渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

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創業 2000年、渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店、Next Recordsです。
どうやったらこの最高に素晴らしい12インチシングルの良さをアピールできるのかってコトを日々考えていてモヤモヤしている次第であります。

12インチシングルの良さを伝えるっていうのは、かなり大風呂敷を広げたカンジで別の言い方で例えるなら「書籍」所謂トコロの「本」の中でも「文庫本」がイチバン、サイコーなのでコレを読もう!みたいなカンジですかね・・・イヤ、違うかな。
まぁ〜アナログレコードという大枠の音楽が収納されている録音物の中でも1つのフォーマットである12インチシングルだけのアピールをするっていうのはなかなかムズいなぁと思うのです。
ソレにアルバム(LP)とかシングルってレコード関係では比較的よく知られたワードだけど「12インチシングル」って知る人ぞ知る的なかなりマイナーなワードだと思うんですよね。
そんなレコード・フォーマットの中でもニッチなアイテムだけを販売しているのが当店というワケです。

マイナーな12インチシングルだけの販売だけでとりあえず25年もの間、レコード店がひしめき合っている激戦区でもある渋谷でいまだに営業できているっていうのも、多くのお客さんに支えられているからこそで、ホント感謝であります。
一応、渋谷の実店舗は25年、ネット通販は22年くらい営業し続けている実績があるのですが、ココ最近は初めて当店を訪れる & 初めてネット通販を利用するというお客さんが増えてきたなぁって思うんですよ。
渋谷のショップにご来店頂いたお客さんって「はじめて来ました」って言ってくれた人しか「初来店」ってコトはわからないのですが、ネット通販の方はご注文をいただいた時に過去の購入履歴がわかるので「はじめてのご注文」っていうのが解るんですよね。
一応、お店的にはショップの知名度をあげるためにイロイロとアイデアと工夫を駆使して様々なプロモーション活動に勤しんでいたりします。

そんなカンジなのでご来店頂いたお客さんやネット通販でご注文いただいたお客さんはどうやって当店のコトを知ったのか・・・ってコトにレコード店主としては、とても関心があるんですよね。
このブログでも以前に何度か取り上げて記事にしたコトがあるのですが、やっぱり当店のコトを知るキッカケに大きな影響があるのは、Googleの存在です。
要するにお客さんがレコードに関わるナンらかのワードをググった時の検索結果にNext Recordsがちゃんと表示されるのか・・・ってコトがとても大切で、この部分に関しては、当店だけに関わらずどのレコード店主も切磋琢磨していると思うんですよね。
最近は、海外からのお客さんも増えてきたし日本人だけでなく外国人旅行者向けへの来店のためにもプロモーションする必要もあったりと、良いレコードを店頭に並べるというレコード店の本来のシゴト以外にも気を使わなければならないというなかなかムズい状況だったりするワケです。

渋谷のリアルなショップの存在をお客さんに知ってもらうためには「レコード店 渋谷」ってキーワードでの検索が最重要だと思うんですよね・・・で、もっと枠を広げるなら「レコード店 東京」っていうのもアリですね。
「レコード店 渋谷」で久しぶりにチェックしてみたら4番目に表示されていますね・・・。
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「レコード店 東京」でも同じく4番目か・・・希望としては3番目以内に表示されてほしいトコロですが・・・。
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「レコード店 渋谷」だとタワーレコード渋谷・HMV record shops渋谷・レコファンMAGNET by SHIBUYAがトップ3なのに対して「レコード店 東京」の検索結果は、Lighthouse Records・BIG LOVE RECORDS・ハイファイレコードストアがトップ3という「渋谷」と「東京」の検索結果が異なっているのは、なかなか興味深いですね。
当店が「渋谷」と「東京」でも4番目というのは、どうしてなのかって気になるトコロではありますが・・・・。
「渋谷」での検索だと大型店「東京」での検索だと比較的小さなショップが表示されているのは、ナゼなんでしょうね・・・こういった検索の表示順って公開されていないのでGoogle様のみ知るってカンジですね。

で、ネット通販の利用に関しては、タブンこんな渋谷とか東京っていうエリア検索しないと思うんですよ。
もうダイレクトに探しているレコードの「アーティスト名 & 曲名」で検索すると思うんですよね。
でも「アーティスト名 曲名」だとCDとかYouTube、Spotyfy等レコード以外も表示されちゃうのでやはり「アーティスト名 曲名 レコード」で検索すると思うのです。
その結果は、こんなカンジです。
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「BOBBY CALDWELL WHAT YOU WON'T DO FOR LOVE レコード」の検索だとnext recordsは、5番目の表示ですね。
無数にあるレコードの1枚のタイトルで5番目の表示は、まぁまぁ良いカンジじゃないかな・・・タブン。

で、少し前にこの「渋谷レコード店日記」ブログの記事にこんなコトを書きました。
レコード店の完全越境EC化へのロードマップ
要するにネット通販を海外にまで拡大しちゃうという壮大な目標を掲げたワケです。
上記のブログにもソコに至る前に様々な問題や障壁があるコトを綴っていますね。
で、このNext Recordsのネット通販の越境EC化は、少しずつではありますが進行しているんですよね。
ソコでハタと思い至ったのが「海外でレコードを探している人は、どうやって当店で販売しているレコードへアクセスするんだろうか?」という疑問です。
コレまで検索結果で上位に表示出来るようにやってきた努力や工夫ってあくまでも日本からアクセスしてくれるお客さんに向けての対策です。
当店の在庫している12インチシングルの存在を世界中まで知ってもらうにはどうしたらイイのか・・・。
この世界規模というデカすぎるエリアでどうやれば当店の存在を知ってもらえるんだろう、ん〜まったくわからないんですが。
どうやらGoogleの検索パラメータをイジって強制的に地域と言語を指定すれば簡易的ですが検索結果を知るコトが出来るようです。
ちなみにアメリカでの「BOBBY CALDWELL WHAT YOU WON'T DO FOR LOVE Vinyl」の検索結果はこんなカンジ。
スクリーンショット 2025-04-11 9.28.00

