渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

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「最近の若い子は、CDを買ってパソコンに取り込んだあとそのCDを捨てちゃうみたいですよ」
ってことを友人から先日聞いたんですよ。

結構、衝撃的な話しでした・・・。
話しとして聞いたオイラも驚いたんですが、CDが、ボソッとゴミ箱に入ったところを
直接見た友人はもっと驚いたようでした。

友人がCDをゴミ箱に捨てた従兄弟に訊いたところの会話です。

友人 「なんで捨てるの?」

従兄弟「パソコンにもう取り込んだのでCD自体はもう必要ないよ。聴きたいときに聴けるからね。
それよりはCDってかさばるので置いておく場所がもったいない。」

友人 「捨てなくてもヤフオクや中古CD屋に売ればいいのに・・・」

従兄弟「どうせ売ったところで数百円にしかならないし面倒くさい。」

友人 「ジャケットとか持っときたいと思わないの?」

従兄弟「別に音楽が聴ければそれでイイよ。」

ちなみに友人の従兄弟は20歳だそうです。

このケースはちょっと極端な話しの様に感じる節もあるんだけど今の10~20代前半の人の
音楽に対す想いとか感覚って意外とこんなカンジに近いのかなって考えさせられました。

音楽ってもともとカタチがないものなんだけど、CDやレコードなど音楽が視覚として
感じ取ることが出来る唯一なモノだと思うのですが、音楽を聴き始めるのがいきなりデータからだと
はじめからジャケットやディスク自体になんかに執着心なんて全然無いのかもしれませんね。
もうオイラとは音楽に対す価値観とか概念が根本的に違うということを実感しますね。

また、音楽業界ではCDの販売枚数が激減していると言われていますが一方、音源データの
販売数はすごい勢いで伸びていますからね。 
さらにすんごいのがケータイからの楽曲の購入がドえらい数字になっていますね。
オイラはケータイから曲を一度も買ったコト無いけど中学生の甥っ子はレンタルCD借りるより
ケータイから曲をダウンロードして購入する方がはるかに多いということを聞きました。
iTMSのダウンロード数が絶好調といってもケータイからダウンロードして購入される楽曲の方が
約5倍ほど多いってニュース記事を先日も読みました。

レンタルCDS 1枚 約100円
iTMS 1曲 約150円
ケータイ   1曲 約300円

ちなみに音質のクオリティは、価格と反比例して高くなるほど悪くなってるのが
不思議です。

さらに・・・
CDS(購入) 1枚 約800円
12" single 1枚 約1000円

こうやって見るとアナログレコードが一番高価なんですね。
もう音楽メディアのなかでも1stクラスな感じです。
なんだかレコードは富裕層な人の音楽メディアみたいですね。
実際、良いレコードをたくさんコレクションするって裕福でなくては出来ないところも
ありますしね。(レコードを買いすぎてお金がないって言う人は多いのですが・・・)

オイラは好きな楽曲のレコードが、ズラ~~~って並んでいる方が好きなんですが
今の若い人は、CDなんて部屋のなかに一枚もない方がCOOLなのかもしれません。
だけど、おしゃれな部屋なんかを紹介している雑誌とかでは、アナログレコードが
その部屋のインテリアのアイテムとしてさり気なく置いてあるのなんかを見て
「レコードって特別な存在」なのかなって感じたりしています。
個人的には、レコードって決してファッショナブルな存在のモノではないと思っていたのですが
もしかして最近だと「レコードで音楽を聴いてる」っていうスタイルは、iPodやケータイ、CDで
音楽を聴いている人から見れば「音楽にこだわっている=スタイリッシュ」なコトに
なっているのかな~なんて思ったりします。 
実践している本人は全然そんなこと考えてないけどね。
だけど音楽に対する価値観ってここ最近では急激に変わってきているのは確実でしょう。


今回紹介するのは
SKYY / FIRST TIME AROUND
SKYY / FIRST TIME AROUNDE の試聴

SALSOULから1979年にリリースされた12 inch singleです。
ちなみにこれはCANADA盤でしてUS盤に比べるとSONG TIMEが若干長くなっています。
レコードマニア的にゆうと「尺が長くなっている」ってヤツです。
US盤は6:46で、CANADA盤は9:04です。
SKYY / FIRST TIME AROUNDE(US盤) の試聴

