは前日の木曜日にそれ等新入荷のレコード、すべての商品データをチェックしているんですよね。
で、その今週品出し分のレコードの価格を見ていて「えっ!コレ、こんな値段するの?」って思うタイトルがちょくちょくあったりします。
そういったレコードを実情のマーケットでのニーズを調べてみると実際は、全然的ハズれではなくって比較的妥当な値付けだったりするんですよね。
要するにオイラの「このタイトルのレコードは、大体コレくらいのプライスだろう」っていう感覚が、もう古いってカンジなんですよね。
当店の値付け担当のスタッフもそのアタリに関しては、めちゃマーケットを注意深く意識していて、頻繁にニーズに合わせて価格を調整しているようです。
まぁ〜普通にモノを販売している立場からすれば当たり前のコトなのですが、中古レコードというアイテムにおいてはそういったコトは、比較的穏やかだったので価格調査は1年くらいの比較的長いスパンでチェックするくらいで全然コトたりていたのですが、今はそんなノン気な状況だと取り残されていくようです。
イヤ・・・もうホント、1〜2ヶ月という短期間の間にニーズの浮き沈みが起きるので入荷の度に価格調査しないと追いつかないみたいなカンジですね。
もうオイラの長年の常識的な部分って今はもう通用しないんだなって・・・その意識は常にアップデートしなければイケないようです。

例えば、90s HipHopの名曲でもある「A」というタイトルのレコードがあります。
まぁ〜HipHopが好きでDJとかも嗜む40代以上の人であればダレでも知っているメジャーなタイトルです。
当店でもコレまでに延べで100枚近く販売してきました。
この「A」というタイトルのHipHopのレコードですが3年くらいまでず〜っと長年2500円位で販売していたんですよね。
ソレが昨年には、5割増の3800円となりました。
その時でも、「うわ〜結構、値段上がってきたなぁ〜」ってカンジていたのですが、当店もやたらとむやみに値上げしているわけではなくって先に書いたようにニーズと仕入れ状況に応じてそのプライスを調整しているのです。
だけど、3800円というプライスが通用するのかちょっと心配ではあったのですが、結構スグに売れました。
で、この「A」というレコード、先月品出しした時には、さらに5980円(税込6578円)にまで上昇していました・・・。
3800円から5980円にまで上昇した期間は、およそ半年です・・・。
「マジか・・・5890円で売れるのかな・・・」って気持ちはあったんですが、コレも1週間もかからずにソールドアウトとなりました。 
ちなみにこの「A」というレコード、Discogsでも売っていてコンディションの比較的良好な状態のNM(ニア・ミント)だとUS$84(約12500円)でした。
VG+のキズありだと価格に幅があってだいたいUS$40〜$65(6000円〜9700円)くらいの値段で販売されています。
Discogsで買うとココに送料がUS$25くらいかかってくるのでVG+コンディションで最安値で買うとUS$65(9700円)くらいになります。
コレね・・・具体的なタイトル名を出すとちょっとイロイロな影響が出てくるので伏せますケド、こういったココ数年、短ければ数ヶ月という短い期間で価格が変化しているんですよね。
今回は、一例として1つのタイトルを挙げましたが、ホントこの手の価格が高騰しているタイトルがめちゃ多いな・・・って実感しています。
まぁ〜目下25年ブリくらいの最も円安な状況なので海外から買い物をしようとする日本人には、正直キツいですよね。
ちなみにココで例として挙げたHipHopのレコード「A」は、ヤフオクではあまり枚数は出ていませんがかなり安価な値段で落札されていますね・・・。
というコトは、コレは逆に海外のレコードマニアからすればヤフオクって絶好の狩場になっているのかもしれませんよね・・・。
でも、オイラの長年のレコード販売の経験からするとこういう状況は、いずれ時間の経過と共に平均化していると思います。
要するにこういった価格のひずみって今は海外から見れば狩場のヤフオクも世界のニーズとマーケットに併せて同じような価格になるってコトです。

先に書いたように当店は、海外のディーラーからも仕入れを行っているのですが、レコードの値段がアガるのは、マーケットの中でそのタイトルのニーズが高まっているからそうなっているので仕方がないかなぁ〜って思うのですが、送料も高騰しているのはちょっと如何ともし難いんですよね。
フツーにアメリカからレコード1枚送るだけで送料が$25とか$30(3750円〜4500円)とかですからね・・・。
今は、一度に50枚とかまとめて送って1枚あたりの送料を平均に割り振りして抑えてはいますケド、この送料の上がり具合もハンパないですからね。

で、レコード店としては、この状況に対応していくかですよ・・・。
円安とかは、もうどうしようもナイので受け入れるコトしか出来ませんよね。
唯一出来るコトは、円を「安い」って思っている海外のレコード好きにガンガン販売して外貨を得るって言うコトが小さなレコード店に出来る唯一の対策になるんじゃないかな・・・。
海外から訪れる訪日外国人向けの来店を促す対策をナニかしよう〜って思う次第であります。

BRIAN GREEN / YOU SEND ME
BRIAN GREEN / YOU SEND ME の試聴
next recordsのサイトでBRIAN GREENのレコードを探してみる

あとね、国内でのレコード買い取りも今以上にガンバらないとって思っているんですよ。
だけど、国内の買い取りは、コチラが「欲しい!ゼヒとも仕入れたい!」って思っているタイトルの入手が難しいんですよね・・・。
12インチシングルの買い取りだとどうしても90年代から2000年代のDJブームの最中に購入されたメインストリーム系のレコードが中心となりますからね・・・。
まぁだけど、そんな中にも「おおおっ!コレはっ!」っていうキラリと光る逸品も紛れ込んでいるコトもありますからね・・・。
というワケで、レコードの買い取りも積極的にやっていますので、ゼヒ、お声がけの方を宜しくお願いいたしますっ!

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