まったく日本と違いますね・・・。
というか・・・この検索結果をみて気がついたのですが、上記はアメリカのGoogleの検索結果なんですよね。
トーゼンですが当店は世界中の12インチシングルが好きな人に向けてレコードを販売していこう!という目標を掲げているのですが、この「アーティスト名 曲名 Vinyl(もしくはRecord)」というキーワードで各国に当店の在庫しているレコードの存在を知ってもらう必要があるワケです。
イッタイ、コレはどうやればイイんだろう・・・。
ちなみに上記のアメリカのGoogle検索でのBOBBY CALDWELLのレコードの検索結果では、当店は10ページ以内にも表示ができない状態です。

「世界中に12インチシングルを販売していくぜっ!」って身の程知らずなデカい目標を息巻いて掲げたのはイイですがその手法がまったく思い浮かびません。
ネットショップ自体は、海外からも購入出来てもそもそもそのネットショップへお客さんが訪れてくれないとイミがないんですよね。
どうしましょ・・・コレ。
でもね・・・こんな状態なのですが、実は昨日は、フィリピンからレコードを買いたいと問い合わせがあり、今日はニュージーランドからもオーダーがあったんですよね。
というか・・・現状は、まだカートに入れて購入は出来ないにも関わらず当店のネットショップの管理画面には、ナゼか結構な人数の世界各国の人が会員登録してくれているのです。

MONTANA / I LOVE MUSIC
MONTANA / I LOVE MUSICの試聴
next recordsのサイトでMONTANAのレコードを探してみる

世界の12インチシングルが好きな人に向けての検索対策は、正直ムズかしいですよね・・・でも、ナゼか当店のネットショップHPに海外からアクセスする人が存在するのも事実です。
イッタイ、どうやって当店のHPの存在を知るコトが出来たんでしょうか・・・。
GoogleへのSEO対策では、当店の存在を知るコトはなかなかムズカシイと思うんですよね。
タブン、世界中へとレコードの販路を拡げるには、ebayやDiscogsみたいなデカいプラットフォームに乗っかって販売したほうが手っ取り早いと思うんですよね。
ebayもDiscogsでの販売もヤッたコトあるのですが、そのために在庫を確保する必要があったり、やり取りの煩雑さや競合他店との熾烈な価格競争とかもあったりと結構、タイヘンなんですよね。
オイラ的には、日本・海外ドコからでも同じ様に注文できて出荷できるようにしたいんですよね・・・。
ドコまで理想が叶うか解りませんが、ガンバってやってみようと思います。

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このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。


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日々、オリジナル盤12インチシングルの良さをアピールするために奔走している渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店、Next Recordsです。

先日、店頭にご来店いただいたお客さんから「すいません・・・ちょっと訊きたいコトがあるのですが・・・」というご相談がありました。
オイラに訊きたいコトがあるという内容はこんなカンジです。
「つい先ホド、他店でこのレコードを購入したのですが・・・」と言ってロゴマークがプリントされたショッパーから1枚のレコードを取り出されました。
そのレコードを見ると、とあるHipHopのレコード(12インチシングル)でした。
「大変失礼なのですがコレを他のレコード店で1000円くらいで買ったんです。」
「あ〜そうなんですか」とオイラ。
「実は、前からこのレコードを探していてNextさんで売っているのをホームページで見つけたんですよ。」
見せていただいたレコードは、確かに当店で販売しているタイトルと同じレコードです・・・でもその価格は、3000円ホドです。
「で、他店で同じレコードが1000円で売っていたので安いなと思い購入したのですが、大変失礼なのですがどうしてこんなに値段が違うのですか?」
「ちょっと見せてもらってもイイですか?」とそのレコードを手にとって近くで見ると見た目がソックリなブートレッグ盤でした。
「あ〜コレ、オリジナル盤じゃないんですよ」とお伝えすると
「ソレって再発盤ってコトですか?」って訊かれたので「再発盤とブートレッグ盤は、ちょっと意味が違うのですが、このレコードは、誰かが勝手に作ったレコードなんですよ」
「ソレってどういう意味ナンでしょうか?」って訊かれたので「レコードには、そのレコードが当時発売されたレコードと後年になって発売されたレコードがあって〜」的なコレまで何百回も店頭で説明してきた同様のハナシをさせていただきました。
版権を持っている正規のレコード会社がチャンとプレスしたホントの再発盤っていうのならまだマシですが、そのお客さんが購入されたのは、オリジナル盤は90年代のはじめ頃にリリースされたタイトルでその後のレコードの人気が高まってオリジナル盤が入手困難な2000年以降に作られたブート盤でした。

その時に店頭でお客さんが他店で購入したタイトルと同じモノのオリジナル盤の在庫があったので具体的に見比べてその違いを説明しました。
パッと見てスグ判るようなブート盤もありますが、ホント見た目がソックリでなかなか良くできているブート盤もあったりするのでフツーの人は、訪れたレコード屋の棚にそんなモノが売っていると買ってしまうでしょうね。
今回、質問されたお客さんは、当店のHPでそのレコードの存在と価格を知っていてたまたま偶然、他店で同じレコードが当店よりも安価で販売されていたのを見かけて「あっ!安いっ!」って思って購入されたんでしょうね。
でもナンか引っかかるトコロがあったのかオイラに質問してきたようなカンジですね・・・まぁ〜当店で他のレコードを購入していただいたついでに訊いてみようって思ったのかもしれませんが。