音を聴いてもらえると解るのですが、アレンジやMIXも少し違うワケです。
一般MUSIC リスナーには全然どうでもいいコトなんですがレコード好きはこういったコトに
すごくコダワリがあります。

日本のiTMSでSKYY / FIRST TIME AROUND を探しても曲自体が存在しないですね。
アメリカのiTMSではちゃんと曲が販売されていましたが、SONG TIMEが9:04のCANADA盤のバージョンでは
ありませんでした。
USA盤/CANADA盤の曲の評価や好みは個人で分かれると思うんですがレコード会社もホンキで
ダウンロード販売に力を入れるのであれば存在している様々なバージョン全て販売をしたら
いいと思うんですけどね。
レコードなんか全然興味がない人が、例えばどこかでCANADA盤のバージョンを聴いて
「良い曲だな~欲しいな・・・」って思ったところで手に入れられるCDやMP3の販売がなければ
もう入手の方法はないってことですからね。
それでLIME WIREとかで探してあればダウンロードするわけでしょ。
そういった行為をレコード会社は「違法だ!」って言う前に、ちゃんと色々なバージョンの曲を
正規で販売している受け皿を用意してからにして欲しいですよ。

だけどちょっとnextで扱っているレコードを数タイトルiTMSで検索したのですが
全然曲が揃ってないですね。
アメリカのiTMSはまだマシだけど、日本のiTMSは、CLUB系の曲に関しては絶望的ですね。
洋楽好きは、まだまだダウンロード販売に関してはフラストレーションたまりまくりでしょう・・・





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渋谷next recordsが、運営しています。







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「再発ってなんですか?」とか「プロモってどういう盤なんですか?」って
お客さんから尋ねられて気がついたのですが、今ってレコードを購入する側にも
ソレ相応の知識を求められているような気がします。

例えば、結構、値段のはるオリジナル盤を購入してもオリジナル盤と再発盤の違いを
理解していないとホントに手元にあるレコードが本物のオリジナル盤か、
そっくりなブート盤(偽物)か判らなかったりするんじゃないでしょうか。
ヤフーオークションに出品されているレコードを見てても明らかに出品者の知識不足によって
ブート盤が「オリジナルです!」というの説明で出品されていたりする事をよく見かけます。
購入する人も 「オリジナルって書いてるし大丈夫だろう・・・」ということで落札されることも
頻繁に見ますしね。
ブート盤をオリジナル盤と偽って売るという明らかに悪意のあることばかりじゃなく ただ単に
「知らなかった」
という理由から本来のオリジナル盤に比べて価値がそれほどでもないレコードが、
理解のないまま勘違いでやりとりされるのは、なんかレコード屋としては釈然としない
気持ちがあります。

また、レコード屋では当たり前の様に「カットアウト」や「パンチホール」なんていうコトバを
使っていますが、普通にレコードを買っている人のすべてがその意味をちゃんと知っている
ワケではないんだなというコトも気づかされたりします。

プロモのレコード盤のコトを
「プロモ盤しか出ていない(正規盤はない)レコード」という風に理解している人は
お店に立っていて結構多いんだなと気づいたりします。

今ってひとつのタイトルにしても複数のレコード盤が存在しているじゃないですか。
極端な例えだと、USの正規盤とプロモ、UKの正規盤とプロモ、その中にもピクチャージャケットが
ついているものや、穴あきジャケットにステッカーが貼ってあるモノ。
オリジナルのレコード盤に加えて再発やブート盤があってそれぞれの業者が違うため
イロイロなパターンでブートが作られていて更にオリジナルの盤にはないMIXや
LPにしか収録されていない曲がカップリングされていたりと、とてもじゃないけど一般の人には
すべてを把握出来ない、まさにカオス状態ですしね。

オイラが、next recordsを営む前の10数年前の一般リスナーだった頃は
オリジナルの盤でもUS盤とUK盤が並んで売られることはあまりなかったし
プロモなんて新譜のレコード屋で売っていることもなかったし、
ブートのレコードも明らかに見ればすぐに判るような稚拙なモノしか存在しなかったですからね。

その当時は、レコードの購入に「どのレコードにしようか・・・」なんて
選択が出来るほど、同じタイトルのレコードの種類がなかったので悩むコトなどなかったし
ブート盤を騙されて買うコトも今より少なくて平和でしたけどね。
なんでこんな風になっちゃったんだろうな・・・と正直考えさせられるたりもします。