このオリジナル盤・再発盤・ブート盤のハナシは、このブログでも何度も書いたのでオイラの中では「もう充分書き尽くした」感があるのでもうイイんじゃないの・・・って思っているのですが、今回はより具体的にオリジナル盤とブート盤の見分け方をより実践的に解説してみようと思います。
ちなみに今回、例としているCrooklyn Dodgerのレコードは、お問い合わせいただいたお客さんが持参したタイトルではありません。
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ジャケットのパット見たカンジソックリですね・・・というかコレではホトンド見分けが付きません。
敢えて言うならば、写真の細かな色味がちょっとトンだ印象ですかね。
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以前にもオリジナル盤とブート盤の見分け方の記事を書いた時に「ジャケットのバーコードを観てください」ってコトを書きました。
上記の画像はジャケットの裏面に印刷しているバーコード部分をアップにした画像です。
よく見るとバーコードの縦の線がオリジナル盤の方は鮮明に印刷されているコトがわかります。
一方、ブート盤の方は、バーコードの縦の線が真っ直ぐではなくギザギザになっていますよね。
その下に書いている文字もオリジナル盤の方は、クッキリと印刷されていますがブート盤の方は、ぼやけているし鮮明ではないですよね。
この「鮮明ではナイ」って部分がブート盤を見分ける大きなヒントになっています。
どうしてこんなコトが起きるのかというとコレは、ジャケットを印刷する時にオリジナル盤の方は、アーティストをカメラで撮影してその上に写植という文字をノセて印刷の大元となる版をデザイナーが作っているんですよね。
でもブート盤は、トーゼンアーティストの写真とか印刷の元となる版なんて持っていません。
で、オリジナル盤のジャケットをスキャナーでスキャンしたりカメラでジャケット自体を撮影してそれを元にして印刷の版を作っているんですよ。
印刷って元々の現物とカンゼンに同じモノを複製するコトって出来ないんですよね。
なのでこういった小さな文字とかクッキリした線とかってどうしてもぼやけてしまうんですよね。

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上記もそうですね。オリジナル盤の方は衣装の生地だとか文字が細かに写っていますが、ブート盤の方は粒子がナンダカ粗いですよね。また肌の色とかもグラデーションがキレイではナイですね。

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次にレーベル面を見てみましょう。
よく出来ていますね〜ホント、パッと見たカンジでは、まったく同じです。
でもバーコードの部分を拡大してみてみると・・・
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オリジナル盤の方は、バーコードの線がクッキリ鮮明に直線を描いているのに対してブート盤の方は、ギザギザしていますよね〜また、部分的に線が途切れていたりしています。
同様にバーコードの下に印刷されている数字もオリジナル盤とブート盤とでは明らかに鮮明度が違いますね。
こうやって具体的に見比べてみるとオリジナル盤とブート盤の見分け方は、バーコードが比較的わかり易いですね。
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上記は、ジャケットの裏側の小さな文字で印刷されたクレジット部分を拡大した画像です。
よく見比べるとオリジナル盤の方は、文字が鮮明なのに対してブート盤の方はやはり文字がギザギザしていますよね。
バーコードが付いていないレコードでも小さな文字をよく観察してギザギザしていないコトをチェックするコトが出来ます。

あとね・・・レーベルの周辺の無音部分に刻まれている刻印とかでも判断するコトができます。
今回、例としてあげたCrooklyn Dodgerのレコードには、こんな風になっていました。
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レーベル周辺の無音部分に2段で手書きで文字が刻まれていますよね。
上の段には「HERbIE Jr.😀」って書いてあるでしょ・・・コレは、Disco/Soul/Hiphop系の12インチシングルメインで活動していたHerb Powers Jr.という伝説のマスタリング・カッティング・エンジニアのサインなんですよ。このHerb Powers Jr.が「オレがバッチリ、カッティングしたぜっ!」っていうサインをこの部分に刻んでいるワケです。
ちなみにこのレーベル周辺の無音部分のコトを「ランアウトグルーヴ」と呼びます。
まぁ〜すべてのオリジナル盤のレコードにこの刻印がされてるワケではナイのですが盤面をチェックする時にこの刻印が刻まれていたら安心ですね。
SRC
あとSRCっていう刻印がこのランアウトグルーヴに刻まれている場合があります。
コレは、アメリカのペンシルベニアにあるSpecialty Records Corporationってプレス工場でプレスされたレコードであるという証になっています。この刻印の有無もオリジナル盤・ブート盤の見極めの参考になります。
だけど「HERbIE Jr.😀」も「SRC」の刻印も「HERbIE Jr.😀」がカッティングしたタイトルと「SRC工場」でプレスされた盤だけに刻まれいるのでソレ以外のオリジナル盤には刻まれていません。
だから、「HERbIE Jr.😀」・「SRC」の刻印がないからブート盤だっていうワケではナイので注意してくださいね。
要するにオリジナル盤にHERbIE Jr.😀」・「SRC」の刻印があるタイトルのブート盤にはその刻印が刻まれていないというコトですね。

で、ジャケットでの真贋のコトも大切なのですが、オリジナル盤とブート盤の肝心要である音質の方も聴き比べてみました。
ブート盤の方だけを聴いてみるとまぁ〜そんなに気になるというホド音質が悪くはありません。
だけど2台のターンテーブルで同じ入力レベルにして更に曲の拍数を併せてオリジナル盤とブート盤を解りやすくシンクロさせて聴き比べてみると明らかに全然音質が違っていたんですよね。
ブート盤の方は、全体に的にHipHop特有のアタック感が控えめな印象で音質がベタ〜っとしたカンジでメリハリがないようなサウンドでした。
また、入力レベルや出力レベルを同じにして再生しているのですがブート盤の方は、幾分音圧が低いですね。
トーゼンブート盤とかを作る業者は、音質面に予算なんてかけるコトはないので、もうカンタンにレコードからダビングした音源をそのまま使ってカッティングしているんでしょうね。
そりゃ〜音質は、それなりになりますよね。