今ってレコードの情報ってインターネットから仕入れることがすごく多いと思うのですが
ちょっとレコードのことが判らなくてもGoogleなどで検索していくつかのサイトを見れば、
大体のことはすぐに判るようになっていますよね。
だけど、より深いマニアックな情報になると意外と探しても見つからないことが多いと感じています。

お店に来てくれるお客さんからは
「再発(ブート盤)とオリジナル盤の見分け方教えて欲しい」って頻繁に訊かれるんですが
レコードのタイトルごとに見分けるポイントが違うので、全てに共通している事項なんてないんですよ。しかしこんなことGoogleで調べても的を得たサイトが結果として出て来ませんしね。
専門的すぎてそういったサイトを作っている人がいないのかもしれません。

レコードを最近買い始めたという人もインターネットのおかげで、興味のあるレコードの
幅広い知識をカンタン得ることが出来るようになったけど、より深い情報を知るには
それなりの経験や見極めの眼力が必要なんでしょうか。
音楽って本来そういったモノではなかったんだけどレコードというメディアに限っていえば
マニアックな話になっていくんでしょうね。

今回紹介するのは
ETERNAL / POWER OF A WOMAN



R&B曲のレコードの中では定番ですが、今回のテーマの例え話として伝えるのはいいレコードです。

フツーにこのレコードのことをGoogleなどで調べると、
2nd ALBUMからのカットのシングルであるとか、デビューした時は、4人組でその中の唯一の
アイドル系ルックスのLOUISEが抜けて大変だった頃の曲であるとかそういったことは
カンタンに解るのですが、この12インチシングルには4つのREMIXが収録されていて、
3つがHOUSE MIXで、のこり1つがR&B系のMIXになっているというこのアタリの話までは
レコードが好きな人にしか知られていない話です。
しかも唯一のR&B のMIXがD.A.R.C. R&B MIXといって悪くはないんですが、
イマイチ盛り上がりにカケルMIXなんですよ。
この曲の良さと言ったら、やはり華やかさがあるRADIO MIXなんですが
どういうワケか正規盤のこのレコードには収録されていません。
RADIO MIXというバージョン名の12インチシングルはプロモ盤にのみ収録されています。
「じゃ、RADIO MIXを手に入れるには、POWER OF WOMANのPROMOの12インチを探せばいいんだな」
となりますがPROMOは、2種類存在していてRADIO MIXが入っている盤と入っていない盤が存在します。

更にツッコンだ話をすると、この ETERNAL / POWER OF A WOMAN の正規盤の12インチですが
実は、ジャケットには、D.A.R.C. R&B MIX とクレジットされているのですが
初回のプレスの盤だけプレスミスで RADIO MIX が収録されている盤が存在しています。
なので、レコード屋でPROMOを探していて、正規盤がひょっこり出てきても
「なんだ正規盤か・・・」と諦めるのは早計です。 
運が良ければ初回プレスの盤でRADIO MIXが収録されているかもしれません。

また、この正規盤には見た目がまんまそっくりなブート盤が存在しています。
オイラはブートを見ればすぐ解るのですが、一般の人にはなかなか見分けがつかないみたいですね。
ブート盤のジャケットの紙は、オリジナルのジャケットの紙に比べてテカっているので
解るのですがオリジナルを持ってない人にはそんな事をいっても伝わりにくいようです。
決定的な違いは、盤のレーベルの周りの無音部分にあるレコード番号の刻印が
オリジナル盤はタイプライターで文字を刻印してあるのですが、ブートは手書きでレコード番号が
刻まれています。

こういった話は、結局サイトでは見つかりませんね。
だけど、オイラがここで書いちゃったのでもうそんなことはないのですが・・・

今だとFUNKY MIXのレーベルをパクッた様な情けないブート盤も出ていますね。
その盤にはSPECIAL REMIXとかとかALBUM VERSION, DMC MEGA MIX なんていう
オフィシャルであるEMIから出ていないMIXが収録されていますね。
ブート業者さんもゴクロウサマです。





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仲のイイ友人が、あなたのレコードを
「今度●●●でDJするんだけどその時さ、XXX(レコードのコト)をかけたいんだよ。
オレXXXもってないんだよね~。ワルいんだけどキミのXXXその時貸してくれない?」
いや~よく聞くはなしです。
そんな時 その友人にレコード貸してあげますか?