WAYNE WONDER / NO LETTING GO (REMIX)
WAYNE WONDER / NO LETTING GO (REMIX)の試聴
next recordsのサイトでWAYNE WONDERのレコードを探してみる

比較画像を交えて解説してみましたがどうでしたか?
解りやすかったかな・・・実は、今回のような画像でのオリジナル盤・ブート盤の比較解説って前々からアイデアとしてあったのですが、なかなか出来ないでしました。
まぁ〜そもそもブート盤を仕入れるコトがナイからね・・・。
じゃあ、ナンで今回このオリジナル盤・ブート盤の比較解説が出来たのかというと、オイラが間違ってブート盤を仕入れちゃったから・・・というしくじりからでした(泣)
千枚以上ホトンド、オリジナル盤ばかりの買い取りの査定でチェックが甘くなってしまいブート盤に関わらず誤ってオリジナル盤として査定しちゃったんですよね。
で、品出しのチェックの段階で他のスタッフに「ブート盤が混ざってるぞっ!どうなってるんだ!?」って指摘を受けて発覚した次第であります。
あぁ〜やっちゃいました・・・幸いにも店頭に出す前に発覚したので良かったのですが、ホント気をつけます・・・。
ちなみに今回紹介しているWAYNE WONDER / NO LETTING GO (REMIX)も見た目がソックリなブート盤があります・・・ご丁寧に穴あきのカンパニースリーヴ付きです・・・よくチェックしてくださいね!

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渋谷のオリジナル盤 12インチシングル専門の中古レコード店、Next Recordsです。
度々このブログでも書いたコトがありますが、ホント最近、ご来店いただけるお客さんの数が増えてきました。
来店客が増えるのは、レコード店経営者にとってとても嬉しく思うのですが、また別の悩みもあったりします。
それは、多くの来店客があるにも関わらずなかなかご購入に結びつかない・・・というコトです。
イヤ〜もうコレね・・・ホント、永遠の悩みですよ。
世界の都市の中でも訪れる人が多い日本を代表する繁華街 渋谷のハズレに位置している当店ですが、かなりハードな坂道を登って更に階段を上って当店を訪れていただけるというお客さんていうのは、「好きなレコードを買いたいっ!」というとても強い欲求があるコトは、間違いないのですがそういった絶好の販売機会というチャンスをナゼか活かしきれていないというジレンマ・・・。
じゃあ、どうして能動的にレコードを買いたいと思っている来店客が当店ではレコードの購入に結びつかないのかその理由っていうのも解っているんですよね。
それは、当店がオリジナル盤12インチシングル専門の中古レコード店というアナログレコード販売店業界の中でもかなりニッチなアイテムだけを扱っているコトが理由だと思うんですよ。
タブン、今のレコード人気のマス層ってレコード・コレクションが100枚以下のかなりライトユーザーが多いんじゃないかなって思うのです。
で、そういったライトユーザーが目にするレコード関連のニュースや話題ってやはり大手のレコード店やレコード会社がメディアを通じて発信するメジャーな情報が多いと思うんですよね。
世に存在するアナログレコードは、ソレこそ星の数ホドのタイトルがあるワケですが「アナログ・レコードで聴きたい名盤・定番タイトルはコレだ!」的な記事を見るとやはりメジャーヒットした人気のタイトルは目白押しなワケです。
ちなみに大手レコード店が紹介している「アナログ・レコードで聴きたいオススメの名盤・定番タイトル」はこんなカンジです。
diskunion : スタッフがおススメする名盤レコード・定番レコード

HMV : アナログで聴く名盤・定番

TOWER RECORDS : レコードで聴きたい洋楽名盤

ん〜確かに、紹介されているレコードのすべてが間違いなく名盤ですね。
しかし、見たカンジどれもアルバム・LPなんですよね。
まぁ〜コレなんでしょうね・・・今のレコード人気のマス層であるライトユーザーさんにアピール出来るタイトルって。
最近の競合他店の市場調査のためにオイラは、大手レコード店に訪れてみたのですが「レコード店の顔」とも言えるメンチンディスプレイ(ピクチャージャケットを表示するトコロ)の大半は、上記で紹介されているような名盤がズラぁ〜っと並べられていました。
レコード店を訪れるお客さんのみんなが上記で紹介されているレコードを探しに来ているワケではナイと思いますがかなりの確率でそういったメジャーな名盤のレコードを探しているんじゃないのかな・・・って思うんです。
ちなみに毎日紹介しているインスタグラムでこのブログ記事を書いた日の当店のオススメレコードはコレです。
32年前にStrictly RhythmからリリースされたReel 2 Real / Go On Move Remixを今さらレコメンドするという傍若無人ブリ(笑)

渋谷という日本を代表する繁華街で実店舗を営んでいて零細中古レコード店にも関わらず、比較的多くのお客さんが訪れていただけるという好条件にも関わらず、販売に結びつかないというこの状況・・・店主としては、どうしたものか・・・ってホント、悩ましいんですよね。
だからといって今の市場ニーズに合わせて商品構成を変化させるっていうのは、当店のような小さなレコード店においてはレッドオーシャンに足を突っ込む行為ですよね・・・。

大手のレコード店ではなく当店のような小規模な中古レコード店において多くの悩みは、集客だと思うんですよね。
どうやったらお客さんに店に足を運んでもらえるか・・・コレは、小さなレコード店オーナーにとって永遠の悩みだと思います。
実際にオイラもその悩みを解消すべく様々な施策を行ってようやくお客さんにご来店いただけるコトに結びつけるコトが出来たワケですが、その次の段階には、「購入していただく」というまた別の壁にブチ当たっているってカンジですね。
でもね・・・だからといって今のニーズに応える商品構成にしちゃうとコレまで25年間貫いてきたオリジナル盤12インチシングル専門の中古レコード店という個性がなくなってしまうんですよね。
まぁ〜商品内容を市場に合わせて変更する気なんてサラサラないのですが、せめてせっかくご来店いただいたのであればナニカしら当店の良さや12インチシングルのアピールが出来ないモノか・・・って思うんですよね。
わざわざ渋谷に訪れてお店まで来て頂けているのにどうして「このレコード、気になるなぁ〜」って動機に結びつかないのか・・・ですよね。
要するに現在の状況を整理すると、アナログレコード人気が高まる中で来店客数は増えているものの、12インチシングルのオリジナル盤というニッチな商品に対する理解が足りず、購買につながっていないというのが目下の課題なんでしょうね。