かなりの高い確率で貸したレコードは
「返ってコナイ」
とオイラの経験上ハッキリと言えます。
「そりゃ、アンタの友人関係がワルいんでしょ」
とツッコミも入るかもしれませんが、事実貸したレコードが返って来なかった
というハナシはよくあります。
「借りパク」ってコトバはまさにレコードのためにあるような気がするくらい頻繁に
あると思いますよ。

まぁ、似たようなハナシは CD,DVD,ビデオ,書籍 などいずれも記録系のメディアに多くみられますね。
「返してくれ!」
って面と向かって言えばいいんだけど、自分にそんなにひっ迫した状況になかったり、
貸した相手の誠意を信じてたりして、レコードを貸した方も
「とりあえず、急いでないしまぁいいか~次でも・・・」
って状況になりやすいんでしょうね。
レコードを貸した方は、ゼッタイに貸したことを忘れてないんだけど、
借りた方は、結構忘れていたり、返すのをいつでもイイヤと軽く考えているんですよね。
借りた方もはじめからパクる気があったハズではないですしね。
「悪意がない借りパク」っていうのも結構困るんですよ。

ホントは貸した方が立場は上なハズなのに
「返してください・・・」
ってカンジに逆転しているおかしな関係になってますね。
「早く返せよ!」
と強く言えればいいんだけどその友人との関係がワルくなるのを気にして
なかなかそう言う風に言えないですしね。

大体借りてまでPLAYしたいレコードって「何ソレ?」 ってカンジもしますけど。
そんな自分の身についていない曲をPLAYしてサイコーなものが出きるのかどうか?
という疑問もありますしね。

借りる方は、安易に考えて「そのレコード貸してほしい」って言ってるみたいだけど
オイラなんて経験上、「貸したレコードは返ってこない もしくは なかなか返ってこない」
というのが解っているので必ずこう言います。
「ゴメンね、オレ、レコードは貸さない主義なんだ」ってね。
あ~もう断る理由をまで考えなきゃイケないのもかなりうっとうしいのですが、
レコードは貸し借りするものじゃないってのを常識として徹底して欲しいと思います。

お客さんから聞いたハナシだけど、
「友達に貸したレコードがなかなか返ってこないんですよ。
それで先日、一緒にレコードを掘りに行った時、貸したレコードが出てきたので
『ホラ、このレコードあるよ』って友達に見せたら『あ~オレそのレコード持ってるょ』って
言われたんですよ。
そりゃ 『オレがアンタに貸したヤツだよ』って冗談っぽく言ったら
『違うよ▲で2800円で買ったんだよ』って言われたんですよ。」

「フザケんなっ!」ってカンジですね。
レコード一枚で人間関係がおかしくなるなんてちょっと悲しいですね。

だから大事なレコードは、貸してはイケないとハッキリ言います。


今回紹介するのは
RISCO CONNECTION / IT'S MY HOUSE
RISCO CONNECTION / IT'S MY HOUSE の試聴

今回、述べたことってレコード好きなら多かれ少なかれ必ずあるコトだと思うのですが
いかかでしょうか。
こんなことを言っているオイラですら貸してかえってこなかった「借りパクされたレコード」は
かなりの数にのぼります。
しかも、どのレコードを誰が持っていったというのを全て覚えていますよ。
オイラも人間関係を大切にしたかったのでそんなに強くは言いませんが
それとなく遠回しに相手には「返して欲しい」ということをやんわりと言ったのですが
8割くらいのレコードは返ってこなかったです。
結局、オイラは同じレコードを買い直すハメになったのですが、まだ、手に入れるのが
比較的容易なレコードだったのでマシでした。

オイラの知人なんて今回紹介しているレコードを借りパクされました。
その知人は、お店で働いていてそこによく来る常連のお客さんに「貸して欲しい」って
言われて快く貸してあげたら、それから一切、お店にこなくなったって言っていました。
もう、借りた本人も初めから「借りパク」するつもりはなかったと思いますが
時間の経過とともに、知人のお店に行きづらくなってそのまま結果として「借りパク」に
なってしまったのでしょう。
このRISCO CONNECTIONのレコードのことを知っている人は分かると思うんですが、
フツーに探してもなかなか見つからないレコードです。 
しかも見つけたとしても「もう一回買い直そう」と思うのがイヤになるほど高額な
レコードなので現実的には買い直しは、かなりキビシイレコードです。
オイラの知人もRISCO CONNECTIONのレコードを見るたびに、当時のイヤな気持ちを
思い出すようです。

だけど、もし、初めからレコードの貸し借りなんてしなかったら、人間関係がおかしくなること
なんてなかったと思うんですよ。
レコードがキッカケで友人との関係がおかしくなるのだったら絶対にレコードの貸し借りは
しない方がいいですね。





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最近、ますますHIPHOP系のDJさんの間でSERATO等PCでのDJ PLAYの導入がすすんでるようですね。
このブログにも珍しく入ったトラックバックを見てみたら、デジタルプールやスクラッチライブが
テーマのブログでした。
オイラがスクラッチライブのコトを知った2006年の初頭では、そう言った事をテーマにした
ブログなんて全然、Googleとかでは引っかかっらなかったですからね。
それが今じゃスクラッチライブの話題をテーマにしたサイトがかなり多くなったようです。
以前にも書いたコトありますがデジタル、アナログ、のハナシには賛否両論ありますね。

ところで、先日何人かの現役のDJさん達に訊いたんだけど
「自分がレコードからリッピングしたデジタルデータって友達とかにコピーして、あげたりするの?」
っオイラの質問に全員が
「ゼッタイにあげないっすヨ~」
って答えてたんです。
理由は、 自分なりに苦労して納得出来る方法で取り込んだデジタル音源をそうやすやすと
友達と言えども簡単にはコピーさせてたまるか
というコトでした。
じゃあ、自分でリッピングしてないライムワイヤーとかで拾った音源ならどう?
って聞くと
「あ~そんなデータなら全然あげますょ」 ってコトを言ってました。

CDから単純にコピーしたモノとか拾ったデータとかは、全然他人にあげるのはOKで
自分がアナログレコードからPCにレベル調整やイコライジング処理など苦労して編集をした
データってのは他人にはあげたくないってコトですね。
まぁ、そう言ったDJ達は音質にも超こだわりを持ってるのでAIFFやWAVデータといった
高音質の音源を保存して使ってるとのコトでした。

同じ曲をアナログレコードからデジタルデータにリッピングしても
そこに自分なりのこだわりのノウハウ(編集処理やイコライジング等)が入ると
自分だけのオリジナルのデジタル音源になると言うことですね。
確かにそのような手の込んだ音源には取り込むためのアナログレコードの購入費や
デジタルデータに変換する為の手間などたくさんの曲の音源を持っている人ほど
膨大なお金と時間と労力がかかっているワケです。
例えばレコード3000枚持っているDJが全部をデジタルデータに変換しようとしたら
一曲5分の曲だとセッティングや保存の時間を入れて倍の10分はデジタル化に要するワケです。
一時間に6曲しかリッピング出来ないとなると全部のレコードがデジタルデータになるのに
気の遠くなホドの時間を要することになるハズです。
その上に、12インチシングルに入っているアカペラやREMIXなんかもデータ化しようとしたら
更に時間がかかりますしね。
こんな風に手間がかかった音源だとお金に替えられないホドの価値が出てくるのもわかります。

オイラがヒアリングした彼らDJが言ってたのは
「テキトーにDJやっているヤツほど簡単に『あ~その曲カッコいいね~コピーしてくんない?』
なんて軽々しく言ってくるんですよね。 真剣にDJしている者同士ではいくら友達でも
そんなコトゼッタイ言わないですからね。」
と言ってるのが印象に残りましたね。

アナログレコードでDJしていた時代は、カッコイイ曲のレコードを持っていてプレイ出来る
というのが特権だったんですが、デジタル音源でのプレイだとDJ歴10年のベテランも
昨日初めてDJセットを手に入れた人も極端なコトを言えばコピーするだけで同じ音源を持つことが
可能なワケです。
何年もの長い間、時間をかけて集めた音源も一瞬にしてコピーで手に入れる事が出来るって
実際、 どうなのかな? と疑問が残ったりします。
「音楽ってコピーするだけで、自分のモノになってしまうものなのかな?」
って考えさせられます。

先日読んだ、DJ PREMIRE のインタビュー記事で興味深い事を彼が言っていたので要約しておきます。
「スクラッチライブのような機材は、俺たちのようなDJにとっては素晴らしいモノだが
スキルのないDJにとっては最悪な機材だ」
と言ってました。