じゃあ具体的にどういったコトが出来るのか・・・ですよ。
オイラもイロイロな本を読んだりYouTubeの解説を観たりして自分なりに勉強したトコロ、こういった来店してもらうケド、購入に結びつかない場合の対策で有効なのがコンテンツマーケティングのようです。
結構、ヤッていると思うんですよね・・・この「渋谷レコード店日記」や毎日更新しているインスタ記事もこのコンテンツマーケティングの手法の1つだと思うのですが、どうなんだろう・・・実際に有効に作用しているんだろうか・・・。
また「商品体験の工夫」も大切なようです。
例えば、試聴だとかレコメンドの強化などですね・・・コレも既にやっていますよ・・・店頭でのスマホ試聴やすべてのレコードにレコメンドのコメントを付けています。
差別化ポイントの明確にする・・・というのも有効なようです。
オリジナル盤12インチシングル専門のレコード店というのがコレに値するのですが、そもそもそういったレコード店が他に無さすぎて当店の優位性が解りづらいっていう部分はあるのかもしれませんね。
この部分については、もう繰り返し何度もメッセージを発信し続けていくしかナイのかな・・・というかオイラ的には結構この部分に関してはやり尽くした感があって「また、そのハナシか・・・もういいよ」って思われるんじゃないかなって思って最近ではこの部分に関してはトーンを抑え気味にしているんですよね。
だけど、もっと何度も繰り返し同じ内容をコスりまくった方がイイのかな・・・。

この記事を書いていてコレまで漠然とあった思いが意外と整理されたような気がします。
先に書いたような「市場ニーズに合わせた商品構成の変更は必要か?」って部分に関しての結論は
「専門店としてのコダワリは維持しつつ、マーケティング手法を見直すべき。」ってコトなんでしょう。
現在の「オリジナル12インチシングル専門」というスタンスは、むしろ市場の差別化要因であり、コレを捨ててしまうと「普通の中古レコード店」になり、競争力を失う可能性が高い。
じゃあ、具体的にどうするのか・・・ですよ、もうコレまで以上にご来店時のお客さんとのコミュニケーションやSNS等を通じて積極的にアピールしていこうってコトなのかな・・・ん〜だけどね、ウザいでしょ・・・レコード店に訪れてスタッフから「ナニをお探しですか?」って訊かれるのって。
ソッとしておいてくれってカンジじゃないですか・・・やっぱり。
SNSやブログでの情報発信に関しては、観ている人が能動的に接触しているので求めている情報にたどり着けるよう今よりも解りやすく情報を整理した方がイイかもしれませんね。
また専門性を維持したまま、新規層にもアピールできる工夫は必要でしょうね。
コレは、どうすればイイのかな・・・店頭に「オリジナル盤12インチシングルの良さ」なんて能書きを書くのもナンだかメンドクサイ店主のラーメン屋みたいでイヤだしなぁ〜(笑)
さり気なくスマートに「オリジナル盤12インチシングルは、イイですよ〜」ってアピール出来る方法とはナニか・・・ですよね〜ちょっとアイデアを考えてみます。

以前、「ランチェスター戦略」という解説動画を観たんですよね。
ランチェスター戦略ってカンタンに解説すると、弱い立場にある側が強者にどのようにして挑むかを考えた弱者の戦術というコトになります。
コレね・・・ホント、思い当たるトコロが多くて、当店に関してはこのランチェスター戦略を意識的にヤッていたワケでは決してなくたまたま偶然、そうなっていたってカンジなんですよね。
当店のオリジナル盤12インチシングル専門のレコード店というのは、マーケティング的にはとりあえず的ハズれではなかったようです・・・よかったぁ〜。

L-UNIVERSE / ASTEROID LOVE
L-UNIVERSE / ASTEROID LOVEの試聴
next recordsのサイトでL-UNIVERSEのレコードを探してみる

以前にもこういった当店の商品ラインナップにミスマッチしたご来店客への対処をこのブログで記事にしたコトがあります。
その時は、お客さんが欲しているアイテムが当店には売っていないから購入につながらないって思っていたのですが、もっと突っ込んで考えてみると先に書いたようなこのレコード人気で増えたライトユーザーに対して12インチシングルの良さがまったく伝わっていないコトが根底にあるような気がしました。
要するにライトユーザーの多くの人が「12インチシングルってナニ?」ってカンジであるというコトです。
今から数年前にオイラは既にこんな記事を書きました。
12インチシングルについて全力で解説するよっ!
コレね・・・もっと言い方を変えてより解りやすく何度も解説したほうがイイのかもしれませんね〜既に知っている人からすると「もうイイよっ!」ってカンジではあるのですが・・・。

ナンカ、自分の中のモヤモヤとした悩み的な部分をブログの記事にするコトでちょっとした気付きがあったというか漠然とした考えが整理されて次にナニをするべきかってその方向性が見えてきました・・・地道にがんばろうって思う次第であります。

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このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。

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渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店、Next Recordsです。
1年ほど前にこんな記事をこのブログに書きました。
今のレコード人気の先を想像してみた