今回紹介するのは
NAS / LIFE'S A BITCH
NAS/LIFE'S A BITCH の試聴

Digital化に関してはちょっと気になるコトがあります。
DJがイイ曲のレコードを「掘る」と言う感覚というのは、音楽がどんどんデータ化していく中で
今後どうなっていくんだろうなと思います。
レコードやCDのようにカタチのあるモノなら例えば、レコード屋でレコード盤を見ていて
「ん?なんだコレ?もしかしたらイイ曲かも?」
っていう直感や気になるプロデューサーの名前がクレジットに書いてるのを見て
「ちょっと聴いてみよう」
なんてアクションになると思うのですが、デジタルデータになると山のようなデータの中から
直感で気になる曲を引くことが出きるのかな?

iTunesでのPodcastやLimeWireのMP3のダウンロードにしてもデータに付けられたタイトルや
ちょっとの説明だけという少ない情報ではカッコいい曲を見つけるコトは
かなり難しいんじゃないのでしょうか。
つまり音楽のデータってアーティストと曲名が判ってはじめて探すことが出来るワケで
レコードならジャケットやレーベルを見て
「オッ?」
って手を止めてマジマジと見れるけど音楽データにはあまりにも情報が少なすぎて
たどりつくのが困難なように感じます。
データに付けられたタイトルだけでその音楽の雰囲気を感じ取るのは不可能ですからね。

例えば、このNAS LIFE'S A BITCHのこの曲を知らなくてもジャケットを見ただけで
「なんか、ヤバイ雰囲気が出てる・・・」って感じないですか?
こういった感覚ってデジタルな音源データには感じ取ることはやはり出来ないですよね。

iPodのTVCMでも大量のレコードジャケットがiPodの中に取り込まれているイメージを
出していましたけどジャケットやセンターレーベルってその音楽のアイコンなんだと思います。
オイラなんてWARNER BROTHERSの道の両側に木が立っているビジュアルのレーベルや
古いタイプの白いELEKTRAのPROMOのレーベルを見ただけで
「この曲どんなんだろ?聴いてみたいな・・・」って感じますからね。




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お店に来てくれたお客さんに
「この曲、ダレのなんて曲なんですかね?」
と言ってハナ歌で
「フフフ~ン♪」
ってやってもらうコトがたま~にあります。
他のお客さんがいるとちょっとハズカシそうですがその曲名をどうしても知りたいので
ある意味切実なので一生懸命ハミングしてくれます。

そのハナ歌を聴いて
「あ~それは●●●●だょ」
とすぐに判ればイイんだけど、レコード屋と言えども必ず全ての曲が判るワケじゃありません。
もう一回も聴いたこと無いような曲に関しては、
「ん~ちょっと聴いたことないんでわかんないですね。」
とアッサリ話は終わるんですが、聴いたことあるのにアーティスト名や曲名が
出てこないトキはかなり気持ちが悪いんですよ。

知っている曲なのに出てこない・・・
喉元まで出てきているのに・・・
お客さんには、
「ゴメンね~知ってる曲なんだけどちょっと思い出さないよ。」
って言った後もず~っと頭の中でその曲のメロディーがその日一日ループして
気になって仕方がないんですよ。

こういったコトって音楽好きな人にはよくあると思います。
インターネットの検索ってアーティスト名やソングタイトルのどちらかでも
判ればすぐに検索して調べるコトが出きるけどメロディーしか解らない場合は、
お目当ての曲にたどり着くにはなかなか厳しいモノがありました。
mixiのコミュニティーで「わからない曲をみんなの知識で教えてあげよう」ってのが
あるんだけど メロディーを文字にして表現しなきゃイケないのでやはり無理があります。
「音的に90年代のR&Bで女の子ボーカルでサビで、チャンチャカ チャンチャカ
ラビンユゥ~ ベィベェ~♪って言う曲なんですけどダレのなんて曲か教えてください!
ず~っと探しています!お願いします!」
って書かれても正直お目当ての曲にたどり着くにはかなりキツいと思います。

そういった悩めるミュージシャンラバーの疑問に答えてくれるサイトがつい最近出来ました!
midomi(ハナ歌検索ミドミ)