最近のレコードの人気についてイロイロと思うトコロがあり、レコード店を営んでいる身からするとそういったレコードの人気が高まっているコトはありがたいのですが、ず〜っとこのままこの状況が続くのか、いやそうじゃなくいずれ何かしらの変化がドコかのタイミングで起きるのか・・・ってコトをカンゼンに主観で綴った記事であります。
1年前の記事なのでそんなに状況が大きく変化したってワケではナイのですが上記の記事を投稿した1年後の現在の状況っていうのを主観マシマシで綴ってみます。

お店の状況は、1年前と比べてどうかというと、相変わらずご来店のお客さんは多いと思います。
1年前に比べても確実に増えたんじゃないかな・・・さらに前々からこのブログでも書いていますがご来店いただけるお客さんの外国人比率が更にあがっています。
日によって変化はありますが、外国人客:日本人客=8:2っていうくらいその比率は高いんですよね。
データによると日本へ観光に訪れる訪日外国人の7割くらいの人が渋谷に訪れるそうです。
東京都庁の資料では、都内では訪問先の1位が渋谷、2位以下は、新宿・大久保、銀座というカンジですね。
で、さらに昨年2024年は、コロナ前の2019年に過去最高だった訪日外国人の数、3190万人を上回る3687万人が日本に訪れたそうです。
2025年にはさらなる増加が見込まれていて大阪万博やクルーズ船の増加等の影響で4000万人以上に達する可能性が高いと考えられます。
上記のデータから単純に今のレコードの人気がこのまま維持されるのであれば、レコードを購入する外国人がさらに渋谷に訪れる見込みになりそうですね。
少し前に渋谷 TOWER RECORDSのアナログ専門フロアを訪れてみたのですが、売り場にいる外国人客があまりにも多いので海外のレコード店のようかカンジになっていましたね、さらにレジに行列が出来ていたりしてその活況ブリがビンビン伝わって来るくらいです。

TOWER RECORDSだけでなくHMVも積極的に販売攻勢を仕掛けていて2025年3月14日 新宿マルイ本館に出店しました。
大手のレコード店は、まだまだガンガン出店&リニューアルしているようなカンジですね。
こういった大手レコード店が出店しまくっているというコトは、近い将来を見越してアクションを起こしているんだろうってコトを以前にもこのブログで言及したコトがあります。
最近だと都内だけでなく地方都市にも出店する流れもありますね。
そういった傾向から想像するとまだこのレコード人気は、しばらくは続くと大手レコード店の経営陣は見込んでいるんでしょうね。

レコード店を訪れるお客さんを日本人と外国人とに別けるイミって正直あまりないのですが、お店を営んでいるとイロイロと複雑な想いがあったりするんですよね。
それは、レコードの価格高騰についてです。
前記した「今のレコード人気の先を想像してみた」の記事にも書いていますが、2024年にもレコードの価格があがってきたコトを書いていますが、この1年でさらに価格が上昇してきた印象があります・・・イヤ、印象でなく確実にUPしていますね。
新譜のレコードは、輸入コストや原材料費のコストアップなんかの影響で全タイトルの価格がググっと押上ってくるのですが、中古レコードの場合は、ピンポイントのタイトルがイッキにあがっていくんですよね。
安価なレコードは、相変わらずそのままなのですが、この1年で特定のタイトルが価格上昇していくという現象が多くみられるようになりました。
要するに個々のタイトルのレア度が上ってきているというイメージで需要と供給のバランスによる価格上昇ですね。
最近は、ドコの中古レコード店も値付けする時って、アチラコチラのレコード店やフリマサイトの価格を調べて「だいたいコレくらいの値段だな・・・」ってカンジでプライスを付けていると思うんです。
その値付けをする時に参考するサイトの1つで絶大な影響力があるのがDiscogsのマーケットプレイスなのですが、ココでの価格高騰化がレコード店の値付けの影響をモロに受けている印象があるんですよね。
コレね・・・確かに絶大な影響力を持つ世界最大級のマーケットですからね・・・しかもITを駆使してそのレコードの人気度と相場観を視覚的にそして具体的に金額として提示しているんですからね・・・そりゃあレコードを購入するお客さんもレコードを販売するお店も参考にしちゃいますよね。

でも、このDiscogsの価格って世界のニーズでの相場感なんですよね・・・日本のレコード・マーケットとは、若干異なるというかね。
だけど、このDiscogsでの価格が明らかにレコード店の価格に影響しているなぁ〜ってココ最近スゴく感じるんですよね・・・しかも、レコード店だけでなく個人の人が販売するフリマサイトの価格にも影響していますね。
世界の価格がそうなっているんだから仕方がナイって言われてみるとそうなのですが、果たしてホントにそれで良いのかって思うとナンダカちょっと複雑な気持ちになるんですよね。
この日本人と外国人の価格の感覚差が生じる気持ちをわかりやすく言語化するのが難しいのですが、例えば観光地の宿泊費なんかを例に出すとそれに近いような気がします。
大勢の外国人が観光地に訪れるコトでホテルの宿泊代が値上がりしているのでその高騰化に日本人がついていけなくなってしまう・・・みたいなカンジでしょうか、ちょっと違うかな(笑)
日本でレコードを外国人がドッカンドッカン買っていくのは、彼らの感覚では割安だからだと思うんですよね。
レコードを販売する側のショップや個人の売り手は、出来るだけ売上をあげたいから人気の高いタイトルはそのニーズに併せて価格をあげていきますよね、するとドコかのタイミングで日本人の感覚と差が出てくると思うんですよね、イヤもしかしてもう結構、ズレてきているかもしれないかも・・・。

少し前にこのブログでも書きましたが、当店でも店頭での売上が日本人客<外国人客になりました。
当たり前ですが、先にも書いたように来店していただけるお客さんの比率が外国人客:日本人客=8:2ですからね〜当然そうなっちゃいますよね。
当店でもストックしているレコードの枚数がたくさんあるタイトルの価格に関しては、現状価格を維持していますがココ最近、仕入れの価格も高騰した影響もあり明らかに入手が困難になっているタイトルも多くなってきました。
海外のレコードディーラー達も当然、Discogsの販売価格を参考にして値付けしていますからね、ニーズがあるタイトルは容赦なく値上げしていきますからね。
仕入れ価格が上がるってコトは、トーゼン販売価格に転嫁されますからね。
ソレが世界の標準的な価格だと言われれば確かにそうなのですが・・・ホントにこのままの状態が続いたら、今後どうなるんだろうってナンダカ気持ち的にモヤるんですよね。

まぁ〜零細中古レコード店のオヤジがそんなコトを危惧したトコロでどうしようもナイのですケドね。
もう大きなこの流れに任せるしかナイってカンジですかね。

KENNY LATTIMORE & CHANTE MOORE / NO ORDINARY LOVE
KENNY LATTIMORE & CHANTE MOORE / NO ORDINARY LOVEの試聴
next recordsのサイトでKENNY LATTIMORE & CHANTE MOOREのレコードを探してみる

タブン、資本を大量投下している大手レコード店の出店攻勢から鑑みるとコレから先のレコードの売れ行きは増加すと見込んでいるんでしょうね・・・だけど、ソレってインバウンドに向けている部分がかなり大きいと思うんですよ。
調べたトコロ、日本政府は、2030年までに訪日外国人旅行者数を6,000万人に増加させる目標を掲げているようです。
渋谷では今でも街を歩いている外国人旅行者が相当多いのですが2025年の見込み4000万人をあと5年で今よりも1500万人増やすって目論んでいるというコトは、今後このレコードに人気が続くと仮定すれば、コレからまだレコードの値上げは続きそうな気がしますね・・・というか、そもそもコレだけ買われているんだから今後は枯渇気味にもなりそうな予感がしますね。
このままレコード人気が続くとすればもしかしたらレコードの価格って今がイチバン、安いのかもしれませんね。
ん〜正直、どうなるのか解りませんが・・・コレからもこういったレコードに関する人気度やその状況をレポートしていこうと思います。

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このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。

ojays_ilovemusic

渋谷12インチシングル専門の中古レコード店、Next Recordsです。
つい先日、日本のレコード店を世界から訪れるレコード好きな人達へ紹介しているYouTuberさんからの取材があり店内で撮影が行われました。
当初は、そのYouTuberさんが当店を訪れて事前の取材から得た情報をもとにご自身によるナレーションで当店を紹介するというスタイルだったのですが、そのヤリ取りの経緯で急遽オイラが出演してNext Recordsのアピールをするコトになったんですよね。
まぁ〜急な依頼だったのですが、もうお店紹介の動画もコレまで何回か出演しているコトもあるので「解りましたぁ!」ってカンジで気易く受けたワケです。
で、当店がどんなレコード店であるとかその場では一応自分的にはちゃんと説明が出来たと思っていたのですが、編集後の確認の動画サンプルを見ると・・・「全然、喋れていない・・・」ってちょっと自分で見るのもはばかれるくらいガクゼンとするホドのダメダメなアピールとなっていました。
いや・・・性格にはお店のアピールポイントを伝えるコトは、出来ているのですがナンていうかその説明の間(ま)だとかあいだに入る「え〜っと」とか「あのぉ〜」とかっていう「つなぎ言葉」を無意識でやたらと言っていて動画で再生された時にオイラの低能ブリが思いっきり出ちゃっているんですよ。

「動画は、まだ公開前なので、修正は出来るので言ってくだいね〜」って優しいコトバを頂いていたのですが、そもそも原因はオイラのシャベリが問題なので編集以前の問題です。
ん〜ちょっと悩みましたが、コレも自分がやったコトなので、サスガに今更「もう一回、やり直させてください」とも言えず、ちょっと後悔もありつつそのままOKでいきました。
この「え〜と」とか「あの〜」っていう「つなぎ言葉」のコトを専門用語で「フィラー」って呼ぶのですが、この「フィラー」って相手がいる会話の中で使われると相手との会話の沈黙を埋める効果があったり、このフィラーを間に入れるコトでアタマの中で次にどんなコトを言おうか情報処理するための時間を稼ぐコトが出来たり、またコミュニケーションを円滑にするコトに役立ったりというちょっとメリット的な効果があるのですが、逆に結構な頻度で使われるとハナシの要点がボケてしまったり、自信がないように見えたりするというデメリットがあるんですよね。
「Next Recordsは、こんなレコード店ですよっ!ゼヒ、来てね!」っていう当店のコトを未だ知らない全世界の未来のお客さんへ向けてアピール出来る絶好のチャンスなのにそのレコード店主の説明が「シドロモドロ」になっているっていうのは、ちょっとダメだと思うんですよね。

タブン、ハナシをする会話の対象者が明確にいる場合にこのフィラーってそんなに気にならないと思うのですが、今回の場合のようにひとりシャベリのようなプレゼンテーションのような機会においてこのフィラーが解説の中で度々はいると、急にその内容のが薄っぺらくなったり、準備不足が露呈してしまうような印象があります。
コレ、たぶんね・・・サンプルの動画を何度か見直してカンジたのですが、当日の現場で急に動画への出演が決まったコトでオイラはこの状態に陥っていますね・・・。
実は、2023年に出演したYouTubeの動画でもコレと同じ状況になったコトがあるんですよね〜その時の記事は、コチラです。
YouTubeでお店のアピールが出来ず撃沈したレコード店主
この時も実は、オイラが出演が急遽決まったコトによって起きた現象だと思います。
この時の動画を再び観てカンジたのが明らかに「テンパっている」って言うのが伝わってきます。
しかし、2024年に出演したYouTube動画では、そういった焦りは、あまりカンジません。
その時の記事はコチラ
YouTubeでお店を紹介していただきました!【Whole Earth Record Store Map】
上記では、比較的そのフィラーも気にならず、結構シッカリとお店のアピールが出来ていると思います。
オイラ的には、イマイチお店のアピールが上手く出来なかった2023年と今回(2025年)と、比較的上手くアピール出来た2024年の動画との違いは、急遽出演が決まったコトによるために準備が出来ていなかったコトが原因ではないかな・・・って思ったんですよね。
元々オイラの場合、会話だけでなく文章でもこのフィラーがよく使われているので、フィラー多めなのかもしれませんが・・・。