カンタンに説明すると、midomiのサイトにアクセスして
パソコンにマイクを繋いで、録音ボタンをクリックして知りたい曲をマイクに向かってハナ歌で
「フフフ~ン♪」
とハミングすると
「その曲はコレじゃないですか?」
って具合に該当する候補の曲を何曲か表示して教えてくれるってサービスです。
オマケに候補の曲がオンラインで聴けて確認出来るんですよ。
その先にはま~サイトでCD購入や音源ファイルの購入といったオンラインショッピングに
繋げるというビジネスがあるわけど、わかんない曲をハナ歌で調べて教えてくれるという
サービスは音楽好きにとってはかなり有意義だと思います。

早速、オイラもどれくらいの精度でちゃんと曲を当ててくれるのか試してみました。
まずは、MARY J REAL LOVE
マイクを使ってサビのパートを適当に20秒くらいハミングすると結果が表示されます。
お~正解です。
だけど候補として一緒に MARIAH CAREYのWE BELONG TOGETHERまで挙がっているのは
なんでだ?
何曲が知っている曲で検索してみて解ったのですが同じ曲でもどのパートを
ハミングするかで検索結果が変わってしまうようです。
メロディをハミングするよりヴォーカルをハミングした方がいいみたいです。
チョ~有名な曲で知っている曲をハミングして検索結果に出てこないと
「オイラってもしかしてオンチ?」って自信が少しなくなりますが・・・

次にMICHAEL JACKSON HUMAN NATUREを試してみるとこれも一発正解。
ん~気がついたのですが本家本元のMICHAEL JACKSONのHUMAN NATUREの下側に
4人のその他の人がハミングしている曲が挙がっているのをみると
どうやらmidomiのアカウントを作ってメンバーになれば自分の声を録音して
公開することが出来るようになっているようですね。

今の時点では、サイトが出来たばっかりなので検索の精度は必ずしも高いわけではないのですが
こういうサイトって色々なデータを集めることによって検索精度を向上させるような作りに
なっていると思うので今後に期待ですね。

ところで候補に挙がっている曲を本家の曲と聴き比べたりすると
「ホ~この曲とあの曲はちょっと似ているな・・・」
とか「こんなカバーがあるんだ~」
なんて新たな発見も有ったりするとこなんてちょっとした副産物的な使い方も出来ますね。


今回紹介するのは
LL COOL J / MAMA SAID KNOCK YOU OUT
LL COOL J/MAMA SAID KNOCK YOU OUTの試聴

もうなんてことないLL COOL Jの定番曲なんですが、今回紹介したmidomiで
「RAPは、検索にHITするのか?」という疑問があったので解りやすいところで
LL COOL J / MAMA SAID KNOCK YOU OUTを選んでみました。

結果は一向にLL COOL J / MAMA SAID KNOCK YOU OUTが表示されません・・・
表示されたのは下記の通り・・・
NOTORIOUS B.I.G. IT HAS BEEN SAID
AKON BLOW AWAY
EMINEM LOVE YOU MORE
50 CENT I DON7T NEED 'EM
BOB MARLEY & THE WAILERS BUFFALO SOLDIER

NOTORIOUS B.I.G.や50 CENTが結果に出ていると言うことはRAPということは
認識しているようです。
だけどBOB MARLEY の BUFFALO SOLDIER ってのはかなり疑問ですw

あらかじめテキスト検索でLL COOL J MAMA SAID KNOCK YOU OUTがデータベースに
レコードされているのを確認して鼻歌を歌っているのでオイラの鼻歌が正解ならば
確実に検索結果として出て来てくれるはず何ですが・・・

もう、ありとあらゆるパートを10回以上歌っても出てこなかった。
撃沈です・・・「お前の鼻歌がヘタクソだからだよ」って言われている様です。シュ~ン

ちゃんとメロディをハミング出来れば、歌モノはかなりの確率で当ててくれるので
やはりRAPはちょっと得意じゃないようですね。
確かにRAPのハミングして思ったのですが、かなりメロディが一本調子なので
歌モノの様にメリハリがない分難しいですね。

でも、単純に曲を探すだけでなく、結構遊べました。
真夜中に、LL COOL J / MAMA SAID KNOCK YOU OUTのレコードをPLAYしているのを
ヘッドフォンで聴きながらメロディをマイクに向かって何十回もハミングして
検索結果にMAMA SAID KNOCK YOU OUTが出てこないオイラの後ろ姿を見てカミさんが
苦笑してたのはハズかしかったですけどね。





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