今回のYouTube動画の出演も3回目なので急に出演が決まった時も「まぁ〜大丈夫だろう」って余裕をブッこいていたのですが・・・ダメでした(笑)
で、思ったんですよ・・・この際だから、もう「お店のコトをアピールしてください」って訊かれたらペラペラとヨドミなく話せるようになった方がイイんじゃないか・・・って。
事前に、こういったコトを言うって決まった「お店アピールのための台本」みたいなモノを用意しておこうかなって思ったんですよね。
カメラで撮影している前で台本ナシでペラペラとハナシが出来るのってコレはもうホント、確実に訓練が必要だと思うんですよ。
サスガにオイラが台本ナシでカメラの前で今からサクってと出来るようになるのは、相当ハードルが高いですし・・・。
しかし、事前に決まったコトを言うための台本を用意してシッカリと練習しておけばそんなに難しいコトでなないと思ったんですよね。
実は、オイラには今、就活中の大学生のムスコがいるんですが、このムスコ・・・会社での面接が結構得意なようなのです。
で、ナンで面接が得意なのかってコトを訊いてみると会社面接でよく訊かれそうな内容っていうのを予めいくつものパターンを想定して台本を用意してそのストックから「こう訊かれたらこう応える」というのを何度も友人と練習しているとのコトでした。
ま〜そうでしょうね・・・やはり会話のプロではナイので事前に話す内容は、ちゃんと整理して用意した方がイイですよね。
一応、オイラのアタマの中ではNext Recordsのアピールポイントは、トーゼンながらあるのですがアドリブでペラペラとプレゼン出来るレベルには、至っていません。
ん〜コレは、今後のコトを考えてシッカリと準備しておいた方がイイでしょうね。

このブログを何十年も書き続けているコトもあり文章であれば、比較的書きなれているというコトもあり2分程度でサクっと話しコトバで出来るプレゼン用の台本を作ってみようと思います。
一応、当店のオンラインサイトには、「Next recordsがどんなレコード店なのか」ってコトは書いてあるんですが、コレをベースにアレンジしてみようと思います。

だけど、話しコトバで2分・・・結構な文章量になるような気がしますね。
調べたトコロ、フツーのトークのスピードで2分くらいであれば500〜600文字くらいのボリュームになりそうです。
で、考えてみたのがこんな台本です。
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こんにちは。東京・渋谷にある中古レコード店『ネクストレコード』です。
私たちの店は、音楽愛好者やコレクターの方々に、本当に価値あるレコードを届けるコトをモットーにしています。

当店の最大のコダワリは、取り扱うすべてのレコードが発売された当時のオリジナル盤のみという点です。再発盤やブートレッグ盤は一切扱っていません。さらに、レコードの中でも12インチシングルに特化した専門店として、多くのDJやコレクターの方々からご支持をいただいています。

また、すべてのレコードは入荷後に丁寧にクリーニングし、品質チェックを行ったうえで販売していますので、コンディションにこだわる方にも安心してお買い求めいただけます。

さらに、在庫しているすべてのレコードには、その曲のレコメンドを記載しています。その曲の魅力やシーンに応じた活用方法などが一目でわかるので、音楽初心者の方でも安心して選んでいただけると思います。

店内では、すべてのレコードにQRコードが貼付されており、お手持ちのスマートフォンでスキャンするだけで、在庫しているレコードすべてをカンタンに試聴できるようになっています。音質にこだわったオリジナル盤の魅力を、その場で気軽に体感していただけます。

また、オンラインショップを通じて、全国ドコからでもご購入いただけます。店舗に足を運んでいただくと、私たちの豊富な知識を活かして、音楽に関するアドバイスやおすすめの1枚もお伝えできますので、ぜひ気軽にお尋ねください。

レコードの魅力をもっと深く知りたい、または特別な1枚を探している方にとって、当店は理想的な場所ですので、ゼヒ一度、渋谷の『ネクストレコード』にお立ち寄りいただき、あなただけのとっておきの宝物を見つけてください。

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どうでしょう・・・結構なボリュームですね・・・この台本を通常のスピードで声を出して読むとだいたい2分くらいになります。
ホントは、Disco HipHop House R&Bのような扱っている音楽ジャンルのコトも言いたいのですが、さらに長くなりそうなので泣く泣くカットしました。
とりあえず内容的には伝えたいコトは盛り込んでいるのですが、長くないかなぁ・・・コレ。
というか、何度か声を出してこの台本を読んだのですが、もうカミカミです(笑)
ん〜台本が書けてもハナシの方がドヘタなのでソッチの方を練習が必要ですね・・・コレは。

O'JAYS / I LOVE MUSIC
O'JAYS / I LOVE MUSICの試聴
next recordsのサイトでO'JAYSのレコードを探してみる

時代性もあると思うのですが、タブン今後こういったお店のアピールを動画で紹介する機会って増えてくると思うんですよね。そういったイミでは、こういったお店のアピールポイントを台本にまとめておいて訊かれたらいつでもドコでもサクッと言えるようになっておいた方がイイんでしょうね。
このお店アピールのための台本・・・出来としては、どうだろう、もっと言いたいコトはあるんだけどダラダラと言うと伝えたい内容のポイントがボケてくるしなぁ・・・こういうのって意外と難しいですね。

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